個人的に応援をしている西村賢太の新刊「小銭をかぞえる」が出ましたので紹介いたします。 文藝春秋刊 定価1571円+税 書店にてお求めください。
貴公 凡様
新刊がでましたか、私もファンです。いい作家です。
今でも、目の届くところに、雑誌「田中英光私研究」全8輯が並んでいます。最後は、平成8年でした。
あれらもいい研究本でした。その後の活躍には驚きました。
平積みになっているのを見て即購入しました。
既刊も全て購入しております。
辻潤 單行本書目へ参考文献を四点追加致しました。
http://kikoubon.com/tsuji.html
辻潤参考文献興味深く拝見しました。このコンテンポラリー・サイエンス・シリーズ版の初版は1898年のようです。このシリーズ確か漱石文庫にもあったと思いますが、当時けっこう読まれたものなんでしょうかね。
ymnk様
流石に研究者だけあって深い処まで探っておりますね。
このWALTER SCOTT PUBLISHINGという出版社の書籍は当時相当数日本に入って来た様で、小説、詩集等は日本でもよく見かけます。
参考文献にセナンクールの「オーベルマン」初版を追加致しました。
http://kikoubon.com/tsuji.html
貴公凡樣
宮内寒彌單行本書目で、『七里ヶ浜』が『七里ガ浜』になつてをります。
>Peter-Rabbit樣
先日、鬼(面)編輯長より、最近は何か掘出物はないのかと御下問が
御座いましたので、詰らぬ物ですが一册御紹介申し上げます。
◎僧レウイス『ロザリオ』水上齊譯(新榮閣・大正13年)
言はずと知れたマシュー・グレゴリー・ルイス『マンク』の初譯版、
省略だらけですので、資料的價値しかありませんが、再版とはいへ
函付きで百圓なら、何の文句も御座いません。
いや〜、何か昔の宗教文學の類ひかと思つて手に取つたら、
やれアンブロジオだマチルダだロレンゾだなんて名前が出て來て、
何、これ「マンク」でないの! といふ事で飛び付くやうに購入した次第。
しかし、この新榮閣、谷崎の『小さな王國』復興版とか、佐佐木孝丸譯の
モーパッサン『脂肪の塊り』とか、コナン・ドイル『奇怪の足跡』等を
出してゐて、ちと氣になる版元ではありますな。
>海神竹内方樣
先日は御不要の雜誌をお譲り頂き有難う御座いました。
そちら樣には既に價値なき雜誌だつたので助かりました。
こんな物まで捻る店が多くて、困つてゐるところでした。
まだこんな世界に未練があるのかと嘲はれさうですが。
それにしても、本が溢れて見たい物が見られないのは、
自分の部屋だけかと思つてゐたら、最近はどこかの古本屋も
すつかりそんな状態だつたので、些か心配であります(笑)。
資生堂の福原信三は「塵一つで客十人を失ふと思へ」と言つたさうですが…
>男爵探偵樣
早速お調べ頂き恐縮に存じます。
なるほど、高いとは言つてもそれくらゐの價格で押へてをられるわけですね。
大變勉強になりました。それにしても、HPBの函を餌にした詐欺が存在するとは、
正にミステリーですな。是非どこかに顛末を書き殘しておいて下さい。
>ymnk樣
こちらは松井籟子『淫火(みだらび)』(譚奇會/三崎書房・昭和46年)
なんて代物を拾つてしまひました。
昭和28年に「奇譚クラブ」に連載された、責め小説の濫觴ださうです。
こんな物まで買つてゐるから、自分の部屋に入れなくなるのですが(笑)。
>文庫中毒樣
すると、HPBのSFに五千圓以上出された事がおありなのでせうか?
この邊は既に完蒐濟みなんでしたつけ?
>T G樣
こちらではお久し振りで御座います。
確か一昨年あたりの收穫を書き込む話が、そのままになつてゐるやうな氣がしますが、
忙しくて面倒でせうから、どうぞ御自慢の書棚の寫眞でも貼り付けて下さいまし。
先日は某ブックデザイナーの發言に「好きな人の本は失敗するが、嫌ひな奴の本は成功する」
といふのがありましたが、貴兄の場合は如何でせうか?
ゴシップロマン派管理人彭城矯介様
ご指摘、感謝。早速直しました。
管理人様
長い間HPBをただただ楽しみのために収集していたのでこれが終わってしまってからは、雑誌の欠号を埋めることに
精を出しています。これも終わりそうですのでこれまた楽しみがなくなりそうで、心配です(笑)。
いえ、まだ当分楽しめますが・・・
ymnk様にはお知らせしましたが、このところ、貸本流れのものに行き当たり、こちらも、一気に収集がすすみました。
来年一月には、ごく短期間のある催し物が開かれるのでこちらの作家の点検にも忙殺されています。
というわけで・・・、HPB顛末をどこかに書くことも 延期されています(笑)。
しかし、こちらのお金が取り戻せないことはいたいです。
ハヤカワのHPBSF、いわゆる銀背金背は、初期のものがなかなか難しく、苦労しています。数年前に、前期のもの30冊ほどの函入りセットを購入しています。その中から既に持っているものを除き、新たにコレクションに加えることができた冊数で、支払額で割ると、1冊あたり、6,000円ほどになったことがあります。まあ手間隙を考えると、仕方がないなと思ったものです。
函を考慮しなければ、完集はそれほど難しくありませんが、それに拘ると泥沼です。