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Salon de 書癡 過去ログ 2003 3月

板散華  投稿者:散水弁    投稿日: 3月 1日(土)00時14分47秒

文庫中毒様
そうですか無事着きましたか。汚本ですが、可愛がってあげてください。
まど展の日  投稿者:ymnk    投稿日: 3月 1日(土)01時08分04秒

春の雪様
価値があるかないか、それはコレクターそれぞれの価値観に依るものでしょうから何とも申し上げられません。「三島没後」の「原作映画」のサントラ盤です。ただ、数的には少なく珍しいもの、と某三島コレクターの方から聞いたことがあります。「幸福号出帆」は、ビデオで出ておりレンタル屋を探せばすぐ見つかると思うので、見てからでも遅くはないのではないでしょうか。

大輔様
今日人魚の嘆きに立ち寄り(人魚の嘆き様とは入れ違いになってしまったようです)、写真と雑誌を拝受しました。いろいろとありがとうございます。
稀覯本と珍本  投稿者:    投稿日: 3月 1日(土)09時00分00秒

人魚の嘆き様
稀覯本と珍本という二つの言葉を、どのように区別して、どのレベルの本に使われていますか。最近、これらの言葉が乱発されていると個人的に思います。
三島の子供向け本  投稿者:春の雪    投稿日: 3月 1日(土)11時20分16秒

ymnk様 「幸福号出帆」のビデオが出ているとは知りませんでした。早速レンタル屋に走ります。ところで、「ハムレット」はほしいですが、あの値段ならばもっとほしいものがたくさん残っています。それと、子供向けの本の中では、「ハムレット」はよくある方ではないでしょうか?何が一番珍しいんですか?「真昼の夜の夢」かな?
「われは海の子」  投稿者:太宰ファン    投稿日: 3月 1日(土)16時50分19秒

人魚の嘆き様
関西の目録に田中英光の「われは海の子」の帯付が出ています。帯が半分欠けていて 68000円とありますが、この帯は珍しいのではないでしょうか?値段はどうでしょう?
岐阜出張  投稿者:    投稿日: 3月 1日(土)18時41分55秒

cogito様
昨日、出張で岐阜を訪問、偶然にもあなた様がいらっしゃる場所を通りました。 「cogito様がすぐそばにいるんだな」と思ったらお会いしたくなりました。 ここに書くようなことではないかもしれませんが、なんとなくうれしかったので。
(無題)  投稿者:人魚の嘆き    投稿日: 3月 1日(土)20時47分58秒

太宰ファン様
『われは海の子』の帯は比較的少ないですね。価格の評価は、帯が欠けていることをどのくらいマイナスと考えるかによるでしょう。

東様
私は稀覯本と珍本なる言葉を、意識して使い分けていません。感覚的には、オーソドックスな本が前者、一ひねりした本が後者といったところでしょうか。例えば与謝野晶子で言えば、『恋衣』のカバー付は稀覯本、『絵本お伽話』は珍本ということです。 どのレベルの本をそう呼ぶかは、当然経験の差によって大きな相違が生まれます。乱発気味なのはご指摘の通りだとは思いますが、確たる定義があるわけではないから、まあベテランの方は寛大であってほしいです。
廃棄本  投稿者:ymnk    投稿日: 3月 1日(土)21時33分23秒

春の雪様
一等珍しいのは「ふしぎの国のアリス」のようです。ここらへんの本は初版の発行年月日に数種あるものもあり、ちょっとやっかいです。ところで春の雪様は、「三島由紀夫 古本屋の書誌学」という本をお持ちでしょうか。持っていると便利ですよ(何でも初版は誤植があるとのことで、買われるなら2刷をおすすめします)。また、三島原作映画のソフト化のあるなしについては、拙ページの三島原作映画一覧を御覧下さい。
お忙しいようですね  投稿者:天女の舞い    投稿日: 3月 1日(土)22時34分40秒

cogito様
最近、書き込みが少なくさびしく思っております。 何か原稿の締め切りがお忙しいようですが、また楽しいお話を聞かせてくださいませ。
一寸休憩。  投稿者:cogito    投稿日: 3月 1日(土)23時00分56秒

昌さま、はじめまして。
たいへんな田舎だったでせう。あの辺、「深尾さん」が一杯ゐて、つまり深尾須磨子の旦那で夭折した詩人、深尾贇之丞の故郷で実家もあるんですよ。 金曜日は月末だったので一日ぶつぶつ言ひながら図書館の掃除をしてゐたかもしれない。大学もたうとう潰れはじめましたからね。 天女の舞いさま、こんばんは。一寸休憩で来ました(笑)。 どなたでも図書館にはお越し下さいませ。例のとんでもない値段で買ひ揃へた「東海詩集」なんか御覧に入れますよ(そんなもの、みたくないですね  ┐(^▽^)┌)
アドバイス  投稿者:ダークホース    投稿日: 3月 1日(土)23時21分52秒

皆様から人魚の嘆き様の書斎訪問レポートを期待され、やはり古書の知識が少ない私は心配になってしまいました。 どこに(どの本に?)注意して拝見すればよいのか、皆様からのアドバイスをお願いいたします。

文庫中毒様
父親のような心配までして下さりありがとう御座います。 でも、人魚の嘆き様は、蔵書の価値と収集家の価値が一致している方だと私は思います。 文庫中毒様もそう思われませんか?
アドバイス?  投稿者:くだん    投稿日: 3月 1日(土)23時52分06秒

ダークホース様
私も「人魚の嘆き様の書斎訪問レポート」を楽しみにしている一人です。 どこに(どの本に?)注意して見れば良いのか、レポートすればよいのかということに気をとられてしまうと何がなんだか判らなくなってしまうかもしれませんので、古書知識は少なくても、本が好きという方が、人魚の嘆き様の書斎を見て、どんな印象を持ったかをを思いつくままに書いていただければ 良いのではないでしょうか。 たとえば、人魚の嘆き様が特に熱意を込めて見せてくださったり説明された本、ダークホース様が個人的に関心のある作家の本など何でも良いと思います。 人魚の嘆き様のコレクションはまだ完結されているわけではないようですので、コレクションが増えれば、将来また別の幸運な方がレポート第二弾を書いてくれるかもしれませんね。
アドバイス( ^ー')v  投稿者:cogito    投稿日: 3月 2日(日)08時03分34秒

ダークホース様
(もしできましたら)例の「ダンボール」をどれでもいいから無作為にひとつ開けてもらって、本の名前をそっくり控へてきて下さいませ。どんな本が"本棚行き"を逃したか、たぶんそれを見てみんながのけぞると思ひます。ぼくはこっちの方が知りたいな! でもってもし「井口蕉花詩集」が出てきたら、「コレ頂戴」シールを貼りつけておいて下さいね。古本酒舗には他にも各十枚づつ、ymnk様、恩地様、雪達磨様、ゴキタン1号・2号様"御先約シール"がすでに用意されてをります。不取敢なんでもいいからむかふ向いてるときにぺたぺた貼ッつけて帰ってくればOKです。
絵文字  投稿者:天女の舞い    投稿日: 3月 2日(日)09時12分42秒

cogito様
お忙しいのに引っ張り出すような書き込みをしてしまい、お許しくださいませ。でも、cogito様の絵文字を見ると、本当に心が明るくなります。

ダークホース様
私も羨ましいのひとこと。そしてちょっぴり嫉妬しているかもしれません。 ワンポイント・アドバイスはメモをよくとることです。 頑張って!
(無題)  投稿者:文庫中毒    投稿日: 3月 2日(日)09時37分29秒

ダークホース様
もちろんそう思います。だからこそ心配なのです!。 アドバイスとしては、小型カメラをこっそり持ち込み、人魚の嘆き様がトイレに立った隙にバチバチ写真をとって、「人魚の嘆き」で、人魚の嘆き様以外の皆さんにこっそり回覧するという、「スパイ大作戦」はいかがでしょうか。 
追伸  投稿者:文庫中毒者    投稿日: 3月 2日(日)09時43分22秒

ウーン、どうもcogito様のと、私のは、アドバイスとはいえない気がするな。
感謝  投稿者:太宰ファン    投稿日: 3月 2日(日)10時49分25秒

人魚の嘆き様
「われは海の子」について、早速アドバイスありがとうございます。ちょっと考えてみます。
『或る朝』発禁本  投稿者:留女    投稿日: 3月 2日(日)14時37分38秒

管理人様
人魚の嘆き様
「新興文芸叢書」の一冊で、発禁処分となった大正7年版の『或る朝』を探していますが、なかなか出会うことが出来ません。この本は「稀覯本」と呼ぶに値する本なのでしょうか。ご教示をお願い申し上げます。
(無題)  投稿者:雪達磨    投稿日: 3月 2日(日)15時34分21秒

皆様
お久しぶりでございます。高野聖様の訃報を聞き心労のため 寝込んでおりました。嗚呼!心からお慕い申し上げておりましたのに。 聖様よりいただいたT書店「近代詩書目録」を肌身離さず、詩集をバンバン 集めることが追悼となるでしょう。 シャザーン様の意志はきっと岐阜の方が継いでくださいますでしょうし。

ダークホース様
私も嫉妬に狂っています。(笑) cogito様は本に「コレ頂戴!」シールを貼るそうですが、私は本を傷めるのが嫌ですので帯を用意いたしましょう。何にするかは検討中なのですが、書影を貴女にカラーコピーいたしますから、ご安心ください。 ところで、機会がありましたら「放浪記」の芝居でも見に行きましょう。

くだん様
土曜日はありがとうございました。上林本を蒐集するつもりはございません。 が、読書は好きなのでお約束はできません。それにしても同日に同書店で同作家の本を買い、自慢しあったのは初めての経験です。読み終えましたら感想でも。

管理人様
釣れていますか?それはさておき、旅情をお楽しみください。留守中、しっかり寂しがりやの人魚様のお守りをいたします。先週は○角本が入荷した情報を 教えていただきましたが、「君は営業中だから入っちゃだめだよ」と言われました。見るぐらいいいじゃないですかねぇ。(笑) 余談ですが、私は再来週あたり青森に行くことになりそうです。 良い古本屋があったらお教えください。
幻の本  投稿者:    投稿日: 3月 2日(日)15時49分34秒

人魚の嘆き様
稀覯本と珍本に関するご意見、オーソドックスな本が前者、一ひねりした本が後者には思わず頷いてしまいました。 そこでもう一つ、幻の本もよく見る表現ですが、どんなものでしょうか。 また人魚様の幻の本を教えていただけますか。
古書目録  投稿者:マヴォ    投稿日: 3月 2日(日)19時22分55秒

cogito様
以前からcogito様のHPとBBSを楽しく拝見している者ですが、最近BBSはゴキタン隊の方々に占拠されているご様子ですね。それも楽しいのですが、cogito様の古書目録解説がご無沙汰なのが、オールドファンには残念です。お忙しいそうですが、また時間ができたら復活してください。

人魚の嘆き様
過去の古書目録がコレクターの大変勉強材料になる、という人魚の嘆き様の教えに従い、各店の目録を集めたいと思っています。具体的には、候補になる店に片っ端から請求するのがよいのでしょうか?その場合、目録代は先に送るべきですか?初歩的な質問で恐縮です。
感想  投稿者:スカラベ    投稿日: 3月 2日(日)20時26分07秒

人魚の嘆きさま 「月曜放談」拝読しました。感想は一言、痛快でした。日頃思っていても口に出せないことを、ズバッと書いていただいた、そういった読後感です。きっと、政治、行政、教育などの各方面に衝撃を与えたことでしょう。古書の世界以外にも、これだけ多方面に亘って造詣が深いとは存じませんでした。管理人さまと人魚の嘆きさまの今後のご活躍を念じます。
深尾贇之丞の事ども  投稿者:萬嘯廬    投稿日: 3月 2日(日)22時38分11秒

cogito様
初めまして。 昨日、当掲示板に深尾贇之丞の名をあげていらしたので御教示いただたらと存じます。 唯一上梓された「天の鍵」について、この詩集はcogito様がホームページの 過去ログに書いていらした通り、装丁から序文、跋文、出版社にいたるまで 当時の一流どころが揃っている事は存じております。 後の詩人深尾須磨子の出発点となったという事ですが、贇之丞自身の作風とはどういったものなのでしょうか。 作風などというものをお尋ねするのは、何やらゼミに於ける女子学生の質問のようで気恥ずかしくもありますがよろしく御願いいたします。 加えて深尾贇之丞が当時それ程著名であったとも思えず、 鴎外に序文を貰えた経緯などは判っているのでしょうか、 やはり与謝野晶子を介しての事なのでしょうか。 初めての方に質問ばかりで恐縮です。 お判りになる範囲でお答えいただけたら幸いです。
(無題)  投稿者:人魚の嘆き    投稿日: 3月 2日(日)22時52分54秒

折角の久し振りの休日が、cogito様の余計なアドバイスのお陰で仕事より疲れる一日となりました(ダンボールは別宅だと前に書いたでしょうが!)。文庫中毒様の監視の目が光っているような気もしたし・・・でも、やっぱり楽しかった、かな? さて、管理人代理の仕事、仕事。

留女様
発禁本『或る朝』は、函付であれば立派な(?)稀覯本です。函欠の本は丹念に探せばそんなに難しくないと思います。

東様
私見ですが、「幻の本」とは「存在するという噂はあるけれども、現物が確認されていない本」だと私は考えています。例えば、『社会主義詩集』や『ルーベンスの偽画』の絵入本がそれにあたります。従って、自分で一度でも見たことがある本は言うまでもなく、目録に書影が載っている本も幻とは言えないことになります。 難しいのは、目録にタイトルだけ出たことがある本と、誰かが「見たこと(持っていたこと)がある」と語っている本についてでしょう。その場合は、本屋や個人の信頼性で判断しています。例えば、管理人様が「見たことがある」と言えば無条件で信じるし、コレクター某氏であれば全く信じません。それは過去のその人物の評価で自ずから明らかになることです。 そして『初版本講義』にも書いた記憶がありますが、基本的には「幻の本」はないものと考えています。特に、多くの人が「見た」と言っているのに写真一枚出てこない本は、「怪しい」。出てくればその時に認識を改めればよいだけのことだと私は思います。ただし、「幻の本」を追うことにロマンを感じる人の気持ちはよく理解出来ます。

マヴォ様
私は駆け出しの頃、目録がほしいと思う古本屋に全部はがきを書き、そこに「費用をご請求ください」と書き添えました。しかし、目録代を請求してきた本屋はほとんどありませんでしたね。 問題はわざわざ目録を送ってくれても、注文する本がない場合です。こちらは資料としても目録を貰う意味がありますが、本屋にしてみれば買ってナンボです。ましてこちらがリクエストして送って貰ったのだから、所謂「義理買い」をしたことも多いです。 最近では、自宅に来ない目録もその気になればいくつかの場所ですぐに見られますから、無理をして買うことは減りました。それでも、自宅に来る新しい本屋の個人目録や、長年付き合いのある本屋ならば、是非と思わない本もなるべく注文します。それは損得の問題よりも、気持ちの問題なのです。

スカラベ様
ご高覧感謝申し上げます。暴論もあったかもしれませんが、「放談」らしからぬ紳士・淑女の方々の文章が多い中で、確かに反響は大きかったようです。
深尾贇之丞のこと  投稿者:cogito    投稿日: 3月 3日(月)00時22分05秒

萬嘯廬さま、はじめまして。
 深尾贇之丞(ひろのじょう・ひろのすけ)のことについては、深尾須磨子に親炙された逆井尚子(さかさいひさこ)さんの著書「深尾須磨子 女の近代をうたう」(2002ドメス出版)といふ本のなかに、「牝鶏詩人の誕生−『天の鍵』による出発」といふ一項を設けて、贇之丞の詩とともに詳しいエピソードが紹介されてゐます。
 お尋ねの詩風とはいっても、いづれ拙HP上にテキストを晒し上げる予定の一冊ですから、読んで頂くのが一番いいのですが、300p近いこの詩集をテキストに起こすのは今しばらくお待ち下さいませ(汗)。口語詩誕生の最初期に、かくまであけすけに口語を駆使した詩人が郷土におったのか、といった驚きが私の第一の読後感でした。自然主義の素材とロマン主義の高揚とが一緒に見られる詩(?)といへば通じよいでせうか。夭折しなかったら確実に東海詩壇に影響を与へてゐたひとです。如何せん、詩人の没後、須磨子は相続財産を取るだけとって岐阜とは絶縁してしまひましたし、郷土でも名古屋詩壇が産声を上げる前に彼は亡くなってしまったので、結局、誰との面識をも得ないまま、中央の人達の間だけで話題となった名前が惜しまれます。しかし夭折しなかったら詩人深尾須磨子は誕生しなかったのだし、運命の皮肉さ不思議さを感じないではゐられない詩人ですね。  「天の鍵」は、"せしめた相続金"から贅沢三昧を尽して上梓された遺稿詩集で、半分は須磨子の処女詩集の体裁を採った謂はば合作詩集なのですが、彼女の書き分は、寄る辺無い未亡人の愛と依存心だけがひしひしと伝はる内容で、"相続金をせしめた"といふ嫌な感じはひとつも起きません。むしろ反対を押し切っての同棲・結婚でしたから、岐阜では散々陰口を叩かれいぢめられたんでせうね。彼女に莫大な財産が遺されたこと。与謝野晶子には度々金銭的な扶助を行ってゐること。逆井さんの御本からはこのふたつしかわかりませんけれど、森鴎外の序文の調子(わしゃほんとはこんなのわからんのじゃが)から推しても、出版の段取りすべてが与謝野晶子を介しての事であると、私も思ってをります。 おことはり(詩の内容に立ち入ったことですから拙HPにも転載させて頂きました。)

人魚の嘆き様
といふことは御開帳が行はれたんですね。彼女は無事ですかっ!(`△´)ノ彡☆ばんばん!
人魚様の別宅を訪問しました!  投稿者:ダークホース    投稿日: 3月 3日(月)00時52分51秒

cogito様
私は元気です(少し眠いですけど)。 cogito様のお陰で、ひょんなことから人魚の嘆き様の別宅まで遠征してきました! 今日は遅いので、明日「人魚様の別宅訪問記」を書きたいと思います。 お楽しみに! お休みなさいませ。
(無題)  投稿者:萬嘯廬    投稿日: 3月 3日(月)01時20分16秒

cogito様
わたくしの不躾な質問に斯くも鄭重なる御回答、真に恐れ入ります。 白状いたしますと、この詩人に興味を持ちました切っ掛けは実に不純な動機でありまして、それは正しくcogito様がH.Pでおっしゃっておられた通り脇を固める布陣と瀟洒な造本なのであります。 さりながら、それのみの理由で購入出来るような詩集ではなく又、稀覯本に属する事も承知しておりましたので「詩風を知りたい」などという愚問をあびせてしまった次第であります。恐らくcogito様が御購入された金額で探すのは難しいのではないでしょうか。 「夭折しなかったら確実に東海詩壇に影響を与へてゐたひとです」とのお話を承り気長に探してみたいと存じます。 どうもありがとうございました。
強力なライバル  投稿者:四天王    投稿日: 3月 3日(月)06時43分09秒

おはようございます。
雪達磨様
故高野聖様を追悼して詩集をバンバン集められるとか。 ああ、またしても強力なライバルの出現ですね。お手柔らかにお願いします。

ダークホース様
「人魚様の別宅訪問記」楽しみにしていますよ。
「人魚の嘆き様の別宅訪問記」前編  投稿者:ダークホース    投稿日: 3月 3日(月)11時32分16秒

人魚の嘆き様から、別宅の所在地以外は好きなように書いてよろしい、と許可をいただいたので、ガンバって書いてみます。不明なことがあれば、ご指摘くださいませ。 細かいお話は省略しますが、cogito様の書かれた「ダンボール」が人魚の嘆き様の自宅にないことがわかり、恐る恐るお願いして、昨日、人魚の嘆き様の別宅に連れていって いただきました。 3LDKのお部屋で、ふだんは誰も住んでいらっしゃらないそうです。というか、とても誰も住めません。なにしろ部屋という部屋が全部ダンボールの箱でいっぱいで、ダンボールがないのはバスルームとトイレだけ。 ダイニングテーブルが一つと、イスが二つありますが、テーブルの上にもダンボールの箱が。これは最近、「人魚の贈り物」のために取り出したものでした。もっとも、人魚の嘆き様のお話ではこれでもずいぶん減ったらしく、以前はもっとぎゅうぎゅう詰めして、玄関も廊下もバスルームも!箱が積まれていたそうです。「だいぶ余裕があるでしょ」といわれ、返事に困ってしまいました。 誰も住めないもう一つのわけは、ナフタリンのような強烈なにおいです。どうして本箱を置かないのかうかがうと、「ほこりと虫が心配だから」とのお答え。ナフタリンの紙がダンボールの周辺にたくさん置かれていました。ホントに虫も寄りつかない感じです。 さて、肝心の本の話ですが、ここにある本は大きく分けて、1.一般書と2.文学関係書です。どちらも、古い本は高校時代からのもので、最近の本は自宅の書斎からはみ出したものをこちらに持ってこられるそうです。 一般書は大きい部屋一つに、幅広いジャンルの本がありました。サンプルに開けていただいた箱には、歴史やノンフィクションの本が入っていました。 この部屋の本はどんどん無料提供していて、すごく数が減ったそうです。それにしても、まだダンボールがいくつあるのでしょう。200以上はあると思いました。 そして問題の文学関係書です。箱の数は一般書よりもさらに多く、ご本人も、なにがどこにあるかまったくわかりません。最近持ってきた箱だけ、わずかに中身の記憶があるとおっしゃっていました。 全集は新しいシリーズが出て、うんと安くなってしまったものが多く、バザーに提供です。研究書も今は暴落していて、死蔵です。それと、人魚の嘆き様は、文学雑誌は2.3箱分くらいしかお持ちでないらしいです。 注目の初版本は、若い頃は不完全な、あまりきれいでない本ばかり買っていた、というかそれしか買えなかったそうです。そうした本が大量に眠っているけれど、「今では案外珍しかったり、高かったりしているんですよ」と教えてくださいました。 そして、大学後半から15年間で買って、自宅の書斎に入りきれない本、好きでない作家の本は美本が多いです。とくに興味のない戦後の限定本とかは、自宅には数冊しか置いていません。 どうして、好きでない作家の本や、興味のない限定本があるかおたずねしました。人魚の嘆き様によれば、お客さん同士で買う場合に、ほしい本だけ、というわけにいかず、それ以外も買わざるをえないことが多いのだそうです。 それと、これは初公開のお話だそうですが、あるコレクターの方の本を、売らないという条件で10年ほど前にまとめて引き取り、1000冊くらいの中で、数冊しかほしい本がなかったこともあったようです。大変な世界なんですね。 まとまりのない文章で申し訳ありません。なんとなく、人魚の嘆き様の別宅の様子がおわかりですか?長くなりましたので、いよいよ皆様お待ちかねの、私が開けた宝の箱の中身のお話は、次回にさせてください。 ちょっぴり恨めしくも思った、林芙美子の本の話や、cogito様の、みんながのけぞる本の話がいっぱいあります。楽しみにしてください
早く後編を  投稿者:グレノリ    投稿日: 3月 3日(月)12時22分54秒

ダークホース様
「人魚の嘆き様の別宅訪問記」前編をとても興味深く読み ました。若々しく初々しいレポートで、思わず私も人魚別宅にワープした気分です。 後編を心待ちにしています。
早く後編を2  投稿者:永町    投稿日: 3月 3日(月)13時29分13秒

ダークホース様へ
詳細かつ興味をそそるレポートありがとうございます。 人魚の嘆き様がどのように本を収蔵しているかはとても興味あるところです。 分野別の梱包されているようですが、その他に分類の工夫はなされていらっしゃるのでしょうか。 また、人魚の嘆き様が興味のない分野はじかにご覧になられてどの方面でしょうか。 (SalonDe書痴に集う方々が自分のコレクションを伸ばせる可能性を探っての質問です。) 私もつながりで必要のない本を注文することはありますが、人魚の嘆き様とは桁が違うようですが。 次回のレポートを期待いたします。
調べて見たら・・・・  投稿者:春の雪    投稿日: 3月 3日(月)13時31分24秒

ymnk様 そうですか、「ふしぎの国のアリス」ですか。初版の発行年月日に数種あるのはどうしてなんでしょうか?不思議ですね。 それと「三島由紀夫 古本屋の書誌学」は持っています。でもある古書店主に「あの本の参考値段はちょっとね。本の後ろにある自分の目録の値段と比べてごらん。おもしろいことがわかるから」といわれ、調べて見たらなんと。とてもここでは書けません。それ以来、あまり信用していません。 ymnk様のリストで三島映画は勉強させてもらいます!
(無題)  投稿者:くだん    投稿日: 3月 3日(月)13時47分06秒

雪達磨様
私も周りの人が話題にしていると、ひとつ自分も読んでみようという風になるくちですので、どうぞお気になさらないでください。一気に読むより、一日一編か二編ずつ読んでいくのが良いようです。

ダークホース様
充実したレポートを有り難うございます。 恐る恐るお願いと言いつつも、しっかり別宅も訪問されて敏腕レポーターぶりを発揮されていますね。 後編の書斎の宝箱のお話も楽しみです。
月曜放談  投稿者:散水弁    投稿日: 3月 3日(月)18時03分16秒

人魚の嘆き様
週末に「月曜放談」受領。お手数おかけ致しました。放談にふさわしい内容で、楽しく拝読させていただいた一方、私などは襟を正すべきことばかり。大変参考になりました。取り急ぎ御礼申し上げます。
(無題)  投稿者:文庫中毒    投稿日: 3月 3日(月)18時54分50秒

ダークホース様
人魚の嘆き様別邸訪問記、楽しく読ませていただきました。やっぱり噂に違わず物凄そうですね。ますます一度訪れてみたい思いが募ります。 引き続き難攻不落の要塞訪問記もよろしくお願いします。
無事が何より。  投稿者:cogito    投稿日: 3月 3日(月)21時00分15秒

ダークホース様
無事に帰ってこられて何よりであります。 考へてみると人魚様、「お妾さん」の代りに「本」を囲ってゐるやうなもんですねー。 続きの報告を楽しみにしてをります!b(^.^)

人魚の嘆き様
「月曜放談」ありがたうございました。大変面白く拝読させて頂きました。 (どうして打切りになっちゃったのですか。"自警団"が障ったですかね(笑)。) 今でもT書店では「…とかの本」とか云ってお客さんが注意される現場は見れるんでせうか?云はれてみれば、ぼくも聞いたことありますもんね。直接云はれたことは…ないかな?(汗) "若い人"だからといふより、どうも日本人は、初対面の相手とは正対せず、はぐらかしたもの云ひをするのが礼儀と心得てゐる節がありますね。「サラダのほうお持ちしました」「一万円からお預かりします」でも言葉は正確に使はないといけませんね。 ちなみに私の名前は「康晴」ではありません(宛名が違ってました (ノ・わぁん)。
書斎はまだです!  投稿者:ダークホース    投稿日: 3月 3日(月)21時46分31秒

暖かいおことばをありがとう御座います。印象が薄れないうちに、後編も明日には書きたいです。 ところで、私の書き方が悪かったのだと思いますが、「皆様お待ちかねの、私が開けた宝の箱」とは、人魚の嘆き様の別宅にある、ダンボール箱に入った初版本のことです。 私はまだ人魚の嘆き様のご自宅はうかがっておりません。今週後半の予定です。それとお礼が遅くなりましたが、たくさんのアドバイスをありがとう御座いました。どれだけ訪問で生かせたか不安ですが、いっぱいメモはしてきました。 「コレ頂戴」は恐れ多くてダメですけど、本命の書斎訪問ではもっとガンバりたいと思いますので、これからも応援してくださいませ。 永町様のご質問のことは、分野別に東洋史とか民法とか全集とマジックで書かれ、置かれる場所がほぼ決まっていたようでした。それ以外の分類が細かくされていたとは思えませんでした。 初版本の箱は、すべて丸に初とだけ書かれ、作家別ではなかったです。小説と詩集や歌集もわかれていませんでした。 人魚の嘆き様が、「ほこりと虫が心配だから」とおっしゃったのは初版本のことで、その他は数多くの本を効率よく保管するために、ダンボールに入ったままなのではないでしょうか。 人魚の嘆き様の興味のない分野がどこなのかは、ちゃんとお答えできません。書斎を拝見させていただければ、少しは私でもわかるかもしれませんけれど、自信は・・・ あいまいなお返事ばかりでごめんなさい。
ごめんね、康弘  投稿者:人魚の嘆き    投稿日: 3月 3日(月)22時09分02秒

cogito様
「月曜放談」は打ち切りではなく、月に一回、半年で交代です(笑)。 なお、T村書店主は最近丸くなり、私は残念であります。 お名前、大変失礼いたしました。故大名人と風貌が似ていらっしゃるものだから(笑)。 いけない!今度は元上司と間違えた!
「丸に初とだけ」には参りました  投稿者:人魚の嘆き    投稿日: 3月 3日(月)22時26分48秒

確かダークホース嬢は引っ込み思案だったはずなのだが・・・ cogito、文庫中毒両氏よ、ダークホース嬢の無事より我がプライバシーを案じよ。 書斎訪問は中止にするか・・・
(無題)  投稿者:永町    投稿日: 3月 3日(月)23時41分31秒

人魚の嘆き様へ
御丁寧なメールありがとうございます。 お忙しい中、色々とお気遣いいただき恐縮しております。 また、様々な本に関わるお話をお願いいたします。 本を通して多くの人と知り合えるのも「縁」のようなものを感じてしまいます。
啄木と賢治  投稿者:岩手の星    投稿日: 3月 4日(火)06時52分05秒

私は現在東京に在住する岩手県出身の者です。 古書を集め始めてからまだ日が浅く、ここは知識の宝庫として勉強を日々してます。 私は戦前の文学の本をぽつぽつと集めています。 ここでもその時代の作家が数多く出てきますが、我が郷土の誇りである石川啄木と宮沢賢治が話題に上らないのが残念です。 どなたか啄木と賢治に関心がある方、そして彼らの本を集めている方はいませんか? 生前の本は珍しく、高い本ばかりと聞いています。 お持ちの方はいますか?
宮澤賢治  投稿者:cogito    投稿日: 3月 4日(火)08時22分40秒

 この掲示板に出入してゐるひとで初版本を持ってる人はおそらく御二方だけでせうね。  岩手の星様は「春と修羅」の復刻はお持ちですか。あれを山歩きのたびに持ち歩き、旅の思ひ出を罩めて品良くくたびれさしたものをまづお作りになって、本物はそれからとも存じますが、そんな別格の詩人、(私の中では)いふまでもなく日本で最高の詩人ですね。  ここに出入してるひとたちはだいぶんスレちゃってるひとたち(笑)ばかりなので、といふか、スレスレの自分の場合、大詩人達の"太陽光線"にはいつも背を向けてゐて、気をつけないと見逃してしまひさうな"周辺の星たち"ばかりを探しては喜んでをりますが、実は彼等の放射する光熱の恵みを背中一杯に感じてゐます。皆さん、ただ口に出しても仕方の無いことは云はないだけなのです。岩手の星様の資力を、わたしたち一般庶民と同等に踏み間違へてをりましたら失礼の段お許し下さい。  函なしでいいからいつか手にしてみたい詩集ですね。
「春と修羅」と「注文の多い料理店」  投稿者:四天王    投稿日: 3月 4日(火)09時31分43秒

岩手の星様
私も宮沢賢治大好きですよ。 ただ本の話題になると、「春と修羅」と「注文の多い料理店」の2冊 しか生前にはなくて、どちらも「高値」の花だからつらいです。 何年か前に、ある古書店で状態の非常に悪い、ページが表紙から取れかかった「春と修羅」があって、(もちろん函なし)それでも8万円でした。 相当悩みましたが、私も復刻を持っていたのであきらめました。 でも、今でも「買っておけばよかったかなー」と思うことがあります。 賢治といえば童話もいいですね。しかし「注文の多い料理店」はさらに天上の星のような存在です。 詩集と違って、死後も「銀河鉄道の夜」とか「風の又三郎」がありますが、これらも高くて、一度オークションで追っかけたのですが、全然届きませんでした。 こちらも復刻頼みだけれども、いつか元版で、という思いは今でもあります。 啄木は弱いのですが、詩集「あこがれ」は「春と修羅」よりも珍しいようです。このあたりは、人魚の嘆き様の講義をお願いいたします。
(無題)  投稿者:マヴォ    投稿日: 3月 4日(火)11時37分14秒

cogito様
早速、目録解説を復活して下さり感謝しております。実は私も何冊か「善本古書目録」(すごいタイトルですね!)で詩集を注文しましたが、1冊も取れませんでした。ー無名詩集をゴソーッと浚っていったのはだれでせう。ーの答えはやはり人魚様でしょうか。ダークホース様に書斎で確認していただきましょう。 それと私が関心のあるモダニズム詩集は、復刻すらされていない本が多く、実に欲求不満がたまります。誰かこの手の復刻をして下さるコレクターはいないものでしょうかね。

人魚の嘆き様
目録についての講義に感謝申し上げます。長年の義理買いの歴史が、ダークホース様のレポートの膨大なダンボール箱に結びつくわけですね。ー損得の問題よりも、気持ちの問題なのです。ーに感動しました。 書斎訪問のお約束、男に二言無しでお願い致します。
「人魚の嘆き様の別宅訪問記」後編  投稿者:ダークホース    投稿日: 3月 4日(火)17時18分30秒

ただただダンボールの分量に圧倒されていた私に、人魚の嘆き様は「初版本の入った箱を見る?」とことばをかけてくださいました。もちろんです!でも、どの箱を選んだらよいのやら。 人魚の嘆き様も中はわからないので、結局部屋の前の方に積んである箱にしました。これは比較的新しいものだそうです。本の入った箱はすごく重くて、私には持てません。 人魚の嘆き様にえっちらおっちら持っていただきました。感激しました。 「林芙美子に当たるといいね」と人魚の嘆き様。「えっ、林芙美子の本は書斎ではないんですか」と私。なんとなんと、林芙美子の本は書斎には2冊しか置いていないことがわかりました。ちょっとショックです。 そればかりではありません。私は林芙美子との関係で、川端康成や井伏鱒二の本も少しずつ買っているのですが、彼らの本もほとんどがこのダンボールの山の中。一体、自宅にはどんな本が置いてあるのかしら? でも、人魚の嘆き様が「林芙美子の本が入っていたら、差し上げますよ」とおっしゃってくださったので、気を取り直しました。ちなみに、書斎に置いてある2冊とは、「『蒼馬を見たり』と『面影』とのことでした。 3箱あけていただいた内で、最初の箱には夏目漱石の『行人』と『道草』がありました。 どちらも、漱石の本ではありふれていて、もっときれいな本が手に入ったからこちらに流れてきたそうです。私は、十分きれいだと思ったんですけれど。 それ以外は私のよく知らない作家の本ばかりです。「Salon De 書痴の人たちも興味ないところだから、メモしなくていいと思う」とおっしゃるので、書きませんでした。 2つ目の箱には北原白秋の本がありました。『雪と花火』『雀の卵』『きょろろ鶯』とメモにあります。『雀の卵』には白秋とサインがありました。 あと、「これはcogitoさんがのけぞる本だよ」といわれた本があったので、メモしました。田中冬二の『花冷え』という本で、50冊しか造らなかったみたいです。この本にも署名がありました。人魚の嘆き様はこれを出した出版社の本があまりお好きでない。それでもお持ちなのがおもしろいですね。 3つ目の箱は芥川龍之介の本が多かったです。この箱以外にも、芥川龍之介の本は、高校生の頃から山ほど買って、今では商品価値がないものも、いっぱいあります。 すべてとてもきれいな本なのに、どうして書斎に置かれないのか。「そっちには全部署名本があり、入りきらないから」とお答え。格好よすぎますよね。 ということは、ここにある本は全部署名本があるのか。今の内にと思い、書いておきました。『黄雀風』『傀儡師』『支那遊記』『影灯篭』の4冊です。 まだここに書いた何倍も拝見しました。メモもしましたが、長くなるのでこれくらいにします。 そして、残念なことに、私が選んだ箱には林芙美子の本は入っていませんでした。私が残念がっていると、人魚の嘆き様は、「じゃあ、今日の記念にこれをあげよう」と、今書いた中の1冊をプレゼントしてくださいました。その本の名前は、秘密です。 人魚の嘆き様の別宅訪問から2日経ちましたが、あの光景とにおい、そして箱に眠るすばらしい本の数々は、一生忘れられないと思います。 人魚の嘆き様、本当にありがとう御座いました。 同時に、人魚の嘆き様の書斎を拝見するのがちょっと怖く、そして私ごときでは申し訳なく感じています。 私は本当に人見知りで、臆病なので、多分書斎で足がすくんでしまうかもしれません。 でも、期待されている皆様のためにも、ガンバりたいので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
「書斎訪問記」待望  投稿者:ヒヤシンス    投稿日: 3月 4日(火)19時04分22秒

「人魚の嘆き様の別宅訪問記」大変おもしろく拝読しました。 お若いのに、巧みな筆致で感心している次第。 それにしても、恐るべきは人魚様の蔵書ですね。 これはいよいよ、「書斎訪問記」が待ち遠しくなりました。 沢山メモをお願いします。楽しみにしています。
羨ましい  投稿者:文庫中毒    投稿日: 3月 4日(火)20時35分29秒

ダークホース様
後編も楽しく拝見させていただきました。羨ましい限りです。 <「Salon De 書痴の人たちも興味ないところだから、メモしなくていいと思う」とおっし<ゃるので、書きませんでした。 こういうのが、実は一番怪しいのです。ねえcogito様。

<(芥川龍之介)今では商品価値がないものも、いっぱいあります 人魚の嘆き様のこういった表現に誤魔化されてはいけません。庶民にとっては、大変貴重な、それこそ「お宝」なのです。経済感覚がまったく異世界なのではないかと密かに推察しております。 それと、メモが長すぎることはまったくありませんので。存分にお願いいたします。 今週はいよいよ書斎訪問のようですが、ご健闘をお祈りいたします。 なお付添い人が必要な節は、ぜひご連絡ください。飛んでまいります。
『香水夫人』『紫鬼』  投稿者:大衆王    投稿日: 3月 4日(火)20時41分57秒

香水夫人殿
貴殿より依頼のありし大阪圭吉『香水夫人』の件、昨日雪解けを待って我が師探偵王の邸宅を訪れ交渉す。彼も高齢となり嘗ての傲岸不遜の態は薄まり、『香水夫人』は一部しか所持しない本なれども熱望する者あらば譲渡する事に躊躇なしと言う。唯一つ問題は既に探偵王がこれを所蔵することを知る者が弟子筋に複数おり、その誰もがこの本の割愛を希望する事也。故に探偵王は『香水夫人』の処分方法を大衆王に一任し、但し此れを希望する者に等しく機会を与える事のみ条件としたり。大衆王は大いに困却す。その所以は、貴殿との話が一方にあり。その一方、探偵王の弟子の多くは我に面識有り又は知己有り。若し『香水夫人』を誰か独りに優先的に渡せば他の憤激を買うは必定也。そこで大衆王は熟慮し、『香水夫人』を希望する者に等しく機会を与えるとの師の条件を遵守する為、今から半年以内に然るべき方法で『香水夫人』の売却を周知させ希望者の抽選で譲渡者を決する事としたり。貴殿には其の方法が決し次第、必ず当掲示板で連絡する事を約す。従って貴殿は必ず希望者に加わる事となるべし。後は貴殿の籤運の問題にて我が意志を超えた事也。以上の事、宜しく了解を願う。

管理人殿
上記の件に関し貴殿と人魚の嘆き殿に相談申し上げたき議有。電子便をご覧あれ。

人魚の嘆き殿
久生十蘭の満州国大東亞出版社から刊行の書籍に関し照会申し上げる。『幽霊遠島船』は大衆王も予て知る本にて、探偵王の書架にも有。一方『紫鬼』なる本は我は未見也。彼の探偵王の書架にも無く未見の一書と言う。此れ正に天下の稀本也。一つ疑問は探偵王所持せざるも嘗てこの本が渉猟仲間との話題に登りし時、題名を「死鬼」と記憶しているとの事。貴殿は原本を見た人物故間違い無しと思うが、念の為に確認申し上げたく候。
感謝します  投稿者:香水夫人    投稿日: 3月 4日(火)21時17分29秒

大衆王さま
このたびはご仲介の労をとっていただきまして誠にありがとうございます。 あとは自分の運の強さに賭けたいと思っております。 どうぞよろしくお願いいたします。
(無題)  投稿者:岩手の星    投稿日: 3月 5日(水)07時17分54秒

cogito様
この掲示板の星に早々にご返答いただき、ありがとうございました。 私の資力は皆さんと同等以下と思われます。 復刻本は「あこがれ」「一握の砂」「春と修羅」「注文の多い料理店」はどうにか手に入りました。 しかし「悲しき玩具」は、復刻されているかどうかもわかりません。 cogito様はどこの山を歩いているのですか? 吟遊詩人のような方とお見受けいたしました。 これからもよろしくお願いいたします。

四天王様 早速のご返事ありがとうございました。 「春と修羅」のお話、興味深く読みました。 8万円であれば、私も迷ったかもしれません。 「銀河鉄道の夜」は箱のない重版を3千円で買いました。 しかし「風の又三郎」は見たことがありません。 「風の又三郎」の方が珍しいのではないですか? これからもよろしくお願いいたします。
はじめまして。  投稿者:楽古堂(らっこどう)    投稿日: 3月 5日(水)08時21分19秒

小生、毎月の自由になる小遣いが、3万円という貧しい読書子であります。昨夜ネット・サーフィンをしていて、偶然にこの掲示板を発見しました。まぶしいような話題ばかりです。主に中古の文庫で読書しております。場違いな感覚はありますが、よろしくお願い申し上げます。岩手の星様へ。小生も宮沢賢治の読者であります。岩手県の方々の持つ風土への感受性が、羨ましいときがあります。「くらかけの雪」の「野はらもはやしも/ぽしやぽしやしたり」も、同郷の方は素直に共感ができるように思うのです。「春と修羅」で愛唱の作品はございますか?
「永訣の朝」  投稿者:岩手の星    投稿日: 3月 5日(水)09時54分31秒

楽古堂様
宮沢賢治を愛する方が多くてうれしく思います。 故郷を離れて10年近く経ちます。 不思議なもので、賢治の詩も、岩手にいた時より今のほうが心に響くものがあります。 「ふるさとは遠くにありて思うもの」なのかもしれません。 愛唱する詩は数多いです。 けれども、やはり一番は「永訣の朝」になります。 実は、私も学生時代に妹を亡くしました。 賢治の慟哭が、誰よりもよく判ると自分では思っています。
私も羨ましい  投稿者:フリーズ    投稿日: 3月 5日(水)11時13分10秒

ダークホース様
実に臨場感あふれる、すばらしい訪問記で感心しています。 次はいよいよ伝説の書斎ですね。 引っ込み思案は一日お休みにして、突撃レポートを切に期待します。 メモの用意をお忘れなく。
岩手の星さまへ。  投稿者:楽古堂・大内史夫    投稿日: 3月 5日(水)11時14分47秒

小生も昨年、30数年来の友人を自殺で失った後で、賢治の童話を読んでいました。その時に、賢治が、妹の死を生涯悲しみに悲しみぬいて死んでいってくれたことを、しみじみ感じました。詩集『春と修羅』は、岩手の星様の手元にある時に、おそらくもっとも輝くでしょう。ご縁があることを祈っております。
お帰りになったのですか?  投稿者:雪白    投稿日: 3月 5日(水)11時47分45秒

管理人様
お帰りになったのですか? 別の所で管理人様の動静を知るのは寂しい気がします。 こちらでも、元気な声を聞かせてください。
賢治・啄木  投稿者:文庫中毒    投稿日: 3月 5日(水)20時26分02秒

岩手の星様
庶民的なレベルの話題で恐縮です。私、志功装丁本を集めておりますが、賢治・啄木関係の志功装丁本では
@「日露語版 啄木」石川啄木、弘前啄木の会(1940)
A「四又の百合」宮沢賢治、百華苑(1948)
B「石川啄木」浅野晃、祖国社(1950)
をリストアップしております。 そのうち、Aは入手済、Bは、書影を確認しておりますが、@については、現在のところ、皆目見当もつきません。この本についての情報をお持ちでないでしょうか。もし、お気づきのことがありましたら、ぜひお教えいただければと存じます。
宮腰太陽堂  投稿者:夜汽車    投稿日: 3月 5日(水)22時50分31秒

宮腰太陽堂書房より刊行されました「新人文学叢書」の『嘘の宿』竹森一男を買ったのですが この本には箱かカバーが付いているものなのでしょうか、教えて下さい。又、このシリーズは何冊ぐらい出ているのですか? よろしくお願いいたします。
小遣い  投稿者:岩手の星    投稿日: 3月 5日(水)23時03分03秒

文庫中毒様
ご専門の文庫中毒様が皆目見当がつかない本を、私なんぞがわかるはずはないです。 志功はお隣の県の出身でしたか。 身近な存在に感じます。

楽古堂・大内史夫様
ご友人のお話、とても身につまされました。 悲しいことがあると、私はいつも啄木と賢治の歌を思い出します。 ほかにもそういう人が多いから、現代まで名前が残ったのかもしれません。 ところで、月に3万円の小遣いはうらやましいです。 私は1万円位ですので。
「宮沢賢治手帳」  投稿者:やす    投稿日: 3月 5日(水)23時18分29秒

岩手の星さま
宮澤賢治ものの復刻では 「宮沢賢治手帳」(生活文化社, 1967、筑摩書房, 1983,1987) といふ本(?)といふか復刻がありますが、むしろ山歩きに携帯するのはこっちでせうか。私は恥ずかしながらこれが未見なんです。 "北方を思慕する"山歩きは在京時代、黒磯行きの列車に乗って那須の三斗小屋温泉まで何度も足を運びました。別に霧ケ峰にゆくときには尾崎喜八や四季派の詩集をもってゆくのです。山歩きといっても管理人様の岩登りとは無縁の、貧乏青年のひとり旅です。「春と修羅」は折角いい具合に思ひ出に古びたのを、新しい復刻を買ったので人にあげてしまひまして、あとから気がついたんです。汚くても読んだ思ひ出の染み付いた本の方が大切なんだといふことを。
また滋賀県の「シグロ」といふ地方出版社からは、
貝の火(日本書院 昭和22年刊の復刻版)1995
二十六夜(日本書院 昭和23年刊の復刻版)1995
猫の事務所(蓼科書房 昭和24年刊の復刻版)1999
なんて本が図書館に寄贈されてをりました。 「悲しき玩具」復刻はどこでも千円以下でみつかります。ネット古書店を使ってみてください。

ダークホースさま
人魚様は昭森社本が好きくないのですね(なんでだろ〜♪なんでだろ〜♪)。 私は「特装版」といふものは、そんな、のけぞるほどはうまらやしがりませんよ。
(無題)  投稿者:管理人    投稿日: 3月 6日(木)00時39分19秒

岩手の星様
楽古堂様
初めまして、宜しくお願い申し上げます。

雪白様
昨日、凍てつく岩手より岩魚と山女魚をどっさり釣って帰ってまいりました。

夜汽車様
宮腰太陽堂書房の「新人文学叢書」は全部で九冊が刊行されております。
1.『別れの表情』長見義三、函
2.『われに一人の乙女ありき』岩越昌三、カバー
3.『嘘の宿』竹森一男、函
4.『初戀』永野滉、カバー
5.『機械工の家』井上健次、カバー
6.『嫩葉の木立』野村尚吾、カバー
7.『わだち』田中忠一郎、カバー
8.『村一番の偉い娘』逸見廣、カバー
9.『日本橋』鈴木清次郎、カバー
以上
(無題)  投稿者:ryokuto    投稿日: 3月 6日(木)00時46分35秒

宮腰太陽堂書房?
腰ってなんかちがわないかな♪
ryokutoすぐに気が付くんだから  投稿者:管理人    投稿日: 3月 6日(木)00時51分18秒

訂正です
宮腰太陽堂書房→宮越太陽堂書房
前前から  投稿者:やす    投稿日: 3月 6日(木)07時31分16秒

ぼく、このふたりは一寸あやしいと思ひます。
しっしっ!ゞ( ̄∀ ̄*)  投稿者:管理人    投稿日: 3月 6日(木)09時47分39秒

いつの間にかcogito→やす、変更?
スイマセ〜ン  投稿者:cogito    投稿日: 3月 6日(木)09時56分07秒

HNまちがへました。ヽ(^Q^;) `>` スイマセ〜ン。
(とりまとめて過去ログ編入の際、これ含めて5件削除希望)
川釣り  投稿者:雪白    投稿日: 3月 6日(木)09時59分03秒

管理人様
私も川釣りの愛好者です。その関係で、小説は井伏鱒二が好きで、釣り関係の本も愛読しています。 管理人様の書かれた、松本克平さんを偲ぶ釣りにまつわる随筆も、拝読しております。実に名文と感服した次第であります。  
特報『ユリイカ 2003年4月号』=詩集のつくり方   投稿者:管理人&人魚の嘆き    投稿日: 3月 6日(木)10時26分54秒

皆様
3月25日発売の『ユリイカ 2003年4月号』=詩集のつくり方は、「Salon De 書痴」常連の某氏の単独編集になる力作です。 しかも、風信子・cogito両氏の渾身の書き下ろし原稿と、T村書店主&人魚の嘆き両氏の対談(「詩集初版本談義」)も収録されています。 売り切れ書店続出が予想されますので、どうぞお買い逃しなく。 
宮越太陽堂  投稿者:夜汽車    投稿日: 3月 6日(木)10時57分16秒

管理人様
早速の詳細なご教示を有難うございました。函だったりカバーだったりと随分と変則的な叢書なのですね。それと私の変換ミスで連れミスを誘ってしまいまして申し訳ありません。

ryokuto様
間違いを指摘いただきまして有難うございました。
「人魚のお花見会」  投稿者:管理人&人魚の嘆き    投稿日: 3月 6日(木)11時33分20秒

皆様
桜の開花予想も出ましたので、「人魚のお花見会」を下記の要領で開催することになりました。つきましては、参加ご希望の方は3月28日までにお申し込み願います。
1.日時   3月29日(土) 午後6時〜
2.場所   「人魚の嘆き」東京都千代田区神保町1-19 03−3292−8282
3.参加資格 @「Salon De 書痴」に集う古書愛好者(過去の書き込み歴は問いません。下戸の方も歓迎)。
      A酒癖の悪くない方。飲むと騒ぐ、説教調になる、愚痴る、助平になる、人はお断り。       B楽しい古書の話を好む方。政治・宗教など議論をしたい方は別の場所で。
4.会費   3000円(当日徴収)。足が出た分は管理人&人魚の嘆きが負担します。 5.申込方法 「Salon De 書痴」に書き込み、管理人宛に本名・住所などの情報をメールしてください(既に連絡済の方は不要)。
6.その他  当日、参加された方全員に、『ユリイカ 2003年4月号』=詩集のつくり方 をプレゼントいたします。風信子様やcogito様の稀少なサインを貰う絶好のチャンス?
「人魚のお花見会」参加希望  投稿者:くだん    投稿日: 3月 6日(木)13時27分45秒

『ユリイカ 2003年4月号』の完成を心待ちにしております。 また、当日皆様の色々な古書談義が楽しみです。
管理人様の随筆  投稿者:善蔵    投稿日: 3月 6日(木)15時10分22秒

管理人様
雪白様の「管理人様の書かれた、松本克平さんを偲ぶ釣りにまつわる随筆」を是非読みたいと思います。どこに収録されたものか、教えていただけませんか?
「人魚の嘆き様の書斎訪問記」前編、ライブですよ!  投稿者:ダークホース    投稿日: 3月 6日(木)20時51分04秒

今、私は人魚の嘆き様の書斎で、この訪問記を書いてます。人魚の嘆き様は、「ここで書いたほうが臨場感があるし、文庫中毒さんやくだんさんがきっとうらやましがるよ」とおっしゃって、わざわざ別の部屋からパソコンを運んでくださいました。「いると書きづらいだろうから」と部屋から消えてしまったので、今、私は人魚の嘆き様の書斎にひとりです。夢みたい・・それでは、始まりです。平日というのに、人人人の駅前を抜けてわずか数分、静かな住宅街に、人魚の嘆き様のお宅はあります。ここはまさに、文庫中毒様の難攻不落の要塞です。防犯カメラが高い所から見張っているばかりか、警備員もいました。家の方が留守の時も、24時間いらっしゃる。潜入は非常に難しそうです。玄関はとても広く、テーブルとイスが置いてあるくらいです。びっくりしたのは、玄関から家に入るまでに、2回スリッパをはきかたこと。渡り廊下があるんですよ!最初に案内されたのは地下の応接間。隣の部屋は茶室でした。風流ですね。書斎は2階でした。どきどきしながら入らせてもらうと、あのにおいが。そうです、ナフタリンです!でも、別宅に比べると、においは全然気になりませんでした。私が慣れたというより、においが弱いのです。書斎の第一印象は、広い、本がいっぱい、暗い、整理整頓がよい、でした。ダンボール箱と違って、本棚にズラッと並んでいる本は、やっぱりいいですね。今、私が書いている木製の机が中央にあって、四方はすべて本棚。おもしろいのは天上が平らでないことで、丸いライトがすべて本棚に当たらない角度になっています。だから、机の上は明るいけれど、本棚の近くはちょっとくらいです。ガラスケースは全部で4つ。それ以外に、移動式の大きな本棚が2つと、普通の本棚が1つ。あのダンボールの箱とは違った迫力です。ガラスケースの1つは詩集と歌集がはいっています。これを最初にレポートしましょう。本の表紙やカバーが見えるように置いてある本があります。順番に書いてみます。「新体詩抄」「楚囚の詩」「若菜集」「みだれ髪」「あこがれ」「一握の砂」「夏姫」「孔雀船」「海潮音」「独り歌える」「赤光」「道程」「道程」「月に吠える」「聖三稜覇璃」「春と修羅」「スペクトラム」「廃園の喇叭」です。人魚の嘆き様の解説によれば、全部カバーとか袋とかが完備していて、「道程」が2冊あるのは1冊が特製本なのだそうです。これは日本で1冊しか発見されていない!このような置きかたをする本は、たまに替えます。でも大正までの本です。びっくりしてしまうのは、どの本もきれいなこと。「若菜集」などは、人魚の嘆き様によれば、「日本で2番目にきれいな本」なのです。ホントに復刻よりきれい。でもどうして2番かというと、1番きれいというと、管理人様に「そんなことは断定できない」としかれるそうです。それで2番。さすが管理人様ですね。「みだれ髪」も新品みたいでした。ここにある本は300冊位。「蒼馬を見たり」もありました。しかし、「面影」はありません。おたずねしたら、なんとガラスのついてない本棚のほうにありました。人魚の嘆き様の詩集コレクションのベスト300には入らないんですね。でも、ガラスケースの本を見れば、納得してしまいます。すごい、すごい。私のように、詩集にくわしくない人間でも、聞いたことのある本ばかり。すべて明治大正昭和戦前の本です。戦後の本は安部公房の「無名詩集」1冊だけ。しかも、どれもこれもきれい、署名本が半分以上あります。同じ本が2冊あると、それは別の人にあげた本でした。「月に吠える」だけは3冊あって、2冊は無削除版。1冊はピカピカの本で、これが後から出てきたので買ってしまったことです。もう1冊は与謝野晶子への署名本!でした。「これが風信子さんやcogitoさんが好きな詩集だよ」と教えてくださった所には、中原中也、立原道造、堀辰雄などの詩集がありました。立原の本は薄くて、折れてしまいそうで開けるのがこわいみたい。堀辰雄の詩集には、それぞれ別の水彩画がありました。ここの本は全部署名があります。人魚の嘆き様の詩集と歌集のコレクションを見て、注意している部分が少しわかりました。初版であること、次にカバーや箱がついていること、次にきれいなこと、次に署名があること、さらに署名先が詩人とか歌人だということです。最後の署名先というのは、本をもらった人のことで、島崎藤村、国木田独歩、和歌山牧水、高村光太郎、中原中也、立原道造などの文豪への署名本がいっぱいありました。私はもう一生、こんなすばらしいコレクションを見ることも、まして手に取ることも、絶対ないでしょう。ホントに幸せでポーっとしてしまいます。大変長くなってしまいましたから、このくらいでライブレポートをおしまいにします。続きの小説や原稿のお話は明日書く予定です。それではまた楽しみにしていてください。
参りました  投稿者:くだん    投稿日: 3月 6日(木)21時03分48秒

詩集にはうとい私でもうらやましさのあまり失神しそうです・・・
スキモンの音楽堂  投稿者:スッキー    投稿日: 3月 6日(木)21時16分07秒

管理人様、人魚の嘆き様、皆さま、初めまして。アタシはスッキーちゅう大バカモンであります。 とてもアタシくんだりではココに書き込む資格は無いんでありますが、誘惑に負けてしまいました。

ダークホース様。
以前某掲示板にて、人魚の嘆き様がロックにも大層造詣が深いスキモンなお方であることを知りました。書斎探訪が終わりましたなら、是非オーディオルームに潜入し、その所蔵アルバム傾向、オーディオ装置一式もレポートしておくんなさいまし。アタシはこっちの方が知りたいです。 話題を逸らしましてド〜モスイマセ〜ン(林家三平調で)
は〜。  投稿者:cogito    投稿日: 3月 6日(木)21時17分28秒

( ̄▽ ̄;)(゜Д゜;)(゜Q゜;)(゜血゜;)・・・・・・(^Д^;)(゜∀゜;)(゜◇゜;) ο=( ̄Σ ̄)ぺっ
左から順に「cogito」「りょくちん」「ゆきと゜ん」・・・・・・・・・・・・・・・「管理人様」
愕然  投稿者:kiku    投稿日: 3月 6日(木)21時42分05秒

ダークホース様の訪問記・・・「新体詩抄」「楚囚の詩」「若菜集」「みだれ髪」・・・「道程」が2冊、し・しかも1冊は特製本?!!(゜Q゜;)・・・「月に吠える」が3冊!!!!・・・全部が高名な詩人・歌人への献呈署名入り(゜◇゜;)、凄いだろうとは思っていましたが・・・アハハハ・・・アハハハハハ、(驚愕の余り、バカになってしまいました・・・誰ですか!「元からだ」なんて言ってるのは。ryokuto様ですか?)。後半が楽しみなような、恐いような・・・でも、やっぱり早く読みたい!ダークホース様、よろしくお願いします!!! 
セキュリティー  投稿者:恋の絵巻    投稿日: 3月 6日(木)22時28分22秒

詩集は全く興味がないので、「凄いなあー」と人並みには思いますが、そんなに妬ましくはなく。後編の小説はもう卒倒するかもしれません。 ところで興味深く読ませていただいたのは、 人魚の嘆き様邸のセキュリティーのこと。以前「月下の宿帳」で、機械と人的警備を併用しているといった内容を書かれていたのを思い出しました。 実は、私は現在個人宅警備の関連の仕事をしていて、既存のセキュリティー・システムの検証をしていますが、中々サンプルが取れません。 人魚の嘆き様はセキュリティー・システムにも一過言お持ちと思い、差し障りない限りで、お考えをお聞かせいただければうれしいのですが。 本の話でなく、ご迷惑であれば無視してくださって結構です。
次はどうなるのかな  投稿者:永町    投稿日: 3月 6日(木)23時31分33秒

人魚の嘆き様の書斎に潜入してみたい。 驚きです。『楚囚の詩』をお持ちのことは告白されていらっしゃいましたが。後は言葉になりません。 ダークホース様、かの様々な本を直にご覧になったのでしょうか。眼がつぶれませんでしたか。 空調、遮光等、本の管理をされていらっしゃるとのことでしたが、人魚の嘆き様は本にどのように接していらっしゃるのでしょうか。 毎日、本に話しかけてはいらっしゃるのではないでしょうか。 「『若菜』ちゃん、今日も蝶は元気かい。『春と修羅』ちゃん、まだ岩手は雪だけれどもこっちはもう桜の季節だよ。だとか。・・・・」 日々いかにかような書物に対していらっしゃるのでしょうか。 ダースホーク様、なにとぞしっかりお聞きくださいませ。 次は興味津々の小説編、もう、いやが上にも盛り上がりますね。 なにか、芸能人のネタを狙う三流雑誌記者のようで自分自身がいやなのですが、「一流の人」の書斎というものは興味あるものなのです。 人魚の嘆き様どうぞお許しください。 ダースホーク様、次回もしっかりお願いします。
(無題)  投稿者:管理人    投稿日: 3月 7日(金)00時40分37秒

善蔵様
その文章は随筆ではなく『安曇野・松本克平追悼文集』に寄せた追悼文です。 この本は平成7年に松本さんが亡くなられた翌年の一周忌に松本さんの所縁の方々に配布したもので市販はされなかった筈です。雪白様がこれに言及いたしまして大変驚いております。現物が何処かに紛れてしまっておりますので詳細な刊記が書けません、悪しからず。

スッキー様
初めまして時々cogito様の掲示板にて書き込みを拝見しております。こちらに出向いてくださいまして光栄至極に存じます。併しながら人魚の嘆きは本にお金を使い果たしておりますからオーディオ装置まではどうでしょうか?
「人魚の嘆き様の書斎訪問記」前編の訂正  投稿者:管理人    投稿日: 3月 7日(金)00時48分21秒

「独り歌える」→「独り歌へる」
和歌山牧水→若山牧水
これは  投稿者:ryokuto    投稿日: 3月 7日(金)01時28分06秒

「聖三稜覇璃」→「聖三稜玻璃」

川釣りにまつわる本  投稿者:魚楽    投稿日: 3月 7日(金)02時10分36秒

書斎訪問記の興奮さめやらぬところですが、その前の川釣りの話題で申し訳ありません。
管理人様。
雪白様。
川釣りがお好きとのことですが、実は私も昨年から鮎釣りを始めましたもので、興味深く拝見いたしました。 私もこれから川釣り関係の本にも触れたく思っていますが、どのような本があるのか知識がございません。 とりあえず、井伏鱒二から読もうかと思いますが、もしよろしければ、川釣り関係の本でお好きなもの、またお薦めのものなど、教えて下さいませんでしょうか。 やはり、実際に釣りをされる方の視点はしない人とは少し違うのではないかと思いますので。
Re.川釣りにまつわる本  投稿者:管理人    投稿日: 3月 7日(金)03時34分47秒

魚楽様
小生は山にて食料を得る目的で岩魚釣りを覚え、鮎釣りに至りて、その面白さの頂点を知り、暫くは岩登りと釣りの二束の草鞋を履いておりましたが山で大怪我をして現役復帰の道が閉ざされたものですから川釣り一本槍となりました。三月の解禁を迎えますと取り敢えず岩魚、山女魚には行きますが、鮎が始まるのを待つまでお茶を濁すといったところでございましょうか。六月は鮎がまだ小さいので殆ど出かけませんが七月半ば過ぎて梅雨が明けますと九月いっぱいまでは殆ど川に居ります。鮎つりの為に一年間を過ごすといっても過言ではありません。鮎のいない間は本当は冬眠していたいのですが、それが叶わぬため、ずっと生ける屍状態で鮎の季節を待ちます。夏、九州の球磨川か五ヶ瀬川の川の中を捜せば小生が必ず居ります。時たま九州に大雨が降ったりして釣りにならなくなりますと魚楽様の縄張りの宇佐川や錦川にも参ります。 前置きが長くなりましたが本題に入ります。川釣りの本も山ほどありますが、文章その他で読むに耐えないものが大半を占めております。井伏さんの随筆や小説『白毛』等は申し分ないでしょう。 佐藤垢石にも良いものがあります。海外にもモーパッサンの短編『穴場』も面白いし、釣りの本ではないけれど開高健が教えてくれたウィリアムソン『鮭サラの一生』も一読に値します。井伏さんのお宅で開高健と三人で釣り談義をした事がございますが、開高さんの釣りは最初からスポンサー丸抱えの紐付きだから下品だと井伏さんと弾劾した事がありますので開高さんには釣りの本が沢山ありますが読んだ事がありません。
恥ずかしいです・・・  投稿者:ダークホース    投稿日: 3月 7日(金)09時12分51秒

きのうの投稿は、管理人様やryokuto様に指摘されてしまったように、誤字や脱字が多くて申し訳ありませんでした。 慣れないパソコンなのと、緊張のあまり、読み直しもできませんでした。でも、弁解になりませんものね。恥ずかしいです・・・

スッキー様
書き込みを帰宅後に拝見したので、オーディオルームは見学できませんでした。ごめんなさい。 「いつでもおいで」とおっしゃっていただけたので、次回は必ず見学してまいります。 スッキー様はとても楽しそうな方ですね。どんな本や音楽がお好きなのかしら?教えてください。

永町様
ご質問のお答えになっているかわかりませんが、人魚の嘆き様がこういう話をされていました。 「昔は初版本で作品を読むのが最高のぜいたくで、楽しみだった。でも、最近は買いなおしの本が多くて、すでに初版本で読んだものばかり。それと、きれいな本を後世に残す責任を考えると、保存のことばかり気になってしまう。文化財の管理人みたいだ」コレクションを拝見して、責任を感じるのがわかる気がしました。人魚の嘆き様は、読書家としても、コレクターとしても、ビギナーの時代が1番楽しかったそうです。 これは、あとでbarでお聞きしたお話ですけれど、なんだか横顔が淋しくて、胸が熱くなってしまいました。 「後編」はガンバって、今日の夜書きます。今日でないとダメな事情があるんです!お楽しみに!  
井伏と開高とは  投稿者:雪白    投稿日: 3月 7日(金)10時17分14秒

管理人様
[井伏さんのお宅で開高健と三人で釣り談義をした事がございます]と簡単におっしゃいますが、それは文学と釣りを愛する者にとって、夢の共演です。恐れ入りました。 私などは経験もなにもかも差がありすぎるのに、ここでこうやって管理人様と話が出来るのは本当に幸せでございます。

魚楽様
私が愛読したのは、西山 徹さんと山本素石さんの本です。 西山さんは釣りのテレビ番組のキャスターとしてご存知でしょう。惜しくも先年、亡くなりました。 お勧めの本は次のものです。 「イワナが笑った」ー毎日新聞社
「ヤマメのつぶやき」ー毎日新聞社
「イワナの昼下がり」ー毎日新聞社
山本さんは古い方ですが、山釣りの達人でした。推薦図書を挙げます。 「釣山河」ー二見書房
「渓流物語」ー朔風社
「山釣り―はるかなる憧憬の谿から」ー立風書房
なお好きになられたら、筑摩書房の「山本素石の本」(全4巻)がお勧めです。
さわやかな詩。  投稿者:楽古堂・大内史夫    投稿日: 3月 7日(金)14時05分00秒

娘が『世界に一つだけの花』というSMAPのCDシングル(VICL-35477)を買ってきました。さわやかな曲と詩です。「ぼくらは/世界に一つだけの花/一人一人違う種を持つ/その花を咲かせることだけに/一生懸命になればいい」。遺伝子の時代の佳品。作詞作曲の槙原敬之氏は、麻薬問題で芸能界を追放。SMAPもメンバーの不祥事から、内部に不和を抱えていたとのこと。困難な状況からの解放の歌なのかもしれません。宮沢賢治の詩のファンの方は、気に入ると思います。
桃園への誘惑  投稿者:スッキー    投稿日: 3月 7日(金)19時28分08秒

ダークホース様。
そうですか。今回は残念でした。次回は、絶対、ゼッタ〜イ!音楽堂への潜入ルポをお願いいたします。アタシは、よく女人の方から「オモシロイお方ね」と言われるんですが、そうゆうことを言う方に限ってそんだけなんでありまして・・。 「どんな本や音楽がお好きなのかしら?」と上品に聞かれましても、ポリポリと頭を掻くしかありません。一応「スミマセ〜ン」もどきのゴメンナサイトを開いてはおりまして、オーディオや音楽が好きなもんすからこちらをパクりまして『salon DE 音痴』や桃色ネタもすきでして『Salon De 桃痴(とうち)』なるコンテンツもあります。(少しウソ) そうそう、こちらでお馴染みのやす、おっとここではcogito様ですか(なんか別人のよう)と、ある連合も組んでおります。 ダークホース様が勇気あるなら、一度覗いてみてください。(cogito様は、アカン!と言われるでしょうけど)

管理人様。
こちらをお借りして、バカなことを書いてしまいました。どうぞお許しください。いつも口をポカ〜ンと半開きにしたバカ面で楽しまさせていただいております。アタシが参加できる話題がどんだけあるか不安ですけど、ド〜モスイマセ〜ン精神で又おじゃまいたします。
http://homepage3.nifty.com/anti-podes
音楽の話  投稿者:ダークホース    投稿日: 3月 7日(金)19時58分14秒

後編を書こうと思ったら・・・

楽古堂・大内史夫様
『世界に一つだけの花』私もだいすきです。 楽古堂様はSMAPの『夜空のムコウ』もお好きですか? こちらもすばらしいと思います。

スッキー様
お返事ありがとうございました。 すぐにスッキー様のHPを開いて、今、「マイ オーディオ ヒストリー」を見終わりました。 私には、オーディオのことは全然わからないけれど、スッキー様の入れ込みのすごさに圧倒されてしまいました。 BBSやその他も、近いうちに見させていただきます。ありがとう御座いました。
井伏さんと開高さん  投稿者:善蔵    投稿日: 3月 7日(金)20時50分02秒

管理人様
ありがとうございました。早速探してみます。 それと、井伏さんと開高さんが向かい合うと、お互いどのような態度でしたでしょうか? 重ねての質問で恐縮です。
・・・・・  投稿者:文庫中毒    投稿日: 3月 7日(金)21時00分37秒

ダークホース様
昨夜の訪問記を、今日の朝、職場から覗いてみて、一日中ため息ばかりです・・・。 ある程度予想はしていたものの、そうはっきりと報告されると、やはり人魚の嘆き様は、別世界の方との意を強くいたしました。 昨日は貴女の報告を見ないで(もし見ていたら眠れなくなること必然)、少々お酒を味わって、文庫本の中井英夫「虚無への供物」を読みながら眠りについた私は、なんと幸せ者だったことでしょう。続編は見たいような・・・見たくないような・・・。

管理人様
3月29日の「人魚のお花見会」に参加させていただきますので、よろしくお願いいたします。  
人魚のお花見会参加希望  投稿者:貞之介    投稿日: 3月 7日(金)21時28分54秒

是非末席に加えさせて下さい。 宜しくお願い申し上げます。  
桜狩り参加希望  投稿者:ryokuto    投稿日: 3月 7日(金)21時36分07秒

コギト様をいじめないように気をつけますので、参加させて頂きたいと思います。
参加希望  投稿者:恩知    投稿日: 3月 7日(金)21時38分03秒

人魚のお花見会参加希望します。
ごめんなさい、中止させてください・・  投稿者:ダークホース    投稿日: 3月 7日(金)21時56分33秒

「人魚の嘆き様の書斎訪問記」後編を、メモ帳から貼りつけようと思ったら、文庫中毒様の投稿が・・・ 私は、皆様が見たいと願う人魚の嘆き様の書斎を、この掲示板で1番資格がない私が、見せていただきました。だから、せめてはっきりと報告することが、私の義務だと思っていました。皆様にも、楽しんでいただけるとばかり思っていたのですが・・でも楽しいレポートでなく、文庫中毒様にため息ばかり、つかせてしまいました。文庫中毒様、もしかしたら、他にもよくない印象を持たれたかた、本当にごめんなさい。 そしてだれよりも、人魚の嘆き様に、申し訳ない思いでいっぱいです。 人魚の嘆き様は、訪問記をこんなに細かく私が書くとは、夢にも思っていなかったでしょう。私が別宅から帰って、あとであれこれ確認した時に、電話口で困っていらしたのがわかりました。 それでもストップしなかったのは、皆様が予想以上に関心を持たれたことと、私の立場を考えてくださったのでしょう。どなたかが、書いてらしたように、人魚の嘆き様はサービス精神の強いかたですから。 文庫中毒様のおことば通りなのです。人魚の嘆き様は、私にとっては別世界どころか、別の星にいるようなかた。でも、それを感じないで、おつきあいくださるかた・・・ 皆様と人魚の嘆き様の間に、私のレポートが壁をつくってしまったみたいで、すごくショックです。 これ以上、ご迷惑をかけたくありません。 だから、「人魚の嘆き様の書斎訪問記」後編は中止させてください。 本当にごめんなさい。
残念です。でもご苦労様  投稿者:谷口    投稿日: 3月 7日(金)22時34分32秒

「人魚の嘆き様の書斎訪問記」後編の中止はとても残念です。 私は無条件にダークホースさんの「訪問記」を楽しんでいました。 人魚の嘆き様が、そして管理人様も、別格の存在であることは百も承知です。 そうした方の書斎を見る機会などなく、レポートしていただくだけでありがたかったし、下世話に言っておもしろかった。 私は詩や歌よりも小説が好きなので、人魚の嘆き様の小説のコレクションの話、それこそ今日一日楽しみにしていたのですが。 しかし、今はダークホースさんの気持ちが大切ですからね。 過去3回のレポート本当にご苦労様でした。 決して無駄でも迷惑でもなく、感謝している人間も、自分を含め多分大勢いることをお忘れなく。 そして、ダークホースさんの目に焼きついているであろう、人魚の嘆き様の小説本の数々の記憶を大切にしてください。
御詫び申し上げます  投稿者:永町    投稿日: 3月 7日(金)22時43分41秒

ダークホース様へ
お気になさらないでください。 どちらかというと野次馬で人魚の嘆き様の書斎を覗いているようで、心苦しさを私も感じていましたから。 書斎はやはり個人の城です。そこに収められた本はその人を精神を作り上げてきた歴史だと思います。その書斎をあからさまにするのですから責任を感じてしまうのは当然と思います。 私は「詳細に」と申し上げましたが、個人が傷つくようなことは何も望んではおりません。 と、いうわけで人魚の嘆き様の書斎はやはりベールに包まれていた方がいいのかもしれません。

人魚の嘆き様へ
掲示板を通じて貴殿の書斎に土足で踏み込まれたとお感じになられたのであれば、どうぞ、御無礼をお許しください。 私は悪意はなく、単に一流のコレクターがどのように本に対していらっしゃるのか、それをお聞きしたかっただけです。 むしろ人魚の嘆き様から本についてどんな些細なことでも学びたいという向学の表れと御理解ください。 今後とも変わらぬ御厚情を賜りますようお願いいたします。
御礼と御詫び  投稿者:kiku    投稿日: 3月 7日(金)23時13分31秒

ダークホース様
「人魚の嘆き様の書斎訪問記」後編、とても楽しみにしていたので、正直、残念ではあります。しかし、色々と熟考・配慮されてのご判断のようですから、ダークホース様の意思を尊重したいと思います。 ただ、これだけはお伝えしたいのですが、ダークホース様のレポートに“よくない印象”を持った方はいないと思います。文庫中毒様も、充分に楽しまれた上での“ため息”だったのではないでしょうか。これはわたしの個人的な感想かも知れませんが、人魚の嘆き様の書斎を訪問されるという幸せを皆に少しでも多く分けようという、そんなやさしいお気持ちも感じられる、とても立派なレポートだったと思っています。 ただ、わたし等の過剰な反応が、ダークホース様に余計なプレッシャーを与えてしまったのだとしたら、大変申し訳ない事をしたと思っています。ごめんなさい。どうか、ご自分を責めたりはしないでくださいね。わたしだけでなく、きっと沢山の方が感謝しているはずです。貴重なレポート、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。
追記  投稿者:kiku    投稿日: 3月 7日(金)23時32分47秒

人魚の嘆き様
わたしは、蔵書の凄さもさる事ながら、ダークホース様の訪問記から感じられる、人としての大きさにも改めて感銘を受けています。わたし自身はおよそ愛書家とは言えない人間ですが、詩を愛する、そして書物を大切にしたいという想いは同じだと思います(スケールの違いは重々承知のうえ)。 ですから、先日、T書店で偶然お会いしたときのように、これからも気軽に声を掛けさせていただきたいと思っています。今後とも、よろしくお願いします。
お気になさらずに  投稿者:文庫中毒    投稿日: 3月 7日(金)23時33分45秒

ダークホース様
 私の感想の所為でつらいお気持ちにさせてしまったようで、申し訳ありません。  ただ、愛書家の夢として、人魚の嘆き様の書斎を少しでも垣間見たいというのは、素直な、偽らざる気持ちであることも確かなのです。そして、いつかは、少しでも至高の姿に近づきたいという想いが、また明日からの生きがいにつながります。書き込みでは、ため息をつきつつも、心の底では、よーし俺もがんばるぞという気持ちが湧いてきます。  また、決して、人魚の嘆き様と、私たちの間に溝が出来たなどとは思っておりません。私にとっては、超一流のコレクターの方とお近づきになれただけでも幸せなのです。  でも貴女や人魚の嘆き様のお気持ちを考えると、もう十分すぎるほど堪能させていただいたともいえます。続けるか、中止するかは、貴女のお気持ちを最優先に尊重したいと思います。やはり、永町様のおっしゃるとおり、すこしベールがかかっていたほうが、良いのかも知れません。  これまでのご報告、本当にありがとうございました。
ただ感謝のみです  投稿者:くだん    投稿日: 3月 7日(金)23時47分20秒

この度の「人魚の嘆き様の書斎訪問記」につきましては、 心優しい人魚の嘆き様と誠実なダークホース様のお二方に深く感謝致します。
(無題)  投稿者:人魚の嘆き    投稿日: 3月 8日(土)00時26分28秒

皆様
実は、私も「人魚の嘆き様の書斎訪問記」後編を楽しみにしていたのですが(笑)。 今までに、どれほど多くの人に「本を見せてくれ」と言われたことか。その全てを断っていた私が、ダークホース様を書斎に案内して「訪問記」を書くことをOKしたのは、彼女を信頼していることと、そして「Salon De 書痴」の存在が理由です。 彼女は期待以上に立派な訪問記を書いてくれたし、皆様にも楽しんでいただけたようで、私は十分満足しています。 ただ、彼女は皆様の注目を一身に浴びて、プレッシャーを感じてしまったようですね。そのことを申し訳なく思います。 ここはcogito様に慰めてもらうしかないかな。

大衆王様
『死鬼』ではなく、『紫鬼』で間違いありません。

恋の絵巻様
セキュリティーの件は、あらためて書きます。

スッキー様
`>`人魚の嘆きは本にお金を使い果たしておりますからオーディオ装置まではどうでしょうか? 管理人様の慧眼で、スッキー様には到底及びません。 それにしても、管理人様はどうして私だけ「様」を付けないのかしらん?
(無題)  投稿者:魚楽    投稿日: 3月 8日(土)06時11分35秒

書斎訪問記ですが、これまでのレポートでも十分すぎるほど楽しませていただきました。 書斎の内容というのは、ただ本という以上にその人を語る部分があり、ある意味究極のプライバシーと思います。私も永町様や皆様同様、ベールに包まれた部分が残って良かったような気がいたします。確かに、この掲示板参加者のみならず日本中の古書ファンが注目するところでしょうから、ダークホース様もその辺りを考えられたのかもしれませんね。 ダークホース様。お疲れ様でした。とても繊細で誠実な方ですね。決して良くない印象なんて持っていませんので御安心を。 人魚の嘆き様の御言葉で救われた気持ちがいたしました。やはりいろんな面で大きな存在の方です。 ところで、 管理人様。雪白様。 早速の御丁寧な御教示ありがとうございました。また一つ目標が出来ました。これから少しずつ読んでいこうと思います。 釣り談義のお話、まったくもって雪白様と同感です。そして、井伏鱒二さんの言い分ももっともだと思いました。井伏さん絡みのお話、もっとお聞きしたいものですね。 そして、管理人様。驚きました。なんと宇佐川にもいらっしゃっていたとは! 行動範囲の広さは恐るべしですね。 実は、私が最初に鮎釣りを教えてもらったのが宇佐川だったのです。 去年は結局、数回しかできませんでしたが、なにぶん初心者ゆえ一人の時はまさに悪戦苦闘で、仕掛けは絡まるし、根掛かりするし、オトリは弱るしで散々でした。 しかし、釣れたときのあの感触や川面を渡る風に身を置いているだけでも至福の時です。私も管理人様のように鮎を待って一年を過ごし、いつか球磨川で大鮎を釣るのが夢です。その前に基本をマスターするのが先決ですが。 どうもありがとうございました。
「お花見会」参加申し込み  投稿者:    投稿日: 3月 8日(土)12時13分38秒

管理人様
人魚の嘆き様
「人魚のお花見会」に参加申し込みます。
急告  投稿者:雪達磨    投稿日: 3月 8日(土)12時57分41秒

「人魚の嘆き」ご常連さまへ
昨夜は大繁盛にて店を閉めたのが4時近く…。 情けないことに今目覚めました。故に店を開けるのは15時ぐらいに なってしまいそうです。ごめんなさい。
参加希望  投稿者:ymnk    投稿日: 3月 8日(土)13時23分08秒

「人魚のお花見会」参加希望いたします。
わたしの掘り出し物語ではなく…  投稿者:貞之介    投稿日: 3月 8日(土)13時54分27秒

人魚の嘆き様、雪達磨様に管理人様から宿題が出ているとのことを聞きましたので慌てて書き込みます。 ダークホース様の「人魚の書斎」訪問記で盛り上がっているところに水を差すようで申し訳ないのですが、 管理人様のご指名ですので、恥ずかしながら駄文を。 管理人様、大変遅れてしまいました。申し訳御座いません。

お題は「わたしの掘り出し物語」とのことですが、僕は「掘り出し物」と皆様の前で誇れるような「掘り出し物」を掘り出したことがありません。 …ですから僕の書くおはなしは「掘り出せなかった」おはなしです。
昨年、いつものように古書展会場へ。 結局手元にはいまだ一冊の収穫もなし。 会場をざっと一周。何かありそうでない…そんな日でした。よくあることです。 諦めかけたその時、目の前のお客さんが、棚の本を確認する為に、大量に抱えていた数冊の本を平台の部分に置きました。 よくある光景ですが、僕はその積み上がった本の一番上にある本に目が釘付けになりました。 欲しい欲しい本、ずっとずっと探していた本がそこにあったのです。 吃驚仰天。失禁するかと思いました。引っ繰り返るかとも思いました。 附いている値段は三千円。それも失禁、卒倒しそうになる要因でした。 少ない古書の経験ではありますが、まず滅多に市場に現れない本が、僕でも買える値段で目の前にある…眩暈がしました。 …ある愛書家が古書店で女学生の持っていた本が自分の探求書であるとわかると「貴様には十年早いっ!」と猛然と取り上げた話を思い出しました… …駄目でした…相手は老人です… …強奪…できません…翁はすでに再び大事そうに抱え持っております。 …話せばわかる…僕の思いの丈をぶつければあるいは…無理です…愛書家は自分がさして欲しくないものでも他人が欲しがると突然宝物扱いし、意固地に手放さなくなるというものです… …逆に自慢しだすのが関の山…… … 地団太を踏みました。床も抜けろとばかりに踏みました。 どうにもなりません。どうしろというのでしょうか。 蛇の生殺し…紙魚の神様はいつも僕に試練を…これを、我慢しろとおっしゃるのですか! 恨めしそうに、この世の呪詛を全て集めたような目で再び翁を見ると、翁は抱えている本を検分し始めました。 「!」 長年というほどではない漁書歴からピンっとくるものがありました。 取り合えず片っ端から気になる本を抱え、その後にゆっくり選別、本当に欲しい本だけを購入する気なのでしょう。 即売会では常識のような方法です。本を前に腕を組んで考え込んでは他の人に取られてしまいますから、この方法は非常に効果的です。 翁は一冊一冊を大事に大事に、真剣に検討し始めました。 僕は背後から翁に向かって呪文のように「その本はいらない…棚に戻せ戻せ戻せ……」と念を送りました。 翁は数冊棚に戻しては、再び棚で本を探し、抱え、また立ち止まっては検分、ということを繰り返し、僕は翁の背後から一時も離れず、念を送り続けました。 一時間程経った時、ついに念に屈服した翁は僕の欲しい本を、棚に戻しました。翁が手を離すか離さないかのうちに僕はその本を掻っ攫うかのように手に入れました。 涙が出そうでした。 震える手で早速会計。逃げるように会場を後にしました。 会場を出て喜びで涙ぐむ目で本を確認すると、数丁落丁がありました。大事な部分が数丁も落丁していました。 道理で翁は棚に戻し、値段は三千円です。むしろ三千円も高いでしょう。開いた口が塞がりませんでした。先程までとは違う種類の涙が出そうになりました。 以上が最近の僕の「掘り出せなかった物語」です。長々と駄文を連ねてしまい申し訳御座いませんでした。 読んで下さった方、有難う御座います。大した話でもないのに長々とすみません。 掲示板を汚してしまいましたこと御容赦下さい。 ちなみに何の本が欲しかったかは、その本を手に入れるその時まで申し訳御座いませんが内緒ということで。
失礼致しました。乱文御赦し下さい。
人魚の書斎訪問記を読んで  投稿者:貞之介    投稿日: 3月 8日(土)14時02分36秒

>ダークホース様
大変楽しく読ませて頂きました。 書物は兎も角、照明が本棚に当たらないようになっているという記述に仰け反りました。 人魚の嘆き様には敵いませんね。本の為だけに部屋を設計しているのですから。笑。 実にイイ話、有難う御座いました。
「人魚のお花見会」参加申し込み  投稿者:kiku    投稿日: 3月 8日(土)14時21分53秒

管理人様
人魚の嘆き様
前回に続き末席に加えて頂きたく、参加を希望致します。 よろしくお願いします。

貞之介様
「わたしの掘り出し物語ではなく…」、とても面白く拝読致しました。お心の内の葛藤が直に伝わって来ました。手に汗握るとはこの事ですね。  
管理人様書斎訪問ツアー参加者募集  投稿者:人魚の嘆き    投稿日: 3月 8日(土)18時16分37秒

お優しい管理人様の許可をいただき、下記の要領で「管理人様書斎訪問ツアー参加者募集」を実施いたします。先着順ですので、参加希望者はお早めに申し込み願います。
期日 3月29日13時〜
場所 管理人邸
人数 先着5人
条件 訪問記をここに書き込むこと
申込 ここに参加希望の旨、書きこんでください。
管理人様書斎訪問ツアー参加希望  投稿者:くだん    投稿日: 3月 8日(土)18時30分18秒

よろしくお願いいたします。
管理人様書斎訪問ツアー参加希望  投稿者:葵の家    投稿日: 3月 8日(土)18時54分38秒

ただいまT書店にお邪魔をしてから戻ったところでした。 私も参加させていただきたく存じます。 ぜひぜひよろしくお願いします。

P.S T書店ご主人さま、萬嘯廬さま きちんとしたご挨拶ができずに失礼いたしました。 また、機会がございましたらよろしくお願いします。
「人魚のお花見会」参加いたします  投稿者:葵の家    投稿日: 3月 8日(土)18時58分18秒

ニューフェースと常連の中間くらいですが、参加を希望いたします。 皆様よろしくお願いします。
「人魚のお花見会」参加  投稿者:文庫中毒    投稿日: 3月 8日(土)21時55分26秒

ぜひお願いいたします
管理人様書斎訪問ツアー参加希望  投稿者:文庫中毒    投稿日: 3月 8日(土)21時56分02秒

間違えました。 ぜひお願いいたします
音楽の話・2  投稿者:楽古堂・大内史夫    投稿日: 3月 8日(土)22時13分09秒

『夜空ノムコウ』は、スガシカオさんの歌詞ですね。彼は「ひとり暮しをしてみないと、歌詞はかけない」と言っていました。「夜空のむこうには 明日がもう待っている」というリフレインがすてきですが、「このままどこまでも 日々は続いていくのかなぁ/雲のない星空が 窓のむこうにつづいている」という歌詞が好きです。東京で一人住まいをしている時に、眠れないままで朝を迎えた時に、自分もこんなことを考えていたように思います。
管理人様書斎訪問ツアー参加希望  投稿者:本とは?    投稿日: 3月 8日(土)22時37分21秒

ぜひお願いいたします
悲しいです!  投稿者:風信子    投稿日: 3月 8日(土)23時29分33秒

人魚の嘆きさま
管理人様書斎訪問ツアー 3月29日のその時間は、立原道造記念館の1年に1度のビックイベント「風信子忌」の真っ最中です。 参加したくったって、いけないじゃあないですか! 講演会等が13時から、懇親会が15時からなのですよ! <ビックリマーク書きすぎたかな!!!>  
下記に同じく  投稿者:cogito    投稿日: 3月 8日(土)23時32分50秒

といふことでございます。`<` (_ _)`>` (「人魚のお花見会」には参加させて頂きたく。)
誤解なきように  投稿者:管理人    投稿日: 3月 8日(土)23時44分56秒

風信子様
cogito様
「管理人様書斎訪問ツアー」の日時は当然小生と相談の上で決めたものです。某原稿で疲労困憊のご両人に訪問記の依頼は酷かと思ったので。ご両人はこの日に限らず、いつでもお越し下さい。なお15時の懇親会にはお伺い致します。
改めまして  投稿者:風信子    投稿日: 3月 8日(土)23時52分27秒

管理人さま
お花見会には参加させていただきます。 立原道造記念館の学芸員2人も同行させていただきますので よろしくお願い申し上げます。 なお、少し遅れましての参加となりますが、何卒お許しくださいませ。 ほんのしばらくご無沙汰しておりましたら、次々と凄い情報が書き込まれていて・・・ 浦島太郎の気持ちになりました。 雨が降ろうが槍が降ろうが、熱があろうが、原稿が書けなかろううが?、 毎日チェックしないといけないなあ・・・と、思いました。拝。
『人魚のお花見』(大ビンゴ大会)開催迫る   投稿者:管理人&人魚の嘆き    投稿日: 3月 8日(土)23時56分26秒

『人魚の贈り物』登録者各位

『人魚のお花見』(大ビンゴ大会)の開催がいよいよ迫ってまいりました。今回はルールがやや複雑なので、あらためて実施要項を熟読願います。

1.実施期間 3月10日(月)〜3月25日(火)
2.参加資格 『人魚の贈り物』第一次〜第四次登録者
3.実施会場 BBS『人魚の贈り物』
4.実施方法
@登録者全員へ3月9日までに、一枚ずつビンゴカード(5×5)をメールでお送りします。
A出品する本を、3月9日までに発表します。
B3月10日から原則として月曜〜土曜日に、古本酒場「人魚の嘆き」にて、雪だるま様がビンゴマシーンで数字の入った玉を出します。出す玉の数は最初は多く、徐々に減らしていく予定です。
C出た玉の数字は、BBS『人魚の贈り物』でその都度発表しますので、登録者の皆様は自分のカードの当該数字をチェックしてください。
Dビンゴカードのたて・よこ・ななめ、いずれかの列の数字が全部チェックされればビンゴです。その時は「ビンゴ!」と題名に記してBBS『人魚の贈り物』に書き込んでください。
E最初にビンゴになった方から順番に、出品されたお好きな本をお選びいただけますから、ビンゴコールと共に、ほしい本のタイトルも書いてください。
F本が全部なくなった場合は、その段階で終了です。また本が残っている場合も、3月25日で『人魚のお花見』は終了となります。
5.注意事項
@実際にビンゴになった順番ではなく、「ビンゴ!」と書き込んだ順番が優先です。つまり、15日にビンゴになって19日にその旨を書き込んだ人よりも、18日にビンゴになってその日のうちに書き込んだ人が優先されるということです。
A本当にビンゴかどうかは、念の為登録者全員にお送りしたビンゴカードの控えで確認いたします。虚偽の申告をする方がいらっしゃるとは全く思っていませんが、間違って「ビンゴ!」とした場合は当然失格となり、以後の『人魚のお花見』の参加資格を失いますので、くれぐれもご注意願います。
B出品する本の何点かは「回数制限付」、すなわち予め定めた回数の数字でビンゴにならなければ、出品を取り消しいたします。例えば、『高野聖』(回数制限10回)とあれば、雪だるま様が出す玉10個以内でビンゴにならなければ、その本の出品自体取り消しになるということです。なお、ある本の回数制限内にビンゴになった方が、別の本を選んでももちろん結構です。
ビンゴカード配布済み  投稿者:管理人&人魚の嘆き    投稿日: 3月 9日(日)00時55分44秒

『人魚の贈り物』登録者各位
ビンゴカードを配布致しましたが、まだ受け取っていらっしゃらない方は管理人に御知らせください。 ビンゴに携わります「雪ダルマ」のビンゴカードは、くだん様に送付致しましたので、くだん様宜しく代行して下さい。
『人魚のお花見』出席希望  投稿者:selah    投稿日: 3月 9日(日)07時54分06秒

若輩も甚だしい者ですが,出席させて頂きたいと思っております。 皆様,宜しくお願い致します。
承知いたしました  投稿者:くだん    投稿日: 3月 9日(日)08時43分49秒

管理人&人魚の嘆き様
雪達磨様
ビンゴカードは雪達磨様の分もしっかりチェック致しますので 明日からどんどんマシーンを操ってください。 そろそろリストが発表されるのかな?
ありがとうございました  投稿者:ダークホース    投稿日: 3月 9日(日)10時54分03秒

皆様
たくさんの皆様に、やさしい言葉をかけていただき、本当にありがとうございました。 おかげさまで、立ち直ることができました。 これからも、どうぞよろしくお願いいたします。 いよいよ『人魚のお花見』(大ビンゴ大会)ですね。 1冊だけ、人魚の嘆き様の書斎で私が選んだ本もあるんですよ(後編に書く予定でした)。 人魚の嘆き様が出された3冊の中から、お花見用として、うんと迷って選びました。 書斎のガラスケースの中にあったくらいだから、すごい本らしいです。 私もほしいけれど、宝のなんとかになってしまうから・・・ どなたかに当たったらうれしいです!
挙手  投稿者:ryokuto    投稿日: 3月 9日(日)13時02分45秒

管理人様書斎訪問ツアー参加希望いたします。 殿りとして押寄せる夷狄から本を護りたいと思います。 でもツアーって変だね。
管理人様書斎訪問ツアー締め切り  投稿者:管理人    投稿日: 3月 9日(日)13時21分38秒

管理人書斎訪問ツアーは定員に達しましたので締め切らせていただきます。
『人魚のお花見』(大ビンゴ大会)出品目録  投稿者:管理人&人魚の嘆き    投稿日: 3月 9日(日)16時51分09秒

1.特別出品
『 転身の頌』日夏耿之介、大正6年、光風館、初版、函、署名、献呈宛名消、美本 ダークホース様がお花見用に選んだ本。回数制限を設ける予定でしたが、「どなたかに当たったらうれしいです!」という彼女の言葉により、回数制限なしとしました。

2〜4.回数制限付出品
2.『日本橋』(回数制限10回)泉鏡花、大正3年、千章館、初版、函、美本
3.『悪魔』(回数制限15回)谷崎潤一郎、大正2年、籾山書店、初版、函、函スレ、蔵印、著者献呈本
4.『根津權現裏』(回数制限20回)藤澤清造、大正11年、日本圖書出版株式會社、初版、函、函少し痛み

5〜20.一般出品
5.『ボオドレエル藝術論集』中島健蔵・佐藤正彰共訳、昭和9年、芝書店、初版、函
6.『日本浪曼派の時代』保田與重郎、昭和44年、至文堂、初版、函
7.『母の手』檀一雄、昭和45年、皆美社、初版、函、帯
8.『辻潤の思い出』松尾季子、1987年、「虚無思想研究」編集委員会、初版、カバー、帯
9.『焼物雑記』井伏鱒二、昭和60年、文化出版局、初版、函、帯
10.『神の火を盗んだ女』山田順子、昭和12年、紫書房、初版、外装無完、限定本、識語署名
11.『蒙古の雲雀』浅見淵、昭和18年、赤塚書房、初版、外装無完、見返し無
12.『春秋』外村繁、昭和14年、赤塚書房、初版、外装無完
13.『萩原恭次郎詩集』昭和15年、報国社、初版、函
14.『雀の卵』北原白秋、大正10年、アルス、初版、函、見返し切れ、函汚れ、署名
15.『鹿鳴館』三島由紀夫、昭和32年、東京創元社、初版、カバー、帯、帯の背日焼け
16.『胡桃』小山正孝編、昭和21年、赤坂書店、初版、焼け、三好丸山堀津村野村他
17.『陰獣』江戸川乱歩、昭和3年、博文館、初版、函、函少汚れ、蔵印、献呈署名
18.『伊藤整詩集』昭和29年、光文社、初版、函、函痛み、署名
19.『新領土詩集』昭和16年、山雅房、初版、カバー、カバー痛み、見返し書入、左川、瀧口、西脇、村野、渡邊他
20.『浅野晃全詩集』昭和60年、わこう出版社、完本、函痛み、献呈署名
感謝  投稿者:大陸人    投稿日: 3月 9日(日)17時45分04秒

管理人&人魚の嘆き様
   時間外のリクエストにもかかわらず、藤澤清造のしかも『根津權現裏』の元版をだしていただくとは驚き以外にありません。感謝申し上げます。20回の回数制限がどの位のものか見当もつきませんが、『日本橋』よりも倍のチャンスだから、ここは運を天に任せます。その他も凄いラインナップですが、まずは『根津權現裏』に的を絞っていきます。
心臓に悪いですねえ  投稿者:四天王    投稿日: 3月 9日(日)19時27分51秒

『 転身の頌』日夏耿之介、大正6年、光風館、初版、函、署名、献呈宛名消、美本 もしかして、「初版本講義」に書かれた○番本でしょうか?信じられません。 ダークホース様、お手柄でした。 それにしても、残りの2冊は何だったのか気になるところです。
山田順子  投稿者:恋の絵巻    投稿日: 3月 9日(日)22時31分16秒

管理人様
人魚の嘆き様
私も時間切れであきらめていたところでした。 ありがとうございました。 それにしても、戦前とは書きましたが『神の火を盗んだ女』とは驚きです。 是非にも入手したいものです。
(無題)  投稿者:萬嘯廬    投稿日: 3月 9日(日)23時51分40秒

葵の家様
こちらこそお話も出来ず失礼いたしました。 神保町界隈は通っていればお目にかかる機会も多いかと存じます。 「嬉しきは本好き仲間」の気分で参りましょう。
御礼  投稿者:Kaori    投稿日: 3月10日(月)00時45分34秒

人魚の嘆き様、管理人殿。
再度御礼申し上げます。 昨日、自分が若かりし頃の漱石の情熱を思い出しました。 「人魚の嘆き」でまた色々教えてください。 またお会いできることを楽しみにしております!
ブックハンター諸公に捧ぐ  投稿者:彭城矯介    投稿日: 3月10日(月)01時21分54秒

これは大變な事に・・・・
開戰直前で臨戰態勢の諸兄の爲に、顰蹙覺悟で恆例の替歌を御贈り致しませう。 元ネタを御存じの方だけお唄ひ下さいませ。 資金があらうとなからうと、所詮最後は孤獨なのが書癡と申すもの。全く呪はれてますねえ。

『ブックハンター』のテーマ「蒐書のライセンス」

  ウ〜ム 美本!  オオ〜 珍本?
 ア〜 あの日 見つけた本を
 書架に 竝べてみたい 明日
 ア〜 昨日 一緒に探し
 今日は 敵と別れる 同志
 戀も 友も 家族も 捨てて
 命賭ける 蒐書の掟
 ア〜 だから ア〜 もつと
 もつと 蒐めて
ミステリー  投稿者:乱歩邸    投稿日: 3月10日(月)10時57分41秒

皆様の注目が他所に行っている間に、私は他のものを。 でも、皆様もう気がつかれていますよね。 どうして(回数制限)でないのかな?
深謝  投稿者:大衆王    投稿日: 3月10日(月)14時34分21秒

管理人殿
妙案を授けて頂き深謝申し上げる。最も公平な方法と確信する次第。

人魚の嘆き殿
『紫鬼』の事確認頂き忝く存ずる。十蘭の満州刊行書昔から三冊と伝えられるも、残る一冊の情報皆無にて若しや流言蜚語の類かと思う。然し其の証明は出来ず謎の多い作家也。
私も1つ  投稿者:ダークホース    投稿日: 3月10日(月)20時28分31秒

私も1つあきました!

四天王様
人魚の嘆き様が私に1冊選ぶようにおっしゃったのは、「転身の頌」「羅生門」「ドグラマグラ」の中からでした。 「羅生門」以外はよく知りませんでしたが、詩集だったことと、立派な本だったので「転身の頌」にしました。

cogito様
見る目なんて全然ないですけれど、cogito様に喜んでいただければうれしいです。 ところで、この本はそんなに珍しいのですか?
(無題)  投稿者:人魚の嘆き    投稿日: 3月10日(月)21時53分34秒

四天王様
よく覚えていらっしゃいますね。その通りです。

Kaori様
実物の人魚の嘆きと会って、さぞや幻滅されたことでしょう。こちらは、元気印のお嬢さんとお目にかかれて楽しかったです。 ご所望の拙著は、古本酒場「人魚の嘆き」に預けておきます。 もうすぐスペインに行かれるそうですね。お気をつけて。

恋の絵巻様
ご参考になるかわかりませんが、ご希望により、個人宅の防犯態勢について私見を述べます。 プロの泥棒にかかったら、個人宅は必ず「やられる」と私は思っています。ただ、どうしても盗みたい物がある家でない限り、泥棒は侵入に手間と時間がかかる家は避けるものです。 それでは、泥棒が1番盗みたい物は何か?言うまでもなく、現金です。次に有価証券、さらに下がって宝石や貴金属などでしょう。従って、こういうものは自宅に置かない。これが最高の防犯態勢だと考えます。不思議に泥棒は、金目の物を置いている家はわかるそうですから。 さらに機械や人的警備をすれば、泥棒は潜入により多くのエネルギーを要するわけだから、わざわざそういう家を狙う可能性は低くなります。 我が家について言えば、金目のものはないし、警備は一般家庭よりも厳重なので、あとは初版本を盗みに来る者だけ。それは狂信的なコレクターしか有り得ません(笑)。普通の泥棒は古本など絶対に盗みはしないし、売却目的で盗むのも困難ですから(すぐ旧蔵者がわかるような本ばかりだし、しかも強烈なるナフタリンの臭いがしている!)。 従って、もし我が家に泥棒が潜入し首尾よく初版本を持って行ったとしても、すぐ犯人は見つけられるでしょう。そうです、犯人は狂信的な「Salon De 書痴」のメンバーです。詩集が盗まれれば、cogito、葵の家、ryokuto、鏡花や荷風ならば雪達磨、恩地、萬嘯廬、志功本ならば文庫中毒、三島ならばymnk、春の雪、大輔。 だから、私は「過剰」警備ほどには、泥棒の心配をしておりません。 以上、あまりご参考になりませんね。お許し願います。
井伏さん、開高さん  投稿者:管理人    投稿日: 3月11日(火)00時42分57秒

魚楽様
雪白様
開高さんとは井伏さんにお会いするずっと以前に会っております。二十数年前には海外の辺鄙な処へ釣りに行く方がとても少なくカナダ、アラスカ、ニュージーランド、ヨーロッパ以外の釣りと釣り場情報が殆どありませんでした。或るとき雑誌社の編集子より「開高健が情報を欲しがっているのだが、協力願えないか?」との連絡を受けましたので承諾し、その編集子と共に拙宅にお出で戴きましたのが初対面でございました。ラップランドのキングサーモン、大西洋に浮かぶ小さい島ワインで有名なポルトガル領マディラの鱒釣り、インド、シッキムやブータンのブラウントラウト釣りなどの話をした事を鮮明に覚えております。その後は電話や手紙でのやりとりとなりましたが、大分経ちましてから用事で井伏邸へ伺った由を開高さんに伝えましたら、一緒に井伏邸へ行きましょうという事になり、それが三人の釣り談義になった時でした。井伏さんも開高さんも大の酒好きですが小生は全くの下戸なので、ひたすら奥様が次から次へと運んでくださる美味しいものを戴いておりました。井伏さんは普段は余り大きな声で話をする方ではないのですが、元々、大声の上、お酒でさらに声が大きくなる開高さんに連られて、いつになく大きな声でお喋りをしておりました。話題が釣りだったからかも知れません。言うまでも無く鮎釣り派の二人を向こうにまわして開高さんが終始、劣勢に立たされておりました。開高さんは井伏さんを「先生」と呼び、井伏さんは「開高」と呼び捨てにしておりました。斯く言う小生はお二人を「さん」でした。つづく
『新領土詩集』  投稿者:マヴォ    投稿日: 3月11日(火)08時33分36秒

管理人様
人魚の嘆き様
おはようございます。 『人魚のお花見』に出品されている『新領土詩集』は、探求書の一冊です。 しかし如何せんくじ運がないので、ダメだった場合にそなえてうかがいますが、 『新領土詩集』に収録されている瀧口修造の詩を教えていただけますでしょうか?
続編待望  投稿者:雪白    投稿日: 3月11日(火)10時17分57秒

管理人様
「井伏さん、開高さん」拝読しました。 面白い、実に面白いですね。井伏さんの大きな声の話など最高です。 続きを楽しみにしております。 管理人様の持つこうした隠れた体験談を、ぜひまとめて出版してほしいものです。 
『鹿鳴館』の帯  投稿者:春の雪    投稿日: 3月11日(火)19時42分36秒

ymnk様 『鹿鳴館』の帯は初版と重版で違うのでしょうか?これは陽動作戦ではありません。純粋な質問です。
(無題)  投稿者:人魚の嘆き    投稿日: 3月11日(火)20時47分24秒

皆様
ビンゴに熱中されているご様子。こちらのBBSは比較的静かで、私としてはありがたいです。

マヴォ様
『新領土詩集』に収録された瀧口修造の詩は、以下の通りです。 「風の受胎」「レダ」「魚の欲望」「木魂」

貞之介様
才能溢れる文章に感服。もう「ヒモ」もとい「ロープ」とは呼べませんね。

cogito様
山前實治の孫が芸能人になった話はよく知られていますよ。 この程度のことで褒められては、彭城矯介様は心外でしょう。なにしろシャザーン亡き後、二代目芸能大魔王を襲名したのですから。
しらないことばかり。  投稿者:cogito    投稿日: 3月11日(火)21時14分21秒

四天王様の質問に対する人魚の嘆き様のレスもうっかり読み過ごすところでした。 ただ消してあるんぢゃなく、とんでもなく由緒ある一冊なのですね。 「2ゲット!」とかどっかの掲示板の馬鹿者みたいなこと言ったらバチがあたりますねぇ(←これは何作戦?)。 硬軟ともどもしらないことばかり。 (「ゆきどんマンガ」もバックナンバーがあったの知らなかった。今日読みましたよ!)
「井伏さん、開高さん」楽しみです。   投稿者:魚楽    投稿日: 3月12日(水)00時28分12秒

管理人様。
リクエストにお応え下さりどうもありがとうございます。 開高さんの様子など想像しながら、とても面白く読ませていただきました。 海外でのいろんな釣りを体験して鮎に至るわけですね。うーん、奥が深いです。 ゆっくりペースでいいですから、続けてくださるようよろしくお願いします。
『人魚のお花見』出席希望   投稿者:大輔    投稿日: 3月12日(水)01時11分22秒

参加してよろしいでしょうか?ついでに写真とっても宜しいでしょうか・・・・。
井伏さんのこと。  投稿者:大輔    投稿日: 3月12日(水)01時31分01秒

以前NHKアーカイブスで井伏さんのことが放送されてました。 開高さんが「先生、先生に申し上げたい。」と話していた様が印象的でした。 私が思い描いていた漱石門下の様子もこうだったのでしょうか。 映像の魔力ですね。何時でも故人に会わせてくれます。
鹿鳴館の帯  投稿者:ymnk    投稿日: 3月12日(水)01時43分02秒

春の雪様
鹿鳴館の再版帯に初版との違いがあるか、ですが、再版の帯は」未見でして、ちょっとわかりません。ただ、あくまで推測ですが、再版は初版の10日後発行なので変わっていないのではないかとも思いますが、憶測にすぎません。文章は同じでも幅が微妙に違うとかありますから・・
もっと、びしっと  投稿者:管理人    投稿日: 3月12日(水)02時06分21秒

大輔様
`>` 参加してよろしいでしょうか?ついでに写真とっても宜しいでしょうか・・・・。

こんな、なよなよした言い方はダメ。申し込みのやり直し。 「Salon De 書痴」の写真犯ではなく写真班は大輔様と決まっている筈、それなのに「ついでに写真とっても宜しいでしょうか・・・・」はコレもダメ、やり直し。
『人魚のお花見』出席希望    投稿者:大輔    投稿日: 3月12日(水)02時28分19秒

 参加します。写真撮ります。皆様楽しい集合写真撮らせてくださいね。 よろしくお願いいたします。
・・・  投稿者:葵の家    投稿日: 3月12日(水)06時15分32秒

人魚の嘆き様
−−もし我が家に泥棒が潜入し首尾よく初版本を持って行ったとしても、すぐ犯人は見つけられるでしょう。 反論の余地はございません(= =;)
乱歩邸  投稿者:乱歩邸    投稿日: 3月12日(水)09時31分25秒

くだん様、大輔様、ymnk様
乱歩展に行かれた皆様へ 江戸川乱歩の家が、月刊誌「文芸春秋」の写真特集となっています。 本の背中もけっこう写っています。 本屋でご覧ください。
御礼  投稿者:恋の絵巻    投稿日: 3月12日(水)11時24分13秒

人魚の嘆き様
セキュリティーの問題に関し、アドバイスを頂戴し感謝申し上げます。 潜入技術も日進月歩の今日、費用のからみもあって、なかなか難しい課題が多いです。 これからも、よろしくご指導お願い申し上げます。
文藝春秋の写真  投稿者:くだん    投稿日: 3月12日(水)19時59分59秒

乱歩邸様
書き込みを見て早速本屋へ行きました。写真が白黒なのが残念ですが 取り上げてくれること自体がうれしいですね、
斎木哲太  投稿者:YT生    投稿日: 3月12日(水)21時45分12秒

管理人様
尾崎一雄の随筆や『あの日この日』等に屡、登場する「斎木哲太」なる人物に就いての情報がございましたら教えていただきたいのですが、この人、昭和十年代の「早稲田文学」に時々、寄稿しておりますが単行本はありますか、併せてご教示願います。
悶求艸堂雜纂  投稿者:彭城矯介    投稿日: 3月13日(木)01時58分45秒

壹*外村家と塚本家に關して

「私を連れてゐた明治元年生れの祖母外村みつは、當時六十前後、明眸で肉おき豐かな美人であつた。 字の二百軒、隣字の二百軒、ほとんどが、その苗字を、『塚本』『外村』で占められてゐた。」 「私の生家から約五百メートルのところに、私小説作家外村繁の生家があつた。 地味ながら滋味掬すべき作品を殘したあの作家の、故郷における風評は、家業を繼がずぐれてしまつた憐れむべき風狂の徒にすぎなかつた。 前記外村みつが生んだ十人の姉弟の中に、私の母と現、倉敷民藝館長外村吉之介も含まれてゐる。」                   (塚本邦雄「わが故郷を語る」より)

          先般話題となりし外村氏も、或いは塚本氏の遠い遠い親戚だつたりするのかも知れません。 商家の一族に、間歇的に詩歌狂が生れるのも、何か宿命的なものを感じます。

貳*石鼎談義追記
この前の北園→志功→普羅→石鼎といふ流れは、偶然とは云へ我乍ら旨いと思ひましたが、やうやく書庫の奥より『定本 石鼎句集』(求龍堂 昭和43年)を引つ張り出して來ました。 しかし、こちらの著作目録でも『言語學への出發』の發行所名は(東京旭印刷株式會社出版部)になつてゐます。その上、副題の「一考案としての音語に就て」が、改訂増補版の方で「一考察としての音語に就いて」になつてゐます。果して本當に改題されてゐるのでせうか。 定本の書誌がこの調子では困りますね。某舎の全句集では、一體どうなつてゐるのやら。 それにしても、北園克衛と保田與重郎が共に褒めた俳人なんて石鼎以外にゐるのでせうか。 ところでkiku樣、北園氏の「石鼎句集を讀む」といふ文章は何處で讀めますか?

參*「季刊俳句」の事ども
古雜誌を整理してをりましたら、堀井春一郎責任編輯「季刊俳句」の第一號から第三號までが出てまゐりましたが、この雜誌が何號まで發行されたか、御存じの方はいらつしやいますでせうか? 御參考までに、手持ちの號の主な内容を御紹介致しますと、以下の如くであります。
第一號(中央書院 昭和48年10月15日)表紙/つげ義春 五木寛之塚本邦雄對談 吉岡實 葛原妙子 中井英夫 加藤かけい
第二號(中央書院 昭和49年1月15日)表紙/横尾龍彦 扉/つげ義春 高柳重信佐佐木幸綱清水昶鼎談 三鬼全句集拾遺 加藤郁乎
第三號(深夜叢書社 昭和49年6月28日)表紙・扉/横尾龍彦 鈴木六林男 野村朱鱗洞 山中智恵子 永田耕衣 高柳重信
しかし、つげ義春から横尾龍彦への轉換といふのは、なかなかに極端ですね。

蛇足*藝能部長就任の辯
全く、最近の書癡の皆樣は『キイハンター』も觀てゐないのでせうか? お気の毒に。 あ、若い皆樣のために「神保町の女王」の歌詞も御用意致しました。お許しが出れば書き込みます。 一應小生には、藝能方面專用の別名もあるのですが、最近は餘り區別する必要がなくなりつつあるやうで 些か自嘲氣味です。
過去ログ  投稿者:Bori    投稿日: 3月13日(木)06時33分02秒

管理人様
過去ログ更新ありがとうございます。 あらためて、ハイレベルなbbsと感嘆しています。

彭城矯介様
「神保町の女王」の歌詞、たのしみです。 若い人にもわかる、とは素材はなんでしょうか???
中也宛の詩集?  投稿者:私の耳は・・・    投稿日: 3月13日(木)09時30分41秒

人魚の嘆き様
ご無沙汰しております。 私もビンゴの出球?に一喜一憂する毎日です。 大物を釣り上げんと意気込んではいますが、あき状況は思わしくなく悶々としています。 さてそれとは別に、一つお伺いしたいことがあります。 先日のダークホース様の「人魚の嘆き様の書斎訪問記」を読み、 その時は仰天唖然とするばかりだったのですが、昨日読み直してこういう文章がありました。 「署名先が詩人とか歌人だということです。最後の署名先というのは、本をもらった人のことで、島崎藤村、国木田独歩、若山牧水、高村光太郎、 中原中也、立原道造などの文豪への署名本がいっぱいありました。」 この文章から、人魚の嘆き様がお持ちの詩集の中に、中原中也に宛てた本があることがわかりました。 恐縮ですが、それは誰の詩集なのでしょうか? 問題がなければお教え願いたいのですが。 よろしくお願いいたします。
流石はSalon De 書痴常連  投稿者:彗星の騎士    投稿日: 3月13日(木)21時13分09秒

自分がリクエストした作家の本だということで、『悪魔』ではなく『根津權現裏』を選んだ大陸人様の心意気に感心しました。流石はこの掲示板の初期の頃からの常連でいらっしゃる。なかなか出来ることではありません。もっとも、そのお陰で『悪魔』は誰も取れずに終わってしまうかも。でも、清清しい思いをさせていただきました。
Re.斎木哲太  投稿者:管理人    投稿日: 3月13日(木)23時52分27秒

YT生様
斎木哲太は千葉県出身で早稲田を卒業後、尾崎一雄の世話で昭和13年12月に砂子屋書房に入社しております。主な文筆活動の場はご承知の「早稲田文学」と鹽月赳、編集・発行による同人誌「散文」で同誌には『村の挿話』『雛目白』『蔓草』『霧消』『邂逅』等の小説を発表しております。 この雑誌の同人には光田文雄、酒井松男、坂本義男らに『四人』の山岸外史、植村敏夫、又、谷中安規も参加し終始、装丁、装画も受け持っています。 斎木哲太は戦後、千葉で教職に就き平成になり間もなく没しています。

彭城矯介様
小生も「神保町の女王」大いに期待しております。
此れだけ會會報  投稿者:彭城矯介    投稿日: 3月13日(木)23時57分49秒

>管理人樣
>Bori樣
リクエスト有難う御座います。元ネタがお分かりになるとよいのですが。

「神保町の女王」

 紙魚の匂ひを嗅ぐ度に 目に浮かぶ聖橋
 皺皺の目録を手にして 獨りで訪れた古本屋街

 ママは此處の女王樣 復刻版のやうな私
 誰しもが目を血走らせ 子供ながらに魅せられた古本屋街

 書癡になつた私を 捨てて女王は消えた
 毎週古書會館に來てゐた男と暮らすのだらう

 「一度榮えし店でも必ずや衰へゆく」
 その故事を知る時を迎へ 足を踏み入れたは古本屋街

 絶版になつた書物を探せど秋は今
 稀覯本と云ふ呼稱を誇らしげに掲げる

 書癡になつた私が賣るのは藏書だけで
 同好の士を欲した時に全てを失ふだらう

 中央線御茶ノ水驛から明大通りに出たら
 其處は私の庭 大遊戯場神保町

 今夜からは此の町で娘の私が女王
出品本『転身の頌』について  投稿者:人魚の嘆き    投稿日: 3月14日(金)00時23分13秒

『人魚のお花見』も「ビンゴ!」が出始め、次はいよいよ『転身の頌』がお嫁入りしそうな気配ですね。 そこで、この出品本『転身の頌』について少し書き残しておきたいと思います。なお、「月下の宿帳」で故高野聖が一部言及し、『初版本講義』でも触れられていることをご了承願います。 出品本『転身の頌』は、No.2の記番を持つ本です。 『転身の頌』の1番本は「日夏耿之介記念館」にあり、「二十八年の己が生を記念して、ここにわが第一の墳墓を築く」という日夏の識語が入っています。 そしてこの2番本は、見開きに「著者」とだけ書かれ、献呈先が消されています。 私は初めてこれを見た時、「近親者宛なのでは?」とすぐ思いました。2番本であることと、それまでに『転身の頌』の著者献呈本を見たことがなかった(全て献呈署名本でした)からです。 そこで、映像関係の仕事をしている知人に依頼し、特殊な機械で紙を透かして見てもらったところ、宛名は「亡父上様」と「母上様」の連名でした(そう言われてみると、機械がなくても蛍光灯の光でうっすら読めます)。 『転身の頌』は亡き父に宛てた献辞の入った本ですが、日夏はその2番本を、母と共に既にこの世にはいない父に献呈したわけです。 献呈先が消された事情はわかりません。献呈本としては致命的な傷です。しかしこの2番本は、後年、頑迷固陋で知られた日夏も、処女詩集刊行に際しては純粋な思いを抱いていたことを実感させてくれる佳品だと、私は信じて疑いません。 まだ、どなたが手にされるかわかりませんが、大事にしてくださいね。

私の耳は・・・様
中也宛献呈本は「中原中也賞」受賞者からの本です。 具体的なことは、まだご容赦願います。
「石鼎句集を読む」について  投稿者:kiku    投稿日: 3月14日(金)02時44分00秒

彭城矯介様
ご質問の、北園の「石鼎句集を読む」ですが、結論から言って私は未見です。以前、北園の句業を絡めた雑文を書いた折、俳句についての随筆・論考を可能な限り再読、あるいは探求したのですが、件のタイトルは記憶にありません。 ちなみに、私の見た範囲での北園の俳句に纏わる記述に同時代の特定の俳人を取り上げたものはなく、例句なども、もっぱら古典から引用しています。少なくとも同タイトルのものは、生前・死後を問わず、単行本や全集等には収録されていません。 以下は全くの推測になりますが、VOU119号(1969年9月発行)の巻末で“1968年後期より1969年前期に寄贈を受けた注目すべき新刊書をとりあげる”として書誌情報を多数並べている中に“原 石鼎  定本石鼎句集 B5 求龍堂”がありますから、若き日の北園が石鼎宅に下宿し「鹿火屋」に詩を寄稿していた縁からいっても、石鼎自身から献呈を受けた北園が、さほど間をおかずに何れかで書評等を執筆したと考えて良いのではないでしょうか。ちなみに、『定本石鼎句集』刊行の1968年から1970年までに北園が執筆・掲載した雑誌で私が知り得たものは、「無限」24・27号、「詩と批評」31号、「本の手帖」81号、「VOU」114・115・117・119・120・121・123・124・125号、「ひるご」1・2号ですが、「石鼎句集を読む」に該当するものはありませんでした。従って、前出以外の雑誌ではないかと思われます(句誌だったら、私は完全にお手上げです)。 以上、推測でしかありませんので、もしお探しであれば、あくまでも参考程度にとどめてください。お役に立てず、申し訳ありません。 そういえば、『全詩集』・『全評論集』等を出しているC舎から『随想集』(?)なるものの刊行が予定されているそうで、私は、今まで未収録だったモノも相当数が収録されるのでは、と期待しています。或いは、そこで見る事が出来るやも知れませんね。 ところで、彭城様はどちらで「石鼎句集を読む」の情報を得られたのでしょうか。もし、差しつかえなければお教えください。

JIN様、マブォ様、cogito様
上記の拙文の至らない点・お気づきの点等ありましたら、補足をお願いいたします。
ますます欲しくなりました  投稿者:四天王    投稿日: 3月14日(金)07時00分20秒

人魚の嘆き様の投稿を拝見し、ますます『転身の頌』への思いは募るばかり。 でも皆様そうでしょうね。 さあ、今日決まるのかな?
掉尾を飾る投稿  投稿者:管理人    投稿日: 3月14日(金)08時59分45秒

本とは?様
かねてお願いしてある「指名投稿依頼」が、本とは?様お一人だけ残ってしまいました。 ついては「掘り出し物語」と題し、掉尾を飾る投稿をお待ち申し上げます。

彭城矯介様
元ネタをご教示願います。
斎木哲太  投稿者:YT生    投稿日: 3月14日(金)11時45分03秒

管理人樣
詳細な情報を有難うございました。「散文」なる雑誌は、その存在すら全く存じませんでした。矢張り、単行本は無いようですね。
「石鼎句集を読む」について・訂正   投稿者:kiku    投稿日: 3月14日(金)12時59分45秒

彭城矯介様
原石鼎は1951年に亡くなっていますから、先の拙投稿の“石鼎自身から献呈を受けた”は在り得ませんよね。お詫びして訂正いたします。
鹿鳴館の帯  投稿者:春の雪    投稿日: 3月14日(金)22時53分52秒

ymnk様 いつも教えていただいてばかりで恐縮です。最近はめぼしい収穫もなく、欲求不満がたまっておりまして、ここで一気に爆発といきたいのですが。世の中はなかなかうまくいかないものです。

旧三島党様 ご機嫌いかがですか?また、昔の三島由紀夫にまつわる話を聞かせてください。
掘り出し物語  投稿者:本とは?    投稿日: 3月14日(金)23時18分03秒

管理人さまの御慫慂により書かせて頂きます
一時期ある詩人に熱中したことがあります。無論今でも何か情報はないかと、おりあるごとに調べたりしてはいるのですが、最近ほとんど進んでいません。 ことの始まりは、ひょんなことから入手したはがきの1束の中にありました。そのなかに斎藤広志という人のはがきが10通程混じっていました。一読したとき悲しくなるような気がしたのですが、繰り返し呼んでも最初の印象は変わりませんでした。何故かこの人にお会いしたいと考えたのは文面から人生に対する考えが自分とどこかで繋がっていると思ったからでした。偶然、最寄駅から自宅までの地図を画いた1枚が入っており、 見ると、そのころ私が住んでいた所から自転車で1時間もあれば行けそうでしたので、休日を利用して何も考えずぶらっと自転車で出かけました。 地図に描かれた場所に着くとそこは駐車場になっており、家はなく近所の古い家から想像するしかなかったのですが、それでも当時の面影がいくらか残っていたのは奇跡だったかもしれません。家に戻りはがきの日付をみたら30年前だったのですから。 その後、太田浩著「わが戦後抒情詩の周辺」で、処女詩集が「半跏思惟」(昭和32年刊)であることを識りました。 それから日々送られてくる目録の中から「半跏思惟」の文字探しが始まりました。如何せん全くの無名詩人といってもいい人の詩集ですから出てくるはずもなく、「日本の名詩」小海永二編(大和書房刊)に1篇載せられているのを発見出来たときはちょっぴり嬉しくなったことを覚えています。同書の鑑賞ノートには1927年生まれの戦後詩人、室生犀星の推挙で詩壇に出た。とかかれています。 私は外食するのはあまり好きではなく、まして外泊することなどはしたことがないと言ったもいいほどです。 それがあるとき、知人の所に電話をして遊びがてら泊まりにいきたいと無理やり押しかけるように1泊させて いただきました。電車で2時間以上のちょっとした旅の気分を味わうことになりました。目的地近くになるにしたがい田園風景が広がり心が癒されるようでした。相手にしては突然のことでしたから、戸惑いもし迷惑だったろうと思います。一晩中本の話で過ごし、翌朝早めの昼食を済ませ近くの古本屋を2,3軒冷やかして歩いてから帰宅のために友人宅に戻りました。帰る準備ができさて帰ろうというとき見慣れた目録の表紙が目に入りました。なにげなく手に取り見てみると最新号で家には届いていないものでした。このところ注文をしていなかったので切られてしまったようです。ぱらぱらと見ていくと、なんと!! 齊藤広志「半跏思惟」という文字が飛び込んできました。しかも 室生犀星宛て献呈署名入り となっています。 思いがけないところで見つかった驚き、嬉しさ、売れてしまっているかもしれないという不安が家に着くまでずっと続き、目録の本屋に震える手で電話を入れたものの繋がらないもどかしさ。半分諦めFAXを送ってから翌日また電話をいれたところ、ご主人がでて、すでに送ってくださったといってくれたときにはあまりの嬉しさにお礼の言葉も出てこないほどでした。
(無題)  投稿者:ymnk    投稿日: 3月15日(土)00時37分01秒

乱歩邸様
「文藝春秋」立ち読みしました。情報ありがとうございます。乱歩宛のヒッチコックの色紙などは初めてみました。乱歩は好きで、特に大正期から昭和初期まで、谷崎の探偵ものと共に興味を持っております。またいろいろとご教示ください。 春の雪様 今日の紙魚展に「レスボスの果実」が3千円で出品されていたようですが、安いですね。パッとしたものがない時はいつでも「出動」出来るように軍資金を貯蓄するのが一番です。
御礼  投稿者:管理人    投稿日: 3月15日(土)03時02分55秒

本とは?様
掉尾を飾るにふさわしい良い話でありました。有難うございました。 それにしても、その詩人も本も全く存じ上げません。
古本能  投稿者:彭城矯介    投稿日: 3月15日(土)03時05分25秒

>管理人樣
原曲は、椎名林檎嬢の「歌舞伎町の女王」(TOCT-4112)といふ歌であります。 『無罪モラトリアム』(TOCT-24065)なるアルバムにも収められてをります。 2月20日の某紙夕刊に奇拔な廣告を出し、某紙に表現の自由が存在しない事を 暴露してみせた奇特な娘と申せば、或いはお分かりになるかと存じます。

>kiku樣
早速の丁寧な御返事、誠に恐縮に存じます。 北園克衛氏の「石鼎句集を讀む」といふ文章は、 小島信夫氏の『原石鼎 二百二十年めの風雅』(河出書房新社)で紹介されてゐました。 北園氏の文は、昭和23年刊の『石鼎句集』の書評として書かれたもので、 どうやら昭和24年發行の「鹿火屋」に寄稿された模樣です。 私も、同文が何とか刊本に纏められるやうに祈つてをります。
御參考までに、小島氏の記述に從ひ、北園氏が論じてゐるらしい石鼎の句を引用しておきます。

 腰もとに斧(よき)光(て)る杣の午睡かな (定本句集では「斧照る」)
 仲秋や土間に掛けたる山刀
 彼が眞意知るよしもなし炭を割れ
 寒月やわれ白面の反逆者
 人去つて猿臀を掻く夕立雲
 蜥蜴青し氷片べつと吐いて掌に
 割られたりはじめてうごく大西瓜
 大櫻ここより平地大傾斜
 (定本句集では「こゝより大地傾ける」)

尚、某所に於けるkiku樣の御質問への返答が遲れてをりますが、文案を練つてゐるうちに、餘りにも長くなり過ぎて、發狂(?)しさうになりましたので、いづれ近いうちに直接お目に掛り、お話致したく存じます。それまでは「シガシガシガシガシガホワイトシガレツト忙佞盪躾佑」
お礼  投稿者:私の耳は・・・    投稿日: 3月15日(土)08時20分21秒

人魚の嘆き様
中也宛の献呈本の著者、おおよそ見当がつきました。 いずれどこかで発表してください。 ありがとうございました。
『人魚のお花見』(大ビンゴ大会)経過報告  投稿者:管理人&人魚の嘆き    投稿日: 3月15日(土)20時44分36秒

1.特別出品
『 転身の頌』日夏耿之介、大正6年、光風館、初版、函、署名、献呈宛名消、美本   「cogito様取得済」
ダークホース様がお花見用に選んだ本。回数制限を設ける予定でしたが、「どなたかに当たったらうれしいです!」という彼女の言葉により、回数制限なしとしました。

2〜4.回数制限付出品 2.『日本橋』(回数制限10回)泉鏡花、大正3年、千章館、初版、函、美本    「取得者なし」
3.『悪魔』(回数制限15回)谷崎潤一郎、大正2年、籾山書店、初版、函、函スレ、蔵印、著者献呈本   「取得者なし」
4.『根津權現裏』(回数制限20回)藤澤清造、大正11年、日本圖書出版株式會社、初版、函、函少し痛み  「大陸人様取得済」


5〜20.一般出品
5.『ボオドレエル藝術論集』中島健蔵・佐藤正彰共訳、昭和9年、芝書店、初版、函
6.『日本浪曼派の時代』保田與重郎、昭和44年、至文堂、初版、函
7.『母の手』檀一雄、昭和45年、皆美社、初版、函、帯
8.『辻潤の思い出』松尾季子、1987年、「虚無思想研究」編集委員会、初版、カバー、帯
9.『焼物雑記』井伏鱒二、昭和60年、文化出版局、初版、函、帯
10.『神の火を盗んだ女』山田順子、昭和12年、紫書房、初版、外装無完、限定本、識語署名    「天女の舞い様取得済」
11.『蒙古の雲雀』浅見淵、昭和18年、赤塚書房、初版、外装無完、見返し無
12.『春秋』外村繁、昭和14年、赤塚書房、初版、外装無完
13.『萩原恭次郎詩集』昭和15年、報国社、初版、函
14.『雀の卵』北原白秋、大正10年、アルス、初版、函、見返し切れ、函汚れ、署名
15.『鹿鳴館』三島由紀夫、昭和32年、東京創元社、初版、カバー、帯、帯の背日焼け
16.『胡桃』小山正孝編、昭和21年、赤坂書店、初版、焼け、三好丸山堀津村野村他
17.『陰獣』江戸川乱歩、昭和3年、博文館、初版、函、函少汚れ、蔵印、献呈署名    「文庫丸様取得済」
   18.『伊藤整詩集』昭和29年、光文社、初版、函、函痛み、署名
19.『新領土詩集』昭和16年、山雅房、初版、カバー、カバー痛み、見返し書入、左川、瀧口、西脇、村野、渡邊他
20.『浅野晃全詩集』昭和60年、わこう出版社、完本、函痛み、献呈署名
『香水夫人』について質問  投稿者:乱歩邸    投稿日: 3月15日(土)21時17分46秒

大衆王様
『香水夫人』について質問を2つさせてください。
1.[今から半年以内に然るべき方法で『香水夫人』の売却を周知させ希望者の抽選で譲渡者を決する]と書かれましたが、おおよそいつ頃になりますか? 2.最近名古屋で『香水夫人』が出て、破格の金額で売買されたそうですが、やはり相当高額を覚悟した方がよいでしょうか?
不躾な質問をお詫び致します。
おやくそく【WINNING RUN】(削除してください。)  投稿者:cogito@ビール入ってます    投稿日: 3月15日(土)22時24分01秒

    Å d(^∀^=)ъ はっはっはっ。
  @@@彡彡彡彡彡彡彡彡彡☆ 「乱歩邸さま、ありがたうございます!」
複刻でいいね!  投稿者:管理人&人魚の嘆き    投稿日: 3月15日(土)23時38分56秒

管理人「おい、よりによって『転身の頌』はcogito様にあたったぞ!」
人魚の嘆き「それが困った事態に・・」
管理人「どうした?」
人魚の嘆き「出品した『転身の頌』が書棚から消えてしまったんです」
管理人「えっ!誰が潜入したんだろう?」
人魚の嘆き「過去の投稿からして怪しいのは、本命が葵の家、対抗が永町、穴が彭城矯介、大穴が文庫中毒、の各氏だと思います」
管理人「それで、どうする?」
人魚の嘆き「複刻で我慢していただくしかないでしょう」
管理人「そうだな。それでいこう。ところで、ダークホース様はcogito様のbbsの下品な書き込みを見たのかな?」
人魚の嘆き「さあ、まだかもしれませんが」
管理人「じゃあ、早く電話で教えてあげなさい」
人魚の嘆き「かしこまりました」
管理人「これで2回目だから、cogito様の印象は最悪だな。ヒヒヒ」

泥棒日記  投稿者:彭城矯介    投稿日: 3月16日(日)00時14分21秒

國寶を護るためには、盗賊の汚名を着せられるのも已むを得ませんね。呵呵。
「人魚のお花見会」  投稿者:TG    投稿日: 3月16日(日)01時58分42秒

初めまして。
初カキコなので少々気後れ致しますが「人魚のお花見会」参加させて頂きます。よろしくお願い致します。 「人魚の贈り物」の皆様の悲喜交々な様子、楽しく(失礼ながら)読ませて頂いています。熱いですね^^
http://www.tubaki.tv/kaneko/
おみそ通信  投稿者:kiku    投稿日: 3月16日(日)04時52分28秒

彭城矯介様
ご質問の文脈から『定本石鼎句集』の事だとばかり思い込んで、見当違いのお返事を申し上げてしまったようですね。わたしはオッチョコチョイなので、どうか、お許しを。 逆に、大変貴重な情報をありがとうございました。引用句まで掲げていただき恐縮しております。 北園が若い頃を回想したエッセーでも、関東大震災によって奈良に疎開するまで石鼎宅に下宿し、「鹿火屋」に詩を寄稿していた事には触れていないので、石鼎との交流に纏わるエピソードや、石鼎の作品について書かれたものは存在しないものと思っていました(いかに不勉強かが露呈してしまいましたね)。 しかし、「石鼎句集を読む」という同時代の俳人に対する具体的な論評があるのならば、北園の句業を考える上でも貴重な資料と思われ(未見ですので断定は出来ませんが、)、ぜひとも読んでみたいと・・・・そこで、せっかく貴重な情報を頂いたのですから、オッチョコチョイついでに、出版が予定されている『随想集(仮題)』監修者に「石鼎句集を読む」収録を熱望する直訴状を出しちゃいました。あちらに肝心の文献が無ければ仕方がありませんが、まぁ、駄目モトで。 それと、わたしの“某所における質問”ですが、“何でも博士”にして“二代目芸能大魔王”で在らせられる彭城様に拝謁のうえ、直にご教示いただければ、こんなに光栄な事はありません。その節には、よろしくお願いいたします。それまでは、わたしも「ワタシアンタ阿佑討發気瓩討
真犯人  投稿者:死天王こと四天王    投稿日: 3月16日(日)08時09分11秒

人魚の嘆き様
あなた様の書斎に忍び込み、『転身の頌』を盗み出して復刻と入れ替えたのは、わたくし死天王であります。 どうかお許しください。

cogito様
しばらくは身辺にご注意を。死天王の影が忍び寄りますぞ。
cogito騒動その@  投稿者:管理人&人魚の嘆き    投稿日: 3月16日(日)08時52分56秒

昨日から続いている一連の「cogito騒動」を、永く後世に伝えるために編集しました。

1. びんごぅ! 投稿者:cogito 投稿日:2003/03/15(Sat) 15:45    ほんとにほんとにびんご!
1. 特別出品『転身の頌』
これホント?

2. 脳みそ真空状態 投稿者:cogito 投稿日:2003/03/15(Sat) 15:58 
  
(゜Д゜) ぽかーん。

3.おめでとうございます 投稿者:管理人&人魚の嘆き 投稿日:2003/03/15(Sat) 20:25    cogito様

左上から斜め 12、22、55、69 ビンゴを承認いたします。
『転身の頌』獲得おめでとうございます。 的中ビンゴカードを貼り付けていただければ幸いです。

4.みなさん、“人魚のお店”で呑んでるさうで…。 投稿者:cogito 投稿日:2003/03/15(Sat) 20:26   
      ☆
    Å_/:。http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-
Labo/1834/salon/bingo.jpg
/ ̄ ̄ ̄ /|‥・。・ ; ' 、∴ ゜ ,・・。・ : ' ∵、
‘。‥ ゜ ,・・。∴ 、’.
| ̄ ̄ ̄ ̄| |)))))コソコソ))))コソコソ
| みかん |/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ほんとにほんとにほんとーなんですよ…。

5.心からの祝福 投稿者:乱歩邸 投稿日:2003/03/15(Sat) 21:07    cogito様
おめでとうございます! 人間の執念が、運を引き寄せるものだということを学びました。 お見事でした。
cogito騒動そのA  投稿者:管理人&人魚の嘆き    投稿日: 3月16日(日)09時00分17秒

6.【WINNING RUN】 投稿者:cogito 投稿日:2003/03/15(Sat) 22:05 

   金ちゃんりょくちゃんおめでとーッ!(管理人さまは意地悪だねーっ!) でもって、約束通り“走る”よーっ!

                    Å
ε=ε=ε=びゅーん!ε=ε=ε=┌(= ̄▽ ̄)┘ はっはっはっ。
                     @@@
7.【WINNING RUN】 投稿者:cogito@ビール入ってます。 投稿日:2003/03/15(Sat) 22:11

   
   Å
d(^∀^=)ъ はっはっはっ。
  @@@彡彡彡彡彡彡彡彡彡☆ 「みなさん、ありがたうございます。ぢゃねーっ!」

8.オメデト!みなさま 投稿者:風信子 投稿日:2003/03/15(Sat) 22:29

    cogitoさま
雪さまの指先が幸運をもたらしたのですから、 上京時の雪さまへのおみやげ、奮発しなければなりませんねえ〜

9.おめでとうございます 投稿者:くだん 投稿日:2003/03/15(Sat) 22:32

    Cogito様
お見事でした。運の強さとこまめな掲示板チェックの努力に脱帽です。 うれしさのあまりはめをはずして全国の女性Cogitoファンのイメージを 崩さないようにしてくださいね。(ちょっといじわる?)

10.おめでとうございます他 投稿者:贋管理人 投稿日:2003/03/15(Sat) 22:33
    ダークホース様
下記URLで、cogito様が「立派な」ものを見せてくれると言ってますよ。貴方が選んだ『転身の頌』は、こんな男のところへ行ってしまうようです(涙)。 cogito様
貴殿のBBSの上記書き込みは、ダークホース様が閲覧するまで削除を禁じます。削除した場合は、本BBSの[776]も削除となりますぞよ! http://6426.teacup.com/cogito/bbs
cogito騒動そのB  投稿者:管理人&人魚の嘆き    投稿日: 3月16日(日)09時09分33秒

11.よかったですね 投稿者:文庫中毒 投稿日:2003/03/15(Sat) 23:11

    cogito様、りょくと様
おめでとう・・・(言葉少なめ) ふう・・・(ため息多め)

12.やうやくリーチ 投稿者:彭城矯介 投稿日:2003/03/15(Sat) 23:37

    ううう〜、ま負けた・・・
「ぼくはホントのとこは『新領土詩集』か『胡桃』狙ひであります(あんだけ騒げば充分楽しませてもらひましたさかい)。」
などと、しをらしい事を宣ふcogito樣を信じた私が愚かであつた。 しかし、この數日、本當に『轉身の頌』が當つたらどうするかばかり考へてゐましたね。 日夏ファンとして、一生に一度は手にしてみたい本であるとは言へ、 果して自分は、その本を持つに價する人間であるかどうか、とか。 やはり、國寶級の本は人魚邸にあるのが相應しいし、本にとつても幸せであらう、閲覧だけさせて戴いてから、再び人魚邸に返還すべきであらう、とか。 まあ、自分にとつては中央公論美術出版の複製程度が分相應であらう、とか。 でもcogito樣、月末は大變ですよ〜。身ぐるみ剥がされて素つ裸の上、文無し状態で、歩いて岐阜まで歸らなければならなくなるかも知れませんからねえ。 用心棒として、新しくドーベルマンを飼ふ必要がありますね。 それ行け、ドーベルマン司書!

13.複刻でいいね! 投稿者:管理人&人魚の嘆き  投稿日: 3月15日(土)23時38分56秒

管理人「おい、よりによって『転身の頌』はcogito様にあたったぞ!」
人魚の嘆き「それが困った事態に・・」
管理人「どうした?」
人魚の嘆き「出品した『転身の頌』が書棚から消えてしまったんです」
管理人「えっ!誰が潜入したんだろう?」
人魚の嘆き「過去の投稿からして怪しいのは、本命が葵の家、対抗が永町、穴が彭城矯介、大穴が文庫中毒、の各氏だと思います」
管理人「それで、どうする?」
人魚の嘆き「複刻で我慢していただくしかないでしょう」
管理人「そうだな。それでいこう。ところで、ダークホース様はcogito様のbbsの下品な書き込みを見たのかな?」
人魚の嘆き「さあ、まだかもしれませんが」
管理人「じゃあ、早く電話で教えてあげなさい」
人魚の嘆き「かしこまりました」
管理人「これで2回目だから、cogito様の印象は最悪だな。ヒヒヒ」

14.泥棒日記 投稿者:彭城矯介  投稿日: 3月16日(日)00時14分21秒

國寶を護るためには、盗賊の汚名を着せられるのも已むを得ませんね。呵呵。

15.わんわんわんの詩 投稿者:雪(解け)達磨 投稿日:2003/03/16(Sun) 06:18

   Cogito様
おめでとうございます。本当に素直に良いお嫁入りだと思います。しかし、 皆の気持ちを考えて、朔太郎、白秋、ボオドレエルで吠えてみます。 わん わん わん わおーんと、泣き腫らした目でなんだか今日は眠れませんわ。

贋管理人様 彭城様
裸踊りの好きなコギさんですが、私の店で素っ裸だけは 避けてもらいたいのですが、どうすればいいのかしら…。 傾向と対策をご教授下さいませ。
天国からの贈りもの  投稿者:故高野聖    投稿日: 3月16日(日)10時06分43秒

『人魚の贈り物』登録者各位
『人魚のお花見』は今週にも決着しそうな様子。 そこで本が手に入らなかった場合でも、諦めるのはまだ早い! 管理人&人魚の嘆き様の了承の下、私が敗者復活戦を行いましょう。 間違って天国に持ってきてしまった本を提供いたします。 詳細は『人魚のお花見』終了後に発表するので、くれぐれも自棄を起こしてビンゴカードを捨てないように!
死んでからも、何でこんなにサービスせにゃいかんのだろう・・・・・・・・・
回答  投稿者:大衆王    投稿日: 3月16日(日)13時09分11秒

乱歩邸殿
『香水夫人』は7月下旬までには貴殿の眼に触れる所に掲載される予定でござる。『香水夫人』が最近破格の金額で取引された事は初耳也。破格が如何程か存じ上げぬが、当方の『香水夫人』は他に関係なく既に価格は決定しており候。今は漏洩出来ぬが、恐らくこの金額で買えない者はなかるべし。
「伊豆の踊子」  投稿者:踊子好き    投稿日: 3月16日(日)15時32分18秒

初めまして。
私は川端康成の「伊豆の踊子」が好きで、色々な版の「伊豆の踊子」を集めている人間です。キャリアはまだ5年位です。 今、一番探しているのは昭和8年に近代文芸社という所から出版された「抒情哀話 伊豆の踊子」という本です。 この本は箱なしで持っているのですが、箱に昔の大女優田中絹代の踊子姿が描かれていて、箱つきで絶対に欲しい本です。 しかし残念なことに、川端展などを除いて、私は古書としてこの箱つきの本を見たことがありません。 そこで質問は、この箱つきの本はどのくらい珍しい本なのか。そして、いくら位が相場なのか です。 どなたかお詳しい方、よろしくお願いします。
『轉身の頌』  投稿者:文庫中毒    投稿日: 3月16日(日)17時39分04秒

彭城様
 『轉身の頌』については、私も似た思いでおりました。  もし、ビンゴ!出来たらどうしようかと、年甲斐もなく心は千々に乱れていました。私の集書対象からは全く外れておりますが、このような希書を、一度ぐらいは手にしてみたい、数ヶ月でいいから所有してみたい、というのが正直な気持ちでした。  そして、万一手にすることが出来たら、暫く楽しみ、その後で、これを特別出品することを条件に、第二回ビンゴ大会を管理人様&人魚の嘆き様にお願いしようかなと考えていたところです。  結果的にはこの本を持つに相応しい方(あのはしゃぎようを見ると少し心配にもなりますが)の所に落ち着いたので、取り越し苦労、取らぬ狸の皮算用でした。  負け惜しみかもしれませんが、今頃cogito様は、事の重大さに気がついて、貸し金庫を探そうか、空調できる書架を買おうか、そうすると他の本が買えぬ、などと悩んでいること想像すると、少し愉快ではあります。
『人魚のお花見会』のご案内  投稿者:管理人&人魚の嘆き    投稿日: 3月16日(日)18時10分59秒

1.日時   3月29日(土) 午後6時〜(遅刻、早退自由)
2.場所   「人魚の嘆き」東京都千代田区神保町1-19 03−3292−8282
3.参加資格 @「Salon De 書痴」に集う古書愛好者(過去の書き込み歴は問いません。下戸の方も歓迎)。
      A酒癖の悪くない方。飲むと騒ぐ、説教調になる、愚痴る、助平になる、人はお断り。
      B楽しい古書の話を好む方。政治・宗教など議論をしたい方は別の場所で。
4.会費   一律3000円(当日徴収)。足が出た分は管理人&人魚の嘆きが負担します。
5.申込方法 「Salon De 書痴」に3月28日までに書き込み、管理人宛に本名・住所などをメールしてください(連絡済の方は不要)。
6.その他  当日、参加された方全員に、『ユリイカ 2003年4月号』=詩集のつくり方 をプレゼントいたします。風信子様やcogito様の稀少なサインを貰う絶好のチャンス?
7.申込済者 くだん、貞之介、ryokuto、恩地、郡、ymnk、kiku、葵の家、文庫中毒、cogito、風信子+2名、selah、大輔、TG(初めまして!)、T村書店主、雪達磨、管理人、人魚の嘆き(敬称略、記載漏れの方はご一報願います)
なお、当日『転身の頌』贈呈式を行います。
cogito騒動そのC最終回  投稿者:管理人&人魚の嘆き    投稿日: 3月16日(日)19時14分14秒

16.まだ、リーチすら・・ 投稿者:kiku 投稿日:2003/03/16(Sun) 06:27

    彭城矯介様
心中お察しいたします。きっと四天王様も同じ思いでしょう。 でも、cogito樣を身ぐるみ剥がすのは危険です。素っ裸で「立派な」ものを見せられては適いませんから。 18.おめでとうございます! 投稿者:ダークホース 投稿日:2003/03/16(Sun) 11:49

    cogito様
『転身の頌』獲得おめでとうございます! cogito様にこんなに喜んでいただけて、自分のことのようにうれしいです。 そして、cogito様の『転身の頌』は無事ですよ! Salon De 書痴には、人魚の嘆き様の書斎に潜入する人なんていませんもの。 実は、今は私の手元にあります。人魚の嘆き様にお借りして読んでいました。 ちゃんと、今週中にお返ししますからご心配なく。 それとcogito様の掲示板を拝見しました。楽しい掲示板ですね。 最近、スッキー様の掲示板もたまに拝見しているので、私もだいぶ慣れてきたようです。

19.裸踊り対策 投稿者:贋管理人 投稿日:2003/03/16(Sun) 17:58  

  雪(解け)達磨様
cogito裸踊りの対策は簡単、簡単。 両隣を管理人様とT村書店主様にすればよいのです。 粗なものがさらに縮むこと確実。

20.ものごとにはちやんとおちがありまうす。 投稿者:cogito 投稿日:2003/03/16(Sun) 18:19

    みなさまの温かいレスをありがたうございます。 代表してダークホースさま 本は29日の贈呈式で、「そうは問屋が卸す会」のメンバーの皆さんに、さんざっぱらみせびらかしてから奪取して持って帰るつもりです。ゆっくりご堪能下さい。でもこの"學匠詩人"は、"スッキー様の掲示板"とは別の意味で、女性ファンの噂をほとんど聞かない詩人ですから(と言いきっていいものかどうかしらん)、天下の稀覯詩集といってもどんなに感じられたものでせうか(笑)。 とにかく「当り癖」がついて困ってをります。今日は早速「接触事故」おこしました。(泣)

21. 寄せ書きを 投稿者:文庫中毒 投稿日:2003/03/16(Sun) 18:35  

  cogito様
「人魚のお花見会」では、件の本の見返しに、参加者一同でありがた〜い寄せ書きをして差し上げたいと思います。将来性のある方々の集まりになると思いますので、50年後には、さらに付加価値が加わることは必定です。それによい思い出にもなりますよ。私は蔵書印を持参するつもりです(フッフッフ・・・)
人魚のお花見会  投稿者:萬嘯廬    投稿日: 3月16日(日)20時21分07秒

萬嘯廬でございます。
当日まで二週間を切りどうにか予定が見えてまいりました。 「人魚のお花見会」への参加よろしく御願いいたします。 しかし下記cogito騒動そのCの再掲19と21はおもしろ過ぎます。
売り切れ  投稿者:薔薇盗人    投稿日: 3月16日(日)21時39分35秒

くだん様
ある目録で『悲歌』を申し込んだら売り切れでした。 そんなに安くなかったのですが、上林ファンは結構多いんですね。 うれしい様な困った様な。
「人魚のお花見会」参加希望  投稿者:七面堂    投稿日: 3月16日(日)22時57分14秒

異端の徒ですが、宜しくお願い致します。
「悲歌」のこと  投稿者:くだん    投稿日: 3月16日(日)23時47分39秒

薔薇盗人様
「悲歌」はまだ実物を見たことがありません。 私も最近友人が持っている目録に載っているのを見せてもらいました。 インターネットで検索しても数点見つかりますね。 私自身は古書店か古書展で実物を手にとるのが夢なのですがなかなか(笑)。 上林ファンは蔵書を大切にして手放さない人が多いのでなかなか市場にも出てこないようだと教えて頂いたことがあります。 気長に探そうと思っています。
ありがとうございます  投稿者:Kaori    投稿日: 3月16日(日)23時57分17秒

人魚の嘆き様
貴著の件ありがとうございます。 今週中に「人魚の嘆き」へ伺い、拝読いたします。 覚えていてくださったことに感激です。(今度は静かに飲みます。申し訳ございません)
人魚のお花見参加希望  投稿者:散水弁    投稿日: 3月17日(月)10時04分53秒

参加いたしたく。 よろしくお願い致します。
(無題)  投稿者:乱歩邸    投稿日: 3月17日(月)12時26分11秒

大衆王様
不躾な質問にお答え頂き感謝申し上げます。 その日が来るのを楽しみにしております。
最近の小説  投稿者:旧三島党    投稿日: 3月17日(月)16時01分02秒

ymnk様、由紀夫様、春の雪様、大輔様
ようやく入試業務からも完全に解放され、卒業式も終わり、小鳥のさえずりに耳を傾ける余裕も出来てきました。三島本の収集に情熱を傾ける皆さんの投稿は、楽しく拝見しておりますが、何しろ小生には書くほどの事件も起こらない日常生活です。次回の機会があれば、小生もビンゴ大会とやらに参加させていただき、興奮の渦に巻き込まれたいという衝動に駆られます。まあ蠢動でしょうか。 ところで皆さんは、最近の小説ではどんな作家の本をお読みになっていますか。小生は全く疎いのですが、推薦作家や推薦作品がありましたら教示賜りたく存じます。
Re:最近の小説  投稿者:楽古堂・大内史夫    投稿日: 3月17日(月)17時29分16秒

横レスですが、皆様に紹介したい本があります。『きみの血を』シオドア・スタージョン著 山本光伸訳 ハヤカワ文庫NV1027 580円+税 2003年1月31日発行。現代のサイコホラーの先駆的な作品。スティーヴン・キング氏も推薦していました。原題は「Some of your blood」。「some」は、「いくらか、少し」。その意味が了解されたときの悪寒。三島由紀夫の『美しき星』を愛する方に推薦します。再刊されたのが不思議なような「罰せられざる悪徳」に満ちた「吸血鬼」小説です。すぐに書店の棚から消えると思います。
(無題)  投稿者:人魚の嘆き    投稿日: 3月17日(月)20時22分00秒

踊子好き様
『抒情哀話 伊豆の踊子』は、金星堂版の再版カバー付と同じくらい少ない本です。踊子好き様と同じ理由で探している人が多いのですが、最近は特に見かけなくなりました。函付の美本であれば、5万円以上すると思います。

ymnk様
恩地様
先週の古書市で、特製版『春琴抄』の試刷本らしきものを入手しました。久し振りに谷崎潤一郎の未見の本に出会えてうれしかったです。

楽古堂・大内史夫様
ご推薦の本を読んでみたいと思います。『美しい星』に登場する「悪の星の黒幕」のモデルに、以前仕えていたことがありますから。
「人魚のお花見」参加でござる  投稿者:永町    投稿日: 3月17日(月)23時50分51秒

ただ今、送別会より帰還致し候。 従前より参加致したく候、「人魚のお花見」の件 ようやく目鼻が付き候、早速参加の意、お伝え仕度書き込み候 みちのおくの者につき都の作法には疎く、粗忽なる所あるもお許しの程 皆々様に早くお会いしたく拙き文をしたため候

管理人様、人魚の嘆き様、そして皆々様
年度末の雑事もようやくかたをつけ、度重なる送別会も乗り切り、ようやく 上京のめどがたちました。 「もう、本は捨てて」という家族の叫びも振り切り、なけなしの年度末の手当を むしり取り、「鬼、畜生、もうお父さんはいらない」という言葉を聞き捨て 「お花見」に参加します。(もう帰るところはありません。・・・・) なんて。

ymnk様、文庫中毒様、御礼の言葉はお会いする時に。 それでは。
歓迎  投稿者:管理人    投稿日: 3月18日(火)00時16分59秒

TG様
永町様
旅先より歓迎の意を表します。他の皆様共々御会いするのを楽しみにしております。
本の神様、お願い  投稿者:永町    投稿日: 3月18日(火)00時19分41秒

ひょえー
しばらく見ないうちにビンゴ大会は終焉を迎えそうではないですか。 『 転身の頌』は複製本とすり替えようとしたのですが失敗しました。 cogito様御安心ください。 「人魚の嘆き様」の書斎に潜入しようとし、警備員に鼻薬をかがせ、 玄関脇に控えている黒いどう猛そうなドーベルマンには牝犬をあてがい、監視システムはセキュリティに誤作動を起こすようハッカーをかけ水道管修理人に化け、ガラス棚に収まった『 転身の頌』に手をかけたのですが、なぜか、cogito様のお顔が表紙に表れたのです。 そして天からは何者かのお言葉が。 「これはお前の本ではないぞ。神は真の持ち主に祝福を与えるものぞ。」 おお、私のミッションインポッシブルはこれにて終了しました。 人の手になる警備など容易いものです。 本の神様のお言葉には逆らえぬものなのです。 ビンゴされた方々に幸いあれ。 あれー、リーチ、3つかかってんだけど。 ビンゴあるかな。 本の神様、お恵みを。
(無題)  投稿者:ymnk    投稿日: 3月18日(火)00時49分57秒

ymnk@未だリーチにもならない(泣)です。

人魚の嘆き様
「春琴抄」特製の試作本! 無論初耳です。以前古書展で、六部集の試作本というのを手に取って見たことがあるのですが、これにも蒔絵の署名・花押が入っているのでしょうか、ご教示いただければと思います。しかしこういうものもあるのですね。

永町様
こちらこそ、お会いするのを楽しみにしております、よろしくお願いします。

大内様
面白そうな本の推薦ありがとうございます。今度繙いてみようと思います。

旧三島党様
当方、実のところ最近の創作というものを殆どよんでおらず、全くお恥ずかしい限りです。全くというわけでもなく、他の興味から、例えば映画を見てその原作本をということで松浦理恵子「ナチュラル・ウーマン」を、犯罪事件への興味から津山三十人殺しをモデルにした岩井志麻子「夜啼きの森」、乱歩と岩田準一の関係への興味から岩田純子「二青年図」という風に(はしなくも女性作家が並びましたが)ポチポチ読んだりはしておりますが、何せ積読状態の順番待ちがいろいろとありましてなかなか手が出ません。

TG様
とうとう「さろん・ど・書痴」に初お目見えだね、当日はよろしく。
「指名投稿依頼」  投稿者:管理人    投稿日: 3月18日(火)10時18分33秒

「指名投稿依頼」の第4弾として、「私の推薦図書」と題し、下記の方々にご依頼申し上げます。もちろん、独断と偏見に基づく選書で結構ですが、「比較的容易に手に入る文学関係の本」でお願いいたします。

くだん様 葵の家様 文庫中毒者様 永町様 selah様 酔霧様 大輔様 sakamoto様 hazedonca様 魚楽様 kiku様 散水弁様 萬嘯廬様
どうぞよろしく。
推薦図書  投稿者:文庫中毒    投稿日: 3月18日(火)20時41分32秒

管理人様ご指名と有らば逃げ隠れ出来ませんので、一番気楽なトップバッターあい勤めさせていただきます。 これまで読んだ文学関係で、もっともお気に入りは、「三国志演義」(岩波文庫)です。吉川英治の三国志も含めると、高校生の頃から、これまでにあの長大作を5〜6回も読んだでしょうか。 何度読んでも、波乱万丈の人生を突き進み、中国的な人間味あふれる登場人物の綾なす糸にはいつも新しい感動があり、感心させられます。 ちょいと取澄ました、八方美人的な劉備元徳より、馬鹿だなあ、の曹操に魅せられるのは私だけではないでしょう。 でも「三国志演義」ではあまりにも平凡すぎるかもしれません。そこで、最近(今年になって)始めて読んだ本の中から、お勧めをひとつ。

ベッケル「緑の瞳・月影」(岩波文庫)
 スペイン19世紀の夭折詩人による短編集。ロマンス溢れる幻想譚は、ホフマン、ゴーチェ、に匹敵しようか。解説に織り込まれた詩篇は、「妖しい光彩を放つ」と表現されています。
推薦図書  投稿者:永町    投稿日: 3月18日(火)21時31分54秒

管理人様よりじきじきに投稿御依頼の栄誉を賜り、恐悦の極みでございます。 文庫中毒様に続いて少々書かせていただきます。 最近のものも推薦したいものはいくらでもございますが十年二十年と残るようなものをということで推薦いたします。 出版界に「三茂雄」という言葉がございます。球界の茂雄ではございません。 岩波書店を起こした岩波茂雄、雑誌『どるめん』で柳田國男の民俗学に貢献した岡茂雄、そして古書界の巨人、反町茂雄でございます。 日本古書の価値を海外にまで高めたという功績はもう言うまでもないことでございます。 その反町茂雄が自分の反省を記したものが『一古書肆の思い出』全五冊(平凡社刊)なのでございます。 それまでは雑読派で、本は読めればよいと思っておりました私の脳髄に強烈な一撃を与えたのがこの本でございます。 反町翁がいかように苦心して本を手に入れてきたか、また書一般の価値を高めるためにどれほど研鑽を積んできたか、啓蒙書といった堅苦しいものではなく、ビルディングスロマンを読むように書かれているのでございます。その中には、森銑三翁も出て参りますし、古書の魅力、また、その魅力に取り憑かれていった人々についても書かれているのでございます。 同じように古書の魅力を発掘し後代に恵みを残した横山重の『書物捜索』(角川書店)も紹介したいところでございますが、惜しいことに絶版になっております。 こちらは反町翁の成功譚とは対照的に、絶頂から本が買いたくても金がない、という晩年の不遇まで書かれております。 対照的な二人ですが書を追いかける鬼気迫る姿には感動を覚えずにはいられないのでございます。 私の本に対する見方を決定的に変えたのがこの本なのでございます。
教えてください  投稿者:永町    投稿日: 3月18日(火)21時47分54秒

管理人様、人魚の嘆き様、そして皆々様
お訊ねしたいことがあります。この掲示板よりは「探求書」の欄の方が適当なのかもしれませんがお許しください。 それは、29日の上京にあわせて旅費に換えたきものがあります。徒然草の和本が二冊、江戸川乱歩と人気を二分した作家の草稿が一点。 場違いなことは重々承知しておりますが適当な本屋さんをどうぞ御教示くださるようお願いいたします。
Re.教えてください  投稿者:管理人    投稿日: 3月18日(火)21時54分00秒

永町様
この件は承知致しましたので当日、御持参下さい。
御礼  投稿者:永町    投稿日: 3月18日(火)22時10分14秒

管理人様へ
早速の御対応ありがとうございます。 当日持っていきます。よろしくお願いいたします。 ただ状態はあまりよいものではありません。
推薦図書  投稿者:くだん    投稿日: 3月19日(水)00時14分14秒

管理人様の「独断と偏見に基づく選書で結構」とのお言葉に甘え、「比較的容易に手に入る文学関係の推薦図書」を、「現在新刊書店で入手可能な文庫本」に限定して、2点紹介させていただきます。

「怪奇探偵小説傑作選 1 岡本綺堂集」 日下三蔵編 ちくま文庫
本書には青蛙堂鬼談全編をはじめとする綺堂の代表的な怪談が収められています。 私は探偵小説を愛読しておりますが、怪談や怪奇小説、モダンホラー等はいわば読まず嫌いでした。しかし本書をたまたま手にとって読み始めて、その語り口にしびれました。怪奇、幻想文学に興味を抱くようになったきっかけの本です。「三浦老人昔話」しか読んだことのない方もぜひどうぞ。
もう1冊、読書ガイドとして、向井敏の「本の中の本」(毎日新聞社刊後に中公文庫)を推薦したいのですが、残念ながら絶版なので、がらっと雰囲気を変えて、「謎のギャラリー」北村薫 新潮文庫(名作博本館、謎の部屋、こわい部屋、愛の部屋の全4冊)はいかがでしょうか。1冊目が楽しい読書談義(森銑三の名前も出てきます)、 2-4冊目は読書談義で挙げられた作品の中から選ばれた中短編と巻末に宮部みゆきとの対談があり、読んでみたくなる本がいろいろ出てきます。
貰ひ手冥利  投稿者:彭城矯介    投稿日: 3月19日(水)02時06分52秒

>管理人樣
>人魚の嘆き樣
「轉身の頌を守る會」と「轉身の頌を想ふ會」と「轉身の頌を奪ふ會」の三つ巴による仁義なき鬪ひも、 どうやら神保町最終決戰まで持ち越されたやうですね。 小生も何とか「書癡バトルロワイヤル」を生き延びる事が出來た模樣です。 小生の所持してをります淺見淵氏の本は、ごく一般的な『昭和文壇側面史』『史傳 早稻田文學』『燈火頬杖』(獻呈署名入)程度ですが、この三册は整理の惡い自分にしては珍しく目の前に御座います。 淺見氏の昔の本は、殆ど見た事がなく、拜讀出來ます事を樂しみに致してをります。誠に有難う御座いました。 『日本浪曼派の時代』は、比較的市場でよく見掛ける本ですし、小生は全集版と文庫版を所持してをりますので、差し當たり讀むのには不自由致しません。結果的には、最良の選擇をなし得たものと自祝致してをります。


話變はりまして、また傍迷惑な質問ですが、昭和33年に日本文學美術協會といふところから創刊されました 「表象」なる季刊誌が御座います。小生は、創刊號の限定特製版五百部の一册のみを所持してをりますが、 この雜誌は果して何號まで刊行されたものか、もし御存じでしたら御教示戴ければ幸ひで御座います。 念の爲、創刊號の執筆者は、日夏耿之介柳田國男中河與一火野葦平石田幹之助矢野峰人鈴木信太郎三木露風片山敏彦高田博厚本間久雄高津春繁澤柳大五郎野田宇太郎石川道雄燕石猷城左門關川左木夫石井柏亭難波田龍起小堀杏奴 他に村松定孝「泉鏡花訪問の記」等です。 あと『展望 戰後雜誌』(河出書房新社)は、昭和26年迄ですが、それ以後の雜誌や戰前戰中の雜誌を紹介した良い書物が御座いましたら、併せて御教示戴ければ光榮に存じます。以上何卒宜しくお願ひ申上げます。

>kiku樣
小島信夫氏に石鼎の資料を提供してゐるのは、石鼎門下の神林良吉こと海上雅臣氏で、海上氏は同じくC舎の『原石鼎全句集』の編者でもあるのですから、著者編者間の横の連携がどうなつてゐるかは存じませんが、資料の提供は充分可能なのではないでせうか。 いづれにしろC舎の本は、造本装訂が最低最惡なので、折角の好企劃が全てぶち壞しになつてしまふのですが。 ところでkiku樣のお手元には、五反田遊古會の目録は届いてをりますか? 當然お持ちとは思ひますが、「詩學」の北園克衛研究特輯などが出品されてをります。 因みに、kiku樣が「轉石の唱」を堪能してをられる頃、小生は澁谷タワーレコードでセール品の殘り物を漁つてをりました。 それでは今宵も「フルヘツヘツヘツヘツヘツヘツヘツヘツヘツヘツヘツヘツヘー」

尚、あがた森魚氏の『第七東映アワー』(TDCT-1128)に、郡淳一郎樣のお名前を發見致しました事を御報告申上げます。
推薦図書  投稿者:sakamoto    投稿日: 3月19日(水)03時14分45秒

皆様はじめまして。書き込みはほとんどはじめてですが、bbsは毎日拝見させていただいております。管理人様、人魚の嘆き様、私のようなものを参加させていただきまことにありがとうございます。この度、管理人様にご指名いただきまして少々舞いあがっておりますが、がんばって書き込みさせて頂きます。 さて推薦図書ということですが、いろいろ考えるのですが舞いあがっておりますので考えがまとまりません。ですから単純に一番好きな作家、久生十蘭の作品を挙げたいと思います。十蘭は短編に優れたものがたくさんありますが、私は長編の「紀ノ上一族」が一番好きです。救いの無い破滅的な物語ですが、破滅的な運命に突進む登場人物に惹かれます。また十蘭の優れた文体は有名ですが、私も文体に酔う(ちょっとキザ)という経験をし、それまでの内容ばかり追う読みかたを改めるようになりました。 この本、まだ現役だと思います。 それから最近読んだ本を一冊。荒俣宏の「プロレタリア文学はものすごい」です。 荒俣さんがプロレタリア文学をホラー小説や官能小説といった視点から読み直すといったものですがいたってまじめに読み解いてあり、当時の裏話も散りばめてあるので興味をそそられます。これが面白かったので、こっちの方面を少しずつ短編などをひろって読み始めております。よろしかったらどうぞ。 拙い文章を並べ申し訳ございません。それでは失礼いたします。
了解しました  投稿者:葵の家    投稿日: 3月19日(水)04時51分10秒

管理人様
「推薦図書」の件了解しました 近日中に書き込みさせていただきます
あと3冊です。今日で終わりかな?  投稿者:管理人&人魚の嘆き    投稿日: 3月19日(水)09時14分01秒

7.『母の手』檀一雄、昭和45年、皆美社、初版、函、帯
14.『雀の卵』北原白秋、大正10年、アルス、初版、函、見返し切れ、函汚れ、署名
20.『浅野晃全詩集』昭和60年、わこう出版社、完本、函痛み、献呈署名
元版のカバー付  投稿者:踊子好き    投稿日: 3月19日(水)11時21分28秒

人魚の嘆き様
「抒情哀話伊豆の踊子」について、早速教えて頂きありがとうございました。 やはりライバルが多いですか。なんとか、私も手に入れたいものです。 ところで、金星堂版の再版カバー付のお話がありましたが、このカバーも恥ずかしながら見たことがありません。 どういう体裁のものか、また価格もお教え願えれば幸甚です。
すばらしい企画  投稿者:フリーズ    投稿日: 3月19日(水)12時15分51秒

「私の推薦図書」は大変すばらしい企画ですね。 私は早速、何冊かメモしてアマゾンで申し込みました。 ここに参加する方々の多彩な推薦図書に今後も期待します。
今年の風邪は相手を選ばないようです  投稿者:kiku    投稿日: 3月19日(水)14時52分49秒

実は、日曜の深夜から発熱して、今までずっと寝込んでいたのですが、だいぶ楽になったので、先程、ようやくPCの前に這い出してきました。 何よりも気がかりだったのは、やっぱりビンゴの経過だったので、先程確認したところ、希望していた本は(一応、第5候補まで考えていたのに)全てお嫁にいってしまいました(泣)。

管理人様
投稿依頼の件、拝命仕りました。何故、私のようなイロモノにかような大役を、と一瞬訝しくも思いましたが、“ひとりくらい仕様の無いのがいるのも、また一興”との深慮に違いないと解し、ご期待に違わぬ「おみそな推薦図書」を投稿する所存です。ただ、まだ本調子でないので、一寸の猶予をください。

彭城矯介様
いつも貴重な情報を頂き、感謝いたします。 C舎の造本装訂等については全く同感なのですが、著者編者間の云々は、こちらの掲示板に相応しからぬ話題に進展しそうなので、他の事どもも含めまして、いずれ拝眉の折にでも。 それにしても、先の彭城様の投稿における最後の謎カケ、今回は全く分かりませんでした。 やっぱり、Pで始まるグループでしょうか(とすれば、たいがいは分かるはずなのですが)
運がよければお花見参加させて下さい  投稿者:JIN    投稿日: 3月19日(水)15時03分26秒

管理人様、皆様。
お花見参加希望です(乱入予定の予告です)。 実を言うとまだ当日の予定が分からないのですが、 運良く乱入できることを祈りつつ……… よろしくお願い致します。
推薦図書  投稿者:散水弁    投稿日: 3月19日(水)15時48分11秒

 本に関しては一家言お持ちの皆様への推薦ともなると自ずと気張ってしまうのですが、ここは難しく考えず、今年読んだ中からと限定し、二冊紹介します。いずれも書物に関する内容で、しかも文庫で手軽に読めるものだけに、既に読まれている方も多いやも知れません。

『新編 明治人物夜話』 森銑三著 岩波文庫
『完本 文語文』 山本夏彦著 文春文庫
 例えば『新編 明治人物夜話』。第一部に収められた文章を抜粋するだけで十分な紹介となるでしょう。「明治天皇の軍服」「海舟邸の玄関」「大西郷の一言」「高橋是清の懐旧談」「栗元鋤雲の詩」「依田学海」「信夫恕軒」「成島柳北」「陸羯南異聞」「天下の記者山田一郎」「饗庭篁村」「鴎外断片」「尾崎紅葉雑記」「拷Jの人物」「子規居士雑筆」「夏目漱石と文芸委員会」「露伴翁むだ話」「田岡嶺雲の本領」「田村西男氏の作品」「不遇詩人活東」「ダダイスト辻潤」「S先生と書物」「斎藤精輔氏の自伝」。これが第三部まで続きます。  昨夜、本稿に紹介すべく同書を久しぶりに取り出し、パラパラとページを捲りながら、目にとまった「ダダイスト辻潤」と「S先生と書物」を再読。読後、これならば紹介に価すると、再認識した次第。「S先生と書物」など、先日本掲示板にてやり取りのされていた蔵書の処理方法にも通じる逸話。この掲示板に訪れている方なら、思わず笑みがこぼれることうけあいです。
 一方、文庫版が今月出た『完本 文語文』はというと、同じく第一部に収められたのは、「文語文」「兆民先生」「聖書」「二葉亭四迷の思い出」「一葉の日記」「萩原朔太郎」「佐藤春夫」「訳詩集」「字引」「中島敦」「友垣」「祖国とは国語だ」といった内容で、これまた第三部迄あり、漢文を元とする文語文が如何に美しいものかということを、延々と繰り返します。延々とは雖も、様々な題材を使うことから、読んでいて飽きさせません。  わたしは学生時分に『兆民先生・兆民先生行状記』をことのほか気に入り、秋水の「寂莫北氓 云々」の漢詩から始まる文章を繰り返し読んでは、感じ入っていましたが、その理由も、この本を読んで納得しました。

 学生の頃は、小難しい研究書などを背伸びして読んでいたのですが、この数年は肩肘張らずに読めるこんな随筆ものばかりを手にとっています。わたしは研究者ではないので、文学論・作家論の類はあまり多く読みません。それよりも、明治の文人をぐっと身近な存在にさせてくれる森翁のような着流しの文章が好きです。古書に触れて往時を思うのとも似た感覚がそこにはあります。
ご質問。  投稿者:楽古堂・大内史夫    投稿日: 3月19日(水)17時58分25秒

人魚の嘆き様へ。はじめまして。驚きました。『美しい星』(題名を間違え失礼しました。)の「悪の星の黒幕」とは、羽黒助教授と政治家黒木のどちらでしょうか?もし、差し支えなければ、参考までに教えて頂けませんでしょうか。小説の登場人物と、現実に通りで出会ったような不思議な感覚があります。「きみの血を」とこの作品は、ほぼ同時に読みました。高校一年生でした。それぞれの「吸血鬼」と「円盤」の登場の趣向に、相似のものを感じました。お楽しみ下さい。
『人魚のお花見』(大ビンゴ大会)最終報告  投稿者:管理人&人魚の嘆き    投稿日: 3月19日(水)20時00分40秒

『人魚の贈り物』登録者各位
熱狂と興奮のインターネット・ビンゴ大会は、めでたく終了いたしました。 参加された全ての皆様と、大役を果たしてくださった雪達磨様に心より御礼申し上げます。 また『人魚のお月見』(第2回大ビンゴ大会)でお会いしましょう。 追伸その@ 今回「ビンゴ!」となり『人魚のお花見会』に出席される方は、当日、本をお渡しいたします。 追伸そのA 皆様もお疲れでしょうから、『人魚の贈り物』レギュラー版は当分お休みします。再開の匂いは各自嗅ぎ取ってください。 追伸そのB おせっかいな故高野聖による「敗者復活戦」については、あらためて故人が書き込むと思います。

1.特別出品
『 転身の頌』日夏耿之介、大正6年、光風館、初版、函、署名、献呈宛名消、美本             「cogito様取得済」 ダークホース様がお花見用に選んだ本。回数制限を設ける予定でしたが、「どなたかに当たったらうれしいです!」という彼女の言葉により、回数制限なしとしました。

2〜4.回数制限付出品
2.『日本橋』(回数制限10回)泉鏡花、大正3年、千章館、初版、函、美本                  「取得者なし」
3.『悪魔』(回数制限15回)谷崎潤一郎、大正2年、籾山書店、初版、函、函スレ、蔵印、著者献呈本     「取得者なし」
4.『根津權現裏』(回数制限20回)藤澤清造、大正11年、日本圖書出版株式會社、初版、函、函少し痛み  「大陸人様取得済」

5〜20.一般出品
5.『ボオドレエル藝術論集』中島健蔵・佐藤正彰共訳、昭和9年、芝書店、初版、函           「夜汽車様取得済」
6.『日本浪曼派の時代』保田與重郎、昭和44年、至文堂、初版、函                  「文庫中毒様取得済」
7.『母の手』檀一雄、昭和45年、皆美社、初版、函、帯                        「太宰ファン様取得済」
8.『辻潤の思い出』松尾季子、1987年、「虚無思想研究」編集委員会、初版、カバー、帯        「聖なる館様取得済」
9.『焼物雑記』井伏鱒二、昭和60年、文化出版局、初版、函、帯                   「くだん様取得済」
10.『神の火を盗んだ女』山田順子、昭和12年、紫書房、初版、外装無完、限定本、識語署名       「天女の舞い様取得済」
11.『蒙古の雲雀』浅見淵、昭和18年、赤塚書房、初版、外装無完、見返し無              「彭城矯介様取得済」
12.『春秋』外村繁、昭和14年、赤塚書房、初版、外装無完                      「金ちゃん様取得済」
13.『萩原恭次郎詩集』昭和15年、報国社、初版、函                         「りょくと様取得済」 14.『雀の卵』北原白秋、大正10年、アルス、初版、函、見返し切れ、函汚れ、署名           「永町様取得済」
15.『鹿鳴館』三島由紀夫、昭和32年、東京創元社、初版、カバー、帯、帯の背日焼け          「大輔様取得済」
16.『胡桃』小山正孝編、昭和21年、赤坂書店、初版、焼け、三好丸山堀津村野村他           「魚楽様取得済」
17.『陰獣』江戸川乱歩、昭和3年、博文館、初版、函、函少汚れ、蔵印、献呈署名           「文庫丸様取得済」
   18.『伊藤整詩集』昭和29年、光文社、初版、函、函痛み、署名                    「マルドロール様取得済」
19.『新領土詩集』昭和16年、山雅房、初版、カバー、カバー痛み、見返し書入、左川、瀧口、西脇、村野、渡邊他   「散水弁様取得済」
20.『浅野晃全詩集』昭和60年、わこう出版社、完本、函痛み、献呈署名                「グレノリ様取得済」
(無題)  投稿者:人魚の嘆き    投稿日: 3月19日(水)20時27分36秒

本とは?様
「掘出物語」興味深く拝読しました。 そこで『半跏思惟』について一つお尋ねします。 架蔵本のP101の詩「匈奴の紋章」は、題名が「ゆれる路」とペンで訂正され、P102の前半部分が線で無残に消されています。 本とは?様の所蔵されている本はいかがでしょうか?著者以外の者が手を加えるには、いささか激しすぎる気がするのですが。 この件について、ご存知のことがあればご教示願います。

彭城矯介様
神保町最終決戦にはお見えにならないのですか? 雑誌の件は、管理人様が答えてくださるでしょう。

踊子好き様
金星堂版の再版カバーの表紙には、「題名」「著者名」「『普及版』という字」「定価」「収録作品名」が印刷されています。 古書価は美本であれば10万円くらいするでしょう。今でも需要のある本です。

楽古堂・大内史夫様
「悪の星の黒幕」は政治家黒木です。 私が『美しい星』を初めて読んだのは、小学校4年生の時でしたが、当時は政治家黒木のモデルが誰かは知らず、もちろん後年、仕えることになるとは思ってもいませんでした。
感謝の辞  投稿者:篠崎    投稿日: 3月19日(水)20時57分15秒

管理人様
人魚の嘆き様
『人魚のお花見』(大ビンゴ大会)には本当に年甲斐もなく熱狂し興奮しました。どこに行くにもビンゴカードのコピーを懐に忍ばせ、夕方になるとそわそわしていました。 残念ながら天は吾に味方せずでしたが、こんなスリリングな思いを無料で体験できただけで大満足です。 企画、実行されたお二人はさぞ大変だったことでしょう。心より感謝申し上 げます。また協力者の雪達磨様にも御礼申し上げます。 とはいえ、まだ「敗者復活戦」があるとか。性懲りもなく楽しみです。
多謝  投稿者:永町    投稿日: 3月19日(水)21時30分07秒

雀の子 鳴き声聞けば ビンゴかな・・・・お粗末

管理人様、人魚の嘆き様、そして雪達磨様、ありがとうございます。 この十日間、本当にスリリングな時間を堪能することができましたこと感謝申し上げます。 太宰ファン様、グレノリ様おめでとうございます。 本を大切に。 散水弁様ありがとうございます。

「人魚の贈り物」がしばらく休養ということでこちらに書き込みをいたしました。 皆さん本当に「引き」がお強い。 あっという間にこの「人魚のお花見」が終わってしまったこと、驚きです。 悠長に構えていた人も多いと思います。 次回も期待しております。

たのしみは 珍しき書 たまさか得 始めひとひら ひろげたる時(改作) ビンゴ終え 稀覯本と 花見酒・・・・お粗末
陰のMVP  投稿者:四天王    投稿日: 3月19日(水)21時43分25秒

ダークホース様
ここまで『人魚のお花見』が盛り上がったのは、『転身の頌』を選んだ貴女のお陰です。 やけ酒の勢いで、貴女を勝手に陰のMVPに選出いたします。 次回も人魚の嘆き様の書斎から、特別出品の詩集をお願いいたします。
もうひとつのご質問。  投稿者:楽古堂・大内史夫    投稿日: 3月19日(水)23時13分10秒

人魚の嘆き様へ。お仕えになっていた政治家の方が、黒木のモデルかもしれないということは、いつ気が付かれましたか?黒木には「政治家」という種類の「人間」の戯画程度のデッサンしか、与えられていないように思えるのです。三島も、その政治思想を「ひどく大ざっぱな意見」(新潮文庫版,pp184)と書いています。モデル問題が発生しないように、あえて焦点を結ばないように配慮していると思うのです。大杉重一郎に、当時の進歩的知識人達の臭いが、ぷんぷんとするのと対照的です。もしかすると、三島本人からの情報だったのではないでしょうか?
リレー投稿「私の推薦図書」  投稿者:萬嘯廬    投稿日: 3月20日(木)00時16分42秒

困りました。 何が困ったかと申せば、親の因果か持って生まれた天の邪鬼、 人の目を向けぬものばかり追い掛けた挙げ句「比較的容易に手に入る」本がどれなのかさっぱり判らなくなっているのです。これも何かの因縁とあきらめ、詮方ないので文庫か全集の端本で読めるであろうと思われる古典でまいりましょうか。

嘗てこの国には所謂「文人気質」の系譜というものが存在しました。 人の生き死にや世の絡繰りを大局で見据え、小さな事には動じず、 私利私欲など浮世の戯れ事にすぎないとみなすような真の大人の考え方の系譜です。 こんな系譜がこの国から姿を消してどれくらい経つのでしょう。 現代社会の右も左も競争と金儲けの話ばかり、恰も合理の「理」の前提は経済に有りと言わんばかりです。 人の品位や精神の高雅さなどは日増しに等閑視にされ、自己には寛容であるが 他人の非には不寛容という何とも殺伐とした光景を見せられる事が少なくありません。 昔から「衣食足りて礼節を知る」と言いますが、現代のように衣食も過剰に至れば節を欠くのであります。

言うまでもなくSalon De 書痴にお集まりの方々に斯様な御仁が居ようとは思われませんので釈迦に説法の愚を犯しているのかも知れません。 さりながら世の中、俗を脱したと言えるような頼もしい人物を見かけなくなった事も又確かであります。 わたくしには大袈裟に老荘思想など持ち出す力量も裁量もありませんので ここでは二人の文人の名と作品を書くに留めます。 時には慌ただしい現実を放り出し、古の言葉に耳を傾けては如何でしょう。 そこには先人達が残した知恵、慣習、言葉の機微、等々が横たわっている事必定です。

イ 上田秋成 雨月物語
ロ 横井也有 鶉衣
前者は今更言うまでもありません、近代文学の多くの大家に愛好され江戸期西鶴と並び称される戯作者、国学者の代表作です。 孤高の詩人伊良子清白は自らの詩の拙さを秋成の高みに比して嘆じておりますし、泉鏡花の作品には秋成の色彩が色濃く表れております。
後者は江戸後期、狂歌で一世を風靡した蜀山人太田南畝に絶賛された俳人の俳文集です。 肩怒らせる事なく時代に超然とした姿は正しく文人と呼ぶに相応しいものであります。 「鶉衣」にたいする永井荷風の賛辞は改めて申すまでもないでしょう。 辞世を一句紹介して結びといたしましょうか。 僅かでもその人となりを忍ぶよすがともなれかし。

     短夜やわれにはながきゆめ覚めぬ
私の推薦図書  投稿者:魚楽    投稿日: 3月20日(木)00時51分46秒

萬嘯廬様の格調高い推薦文のあとでは少し気が引けますが・・

   以前より本は好きでしたが、文学書に重点を移して年数も浅く、正直なところ御勘弁をと言いたいところですが、せっかくの御指名ですので書かせていただきます。  実は私、以前、無人島に持っていく1冊を選ぶという問いかけを自ら課したことがあります。 同様にレコードでもやりましたが、こちらは結局選びきれずに終わっております。(音楽の場合、その時々の気分というか、精神状態なんかに大きく左右されてしまうんですね)  ということで、推薦図書というには少し違うかもしれませんが、その時の1冊を御披露させていただきます。  それは、「遠い声遠い部屋」トルーマン・カポーティ著河野 一郎訳(新潮文庫)であります。  大概の人は読んでいらっしゃるようなものでしょうが、自分にとっては大事な1冊です。 これを最初に読んだ当時、カポーティという作家を知っていた訳ではなく、ただ、タイトルに惹かれて買ったものでした。そのころは、ろくに文学書も読んでいなかったにもかかわらず、なぜタイトルだけで読もうと思ったのか、今では定かでありません。  いざ読み始めると、最初からぐんぐんと引き込まれていき、読み終わったあと、それまでにない何とも言えないような、切ない喪失感というか、うまく説明できないような気持ちになったものでした。  簡単に言えば、主人公の少年が父親を求めて旅する中でいろんな人と出会い成長する物語で、いわば自分探しのようなところもありますが、内容は単純なものではなく、いろんな仕掛けもあって、登場人物もちょっと風変わり、幻想的でいわゆるゴシックホラー的な要素も少し感じられます。  そういう舞台設定もさることながら、少年から大人への移り変わりの微妙な時期をとらえ、少年ならではの感覚というものがとてもうまく描写されていますし、なによりも文章自体とても新鮮に感じられました。 同性愛の小説という人もいますが、そんな風には読みたくありません。 で、その後も何度か読みましたが、読むたびにいろんな感じ方が出来る作品でした。  しかし、その後のカポーティについては、有名な「冷血」は途中で投げ出し「ティファニーで朝食を」も読んでおりません。 推薦図書というにはあまりに一般的すぎて申し訳ありません。  ところで、この作品が映画化されたと聞いたのですが本当でしょうか。観たいような観たくないような。  なお、読み返しの回数でいけば、内田百間先生ですね。最近、ちくま文庫からの集成が出てますのでこちらを推薦しようかとも思ったのですが。ただ、新仮名遣いのようなのでなんとなく違和感があります。  夢幻的な作品も好きですし、なんとなく納得させられる独特の理屈の数々、貧乏及び借金の哲学等々、また、食物関係も面白い。今ではおからで呑むときは百間先生の方法に倣っております。

「人魚のお花見」参加させていただきどうもありがとうございました。とても楽しくスリリングな日々でした。
黒木のモデル  投稿者:由紀夫    投稿日: 3月20日(木)10時37分09秒

楽古堂・大内史夫様
ymnk様
「美しい星」の黒木にモデルとなる政治家がいたことは、河出の「三島由紀夫−年表作家読本」にも出ています。 三島自身がそう語ったのでしょうか? ymnk様ならばご存知では?
急告  投稿者:雪達磨    投稿日: 3月20日(木)12時22分01秒

古本酒場?『人魚の嘆き』ご贔屓さまへ
連休の谷間であります22日土曜日休みます。 取り急ぎお知らせまで。
昨日は日夏コレクターやら某坪内氏やら編集者やら大入満員でした。 何やら怪しげな文学賞を主催することになりましたので詳細は後日!
私の推薦図書  投稿者:hazedonca    投稿日: 3月20日(木)12時35分17秒

管理人様・人魚の嘆き様・雪達磨様、
ビンゴでは、お忙しい中、毎日毎日、大変だったかと思いますが、とても楽しませていただきました。ありがとうございます。 昨日、突然パソコンが不調になってしまったため、最後の最後で涙を飲む羽目になってしまいましたが、敗者復活に期待しています。

さて、私のようなヒヨッコ&新参者が、管理人様から「推薦図書」の御指名を賜り、少々緊張しています。 しかも、あまりレパートリーが無いので、お恥ずかしいのですが、 比較的容易に手に入るという観点から、 『兵鼓』井上靖 文春文庫 1982年6月25日(「小説新潮」1956年-1957年連載)を選びました。 これは、木曽義仲の挙兵から京都侵入直前までを辿った物語ですが、主人公は義仲ではなく、女武将巴です。 この小説で描かれる巴は、歴史上で描かれる男勝りのただ強い女性というだけでなく、心情の揺れや義仲との微妙な関係にも焦点が当てられています。女性として一途に義仲を想う反面、同士として共に合戦に向かう巴がよく描かれ、共感を持ちました。 高校の頃に読んだものですが、未だに心に残る1冊です。

皆さまの内容に比べ、稚拙さが目立ってしまい、かなり恐縮しています。 まだまだ未熟者ですので、こちらのH.Pで勉強させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
『人魚のお花見』敗者復活戦要項  投稿者:管理人&人魚の嘆き&故高野聖    投稿日: 3月20日(木)12時38分14秒

以下の要領で『人魚のお花見』敗者復活戦を行います。 最もツキのない人がゲットできるようにしました。

1.参加資格
   『人魚のお花見』で、まだビンゴになっていない方(本を取得したかどうかは関係ありません)。 2.方式
@今日から毎日、何個か玉を出します。その1つでも自分のカードにあったら、即ゲームセットです。
A皆様からの申告は不要です。毎日、こちらから「生き残り」の方のリストを出します。B最後に残ったお1人、すなわち、出した全ての玉が1つもカードになかった方が、出品した本を取得できます。
3.出品本
『日本橋』泉鏡花、大正3年、千章館、初版、函、美本
4.補足
@出す玉には、昨日までに出た玉も含まれています。これはノーカウントです(カードにあっても構いません)。
A古本酒場「人魚の嘆き」は明日から3連休ですが、今日その間の玉も出します。これらは、明日以降に発表します。
B当方にミスがある場合は、速やかに書き込んでください。

「私の推薦図書」  投稿者:大輔    投稿日: 3月20日(木)12時42分24秒

皆様 物故者の新作と書くと可笑しな響きであるが、未発表作以外にも、書簡も同様であると考えている。
作家の精神世界は作品に限定されない。 書簡というプライベート性が高い物にこそ本心が鮮明に描かれていると思うのです。下世話に書けば作家のプライベートを覗く野次馬精神もありますが・・・。 そこで数冊、書簡文学作品を推薦します。 最初は王道ですが「漱石書簡集」岩波文庫 三好行雄編 520円です。 菅虎雄や漱石門下に当てた愛情溢れた書簡は感動です。 と書くのも恥ずかしいのですが。 松尾寛一宛のあの「心」という小説のなかにある先生という人はもう死んでしまいました。名前はありますがあなたが覚えても役に立たない人です。あなたは小学の六年でよくあんなものをよみますね。あれは小供がよんでためになるものじゃありませんからおよしなさい。あなたは私の住所をだれに聞きましたか。四月二十四日は何度読んでも最高ですね。
ここで2冊まとめて。 「川端康成・三島由紀夫 往復書簡」新潮文庫 438円(税別) 「三島由紀夫未発表書簡―ドナルド・キーン氏宛の97通―」中公文庫 648円(税別) 私は皆様ご存知の通り三島ファンなので(笑)この2冊は無視できません。 師としての川端への思いが痛いほどに伝わる前作と友人としてのキーン氏に甘え、人間味を曝け出した貴重な資料です。
以上稚拙ながら紹介させていただきました。

管理人様
 私、24日から4日間、韓国のソウルに滞在いたしますが、何処見たほうがいい場所がありましたらご教授下さい。 風信子忌なのですが突然会場にいけるのでしょうか。行きたいのですが仕事との兼ね合いがございまして・・・。 2点、教えていただけましたら幸甚に存じます。
ソウル  投稿者:管理人    投稿日: 3月20日(木)20時50分06秒

大輔 様
ソウルでは地下鉄に乗らないように、出来ればタクシーも屋根灯が黄色の「模範タクシー」に乗って下さい。万が一、地下鉄に乗らなければならない時は周りに注意してガソリンや灯油をもっている奴が居るや否やをしっかりと確認してください。市内で面白い処は南大門市場ぐらいだと思います。ひたすらサンゲタンと焼肉を徹底的に追及しつくす事を強くお薦め致します。「人魚のお花見会」の皆様へのお土産にロッテデパートの地下でキムチとホヤのチャンジャをお忘れなき様。大いに楽しんで来て下さい。
ポルトガル  投稿者:ラビリンス    投稿日: 3月20日(木)22時35分52秒

管理人様
大輔様に便乗してうかがいます。 近くポルトガルに出張予定なのですが、私の周囲にはポルトガルに行った人が誰もいません。 管理人様はポルトガルはいかがですか?私はリスボンしか行きませんが、もし情報があればお願いいたします。 本に関係のない話で申し訳ありません。
Re.『半跏思惟』  投稿者:本とは?    投稿日: 3月20日(木)23時26分23秒

人魚の嘆き様
架蔵本『半跏思惟』は表見返しに献呈署名の書き入れがある以外、書き込みがありません。和紙カバーがついています。お教えできる情報を持ち合わせていなくてすいません。 この本の著者は高原秋一郎という筆名で詩を書いていますが画集も出しています。いつかこの画集を入手したいと思っています。
Re.ポルトガル  投稿者:管理人    投稿日: 3月20日(木)23時36分29秒

ラビリンス様
ポルトガルは大好きな国の一つで通算、一年間位は滞在しました。リスボンは坂の多い美しい街です。食べ物は海の近くですから魚介類が豊富で海老や貝のお好きな方はとても美味しくて安い料理が堪能できます。小生、海老の茹でたのを山程食べて蕁麻疹が出て一晩中苦しみましたので、いくら安いからといって食べ過ぎは禁物です。リスボン近郊の古都コインブラはポルトガルで最も美しい街ですから半日、余裕がありましたら、ここに足を伸ばすのも一考と存じます。リスボンの安宿は南京虫に遭遇できる可能性が高いので、もしも南京虫を見た事が無いのでしたら、この経験も貴重な思い出になる事請け合いです。
私の推薦図書  投稿者:酔霧    投稿日: 3月21日(金)00時06分19秒

管理人様よりの御指名を受けての初投稿となりました。酔霧です。
私の推薦する本は、齋藤慎爾著「読書という迷宮」(小学館)です。 この本は俳人として、また深夜叢書社編集者として、知られている著者の書評集です。 著者は後書で『私は常々、詩人真壁仁の「美しき邂逅のために遍歴せよ」という詩句を愛誦している。邂逅(出会い)の対象は、師・友人・恋人・映画・書物など何でもいい。だがこの章句は一期一会ともいうべき運命的な出会いには、内的遍歴が必要であることを告知している。』と述べています。 このような言葉に出会うと、私のような人間はまだまだ努力が足りないなと思います。 何時になれば此の掲示板の常連の方々のような愛書家に成れるのか? 自分のペースでこつこつと勉強して行きたいと思います。
わたしの推薦図書・おみそ篇  投稿者:kiku    投稿日: 3月21日(金)00時30分18秒

私は、肩の凝らない、娯楽性の高い作品を2つばかりご紹介いたします。ただ、どちらも有名なので、ご存知の方も多いと思います。
まず、ひとつは『ドラキュラ紀元』(キム・ニューマン著/創元推理文庫)です。 ゴシック・ホラーの古典『吸血鬼ドラキュラ』を元に、ひと言で云えば「もし、ドラキュラが滅ぼされず、逆に英国全土を支配したら」という、フィクションへのメタ・フィクションとも云うべき作品です。これだけなら、著名な古典に対する有りがちなパロディーでしょうが、この作品の特色にして最大の魅力は、多くの文学作品・映像作品のキャラクター、更にビクトリア王朝時代の実在の著名人を登場させ、活躍させている事です。その数、およそ300人!(しかも、巻末にはちゃんと「登場人物辞典」が付いている)。肝心のストーリィは、やはり有名な“切り裂きジャック事件”を中心にして進行するのですが、前述した膨大な人物が実に上手く配されていて、結構な長編ながら飽きるという事がありません。もちろん、ゴシック・ホラーとしての雰囲気も満点、探偵ミステリーとしても充分に楽しめると思います。人間と吸血鬼が奇妙に共存する世紀末のロンドン、この虚実ないまぜの怪奇幻想譚を馬鹿馬鹿しいと言えばそれまでですが、私は、荒唐無稽もここまで徹底すれば、かくも荘厳華麗な世界を紡ぎだす事が出来るのかと、読了時には感銘さえ覚えました。 ちなみに、続編として、第一次世界大戦を舞台にした『ドラキュラ戦記』(ここでは、ポーが活躍します)、さらに1959年のローマを舞台にした『ドラキュラ崩御』(ここではボンドという英国諜報部員が・・・)もあります。

もうひとつは『八犬伝』(山田風太郎・著/朝日文庫、他)です。 もちろん『南総里見八犬伝』の意訳ですが、風太郎版の特色は、原作を「虚の世界」、八犬伝執筆を軸とした滝沢馬琴の生涯を「実の世界」と、二重構成によって同時進行させている事です。 『南総里見八犬伝』を知らない人はいないでしょうが、原文を完読した人はそう多くはないと思います(国文学を専門に研究・学問した人は別として)。風太郎の八犬伝は、忍法帖シリーズでお馴染みの、この作家一流の筆致によって、戯作の風合いを濃厚に残しつつもスピーディに展開、再現されています。 そして、「実の世界」で描かれる馬琴の日常が、物語に負けず劣らず面白い。文中で、馬琴をうずくまる虎、葛飾北斎を昇天する竜に例えていますが、この2人以外にも、山東京伝・京山、鈴木牧之、鶴屋南北、渡辺崋山、そして滝沢家の人々・・・この「実の世界」だけでも、充分に馬琴の伝記足りえていると思います。 最終章は「八犬伝」の完結に伴って「虚実冥合」となるのですが、馬琴があとがきである「回外剰筆」を口述するくだりなど、私は何度読み返しても、その度に涙ぐんでしまいます(いや、もともと涙もろいんですけど・・・ちょ、ちょっと恥ずかしいかな)。 この、幸福とは言い難い戯作者の生涯と、その表現者としての凄まじい業、凄まじいゆえの偉業をたっぷりと堪能できます。率直に言って、私は感動しました。

以上、どちらも随分前に読んだものですが、今でも「比較的容易に手に入る本」として、和洋一作ずつ選びました。 最後まで読んでいただいた方、ありがとうございます。駄文にて長々と失礼いたしました。
管理人様へお願い  投稿者:永町    投稿日: 3月21日(金)01時14分00秒

管理人様へ
29日のお花見会とても楽しみにしております。 東の都へ出ることなぞそうそうあるものではありませんので、貴重な機会を使い、私のもっている 「よくある本」を会場に持ち込み、交換あるいは贈与を考えております。構いませんでしょうか。 さらにこの掲示板を使っての御連絡を考えておりますが許可いただけますでしょうか。 旅先にある管理人様をわずらわすようなご判断を仰ぐようで心苦しいのですが御回答をお願いいたします。
美しい星  投稿者:ymnk    投稿日: 3月21日(金)05時38分51秒

大内様・由紀夫様
「美しい星」に出てくる悪徳保守政治家について、既に決定版全集で公開されている創作ノート(3冊目)に出てきます。一部省略ですが、ここに、「保守政治家(中曽根仮定)」云々とあります。三島自身が公にそう述べているものはなかったと思いますが、前々から言われていたように記憶します(あるいは誰かがこのことを書いていたかもしれませんが・・・ちょっと出てこないです)。
Re:美しい星黒木モデル説  投稿者:楽古堂・大内史夫    投稿日: 3月21日(金)08時51分35秒

ymnk様へ。由紀夫様へ。御教示ありがとうございます。巷間に流布されてはいますが、真偽の定かでない情報のひとつなのでしょうか?三島文学の研究者の方々の御意見を、さらに拝聴させていただけたら幸甚です。三島自身の公的な発言は、あるのかということですね。人魚の嘆き様の経験は、三島由紀夫の年表の不備を埋める、文学史的な価値のあることなのかもしれません。
永町様へ  投稿者:管理人    投稿日: 3月21日(金)10時00分18秒

永町様
万事、了承致しました。
ポルトガル  投稿者:ラビリンス    投稿日: 3月21日(金)11時05分16秒

管理人様
早速のご回答ありがとうございます。 期待はしていましたが、のべ一年もポルトガルにいらしたとは。さすが管理人様です。 古都コインブラの名前は初めて聞きました。是非訪ねてみたいと思います。 南京虫は見たことがありませんが・・こちらは結構であります(笑)。
ホントに登場  投稿者:賞物小僧    投稿日: 3月21日(金)12時30分10秒

下記の「雑巾先生」が、予告どおり、4月の全連大市の目録に登場しました。 すごい!

「雑巾先生」発見 投稿者:ビブリオファージ  投稿日:10月10日(木)13時00分40秒 はじめまして yahooで「雑巾先生」を検索しましたところ、貴HPの過去ログに行き着き、興味深く拝読させて頂きました。実はその「雑巾先生」を発見、入手したのですが、超稀少本と知り、仰天しております。みすぼらしい小さな本なのですが。 ところで入手したこの本ですが、もとは図書館に在ったもので「南満州鉄道株式会社巡回書庫」の大きな印が押されており、裏表紙の内側に貸し出し記録カードとそのカードを入れる袋が貼り付けられてあります。また背の下の方にラベルが貼ってあります。普通、印とかラベルは古書の価値を下げるものですが、この場合はどうなのでしょうか。これらはまさにこの本が満州の地に在ったという証明であるのですが。 なお、ガセネタと思われる方も多いと思いますので書いておきます。私は古本屋で、来年4月の全連大市(京都)にこの「雑巾先生」を出品するつもりです。古書組合加入の業者の方なら会場で手にとってご覧いただけます。乞御期待 追記:この「雑巾先生」は康徳12年2月5日発行の初版です。外観はほんの少しヨゴレていますが、中はきれいです。なお、貸し出し記録カードを見ると一度も貸し出されていません。
風信子忌のご案内  投稿者:風信子    投稿日: 3月21日(金)20時22分06秒

管理人さま
皆々さま

この場をお借りして、ご案内をさせていただきます。 ご興味のある方は、以下をご参照の上、返信メールにてご連絡ください。

立原道造記念館では、毎年、3月の最終土曜日に、1939年3月29日に夭折した詩人を偲ぶ集いとして、「風信子忌(ヒアシンス忌)」を開催しております。 今年は、このサロンに集う方々にもご出席いただければと、ご案内させていただきました。 なお、催しは3つにわかれておりますので、通しではなく選択出席も可能です。

 開催日 3月29日(土)
 11:30‐12:00 墓前祭(谷中多寳院での墓参)
 13:00‐14:40 朗読・講演会など(池之端ホテル鴎外荘)
            挨拶:堀多恵子館長
            朗読:佐岐えりぬ氏「立原道造と堀辰雄の詩」
            講演:竹内清己氏「立原道造と堀辰雄」
 15:00‐16:30 懇親会(池之端ホテル鴎外荘)
 10:00‐18:30 記念館見学:忌当日は、開館時間を特別に延長しておりますので、特別展「立原道造と『四季』・―創刊から立原道造追悼号まで―」をごゆっくりご覧ください。 http://www.orchid.co.jp/~tatihara/tatihara.htm
『ユリイカ 2003年4月号』=詩集のつくり方 発売迫る!  投稿者:管理人&人魚の嘆き    投稿日: 3月21日(金)21時31分11秒

皆様
3月25日発売の 『ユリイカ 2003年4月号』=詩集のつくり方 は、「Salon De 書痴」常連の某氏の単独編集になる力作です。 しかも、風信子・cogito両氏の渾身の書き下ろし原稿と、T村書店主&人魚の嘆き両氏の対談(「詩集初版本談義」)も収録されています。 売り切れ書店続出が予想されますので、どうぞお買い逃しなく。
(無題)  投稿者:永町    投稿日: 3月21日(金)21時42分47秒

管理人様へ
わがままをお聞き入れいだたき誠にありがとうございます。 会場に持ていく本をこの休み中に掲示させていただきます。 それではまた。
『蕗子』談義追記他  投稿者:彭城矯介    投稿日: 3月22日(土)00時58分58秒

>雪白樣
既に御承知かも知れませんが、中村苑子編著『高柳重信の世界』(梅里書房刊昭和俳句文學アルバム18)に、先般話題となりし、例の函付き『蕗子』の寫眞が掲載されてゐました。 ただ、本書には函付きは特装版といふやうな注記が無いので、これだと120部すべてが函付きと誤解されますね。 中村氏による解題を引用致しますと、あらまし以下の如くであります。

 昭和25年8月25日東京太陽系社刊。A5判・八〇頁・一二〇部限定・和装本・頒價一五〇圓。  製本・池上浩山人。著者24歳から27歳までの多行表記による四七句を収録。  年代は昭和22年より25年に至る。序文は富澤赤黄男。  塚本邦雄の『水葬物語』、本島高弓の『幸矢』も同じ装幀の造本で發行されている。  奥付は東京太陽系社刊行となっている。實際は著者の經營する「火曜印刷」の發行で、この、中原史人装幀の和綴本が氣に入った著者は、同じく塚本邦雄、本島高弓の句集も造り、三句集を「姉妹本」と稱した。扉に「父に獻ず」とある。 とまあ、微妙に不正確な記述が混在してゐますね。正確には「三句集」ではなく「二句集一歌集」ですし。 また、塚本先生が『幸矢』を「兄弟」に入れないやうに、高柳氏は『隱花植物』を「姉妹」に入れないやうです。 兩者の認識の喰ひ違ひが垣間見られて、些か興味深いものがあります。 尚、資料協力者として中村苑子、福田葉子、寺田澄史、藤井路傍、森田雄の五氏の名が擧げられてゐるので、 函付き『蕗子』の所有者も、この中の誰かであるのは間違ひないと思はれます。 以上、何かの御參考になれば幸ひです。

>kiku樣 先日の一節は、5th Album『ANOTHER GAME』所収の「フ・ル・ヘッ・ヘッ・ヘッ」です。 ライヴ盤『PAUSE』(SYUN-002)にも収録されてをります。 これの替歌が一番簡單「フルホッホッホッホッホッホッホッホッホッホッホッホッホーン」でダイジヨブ!
「美しい星」の事  投稿者:彭城矯介    投稿日: 3月22日(土)03時11分09秒

連續投稿失禮。
>ymnk樣、大内樣、由紀夫樣
例の餘り感心出來ぬ『三島由紀夫「日録」』なる本に、  昭和三十七年  8月31日(金) 「美しい星」=擱筆  (伊澤甲子麿に「惡い星の精」は、「これは中曽根康弘をモデルにして書いたんだ」と新橋で語った)との記述があります。 もしかしたら出典は、林房雄と伊澤甲子麿の對談集かも知れません。 一應同書も所持してをりますが、すぐには出て參りませんのでお許しを。 以上、これまた何かの御參考になれば幸ひです。
『蕗子』  投稿者:雪白    投稿日: 3月22日(土)09時50分59秒

`>`既に御承知かも知れませんが、中村苑子編著『高柳重信の世界』(梅里書房刊 昭和俳句文學アルバム18)に、先般話題となりし、例の函付き『蕗子』の寫眞が掲載されてゐました。

このアルバムは見たことがありません。 ご教示に深謝いたします。早速見たいと思います。 「中村苑子、福田葉子、寺田澄史、藤井路傍、森田雄の五氏」のどなたかが、まだ所蔵されているのか。 是非知りたいところですね。
ほんの少し  投稿者:永町    投稿日: 3月22日(土)17時03分03秒

3月29日の「人魚のお花見会」にて少しばかり本を持っていきたいと思います。 看板が大きくなってしまいましたが当方が持参する本は文庫本ばかり、しかも「よくある本」です。 それでもよろしいという方書き込みをお願いいたします。 @『とうろく らぷそでぃ』高木東六 中公文庫 昭57 蔵印あり 小折れあり  著者は音楽家として有名。若きにヨーロッパに留学、その時の女性遍歴が軽妙に書かれている。ヨーロッパ版一代男として読んでも面白いかも。 A『狼は月に吠えるか』都筑道夫 文春文庫 1987.初  都筑道夫が語る現代の怪談。怖いですよ。「人魚の燭台」という話が載っています。 B『十七人目の死神』都筑道夫 角川文庫 昭51.初  これも現代怪談集。各話の後に作者の小後書きがある。文庫本の割には洒落ているかな。 C『怪』綱淵謙錠 中公文庫 昭61.再  怪異譚という謳い文句に惹かれたもの。未読。 D『卑怯者の思想』野坂昭如 中公文庫 昭52  野坂ファンに E『日本土人の思想』野坂昭如 中公文庫 昭51 折れなしのきれいな本  野坂昭如の代表的エッセイ F『生まざりしならば』正宗白鳥 岩波文庫 昭13第十刷 「正宗」の検印付き 現岩波文庫より縦長、しおりひも付き G『本朝画人伝』全七冊揃い 村松梢風(字が出ませんでした) 中公文庫  尾形光琳から鏑木清方まで画壇を代表する人物について物語風にその生涯を説いている。  結構、興味ある画人が載っています。与謝蕪村も書いてあります。 H『新青年傑作選集4 ひとりで夜読むな』 角川書店 昭55.5版   角川ホラー文庫にもありますがその元版。端本です。  江戸川乱歩、橘外男、渡辺温、小酒井不木等々  雑誌『新青年』の底力をかいま見せてくれると思います。
(無題)  投稿者:人魚の嘆き    投稿日: 3月22日(土)23時07分45秒

皆様の「推薦図書」を、大変楽しくかつ興味深く拝読しております。
楽古堂・大内史夫様
`>`お仕えになっていた政治家の方が、黒木のモデルかもしれないということは、いつ気が付かれましたか?
中学生の時に読んだ雑誌の対談で、林房雄がそう言っていたので知りました。私の実家が支援する政治家だったので、驚いたことを鮮明に記憶しています。 この雑誌は残しておらず、後に論文を書く際に必要となり、三島狂のドクターにコピーをもらいました。ちなみに対談の相手は村松剛です。

本とは?様
『半跏思惟』の件、ありがとうございました。「宿題」にしておきます。 『高原秋一郎画集』はたまに目録で見かけることがあります。いずれ入手出来るでしょう。
教えてください  投稿者:    投稿日: 3月23日(日)07時28分36秒

初めて投稿します。毎日楽しみに見ております。私は小沼丹を愛読し、著書を集めており、残すは「旅は驢馬をつれて」家城書房版だけではと思っておりましたところ、先日入手した早稲田文学追悼小沼丹の中に「汽船」特装版の記述を見つけて慌ててしまいました。私が所持しておりますのは、青娥書房版昭和46年6月25日第一刷発行定価680円(これが普及版?)と昭和47年三月30日改装版発行定価650円の2冊なのですが、特装版とはいかなる本なのか、博識な皆様方ならご存知ではと思い投稿いたしました。なにとぞご教示ください。
皆様へ。  投稿者:楽古堂・大内史夫    投稿日: 3月23日(日)08時52分37秒

人魚の嘆き様へ。ご返答ありがとうございました。林房雄と村松剛の対談だったのですね。 彭城矯介様へ。蔵書の調査を、ありがとうございました。 kiku様へ。小生、国文学の研究者ではありませんが、『南総里見八犬伝』の岩波文庫版を、二年半かけて「完読」いたしました。その期間は、書物の世界で江戸に旅しているようで楽しい経験でした。直後に、風太郎八犬伝を読み、最終章で泣きました。
『伊豆の踊子』  投稿者:踊子好き    投稿日: 3月23日(日)10時50分12秒

人魚の嘆き様
重ねてのご教示ありがとうございました。 2冊とも、気長に探そうと思います。これからも、いろいろとお教えください。
Re教えてください  投稿者:管理人    投稿日: 3月23日(日)15時49分13秒

丹様
「汽船」特装版、捜してみたのですが見つからなかったので刊記を記せませんが、外観は普及版と全く同じです。この本は限定数も少なくありませんので12000前後でいずれ見つかると思います。「黒いハンカチ」や翻訳の「鉄のカーテン」「則天武后」をお持ちとあらば、コンプリートも、そう難しくは無いと存じます。 ご存知でしょうが翻訳では谷崎精二訳として昭和23年に太虚堂書房より出版の「ジィキル博士とハイド氏」は、内容の二編を小沼丹が訳していますので、これもおさえなければならないでしょうね。
感謝  投稿者:    投稿日: 3月23日(日)17時16分19秒

管理人様
 早速ご返事いただき有難うございます。  「ジィキル博士とハイド氏」も探求書に加えます。  今後も何かとご教示くださいますようお願いいたします。
ご盛会をお祈りします  投稿者:ヒヤシンス    投稿日: 3月23日(日)19時29分10秒

風信子様
「風信子忌(ヒアシンス忌)」もうすぐですね。 遠方にいて参加はできませんが、ご盛会をお祈り申し上げます。
(無題)  投稿者:旧三島党    投稿日: 3月23日(日)20時16分46秒

ymnk様
岩井志麻子「夜啼きの森」を早速購入することにしました。津山三十人殺しはかねてより関心がありましたので。筑波昭の「津山三十人殺し」はお読みになりましたね。

大輔様
書簡集は私も愛読しています。啄木の書簡集はお読みになりましたか。大変味わい深いものです。
小沼丹のこと  投稿者:くだん    投稿日: 3月23日(日)21時08分47秒

丹様
管理人様
小沼丹の話題が出たのでうれしくなって、書き込みをさせていただきます。 私も彼の作品が大好きですが、「旅は驢馬をつれて」「ジィキル博士とハイド氏」等の翻訳書はもちろん、小説や随筆もまだ未見のものが数点ございます。特に「黒いハンカチ」は唯一の探偵小説集(他にもサスペンスやミステリー風味の小説は数編ありますが)というためか探偵小説ファンでも探している方が少なくなく、時々古書目録に出ても注文が殺到するようで、私も何度か抽選にはずれております。 ただ、日頃古書のことを教えて頂いている先輩や古書店主が口々におっしゃる 「小沼丹は入手不可能な本はないから、気長に探せばコンプリートも夢ではない」との言葉を励みに古書散策をしております。
唯一の存在  投稿者:人魚の嘆き    投稿日: 3月23日(日)21時43分00秒

かなり前に、管理人様と私の出会いから今日までについて書くことを求められ、私が先に書いて管理人様が補足することになっていました。今日までさぼっていましたが、ここでノルマを果たしたいと思います。 私が管理人様と出会ったのは、昭和62年の春だから16年前のことです。場所はT村書店で、主人とも急速に親しくなってきた頃でした。 第一印象は、「古本屋の客っぽくない人だな」ということ。今でもそうですが、主人と親しく話す客のほとんどは、シャイで声が小さく、いわゆる好青年タイプでした。そんな中で、ドスがきいた声でにらみをきかせる管理人様は、断然異彩を放っていました。 当時管理人様と会うのは、T村書店よりも夜逃げしたU文庫の方がずっと多かったと思います。そこに集う人々は、例外なく管理人様のことを畏怖していました。それは、圧倒的なコレクションと文学への造詣、そしてその「ド迫力」ゆえのものでしょう。T村書店主も管理人様も、最近はずっと丸くなっているけれども、当時は相当の「コワモテ」だったのです。 しかし私だけは、最初から管理人様と普通に話し、平常の態度で接しました。それは私の性格のなせる業だったのでしょうが、様々な仕事をこなし、世界を駆け巡ってきた管理人様と話すことは、私にとって楽しみかつ喜び以外の何物でもなかったのです。それは今も変わりません。我々の話の半分は、古書以外のことです。 古書収集に関しては、興味の対象が全く異なるために競合することはなく、むしろ管理人様に本を譲ってもらう幸運に恵まれました。その何冊かは珠玉の初版本で、今でも愛蔵しています。 コレクター(管理人様は、自分はコレクターではないと言うでしょうが)として管理人様と自分を比較すると、私のほうが一般的な稀覯本、高価な本を集めているから派手に見えることでしょう。だが、個性的で前人未到という点では全く敵いません。 私のコレクションは、熱意と知識と経済力があれば、他人にもマネができるものかもしれない。しかし管理人様のコレクションは、誰にもマネできないオリジナリティに富んだものだと思います。「稀覯本の世界」の書影群を見ればそれは明瞭でしょう。 長くて纏まらない駄文を連ねました。結論を言えば、管理人様は近代文学関係の古書の世界において、私が遠く及ばないと認識している唯一の存在なのです。これからも、そんな人と出会うことはないでしょうね。
(無題)  投稿者:風信子    投稿日: 3月23日(日)23時11分02秒

人魚の嘆きさま
「唯一の存在」拝読させていただきました。 人魚の嘆きさまにして、“私が遠く及ばないと認識している唯一の存在”とは・・・・。 文学の世界でも古書の世界でも“駆け出し者”の私などは、声をかけていただくだけでもありがたいことと、感謝しなければなりませんね。 管理人さまの大きさに甘えてばかりおりますが、心を引き締めてゆかなければと、改めて思いました。 別件ですが、山の麓の村にお住まいの方へ、忌のご案内をお送りさせていただきました。 ご友人たちとおいでになられるとのことでございます。

ヒヤシンスさま
激励?ありがとうございます。 記念館には、立原道造の会という友の会のような組織があり、その会員は地方の方が多く、年一回、「風信子忌(ヒアシンス忌)」にお会いするのを楽しみにしているのですが・・・ 今年は、いらっしゃれない方が多く、少し淋しい会になりそうで残念でなりません。 でも、管理人さまがサロンの方々をお連れになって来てくださるとのことで、ホッとしております。 cogitoさまもお出かけくださるとのことですので、楽しみにしております。
『私の推薦図書』  投稿者:selah    投稿日: 3月24日(月)00時43分57秒

「独断と偏見に基づく選書」で構わないとの言を頼りに,遅ればせながら一筆を。。。  基本的にある本を繰返し繰返し読む癖がありまして,又同時に作家読みの傾向もあって幅が狭く, 現在までに読んだ本などたかが知れております。そんな状況に於いて皆様にお奨めするのは憚りすら 感じるのですが,『独断と偏見に基づ』いて,選んでみました。

 1. 立原道造詩集       立原道造
 2. グレート・ギャッツビィ  スコット・フィッツジェラルド
 3. 源氏物語         紫式部
 立原の詩集で言えば,中村真一郎の記憶を基に,堀辰雄が纏めた「優しき歌」を,一にあげます。  ギャッツビィであれば,対岸の豪邸から初恋の女性の家を見つめるその様を,一にあげます。  源氏物語であるのなら,自ら須磨に赴く時の,その別れの様を,一にあげます。

 誰かが,誰かを,「想う」と言うこと。  ただそれだけが,私の心を強く惹きつけて,やまないのです。  駄文乱文も極まった感ではありますが,うまく書く事が出来ませんので,ご容赦下さい。
(無題)  投稿者:ymnk    投稿日: 3月24日(月)03時05分05秒

彭城様 人魚の嘆き様 大内様
美しい星関連の情報をありがとうございます。村松の「三島由紀夫の世界」には出てこず、林房雄「悲しみの琴」では、モデルは、床屋の曽根というのが出てくるがその頭に中を付けた人物だ、といってました。が、没後のそのときまで美しい星は読んでいなかったとのことで、人魚の嘆き様の仰る対談で村松からでた情報かと推測します。

旧三島党様 ご無沙汰しております。過日挙げた書目は単に最近読んだもので推薦図書ではございませんが、ご興味をもっていただいたようで何よりです。仰っている、筑波氏の本は勿論読んでおります。幼き頃、映画「八つ墓村」のCMの、山崎努が刀と猟銃を持って迫ってくる時の凄い形相が当時怖くて怖くて夜トイレに行けませんでした。
立原の詩集  投稿者:立原道造が好き    投稿日: 3月24日(月)10時36分16秒

selah様 実は私も「優しき歌」が一番気に入っています。 しかしあまり大きな声でいえませんでした。「立原自身が編んだ詩集の方がいいに決まっているじゃないか」と反論されそうだったからです。 でも同じ考えの方もいらっしゃると知って、とても心強く感じました。 立原が選んだ詩をもとにした「堀辰雄詩集」も私は 好きです。selahさんはいかがですか?
「丑三つの村」  投稿者:由紀夫    投稿日: 3月24日(月)12時00分09秒

ymnk様
「津山三十人殺し」をモデルにした「丑三つの村」という映画をご覧になりましたか? 私の印象では「八墓村」よりも怖かったです。
肉筆の値段  投稿者:    投稿日: 3月24日(月)15時44分53秒

人魚の嘆き様
愚問なんですけれど、肉筆の一番高い近代作家は誰でしょうか? たとえば、同じ内容の手紙一通が最も高い人、ということを考えたら、 誰になるのでしょうか? お教え願います。
(無題)  投稿者:人魚の嘆き    投稿日: 3月24日(月)19時58分13秒

風信子様
「山の麓の村にお住まいの方」は、古稀を迎えるのにスポーツカーを乗り回し、つい先日も「クリスタル知事」を乗せて雪道を100キロで爆走して恐怖に陥れた、と悦に入っている人物なのでご注意願います。 時間があれば記念館も訪ねたいと申しておりました。面識のないKT理事長からも電話があったとのことなので、「悪党らしいよ」と無責任な発言をしてあります(笑)。

ymnk様
`>`人魚の嘆き様の仰る対談で村松からでた情報かと推測します。
そうではありません。 林からの指摘に対して、村松は「彼がモデルですか。」「私は気がつかないで読んでいました。」と発言しています。

東様
古書の世界で、現在肉筆が一番高い近代の作家は宮沢賢治だと思います。人気抜群なのに、出物が極端に少ないですから。 ちなみに、管理人様はその珍なる賢治の肉筆原稿を、賢治記念館に寄贈した稀有の人物であります。

くだん様
明日はよろしくお願い申し上げます。 ささやかなお土産を持参いたします。
(無題)  投稿者:くだん    投稿日: 3月24日(月)21時13分14秒

人魚の嘆き様
こちらこそよろしくお願い申し上げます。 場所柄、周りの状況によっては、ゆっくりとご歓待と言うわけには 参りませんが、何でもお聞きになってください。
(無題)  投稿者:ymnk    投稿日: 3月24日(月)22時21分27秒

人魚の嘆き様
ご教示ありがとうございます。林は、没後まで未読だったように書いていたものですから、てっきり村松情報かと思ったのですが、・・・・時間が出来たらもう少し調べてみようと思います。

由紀夫様
情報ありがとうございます。古尾谷雅人主演の、18禁のやつですよね? 存じております。「八つ墓村」怖かったのはテレビCMでして、その頃まだ幼稚園だった私にはトラウマになりそうなものだったのですが、しかし後で映画を見ると、単に話の枕に過ぎず、たいした印象はありませんでした。
失言者通信  投稿者:彭城矯介    投稿日: 3月24日(月)23時48分59秒

>ymnk樣、大内樣
人魚の嘆き樣が紹介してをられる林房雄と村松剛の對談の初出誌は、月刊「浪曼」の昭和47年12月號で、これは『浪曼人三島由紀夫 その理想と行動』(浪曼 昭和48年)の巻頭にも再録されてをります。 しかし、三島から直接聞いたのは伊澤甲子麿で、林は伊澤から又聞きしたのではないでせうか。 「總理大臣にはなれない」といふ林の豫言は、見事に外れてをりますし。

扨、神保町最終決戰を目前に控へ、「cogito樣を泣かさうね」と手藥煉引いて待ち構へてゐる諸兄の魂を鼓舞すべく、性懲りもなくまた新たな替歌を御用意致しました。

題しまして「無法是正の歌」(戲歌につき敬稱省略をお詫び申上げます)

1、我等ビンゴに打ち敗れ cogitoが一人勝ち誇る 詩集蒐書の名の下に   『轉身の頌』強奪し Salonの解體計りたり 時は平成十五年

2、cogitoは傲り脅迫す 「若し『轉身の頌』寄越さずば 人魚の生命うけ合はず」   涙を呑んで常連は Salonの前途を憂ひつつ cogitoの無法を許したり

3、十日の時は疾くして 平穩今や還りたり cogitoの無法を打ち破り   Salonの礎築くべく 書癡の使命を果さんと 決意は胸に滿ち滿てり

4、本を愛する眞心と 自ら蒐め守るべき 藏書の質を高めよと   己が心に刻むべし 電網時代に遲れざる 書癡の理想も刻まばや

5、cogitoの無法ある限り 異常な事態續くなり cogitoの無法を許す時   言葉は繪文字の下僕なり Salonの運命拓く者 蒐書の意氣に揚がらばや

さあcogito樣、これの原詩が何かお分かりになりますか? もし分かつたら、人魚の嘆き樣が更に御褒美を追加して下さるかも知れませんよ。
感謝  投稿者:non    投稿日: 3月25日(火)06時30分20秒

selahさま
`>`誰かが,誰かを,「想う」と言うこと。 `>`ただそれだけが,私の心を強く惹きつけて,やまないのです。
いにしえから、文学の根底にある“魂”を満たすもの…… よしなしことどもに追われて、忘れていたいた大切なものを思い出させてくれることばでした。
『ユリイカ 2003年4月号』=詩集のつくり方 本日発売!  投稿者:管理人&人魚の嘆き    投稿日: 3月25日(火)08時54分49秒

『ユリイカ 2003年4月号』=詩集のつくり方 は本日発売です。 本号は「Salon De 書痴」常連の郡氏の単独編集になるもので、風信子・cogito両氏の渾身の書き下ろし原稿と、T村書店主&人魚の嘆き両氏の対談(「詩集初版本談義」)も収録されています。 売り切れ書店続出が予想されますので、どうぞお買い逃しなく。
すでに泣きべそ状態。  投稿者:cogito    投稿日: 3月25日(火)11時56分14秒

彭城さま、感じからすると土井晩翠が日露戦役のことを歌ったみたいな…。わからんです。 手許にテキスト持ってて判らないのだったら「図書館員」としても恥ずかしいですねぇ。


  Å
(=η=;) パソコンのバックアップが消えてすでに泣きべそ状態。
Re:失言者通信  投稿者:楽古堂・大内史夫    投稿日: 3月25日(火)13時46分06秒

彭城矯介様へ。三島由紀夫→伊沢甲子麿→林房雄→村松剛という情報の流れですね。資料の博捜、ありがとうございます。頭が下がります。三島から伊沢という流れを立証する資料はなんでしょうか。三島由紀夫の戯曲や評論のファンとして、さらに御教示頂ければ幸甚です。(小説は、『天人五衰』『午後の曳航』『潮騒』等々以外は、ほとんど読まなくなってしまいました。)
ユリイカ拝見  投稿者:四天王    投稿日: 3月26日(水)11時13分37秒

風信子様
手元に資料を置いている方ならではの緻密な書誌に脱帽です。はじめてみる写真も沢山ありました。 立原の全詩集について、ここまで書誌的に記した文献は今までになかったのではないでしょうか。 これから立原の書誌を研究する人々にとって必読の基本文献だと思います。

cogito様
日頃の活躍ぶりを知っている者には、掲示板の書き込みの文体そのままに、雑誌に書かれていて満喫しました。 多分、今までほとんど注目されていなかった領域の内容で、反響も大きいのではないでないでしょうか。 これからホームページのアクセスが増えますよ。

人魚の嘆き様
T村書店主との対談を堪能しました。 詩集を集めている私にとって、今後の指針を与えて下さる内容だと思います。 残念だったのは写真です。 人魚の嘆き様のオリジナルの写真を載せて欲しかったと思うのは、私一人ではないと思います。 中にあった詩集コレクションの目録を、いつか是非作って下さい。
古尾谷雅人  投稿者:由紀夫    投稿日: 3月26日(水)17時55分34秒

ymnk様
話題に出ていた古尾谷雅人が自殺しました。 原因は不明とのことです。 彼の奥さんは鹿沼えりだったんですね。 知りませんでした。
「唯一の存在」読後感  投稿者:天女の舞い    投稿日: 3月26日(水)19時38分25秒

人魚の嘆き様
リクエストにお答えいただき感謝申し上げます。 風信子様と同様に、人魚の嘆き様にあそこまで評価される管理人様の偉大さを実感すると共に、人魚の嘆き様の謙虚なお人柄にも感銘を受けました。 お二人の今後一層のご活躍をお祈りいたします。
「人魚のお花見」参加します  投稿者:人見    投稿日: 3月26日(水)21時14分52秒

人見です。 3月29日どうにか工面がつきました。 「人魚のお花見」参加します。よろしく願います。
管理人書斎訪問ツアー  投稿者:管理人    投稿日: 3月26日(水)22時54分30秒

管理人書斎訪問ツアー参加者各位
時間が変更になりました。 3月29日 午前11時に地下鉄東西線 早稲田駅下り線最前部改札口(高田馬場寄り)に集合して下さい。雨天決行
初めまして。  投稿者:黒猫館館長    投稿日: 3月27日(木)01時12分43秒

管理人様、皆様初めまして。黒猫館館長という者です。
わたしは主に戦後の詩集・歌集を蒐集している者です。 故に管理人様の戦前の本の世界はよくわからないのですが同じ古書を愛する者として今後ともよろしくおねがいいたします。
最近のわたしの目標はH氏賞受賞詩集全制覇です。 あと書肆ユリイカや白玉書房の詩集・歌集なども集めています。その他では幻想文学関係やサブカルチャーものも集めています。
それではまた。 http://www.cna.ne.jp/~kuroneko/index.html
(無題)  投稿者:管理人    投稿日: 3月27日(木)01時39分57秒

黒猫館館長様
こちらこそ初めまして。新しいジャンルの方の参入により文学の輪がまた一段と大きく拡がりますので大歓迎でございます。小生は戦後に弱いので勉強させて下さいませ。 先程、貴HPを拝見させて頂きました。リンクを張らせていただきますので宜しくお願い申し上げます。
ありがとうございました  投稿者:    投稿日: 3月27日(木)03時59分09秒

四天王様ご指摘の対談の図版は、私が手間を惜しんで(人魚の嘆き様や田村書店ご主人にご相談もしないまま)手許の複刻版や図録で間に合わせてしまったもので、お二人にも、四天王様のような愛書家の読者の方々にも、申し訳ありませんでした。 校了後、ずっと気がとがめていましたので、ご批判、ずっしりこたえると同時に、胸のつかえが下りるようでした。 率直なご意見、感謝します。

『ユリイカ4月号 特集=詩集のつくり方』は、人魚の嘆き様、風信子様、cogito様、ryokuto様、雪様(もう一つの対談は、雪様のご厚意により、料亭「人魚の嘆き」にて収録させていただきました)はじめ、皆様の懇切なご協力なしには、(絶対に)ありえませんでした。 何より、詩集についての特集をつくりたい、という年来の希望が、やむにやまれぬ思いにまで一挙に高まったのは、この掲示板(や、cogito様、ymnk様の掲示板)で皆様の書き込みを、びっくりしたり、共感したり、うらやんだりしつつ読みながらでした。 「最後の、けれどけして最小でない」感謝を、管理人様に申し上げます。 4月号の搬入をまたず、『4月臨時増刊 総特集=日本語』の出張校正(明日校了の予定です)に突入してしまったため、お礼が遅くなりました。 言葉が足りませんが、土曜日、皆様にゆっくりお礼(やお詫び)を申し上げたいと、楽しみにしております。
(無題)  投稿者:ymnk    投稿日: 3月27日(木)04時35分46秒

彭城矯介様
わざわざお調べいただきありがとうございます。しかし誰が誰からという情報は、やはりちょっと確証はつかめないものですね。

由紀夫様
知りませんでした、新聞を見てびっくりです。いろんな映画に出ていましたがやはり映画「ヒポクラテスたち」での印象が残っています。
(無題)  投稿者:くだん    投稿日: 3月27日(木)09時56分02秒

文庫中毒様
昨日、とある書店でラファティ「イースターワインに到着」をみかけました。 値段は確認しておりませんがプレミア価格をつけている書店です。 以前、探求書としてあげられていましたが、入手されましたでしょうか。
致命傷だと思います  投稿者:マヴォ    投稿日: 3月27日(木)10時03分51秒

『ユリイカ 2003年4月号』=詩集のつくり方 は久しぶり に読み応えがありました。 えこひいきでなく、Salon De 書痴の皆様の論文はよかったと思います。 ただ私も、人魚の嘆き様の対談の詩集の復刻写真は非常に残念で、 「詩集はオリジナルで」というお話の趣旨と、あまりにも矛盾しているように感じました。 人魚の嘆き様ともあろうお人が、よくこれで納得されたと不思議に思っていたので、郡様の書き込みで事情がわかりました。 増刷の折に写真だけ代えることは難しいでしょうか。
過去ログ+ユリイカ  投稿者:    投稿日: 3月27日(木)11時06分09秒

過去ログ2月が開きましたね。 勉強することが沢山あって、有り難いです。 ユリイカ、私も買いました。 cogito様の文章にニヤリ。人魚の嘆き様とT様の写真にもニヤリ。 面白かったですよ。
「薔薇刑 フランス版」    投稿者:春の雪    投稿日: 3月27日(木)11時39分30秒

ymnk様 何時も質問ばかりで申し訳ありません。今ヤフオクに出ている「薔薇刑 フランス版」というのは、日本版と写真は同じなのでしょうか?また珍しい本なのですか?よろしくお願いいたします。
薔薇刑  投稿者:ymnk    投稿日: 3月27日(木)13時04分18秒

春の雪様
実際に繙いたことはないですがまず同じといえます。確か、英語版初版と同じ頃に出たやつではないでしょうか。85年前後(?)。英語版に比べればあまりみかけないように思います(英語版も再版が出て海外のネット目録でもガックリと値が落ちましたね)。ただそれは日本での話で、フランスでどうなのかは存じません。取り急ぎお答えまで。
(無題)  投稿者:春の雪    投稿日: 3月27日(木)16時17分00秒

ymnk様 早速教えていただきありがとうございます。それにしても何でもよく三島のことはご存知で尊敬します。
楽しみです  投稿者:文庫中毒    投稿日: 3月27日(木)20時31分29秒

管理人様
 29日は、どうぞよろしくお願いいたします。今から、ワクワクもので、年甲斐もなく興奮しております。前日は小学生の遠足みたいになかなか寝付けないかもしれません。もう何があろうと、槍が降ろうと、大雪になろうと、はたまたサリンが撒かれようとも、参上仕ります。  事前にひとつお願いしておきたいことがあるのですが、お邪魔したときに、ぜひ「砂子屋書房本書誌」(正確な名称ではないかもしれませんが)を拝見させていただけないでしょうか。よろしくお願いいたします。

くだん様
 情報ありがとうございます。件の本は、書き込みを見てくださった方から誠に嬉しいお申し出がありまして、安価に譲っていただくことが出来ました。  これで、サンリオSFで、残るはディッキンソン「生ける屍」だけとなりました。

永町様
もしよろしければ、 F『生まざりしならば』正宗白鳥 岩波文庫 昭13第十刷 「正宗」の検印付きと G『本朝画人伝』全七冊揃い 村松梢風(字が出ませんでした) 中公文庫 をお願いできますでしょうか。

人見様
「人魚のお花見」でお会いできることを楽しみにしております。
K堂の詩書目録  投稿者:立原道造が好き    投稿日: 3月27日(木)21時44分01秒

黒猫館館長様 初めまして。へっぽこ詩集コレクターの立原道造が好きと申します。 ご存知と思いますが、大阪のK堂の最新目録が、黒猫館館長様の集めているH氏賞本と書肆ユリイカ本の特集をやっていますね。 「他人の空」が3冊、「サンチョパンサの帰郷」が2冊も出て いて驚きました。私なんぞには手も足も出ませんが。

人魚の嘆き様 同じ目録に例の「転身の頌」と、以前ダークホース様に格安で極美本を譲られた「蒼馬を見たり」(シミあり)が出ています。 その金額を見るにつけ、人魚の嘆き様の偉大さをひしひしと感じております。
(無題)  投稿者:管理人    投稿日: 3月27日(木)22時52分17秒

文庫中毒様
こちらこそ、お会いできます事を楽しみにしております。「砂子屋書房本」の件は承知いたしました。道中、お気をつけてお出で下さい。お待ちしております。 尚、当日、槍が降っているようでしたら、良さそうなのを見繕って土産に一本拾ってきて下さい。
桜が咲いた  投稿者:永町    投稿日: 3月27日(木)23時04分47秒

東京はもう桜がさいたそうですね。 29日を楽しみにしております。 管理人様、人魚の嘆き様、書痴諸子にお会いできること胸がときめいております。

人見様、いつも情報ありがとうございます。早く本談義始めたいですね。

文庫中毒様、「よくある本」ですが持っていきます。多分、鞄はすでに本で一杯だと思いますが何とか持って帰ってください。 「管理人様の書斎報告」きっちり頼みますよ。特に尾崎一雄本のレポートをリクエストします。 明日28日は年度最後?の送別会があります。よって書き込みも何もできませんので。それでは。
帰国報告  投稿者:大輔    投稿日: 3月27日(木)23時30分21秒

皆様
本日、帰国しました。 板門店に行き、同じ民族が分断された悲劇を目の当たりにして、言葉を失いました。「板門店ツアー」で行ったのですが、そこにいたご老人が「私、あそこを歩いてわたったの。」と涙ながらに話していたのが印象的でした。 板門店も自然に囲まれ、鳥がはためく美しい場所なのに見えぬ国境が民族の心を引き裂く・・。 初日の夜に行った食べ物屋さんにいた日本語達者なおばあさんは元々北朝鮮に住んでいたらしく「朝鮮戦争の時に女学生で、家に帰ったら家族は皆、居なかった。」 それからおばあさんは南に逃げて苦学して仕事をしていたそうです。 「私は美味しい食べ物を口にすると悲しくなる。北にいる家族は同じ物を食べられないとおもうと・・・。」 北にいる家族に会いたいですか?と聞いたら「会いたい気持ちもあります。でも会うと辛くなる。私に何も出来ないから・・・。」 私も泣いてしまいました。 平和にこの事態が終結して欲しいものです。
韓国ではカルビやビビンバなど食べ物を探求していました。 29日には美味しい海苔を持ってきますね。
「人魚のお花見會」參加申込  投稿者:彭城矯介    投稿日: 3月28日(金)01時17分00秒

どうやらcogito樣は、死天王樣の放つた刺客(の幻影?)に翻弄されて、 すつかり弱氣になつてをられるやうですね。 もしもcogito樣が、この儘ノイローゼになつて上京が不可能となり、 『轉身の頌』の權利を放棄されたらどうなるのでせうね。 同書は再びビンゴの對稱となるのでせうか。 となれば、人見知りの激しい小生もまた參加を表明せねばなりますまい。 はい、小生も「人魚のお花見會」に出席させて戴きます。 管理人樣にお知らせした、もう一人の人物も遲れて參加する事になるかと存じます。 何分口下手につきお手柔らかに、改めて宜しくお願ひ申上げます。 『轉身の頌』專用の手袋も新規に購入致しました。(厭味その一) 寫眞機を持參しても人物は撮らず、『轉身の頌』しか撮影しません。(厭味その二) といふわけでcogito樣、先の歌詞については初丸の旦那、ぢやなかつた失禮! 人魚の嘆き樣が當日詳しく講義して下さる筈ですので必ず出席して下さいね。 ヴィスコンティ監督の『イノセント』の如く、cogito樣の「立派な物」を拜見して、 せいぜい自己嫌惡に浸りたいものだと念じてをります。(厭味その三)

今は昔、『人魚亭異聞 無法街の素浪人』と呼ぶ三船敏郎の素浪人シリーズの 明治物が御座いましたが、これに出てまゐります三船敏郎(劍の達人「ミスターの旦那」)と若林豪(ダンディな銃の名手)と小川眞由美(酒場「人魚亭」のマダム)のイメージが、それぞれ管理人樣と人魚の嘆き樣と雪達磨樣に重なるのであります。 どこかで『人魚の嘆き異聞 古本屋街の素浪人』を制作して戴きたいものだと念じて已みません。 しかしまあ、「稀覯の旦那」だと一般大衆には「奇行の旦那」と誤解される危険性が多分にありますね。

>大内樣
例の誤記誤植だらけの本の文獻目録に擧げられてゐる伊澤甲子麿關聯のものは、林房雄・伊澤甲子麿『歴史への證言』(恆友出版 昭和46年)と 「週刊現代」昭和46年2月4日號「心の友が綴る`<`秘録`>` 三島由紀夫」と 「週刊讀賣」昭和46年12月10日號「三島由紀夫と僞れる心の友たち」くらゐです。 この中で私の所持してゐるのは林・伊澤對談集(確か伊澤の署名入り)だけですが、 何分私が右翼關係の文獻を熱心に蒐集してゐたのは、二十年近く前の事で、 餘り同好の士もゐない事から、書庫の一番奥に押し込んでしまひ、 更にその周圍を「雜本の楯」が十重二十重に取り圍んでをりますので、 發掘調査に少少時間が掛かります。これだと古本屋で探した方が早いかも知れません。週刊誌の方ですと、私はお手上げであります。
スゴイ目録。  投稿者:黒猫館館長    投稿日: 3月28日(金)03時09分22秒

管理人様>「黒猫館」からのリンク作業完了しました。 ご確認ください。今後共よろしくお願いします。

☆立原道造が好き様>K堂目録はスゴイですね。『無言歌』まで出ていたのには唖然としました。わたしは『エチュード』一冊しか今回は買えませんでしたが、まだまだ欲しい本はあります。 そういえば『サンチョパンサ〜』はビニカバが付いていたのですね。初めて知りました。あと『動物哀歌』元版はさすがになかったですね。でももし出たら、12万とか15万とか恐ろしい値段がつくそうです。あなおそろしや。 それでは今後ともよろしくお願いいたします。 http://www.cna.ne.jp/~kuroneko/index.html
明日はよろしく。  投稿者:ごん太    投稿日: 3月28日(金)09時03分25秒

彭城矯介さま
御主人は“サインの練習”に余念がないさうです。 「池田屋を“さぼうる3”にするんだ」って云ってます。 U^ェ^U(書くもの取り上げた方がいいかも。)

P.S.
「K堂目録って何? きてないよ…。」(ρη・)グス
「からんどりえ」  投稿者:マヴォ    投稿日: 3月28日(金)11時17分37秒

人魚の嘆き様
書肆ユリイカの本が話題になっていますね。 中でも「からんどりえ」は珍本の最高峰だと思いますが、戦後の本だから人魚の嘆き様はあまり興味がないかもしれませんが、この本の特製本をご覧になったことはありますか?ありましたら詳細をお教え下さい。
人魚通信  投稿者:雪達磨    投稿日: 3月28日(金)12時51分19秒

愛は愛とて 何になる
男(おとこ)一郎 まこととて
幸子の幸(さち)は どこにある
男一郎 ままよとて
昭和余年は 春も宵
桜(さくら)吹雪(ふぶ)けば 蝶も舞う

昨夜、靖国通りを来るまで通りましたら櫻は二分咲きどころか三分咲きでございました。 明日、皆様と櫻を愛でることを楽しみにしております。
管理人様へ。お願い。  投稿者:楽古堂・大内史夫    投稿日: 3月28日(金)13時49分01秒

推薦図書の情報には、一読書子として、たいへん楽しませて頂いております。そこで、第二弾としての要望が小生にあります。このHPは、おそらく国内でも、もっとも詩集の愛読者が、集まっている場所だと思うのです。『ユリイカ』刊行も記念いたしまして、諸兄姉の皆様の愛唱する、詩人と詩集談義を、ぜひお聞かせ願えませんでしょうか。ご検討の程、よろしくお願い申し上げます。
発掘調査の件。  投稿者:楽古堂・大内史夫    投稿日: 3月28日(金)14時01分48秒

彭城矯介様へ。ご面倒をお掛けしております。蔵書の発掘調査が、いかなる難事であるか、整理の苦手な小生は、思い知っております。焦りません。もし、偶然にも発掘できる時がありましたら、御教示ください。有難う御座いました。小生のお付き合い頂いていた書道家の先生は、日頃から正字正仮名の使用を、習慣にされておりました。博識博捜の内容の、折り目正しい手紙を頂くたびに緊張していたことを、ふと思い出しました。
推薦図書です  投稿者:葵の家    投稿日: 3月29日(土)06時07分02秒

管理人様のご指名より1週間以上もあいてしまいましたが、私も推薦図書をあげさせていただきます。
1冊くらいは詩集を・・・と期待されている方もいらっしゃるかもしれませんが、たとえ自らで選んだとしても(多くの場合)詩集まるまる1冊を読了するのはかなり骨の折れる作業になると思いますので ここではあえて挙げず、かわりに詩人を紹介したいと思います。
私が推薦する本は1999年11月に新潮社より刊行された岩本隼著「僕の父は詩人だった」です。 作者の父であるその詩人とは、私がハンドルネームをとらせてもらった「葵の家」の作者、岩本修蔵氏です。 今ではほとんど語られることのない、自らを「前衛詩人」と称したこの詩人のことを、もっとも身近にいたご子息の隼氏が客観的に語るこの書籍は、 家族生活という社会的な営みの中で詩人がどのように生活をしていったかを、身内である自らが見聞に即した内容を主に構成されており、詩人としての個性を浮かび上がらせるために、特別な人種であると際立たせるような、伝聞による特異なエピソードは出てきません。 誰でもが「詩」もしくは「詩人」という言葉は知っていながらも、みな遠い目で見ているそれらをこの書籍を読むことで身近に感じることができるようになるのではないでしょうか?
また、ここからは私の個人的な理由になってしまいますが 私にとってこの書籍が特別であることにはもう一つ理由があります 私が最初に識った岩本修蔵氏の詩篇は「葵の家」ではなく「葵の家ののち」でした。

  春は暮れず空の中に
  春をかいて
  かすかな音をさがしていた

と始まる、たった一篇のこの詩に私は参ってしまいました この詩はこの後

  うつくしい手のひら
  けだかい眉
  眠りのなかのつめたい灯の

と続いていくのですが、私が目にしたこの詩篇には、作者のmemoがついており、そこには 「この詩は、ことしの春、ふとした事件ののち、さめはてた炎のような、ふしぎな冷静さのなかで綴ったものです。怒るでもなく、哀願するでもなく、訴えているのでもありません。 いわば、つめたい炎を見つめている魂のすがたを読みとっていただけたらさいわいです。」とありました。 幾度も読み返し、私の中でイメージが浮かびながらも 作者には「葵の家」をどのように感じこのように表現したのだろうか? とずっと気にかかっていました。 その後

     花は千載の関 散ってはまた夢を追ふ友情の典
  怨にただよひながら今日の日を昔につなげば

と始まる「葵の家」という詩篇を見つけました。この詩も好きな詩の一つなのですが、私の中での「葵の家」のイメージは「葵の家ののち」を読んだときに思い起こされたものでありました。 そして、冒頭に私が紹介した「僕の父は詩人だった」が刊行され、私は「葵の家」の意味を知ることになりました。 「葵」は知的障害児であった詩人の次男の名で、「葵の家ののち」はその次男の死の直後に綴られたものでした。 これは、まったく私の想像していた「葵の家」のイメージと違うものでした。 この事実を知ってからも、私のなかでの「葵の家ののち」の詩篇はそれを見つけた当初と同じイメージでもって感じることができます。 ただ、このことを知ってからは別の「葵の家」のイメージでこの詩を読むこともできます。 「詩」という表現は、それを読む側の感覚によってさまざまなイメージを思い浮かべることができ、また、そこが詩の醍醐味のひとつであると思います。 詩人としてしか生き得なかったと思われる岩本修蔵氏が、自分なりの方法でめいいっぱい家庭という社会的な生活を営んでいたその姿を知って むしろ私はこの「前衛詩人」を一層純粋な詩人として好きになったのです。 かなり拙い内容の文章になってしまいましたがどうぞご容赦ください
人魚のお花見会より  投稿者:七面堂    投稿日: 3月30日(日)01時08分18秒

只今帰宅致しました。

管理人様
人魚の嘆き様
 楽しい席を設けて頂き、有難う御座いました。  また、貴重なものを頂戴致しまして、恐縮致しております。  重ね重ね御礼申し上げます。

GRAPEFLUIT MOON様
 お酒を美味しく頂かせて頂きました。

徹夜体制で残っておられる皆々様  あまり無理をなされない様ご歓談下さい。
皆様お疲れ様でした  投稿者:ymnk    投稿日: 3月30日(日)01時41分43秒

私もただ今帰宅しました。 皆様お疲れ様でした。そして、 管理人様、人魚の嘆き様、雪様、そしてビンゴ大会出品の皆々様いろいろとありがとうございました。ぐれむん様にも、美味なお酒をごちそういただきました。ありがとうございました。 これからまずはゆっくりとユリイカを読みます。 (コギトさん、例の詩集は盗まれていませんでしたか? お確かめを。笑)
楽しき宴の残り香  投稿者:大輔    投稿日: 3月30日(日)10時38分10秒

管理人様 人魚の嘆き様 皆様
本当にお疲れ様でした。 楽しいお話本当にありがとう御座いました。 ユリイカを一人職場で紐解きながらその幸を味わっております。

  風信子様
風信子忌お疲れ様でした。楽しく、勉強になる会で改めて立原道造の偉大さに触れた気がいたします。お礼は後日に。

雪達磨様
本ありがとう御座います。凄く嬉しかったです。 大切にさせていただきます。お礼は改めまして。

cogito樣
お話とても面白かったです。再会する日を心より楽しみにしております。

GRAPEFLUIT MOON様
美酒をありがとうございました。 美味しく堪能させていただきました。
お疲れ様でした  投稿者:くだん    投稿日: 3月30日(日)10時49分02秒

管理人様
人魚の嘆き様
皆々様
昨日はお疲れ様でした。 おいしいちらし寿司、大輔様の韓国土産のキムチやホヤのチャンジャ、 GRAPEFLUIT MOON様差し入れの樽酒を味わいつつ様々な古書、読書談義を 楽しむことができました。

風信子様
風信子忌にも参加させていただき有り難うございました。 近々、新しい展示を見に行くつもりです。

雪達磨様
宴会の準備と後かたづけ、お疲れ様でした。 りょくと様もお手伝いお疲れ様でした。
御礼  投稿者:風信子    投稿日: 3月30日(日)12時37分17秒

管理人さま
ご来会の皆さま
昨日は、風信子忌にご来会くださいまして、ありがとうございました。 おかげさまで盛会のうちに終ることができました。 また、お花見会では、愉しい一時を過ごさせていただき、改めまして御礼申し上げます。
楽しいひと時をありがとうございました  投稿者:文庫中毒    投稿日: 3月30日(日)18時49分49秒

管理人様、人魚の嘆き様、皆様
先ほど無事帰宅いたしました。 昨晩は楽しいひと時を過すことが出来まして、感謝申し上げます。おまけにとんでもない幸運(cogito様に匹敵するくらいの)までも射止めることが出来まして、本当に大満足のお花見宴会でした。 風邪気味で体調は万全とは言い難かったのですが、古書談義の楽しさに、時間の進みがいつもより早いと感じたのは、私ばかりではなかったことと思います。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

管理人様
素晴らしい蔵書を拝見させていただきましてありがとうございました。書斎訪問記は明日に書かせていただきたいと存じます。

本とは?様、cogito様、大輔様、永町様
嬉しいお土産を賜りまして、本当にありがとうございました。

雪達磨様
お疲れ様でした。これからも、上京の折にはお邪魔いたします。
お礼  投稿者:人見    投稿日: 3月30日(日)19時59分05秒

人見です。
管理人様
人魚の嘆き様
準備、片づけその他雑事に対応された雪だるま様
「人魚のお花見」ご出席の皆様
昨日はお疲れ様でした。 始めてお会いする方が大半というぎこちなかった当方の 近くにいて話をしていただけた皆様や 当方にとってとても貴重な物をお譲りいただいた人魚の嘆き様 本当に楽しい時間を過ごさせていただきどうもありがとうございました。 やや遠方の住まいですが、このような楽しく貴重な集まりには できるだけ出席できるようしたいものです。
とても、とても楽しい時間でした^^  投稿者:TG    投稿日: 3月30日(日)22時22分54秒

管理人様、人魚の嘆き様、出席された皆様>
昨晩はとても、とても楽しい時間をありがとうございました。 私ももっと勉強して、古書談義に参加したいものです。 人魚の嘆き様には私の知識に合わせて、写真集?の話まで提供して頂き恐縮至極でした。

萬嘯廬様、大輔様> 席がお近くにだったにもかかわらず あまり、話題ふることできず申し訳ありません・・ 自分の知識の無さを悲しむ限りです。 今回、色々お話を聞き、もっと色々と読んでみようと思いました。 次の機会にはもう少しお話しできたらと思っています。 ホヤのチャンジャ、とても美味しかったです!

お話できなかった皆様>
出席された皆様全員とお話しできず残念でした。 (あの人数の多さではさすがに難しいと思いますが) 次の機会にはよろしくお願いします。

雪達磨様>
お疲れさまでした。 また近いウチにお邪魔したいと思っていますので よろしくお願いします。
御礼  投稿者:cogito    投稿日: 3月30日(日)22時36分27秒

不取敢本日は早く休みます。お世話になりました皆々様、本当にありがたうございました。今後とも何卒よろしくお願ひを申し上げます。 扨、あのまへあれからの出来事について取り急ぎお知らせ申し上げます。

【3月29日】風信子忌
10:30立原道造記念館着、kiku隊員と合流。特別展展示拝見。風信子様と合流(バーコペンハーゲン拝見。)
11:20風信子様の車で移動、多寶院着。杉山平一先生と合流(以後先生に同道)。
11:30墓前祭。移動途中感應寺で澁江抽齋墓碣銘を見学。タクシーにて鴎外荘着。
12:00昼食を宇佐美斉様と同席、御挨拶。
13:00式典。
15:00懇親会。管理人様御一同(一号様、大輔様、くだん様、葵の家様、うすけ様)と合流。小山正孝御子息正見様と御挨拶。途中、杉山先生御退席。
16:30管理人様のBatman-carで神保町乗込、田村書店主に御挨拶。
18:00『人魚のお花見会』於古本酒場。ちらし寿司ほか御馳走。「転身の頌」贈呈式、BINGO大会。
(来会者)
くだん様、貞之介様、ryokuto様、恩地様、郡様、ymnk様、kiku様、葵の家様、文庫中毒様(富山)、風信子様、岩本様、神林様、selah(うすけ)様(大阪)、大輔様、TG様、萬嘯廬様、七面堂様、散水弁様、永町様(仙台)、人見様、彭城矯介様、岩田憲生様、JIN様、雪達磨様、管理人様、人魚の嘆き様(お渡し忘れた御土産はお店へ託しました)。
また大阪GRAPEFLUIT MOON様より一樽到着。
11:00居残り組を除いておひらき。
【3月30日】my birthday
2:00ころ?お開き。後片付け。
2:30 Batman-carにて風信子様お送りしてゴキ探隊本部到着、りょくちゃんとともに書斎拝見。
6:00就寝。
9:30起床、皆様へ御挨拶、朝食、書斎訪問のつづき。
12:00ゆきどん合流、お茶とおはなし。
16:30東京駅までお送り頂く。
19:30帰宅。ごん太散歩。


「転身の頌」ですか?今日のところまづは中央公論社版との決定的な違ひである活字の差異を確認して(〜∀〜)ニンマリ。皆にいぢくられて油紙状態のグラシンをすぐさま取り替へ!
お花見会の御礼  投稿者:永町    投稿日: 3月30日(日)23時27分13秒

管理人様、人魚の嘆き様、雪達磨様、そして出席された書痴の方々、昨日は大変楽しいひとときを過ごさせていただき感謝の言葉もありません。残られた方々にすべて押しつけ申し訳ございません。おかげさまで終電何とか間に合いました。 管理人様、「私小説は日本の文学にしかないんだよ。」というお言葉いただきます。木山捷平についてもっとお話したかった。私も好きで何冊か所蔵しております。(文庫本じゃなく) 私小説はぽつりぽつりと読んでおります。次回までの課題です。 管理人様はおうわさの通り、声の大きい、強面の、夏木陽介のような方でした。 「なにいってんだよー。」とあのお声で言われそうですが。 人魚の嘆き様、わがままいってご署名をいただきありがとうございます。 初版本所蔵家でありかつ「ウルトラQ」「ウルトラセブン」等についてもなかなかマニアックですね。博覧強記とはこういうことなんだなと感心いたしました。 雪達磨様、りょくと様、御面倒かけてすみません。 雪達磨様は容姿だけでなく声もまた大変魅力的ですね。電話で道を教えていただいた時どういう方かなと想像していました。 cogito様、署名ありがとうございます。詩人はまったくの下戸ですみません。本をお大事に。 GRAPEFLUIT MOON様お酒おいしかった。ありがとうございます。 文庫中毒様またいろいろ教えてくださいね。 人見様ありがとうございます。『南海千夜一夜』は西武の古書展で文庫中毒様に見つけていただきました。ロシヤ文学の探究書があれば地元の本屋で気をつけてみますので御教えください。 想像通り若い方々が大勢でした。明日への力をもらったような気がします。 さあ、明日からこの二日分の埋め合わせがたいへんだぁ。
管理人様書斎訪問記  投稿者:くだん    投稿日: 3月31日(月)00時29分30秒

訪問団5人は興味ある分野が見事にばらばらで、私は個人的に印象に残っている部分について報告させていただきます。誤っている部分があれば、他の方から訂正していただけますようお願いいたします。 それぞれの報告が、「藪の中」となりませんように。 都内某所に集合し歩くこと数分、閑静な住宅地のとあるマンションに 書斎はございました。推定六畳のお部屋の壁一面にパラフインのかかった本、本、本。 管理人様のお話では、書斎にある本の約10倍の本が別の場所に保存してあり、更に同じぐらいの量の雑誌が保存してあるそうで、仕事上必要な本をその時に応じて並べられるとのことです。 書斎のセキュリテイは元アルピニストの管理人様ならではのもので、人魚の嘆き様に比べとてもコストの低い方法でしたが、私や皆様にはなかなか真似できないものと思われましたので割愛させていただきます。 書斎の照明は柔らかい光線です。外気はや煙草は特に気にされていないとのことです。 「どうぞご自由に手にとってご覧ください」とのお言葉に甘えて、約2時間あまり5人それぞれ(メモを取る方や写真を撮る方もあり。私はあいにく手ぶらでした)興味あるところを見学させていただきました。 肝心の書斎は渋いけれども親しみやすい作家の本が、特に稀覯本ということでの区別無く、美本ばかり並んでいるという印象でした。戦後にデビューした作家の本はほとんどなく、最近出版された本は著者から直接送られた本が少しだけでした。 尾崎一雄の「暢気眼鏡」、加藤泰三の「霧の山稜」等は、お仕事のためと思われますが、全ての版がそろっていました。私の興味ある上林暁は、「薔薇盗人」や「野」等は既に別の上林コレクターの方に譲られたのとのことで存在せず残念でしたが作品社の「田園通信」を見ることができました。また、翻訳書は少なかったのですが、そのなかで、エーリッヒ・ケストナーの作品が原書、戦前の翻訳から最近の文庫まで十数冊並んでいるのを見てとてもうれしくなりました。 以上、思い出すままに報告して参りましたが、長々となりましたので、この辺で訪問記を終わらせていただきます。 最後に、私自身の乏しくまとまりのない書棚の今後を考えるのに、とても貴重な経験をさせていただきました管理人様に感謝を申し上げます。
御礼  投稿者:selah    投稿日: 3月31日(月)08時46分08秒

管理人様
人魚の嘆き様
出席者の皆様方
人魚のお花見会,出席させていただきありがとうございました。 『書痴』には程遠く,基本的な事すらもろくに知らぬ者でしたが,楽しい一時を過ごさせていただきました。 これからは勉強に励み,もっともっと楽しめるようになりたいと思っております。今後とも,宜しくご教示下さい。
人魚のお花見会  投稿者:hazedonca    投稿日: 3月31日(月)10時16分40秒

管理人様、人魚の嘆き様、雪達磨様、そして、出席者の皆さま、 人魚のお花見会では、大変お世話になり、ありがとうございました。 とても、楽しいひとときを過ごさせていただきました。 はじめは、私のような者が、参加しても良いのだろうか?と気後れしていましたが、皆さまに暖かく迎えていただき、つくづく参加して良かった!!と思いました。 まだまだ不勉強な点が多くありますので、これからも皆さまのお話しを伺わせていただき、自己の向上に励みたいと思います。 よろしくお願いいたします。
御礼  投稿者:貞之介    投稿日: 3月31日(月)11時08分52秒

管理人様、人魚の嘆き様、雪達磨様、出席者の皆々様。
人魚のお花見会、本当に楽しかったです。 僕、少々お酒を飲み過ぎまして…細かいことを覚えていないのですが…失礼がなかったことを祈るばかりです。 GRAPEFLUIT MOON様のお酒、美味しゅう御座いました。 大輔様のチャンジャ、美味しゅう御座いました。 ちらし寿司、美味しゅう御座いました。 焼豚、鷄の唐揚、美味しゅう御座いました。

しかしcogito様、良かったですねぇ。羨ましい羨ましい。 皆様、今後とも宜しくお願い申し上げます。
管理人様書斎訪問記  投稿者:文庫中毒    投稿日: 3月31日(月)20時51分50秒

ドアを抜けるとそこは本の国だった(書斎だから当たり前か)。  四周壁面すべてにスチールの本棚(意外と質素)とぎっしり詰まった本。入りきらないのは本棚の上に横積み。ここの十倍ほどが倉庫にあるとのこと。  少し薄暗く感じられるほどの白熱灯の下、部屋の中央に机が二つ。椅子が作りつけになっていて、年代ものと思しき小さな方は、イギリスで入手されたとか。「輸送費の方が高くついたのでは」とお聞きすると、予想通り。この机、部屋によく似合う。好きなのをひとつ持って行っていいよと言われたら、思わずこれ頂戴!としたくなる。  本のコレクションは、稀覯本の世界を書斎に移したと表現するのが最もピッタリする(もとい、逆だった)。  初心者の私が申し上げるには大いに気が引けるところであるが、「通」好みの作家の初版本が、スモーカーの管理人様には必需品のパラフィン紙を掛けられて、ずらりと並ぶ。  戦前(昭和時代)から昭和20年代辺りまでの、状態の良い本が少ない時代のものが中心であるにもかかわらず、全体的に保存状態の良さに思わずため息がでる。  このコレクションを一言で表現しろと言われたら、「燻し銀」という言葉が真っ先に頭に浮ぶことだろう。  その中でも特別扱いされていて、遮光キャビネットに安置されているのが、砂子屋書房本。私にとっては猫に小判、豚に真珠の一群であるが、厳選された極上品であることが感じられる。  保存状態の良さでは、一際目を引くのが「コギト詩集」。詩集にそれほど興味はないのに思わず引っ張り出して、奥付を確認してしまう。復刻本があったのかと思ってしまったのである。どうやったら、60年後にこんな状態でお目にかかれるのだろう。  おそらく、書棚の本の中には、その他にも超稀覯本が、何気なく詰め込まれていると推測されるが如何せん私の知識ではついて行けない。その辺りは他の突撃レポート隊にお願いしたい。
昨日之追伸  投稿者:cogito    投稿日: 3月31日(月)22時29分57秒

昨日は拙掲示板書込みを使ひまはしして書きこんだため(誤記・敬称・表示)などで粗相がございまして申し訳ございませんでした。出席者の皆様には、追って管理人様より私のデジカメに入ってゐた画像(一部、Captain Beefheart船長が撮影)をupしたアドレスがメールで届くことと思ひますので適宜Downlord下さいませ。

【書込み補足】
立原記念祭には(クリスタル知事を雪道で恐怖に陥れた)人魚の嘆き様御母堂も出席。皆ともに御挨拶。

【書込み訂正】
岩本さま→岩村さま 名前を間違へまして大変ごめんなさい。図録注文などにも丁寧な達筆で添状が届く文学館を私は他に知りませんから、いつもどんな方だらうと思ってをりました。記念館でお話しできて嬉しかったです。

風信子さま
立原忌記念祭へのお招きに与りまして誠にありがたうございました。もうゆっくりゆっくり休んでくださいませ、ね。

JIN隊長・kiku隊員
とにもかくにもモダニズム防衛隊が一同に会することができて嬉しくてなりません。 JIN隊長にはまたも詩集の下賜に与り恐縮です。さらにあの場に居合はせたモダニズム同好の士とともに、もっともっと話したいことありましたけど、それはまた後日の機会、場をあらためて語りませう・ね! また一昨日のkiku隊員と小生は、立原道造忌記念祭でははからずも杉山平一先生のお供が出来て(おまけに御著書に署名まで頂き)まことにラッキーでありました。米寿の杉山平一先生も矍鑠たる御様子にてまづは安堵致し候。早速デジカメ画像と共に(kikuさまの分も)お礼を認めますから御安心被下度く。
『轉身の頌』御禮  投稿者:cogito    投稿日: 3月31日(月)23時32分42秒

人魚の嘆き様
あらためまして謹んで茲に詩集拝領の御礼を申し述べます。 このたびは真にありがたうございました。日夏耿之介の処女詩集を末永く愛蔵致します。 添へるに一句。

転身をことほぎ夜も厄も明け

  2003.3.30  百鬼夜行の宴会果てて42歳(数へ43)の誕生日に。
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