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雜本與太話・過去ログ 2005 11月


帝都の古書展投稿者:男爵探偵 投稿日:11月 1日(火)07時29分19秒

Peter-Rabbit様
皆様
面白みは、やはりワゴンでしょうか、大抵、古書展にいけば、めざしています。
近頃の体験話です。
9月16日に到着した目録から選んでいた物が昨日到着しました。
大変遅れました、とメモがあって事情は書かれていませんでした。
・店主が病気であった
・他の人から、状態が悪いので返還されたということなどが考えられます。
値段がそれなりに安く、虫食いが天にあるのをのぞけば、見た目の表紙はいいので満足しています。
物は、野村愛正『魔境の怪都』むさし書房、昭和23です。


空中行進曲投稿者:堂堂巡り管理人彭城矯介 投稿日:11月 3日(木)03時54分47秒

>Peter-Rabbit樣
またもや行き違ひになつてしまひ殘念でした。
お集まりになつたのは、いつもの地下アジトだつたのでせうか。
しかし流石は青空古本祭、普段はさう簡單に賣れぬ本が、一寸目を離した隙にすぐ無くなりました。
やはり一度棚に戻してしまふやうな本は、初めから縁がなかつたと諦めるしかなささうです。
そんな次第で、買ふべき物を買ひ逃し、買はずともよい物を買ひ込んだ憾みなしとせず。
當方の獲物は、
幸田露伴『潮待ち草』(東亞堂書房 大正元年重版)、
鈴木三重吉『桑の實』(春陽堂 大正6年重版函付)、
高須梅渓『明治大正五十三年史論』(日本評論社 大正9年初版函付)、
高野辰之『日本演劇の研究』第二集(改造社 昭和3年初版函付)、
佐藤鶴吉編『元禄文學辭典』(新潮社 昭和3年初版函付)、
彗星編輯部編『江戸生活研究』第壹輯、第貳輯(春陽堂 昭和4年初版函付)、
薄田泣菫『艸木蟲魚』(創元社 昭和4年重版函付)、
フロオベル『ジヨルジユ・サンドへの書簡』中村光夫譯(文圃堂書店 昭和10年初版函付)、
玉林晴朗『傳記聚芳』(日本青年教育會出版部 昭和17年初版)、
鏑木清方『連翹』(大雅堂 昭和18年初版カヴァー付)、
北原白秋『作曲白秋國民歌謠集』(改造文庫 昭和4年初版)、
有島武郎『宣言(外二篇)』(改造文庫 昭和8年初版カヴァー付)、
池邊吉太郎『明治維新三大政治家』(新潮文庫 昭和18年初版)、
谷崎潤一郎『京の夢大阪の夢』(日本交通公社出版部 昭和25年初版函付)、
佐藤春夫『白雲去來』(筑摩書房)、齋藤<日向>『日本漢詩 上代篇』(元々社)、
福田清人『名作モデル物語』(朝日文化手帖)、恆藤恭『舊友芥川龍之介』(河出市民文庫)、
『寺山修司全歌集』(風土社)、『北園克衞 エッセイ集』(沖積舎)、
『山川弘至書簡集』(桃の會)、渡邊啓助『ネメクモア』(東京創元社)、
山口昌男『内田魯庵山脈』(晶文社)、ピエール・ルイス『女と人形』(晶文社)、
ノエル・アルノー『アルフレッド・ジャリ』(水聲社)、『ヴィドック囘想録』(作品社)、
エドマンド・ホワイト『ジュネ傳』上下(河出書房新社)、バーナード・マッギン『アンチキリスト』(河出書房新社)、
ジョン・ディ・セイント・ジョア『オリンピア・プレス物語』(河出書房新社)、鹿島茂『怪帝ナポレオンB世』(講談社)、
竹内博編『東寶特撮怪獸映畫大鑑』(朝日ソノラマ)、早崎隆志『コルンゴルドとその時代』(みすず書房)、
『めかくしジュークボックス』(工作舎)、宮西計三『バルザムとエーテル----無信仰』(河出書房新社)等等の他に、
森銑三の葉書が挾まつてゐたので、『傳記文學 初雁』(三省堂 昭和16年初版)をダブリ買ひした程度です。
『江戸生活研究』は、柴田宵曲編輯の「彗星」の合本、元の雜誌を揃へるのも大變ですので、
小生にとつては嬉しい収穫でした。
それにしても、諸井三郎作曲による白秋の「空中行進曲」を聽いてみたいものですが、
果して録音されてゐるのでせうか。

>男爵探偵樣
どうも初めから、當るなどとつゆ思はずに注文すると却つてよいやうです。
以前私も、注文して一ヶ月以上たつてから、突然本が送られて來た事があつて、中を點檢してみたら、
目録には注記のなかつた書込みがありましたので、さては最初の當選者にクレームつけられて、
返品になつたなと推測されましたが、文句をつけて送り返すのも面倒なので受け入れました。
まあ、さういふ事もありますので、なるべく店頭で現物を見て決めたいといふのが本音であります。
誰か、萬里閣の書誌情報にお詳しい方はをられませんかねえ。

>人見樣
お久し振りです。お目に掛れず殘念でした。
春陽堂版函付『夜鳥』は、小生が手放した本の中では、一番高く賣れたやうです。
尤も、小生は五百圓で拾つたのですが(笑)。もう、そんな好運は二度と無いでせうね。
私は文庫版で我慢する事と致します。

>大輔樣
お久し振りです。
林健太郎宛の獻呈本、あちこちで見掛けますね。私は福田恆存の林宛署名の物を一册入手しました。
石原が一段落したのなら、次は江藤淳や淺利慶太や黛敏郎を追求されては如何でせう。
まだライヴァルも少なさうですし。

>萬嘯亭樣、くだん樣
御兩人とも、結局「櫻井均と櫻井書店の昭和」展にはいらつしやらなかつたのですか?
行けば繪葉書も貰へましたのに。


(無題)投稿者:萬嘯亭 投稿日:11月 3日(木)22時30分54秒

管理人 様
先月の二十二日に神保町で催しを知りまして、その足で行こうと決めた時には時間切れでした。
何事につけこういう間の悪さを繰り返しております。


同じです投稿者:くだん 投稿日:11月 3日(木)22時54分18秒

堂堂巡り管理人彭城矯介
私も気がついたら期間が終了しておりました。


秋の別冊投稿者:男爵探偵 投稿日:11月 4日(金)07時42分21秒

管理人様
帝都の古書展、機会があれば、是非行きたいものです。
普段買わないものを購入したくなる気持ち、わかります。
カストリ雑誌でも、あまり人が見向きもしないものを完全収集しようと思い、完遂しています。
雑誌「アベック」、なかなか手ごわいですが、ついにあつまりました。
やはり、難関は、雑誌「宝石」と同じく、別冊でした。
本誌と別冊(これには、本誌からの号数をついでいるものと、そうでないもの)があって、収集家の気持ちをかきたてます。
・号数は21号(昭和25年)まであるものの、16号(2月号)が欠号。
昭和23年から昭和24年まで、14号まで刊行、昭和25年に混乱があって、発行は複雑です。
昭和25年には、21号まで、7冊発行。
そのうち、別冊1冊(昭和25)には、号数ナシ
・21号のあと、昭和25年に、1冊、昭和26年に3冊が発行
・発行所をかえて、昭和27年、昭和29年にも同名で刊行などがわかりました。昭和28年、刊行なし。
探偵作家を追及する上で、必要な雑誌でしたので、少しうれしいです。


(無題)投稿者:Peter-Rabbit 投稿日:11月 5日(土)22時36分34秒

娘心即秋空管理人彭城矯介様
さうです。最後に芭蕉の実を出して下さる例の地下アジトでありました。
今日は、チビの行事関係で神保町には行けませんでした、残念。
しばらく収穫の報告をサボつてをりました。
このところのダボ状況です。

●行成放題 楽雅記 初・M22 骨皮道人 金櫻堂 ボール表紙
●学位ばかりの博士だね 初・M45 山川慶嗣 ボール表紙・小型本
●猫の微笑 初・函・S2 薄田泣菫 創元社
●奇怪な再会 重・裸・T14 芥川龍之介 金星堂
●水蔭行脚全集1 佐渡へ佐渡へ 初・S7 江見水蔭 江水社 署名・落款
●西鶴と西鶴本 初・S30 森銑三 元々社
●古い雑誌から 初・S31 森銑三 文藝春秋新社
●少年雑誌・笑顔 M41 12月号 東京建文社 付録葉書付
●滑稽五笑楽 初・M30 骨皮道人 東京大川屋 裏表紙欠・袋付
●文学者となる法 初・M27 内田魯庵 弘文堂 袋欠
●太陽は草の香がする 初・カバー・T15 薄田泣菫 アルス
●蛍光版 初・函・S10 吉村冬彦(寺田寅彦) 岩波書店
●生々流転 初・函・S15 岡本かの子 改造社
●日本遣欧使者記 初・函・S8 木下杢太郎 岩波書店
●少年探偵 初・M36 田口掬汀 新聲社 蔵印・背題手書き
●怪人二十面相 S34 少年6月号付録 藤子不二雄画
●吾妻新誌 M16 11号〜20号合本
●歩いた道 初・函・S25 広田不孤斎 私家版・非売
●乱歩文献データブック 初・筒函・H9 名張市立図書館
といふところです。
「乱歩文献データブック」はやうやく手にすることができました。


(無題)投稿者:通天閣 投稿日:11月 6日(日)22時00分4秒

管理人様
ほんと 最近は ぼちぼちですが 披露させていただきます

●モダン語辞典 誠文堂10銭文庫 昭和6年 50版
●當世策士傳 鵜崎鷺城 東亜堂 大正3年 初版
●長屋大福帳 サトウハチロー 春陽堂書店 昭和13年 初版
●夜の巴里 奥野他見男 長光堂出版部 昭和4年 初版 箱付
●道頓堀の女 藤澤恒夫 信生社 昭和12年 初版 カバー
●大東亜建設画報
●present day jpan 1926 朝日新聞


更新報告投稿者:貴公 凡 投稿日:11月 9日(水)00時21分5秒

諸作家・他の澁川驍・單行本書目に珍本『雨雲』の画像をアップ致しました。


ふたたび難関投稿者:男爵探偵 投稿日:11月 9日(水)07時49分39秒

貴公 凡様
三橋一夫の一点、「幻の本・珍本」で拝見しました。
目に焼き付けて、収集にとりくみます。

管理人様
雑誌収集、完全収集か、と書くと、次の課題がでてきます。
雑誌「アベック」、完全収集ではないことがわかりました。
訂正します。難しいですね、雑誌は。
・「欠号はない」
昭和25年2月号は、刊行されないものの、3月号として表記。奥付けには、3巻2号とあるものの、表紙には
3巻3号、とありました。通巻ナシでしたが、実質、16号(巻号数はきれめなく継続していました)
・「これで、完全収集だ、と思って入手した、「別冊アベック」は昭和25年4月号の「付録」でした」
手元に、4月号(3巻3号)がないので、気つかず、この4月号が、「17号」で、未入手ということになります
・さらに、「別冊 アベック」が「第2集」として、単独に、付録ではなく発行されています(3巻6号、20号、で確認)
ということで、手もとにないのは
・3巻3号(4月号)
・別冊アベック 第2集の2冊であることがわかりました。
難関のあとに、ふたたび難関、です。雑誌は難しいです。


我一介乃肉塊也投稿者:お百度參り管理人彭城矯介 投稿日:11月10日(木)02時57分21秒

photo

>「稀覯本の世界」總元締・貴公凡樣
毎度更新御苦勞樣で御座います。
『牧野信一全集』の協力者欄に、お名前が出てをりましたね。

>Peter-Rabbit樣
先週は久し振りに土曜日にも行つたのですが、さういふ時に限つてお越しになれないのですね。
そんな次第でその日は、最近古書よりも子供を大事に思ひ始めた快男兒・桃尻男と、
「漫畫あめりか物語」準備中の淑女と一緒に香港に立ち寄りました。
(完全に數人にしか通じない話題ですな・・・)
それにしても、あの『文學者となる法』を獲得されたのは大兄でしたか。
そろそろ骨皮道人の本も大分集まつて來たのではありませんか。
といふわけで、當方のその後の獲物は、
篠原温亭『その後』(民友社 大正13年初版函付)、
東海散士『佳人之奇遇』明治初期小説隨筆叢書(聚芳閣 大正14年初版函付)、
宮武外骨『賭博史』(成光館出版 昭和4年再版)、
宇野浩二『軍港行進曲』(昭森社 昭和11年初版函付)、
吉井勇歌集『朝影』(墨水書房 昭和18年二版カヴァー付)、
渥美清太郎『歌舞伎入門』(東海書房 昭和24年初版カヴァー付)、
龍王山人『桃源華洞』(奇書刊行會 昭和27年初版)、
山本茂『殘雨物語』(明香荘私家版 昭和30年初版函付)、
村松梢風『芥川と菊池 近世名勝負物語』(文藝春秋新社 昭和31年初版カヴァー付)、
小田切進編『現代日本文藝總覽』中卷、補卷(明治文獻)、
小松茂美『日本書道説林』上下卷(講談社)、横關英一『續 江戸の坂東京の坂』(有峰書店)、
日本書誌學大系5『内田魯庵書物關係著作集』第二、三卷(青裳堂書店)、
八木福次郎『古本屋の手帖』(東京堂出版)、小田切進『續・近代日本の日記』(講談社)、
反町茂雄文集『古典籍の世界/古書業界を語る』(文車の會/八木書店)、
『牧野信一全集』第二〜六卷(筑摩書房)、平出隆『伊良子清白』(新潮社)、
尾高修也『青年期 谷崎潤一郎論』(小澤書店)、海野弘『百貨店の博物史』(アーツアンドクラフツ)、
『ブルーノ・シュルツ全集』(新潮社)、ジョージ・プリンプトン『トルーマン・カポーティ』(新潮社)、
有田英也『政治的ロマン主義の運命 ドリュ・ラ・ロシェルとフランス・ファシズム』(名古屋大學出版會)、
トーマス・ベルンハルト『ふちなし帽』(柏書房)、映畫「幻の湖」「鹿鳴館」プログラム、
戸川純『jun togawa as only a lump of meat』署名入(ブッキング)等等です。
青空に誑かされて、少少散財し過ぎましたので、暫く自重したいと存じます。
當分、食指の動く本が出て來ぬやう念じて已みません(笑)。
>男爵探偵樣
一難去つてまた一難のやうで大變ですね。
しかし、それによつて書誌データは少しづつ完全なものに近づいて行くのですから、
密かに期待してをられる方も多いのではないでせうか。
>通天閣樣
これはまた隨分澁いところを拾つてをられますね。
『モダン語辭典』といふのは、『モダン用語辭典』とは別物なのでせうか。
引き續き宜しくお願ひ申上げます。
>萬嘯亭樣、くだん樣
別に、神保町の助さん格さんの異名をとる御兩所が、無理をして御覽になるほどの展示ではありませんが、
まあ無料ですし、今囘は一寸惜しい事をなさいましたね。
青空古本祭では、特に収穫はなかつたのでせうか。
>TG樣
今週は猿樂町に、衝撃と痛恨の椿事が待ち構へてゐたのではありませんか。
お忙しいとは存じますが、最近の収穫をこちらでも御披露頂ければ幸ひに存じます。


剣が峰を超えて投稿者:男爵探偵 投稿日:11月10日(木)07時35分17秒

管理人様
ああして集めたものをまとめると、あらたな、険しい山があらわれてくるのが、楽しみでもあります。
雑誌には、本誌のほかに、突然、別冊、あるいは付録の形で現れるので、まるで、玉手箱のようです。
「アベック」本誌、突然、入手の目途がたちまして、あとは別冊の、一冊となりました。
それにしても、いろんな人が、この掲示板をみているのだな、という思いです。驚いています。
雑誌収集に期待している方もおられるようなので、12回分ぐらいは
ありそうで、いずれ、取り上げたいと思います。完全収集という言葉に、当方は弱いです。
秋ですので、紅葉狩りがてら、田舎の、古書店周りをする予定ですが、まだ立案中です。
あるプロレタリア作家あての、本やら詩集があって、値段もある程度高めなので、どうしようかな、と迷っていますが、
なくなる前に、迷ったら、買い、という気持で購入しましょうか、あと少し考えます。


(無題)投稿者:Peter-Rabbit 投稿日:11月10日(木)23時27分47秒

高天肥馬秋管理人彭城矯介様
昨日、今日は上州へ出張に出てをりました。彼の地には大閑堂なる古書店がござゐましたのでちよいと覗いてみました。
収穫は「明治新聞綺談」篠田鉱造 S22のみでありました。
明日、明後日は京都への出張ですが流石にこの時期、京都では宿が取れずに大阪泊まりという不便さです。 といふわけで今週末も蝙蝠へ顔を出すことが六つかしさうです。
大痔主とフィラリア予防薬を買いに渡米する凹女と例のアジトに行つて、今週の壁メニユーを堪能されたわけですな。(^o^)


神様へ投稿者:男爵探偵 投稿日:11月12日(土)09時51分30秒

管理人様
Peter-Rabbit様
皆様
葉書で連絡があり、銀行振り込みをしようと思って、いざというとき、口座名が個人名であることに気付き(手帳に記入漏れ)、来週にすることにしました。
8000円です。
ある古書コレクターの方の日記をみたら、古本の神様が舞い降りてこないと嘆いていました。
当方もそうですが・・・、待つのも楽しみです。


狸郷庵投稿者:萬嘯亭 投稿日:11月13日(日)16時43分18秒

管理人 様
少々返事が遅くなり失礼いたしました。
古本祭の収穫といって特選即売展の目録より注文しました程度です。
そもそも会期中にワゴンも含め、あの界隈を見て回りませんでした。
管理人様が書き込む度に収穫を御披露され、それを楽しませていただいておりますので
この辺りでわたくしも、と行きたいのは山々なのですが、
相変わらずゲテモノ迷宮から抜け出す事能わず、とても他人様に披露出来るものなどないのです。
お察し下さいませ。
話は変りますが、いつぞやお話しました草庵に何と狸が出没する事を知り驚愕しております。
勿論スカートを穿いたタヌキでも口紅を引いたたぬきでもなく本物の狸なのですよ。
平成現代の世に都内からほんの三、四十分離れた場所に狸が出るとは
遂に明治が取り憑いた幻覚を見たかの思いがしました。


(無題)投稿者:くだん 投稿日:11月13日(日)18時15分47秒

お百度參り管理人様
レスが遅くなり申し訳ございません。
私も古本祭の収穫は特選即売展の目録注文のみであります。
即売展会場やワゴンは二日目に廻ったのですが、眼力が乏しいようで何も買えませんでした。
それにいたしましても、管理人様の収穫リスト長ければ長いほど、わくわくしてしまいます。


(無題)投稿者:Peter-Rabbit 投稿日:11月13日(日)18時18分36秒

帝王様
麗しき庵主に懸想した助平狸親爺では御座ゐませなんだか。

男爵探偵様
確かに待つ身が楽しいことも極たまにとの限定付ではありますが御座ゐますね。


山間部の神楽投稿者:男爵探偵 投稿日:11月14日(月)07時49分27秒

管理人様
Petert-Rabbit様
皆様
秋も、この季節になりますと、血がさわいで当地の、山間部にでかけます。
いわゆるトンデモ祭り、奇祭があったり、お神楽があったり、十分楽しめます。
こんなときには、古本は忘れてしまいます。
雑誌「アベック」4月号(昭和25)が到着、たしかに3巻3号、17号で、表紙には、「別冊附録」と書いてあり、
この号に、附録がついていることがわかりました。
あとは、もうひとつの別冊をさがすことになりました。


更新報告投稿者:貴公 凡 投稿日:11月15日(火)01時01分28秒

赤塚書房本/南方書院本に伊藤修『城壁のある町』を追加致しました。


お詫び投稿者:携帯管理人 投稿日:11月16日(水)00時58分41秒

先週よりPC故障のため、しばらく長い書き込みが出来ませんので、諸兄、その間よしなに。


ダンス小説投稿者:男爵探偵 投稿日:11月16日(水)07時38分48秒

管理人様
PC故障、現代では不便に感じるこの頃です。

貴公 凡様
書影を見るたびに、あの時見逃したものだな、と思います。

管理人様、先ごろ、昭和20年代はじめの、ダンス小説、
『東京五人娘』なんてものも、ついうっかり、見逃しました。
なかなか、ひきがきません。
ダンス小説、という響きが魅力的です。
『ミステリ百科辞典』間羊太郎(文春文庫)、2005,11月の解説では、新保博久氏が、由利湛は翻訳家の田中西二郎
であると、都筑道夫の証言から引用していましたが当方の資料では、実は、田中氏本人が、告白しています。
このあたり、マイナーな作家なので、興味ある人しか調査しないのでしょうか、などと思いました。


更新報告投稿者:貴公 凡 投稿日:11月16日(水)17時22分32秒

幻の本・珍本に『人生隨筆選集』全二巻を追加致しました。


シルク・ローズ投稿者:ymnk 投稿日:11月18日(金)00時41分37秒

男爵探偵殿
ご無沙汰しております。
終戦後、戦時中禁止されていた反動からか、ダンスブームがわっとひろがったらしいですね。
1950年前後、東京のシルク・ローズという店で、国枝史郎夫人がダンス教師をしていたらしいのですが、何かご存じのことおありでしょうか。
男爵探偵さんならばもしや・・・と思い質問した次第。
しかし、ダンス小説なるものまであったのですね。

管理人殿
ご災難、大変と思います。
全く話は変わり場違いかもしれませんが、水木しげる「宇宙虫」というのはうちゅうちゅうと読むのでしょうか。ご存じでしたらご教示のほど。


ダンス教習所投稿者:男爵探偵 投稿日:11月19日(土)09時50分12秒

ymnk様
国枝史郎夫人がダンス教師をしていたということ、全く知りませんでした。情報ありがとうございます。
昭和10年代、国枝史郎は、ダンス教習所を名古屋から東京に帰って、開いていたことは知っていました。
演劇家ですので、演劇とダンス、結びつきます。
名古屋の探偵作家、小酒井不木、国枝史郎、本田緒生をはじめとして、現在、ノートにまとめていまして、国枝史郎が
昭和18年に死去していることから、戦後のことを探索中でした。
大変ありがたい情報です。
不思議なことに、もうひとり、読めば、くにえだしろう、となる作家も、戦後のどさくさにまぎれて、あらわれていますので、
こちらも、現在、調査中です。
ymnk様、ありがとうございました。
三島由紀夫全集、補巻(?)も楽しみにしています。


田中西二郎投稿者:森 洋介 投稿日:11月19日(土)13時09分1秒

 男爵探偵さん、私も質問してよろしうございますか。
>当方の資料では、実は、田中氏本人が、告白しています。
これ、その資料が何か、書誌をご示教願へませんか。讀んでみたいので。田中西二郎にはちょっと關心があります。
ご存知でせうが田中は戰前から杉山平助『文藝五十年史』(鱒書房、1942)の代作者とされ、大久保康雄譯ナボコフ『ロリータ』(近く新譯が出るとか)も彼の代譯でしたし、その他大久保飜譯工場で下譯多數とか。「露伴に還れ」等の評論もあって、かつての一橋同窓である伊藤整や瀬沼茂樹らにはその才を認められながら、なかなか自分の名で書いて發表しようとしないと言はれてゐました。さらに由利湛名義での創作まであったとは存じませんでしたが、何とも匿名癖の強い人ではあり、そこに興味を感じてゐました。調べてゐる人があったとは、心強く思ひます。


男爵探偵殿投稿者:ymnk 投稿日:11月19日(土)13時52分58秒

早速のレス感謝です。
戦前、国枝史郎自身がダンス教室をしていたのですか。そういうことで夫人もやっていたのですね。実はごく一時期、そこに三島が通ってダンスを習ったらしいのです。
ともあれさらなる調査が必要ですね。ありがとうございました。


(無題)投稿者:Peter-Rabbit 投稿日:11月20日(日)18時52分29秒

凱風快晴管理人彭城矯介様、人魚の微笑様、帝王様、TG様、くだん様
ここしばらく、ある国立研究所と共同で医薬品関係のシンポジウムを開催するため、事務局としての調整作業で土日もない状態で神保町にもご無沙汰です。
金曜日にちよつと移動時間があつたので神保町に寄つてみると蝙蝠は休み・・・はたと気が付くと古典会の大市でありました。仕方がないのでそのまま仕事先へ移動。
昨日はある高名な学者の追悼集会でこれまた神保町へ行けず・・・
といつた状況でした。来週は何とか神保町へ行けると思いますので久方ぶりに皆様のご尊顔を拝し歓談致したく楽しみにしてをります。


更新報告投稿者:貴公 凡 投稿日:11月20日(日)22時34分41秒

中谷孝雄・單行本書目に二点追加致しました。


喫茶ROSETTE投稿者:男爵探偵 投稿日:11月21日(月)07時46分40秒

ymnk様
國枝史郎のダンス教習所の名前が知りたくなりますが、調査しています。
やはり、三島との関係で・・・、とは思いましたが、想像をかきたてられます。
なお、国枝は、「喫茶ROSETTE」、ロゼッタ、というのでしょうか、
バラ形の窓、と訳すのでしょうか、も同時期につくっています。
「シルク・ローズ」、バラが好きだったのでしょうか、これも探索していきたいです。

森洋介様
世の中には、必ず、同好の士が1人いるといわれていますが、
田中西二郎、に興味あるひとがおられるということ、納得しています。
当方は、翻訳家、特に、クロフツ好きからはいりまして、また、かならずや、翻訳家は小説を、変名やら匿名で書いているという
当方の信念から、探し当てました。
これらは、連載再開予定の雑誌に、書く予定ですので、少々お待ちいただければ幸いです。
それにしても、田中西二郎は自分のことを余り書いていないのが不思議です。
よろしくおねがいします。


ロゼッタ投稿者:ymnk 投稿日:11月22日(火)15時49分38秒

男爵探偵殿
ロゼッタというのは全く知りませんでした。ご教示ありがとうございます。しかし終戦直後は或る意味で明治時代よりも調査が難航しそうですね。プランゲ文庫が何カ所もあればよいのですが・・・・・


訂正投稿者:森 洋介 投稿日:11月22日(火)17時18分37秒

失禮、記憶違ひでした。田中西二郎は大久保康雄の飜譯工場の一人でしたが、『ロリータ』をやったのは田中ではなく高橋豐でした。宮田昇『戦後「翻訳」風雲録』(本の雑誌社、2000)參照。
なほ「連載再開予定の雑誌」といふのも男爵探偵さんのそこでの筆名も存じませんので、宜しければ教へて下さいませんか。ここでは差し支へがあるやうでしたらメイル・アドレス宛にでも。


宇宙無視の女?投稿者:携帯管理人 投稿日:11月23日(水)00時42分16秒

こちらは未だに復旧しませんが、その間になかなか充実したやり取りが展開して居るやうで、有り難い事です。
引き続き宜しくお願ひ申し上げます。しかし、思ひついたネタをすぐに書けないのは少しつらいところです。


探偵作家探索投稿者:男爵探偵 投稿日:11月23日(水)09時56分30秒

ymnk様
確かに、戦後のある時期の資料をさがしあてるのは難しく当方は、次のような人たちから情報を得ています。
・戦後すぐに、探偵小説の収集をされた方(リアルタイムでの収集ですので、垂涎のものだらけです)
・カストリ雑誌の編集者
・昭和20年代の探偵趣味誌の人たち
・探偵小説家であった人たち、その関係者という人たち(14名)から、情報を得ています。
その人たちから教えていただいているので、当方はわずかな知識しか持っていませんが、かれら、80歳前後の
人たちはすばらしいひとたちです。その恩恵をうけている状態です。
しかし、わからないことばかりです。

森 洋介様
当時の翻訳家の人たちは、匿名やら変名で、単行本をだしているものの、正体は知られておらず、ひとりひとり、
精査して、検討する必要がありますが、やはり、自らの翻訳からの登用が多いので、ヒントになります。
予定では、1月号から、古書愛好家の雑誌で再開予定です。


更新報告投稿者:貴公 凡 投稿日:11月23日(水)21時35分25秒

諸作家に秋山正香・單行本書目を新たに加えました。


(無題)投稿者:Peter-Rabbit 投稿日:11月27日(日)23時00分15秒

今日、阪急古書のまち目録が手元に届きました。
蝙蝠にはすでに昨日届いていたので見てましたが今回の加藤京文堂の鏡花本ラインアップはすごいですね。いずれにしても手の届かない本ばかりですが・・・。
人魚の微笑様もこれだけの品揃えは浪速書林目録以来だろうとのことで、帝王様曰く、「今回は資料として目録だけでいいから欲しいですね」。確かに資料として保存ものですね。
先週末は扶桑書房の目録、和洋会目録などが続き、注文したはいいけれど全部当たって欲しいと思いつつも、全部当たったら支払いが大変という微妙なところです。(^o^;
そろそろ書窓展の目録も届きそうだし・・・


お知らせ投稿者:携帯管理人 投稿日:11月29日(火)01時04分12秒

12月1日より、「肥田せんせいのなにわ学」展の東京巡回が、INAXギャラリー1で始まります。
既に関西展を御覧の方は、感想をお聞かせ下さいませ。
携帯からですとリンクが貼れませんので、詳しくは各自御検索下さいませ。


表記投稿者:森 洋介 投稿日:11月29日(火)18時11分8秒

先生を「せんせぃ」とかな書きにし「ぃ」を小書きにした表記に、大阪辯の發音を想起させたい苦心の程を讀み取りましたが、如何に(まあ、「せんせ」でも可のやうな氣がしまっけど)。なほ「センセイ」とカタカナにすると、伊藤整が發明したといふ揶揄文體用表記になってしまひます。
http://www.inax.co.jp/Culture/2005g/06hida.html


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