管理人様
当方にも、『第二回扶桑書房一人展』目録が到着しています。
今回も、ちから業があふれています。
12月に、東京への予定は無く、1月は予定がありますが・・・一度は拝見したい展覧会です。
久方ぶりに、古書。
ようやく、雑誌「フーダニット」の全体が確定しました。
難物でしたので、うれしい限りです。何しろ、おもて表紙、
うら表紙、奥付けとすべて表記(巻号)がことなり、ダブりがあるので
確定は困難でしたが、休刊(終刊)を入手して、すべての謎がとけました。長くかかりました。
「扶桑書房目録」届きました。すごいラインナップですね。「新輯版薔薇刑」のあんなものまで・・・驚きです。
このところ暮は忙しくてなかなか上京出来ないのですが、展覧会(忘年会)の12月23日は祝日とはいえ平日なのでさすがに無理でした。残念。おそらく会場にはまだまだ掘り出し物がいっぱい並んでいるのでしょうね・・・ああ。
幻の本・珍本 へ『滿洲國各民族創作選集』を追加致しました。
http://kikoubon.com/kakumin.html
>peter-rabbit樣
今年の青空展の感想ですが、現場からも不滿の聲が聞かれたやうに、
靖國通の照明の配列が改惡されたため、暗くなると本がよく見えない
といふ點が大問題でして、全く古本祭なのに本を照らさずに車道を照らして、
一體どうしたいのか疑問でした。
特に、すからべ邊りの古い本にグラシン卷いてゐるやうな店は、
あたかもペガッサ星人のダークゾーンの如く、道の一角に底知れぬ闇が
擴がつてゐるばかりで、自前の照明でも持參しなければ到底見る氣にも
ならぬといふ始末、天候に惠まれたにも關はらず、もしも賣り上げが
今一つだつたら、それは全て照明配列改惡こそが原因と言つてよいでせう。
來年もこの調子でしたら、各自でヘッドライトを持參する必要がありませう。
>男爵探偵樣
詐欺を告發する暇もないくらゐ忙しいといふのは、いい事なのか惡い事なのか
よく分かりませんね。しかし、箱函詐欺の次は帶帶詐欺が現れさうな氣がします(笑)。
それにしても、自分が書いた文字すら月日が經つと判讀が困難になりますのに、
他人の日記の解讀は大變ですね。公開されれば、また斯界の大事件となりませう。
畠山清行といへば、中公文庫から『日本の埋藏金』の拔粹も出てますが、
これの單行本も高くなつてゐるやうですねえ。
それと先日、地元の均一棚で雜誌「天狗」を二册(第一卷第三號と第二卷第二號)拾ひ
ましたが、檢索したらここの過去ログの男爵探偵樣の書込みが引つ掛かりました(笑)。
もしかして專門店では高いのでせうか?
>ymnk樣
帶といへば、過日久し振りに五反田に行つたところ、本自體は至極ありふれた物で、
状態も今一つ、しかし帶がある、帶付きは生れて初めて見た、といふ本を完全に
帶目當てで買つて、歸宅後包装を解いたら、肝腎の帶が破れて半分無くなつてゐたので、
落膽し「ぬおおおおおお、何故だあああああ!!」と、思はず聲にならない叫び聲を上げて
しまひました。まるでゴジラに鋏をもがれたエビラの氣分、ほんと會計包装の時つて、
本を傷物にされるので要注意です。本の扱ひ方を知らないバイトが動員されるのも一因ですが、
寧ろヴェテランに見える人が一番本の扱ひが雜だつたりするので、
油斷も隙もあつたものではありません。
最近は口繪泥棒の横行で、監視カメラの導入も檢討されてゐるやうですが、
客の側からの本屋の監視も必要であると、聲を大にしたいところであります。
實際、帶付きを買つた筈なのに、開封したら帶が無かつたとか、袋に入れる時
引つ掛けて帶を破られたり、ぐしやぐしやにされた事もしばしば。
函の背が無くなつてゐた事すらあります。そもそも帶缺函背缺だつたら買ひませんし、
目の前で函を破壊しても濟まんの一言も無い。傷物にするなら値引しろと言ひたくなります。
もしも『魔群の通過』だつたりしたら訴訟沙汰になりかねないでせう。
まあ、本の扱ひが惡い客も多いのでお互ひ樣といふ事なのかも知れませんが、
うるさ方の諸氏が、最早決して古書展には行かないと仰るのも尤もなのかも知れません。
下手に捻られると不愉快なので、再度完本を入手するまで上記の書名は伏せますが、
果たして生きてゐるうちに(安く)發見出來ますかどうか。本自體は古書展で凡そ千圓程度と
思ひますが、今莫迦海女損で見たら全部二萬前後になつてゐて呆れました。
全く正氣の沙汰ではありませんが、この上携帶セドラーにまで狙はれたら嫌ですねえ(笑)。
>文庫中毒樣
今囘の青空展の收穫ですが、特選會場13册、鈴蘭通新本セール23册、路上ワゴン50册の
計86册ですが、ついつい買はなくてもよい本を買ひ過ぎて、うつかり豫算配分を間違へたため、
折角探求書が格安で出てゐたにも關はらず、買ひ逃すといふ失態を演じてしまつたので、
餘りベストとは言へませんが、その中で一番嬉しかつたのが、
増田五良『明治廿六年一月創刊「文學界」記傳』(聖文閣・昭和14年・500部限定版・カヴァー付)
を叩き賣り状態の最終日に五百圓で買つた事でした。
更に雅川滉『文學以前』(東學社・昭和9年・函付)署名入り千圓、
これは以前函背缺千圓といふのを迷つたすゑ見送つたものの少少後悔してゐたので、
もつと状態の良い署名入りを同額で見付けられて大いに滿足した次第。
他には木下杢太郎『雪櫚集』裸、久保田万太郎『心ごころ』、古泉千樫『青牛集』、
室生犀星『薔薇の羹』、『露伴蝸牛庵歌文』、『露伴蝸牛庵語彙』、村井弦齋『近江聖人』、
『木佐木日記』端本二册、岩切信一郎『橋口五葉の装釘本』署名入り等等。
それにしても、今ほど本の安い時代はないので、金とスペースと體力に餘裕があつたら、
この倍くらゐ買ひたいところですが、最近は重い物を擔ぐと足に來るやうになつて、
しかも痛みが一箇月も取れないのでは、そろそろ引退かなあと痛感してをります。
>たくりん樣
今年は雨も降らず天氣がよかつたので、てつきり來てゐないのかと思ひました。
しかし、人混みが嫌ひなのに、わざわざ青空展に出て來ても仕方ないでせう。
それとも何か別の目的があつたのでせうか。
どうせなら窓展か趣味展の時に出て來た方が宜しいのでは?
特選會場に、例の若冲展圖録が一萬八千圓で出てましたが、しつかり賣れたやうです。
しかし、最近の一番の收穫は、地元の書店で塔晶夫版『虚無への供物』(講談社・初版カヴァー付)
と康芳夫『虚業家宣言』(双葉社・帶付)を百圓均一で拾つた事でせうか。
どうも今年は『日本人靈歌』とこれで運を使ひ果たした氣がするのでF1は期待しないで臨む積りです。
>クレージーごん太樣
お宅の御主人樣が、新總理の影武者(別名扶桑太郎)に起用されるのではないかと危惧してをります。
どうも最近の首相は落ち着きがなくそはそはしてゐる、しかも休み時間には漢字だらけの古い本を
見てゐて、漫畫の話もゴルゴでなく鬼太郎ばかり、周圍の人間も別人ではないかと氣付き始めた頃、
演説で「全國の無名詩人の皆さん! 」と呼びかけて抗議殺到、やはり本物だつたと思はれたりする
のでせう。(ごん太殿がf1目録眺めて首を傾げてゐる畫像「猫に小判」ならぬ「犬に初版」希望)
管理人様
暖かくもあり、また寒さもあって、いささか冬らしくないので、古書あさりにはもってこいの日日です。
いまのところ、ふたりの探偵作家の日記のうち、一人は公開・印刷予定です。二人目の大物作家の日記は、読むだけで
公開まで行かないように思われます。しかし、いいですよ、ということで難関ではないようですが・・・、ねばり強く対処いたします。
その前に、講演を2回おこないますので(秘密に:笑)、それで可能になればいいと思っています。
雑誌「天狗」については、いずれ、全体を書きたいのですが、
「天狗」6冊、「天狗文庫」一冊です・・・、この雑誌はある雑誌からの改題ですので、そちらの改題前の4冊のうち、1冊は入手済みで、
残りが難関で、悪戦苦闘中です(笑)。全部完全収集しないと落ち着かない性分なので(苦笑)。
お手元のうち、2巻2号が終刊です。そこそこの値段です。
畠山清行については、これも難関で、完全収集までいかなくて集まるまで書けませんので、これも苦戦しています。
彭城管理人様
今年は出張のため青展には参加できずでしたが、照明が暗かつたとのこと、矢張り、景気を反映しているのでせうか。
男爵探偵様
我々も知つてゐるやうな作家の日記でせうか?公開が楽しみです。
青展、ついこの間のことであるのにもうはるか前のことのように思われますね。安く探していた星川清司「小村雪岱」(平凡社)函帯1000円が嬉しかったところでしょうか。ところで、それはまた悲惨な話ですね。さすがに帯を破かれたりとかいうことは今まで一度もありませんけれど、今後会計時には睨みをきかせることにします。
管理人様
重い物を担いで足の痛みが1ヶ月も取れないとの事・・・実はワタクシも1ヶ月ほど前、重い物を持って腰をやってしまいました。寸止めでしたが後から痛みが出て、翌日病院へ。痛み止めの注射を腰に2本打ってもらい、それからズッとリハビリに通っております。とりあえず今年いっぱい通うつもりですが、最近はこのマッサージが気持ちよくて、楽しみのひとつとなっております。
>人混みが嫌ひなのに、わざわざ青空展に出て來ても仕方ないでせう。
まったくその通りでございます。毎年恒例の古本祭りは兄のために上京しているようなものでありまして、時には兄を神保町へ放置して自分だけ中央沿線へ向かう事もしばしばあります。
ワタクシがいちばん落ち着くのは、たまの日曜、夜11時過ぎに件の「黄色い看板のお店」に入り、閉店までの小1時間、ゆっくり棚を見て廻っているときでしょうか。昼間混雑しているであろう広い店内もこの時間になると閑散としていてお客も3,4人くらいしかおらず、ゆっくりのんびり誰にも邪魔されず嘘のように落ち着けます。
それにしても「虚無への供物」が100円ですか・・・(笑)。古本祭りでも100冊近いお買い物をされたそうですが、普通に考えれば3年分くらいの運を使い果たしたのではないでしょうか(笑)。
管理人様
箱には泣かされます。箱付であったものが、再出荷時にカバー付になってしまうものがあると、両方入手しないとおさまりません。
帯にも・・・、これは新刊でも、とりおきでも帯が変にまがってしまいますので、近頃では、慎重にセロファンをまいていてくれます。
Peter-Rabbit様
大物探偵作家の日記、この私が、公開の手はずができるか・・・、
という大問題があります(笑)。つまり、役不足ということですが。
まあ、日記の存在には奇蹟に近いものがあって、探偵小説揺籃期(大正、昭和前期)と繁栄期、の探偵作家たちのうごめきが手に取る
ようにわかりますので最初の読者としては、興奮気味です。
ymnk様
やはり、東京の古書展に行きたくなります。
金欠が一番の問題になりそうです。
たくりん様
書物と腰・・・。意外と重いのが古書ですね・・・、長年にわたり水分をすっているので、重くなるようです。
あと一週間ですね。
こちらもまた金欠統制令発令中でして、あれこれと本を売ろうとするのですが、そもそもが痛みやら外装欠といったB級品ばかり、果たして年を越せるのかというのが現在の課題です。
ymnk様
全くその通りです・・・。B級には当方も悩まされます。
処分しても、高評価にならないので・・・。
しかし、時には、オークションで、当方が長く探していたものが安く、他の人にばれなくて、一週間、そして、先方が2日
延長しても、最初の価格のままで、入手することが先日ありました。
本来なら、高額になるものの、誰も気つかなかったことに驚きました。いえ、耶止説夫関係のものです。
このあたりの文献をようやく書けそうな気がします。
年末になり、随分、雑誌の欠号が埋まったり、あらたに雑誌収集に乗り出したりと、何も考えずに邁進中です。
一月には、ヒミツのケンミンショウが、東京であるのでそれも資料整理しています。
管理人様久しぶりのご登場ですな。ほぼ2ヶ月ぶりは最長不在期間の新記録では?管理人さんのショットガン−パスがないと、書き込みも盛り上がらないですね。
神田古本祭りときましたね。温故知新は私の得意とするところですが、最近は「アハ病」が進んでおりまして、あの時購入した本は棚のあちこちに分散してしまい、どれを購入したのかだいぶ思い出せなくなってしまいました。
かすかではありますが、岩倉政治のものや、紅葉縮刷版全集、志功装丁本(いずれも持っているものの買い替え)、文庫本などを買い込んだ記憶が残っております。
東京滞在中に、宅急便5回分自宅に送りつけました。管理人さんの86冊にはとりあえず負けたと言っておきますけれど。購入されたリスト中では「近江聖人」は覚えていますが、既に持っていましたのでパスしました。
本の重みが体にこたえるようになったら、悪いことはいいませんからそろそろ引退か、文庫本への転向がオススメです。
中華料理店では久しぶりお会いした皆さんから楽しい話を聞かせていただいて感謝しています。来週の忘年会も期待していますが、連絡はまだかいな?
ごん太へ
あんまり近くで本をよんでいると、近眼になってしまうよ!
稀少雜誌へ「クロネコ」を追加致しました。
http://kikoubon.com/kuroneko.html
幻の本・珍本 Uへ素木しづ「三十三の死」を追加致しました。
http://kikoubon.com/sanjyuusan.html
幻の本・珍本 Uへ中務保二「凍原」を追加致しました。
http://kikoubon.com/tsundora.html
宮内寒彌 單行本書目へ「秘境を行く」を追加致しました。
http://kikoubon.com/miyauchi.html
濱野健三郎 單行本書目へ「あゝ満洲」を追加致しました。
http://kikoubon.com/ha_mano.html
幻の本・珍本 Tへ小島利八郎「宣撫官」を追加致しました。
http://kikoubon.com/sembukan.html
幻の本・珍本 1へ衛藤利夫「満洲夜話」を追加致しました。
http://kikoubon.com/manyawa.html
稀少雜誌へ「北方詩脈」を追加致しました。
http://kikoubon.com/hoppoushi.html
幻の本・珍本 1へ大内直通「肉體の戰史」を追加致しました。
http://kikoubon.com/nikusen.html
幻の本・珍本 2へ田山花袋 「春潮」を追加致しました。
http://kikoubon.com/shunchou.html
幻の本・珍本 Uへ徳田秋聲「出征」を追加致しました。
http://kikoubon.com/shussei.html
稀少雜誌へ「満蒙評論」を追加致しました。
http://kikoubon.com/manmou.html
和田傳 單行本書目へ「日本農人傳」全五巻を追加致しました。
http://kikoubon.com/wadaden.html