尾崎一雄 單行本書目
冩眞・昭和11年1月(37歳)の尾崎一雄。
この時第五回芥川賞受賞作品『暢気眼鏡』を執筆中、翌年受賞。
『現代語西鶴全集』第四巻 尾崎一雄・志賀直哉共訳 昭和7年4月15日 春秋社発行 非売品 四六判 225頁 丸背布装上製本 貼函
『暢気眼鏡』昭和12年4月1日 砂子屋書房発行(第一小説集) 定価1円50銭 四六判 260頁 丸背紙装上製本 和紙カバー 装幀:山崎剛平
- 「目次」
- 暢気眼鏡
- 猫
- 芳兵衛
- ヒヨトコ
- 世話やき
- 擬態
- 燈火管制
- 父祖の地
- 後記
『暢気眼鏡』特装家蔵二部本 昭和12年4月1日 砂子屋書房発行(第一小説集) 定価1円50銭 四六判 260頁 丸背富士絹装上製本 外装無 題簽:山崎剛平
『暢気眼鏡』普及版 昭和12年8月18日 砂子屋書房発行 定価1円 四六判 260頁 角背紙装並製本 帯 装幀:山崎剛平
- 「目次」
- 初版と同
三版 昭和12年8月19日発行
- 四版 昭和12年8月20日発行
- 五版 昭和12年8月21日発行
- 六版 昭和12年8月22日発行
- 七版 昭和12年8月23日発行
- 八版 昭和12年8月24日発行
『暢気眼鏡』新装版 昭和13年5月5日 砂子屋書房発行 定価1円 四六判 260頁 角背紙装並製本 帯 装幀:大貫松三
- 「目次」
- 初版と同
新装二版 昭和15年3月25日発行
- 定価1円20銭
- 新装三版 昭和15年8月15日発行
『竹盗人』昭和13年12月10日 昭和12年11月10日 砂子屋書房発行 定価1円50銭 四六判 256頁 丸背紙装上製本 貼凾 自装
- 「目次」
- 竹盗人
- 二月の蜜蜂
- ささやかな事件
- 母二篇
- 白銅
- 京都でのこと
- 小品集
- 馬醉木
- Aさん
- 玄關風呂
- 附記
『竹盗人』普及版 昭和13年1月10日 砂子屋書房発行 定価1円 四六判 256頁 角背紙装並製本 外装無 装幀:山崎剛平
- 「目次」
- 初版と同
二版 昭和13年2月11日発行
『おしゃべり』昭和12年12月20日 版画荘発行(版画荘文庫25) 定価50銭 四六判 62頁 角背上製本 帯
『猫・父祖の地』芥川賞全集第六巻 昭和13年10月10日 書物展望社発行 定価1円30銭 四六判 172頁 角背布装上製本 貼凾
- 「目次」
- 猫・父祖の地
- 赤城行
- 馬は笑ふか
- 逆さ時計
- 澁い面
- 芥川龍之介賞第五回決定
- 尾崎一雄略歴
- 尾崎一雄作品年表
『續暢気眼鏡』昭和13年12月15日 砂子屋書房発行 定価1円 四六判 262頁 角背紙装並製本 外装無 装幀:大貫松三 扉:山崎剛平
- 「目次」
- 住居について
- 男兒出生
- 母からの小包
- 玄關風呂
- 逆さ時計
- 横田友克氏
- B青年
- ちまたの風
- 澁い面
再版一刷 昭和15年6月30日発行
- 定価1円20銭
- 再版二刷 昭和16年6月30日発行
『浴室長期抗戰』昭和14年11月30日 砂子屋書房発行 定価1円60銭 四六判 225頁 丸背紙装上製本 本文和紙 貼凾 装幀:山崎剛平 挿繪:大貫松三
- 「目次」
- 浴室長期抗戰
- 家賃に就いての考察
- 子供漫談
- 正月の客
- 紋章
- 電車で
- お巡りさんと僕
- 泥棒について
- 或る型
- 誰か猫の雌雄を知らんや
- 碁會所
- 附記
『猿の腰掛』昭和15年8月15日 高山書院発行 定価2円 四六判 370頁 角背紙装上製本 貼箱 装幀:鈴木信太郎
- 「目次」
- 母のことなど
- 赤ん坊漫談
- 金魚とボーフラ
- 初版本の思ひ出
- 貧乏十年記
- 泥棒・金一封
- 郵便
- 将棋の會
- 運動會の思ひ出
- 歸省記
- 日記
- 生活ルポルタアジュ
- 日記・他四十九編
- 附記
『夢ありし日』昭和15年9月19日 砂子屋書房発行 定価2円20銭 四六判 357頁 丸背紙装上製本 本文和紙 貼凾 装幀:山崎剛平
- 「目次」
- 風船と豆人形/二十日間
- 戰病兵と街をゆく/湖畔記
- 一錢銅貨/山嶽病
- ツルと鴨/拾得物の件
- 野球と出産/拾った話
- 花嫁/碁
- 雪と菠薐草/チャコの話
- 夢ありし日/なまけもの談義
- 間抜け男の話/風變わりな友
- 家出人と刑事/嘘の箱
『金柑』昭和16年6月20日 竹村書房発行 定価1円80銭 四六判 272頁 丸背紙装上製本 貼凾
- 「目次」
- 山口剛先生
- 日記
- 沓掛の夏
- いろいろの死
- 創作苦心談
- 如月雜筆
- 好敵手戰場に在り
- ある感想
- 雜筆
- 天下分目の早慶戰
- 訪問者
- 小田原行
- おしゃべり同志
- キネマ雜感・他二十六編
『長い井戸』昭和16年7月29日 大觀堂発行 定価1円80銭 四六判 301頁 丸背紙装上製本 貼凾 装幀:武樋貞波留
- 「目次」
- 赤城行
- 岩壁
- 燒ケ嶽
- 山からの手紙
- 正男のこと
- 一日の記
- 九十日
- 長い井戸
- 病馬廠スケッチ
- おしゃべり
- あとがき
『子供漫談』昭和17年2月20日 墨水書房発行 定価1円80銭 四六判 295頁 角背紙装上製本 外装無 装幀:東條光高
- 「目次」
- 先生と私
- 拾得物の件
- 拾得物の處分
- 野球と出産
- 敗けいくさ
- 岩魚はのびる
- 子供漫談
- 續子供漫談
- 風呂桶の話
- 方向
- 飲過ぎの害について
- いなづま
- 危機
『南の旅』昭和17年5月31日 大觀堂発行 定価2円20銭 四六判 377頁 丸背紙装上製本 貼凾 装幀:岡村夫二
『玄關風呂』昭和17年7月5日 春陽堂書店発行 定価1円90銭 四六判 316頁 丸背紙装上製本 カバー 装幀:棟方志功
- 「目次」
- 猫
- 子供漫談
- 續子供漫談
- 住居について
- 家賃に就いての考察
- 逆さ時計
- 玄關風呂
- 風呂桶の話
- 母からの小包
- 泥棒について
- 二十日間
- 風船と豆人形/雪と菠薐草
- 冩眞/雪だるま
- 九十日/長い井戸
『男兒出生』昭和17年10月15日 春陽堂発行(春陽堂文庫22) 定価50銭 菊半截判 221頁 角背紙装並製本
- 「目次」
- 男兒出生
- ツルと鴨
- 拾った話
- 岩魚はのびる
- 誰か猫の雌雄を知らんや
- チャコの話
- 碁
- 山嶽病
- 間抜け男の話
- 風變りな友
- 戰病兵と街をゆく
- 一錢銅貨
- 湖畔記
- 海を越えて
『十年』合著 昭和18年9月15日 二見書房発行 定価2円50銭 四六判 313頁 角背紙装上製本 カバー 編者:谷崎精二 題簽:會津八一 装幀:大淵武夫
- 「目次」
- 猿 井伏鱒二
- 風塵子 中山義秀
- 北京にて 淺見淵
- 信仰 尾崎一雄
- 昭和九年百姓日記 逸見廣
- 臺灣日記 丹羽文雄
- 手品師 火野葦平
- 泥と赤土 田畑修一郎
- 蛙 井上友一郎
- 金婚式 長見義三
- 四月三十日夜 宮内寒彌
- 松の花 野村尚吾
- あとがき 谷崎精二
(カバー・本冊)
『海風抄』昭和19年1月1日発行 南方書院発行 定価2円 四六判 315頁 角背紙装上製本 外装無
『乗合船』昭和19年6月5日 三寶書院発行(三寶文庫6) 定価77銭 四六判 127頁 角背紙装並製本 外装無 装幀:水谷清
- 「目次」
- 乗合船
- N中尉への手紙
- ふるさと
- 市バスの中で
- 古自轉車
- 「母の日」のことなど
- 強情者
『先生と私』昭和21年8月20日 相洋社発行 定価4円
『田舎がたり』昭和21年10月1日 酣燈社発行 定価12円 四六判 198頁 角背紙装並製本 外装無 装幀:時田直善
- 「目次」
- 田舎がたり
- 畑にゐる蟲
- 長い井戸
- 住居について
- 逆さ時計
- 燒ケ嶽
- 乗合船
- 強情者
- 虎
- 猩
『父祖の地』昭和21年12月15日 鎌倉文庫発行(現代文學選24) 定価25円 四六判 299頁 角背紙装上製本 帯
- 「目次」
- 澁い面
- 馬醉木
- 五年
- 暢気眼鏡
- 猫
- 芳兵衛
- 燈下管制
- 擬態
- 玄關風呂
- 父祖の地
- 九十日
- あとがき
『夏蜜柑』昭和21年12月15日 地平社発行(手帖文庫2-27) 定価5円 文庫判 124頁 角背紙装並製本 外装無
- 「目次」
- 金魚とボーフラ
- 初版本の思ひ出
- 泥棒・金一封
- 沓掛の夏
- 旅行の夢
- 玄關風呂餘談
- 初秋記
- 夕刊の四面
- 上高地にて
- 暮と正月
- 閑談
- 子供漫談
- 赤ん坊の話/志賀直哉先生のこと
- 浅見淵のこと/丹羽文雄のこと
『人生風景』昭和22年1月25日 未来書洞発行 定価20円 四六判 204頁 角背紙装上製本 装幀:鈴木信太郎
- 「目次」
- 子供漫談
- 續子供漫談
- 風呂桶の話
- 公園綺譚
- 電車風景
- ツルと鴨
- Aさん
- ちまたの風
- 或る型
- ヒヨトコ
- 小品四つ
- 家出人と刑事
- 泥棒について
- 飲過の害について
『玩具箱』昭和22年3月30日 文化書院発行 定価35円 四六判 222頁 丸背紙装上製本 装幀:鈴木信太郎
- 「目次」
- 赤ん坊漫談
- 日記
- 私小説・心境小説雜感
- 将棋の會
- 運動會の思ひ出
- 歸省記
- いろいろの死
- 日記
- 生活ルポルタアジュ
- 粗忽
- 太宰治君
- 表現についての感想
- 上野櫻木町
- 子供のはなし/蚊について・他二十五編
『湖畔記』昭和22年4月10日 新紀元社発行 定価45円 四六判 274頁 角背紙装上製本
- 「目次」
- いなづま
- 疲れた男
- 新月
- 赤城行
- 湖畔記
- ささやかな事件
- 母のこと
- 小品
- 男子出生
- 子供
- 「母の日」のことなど
- 市バスの中で
- 脱出
- 山下一家
『先生と私』昭和22年5月25日 新生活社発行 定価18円 四六判 88頁 角背紙装並製本
- 「目次」
- 先生と私
- 浴室籠城記
- なまけもの談議
- お巡りさんと僕
- 貧窮譜
- うなぎ飯
- おもかげ
- B青年
『のんきめがね』昭和23年7月10日 実業之日本社発行 定価100円 四六判 268頁 角背紙装上製本 装幀:岡村夫二
- 「目次」
- 暢気眼鏡
- 芳兵衛
- 世話やき
- 擬態
- 燈下管制
- 男兒出生
- 横田友克氏
- 長い井戸
- 逆さ時計
『こほろぎ』昭和23年8月1日 共立書房発行 定価110円 四六判 226頁 丸背紙装上製本 装幀:中川一政
- 「目次」
- こほろぎ
- 妻の友達
- 山下一家
- うなぎ屋の話
- 抹殺
- ある復員兵の話
- 亡友への手紙
- 落梅
- 解説「類のない小説」宇野浩二
『虫のいろいろ』昭和24年3月25日 留女書店発行 定価180円 四六判 243頁 角背紙装上製本 帯
- 「目次」
- 痩せた雄鶏
- 美しい墓地からの眺め
- 虫のいろいろ
- 落梅
- 山口剛先生
- 病状記
- 坊主神主
- あとがき
(右・12月30日発行の異装本)
『懶い春』昭和25年3月25日 六興出版社発行 定価230円 四六判 310頁 丸背紙装上製本 函 装幀:中川一政
(長編小説)
『なめくぢ横丁』昭和25年12月20日 中央公論社発行 定価250円 四六判 264頁 角背紙装上製本 カバー 装幀:中川一政
- 「目次」
- なめくぢ横丁
- ちろり節
- 大觀堂の話
- 老眼鏡
- 上京六日
- 「相模灣産後鰓類圖譜」と「アカハタ」
『時代の花束』合著 昭和26年7月1日 東方社発行 定価220円 四六判 326頁 丸背紙装上製本
- 「目次」
- 兎小屋の客人 井伏鱒二/緑珠 中山義秀
- 冬眠居閑談 尾崎一雄/江東地區にて 逸見廣
- 田舎ばなし 淺見淵/洗濯屋 丹羽文雄
- 硯 火野葦平
鳳青華 石川達三
- 冬獨居 田村泰次郎
三原にて 宮内寒彌
- 白い面皮 野村尚吾
寂滅爲樂 井上友一郎
- 悲しみの土地 榛葉英治
夜の猫 濱野健三郎
- 相聞歌 八木義徳
復興祭 結城信一
- バルセロナの書盗 小沼丹
- 解説 青野季吉
『もぐら横丁』昭和27年6月25日 池田書店発行 定価230円 四六判 277頁 角背紙装上製本 カバー 帯 装幀:中川一政
- 「目次」
- なめくぢ横丁
- もぐら横丁
- ぼうふら横丁
- 梅の咲く村にて
- 薄氣味の惡さ
- 解説 尾崎士郎
『小鳥の聲』昭和27年6月30日 三笠書房発行 定価280円 四六判 290頁 丸背紙装上製本 カバー 帯 装幀:藤岡光一
- 「目次」
- 霖雨
- 多木多一の怒り
- 繩帶の男
- 列の中の顏
- トラの話
- 熱海行
- むかでとネズミ
- 小鳥の聲
- 町子への手紙
- 初冬
- あとがき
『親馬鹿の記』昭和27年10月30日 池田書店発行 定価230円 四六判 277頁 角背紙装上製本 カバー 帯 装幀:鈴木信太郎
- 「目次」
- 眞説親馬鹿の記
- 子供
- 「母の日」のことなど
- 子供漫談
- 續子供漫談
- アメアルヨ
- かまぼこ娘
- 除夜の鐘
- 空騒ぎ
- 寫眞を送る
- 九十日
- 幼き日の思出
- あとがき
『芳兵衛物語』昭和28年1月30日 池田書店発行 定価200円 四六判 211頁 丸背紙装上製本 カバー 装幀:鈴木信太郎
『ぼうふら横丁』昭和28年4月20日 池田書店発行 定価200円 四六判 231頁 角背紙装上製本 カバー 装幀:中川一政
『水源地』昭和28年7月15日 白燈社発行 定価230円 四六判 267頁 丸背紙装上製本 カバー 帯 装幀:福田豊四郎
- 「目次」
- 水源地
- 踏切
- サイトバラヒ
- 毛虫について
- かまきりと蜘蛛
- 木刀をつくる
- 惡い時には
- 文無しといふこと
- 冬眠居日録
- 大村君のこと
- N君健在
『學生物語』昭和28年10月30日 春陽堂書店発行 定価200円 四六判 267頁 角背紙装上製本 カバー 帯 装幀:鈴木信太郎
- 「目次」
- 先生と私
- 殿下
- 山口剛先生
- ちろり節
- 神樂坂矢來の邊り
- なまけもの談議
- かすとりを飲まざるの辯
- 色紙短冊
- 岩魚はのびる
- 大觀堂の話
『冬眠先生慌てる』昭和29年6月30日 朝日新聞社発行 定価240円 四六判 211頁 丸背紙装上製本 カバー 装幀:中川一政
- 「目次」
- 冬眠居由來
- うぐいす
- だれに似たか?
- 勇士現わる
- 舊友
- 鬼の居ぬ間
- 根岸の里
- 春雷
- 四月一日
- やみを見つめて
- 怪我の功名
- 風かおる
『すみっこ』昭和30年4月30日 大日本雄辯會講談社発行 定価240円 四六判 219頁 丸背紙装上製本 カバー 帯 装幀:田中岑
- 「目次」
- すみっこ
- 一日の記
- 歩きたい
- 墓地の手入れ
- 妻呆ける
『わが生活わが文學』昭和30年12月20日 池田書店発行 定価150円 四六判 242頁 角背紙装上製本 カバー 装幀:福田豊四郎
- 「目次」
- 太宰君の場合
- 梅一輪
- 文學時感
- 村夫子
- 何のために誰のために書くか
- 下曽我放談 その一
- 下曽我放談 その二
- 清貧孤高に非ず
- 文學我観
- 下曽我放談 その三
- 一私小説家の呟き
- 名聲
- 同人雜誌作家について・他十二編
- あとがき
『もぐら随筆』昭和31年2月15日 鱒書房発行 定価120円 新書判 225頁 角背紙装並製本 カバー 装幀:三芳悌吉
- 「目次」
- 新春漫筆
- マツタケ・サンマ
- 秋の色
- 年の瀬
- おおマイ・パパ
- 奈良の鹿
- 下曽我閑談
- 温泉の思い出
- ラジオあれこれ
- 上野界隈
- 文壇碁天狗
- 碁のはなし/文壇圍碁会
- 本因坊戰・その他/碁天狗談議
- 熱海・伊東・他七編/あとがき
『天狗の羽風』昭和32年1月20日 宝文館発行 定価230円 四六判 225頁 角背紙装上製本 カバー 題簽:尾崎士郎
- 「目次」
- 「天狗の羽風に寄せて」水野成夫
- 冬眠居日録
- 天狗の羽風
- あとがき
『親馬鹿始末記』昭和33年7月30日 文藝春秋新社発行 定価260円 四六判 262頁 角背紙装上製本 函 装幀:清水崑
- 「目次」
- 眞説親馬鹿の記
- 親馬鹿始末記
- 華燭の日
- 箱根越え
- あだ名はボス
- 三日月お圭
- 何とかなるだろう
- ボヤキの大岡
- 祖父
- 記憶のをかしき
- 玉樟
- 石
『芳兵衛物語』昭和34年2月20日 垂水書房発行 定価230円 四六判 211頁 角背紙装上製本 函 装幀:鈴木信太郎
『末っ子物語』昭和36年2月10日 中央公論社発行 定価270円 四六判 213頁 角背紙装上製本 函 帯 装幀:石垣好晴
(長編小説)
『まぼろしの記』昭和37年10月20日 講談社発行 定価280円 四六判 182頁 角背紙装上製本 函 帯 装幀:大山忠作
『末っ子物語』昭和39年3月10日 講談社発行 定価200円 小四六判 203頁 角背紙装並製本 カバー 装幀:石垣好晴
(長編小説)
『虫も樹も』昭和40年10月20日 講談社発行 定価620円 四六判 278頁 角背紙装上製本 函 帯 装幀:伊藤積
- 「目次」
- 虫も樹も
- うぐひす
- 朝の焚火
- 夕の焚火
- 退職の願ひ
- うしろ影
- 春の色
- 夕顏
- 冬眠居日録
- 川田宗吉とのつき合ひ
- 遺品
- 父の顏
『虫のいろいろ』限定10部本 昭和43年12月25日 インパルス発行 定価4800円 菊変型判 597頁 角背布装上製本 天金 自装
- 「目次」
- 二月の蜜蜂
- 竹盗人
- 白銅
- 霖雨
- 暢気眼鏡
- 燈下管制
- 父祖の地
- 玄關風呂
- 燒ケ嶽
- 田舎がたり
- こほろぎ
- 虫のいろいろ/美しい墓地からの眺め
- 痩せた雄鶏/小鳥の聲
- 石/華燭の日・他七編
『楠ノ木の箱』昭和44年5月12日 講談社発行 定価580円 四六判 234頁 丸背布装上製本 函 帯
- 「目次」
- 楠ノ木の箱
- 草除り
- アルバム
- 花ぐもり
- 梅雨あけ
- 秋の終り
- 梅干爺さん
- 齒痛
- 片づけごと
『冬眠居閑談』昭和44年9月5日 新潮社発行 定価750円 四六判 269頁 角背布装上製本 函 帯 題字:宇野雪村
- 「目次」
- 還暦の春
- 孫と梅干
- 思うこと
- 碁敵
- 大気の汚れ
- 冬眠居随想
- 切抜の整理
- 随想
- 啓蟄のころ
- 盛夏抄
- 若き日のこと/人間生活の地獄圖
- 志賀直哉の日記から/文學と家庭の幸福
- わが小説・他十一編/あとがき
『沢がに』昭和45年7月10日 皆美社発行 定価800円 四六判 261頁 角背紙装上製本 函 装幀:朝井閑右衛門
- 「目次」
- 冬眠居日録
- 随筆
- 随想
- 古風新風
- 碁のこと
- あとがき
『ある私小説家の憂鬱』昭和45年10月15日 新潮社発行 定価800円 四六判 261頁 角背布装上製本 函 帯 装幀:熊谷守一
- 「目次」
- ある私小説家の憂鬱
- 柿
- 口の滑り
- 槍と薙刀
- あの兒この兒
- 先生を殴ろうとした話
- 三宅島の舊友
- 孫談議
- 小さい富士
- あとがき
『四角な机丸い机』昭和49年1月15日 新潮社発行 定価1000円 四六判 265頁 丸背布装上製本 函 帯
- 「目次」
- 狙われた経験
- 伊豆を行く
- 不躾と無關心
- 吹きすさぶゼンガキレン台風
- 貧乏と林芙美子と
- 井伏、上林両氏の色紙
- 俳句の樂しみ
- 三匹のイノシシ
- のろのろいこう
- ゆっくり往こう
- 梅--花と実
- 故園桃李月/噴火山上の舞踏
- 古手紙の売賣/四十八年前
- 觀戰記者引退・他四十二編/あとがき
『あの日この日 上』昭和50年1月24日 講談社発行 定価2400円 菊判 451頁 丸背布装上製本 函 帯
『あの日この日 下』昭和50年1月24日 講談社発行 定価2400円 菊判 458頁 丸背布装上製本 函 帯
『続 あの日この日』昭和57年9月20日 講談社発行 定価2800円 菊判 342頁 丸背布装上製本 函 帯
『蜜蜂が降る』昭和51年6月15日 新潮社発行 定価1200円 四六判 204頁 角背布装上製本 函 帯
- 「目次」
- 井戸がへをしなければ
- 蜜蜂が降る
- 居据った蜜蜂
- 八幡坂のあたり
- だんだんと鳧がつく
- 鎌倉の人
- 乗物と老人
- 木登り
- あとがき
- 発表誌一覧
『單線の驛』昭和51年11月4日 講談社発行 定価1300円 四六判 273頁 丸背布装上製本 函 帯 装幀:中川一政
- 「目次」
- 春淺く
- 電車で
- 茉莉花とジャスミン
- 單線の驛
- 中學生の水質検査
- 車内禁煙
- こはいことばかり
- どこへゆく
- 微かな光
- 巣こぼれ
- 秋祭り
- 氣にかかること/雀百まで
- 自宅のタブノキ/雜木雜草
- 歸化植物の暴威/私と四月・他四十一編
『ペンの散歩』昭和53年3月25日 中央公論社発行 定価1500円 四六判 294頁 丸背布装上製本 函 帯 装幀:久保制一
- 「目次」
- 文藝随感
- 『鷭』創刊の頃
- 俳句あれこれ
- 丸山君のこと
- セナンクウルの言葉
- 大岡昇平のあるとき
- 牧野信一の墓、文學碑
- 開館十周年
- 芥川龍之介を憶ふ
- 圓地文子さんとの初對面
- 圓地さんと私
- 四十年前の不始末/水原さんのこと
- 文壇本因坊戰/大岡龍男さんのこと
- 「明治は遠くー」再説/ペンの散歩・他十三編
『蜂と老人』昭和55年7月20日 中央公論社発行 定価1800円 四六判 275頁 丸背布装上製本 函 帯 装幀:山高登
- 「目次」
- 大沼湖畔
- 早稲田界隈
- 誰てもさうなのか
- 墓地の變な木
- 能古島行
- チャボ騒動
- 上高地行
- 蜂と老人
- ウロのある木
- 迅く來いクリスマス
- 初出誌一覧
『尾崎一雄対話集』昭和56年6月10日 永田書房発行 定価1500円 四六判 315頁 丸背布装上製本 カバー 帯 装幀:山高登
- 「目次」
- 小説家/丹羽文雄・高見順
- 私小説の底流/三島由紀夫
- 志賀直哉 人と文學/中野重治・本多秋五・平野謙
- 志賀直哉 その人その文學/安岡章太郎・阿川弘之・紅野敏郎
- 文學青年窶れ/井伏鱒二
- 現在・過去・未來/三浦哲郎・秋山駿・平岡篤頼
- 昭和文學奈良時代/安岡章太郎
- 私小説のながれ/川崎長太郎
- 初出誌一覧
『苺酒』昭和57年3月20日 新潮社発行 定価2000円 四六判 309頁 丸背布装上製本 函 帯 装幀:中川一政
- 「目次」
- 日の沈む場所
- 木刀・井戸・玉樟
- 草木茂る
- 庭に来る鳥
- ウロのある玉樟
- 小鳥・猫・蘚
- 苺酒
- 握手とおじぎ
- なり行きまかせ
- 志賀直哉
- 日夏耿之介
- 川崎君よ/永井龍男句集「雲に鳥」を讀む
- 平野謙を悼む/網野菊さんを偲ぶ
- 空襲下の來訪・他十二編/あとがき
『志賀直哉』昭和61年9月30日 筑摩書房発行 定価2800円 四六判 303頁 丸背布装上製本 函 帯
- 「目次」
- 奈良日記抄(一)
- 奈良日記抄(二)
- 奈良日記
- 雜筆
- 『颱風』を讀んで
- 奈良行
- 『暗夜行路』完成
- 志賀直哉の持ち味
- 志賀直哉について
- 沓掛の夏
- 志賀直哉先生の横顏/志賀直哉先生のこと
- 志賀直哉訪問記(一)/志賀直哉訪問記(二)
- 盛夏抄/志賀先生のこと二つ・他九編
- 後記・紅野敏郎
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