管理人様
怒涛の夏も終わりました。ようやく、静かな秋が訪れて月も替わりましたので、、あの話もこの話もおわりにしてしずかに過ごしています。
その節は、ここでは、大変お世話になり、あらためて古本の話に、以後、もどります。
皆様、ありがとうございました。
そんなことで、話は、古本で、この間、いくつか入手。
・山本禾太郎『小笛事件』ぷろふいる社、昭和11そのほかに、雑誌。
・雑誌「さんるうむ」表紙カラー版と白黒版2種(昭和22)創刊号から3号まで、共通の表紙ながら、カラーと白黒
が混ざり、3冊ありましたが、それぞれ、ダブりを覚悟で3冊入手。これで、それぞれの号で、カラー版と白黒版がそれぞれ一冊ずつ揃いました。
行き止まりがないのが、雑誌です。
年末古書優品展、目録が楽しみです。
裏事情通様
日曜日の12時開演ということで、安心しました。これで当日朝一番で上京すれば、十分間に合います。でも猛者連中がすでにいっぱい並んでいるだろうな。
文士の筆跡に「谷崎松子」を追加致しました。
http://kikoubon.com/hissekiindex1.html
文庫中毒様
よかったですね。
十二月、寒そうですが、天候のみが心配です。
当方は、真夏の夜の夢をみていたので、あっという間の暑い夏でした。この夏も終り、当方の、あの話もこの話もあっという間に終了しました。
版元には、ソールドアウトなりということで、あの本はBK1も楽天ブックスからも消えていくことになりました。
思えば、あっという間の、一ヶ月少々でした。
あっちの人が、一人で5冊も10冊も買い,ブログをみると、あっちこっちで買われているので、なくなるはずです。
おかげで、いい夢を見ることができました。
今は、古本にかえり、戦前の翻訳家の行く末を追っています。
男爵探偵様
古書会館の地下ですので、天候はもろともせずです。
ところで、もしお忙しくなかったら、一緒に並びませんか。
文庫中毒様
ありがとうございます。
この季節、いつも、正月が近いとワクワクしています。
お誘いありがとうございます。
何とか、スケジュールを調整してみたいと思いますが確実ではありませんので・・・、しかし、思ってもみなかったことですので、一度考えてみます。
戦前の翻訳家、なぜ、詩人が多いのでしょうか。
現在、詩集も目くばりしていますので、地獄がはじまっています。
ミスター神保町こと八木福次郎氏の最新刊『古本蘊蓄』が平凡社から刊行されました。定価2,500円(税別)。八木氏が「古通」「産経新聞」「週刊新潮」等に書いたコラムから精選したもので、各1ページに収められコンパクトで読みやすくなっています。見出しの一部は以下の通りです。
「漱石の自筆書簡」「芥川本の装幀」「『野菊の墓』初版本」「『煩悶記』二冊目」「谷崎潤一郎の発禁本」「宇野浩二の珍本」「朔太郎の『月に吠える』」「荷風本の御三家」「『雑巾先生の初版本』」「女性の古書店主」「古書目録いろいろ」「処女出版」「鏡花の『絵本辰巳巷談』」「人気の探偵小説」「古本と喫茶店」「高校野球と古本」
早速に「古書蘊蓄」を購入しこの連休に読ませていただきました。コラムから精選したとのことで読みやすいのは勿論ですが興味の湧いた箇所について更に探索・研究する切っ掛けを与えてくれた良き教科書的な書籍です。この内容で定価2,500円はありがたいです!
文士の筆跡に「上司小剣」を追加致しました。
http://kikoubon.com/hissekiindex1.html
管理人様
読書の秋ということはあまり耳にしなくなりましたが、あいも変わらず、新刊、古書と、ふえるばかりです。
なぜか、あの本も、2刷となり、読者の手にわたっているようで、真夏の夜の夢がまだ続いているようです。
幻の本・珍本に『劉家の人々』を追加致しました。
http://kikoubon.com/ryuukeno.html
貴公 凡様
珍本、原地小説とは、現地ではなく、この頃流行していたのでしょうか。
衝動で、雑誌のかたまり、「探偵随想」を購入いたしました。初期の1号からのものを入手するのは困難なようで、また、ひとつ、難題を抱えてしまいました。
それとは別ですが、雑誌「オール物語」2号、3号を求めています。この誌名はいろいろな書物にもかかれていなくて探求中です。昭和23年のものです。
何分にも、創刊号は有名な雑誌ですが、4号では、また元の創刊号の誌名に戻っています。その後、えんえんと続きましたが。
男爵探偵様
同時期、陸軍や海軍の報道部が監修の出版物は「・・・現地報告」となっています。
この「原地」は見かけませんね。
貴公 凡様
早速ありがとうございます。まさしく珍本です・・・、「原地」小説とは。
満州関係の出版には、いつも興味がありますが、なかなかお目にかかれないので、ありがとうございました。
ymnk様
「光クラブ」関連の日記3冊、一度、今年、古書展の目録ででましたが(ご存知のように)・・・、これが(おそらく)また神田の古書展ででるようです。これが、どの目録か、確認していませんが・・・
青展の特選のほうではなく「古本」という冊子のほうです。新聞記事になっていましたね。
ymnk様
「古本」でしたか・・・、あとで確認いたします。ありがとうございます。
古書店が最初は入手したようです。
知人から、ある原稿の真贋を頼まれて、近々送られてくることになっています。
どうやら、書誌にもないということで・・・、時間がかかりそうです。
「京古本や往来」三十周年記念 特別号、オークションも到着しています。
諸作家に「 感想小品叢書 」全十一巻をアップ致しました。
http://kikoubon.com/kansou.html
貴公 凡様
やはり一括して、全11巻を入手されたのでしょうか、状態の良さは感動いたします。
知人から、届いたのは随分と年月のたった原稿の束でした。
見たところ、40年以上経過のものであって、その作家の書誌にはなく使用する登場人物の共通性もありません。
「真贋」となると、やはり、「心眼」(?)が必要でしょうか。
それにしても、長編の束は完成したもので、全く、文章の訂正もなく訂正のあるのは、原稿のページ数だけです。
一番の手がかりは「概要」で、これが付されているのは、よく知られた長編応募の懸賞で、昭和30年代といえば、ひとつしかありません。そうなると・・・、まさか・・・、というところで調査は途中です。
また、他の手がかりは、消された筆名に、新たに流布しているよく知られた名前が書かれています。
難しいかぎりです。
幻の本・珍本に『流れ』を追加致しました。
http://kikoubon.com/nagare.html
貴公 凡様
満洲開拓叢書ですか、全部揃えば壮観になります。
昭和17年には、満洲に出かけた人たちも多いと聞いています。
叢書の全容が知りたくなります。
博多から阿蘇、大分と出かけて、秋を満喫する予定です。
当方に託されたのは1000枚の原稿が2束、500枚の原稿が2束ということです。しかも、前者では「概要」が付され、筆名が消され、現在の流布したものになっており、一方、後者には、
現在の流布した筆名で、「概要」はありません。
探偵作家があこがれる賞をもらったあとで、古い筆名を現在のものに直したように推測されます。古い筆名は知られていません。
30年前ぐらいに亡くなっていて、その遺稿も出版されているので、この4本の探偵小説は知られざる「遺稿」になるのでしょうか、
それにしても、このことを本人が原稿のことを生前書いていないことが不思議です。
謎は深まるばかりです。
管理人様
今回はどうやら台風まで引き連れて来てしまったようで、早々に退散いたしました。史上最速の神保町巡りでした。今日から晴天が続くそうですが、世の中そんなものです(笑)。
男爵探偵様
増刷おめでとうございます。
いよいよこれから我々の季節ですね。ソワソワが始まります(笑)。
たくりん様
当方は、神田ではなく、宇宙船にのって、九州、四国、瀬戸内海と周り、帰ってきました。
博多では、有名な、古本イベント「ブクオカ」をみて、Aさんのお顔を拝見、結局声をかけず、時間を過ごしました。
ところが、ベンチで休んで、かの本を読んでいると、「探偵作家」に反応した人がいて、
「私の主人も探偵作家でした」という隣人の声・・・、当方は驚きました。その結末はまた話しますが、驚くばかりの旅でした。
「2刷」には、これまた、一仕事が終わったようで、かえって、今では、このことから開放された気分です。
何人かの人には、初版入手の最初の読者の人たちにお礼の意味をこめて、献呈しています。
それにしても、このところ、はや11月の声をきいて、ソワソワしています(笑)。
文士の名刺に丸山薫、谷崎潤一郎、他を追加致しました。
http://kikoubon.com/meishiindex.html
貴公 凡様
名刺の列を確認、名刺を拝見しました。勉強になります。
当方の持っている名刺には、「たばこを一本!」と書き込んでいる名刺やら、本名の横に筆名を鉛筆でかいているもの
などもあります・・・、時々、どこに収めたか忘れてしまいます。
4束の原稿、なぜ、コピーではなく、本物であるのか・・・、コピーではなく本物が残った理由がわかりません。
本物がなぜ残ったのか・・・、結論は、未発表の原稿ということでした(その作家の刊行著書を検索・検討の上)。
それで、やはり、これは一事件でしょうか?公表するにはまだ検討が必要です。
幻の本・珍本に『子供のための傳記』を追加致しました。
http://kikoubon.com/maboindex1.html
「文士の筆跡」色紙に「馬場のぼる」「佃公彦」を追加致しました。
http://kikoubon.com/hissekiindex2.html
貴公 凡様
漫画家、そして児童書、拝見しました。丸山義二、貴司山治、高倉テル、農民文学の方たちでしょうか。
原稿の束、長編4篇、一気に解決しました。
その中の一点について、結論がでました。「本物」の未発表の推理小説でした。
確認できたのは、この4束の中で、一番、古いものです。
おそらく、ある賞の受賞第一作のようですが一年後、他の作品が発表されたためか、そのままになったように思われます。
・本人が、その作品について言及していない(書き残していない)これら以外の長編が「遺作」としてすでに刊行されている。
・しかし、死後、ある作家が、本人が語ったとされる「作中のトリック」を文章のなかで紹介、それと同じトリックを使用予定であったが、
当人がその作品を完成しているということで、断念。そのため、その「トリック」が使われた作品が刊行されたかどうか探している。
しかし、刊行されていない。
それを、「幻の作品」として、ある作家は紹介している。
・その「トリック」が未発表の長編に採用されていた(読んで確認)
このことから、「本物」と思われる。そのことで、他の3作も「本物」の未刊行作品と推定される。
今後は、なくなられた作家の方と交通のある作家(何度か、当方は手紙をやりとりしているので)のかたに筆跡を確認して頂く予定です。
文士の名刺に加藤泰三を追加致しました。
http://kikoubon.com/meishiindex.html