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Salon de 書癡 過去ログ 2003 1月
新年のご挨拶 投稿者:文庫中毒者
投稿日: 1月 1日(水)00時00分08秒
皆様
新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
cogito中毒 投稿者:人魚の嘆き
投稿日: 1月 1日(水)00時27分15秒
皆様
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
ところで、2003年一番乗りをするつもりが、ひとりぼっちのcogitoさんに同情して書き込みしていたら、文庫中毒者さんに先を越されました。
今年もいろいろな意味で、恐るべしcogitoの予感が・・・
特別出演from「人魚の贈り物」掲示板 投稿者:cogito@AA
投稿日: 1月 1日(水)00時34分38秒
本年もよろしくお願ひをもうしあげます。
Å__
/( ^ー')v/| オヤチミー。
| ̄ ̄ ̄ ̄| |
| みかん |/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
みなみなさま 本年もよろしくお願ひを申し上げます。おやすみなさい。
謹賀新年 投稿者:管理人
投稿日: 1月 1日(水)00時49分59秒
皆々様
新年明けましておめでとうございます。
本年もどうかお手柔らかに。
文庫中毒者様
それにしても新年早々八秒差の一番乗りとは、昨年のトレーニングの成果ですね。
謹賀新年 投稿者:玉乃井雪
投稿日: 1月 1日(水)00時50分50秒
皆さま
あけましておめでとうございます。
あら、あら一番乗りかと思いましたのに。
本年もよろしくお願い申し上げます。
今年も皆様にとってよい読書と漁書ができますように
神保町よりお祈り申し上げます。
(無題) 投稿者:玉乃井雪
投稿日: 1月 1日(水)00時53分12秒
管理人さま
ほぼ同時投稿でしたね。
私はこれから帰宅して、初読書を決め込むつもりです。
では、今年も何卒ご贔屓に。
頌春 投稿者:ymnk
投稿日: 1月 1日(水)00時59分36秒
管理人様及び皆様
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
雪様
初読書、何でしょうか? 私は今さっき上山草人「蛇酒」を読み終わり、これから「煉獄」です。
迎春 投稿者:春の雪
投稿日: 1月 1日(水)08時51分46秒
管理人様皆様 おめでとうございます。今年もよろしくお願いします。これから初詣に行ってきます。
新年おめでとうございます 投稿者:谷口
投稿日: 1月 1日(水)09時55分10秒
管理人様 皆様
昨年中は大変お世話になりました。
本年も、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
おめでとうございます 投稿者:或る女
投稿日: 1月 1日(水)10時01分14秒
管理人様
皆様
この素晴らしきHPの益々の発展を祈念しております。
今年も宜しく、御指導賜りたく存じ上げます。
謹賀新年 投稿者:賞物小僧
投稿日: 1月 1日(水)10時20分50秒
管理人様
皆様
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
A HAPPY NEW YEAR 投稿者:グレノリ
投稿日: 1月 1日(水)10時52分22秒
管理人様
今年もよろしくお願いいたします。
謹賀新年 投稿者:大輔
投稿日: 1月 1日(水)11時13分50秒
管理人様・人魚の嘆き様・皆様
新年明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願いいたします。
謹賀新年 投稿者:くだん
投稿日: 1月 1日(水)11時27分20秒
管理人様
皆様
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
頌春 投稿者:大陸人
投稿日: 1月 1日(水)12時00分37秒
管理人様
皆様
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
おめでとうございます 投稿者:鬼涙
投稿日: 1月 1日(水)12時07分26秒
管理人様
皆様
昨年は、有難うございました。
本年もよろしうお願い致します。
ふらふら 投稿者:金ちゃん
投稿日: 1月 1日(水)12時16分08秒
今起きました。二日酔いで頭が痛いです。でも、これからまた飲みます(笑)
謹賀新年 投稿者:つるみとんぼ
投稿日: 1月 1日(水)12時18分55秒
管理人様
新年明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願いいたします。
謹賀新年 投稿者:酔霧
投稿日: 1月 1日(水)14時47分58秒
管理人様、人魚の嘆き様、皆様、
明けましておめでとうございます。
本年も皆様にとって良き年になるように願っております。
謹賀新年 投稿者:花筐
投稿日: 1月 1日(水)15時06分52秒
管理人様、皆様
新年明けましておめでとうございます。
今年も宜しく、御指導賜りたく存じ上げます。
おめでとうございます 投稿者:マルドロール
投稿日: 1月 1日(水)16時58分34秒
謹賀新年 今年もがんばります
迎春 投稿者:風信子
投稿日: 1月 1日(水)17時06分49秒
管理人様
人魚の嘆き様
皆々様
あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
それにしても、このホームページは盛況ですね。
年明け一番の文庫中毒様のご挨拶から先程までに、メイン頁だけでも230人余の方がご覧になっておられるとは……
ますますのご発展、祈念いたしております。
賀正 投稿者:健一
投稿日: 1月 1日(水)18時36分28秒
今年の皆様の収集活動が順調でありますように。
どうぞよろしくお願いいたします。
頌春 投稿者:慾呆け
投稿日: 1月 1日(水)18時53分30秒
管理人様
皆様
昨年は、有難うございました。
本年もよろしうお願い致します。
謹賀新年 投稿者:清二郎
投稿日: 1月 1日(水)20時42分30秒
管理人様 皆様
昨年中は大変お世話になりました。
本年も、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
230人 投稿者:文庫中毒者
投稿日: 1月 1日(水)20時50分16秒
風信子さまによりますと、年が明けてから、230人の方(幾分ダブリがあるにしても)がこのHPをご覧になっているとか。そのうちこの掲示板に書き込みをなさっている方が20人ほどでしょうか。多くの方がご覧になっておられるだけと思いますが、さまざまな古書について、それぞれの熱い思いを、気楽に一行でも二行でも書き込んでみませんか。自分の世界が広がること請け合いです。
「ユリイカ」のこと 投稿者:元前衛詩人
投稿日: 1月 1日(水)22時15分41秒
新年になり、文庫中毒者さんのアドバイスもあり、下記の理由も重なって、初めて書くことを決意しました。50の峠を越えた前衛詩人崩れですが、よろしくお願いいたします。
郡淳一郎様
青土社の雑誌「ユリイカ」の編集に、携わっておられる方と思います。私は1971年から、「ユリイカ」を31年間ほとんど欠かさず購読してきた者です。実は、それを2003年から辞めようかと思っていた時に、昨年末、郡さんの存在がここに現れました。
なぜ購読の中止を考えたのか。大変失礼な申し様になるかもしれませんが、長い間の読者の率直な意見としてお許し下さい。一言で言えば、その理由は、ここ数年とみに「おもしろくないから」です。これは、私の周囲の古くからの「ユリイカファン」に共通の認識とも言えます。
それでは、なにが「おもしろくない」のか。一番の問題は特集です。どんなに巧みに編集しても、素材が偏向しすぎては、どうにもなりません。ここ近年の特集は、極めて限られた層の人々にしか受容されないものが、あまりにも多すぎます。
話をもっと具体的にしましょう。昨年の特集を思い出されて、以下の私が熱狂的に愛読した初期の特集と、比較して下さい。
1971年
「モーツァルト」「シュルレアリスム・夢と狂気」「富永太郎」「カフカ」「60年代の詩と詩人」「立原道造」「革命の詩 詩の革命」「ウラジミール・ナボコフ」「ロートレアモン」「伊藤静雄」「言葉は自然をどうとらえるか」「戦後詩の全体像」(増刊)「ランボオ」「エロティシズム」
1972年
「ワーグナー」「カミュ」「第一行をどう書くか」「サド」「金子光晴」「パウル・クレー」「高村光太郎」「宮沢賢治未発表資料」「フランス現代詩」「リルケ」「パウンド」「現代の詩論」
時代が違うこと、書き手が違うこと、など、もちろん承知しています。けれども、1971年でも、既に賢治もランボオも語り尽くされた詩人でした。それを独自の視点と主張から切り崩したのが「ユリイカ」でした。今はそれがありません。
部外者には解らない事情もあるのでしょう。今の路線が「ユリイカ」を糧にしてきたオールドファンに認められなくても、新しい時代の若者を虜にしているのであれば、それで良いと思います。だが、本当にそうなっているのでしょうか。
失礼の段は、もう一度お詫び申し上げます。しかし、真新しい最新号よりも、繰り返し読んで汚れたバックナンバーを、正月に読んでいる者もいることは、知っておいて、明日の発展に多少なりとも役立てて戴きたいと、心から願ってやみません。
管理人様
不適切な内容、表現があれば削除して下さい。
おめでとうございます 投稿者:葵の家
投稿日: 1月 1日(水)23時57分38秒
管理人様 人魚の嘆き様 皆様
あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします(こんな時間になってなんですがf(-_-;)
今年はこのHPの出現によって環境の激変した1年となりました
私などよりはるかに造詣の深い皆様が提示される視点は
毎年変わりばえしない活動をしておりました私にとって非常に参考になるものでした
これからはもうすこし積極的に参加していきたいと思っております
なにとぞよろしくお願いします
366回 投稿者:@カウンターチェック
投稿日: 1月 2日(木)00時02分55秒
2003年1月1日のトップ頁アクセス数は、366回でした。
初めまして 投稿者:薔薇盗人
投稿日: 1月 2日(木)03時38分55秒
管理人様 皆様
初めまして、上林暁とその周辺作家の作品を愛読しております「薔薇盗人」と申します。
以後、お見知りおき下さい。こちらは殆ど毎日のように拝見していました。お仲間になりたいとずっと思っていましたが、きっかけが掴めなかったのと何となく勇気が出せなくてためらっていました。昨日の文庫中毒者様と葵の家様の書き込みを見て勇気ずけられました。
宜しくお願い致します。
新年明けましておめでとうございます。
新年明けましておめでとうございます 投稿者:マヴォ
投稿日: 1月 2日(木)12時16分44秒
管理人様 皆様
本年が皆様にとりまして幸多き年であらん事をお祈りいたします。
今年もどうか宜しく。
謹賀新年 投稿者:フリーズ
投稿日: 1月 2日(木)12時49分00秒
松屋の古書展に行かれた方はいますか?確か今日からでは。
私は明日行くか迷っているのですが、情報があったら教えてください。
謹賀新年 投稿者:ラビリンス
投稿日: 1月 2日(木)18時26分21秒
管理人様
皆様
昨年は、有難うございました。
本年もよろしうお願い致します。
『百鬼園随筆』について 投稿者:新雨
投稿日: 1月 2日(木)18時46分19秒
あけましておめでとうございます。
初めて書き込みます。
私は、主に内田百閧フ本を集めている者です。
質問したいことは沢山あるのですが、今回は初回なので一つに絞ります。
名著『百鬼園随筆』について、この本の「正編特製」は初版千部、
再版五百部ですが、三版も出ているのでしょうか?
出ている場合に、初版と再版は装丁が異なりますが、三版はどうなるの
でしょう。
「続編」は三版まで出ているので、「正編特製」もそうなのかと推測し
ているのですが、再版と三版を組んである本しか見たことがありません。
どなたかよろしくお願いいたします。
『百鬼園随筆』の「正編特製」について 投稿者:くだん
投稿日: 1月 2日(木)20時37分30秒
新雨様
くだんと申します。
私も内田百閧ヘ好きで、もっぱら文庫で楽しんでいます。
再版、三版というのは、二刷、三刷のことでしょうか。
と、いいますのは、KUEN-SANBO.COM ( http://www.kuen-sanbo.com/)
というホームページの、内田百阨カ學館 の第一展示室に特装版初版 三刷 五刷の書影が出ています。(二刷は書影が出ていません)初版と三刷、五刷の書影はそれぞれ違っています。ご覧になってみてください。
私は実物を見たことはありませんので、どなたか更に詳しい情報をお持ちの方
よろしくお願い致します。
恭賀新嬉 投稿者:彭城矯介
投稿日: 1月 2日(木)23時47分23秒
明けましておめでたう御座います。
改めて宜しくお願ひ申上げます。
小生の讀初は、田中蛇湖第二句集『含輝』(昭和29年、池上浩山人發行)にしてみました。
巻頭の二句を引用致します。
・四庫全書見たく提要讀始
・讀初や大大名の藏書印
蛇足乍ら、蛇湖は浩山人の父で、高濱虚子の門下であります。
どうやら人魚の嘆き樣が、小生と同い年らしいと知り、些か衝撃を受けてをります。
「魔力、腐つた卵」「柄杓を呉れ」「超音波だ」「この署名は本物か偽物か、儂の道連れやで」
脱線失禮致しました。それでは「オヤスミナサイ」。
祝 福袋 投稿者:恩地喜多八と玉乃井雪
投稿日: 1月 3日(金)01時37分40秒
雪「松屋初日は何にもなかったわね」
喜多八「楠瀬日年の一冊だけ。」
雪「去年は雪岱装コンプリートのはずだったけど、結局無理だったわね。あと何冊?」
喜多八「あと25冊ぐらいかな。知らないものがどれだけあるかわからないけど。」
雪「鏡花はコンディション悪いけど一応終わったわね。人○の嘆きさんのご自慢は耳に痛いけど。」
喜多八「あの方は優しいから、福袋で極美本を一括で出してくれるんじゃないか?」
雪「きっとそうよね!そうじゃなきゃ福袋じゃないわ!」
喜多八「そういえば文庫何某さんが鏡花福袋100万円とか書いてたけど、鏡花の文庫本って100万円分もあるのか?」
雪「そうよね。文庫何某さんは文庫一辺倒のはずだものね。珍しい文庫がきっとあるのよ。」
喜多八「聞いたことないなぁ。『歌行燈』の最初は文庫だったかなぁ?でも100万もしないよなぁ」
雪「そういえば、大晦日で忙しいっていうのに目覚めの開口一番目録の注文がどうのこうの言ってたわね。郵便局に速達出さなきゃとか…。頭にくるわ。まだ怒ってるんだからね。アンタって人は!」
喜多八「これ見てる人は、みんなそんな人種でしょ。ところで、福袋なんだから入っている本はみな袋付きなのかな?」
雪「アンタはcogitoさんとでも結婚しちゃいなさい!書痴もいい加減にしないと愛想尽かされるわよ。」
喜多八「彼が勇・雪岱の『隅田川』を持っていれば考えてもいいな。」
雪「それなら私も考える。」
喜多八「ところで、cogitoさんが雪の店を池田屋って言ってたけど、池田屋と言えば京都A書房だよね。今は移っちゃったけど、元々は池田屋ビルのオーナーだものね。」
雪「まぁ、兎も角、家で本のいざこざで階段落ちは嫌だわ。」
喜多八「階段落ちするほどの本に出会いたいもんだ。」
雪「アナタはやっぱり本馬鹿よ。治郎八さんみたいにダンディになれないの?」
喜多八「ダンディは服と食以外に何の欲望も持ってはならない。と言うブランメルの言葉が正しければ無理だね。本に対する欲望はまだ盛んだから。」
雪「お盛んで結構。結構。」
以上。夫婦漫才風に新年のご挨拶でした。
おめでとうございます 投稿者:乱歩邸
投稿日: 1月 3日(金)03時04分24秒
皆様
本年も、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
初春やcogitoばかりが何故もてる
「蕗子」特製版 池上浩山人装釘本 投稿者:雪白
投稿日: 1月 3日(金)14時05分01秒
皆様
はじめまして、俳句好きの雪白と申します。
この掲示板は詩集好きの方が多く、俳句の話題はあまりなかったので、書き込む機会を得られませんでしたが、それでも楽しく拝見していました。
そこに彭城矯介様が田中蛇湖に触れてくださいましたので、喜びのあまり書かせていただくことにしました。
私は池上浩山人によって、俳句と古書の縁結びをしてもらいました。
彼の句にこういうものがあります。
虫干や妻の蔵書のあなどれず
書痴われに本の神田の祭かな
以来、句集をこの10年ばかり集めていますが、最も出会いたいと思う本に巡り会えません。
それは高柳重信の「蕗子」の特製版で、池上浩山人が装釘した本です。
句集を扱う古本屋で聞いても、確答を得ることが出来ません。
一体、この本は何部作られ、今どこにあるのかわかっているのでしょうか?
是非ご存知の方に教えていただきたく、よろしくお願い申し上げます。
元前衛詩人様 投稿者:郡淳一郎
投稿日: 1月 3日(金)18時26分50秒
懇切なご批判、謹んで拝読いたしました。
真率なご意見をお聞かせくださり、心よりお礼申し上げます。
勝手ながら、この場では仕事を離れて私人として参加させていただきたく、
直接の意見交換は差し控えますが、ご意見、銘記いたします。
お礼のみにて失礼いたします。
(無題) 投稿者:文庫中毒者
投稿日: 1月 3日(金)19時47分48秒
元前衛詩人様
私の書き込みがきっかけで貴重なご意見を開陳していただきまして、ありがとうございます。私自身は詩のことはまったくわかりませんが、50の坂を越えた、私と同年代の方からの書き込み、まことに心強く感じました。密かに、社会の中で、今一番元気のあるのが我ら50代とつねづね思っております。これからもいろいろとお教えいただければと存じます。
御礼 投稿者:新雨
投稿日: 1月 3日(金)23時11分11秒
くだん様
早速のご教示ありがとうございます。早速、教えていただいたサイトで
『百鬼園随筆』を確認しました。このような情報も知らずに恥ずかしい
極みです。今後ともよろしくご指導ください。まずは御礼のみで失礼い
たします。
教えて下さい 投稿者:金ちゃん
投稿日: 1月 4日(土)09時23分04秒
彭城矯介様
1月 2日の書き込みで
『「魔力、腐つた卵」「柄杓を呉れ」「超音波だ」「この署名は本物か偽物か、儂の道連れやで」』と言う記述はなんだか面白そうなのですが私には意味がわからないのです、もしかしたら、判らないのは私だけなのかもと不安でもあります、教えてくださいませんか?
愛するがゆえに 投稿者:元前衛詩人
投稿日: 1月 4日(土)09時46分30秒
郡淳一郎様
了解しました。
無礼な申し様だったかもしれませんが、400冊に近い「ユリイカ」に本棚を占拠させている、一無名の読者の言葉として、どこか頭の片隅にでも置いてくだされば、喜ばしく思います。
貴誌の発展を心より祈念申し上げます。
文庫中毒者様
若々しい文章に、もっとお若い方と思っておりましたので、同年代と知りいささか驚いています。同時に大変心強く感じます。
一つお尋ねしますが、何時頃からの文庫本を、収集されていらっしゃるのですか。
松屋古書展 投稿者:フリーズ
投稿日: 1月 4日(土)18時05分38秒
恩地様
雪様
松屋はお二人のアドバイスに従い、期待しないで行ったところ、やはり予想通りの空手でした。
それでも、行ってしまうのが悲しい性。
来年はもう行きません(のつもり)。ありがとうございました。
遅まきながら 投稿者:本とは?
投稿日: 1月 4日(土)20時23分01秒
●
( ̄) 2003年 明けましておめでとうございます。
\( ̄ ̄)/ )/
| ̄▽ ̄| ●⌒
本年もどうぞよろしくお願い致します。
本郷を歩き、神田で探してもみつからなかった
本物の書痴の集まりをみつけ
本当に嬉しくなりました。
本腰を入れて
本格的に勉強しようと思っています。
無題 投稿者:人魚の嘆き
投稿日: 1月 5日(日)00時02分48秒
新雨様
くだん様
『百鬼園随筆』の「正編」の再版は異装本が多く、しかし表紙は革と洋紙を継いだものが基本です。
他にごく数部造られたと思われる初版と同じ布表紙本があり、以前はコレクターに珍重されましたが、今ではあまり話題になりませんね。
雪白様
沢木欣一がお好きなのですか?
「蕗子」の特製版は3部限定、函付の本です。古書市場に出たのは私の知る限り一冊だけで、これも含め所在は存じません。
恩地様
銀座で待ち合わせまで時間があり、松屋の古書展に行きました。
昨日話されていた尾崎紅葉本がまだほぼ全て残っていて、『夏小袖』の3版(モリエールへの紅葉の詫び状と「作者宛クイズ」の当選者氏名が入った版)があったので買いました。
これも前は抽選で結構申し込みが重なった本なのですが・・・しかもずっと安くなっています。何だか淋しいですね。
なるほど 投稿者:くだん
投稿日: 1月 5日(日)00時28分39秒
人魚の嘆き様
新雨様
戦前の本は異装本がたくさんあるのですね。
それとも異装本自体は特定の作家に限られているのでしょうか。
ネット上で書影を見ると、実物を手にとって見たくなって困ります。
「牧唄」 投稿者:雪白
投稿日: 1月 5日(日)16時09分02秒
人魚の嘆き様
雪白の「出典」がわかるとはさすがですね。
「蕗子」の特製版が3部、しかも函付とは知りませんでした。ありがとうございました。
もう一つ教えていただきたいのですが、久米三汀(正雄)の「牧唄」という本も珍本だと思いますが、どのくらい出てくるものなのでしょうか?
そして、この本は大正3年に出されていますが、久米が漱石の木曜会に出ていたときに、漱石はこの本のことを知っていたのでしょうか?
いろいろ訊ねてばかりで申し訳ございません。
よろしくお願いいたします。
管理人様のお名前が・・・ 投稿者:留女
投稿日: 1月 5日(日)20時31分07秒
管理人様
今日、『古書通信』のバックナンバーを見ておりましたら、辻潤と中戸川吉二の著書目録の編者に管理人様のお名前が・・・しかも同じ号に、人魚の嘆き様の「署名・識語のある初版本」の連載もありました。お二人の共演を発見し、とてもうれしく思いました。今はその場所がここに移ったということですね。
多謝 投稿者:管理人
投稿日: 1月 6日(月)02時01分59秒
郡淳一郎様
大変、御丁重なる文と「矢川澄子特集」本日、有り難く拝受いたしました。
こちらこそ、今後とも宜しくご指導賜りたく存じます。
留女様
そんな昔の恥を曝してはいけません。
『転身の頌』 投稿者:四天王
投稿日: 1月 6日(月)12時15分28秒
人魚の嘆きさま
初めまして。私は大正時代の詩歌集を中心に集めている者です。
日夏の『転身の頌』に関して2点ほど教えを請いたいことがあります。
1つ目はローマ字で書かれたサインについてです。
『詩歌文学館』の復刻の解説によれば、イエローとブルーブラックの2種類のインクが用いられ限定番号の早いものがイエローだとあります。
ところが1番本はブラックだとも書いてあります。
他の本はどうなっているのでしょうか?
2つ目は長谷川潔の挿絵についてです。
大先輩のコレクターから、この本のどれか1枚の挿絵は2種類あると聞かされました。
しかしその人もそれがどの挿絵かは知りませんでした。
この話が本当なのか、本当だとしたらどの挿絵が2種類あるのかお教えください。どうぞよろしく。
森銑三の表書き 投稿者:倉田
投稿日: 1月 6日(月)18時33分24秒
私は碩学森銑三先生をこよなく敬愛する者の一人です。皆さんにお尋ねしたいのは、
戦後、森先生が反町弘文荘の手伝いをしていた時に、貴重本の造り箱やタトウに表書きをしています。これらの表書きは、古典籍のみにされていたのでしょうか。それとも、近代の本や自筆本にも書いたのでしょうか。古典籍の表書きは何度か見たのですが、
近代文献のそれは未見であります。どなたか、ご教示賜りますよう願いあげます。
文庫本 投稿者:文庫中毒者
投稿日: 1月 6日(月)20時37分40秒
元前衛詩人様
文庫本は、SF文庫を中心に25〜30年前ほどから集め始めました。こちらに集う皆さんの中にもSFから入ってきた方がいらっしゃいます。5・6年前ごろから海外(純)文学に興味を持ち始め、いろいろと集めております。文庫本はどちらかというと、実際に読むために買っており、最近では少しずつ日本文学にも手を広げ始めているところです。
きっかけとなったのは、岩男淳一郎著「絶版文庫発掘ノート」、井狩春男「文庫中毒」門谷建蔵「岩波文庫の赤帯を読む」、近藤健児「絶版文庫交響楽」などの著書に触発されてです。これからの人生、あまり難しいことを考えずに、「文学」を楽しんで行きたいと思っています。
挨拶と御礼 投稿者:高島
投稿日: 1月 6日(月)20時52分02秒
管理人様
新年おめでとう御座います。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
賛成です 投稿者:元前衛詩人
投稿日: 1月 6日(月)21時48分59秒
文庫中毒者様
「これからの人生、あまり難しいことを考えずに、「文学」を楽しんで行きたいと思っています。」
これまさに名言です。私もならいたいと思います。
遅ればせながら 投稿者:YT生
投稿日: 1月 6日(月)22時33分03秒
管理人様、皆様
新年明けましておめでとう御座います。
本年も宜しくご指導のほどお願い申し上げます。
挨拶が遅れましたが今年の冬休みは家族でヨーロッパに行きまして、本日、帰国いたしました。
早速ではありますが昨年、廣瀬操吉の詩集「雲雀」大正十五年 萬生閣刊を購入、とても魅力的な詩集なので気に入っております。恐らく函かカバーが付いているのではと思われますが、何方かご存知の方のご教示を仰ぎたく、宜しくお願い致します。
神保町買ひます 投稿者:彭城矯介
投稿日: 1月 7日(火)00時24分50秒
「買つてしまひたいんです。本の美しさが分からない人達から、古書の街を」
また一部の方にしか理解不可能な話題で相濟みませぬ。別に地上屋の妄言では御座いません。
>雪白樣
早速池上浩山人の名に反應して頂き嬉しく思ひます。
實は私、塚本邦雄門の末席に名を連ねてをりまして、浩山人の名は先づ『水葬物語』の装訂者として知りました。
元より貧書生の私が、『水葬物語』を手にする機會など、生涯巡つて來る筈もなく、謂はば周邊作家の一人として、浩山人の装訂本が安く出てゐると、つい手が延びてしまふのです。浩山人の自傳『夢の如しの記』(昭和54年 桃李發行所)は、お持ちでせうか。
御承知のやうに、『蕗子』と『水葬物語』と楠本憲吉の『隱花植物』は、ほぼ同時期に、同じ印刷者(高柳年雄)と装訂者(池上浩山人)の手によつて、ほぼ同じ體裁で上梓されました。
塚本先生の記述に從へば、『蕗子』が昭和25年8月25日、『隱花植物』が昭和26年5月1日、『水葬物語』が昭和26年8月7日であります。
但し、『隱花植物』が全て貼函入なのに對し、『水葬物語』は函無しであり、紙質も落ちるとの事です。
人魚の嘆き樣の御教示の如く、『蕗子』は三部のみ函入としますと、恐らくそれは家藏本にて、可能性としては
蕗子お嬢樣が引き繼いでをられるか、或いは中村苑子さんの藏書に含まれてゐるのではないかと察せられます。
直接下記の蕗子さんのサイトで、御質問されるのも宜しいかと存じます。
>金ちゃん樣
お尋ねの科白は、いづれも『惡魔くん』と『怪奇大作戰』といふ往年の名子供番組に由來致します。
(一部改竄あり。正しくは「この寺は本物か偽物か」であります)
子供番組と申しましても、輓近の大人番組などより、遥かに高級であります。
機會が御座いましたら、是非御高覧頂きたく存じます。
往時の子供達は、これらの番組によつて培はれた好奇心を土臺にして、書物と文藝の世界へ向かひました。
即ち、妖怪・怪獸圖鑑の類ひから、惡魔學や怪奇幻想文學への道であります。少なくとも私はさうでした。
この件に關しましても、人魚の嘆き樣の的確にして卓抜なる御解説を期待致してをります。
しかしまあ、塚本先生も以前『クレヨンしんちゃん』と『クッキングパパ』が大好きで、
缺かさず御覧になると仰せでしたので、當節の番組にも優れた物は存在するのでせう。
食はず嫌ひはいけませんね。
塚本先生が、數年前「新潮」に書かれたメリメ論の中で、『おらぁグズラだど』に言及されてゐるのを讀んだ時は、
流石に思はずのけ反りましたが。
http://plaza.rakuten.co.jp/fuufuu/
(無題) 投稿者:管理人
投稿日: 1月 7日(火)02時09分43秒
高島様
おめでとう御座います、こちらこそ昨年は貴重な資料を大量にお譲り戴きまして有難う御座いました。荷物を拝見の上改めて御連絡申し上げます。
YT生様
おめでとう御座います。欧州は寒くなかったですか?
お問い合わせの廣瀬操吉詩集『雲雀』にはカバーが付いております。この初版は大正十五年五月二十五日に出版されておりますが六月一日の第三版という本がありまして、これはご多聞にもれず、いかにも小出版社のやりそうなインチキと存じます。
「いやなんです」 投稿者:金ちゃん
投稿日: 1月 7日(火)11時32分34秒
彭城矯介様
ありがとうございました。
その『惡魔くん』と『怪奇大作戰』は名前だけ聞いたことがあります。
伝説のテレビ番組のようですね。
ところで、今回の冒頭の言葉は、高村光太郎の「いやなんです。
あなたのいってしまうのが」に由来するのでしょうか?
知らないことばかりでお恥ずかしい次第です。
祝、一周年!! 投稿者:YT生
投稿日: 1月 7日(火)12時07分10秒
管理人様
『稀覯本の世界』開設一周年を心よりお祝い申し上げます。
数々のご教示を戴きました、この一年の感謝を申し上げます。
『雲雀』に関しての情報も有難う御座いました。
祝、創設記念日 投稿者:大陸人
投稿日: 1月 7日(火)12時38分25秒
管理人様
『稀覯本の世界』創設記念日おめでとう御座います。
私には既に生活の一部となっております『稀覯本の世界』及び『Salon De 書痴』の存在価値の大きさを改めて思います。得難き数多の恩恵を戴きました事の感謝も申し上げます。益々のご発展を祈念致します。
祝 投稿者:村山
投稿日: 1月 7日(火)15時32分30秒
管理人様
創設一周年おめでとう御座います。
お蔭様で感動の一年間でした。
今後とも宜しくお願いいたします。
「蒙古の雲雀」 投稿者:東
投稿日: 1月 7日(火)15時54分05秒
管理人様
下記の古書店に浅見淵の「蒙古の雲雀」が18000円で出ているのですが、これは買える値
段でしょうか?
http://www1.ttcn.ne.jp/~hikawa/bungaku.htm
お祝い 投稿者:天女の舞い
投稿日: 1月 7日(火)17時14分33秒
管理人様
『稀覯本の世界』開設一周年の御祝を申し上げます。
こちらの掲示板も含めまして、どんなにか心強い思いを戴いたことでしょう。
有難う御座いました。
おめでとう御座います。 投稿者:留女
投稿日: 1月 7日(火)17時35分50秒
管理人様
一周年記念おめでとう御座います。
本日は『人魚のクリスマス』の『留女』が私の手元に届きましたので、その二つのことでこれからお祝いをいたします。素晴らしい思い出も含めまして何から何までをも戴いてしまいました。
感謝にたえません。
あっという間 投稿者:文庫中毒者
投稿日: 1月 7日(火)18時44分41秒
管理人様
一周年おめでとうございます。この一年間、教えられることばかりで、お礼の言葉もありません。こちらで得ることができました貴重な知識や薀蓄が、また皆様に還元できるようになるまで、まだまだかかりそうですが、これからもよろしくお願いいたします。
無題 投稿者:人魚の嘆き
投稿日: 1月 7日(火)19時36分38秒
雪白様
久米三汀の『牧唄』は珍しい本ではありますが、何年かに一度は古書の世界に出てきます。
古書価は10万円以上ではなかなか売れないでしょう。客よりもむしろ業者好みの本です。
久米の回想によれば、漱石と初対面の折(大正4年11月18日)には、『牧唄』どころか、漱石は久米が俳句をやることすら知らなかったようです。
詳しく調べていませんが、その後この本を漱石に献呈したという話も私は知りません。
ご存知の通り、これ以降の久米は小説に傾斜していきますから、その可能性は薄いと思います。
四天王様
『転身の頌』に関するご質問にわかる範囲でお答えいたします。
まず、「イエローとブルーブラックの2種類のインクが用いられ限定番号の早いものがイエローだ」という解説は不正確です。
この解説によれば5冊の本を見たにすぎません。その中の一番本を除く4冊で、たまたま上記の通りだったのでしょう。
インクの色について正確に記述すると、「イエローが原則でブラックも存在する。限定番号とインクの色は関係がない」となります。
事実、限定番号がひとケタでもブラックインクによるサインが存在しております。
次に長谷川潔の挿絵について、特製2部本の長谷川旧蔵書の中に、他とわずかに異なるものがあるのは知られていますが(「AB INTRA」の白鳥の挿絵)、他に異同があるのは私は知りません。
そして、四天王様にその話をされた方はほぼ見当がつきますが、非常に「与太話」の多い人物です。
特製以外の本で、挿絵を意図的に変えた記録も証拠も、今のところ発見されていないと思います。
倉田様
森銑三が「造りタトウ」に表書きした、反町弘文荘の扱った近代の本や肉筆は多数現存します。繊細なよい字ですね。
ちなみに、それらのタトウは池上浩山人の手になるものです。
彭城矯介様
書く掲示板が違うかもしれませんが、同世代で「悪魔くん」や「怪奇大作戦」をご覧になっていたとはうれしいことです。
「怪奇大作戦」は放映開始前の関係者試写会に行き、特に私にとって思い出深い番組です。
ウルトラセブンの後番組だったと記憶していますが、2本上映されたいずれもが文字通り「怪奇」そのものでした。
当時の私(小学校2年生?)は、左手に麻雀パイ、右手に日本文学全集の一冊を持って登校していた子供らしくない超早熟人間だったのですが、「怪奇大作戦」には流石に怖くなって、その夜はトイレを我慢したことをはっきり覚えています。
しかし、確かに今見てもこれは傑作揃いですね。ストーリー、映像、俳優と、どれもが子供向け番組とは思えません。
ウルトラセブン同様、現在は放映出来ない回もありますが、スカパーあたりで再放送すれば、話題になると思います。
「悪魔くん」についても書きたいところですが、またの機会にしましょう。
いずれにせよ、とても懐かしい話ではあります。
一周年御礼 投稿者:管理人
投稿日: 1月 7日(火)21時04分05秒
皆様
一周年に暖かきお言葉を頂戴いたしまして有難う存じました。
偏に皆様方のご協力の賜物と思います。重ねて御礼申し上げます。
りょくと様
本を「人魚の嘆き」に預かって戴いておりますので序の時にでもお引取り下さい。
東様
「蒙古の雲雀」の18000円は決して高くないのではと思えます。
森先生と池上師 投稿者:倉田
投稿日: 1月 7日(火)21時54分18秒
人魚の嘆き様
早速のお返事ありがとう御座いました。
近代のものにも森先生の表書きがあるとうかがい、しかも多数現存する
とあれば、入手の可能性も出てまいりますね。
しかも、池上師の製本とあらば、是非にも手にしたいものです。
重ねての問いで恐縮ですが、現在何処ぞの古書店で目にすることが適いましょうか。
祝・一周年 投稿者:ymnk
投稿日: 1月 7日(火)23時44分56秒
管理人様
ご挨拶遅れました。開設一周年おめでとうございます。昨年来毎日のように拝見し、何かと勉強させていただいております。今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。
・・・人魚のお年玉、パソコンのトラブルですっかり失念しておりました。トホホ。
お祝い 投稿者:大輔
投稿日: 1月 7日(火)23時52分15秒
管理人様
開設一周年おめでとう御座います。
今後ともご指導ご鞭撻宜しくお願いいたします。
「牧唄」 投稿者:雪白
投稿日: 1月 8日(水)11時27分25秒
人魚の嘆き様
重ねてのご教示に感謝申し上げます。
これからもよろしくお願いいたします。
『週刊新潮』読みましたよ! 投稿者:Bori
投稿日: 1月 8日(水)19時34分19秒
人魚の嘆き様
今日、『週刊新潮』の「こころ」についての、人魚の嘆き様の書かれた文章を拝見しました。
クリスマスプレゼントを頂いた日に、偶然にしろ感動いたしました。
御礼など 投稿者:天女の舞い
投稿日: 1月 9日(木)08時52分38秒
管理人様
ご連絡が遅くなりましたが、昨日帰宅すると、『人魚のクリスマス』の贈り物『人間失格』が届いていました。
梱包を解いて中の本を取り出した瞬間、復刻本ではないかと思ってしまいました。
50年以上も前の本が、こんなにきれいなコンディションを保っているとは、ただ驚くばかりです。
本当にお礼の申し上げようもございません。
今は、どこに保管しておこうかと思い悩んでおります。贅沢な悩みですが。
ところで、私の拙い論文が掲載された雑誌をお送り申し上げました。
ご叱声を頂戴できればと存じます。
大学はこれから受験シーズンが本格化し、私たちも慌しくなって参ります。
管理人様もご健康にお気をつけくださいませ。
人魚の嘆き様
上に書きました通り、『人間失格』を拝受いたしました。
心より御礼申し上げます。
ところで、Boriさんの情報により、朝Kioskで『週刊新潮』を買いました。
心に沁みる名文に触れ、朝から気分が晴れやかになりました。
これからもご健筆をお祈り申し上げます。
「メクラとチンバ」発見! 投稿者:東
投稿日: 1月 9日(木)10時35分45秒
管理人様
「蒙古の雲雀」の件、ありがとうございました。
それにしても浅見の本も結構高いですよね。「水滸傳」なんてどの古書店で尋ねても本の存在すら知りませんもの。
それと「メクラとチンバ」の写真がようやく貼り付けられましたね。もしかしたら、もっと前からだったのですか?
「野」もないけれど、これも最近目録に載りませんね。実物を手に取りたいものです。
羨ましいです 投稿者:YT生
投稿日: 1月 9日(木)23時18分19秒
孝一様
尾崎士郎の『獄中より』物凄く羨ましいです。文藝春秋叢書自体が最近全然見かけなくなったのですが、特にこの本は稀少と思われます。私の未見はこれだけです。しかも 初版 献呈署名入り 極美本となれば・・・差し支えが無いようでしたら奥付の刊記を公表して戴けませんでしょうか。
管理人様、人魚の嘆き様
私も研究者の端くれだからとツマラナイ見栄を張って登録致しませんでしたが、早期の第三次募集を強く望みますので宜しくご検討ください。
『獄中より』 投稿者:管理人
投稿日: 1月10日(金)02時25分01秒
YT生様
仰いますように文藝春秋叢書では『獄中より』と南幸夫『魔性』の二冊が難物ですね。
手元に『獄中より』がもう一冊ございますので刊記と目次を記載いたします。
大正十三年九月十八日 春陽堂発行 文藝春秋叢書第七編 定価55銭 菊半裁判 162頁
「目次」凶夢 獄中より 蘇州の春 賭博場へ 無頼漢 死刑囚の夕 以上です。
三つ子 投稿者:葵の家
投稿日: 1月10日(金)07時08分15秒
雪白 樣
彭城矯介 様
彭城矯介さまの「蕗子」などについての書き込みに追記させていただきたいと思います。
不確かな記憶で申し訳ないのですが、どこかで高柳重信か本島高弓かが
高柳重信「蕗子」(昭和25年8月25日発行)
本島高弓「幸矢」(昭和25年12月22日発行)
塚本邦雄「水葬物語」(昭和26年8月7日発行…彭城矯介さまの記述より)
を三つ子(の書籍)と呼んでおりました。「水葬物語」は書影でしか確認したことがありませんが、なるほどそれぞれ120部限定で同様の装丁(カバー付き和本)になっているように思われます(限定部数は楠本憲吉の『隱花植物』も同様でしたね。その他、重信の発行した書籍には限定120部というものがいくつかあると思います)
なお、彭城矯介さまの書き損じだと思われますが、装丁は中原史人で製本が池上浩山人と(「蕗子」の)奥付にはなっております(なぜか「幸矢」の奥付には装丁者名が記載されておりません、製本者として池上浩山人は共に記載されております。)。
印刷者の高柳年雄は重信の末弟で、重信自身の記述を引用しますと「丁度、私の家に手フート(原文ママ)小型印刷機があるのを幸いに、所用の活字を最小限度、綿密に計算して購入し、私が組版を行い、今年十六歳になる私の末弟が印刷を担当した。文字どおりの自費出版である。」「製本の方も「ホトトギス」同人の池上浩山人氏の好意で、同氏の夫人、池上不二子さんの第二句集を私が印刷することにとって、言わば技術の交換ということになった。」となっていたようです。
よく知られた話かもしれませんが、何かの参考になればと思い書き込みさせていただきました。
また、あまり掲示板に書き込みをしたことがないので不適切な表現がありましたらお詫び申し上げます。
RE.三つ子 投稿者:雪白
投稿日: 1月10日(金)12時12分03秒
葵の家様
詳細なご説明ありがとう御座いました。
三つ子の中で「蕗子」のカバー付と「水葬物語」のカバー欠は所有しているので、本島高弓「幸矢」を探求したいと思います。
ところで、「葵の家」というHNは、「源氏物語」の葵の上に由来するものでしょうか。
よろしければ、お教え下さい。
昨日はありがとうございました 投稿者:ダークホース
投稿日: 1月10日(金)12時27分39秒
管理人様、人魚の嘆き様
昨日はお忙しい中をお会いくださり、どうもありがとうございました。
実は大変緊張していて、最初のうちは何を話しているのか自分でもわから
なかったのですけれど、お二人がとても親切で気を使ってくださったので、途中から落ち着くことが出来ました。
林芙美子のことなど、私の知らない、そして大学では決して教えてもらえないことをたくさん伺い、大変勉強になりました。
今度、管理人様の家を訪ねてもよいとお許しをいただきましたので、
2月になりましたらご連絡申し上げたいと存じます。
これからもよろしくお願いいたします。
とりあえず、御礼申し上げます。
『人魚の贈り物』第三次登録者募集 投稿者:管理人&人魚の嘆き
投稿日: 1月10日(金)13時25分29秒
皆様
2003年度『人魚の贈り物』に新たに参加を希望される方は、下記Aの規約を了承の上で、この掲示板で1月12日(日)午後8時までにお申し込みください。ここに申し込みの書き込みをし、管理人宛に氏名・住所・電話番号をメールで知らせた段階で登録は完了です(後日、新登録者の名簿を記載します)。
既登録者各位
下記Bに記載された方々の再登録は不要です。ただし、規約を一部修正しましたので、必ずご覧ください。修正に同意できない方は、管理人宛にご連絡いただければ登録を取り消し致します。
A.『人魚の贈り物』規約 (改訂版)
1.『人魚の贈り物』の開催は、原則として掲示板「人魚の贈り物」にて行います。開催は不定期で、管理人と人魚の嘆きの気まぐれによります。
2.掲載した本を無料で差し上げます。ただし、送料その他経費として、一律千円いただきます。
3.登録者による先着順1名様にのみ差し上げます。希望する本がある場合は、『コレ、頂戴』という題名で「希望する本の名前」を明記してください。なお2番手の書き込みにならぬようご注意願います(ほぼ同着の場合などの不可抗力はやむを得ません)。
4.1着の方にそれぞれ本を送ります。到着後、千円を指定口座に振り込んでください。
5.1回の出品で差し上げる本は一人1点(複数冊もあり)限りです。
6.言うまでもなく、本、その他に関するクレームは一切受けません。
7.皆様への善意に基づく無償譲渡ですから、転売目的の方は堅くお断りします。従って、古書の売買を日常的に行っている方の参加は、プロ・セミプロの別を問わずご遠慮願います。その事実が判明した場合は、理由の如何にかかわらず登録抹消となります。また、当方の判断基準によるマナーの悪い方も、一方的に登録抹消致します。
B.『人魚の贈り物』登録者名簿 (第二次募集まで)
東様 風信子様 留女様 太宰ファン様 本とは?様 文庫丸様 賞物小僧様 孝一様 cogito様 くだん様 大熊様 葵の家様 由紀夫様 グレノリ様 金ちゃん様 大陸人様 天女の舞い様 小仏様 マヴォ様 文庫中毒者様 ラビリンス様 永町様 imamura様 未練堂様 selah様 玉乃井雪様 yamanaka様 伸六様 健一様 Bori様 りょくと様 酔霧様 つるみとんぼ様 長さん様 恩地喜多八様 ヒヤシンス様 村山様 貞之介様 花筐様 大塚様 フリーズ様 善蔵様大輔様 JIN様 慾呆け様 study様 立原道造が好き様 春の雪様 マルドロール様 鬼涙様 乱歩邸様 清二郎様 昌様 sakamoto様 彭城矯介様(以上54人)
登録申し込み致します。 投稿者:散水弁
投稿日: 1月10日(金)19時16分34秒
初めて登録させていただきます。何卒よろしくお願い致します。
登録希望など 投稿者:四天王
投稿日: 1月10日(金)20時29分28秒
管理人&人魚の嘆き様
『人魚の贈り物』に登録をお願いいたします。メールはすぐお送りします。
人魚の嘆き様
『転身の頌』について、難問が一気に解決した思いです。
厚く御礼申し上げます。
ヒヤシンス様
『人魚の福袋』の中身に驚嘆し、嫉妬を感じました。本当に羨ましいです。
しかし考えてみれば、中身も知らずに100万円出す度胸はお見事。
私にはお金も勇気も欠けています。
登録申し込み 投稿者:愛2003
投稿日: 1月10日(金)21時40分41秒
初めまして。
『人魚の贈り物』に登録をお願いいたします。
登録希望 投稿者:さくら堂
投稿日: 1月10日(金)22時09分36秒
『人魚の贈り物』に登録をお願いいたします。
無題 投稿者:人魚の嘆き
投稿日: 1月11日(土)00時43分36秒
倉田様
タトウを外して陳列している店が多いので、どの本に森銑三の表書きのあるそれが付いているかは、判断が難しいでしょうね。
私も買ってからタトウを付けられ、「ああ、弘文荘の扱った本か」と知ったというパターンがほとんどです。
恐らく、300くらいは森が表書きしたタトウがあると思いますから、いくつか差し上げましょう。小説、詩歌句集、いずれがお好みですか?
よろしければ、送り先情報を管理人様にメールしてください。
Bori様
『週刊新潮』の拙文をお読みいただきありがとうございました。
少ない字数で書くのは難しいですね。
天女の舞い様
『人間失格』、大事にしてくださいね。
ダークホース様
お目にかかって、管理人様共々いささか吃驚しました。
理由は内緒にしておきましょう。cogito様が危ないから。
『人魚の贈り物』登録者の皆様
『人魚の贈り物』を始めようと考えたのは昨年11月末だから、まだ1ヶ月そこそこしか経っていません。でも、随分長くやっているような気がします。
最初はまさに気まぐれで、深い考えなどなかったのです。
しかし始めてみると、正体がバレているだけに、しかも日頃偉そうに薀蓄を傾けているばかりに、見栄を張って皆様の予想よりいい本を出そうとして、自分の首を絞める結果を招来してしまいました。
ただ、後悔は全くしていません。この企画を通して、素晴らしい方々と交流が出来る機会に恵まれたからです。
そして、勝手に考えた無謀な企画に進んで身を投じた管理人様に、この場を借りてあらためて御礼申し上げます。
最後に、今年は昨年よりもスローペースでいく積りです。
書き込み不能などという異常事態が発生しないように、まあゆったりとやりましょう。
『裸の年』 投稿者:管理人
投稿日: 1月11日(土)04時37分55秒
りょくと様
柳瀬正夢展の図録には確かに装丁として大正15年にピリニャーク『裸の年』新潮社とだけ記載がありました。新潮社だから恐らく500部は出しているでしょう。
登録申し込み 投稿者:ダークホース
投稿日: 1月11日(土)08時23分54秒
管理人様、人魚の嘆き様
『人魚の贈り物』に私も参加させてください。
よろしくお願いいたします。
登録希望 投稿者:青垣山
投稿日: 1月11日(土)09時19分11秒
『人魚の贈り物』に登録をお願い致します。
登録希望 投稿者:彗星の騎士
投稿日: 1月11日(土)10時02分03秒
大変ご無沙汰しております。
登録をお願いいたします。
指名投稿依頼 投稿者:管理人
投稿日: 1月11日(土)10時35分17秒
皆様
今年は新企画として、管理人がテーマを決めて、どなたかを指名し投稿をお願いすることにしました。
例によって気まぐれにお願いしますが、指名を受けた方は恐縮ですがご協力をお願い致します。
では早速第一弾と参りましょうか。
恩地喜多八様
ymnk様
りょくと様
私は毎週の古書展に行かなくなってから10年以上が経ちました。
そこで、現在積極的に古書展に通われているお三方に、「当世古書展事情」と題して寄稿をお願い申し上げます。
掘り出しの話、お気に入りの古書展、客の生態などなど、内容はお任せ致します。どうぞよろしく。
登録願います 投稿者:雪白
投稿日: 1月11日(土)14時11分35秒
お願いします。
登録希望 投稿者:YT生
投稿日: 1月11日(土)14時19分15秒
管理人様、人魚の嘆き様
早速、要望をお聞き入れ下さりまして有難うございました。
登録の程、よろしくお願いいたします。
又、『獄中より』の刊記につきましても重ねて御礼申し上げます。
登録希望 投稿者:谷口
投稿日: 1月11日(土)19時44分14秒
管理人様
人魚の嘆き様
私も参加申し込みをいたしたく、よろしくお願い申し上げます。
登録希望 投稿者:白樺派
投稿日: 1月11日(土)19時57分59秒
留女さまとぶつかってしまうかもしれませんが、フェアプレー精神で行きま
すので、登録をお許し願います。
『裸の年』補足 投稿者:管理人
投稿日: 1月11日(土)21時18分29秒
りょくと様
新潮社100年図書総目録によると
大正15年9月3日 ボリス・ピリニャーク 富士辰馬訳 『裸の年』342頁 1円50銭「社会小説叢書3」となっております。
大輔様
本日、寄稿誌と「Salon De 書痴」忘年会の写真を有り難く拝受いたしました。写真は来週になりましたら皆さんにお配りいたします。
貴稿は早速、拝読いたしました、三島とビートルズの対比も面白く、そしてうまく纏まっていると思いました。
おめれとうごぜいやす 投稿者:ヒヤシンス
投稿日: 1月11日(土)22時23分56秒
cogito様
『曉と夕の詩』を入手されたとのこと、心より祝福申し上げます。
それにしても、クリスマスと福袋で『曉と夕の詩』が2冊も出てくるとは。
本当に驚きですね。
堀辰雄の福袋は、「迷ったら買え」というわが師KK様の教えに従って瞬時に決断しました。
堀辰雄コンプリートなど私にできるわけもないことですが、これを契機に集めてみようかと思います。
なお残念ながら、我が一族は喫茶店も山小屋もペンションも無縁の無粋者ばかり。
堀の手紙は自宅と職場の部屋に飾ろうかと思案中です。
それでは、あさっても頑張りましょう!
訂正 投稿者:ヒヤシンス
投稿日: 1月11日(土)22時26分17秒
あさって→あした
間違えました。
陽動作戦ではありません。
管理人&人魚の嘆き様、「あした」ですよね?
登録をお願いします 投稿者:私の耳は・・・
投稿日: 1月11日(土)22時40分28秒
管理人様
人魚の嘆き様
初めての書き込みなので、若干自己紹介をいたします。
私は明治、大正の詩集を5年ほど前から目録中心に集めている者です。
このBBSでは昭和の詩人、詩集に関心のある方が多いようですが、『春鳥集』や『夕潮』も話題にのぼるので、興味深く拝見していました。
どうぞお仲間に加えて下さい。
考え中 投稿者:ryokuto
投稿日: 1月12日(日)00時22分19秒
管理人様
四迷投稿お受けいたします。が、まだ考え中です。今しばらくお待ちください。
新潮の100年図書目録は持っていますのでそれは確認済みです。わざわざ有難うございます。
でも柳瀬情報はどこで見たか思い出せませんので、昨日から部屋をひっくり返しておりますが、見つかりません。たしか本も一度みたことがあるような気もするのですが...
登録希望 投稿者:おしの
投稿日: 1月12日(日)01時55分45秒
管理人様
人魚の嘆き様
皆様
以前に木山捷平を検索して、こちらのサイトを知り以後のべつ拝見に来ていたのですが投稿は初めてです。近頃、詩の仲間が随分お集まりになりましたのでね以前にも増して愉しく勉強させて戴いておりました。四季派は私には高尚過ぎて、これからの課題にしたいと考えておりますが、今のところは木山のような泥臭い素朴な詩を好んでいます。何卒宜しくお願い申し上げます。
書癡の眼は赤い 投稿者:彭城矯介
投稿日: 1月12日(日)02時36分13秒
横濱美術館のヴィフレド・ラム展を觀てまゐりました。
常設展の方の詩畫集のコーナーに、『日夏耿之介定本詩集』が展示してあり、
硝子ケース越しでしたが、眼福を得ました。
他に、安東/駒井の『からんどりえ』や瀧口/タピエスの『物質のまなざし』等が竝んでゐました。
ここの圖書室は、美術書が充實してゐるので助かります。
>葵の家樣
御指摘ありがたう御座います。
前囘の書込みは、塚本先生の「顯花年代記」(書肆季節社版『隱花植物』解題
花曜社刊『詩魂紺碧』所収)を參考に致しました。
塚本先生が、誤記の多い方なのは承知してゐましたが、やはり自分が所有してゐない本に就いて發言するのは、
控へるべきだつたかと反省してをります。お許し下さい。
塚本先生は、『蕗子』『隱花植物』『水葬物語』の三册を「三人兄弟詩歌集」と呼んでゐますが、
實は四人兄弟だつたのですね。果して五人目は存在するのでせうか。
>雪白樣
『水葬物語』をお持ちでしたか。恐れ入りました。
『水葬物語』の奥付でも、装訂者は中原史人になつてゐるのでせうか。御教示頂ければ幸ひです。
私の場合『水葬物語』は、T村書店で兄弟子が閲覧させてもらつてゐるのを横から覗き込んだ事があるだけです。
>人魚の嘆き樣
直答をお許し頂き光榮に存じます。
小學校低學年で日本文學全集と麻雀牌とは、何とも末恐ろしき御子樣で御座います。
當方が、勝手に一囘りくらゐ年長の方と思ひ込んだのも、あながち間違ひではないやうです。
私は精精「少年マガジン」と油粘土でした。父親の書架の「血と薔薇」を盗み見て戰慄した事もありましたが。
『怪奇大作戰』の試寫會で上映されたのは、やはり「壁ぬけ男」と「人喰い蛾」だつたのでせうか。
「壁ぬけ男」の、水壓で潰れる田口計氏のインパクトは強烈でしたね。
『怪奇大作戰大全』に據りますと、「人喰い蛾」は放送に當つて大幅にリテイクされたさうですが、もしも試寫で御覧になつたのが、リテイク前の未放送ヴァージョンだつたと致しますと、極めて貴重な體驗をされた事になりますね。
あの番組には、原阿佐緒の息子や岸田國士の甥が出演してをりましたので、
下手な文藝ドラマなどより遥かに格調が高かつたと存じます。
「古本の過當競爭もここまで來ると、正に現代の怪奇ですね」
性懲りもなく又又失禮致しました。
ところで、森銑三翁の『讀書日記』の昭和12年7月14日の記述に、
「夜間柴田泰助氏來訪、佛蘭西のゴーチエ、メリメエなどの怪奇的なる作品の話を聽く。
壁より拔出づる男の話、幽靈船の話など。」とありますが、
この「壁より拔出づる男の話」が誰の何といふ作品であるか、どなたかお分かりになる方はいらつしやいませんでせうか。
果して宵曲さんは、佛蘭西文學は原書で讀んでゐたのでせうか。
>金ちゃん樣
先日の科白も、同樣に『怪奇大作戰』の第25話「京都買います」を題材としてをります。
正しくは、「買つてしまひたいんです。佛像の美しさの分からない人達から、京の都を」であります。
同作は、突込み所滿載の珍作ではありますが、主人公が我が最愛の君なので、敢へて批判は致しません。
脚本家の念頭に、高村光太郎の詩があつたかどうか、私には何とも言へませんが、貴重な御指摘に感謝致します。
どうでもよい話ですが、私が面識もないのに葬儀に行つたのは、岸田森氏と福田恆存氏です。
>管理人樣
ボリス・ピリニャークと申せば、ジョルジュ・バタイユの愛人ロールとも交際のあつた人でしたね。
本當にこちらは、何が飛び出して來るか分からない恐ろしい場所です。
古木鐵太郎ならぬ「古本鐵太郎」が、管理人樣の別名として相應しからむ、などと不謹愼な事を思つたのは私だけでありませうか。
御無禮の段、平に御容赦下さいませ。
噂 投稿者:玉乃井雪
投稿日: 1月12日(日)03時18分07秒
彭城様
・・・・・・・
本日、こちらの管理人が嫌いな酔っぱらいを演じております。
さて、新宿の某bar貴君のお噂してしまいました。本当に詩しか鑑賞されないのですね。
管理人様
お久しぶりです。これからいろいろ難題が課せられる様でしたら、私は身を潜めようかと。
神保町事件簿でしたらなんとかご報告ができるかもしれませんが……。
りょうとく様
私の店にあなた様用の瀟洒な本が置いてあります。パラパラ頁を捲っておりましたら私の気分に合う詩集なようなので、早くいらっしゃらないと私の蔵書になってしまいますよ。
ymnk様
昨夜、噂の三島コレクターの方をご紹介いただきました。あまりお話していませんが、ymnk様の盟友となる方とほくそ笑みました
訂正 投稿者:玉乃井雪
投稿日: 1月12日(日)03時25分19秒
りょくと様
貴君の宛名をりょうとく様と打ち込んでしまいました。ごめんなさい。単なる酔っぱらいのふりをしているだけですので?これからは役者風情と思ってね。ヒック
登録希望 投稿者:新雨
投稿日: 1月12日(日)12時29分17秒
よろしくお願いします。
探求書情報 投稿者:グレノリ
投稿日: 1月12日(日)12時45分31秒
威風堂々様
下のHPの本屋さんに
文春文庫 15 恐怖の2時間18分 柳田邦男 1986 初 380 150 少ヤケ
が出ています。380は定価、150は売価だそうです。
売切マークがないので、あると思いますよ。
http://plaza29.mbn.or.jp/~asunarohe/newpage70.htm
古書展事情と題しまして 投稿者:りょくと
投稿日: 1月12日(日)14時38分31秒
積極的に古書展に行っているかどうかは分かりませんが、欲しいものがあるときはたしかによく行きます。波があって全く行かない時もありますが。
本をよく買うのは、本の裏の値札を見ていると「Aきつ」「Fそう」が多いようです。Fは値札が丁寧に貼ってあるので、あとで剥しやすいし見た目も悪くないのでどちらかといえば後者が気に入っています。ただし二者とも一応知っていてその値をつけているということを考えるとあまりいい気はしません。
Aの棚はこんでいるのでゆっくり見ていると無言で押されるし、ぼっとしていると列からはみ出てしまうしで、初めは肩や背中に剣山でもつけていこうかと本気で考えたくらいです。何分小心者なので実行には至りませんでしたが。
最近の掘出物はないかと本棚を探ってみましたが、特にこれといって筆に載せるようなものが見当たりませんが、高田保訳のエレンブルクとか吉田甲子太郎訳のアンドレーエフとかですかね。「日本茶の湯」と云う南満州鉄道株式会社発行の露語のパンフレット、哈爾賓商品陳列館発行の現露常用略語辞典、古書展ではないのですが、横浜のほうで買った鉄道省運輸局発行の西伯利経由欧州旅行案内というのもわたしにはおもしろかったのですが。ここらへんは管理人様既知の書物かも知れません。
ロシア関係ばかりですが、詩集なぞを並びたてますと思わぬ横槍が入りそうですからひた隠しにしておきます。
客の生態は恩地様のほうがご存知と思われますのでお任せいたします。
とりあえずこの辺で。また本棚から何か出ましたらご報告差し上げます。
雪様
早々に伺候いたしますのでお取り置きくださいまし。
登録希望 投稿者:龍之介
投稿日: 1月12日(日)16時56分36秒
HN通り芥川龍之介をこよなく愛す者です。
今後ともよろしくご指導ください。
「壁より拔出づる男の話」 投稿者:文庫中毒者
投稿日: 1月12日(日)17時09分26秒
彭城様
森銑三翁の『讀書日記』は読んだことがありませんが、マルセル・エイメの「壁抜け男」
のことではないでしょうか。最近では角川文庫で出ています。
(無題) 投稿者:人魚の嘆き
投稿日: 1月12日(日)18時26分44秒
風信子様
今日は管理人様共々大変お世話になり、ありがとうございました。
風信子様の思いが伝わるよい記念館ですね。ご発展をお祈り申し上げます。
ところで『曉と夕の詩』の帯の件ですが、帰宅して所有の2枚を見直し、興味深いことを発見しました。
それは、見せていただいた「袋帯」の形(すなわち文字を全て表紙に出す)にするための折目が、2枚ともないのです。しかも糊付けの跡もなし。
A版に付いた帯に関しては、戦後まで立原家にあったものだから、これは何の不思議もありません。
しかしB版の帯に関しては、高村光太郎に寄贈した本ですから、少なくともこれは「袋帯」の形で渡していないのは明白です。
他の寄贈された本の帯を見なければ断定は出来ませんが、文字の位置から考えて、今日見せていただいた形が、立原の意図していたものなのでしょう。
だが現実に寄贈するに際して、袋状では受贈者に不便だと思ったか、または本を開けるために袋帯を切って捨てられることを懸念したのかもしれませんね。
現段階で確定しているのは、帯は麦書房の複製の形ではなかったということです。あのように巻くのは不可能ですから。
彭城様
お持ちかもしれませんが、横浜美術館が刊行した『長谷川潔の世界』3巻本は、日夏との関係も詳細な重要文献ですね。
なお柴田宵曲が語学が堪能だったということは、死後の知人の対談でも出てきません。
「外国小説なんか読んでいないだろうと思う人ですが、いつの間にか読んでいる」と森は語っていますが、少なくともそこで言及されているロシア文学は、翻訳で読んでいる可能性が高いと思います。
文庫中毒者様
うろ覚えですが、エイメの「壁抜け男」は1940年代の作品ではないですか?
そうであると、昭和12年の話に出てくるのは別のものになりますね。
青垣山様
ご探求の『舞姫』は「浪速書林古書目録第33号、川端康成特輯」に出ています。去年6月の目録なので、残っているかは不明ですが・・・
感謝 投稿者:倉田
投稿日: 1月12日(日)19時14分13秒
人魚の嘆き様
ご厚意に甘えて、先程管理人様にメールをお送りいたしました。
森先生の書であれば、小説、詩歌句集いずれも贅沢は申しませんが、もし適うならば歌集でお願いいたします。
ご厚意に深謝いたします。
『人魚の贈り物』第三次登録希望 投稿者:hazedonca
投稿日: 1月12日(日)19時55分23秒
いつも拝見しているばかりでしたが、是非とも参加いたしたく、希望いたしました。未熟者ですが、よろしくお願いいたします。
第三次募集締め切り 投稿者:管理人&人魚の嘆き
投稿日: 1月12日(日)20時05分22秒
『人魚の贈り物』第三次募集の登録は締め切りました。
登録済みの有資格者は以下の方々です。(登録順)
B.『人魚の贈り物』登録者名簿 (第三次募集まで)
東様 風信子様 留女様 太宰ファン様 本とは?様 文庫丸様 賞物小僧様 孝一様 cogito様 くだん様 大熊様 葵の家様 由紀夫様 グレノリ様 金ちゃん様 大陸人様 天女の舞い様 小仏様 マヴォ様 文庫中毒者様ラビリンス様 永町様 imamura様 未練堂様 selah様 玉乃井雪様 yamanaka様 伸六様 健一様 Bori様 りょくと様 酔霧様 つるみとんぼ様 長さん様 恩地喜多八様 ヒヤシンス様 村山様 貞之介様 花筐様 大塚様 フリーズ様 善蔵様 大輔様 JIN様 慾呆け様 study様 立原道造が好き様 春の雪様 マルドロール様 鬼涙様 乱歩邸様 清二郎様 昌様 sakamoto様 彭城矯介様 落下傘様 散水弁様 四天王様 愛2003様 さくら堂様 ダークホース様 青垣山様 彗星の騎士様 雪白様 YT生様 谷口 様 白樺派様 私の耳は・・・様 おしの様 新雨様 龍之介様 hazedonca様 (以上72人)
改めて申し上げます
会場は「人魚の贈り物」ですのでお間違いの無き様。
『人魚の贈り物』には二日間だけ貼り付けますので、その間に予約してください。
贈り物が全て確定いたしましたら、その時点にて終了となります。
お名前を忘れずに、題名欄には『コレ、頂戴』と記し、コメント欄に希望の本をペーストして下さい。
ご来館御礼 投稿者:風信子
投稿日: 1月12日(日)21時08分47秒
管理人様
人魚の嘆き様
本日は、お忙しいところをお揃いでご来館くださいまして、ありがとうございました。
また、過分のお言葉を頂戴いたし、恐縮しております。
いただきましたアンケートは、コピーを提出し、家宝にすべく自宅に持ち帰りました。
折に触れて眺めては……厳しい状況を乗り越えるよすがにさせていただこうと思っております。
話題になりました『堀辰雄詩集』は、確かめましたところ、やはり「B第・號」でした。「・」はローマ数字のようで、水色の色鉛筆で書かれていました。あとは印刷です。また、黒ペン書の献呈署名はありますが、識語はありません。
大和書房の復刻版A& Bと比べてみましたが、殆どの頁に彩色された絵があり、「詩集」の題がある標題紙および奥付頁の絵には「紅子」のサインがある等々、不思議な点が多くみられました。
『曉と夕の詩』の「袋帯」につきましては、過日、杉山平一先生が、「リボンをかけたようにしてあった。」とおっしゃておられたことを思い出しました。先生にお会いした折に詳しくうかがおうと思っておりますが、もし、常識的な位置ではなく真中に持ってきた場合には、『萱草に寄す』楽譜本の別題の代りにもなります。
また、楽譜本につきましても、「HYACINTH・EDITION」の枠など、二冊で微妙な相違点が見受けられます。
というような訳で、様々な詩集につきましては、お時間がとれるときにご覧いただき、ご教示を願いたいことが多々ございますので、よろしくお願い申し上げます。
皆々様
東京大学弥生門前に立つ、まことに小さな館ですが、お出かけいただければ幸いに存じます。
本日からしばらくの間は、企画展示に加えまして、「管理人様&人魚の嘆き様ご来館記念」と題し、特別バージョンの稀覯詩集を展示いたしております。
http://www.orchid.co.jp/~tatihara/tatihara.htm
cogito様
今日は珍しく千客万来で、お二人が帰られた後、詩集を調べたり、花を生けたり、関係者の接待をしたりして……帰宅いたしましたら、ナント贈り物が終わっておりました。
次はcogitoさんのお教えに従いますから、ね!……独り言&ベソ……。
「壁より拔出づる男の話」続き 投稿者:文庫中毒者
投稿日: 1月12日(日)21時32分25秒
人魚の嘆き様
少し調べてみましたところ、確かにご指摘のとおり、短編集「壁抜け男」「Le Passe-Muraille」の刊行は、長島良三訳「壁抜け男」(角川文庫)によれば、1943年ガリマール書店となっております。
(蛇足ですが、生田耕作「第二の顔」世界大ロマン全集および創元社文庫によれば、「壁抜け男」は1946年刊となっていますが、これは、初版ではないかもしれません。また「マルタン君物語」講談社文庫の年譜では、1943年の短編集「城壁無敵」に該当すると思われます。)
けれども、エイメは(昭和7年以前から)、すでに想像力豊かな短編作家として知られていた(もちろん仏国において)との指摘(「異色作家短編集12 壁抜け男」早川書房の月報の鈴木力衛「エイメに期待」)があり、最初の短編集は昭和7年に刊行されておりますので、もしかしたら昭和12年以前に発表済の短編である可能性もあります。
そうすると、宵曲が、初出誌で読んでいたことを考えなくてはなりませんが。
人魚の嘆き様のご指摘を受けて、少し調べてみましたが、門外漢の私では以上のことが精一杯であります。初出年代など、どなたかフランス文学に造詣の深い方からのご教示を賜ればと存じます。
管理人様 投稿者:大輔
投稿日: 1月12日(日)23時13分50秒
管理人様
写真到着の由、安心いたしました。
皆様にあの素晴しい夜がよみがえらんことを。
神保町でお会いするのを心より楽しみにしております。
森銑三 投稿者:管理人
投稿日: 1月13日(月)03時17分48秒
彭城矯介様
小生とは少し年代の開きがあります事と、小生はテレビが全く無い様な環境下にいるか或いはテレビがありましても日本の放送が入らない処に居りました期間が長かったので力道山以来あまりテレビを見なくなりました。だから彭城様のタイトルは毎度毎度、全然判らないのですが次に何が飛び出すか愉しみにしております。無論内容も含めてでありますが。後で解説を拝見して勉強させて戴いております。
さて、碩学、森銑三が話題に上がりましたが大分、以前の事、小生が某雑誌に大正三年十一月、三芳屋発行の海賀変哲編に拠ります『落語の落』なる一書の紹介記事を二回に渉って書かして頂きました。その文中に「森銑三氏が初版と称しているお粗末な造本の『落語の落』は実は初版でなく同紙型を使った重版であるが奥付もそのまま初版の形式を残し日付の活字を変えただけなので間違えも無理からぬ・・・本当の初版本は・・・」と、さも鬼の首を取ったかの記述をしてしまいました。それから暫くの後、どうやって、その小文に森銑三の目がとまったのかは聞き漏らしましたが「誤りを正してくれて有難う」といった内容の丁寧且つ率直な手紙を戴きましたので、この方の書くものは信用がおけると強く思ったものでした。その後は小生が豊富な知識でも持ち合わせていたならば、もう少し面白いお付き合いをさせて頂いたかもしれませんが、そうではありませんものですから、ご高著を贈ってくださり小生が礼状を書く程度でしたが、良き思い出の一つとなりました。
それから古木鐵太郎ならぬ「古本鐵太郎」上手なので笑ってしまいました。以前に風信子様が間違えられました折には全く気づきませんでした。
酔っぱらい雪だるま様
カウンターの後ろに身を潜めても、すぐに見つけてしまいますよ。覚悟!!
りょうとく様
無理強いの寄稿に応えて戴きまして有難うございます。同テーマを押し付けた後のお二人のそれが楽しみです。
風信子様
本日はお忙しい中、館内を丁寧にご案内いただきまして有難うございました。
どうか、ご遠慮なく事ある度に「立原道造記念館」の宣伝をして下さい。
当世古書展気質 投稿者:ymnk
投稿日: 1月13日(月)05時24分15秒
管理人様直々の御指名とあらばと、恥ずかしき告白ひとつ。最近は青展のほかはございませんが、以前は時間があれば朝一に並んでおりました。・・・そうです、あれは西部会館、当時都内に下宿しており、高円寺まで自転車で30分、飛ばせば15分でした。九時半には外は開き既に漁られ済み、出遅れた。並びながらもう拾ったものを隣人に自慢している御仁。ウウム負けてはいられない。いざ開場そして雪崩れ込み、踏みつ踏まれつ、押され揉まれてよくぞ将棋倒しにならないもの。スリッパもそこそこに突撃。和本棚の前で早々に座り込み開始の御仁、入り口すぐに和本棚があったらたまったものではありません、こっちの御仁、あっちの御仁と障害物をよけよけ、何とか棚最前列へともぐり込み。上から下、下から上へとジグザグ目玉を動かしこれはと思えば兎に角手に取り・・・棚と平行に横に進んでいくと前の人間が立ち止まって読み始め、邪魔邪魔、開場直後のこの人混み、背後から追い越そうとすると最前列を維持できない、こういう時は立ち読みしている人間と本棚の僅かの隙間をしゃがんでいざるように通過、匍匐前進の勢いで無事最前列を維持、よっしゃ進め進め。うっ、誰だおならしたのは! 畜生め。しゃがんで立ち上がる時も要注意、頭の上には他人の頭、立つぞと意志を示しつつゆっくりと立ち上がらないとごっつんこ。さて、前方に床に積み上げられた雑誌の山発見。しかも先行者あり。必死に何かの記事を探してる模様、まさか同じ作家を捜しているのではあるまいな。先行者チェク済みの山を素早くチェック、ああこれでは埒があかないと逆側に回り込み先行者がまだ手をつけていない山に手をつける。ああ浅ましや、と自己嫌悪も一瞬で忘れ。気がつけばいつの間にか己もベッタリ座り込み。痛っ、誰だ人の頭に本落とすのは! ズボンの膝も手も真っ黒、夏場はしょっちゅう立ちくらみ、えっ鴎外「雁」が500円! と思いきや、きったない復刻本、逆に、復刻本にしてはやけに傷があると思いきや、奥付検印ホンもの朱肉の「春琴抄」これ100円。汗と埃とひといきれでむせかえり。誰かがこちらを覗き込んでる気配にハッと振り向くと「イイ本だなぁ〜」・・・たちくらみつつ両手に戦利品。会計を済ませ、外に出て一服、もうぐったり。四,五年前の西部会館での私の浅ましいひとこま。頓首。
「当世古書展気質」にお尋ね 投稿者:天女の舞い
投稿日: 1月13日(月)11時23分04秒
りょくと様
ymnk様
「当世古書展気質」を大変楽しく拝見しました。
一つお尋ねしたいのは、そういう修羅場に女性で参加されている方もいらっしゃるのでしょうか?
私などは臆してしまい、とても無理そうなのですが、おうかがい申し上げます。
訂正 投稿者:天女の舞い
投稿日: 1月13日(月)11時25分14秒
りょくと様は「古書展事情」でございましたね。
失礼いたしました。
りょうとく!? 投稿者:ryokuto
投稿日: 1月13日(月)14時04分30秒
最近名前が変わりつつあるようですが。
天女の舞い様
古書展には女性もちらほらとおります。
一番目立つのは古書店をやっているらしき女性ですが、初めは全然わかりませんでした。
あとはどこかの学芸員らしき方や、ひひ教授のおひきならぬ付き人らしきうら若き学生とか、たまに社会科見学に迷い込んだような学生など。
わたしも以前友達の女性を連れて行ったことがありましたが、署名本ばかりさがしている誰彼構わず話しかけるおじさんに話かけられたり、人が視界に入っていない人にぶつかられたりとで、なかなか閉口していたようです。
ymnk様も書いておりましたが、座り込む御仁も多いし、屁をひって足早に立ち去る方や、一度なぞは本に手を伸ばしたら、その手にくさめをかけられましたしとなかなか難儀な場所でありますから。
あまり失礼なことをされた時には、あやまったらいかがでしょうと言うのですが、そういう時はだいだいもごもごしながらどこかへ行ってしまう方が多いです。
でも東京の古書展は会期が二日ありますので、二日目なら割りと空いていることが多いです。ですから神田か五反田ならば参加しやすいかも知れません。
酔っ払いダルマの所為 投稿者:贋管理人
投稿日: 1月13日(月)14時23分35秒
↑ ↑ ↑
(無題) 投稿者:ymnk
投稿日: 1月13日(月)16時36分06秒
天女の舞い様
あくまで朝一番の時間帯、しかも一等込み合っているかたまりの中にもぐり込んだ、謂わば極端な場合(?)ですのでご安心を。りょくと様の仰るとおり女性の方も結構いらっしゃいます。ヘンな方もいらっしゃる反面面白い方もいらっしゃります(何方かに古書展紳士録を期待申し上げます)。
管理人様
拙文ちょっと品がなさすぎたかもしれませんがご容赦のほど。
オープン参加 投稿者:管理人
投稿日: 1月13日(月)16時52分24秒
りょくと様
ymnk様
期待に違わぬ大変おもしろい寄稿をありがとうございました。
しんがりの恩地様にも期待しております。
皆様
恩地様以外の方にも、「当世古書展事情」への投稿をお待ち申し上げます。
どんな内容でも結構ですが、とりわけ、私は地方の古書展のお話を聞きたく存じます。どなたかいらっしゃいませんか?
気持ち悪い 投稿者:雪だるま
投稿日: 1月13日(月)18時17分19秒
皆様 こんにちは。休日読書はいかがなものですか?
私、久しぶりにお酒を抜いて、白樺派の某氏の文庫片手に珈琲ばかり飲んでいたら、気持ち悪くなってしまいました。(5杯目に蜂蜜を入れたのが敗因)
文庫二冊目の途中ですが、この気分の悪さに小説まで不愉快になったら嫌なので、月刊現代の2月号にチェンジすることに致します。
天女の舞様
こんにちは。金曜日の昼前後でしたらお供しますよ。なんせ古書展の変った人ウォッチャーですから。要注意人物を妙齢のお嬢様に近づけない策ぐらい伝授できます。
しかし、両肩に剣山がつけた人がいた場合はどうすればいいいか思案中です。
まぁ、私より適任の方が何人もいますので、紳士に申し出てくだされば良いのですが。
ところで、地べたで和本を漁る人は皆様のご存知の方や私の近しい人二,三であるの可能性が強いのでで、軽く蹴る程度にしてあげてくださいね。
ymnk様
「イイ本だなぁ〜」に一笑。
管理人様
岐阜の某氏は本日外出との情報を得ております。
岐阜の古書展 投稿者:cogito
投稿日: 1月13日(月)19時42分50秒
岐阜の古書展は、年一回催される「デバート古書展」が有名です。といふかそれしきゃない。で、目録もらったことのある人は知ってるでせうけれど、目録に載ってる本は見るだけで「注文することができない※」んですよねー。つまり全品が抽選なしの当日早い者勝ち。とにかく会場に行かないと埒があかないわけです。だから欲しい本が出ることがわかったら、気が気ぢゃない。昔は柳ケ瀬の「近鉄デバート」が会場だったんですけれど、潰れたんで今は新岐阜の「名鉄百貨店」(ホント、あかぬけないねー)でやる訳なんですが、とにかく10時開店なわけでせう。地方で開催される数尠い古書展だから、地元の人だけぢゃなく「初心い物件」を狙って東京大坂からの業者らしき皆さんもうちまじり、さあみなさん、一階入口に集結して今か今かと開店を待ちわびてる。ですけどね、「cogitoの極秘必勝講座」としては、ここで「名鉄改札口から直接百貨店二階へ入る"ずるっこの入口"」を教へてあげませうかね(イエローカード出てるし、仕方ないから)。ここからエスカレーターを駆け足で上れば、初日の一番乗りはまず貴方に間違ひなしであります。
まぁ、あとはymnkさまが書かれたとほりですね。古本好きにマナー・ルックスの地域差なし。東京とちがふのは、郷土文献を漁る"チロリアンタイ"をしめたおぢいちゃん好事家が、しかつめらしく本を手にとっては一冊一冊、眼鏡の奥の目を細めてる姿くらゐでせうかね。後ろからこそっと窺くとなんでもない詩吟や盆景の本だったりする。長生きできたらかういふぢいちゃんにぼくもなりたいな。
これもイイ本ですよ 投稿者:くだん
投稿日: 1月13日(月)19時57分20秒
地方の古書展ではありませんが、
ymnk様の「イイ本だなぁ〜」のエピソードを読んで
昨夏のデパート古書展のことを思い出しました。
昨夏は時間の都合がついて、幾つかのデパート古書展初日に行くことができました。
新宿伊勢丹古書展へ行ったときのこと、初日の開場と共に入ると、
りょくと様やymnk様が描かれたごとく、押し合いへし合いでした。(西部古書展ほどではありません。あそこの開場後15分は壮絶なので、たまに行けるときは少し時間をずらして行っています。)
小沼丹の単行本やら早川ポケットミステリの絶版本を見つけて両手に抱え、更に棚を物色しておりましたら、隣にいた見知らぬ小父さんが「これもイイ本ですよ」といって箱入りの本を1冊渡してくださいました。
その方はその数週間前のデパート古書展でもお見かけしたかたで、服装がインパクトがあるので覚えていました。ご夫婦づれで、古本屋さんのようにお見受けしました。(奥様らしき女性にどこどこの棚のこれこれをチェックしろと指示されていましたので)
で、私が渡されたそのイイ本は、木山捷平の「見るだけの妻」(昨日の「人魚の贈り物」にも出ていましたね。)でした。名のみ知っていた木山捷平の本を初めて購入することとなりました。
古書展で見知らぬ方に本を薦められたのは後にも先にもこの時だけです。
今年はT書店や機会があれば古書展に行って、阿佐ヶ谷文士達の本を探してみたいと思います。
(無題) 投稿者:天女の舞い
投稿日: 1月13日(月)20時20分23秒
りょくと様
ymnk様
未知の世界へ誘っていただき感謝申し上げます。
公私共に古書を必要とする私にとって、古書展は十分魅力的な憧れの場所ですが、臆病者なので人ごみをかきわける勇気がございません。
いずれ教えて下さった二日目の空いた時間に参ろうと思います。
ありがとうございました。
雪だるま様
こんにちは。
今日私は、川端の研究書を読んでおりました。
さて古書展の件について、今は仕事の関係で金曜日は難しいのですが、チャンスがあったらぜひご一緒させていただければ心強いです。
私は妙齢を過ぎた者なのですが、あがり症で緊張ばかりしていて、対人関係が下手で自分でも嫌になってしまうことがあります。
だから、雪だるま様が管理人様や人魚の嘆き様とお親しくされているのをここで拝見して、とても羨ましく感じます。
ダークホース様も書かれていましたけれど、私もお二人と初めて会った時は緊張のあまり倒れてしまうかと思ったほどです。
ダークホース様はすぐに我を取り戻されたようですが、私はいまだに駄目ですね。
先日も人魚の嘆き様とお目にかかった折に、お聞きしたいことが山のようにあったのに、緊張してほとんどお尋ねできませんでした。
なんだか話がずれてしまいましたが、お店のご繁盛をお祈り申し上げます。
岐阜の古書展 投稿者:人魚の嘆き
投稿日: 1月13日(月)20時45分44秒
管理人様
「岐阜の古書展」が出てきた以上、伝説の「管理人独占事件」を書かないわけにはいかないでしょう。具体的かつ詳細にお願いします。
古書展点景 投稿者:文庫中毒者
投稿日: 1月13日(月)21時28分53秒
西部古書会館の開場には何回か行ったことがあります。開場10分前程には入り口の戸前に20人ぐらいの人が、アルミ戸をじっと睨み付けて(中には中の様子をつかもうと耳を押し当てる人も)、今か今かと、その背にエネルギーをみなぎらせて待機しております。とても近寄れる雰囲気ではありません。一気にダッシュできるように、まるで、全国都道府県女子駅伝のスタートそっくりです。
私なんぞその後姿を眼にしただけで、怖気付き、さらに世の中の広さに驚愕し(なんと不思議な人類なんでしょう)、思わず、ずっと後ろで待機する自分の、人間として正常さにホッとしたりします。(こういうのを五十歩百歩というのでしょね)
でも最前列から5・6列までの中に、女性が数人混ざっていることもしっかりと目にしております。
開場となると、ドットなだれ込み、あとは押し合いへし合いです。もっとも西部古書会館の中ではあまり拾い物はなく、むしろ、外の均一台のほうで、ちょっとした物を見つけることが多いようです。
地方の古書展というと、我が県では、デパートで1〜2回開かれる程度です。それも出品店は、毎回顔ぶれがほとんど同じで、品物もかわり映えしません。それに値付けも少し前の神保町と同じで強気な店が多く、ネットで注文したほうがよっぽど安上がりとなりますから、あまり魅力はありません。初日に並んだことはなく、ゆっくり行っても、お客は閑散としており、出品古書店関係者の方が多いこともあります。これで商売になるのかなと思ってしまいますが、主要なものは目録で捌けているのでしょう。
教育会館の古書展では会場前廊下に2列縦隊に並びますから、開場後静々と入場し、落ち着いた雰囲気です。人ごみが苦手な人には、こちらの方がお勧めです。
古書展会場に入ると、博物館や美術館と同様ちゃんと動線(進む方向)が設定されています。教育会館では、入って右手の方に曲がって見ていきます。これは、平で見せている本の重ね具合ですぐ見当が付くはずです。この方向に逆らうと、人とぶつかってばかりいてしんどいのですが、世の中に不満のある人は、たまにはやってみてはいかがでしょう。顰蹙を買うこと請け合いです。
古書展ではなく、県内の古書店での見聞ですが、ある80歳を越えた郷土史家をよく見かけます。手帳のメモを見ながら、それはそれは熱心に書棚を見て回っておられます。先日後ろからそっと覗くと、手帳にびっしりと探求書が書き付けてありました。元気であとどれくらい読めるのかわかりませんが、私も将来ああなるのかなと思い、人ごとではありませんでした。
岐阜の勝利者は語る 投稿者:管理人
投稿日: 1月13日(月)22時34分52秒
cogito様の証言にある様に岐阜の「近鉄デバート古書展」は目録注文なし、全ての本が会場に並ぶ古のスタイルでありました。目録が送られてまいりますと先ずは狙いの獲物にチェックを入れてゆく作業を丹念に致します。次に目標の優先順位をAクラスよりCクラスまでに分けます。Aクラスの中でも、絶対にこれだけはと思う本には赤鉛筆の特別印がつきます。前日の早い新幹線で岐阜に乗り込み、ホテルのチェックインを済ませるや、すぐにデパートに行き会場の下見を丹念に致します。会場の七回に至るエレベーター、エスカレーター、階段、殊に一番乗りを目指す本屋への最短ルートを入念に調べます。当然タイムの計測も致します。翌朝、七時頃に行きますとデパートの入り口には既に二十人ほど並んでおります。東京の古書展で良く見かけるセドリ屋や例のおじさんもいたりして、中々面白いメンバーが出揃っています。寒いから前のお兄ちゃんに順番を頼んで九時四十五分頃まで、前の喫茶店に入って時間をつぶします。勿論、順番待ちのお兄ちゃんにもコーヒーを届けさせます。さて、開店と同時に一斉にスタート、山で散々鍛えられた健脚はエスカレーターを一気に駆け上がり四階につく頃には既に先頭に立ち、息切れも無く会場に着いたときは、ぶっちぎり、印をつけた本は一冊残らず戴きでありました。室生犀星の子供の本としては結構珍なる「四つのたから」(東京から来た連中は皆これ狙ってたの)があったり、兎に角、この目録のラインナップは良かった。ダンボール二箱送らせました。その次の年は、もっと面白かった。エスカレーターは危ないから階段でと言う事に主催者が勝手に決めて、皆が開店前に一つの階段下に誘導され待機、係員がOKを出したものだから、皆が階段を駆け上がる。小生、当然のごとく一等賞でありました。ところが、会場に着いた途端、上にいた係員がまだ開店時間にならないから駄目と言い、更には。もう一度、一階まで降りろと言い、皆しぶしぶ従うが、殆どの連中は息切れ状態。三分後に再スタート、断然、一等賞しかも他の連中が来るまで三分間は一人きり。何故か、この年も連続で
「四つのたから」が出たんだよね。ダンボール四箱送らせました。
その翌年は目録の質が極端に落ちた事、皆さんが良くご存知のおじさんが主催者にねじ込んだためエレベーターで会場の前まで誘導そこからのスタートとなってしまったため以後、欠場。終わり。
いにしへより 投稿者:cogito
投稿日: 1月13日(月)22時51分10秒
Å 美濃を制するものは天下を制すと申します。
φ(・∀・)
/≡≡≡/|
| ̄ ̄ ̄ ̄| |
| みかん |/
皆さん凄いですねえ 投稿者:ラビリンス
投稿日: 1月14日(火)09時08分36秒
つわものが揃うBBSだから、古書展常連の方も多いとは思っていましたが、
それにしても皆さん凄いですねえ。私のように金曜の午後からのそのそ出て行く人間は、いい本に巡り合うはずないですね。なにやら納得してしまいました
健脚一番 投稿者:雪だるま
投稿日: 1月14日(火)10時38分48秒
雪です。おはようございます。今朝はめずらしく酔っておりません。
ただ、ハイテンションなだけですので悪しからず。
cogito様 くだん様 文庫中毒様 ymnk様 りょうちゃん
かっこいいじいちゃんに皆でなって戦利品を「人魚の嘆き」でご自慢下さい。
私もヒヒ婆になって戦利品から「これ!頂戴!」させていただきます。
管理人様
疾走するお姿を想像するだけで天才アルピニスト伝説はやはり本当なんだと納得してしまいました。
人魚の嘆き様
天女の舞様とダークホース様を一度当店にご案内下さいませ。もし、難しい様でしたらお二人が
いらしゃいましたら、貴殿の付けにしておきます。(笑)二人が飲兵衛だった場合はご勘弁を。
私はシャンパンで我慢します。
風信子様 天女の舞様 ダークホース様
と、いうことで女同士盛り上がりましょう。是非是非お出まし下さい。
そして、いろいろ私にお勉強させてくださいまし。シャンパンはもちろん甘いカクテルも珈琲、
紅茶、フレッシュジュースも有りますので女人にも結構喜ばれています。
風伸子様は確かルージュバンでしたわよね。
二人でボトル一本飲んじゃいましょう!フランスでだいぶワインを飲みましたので安くて美味しい
ワインを仕入れられました。この分はコギト様に請求書を送りつけます。(笑)
唇寒き 投稿者:雪だるま
投稿日: 1月14日(火)10時48分37秒
どうして、投稿前に読み直さないのでしょう。
本文中 風信子様のお名前を風伸子としてしまいました。ごめんなさい。
ね、りょうちゃん。
岐阜での体験 投稿者:大衆王
投稿日: 1月14日(火)13時32分51秒
今は昔、岐阜のとあるデパートで古書展あり。大衆物も仰山出品さる。
若き大衆王も張り切って前日から美濃路へ馳せ参じ、準備万端当日を迎える。行列の前から数番目なりき。
スタートの号砲と共にエスカレーターを四段飛びで駆け上がる。と、その時、吾の横を韋駄天の如く走り抜け、瞬く間に雲間に消えし男あり。
会場到達は同着の2位なり。韋駄天男は既に両手に溢れんばかりの本を抱え、帳場に置くなり「これ、置いといて」の一言。
彼はまた吾らと共に古書漁りに参戦す。そのど迫力、辺りに人を寄せ付けず、鬼神阿修羅のごとし。
されど何たる天恵か。韋駄天男は専ら純文学と雑誌を取り、大衆物には関心を示さず。吾幸いにして、鬼神との対決で流血することなく、目的の書物を獲得す。
吾は彼の名を知らず、その後も出会うことなし。世にも恐るべき人間とのあの遭遇は、或いは夢幻の類かとおぼゆ。
ところが本日、十数年の星霜を経て、鬼神阿修羅は管理人となり、吾が眼前に姿を現したり。
吾驚愕し、また驚喜す。これ又神の導きなりや。ありがたや。ありがたや。
お願い 投稿者:倉田
投稿日: 1月14日(火)13時48分34秒
管理人様
森先生とご親交があったと知り、そのような御方のホームページに参加できたことを光栄に存じます。
そして大変不躾なお願いですが、お書きになられた大正三年十一月、三芳
屋発行の海賀変哲編『落語の落』の写真を拝見したく、なにとぞお取り計らい願います。
和田傳 投稿者:管理人
投稿日: 1月14日(火)14時20分20秒
kiku隊員様
kiku様は厚木の人でしたか、実は小生は生前の和田傳は存じ上げません。書誌『砂子屋書房本』を作成する過程で念のために和田家の資料を拝見させて頂き、以来とても親しくお付き合い戴くようになり「プラハの春音楽祭」へご案内したり他のオペラへご一緒したり致しまして今日に至っております。
倉田様
『落語の落』ですが、たまたま森銑三が、その版と巡りあわなかっただけの事で、その本自体は珍と言うほどの本ではなかろうと思いますのでHPに付け加える積りはございません。
書影をお送りいたしますのでメールアドレスを下さい。
古書展のこと、その1 投稿者:恩地喜多八
投稿日: 1月14日(火)19時45分12秒
ご報告遅くなって申し訳ありません。古書展に集う人々については皆様からいろいろ書き込みがありましたので、私は古書展にまだあまりなじみのない方々用に入門編という感じで書いてみようかと思います。
以前は掘り出し物が多々あったという話は先輩方からよく聞きますが、目録やインターネットで情報が行き渡った現在では、所謂世間でよく知られた本の掘り出し物というのは、今の古書展ではまず無理でしょう。で、当世の古書展での目的はというと、
1.古書店で2,3千円で買えるよくある本を千円以内で欲しい時。
2.高い近代文学書の初版美本は買えないけど、重版でもいいから元版で安く欲しい時。
3.世間で評価されていない作家、忘れられた作家の本で、古書目録にも載らないようなものを探す時。
4.資料(初筆誌、パンフ、その他変なもの)を探す時。
5.和本を買う時。
6.勉強。
といったところでしょうか。いい本が出なくなったとはいえ、これらの目的のためにはまだまだ古書展は利用価値大だと思います。
東京では現在、神保町、五反田、高円寺の三ヶ所で定期的に開催されていますが、何に興味があるかで、面白いと思う会も異なるでしょう。私が今面白いと思うのは、神保町では「まど展」、「趣味展」、次いで、「愛書会」、「和洋会」、「ぐろりあ」といったところでしょうか。
明日、最近の収穫について、続きの報告をいたします。
『青年新体詩集』 投稿者:私の耳は・・・
投稿日: 1月14日(火)20時10分11秒
人魚の嘆き様
初めまして。私は明治、大正の詩集を5年ほど前から目録中心に集めている者です。人魚の嘆き様の書かれたものは古書通信で一番最初に読み、特に詩集関係はコピーして
保存し、勉強しています。未熟者ですが、どうぞお見知りおきお願い申し上げます。
尊敬する人魚の嘆き様に直接お聞きするのは恐れ多
いことながら、かねて疑問のことをお尋ねすることをお許しください。それは新潮社の前の新声社が最初に出した「青年新体詩集」についてです。私はキャリアは短いですが、人魚の嘆き様にならって過去の目録は随分と揃えてきましたが、(まだ
誇れるほどではありませんが)この本を見たことがないのです。この本はかなり珍しいのでしょうか。
それと『詩歌書影手帖』にはこの本の外装を(袋カバー)と書いてあるのですが、袋カバーとはいかなるものなのでしょう。(もしかしたら無地の袋のことなのでしようか)。人魚の嘆き様のような大家にうかがうには初歩的な問題か
もしれません。お許しの上、ご教示を是非こい願うものです。
古書展の目録 投稿者:マルドロール
投稿日: 1月14日(火)21時24分59秒
恩地喜多八様
お書きになった各古書展の目録は、どこで手に入るのですか?
インターネットで申し込みできるのでしょうか?
書肆bar「ゆきをんな」 投稿者:彭城矯介
投稿日: 1月15日(水)00時30分19秒
「つまり、或る時の懐具合によつて、書癡自身の影が雪のスクリーンに映し出される事がある」
いよいよ意味不明で濟みません。
>管理人樣
「わたくしはほとんど電氣紙芝居を見たことがない」であらせられましたか。
森翁の貴重なエピソードを御紹介頂き有難う御座いました。
書癡たる者、努めて廣範圍に目配りをし、且つ謙虚であらねばならぬ、との言外の御訓辭を肝に銘じます。
しかし、「書物搜査研究所(BRI)」所長の御名は、古本鐵太郎よりも寧ろ古木春哉氏ならぬ
「古本善哉」の方が宜しいかと考へ直しました。
いや、cogito樣の書かれた「古本鐵人」がベストでせうか。更なる御無禮お許し下さい。
細かい話乍ら、中谷孝雄氏書目の『同人』の「目次」の部分、
日本浪曼派とあるべきところが日本浪漫派になつてをります。
確かこの本、他ならぬ保田氏が「漫」ではなくて「曼」にせよ、と主張した旨が記されてゐたと記憶致しますが。間違つてをりましたら御容赦下さいませ。
>人魚の嘆き樣
御教示有難う御座います。
長谷川潔關係は値が張る物が多く、なかなか手が出ませんが、
いつの日か縁が巡つて來るやうに祈つてをります。
>文庫中毒者樣
お手間を取らせてしまひ申しわけ御座いません。勿論エイメは承知してゐたのです。
ただ人魚の嘆き樣の御指摘の如く、昭和12年となればエイメ以前の誰かではないかと思ひまして。
ゴーチェかメリメの中に該當する作品があればよいのですが。
>玉乃井雪樣
その名に相應しく冷たくも美しい御方と信じてをりましたのに、實は隱れゴシップ・ローマン派であらせられたとは。
「ぷ。塚本門とか言つて『水葬物語』も持つてない半可通が、場違ひな大昔の子供番組の話題か何か長長と書込んで赤恥掻いてるの。もう可笑しくて」とかですか。御寮人樣、堪忍して下さいまし。
私は下戸ですので、新宿の某barと言はれましても全く分かりません。もしかしてKロノスとかでせうか。
私は詩歌よりも随筆類、特にアフォリズムに近い斷章形式のものや、
短い文章の中に筆者の蘊蓄と創見と惡態が炸裂してゐるやうなものが好きです。
近松秋江の「文壇無駄話」みたいなのが理想的ですね。
是非ともメニューに藻具根中丼とか根津罵亞丼をお加へ下さいますやう。私は食べませんが。
戲れに一首(恥の上塗り)。
「銀の雪喰べよ」と告げる巫女ありて階段落ちの書癡の屍
改めまして 投稿者:kiku
投稿日: 1月15日(水)01時24分37秒
はじめまして。cogito様の掲示板で“場違い”な振る舞いに及びましたkikuと申します。こちらで御返事を頂きましたので、改めて御礼申し上げます。
管理人様の「現地調査」は私の地元にも及んでいたのですね。和田家とも親しくされているというのは、ご自身も随筆等をお書きになる御息女の事でしょうか。先生を訪ねていった際にはいつも丁寧に応対していただき、そのお優しい人柄には子供心にも感謝の念を抱いていました。先生の御通夜の席以来20年近くお会いしていませんが、一昨年には和田傳生誕100年記念書誌『鰯雲立』を人伝てにご恵送くださいました。人伝てなのは私の長年に渡る不義理のせいですので、覚えていていただいた事自体が驚きでしたが、変わらぬご親切には改めて感謝する思いでした。
本日、地元図書館勤務の友人司書に確認したところ、『妖土』はじめ砂子屋書房刊行本は複数所蔵しているとの事。和田傳文庫を称しているのですから、考えてみれば(考えてみなくても)当然の事でした。せっかく近隣にあるのですから、近々実物を拝みに行こうと思います。
初めての書き込みで私的な思い出話など述べてしまい、失礼致しました。浅学無知な未熟者ですが、今後とも宜しくお願い申し上げます。
御礼 投稿者:管理人
投稿日: 1月15日(水)01時25分11秒
彭城矯介様
『同人』の「目次」の誤りをご指摘戴きまして有り難うございます。
早速、修理に取りかかります。
それにしても春哉氏の名が出てきたのには、聊か驚かされました。
またまた今度は何が飛び出すやら楽しみにしております。
kiku様大歓迎 投稿者:管理人
投稿日: 1月15日(水)03時01分19秒
kiku様
はじめまして。こちらこそ何卒宜しくお願い申し上げます.
kiku様の投稿に気づかずにcogito様の掲示板に大した事ではないのだけれど「kiku隊員」宛のメッセージを書き込んでしまいました.
和田家とは御息女から娘さんから、お孫さんまで親しくお付き合いをしております.音楽一家なので、その方面では随分いろいろな事を教えていただいております.
今度、和田さんの処に遊びに行くときはkiku様も是非お誘い致したく存じます.処でkiku様が誤って『妖土』とお書きになった個所は過去ログに掲載の折には『沃土』と訂正致しますね.
彭城矯介様
先程書き忘れました事。近松秋江の「文壇無駄話」が御好きだとすれば当然、安成貞雄の『文壇与太話』も御好きでしょうね.
赤黄男の題簽 投稿者:葵の家
投稿日: 1月15日(水)03時41分06秒
雪白さま
「幸矢」には目次の裏面(次頁)に題簽 富澤赤黄男と表記があります
「蕗子」の題簽と文字の感じが似ているように思われるのですが、こちらにはその記載がないので確証はできません。「水葬物語」ではどのようになっておりますか?よろしかったらお教えください。
また「葵の家」のHNは、私の好きな詩人の未完の詩集のタイトルからとりました我ながらお恥ずかしいかぎりですが、実際の私は古典素養を著しく欠いてしまっているような者です
彭城矯介さま
私自身、まだ浅学の身ですので指摘などのつもりではありませんでした(どうも、この掲示板に書き込もうとすると緊張してしまって、表現が硬くなってしまいます。もし失礼な箇所がございましたらお許しください)
また、5人目というわけではありませんが「天の狼」の後版はご覧になったことがございますか?
私はかなり前にガラスケースに入っているのを見かけたのですが、そのときに「蕗子に似ているなあ」と感じた記憶があります。ただ、これはまったくの不確かな記憶ですので、参考になさらないでください。私自身実物をもう一度確認してみたいと思っています。
赤面 投稿者:kiku
投稿日: 1月15日(水)05時16分43秒
管理人様
訂正、どうか、よろしくお願いします(汗)。
和田家へのお誘い、ありがとうございます。ご迷惑でなければ、ぜひ御相伴に預かりたく存じます。(cogito様の掲示板も拝見致しました。お忙しい中、丁寧な御返事をいただき、こちらもありがとうございました。)
再確認 投稿者:人魚の嘆き
投稿日: 1月15日(水)10時00分01秒
皆様
cogito様の掲示板で起こっている問題について、管理人様からのご指示もあり、「Salon De 書痴の考え方」を改めて書きます。ほとんどの方にとっては言わずもがなのことだとは思いますが、なぜかいつも私がこの役割を担う運命にあるようなので、ご了承ください。
一言で申し上げれば、「個人的な恨みつらみ、トラブルなどは、堂々とお互いが名乗りあって晴らす、ないしは解決すべきことであって、匿名性が高く、しかもその問題に何ら関係のない不特定多数の参加するインターネット上の書き込みは差し控える」というのが、管理人様とその従者たる私の意見です。
今回のG氏とT氏間のトラブルについても、Salon De 書痴は関知しないし、巻き込まれるのは迷惑です。従って、「T氏のHPとリンクしているところには書き込まないつもりだったが」うんぬん(正確な表現は忘れました)というG氏の書き込みは確かに不適切でした。
しかし、雪様(雪だるま様?)のご指摘もあってそれを謝罪し撤回されたのだから、この問題は終わったわけです。それを執念深く追及するかのようなX氏のcogito様掲示板での「異様な」書き込みは、先に書いた「Salon De 書痴の考え方」には著しく逸脱するので、もしここに書かれたら当然削除いたします。
現在インターネット上では、表現の自由を履き違えて、好き勝手な発言が許されると主張し、暴露・中傷などが様々な形で行われているのはご承知の通りです。私たちは、そういう輩と議論する気はさらさらありません。ただ、違う世界の人間だと思うだけです。そしてまた、Salon De 書痴からはそういう人間を排除します。書痴の憩いの場だからこそ、Salon De 書痴と命名したのですから。
どうか、意のあるところをご理解いただければ幸いです。
古書展目録入手のこと 投稿者:恩地喜多八
投稿日: 1月15日(水)17時15分22秒
マルドロール様
先に書きました古書展の目録の入手方法ですが、もし、東京近郊にお住まいなら、一度古書展にいらして、その場で
申し込まれるのが一番早いでしょう。以前、古書会館でやっていた時は、一階に各古書展のポストがあったので、
そこに住所を入れておけばよかったのですが、今は教育会館に「間借り」の状態なのでポストなどないでしょうから、
会場にいらっしゃれない場合は、入手方法を参加店に問い合わせてみるのが一番確かです。各古書展の年間スケジュールは
スケジュール表が無料でもらえますし、また、「日本の古書店」か何かのホームページにも出ていると思います。
一度登録してしまえば、約2年間ほどは、自動的に送られてくるようです。
古書展報告の続きは、今日はちょっと時間が無くなってしまったので、申し訳ありませんが明日書きます。
「水葬物語」 投稿者:雪白
投稿日: 1月15日(水)19時57分13秒
彭城矯介様
葵の家様
「水葬物語」の装丁者は奥付に記載されていません。また、表題は活字体で富澤赤黄男の字ではありません。
逆にお二人にお尋ねしたいのですが、「蕗子」と「水葬物語」は限定部数は同じですが、片や句集片や歌集で、発行所も装丁も異なります。
「蕗子」は東京太陽系社刊で富澤赤黄男の序文もありますが、「水葬物語」がこれと兄弟関係とはどういう繋がりからなのでしょうか?
ご教示よろしくお願い申し上げます。
(無題) 投稿者:くだん
投稿日: 1月15日(水)20時07分17秒
風信子様
一昨日の月曜に(祝日は開館とホームページで確認しましたので)、
立原道造記念館の「立原道造パステル画展」を拝見させていただきました。
10代半ばで描いたとは想像し難い繊細なタッチの画もあれば、素朴なもの、ファンタジックなものもあり良かったです。「蛙」の研究ノートはもう少し中身を見てみたい気がしました。もうすぐ開館6周年とのこと、ますますのご発展を祈念いたします。
大輔様
本日、「人魚の嘆き」にて「Salon De 書痴」忘年会の写真を雪様より受け取りました。写真を眺めますと改めてあの楽しい時間を思いだします。有り難うございました。
先日お送りした葉書にも書きましたが、私、ワグネリアンとナイアガラーなので、三島由紀夫だけでなく、ビートルズやロックについてもいろいろと教えてください。
管理人様
里見とんの「桐畑」を受け取りまして、雪様に千円を預かっていただきました。鎌倉の文士達にも興味があり、読むのが楽しみです。
人魚の嘆き様
今日は偶然お会いすることができまして、お話だけでなく、色々と有り難うございました。神保町へ行くのがますます楽しみになりました。
雪様
りょくと様
「人魚の嘆き」のBGM、ドビュッシーからロシアン・ロックまで守備範囲が拡がって、今後はどうなっていくのか興味があります。
肝に銘じました 投稿者:新雨
投稿日: 1月15日(水)21時23分22秒
管理人様人魚の嘆き様 「Salon De 書痴の考え方」に心から賛同いたします。私のような新入りも安心して書き込めるのは、お二人の暖かいご配慮の賜物と肝に銘じました。これからもどうぞよろしく。
(無題) 投稿者:人魚の嘆き
投稿日: 1月15日(水)22時51分31秒
私の耳は・・・様
明治大正の詩集に関心がおありとは嬉しい限りです。同好の士として、ご遠慮なくお尋ねください。わかる限りのお答えを申し上げます。
さて、『青年新体詩集』は以前から少ない本です。外装は袋で、タイトルと出版社名と佐々木信綱、大町桂月など4人の序文等を書いた人物の名前が入っています。これを今井先生が「袋カバー」と称した理由は不明です。ちなみに、「今井文庫」に収められた『青年新体詩集』は外装が付いていません。
大輔様
写真ありがとうございました。
大輔様が私の横で微笑んでいる写真が妙に印象的です。
くだん様
りょくと様
今度はゆっくり飲みたいですね。
cogito様も来ないかな。会いたいな。
彭城様
酩酊雪だるまが、人間違えのお詫びを近く書き込むと存じます。
管理人様も下戸ですから、これに懲りずにいつか「人魚の嘆き」で、日夏本や怪奇大作戦、ウルトラQをつまみに話しましょう。
雪だるま様
このHNでは、『人魚の贈り物』は参加できませんが・・・
「人魚の嘆き」へ連れて行く女性は「彼女」だけと厳命されておりますので、天女の舞い、ダークホース両嬢は管理人様と一緒か、または一人で行っていただきます。
一人の場合、田中美佐子に似ていれば天女の舞い様、吉岡美穂に似ていればダークホース様です。雪だるまー宮本信子に負けないくらい似ていらっしゃいますよ。どちらかお一人をスカウトできれば、「人魚の嘆き」はより大繁盛で、隣も借りる日は近いと思います。
天女の舞い様
ダークホース様
戯言をお許しください。
管理人様
ご帰京を待たずに、別BBSにて単独行動することをお許し願えますか?
プロデューサー惠幻子 投稿者:彭城矯介
投稿日: 1月15日(水)23時43分24秒
>雪白樣
>葵の家樣
少し整理してみませう。
『蕗子』『幸矢』『隱花植物』『水葬物語』他の句集歌集は、高柳重信のプロデュースにより、池上浩山人が製本、高柳年雄が印刷を擔當した一聯の書物と位置付けるべきかと存じます。
基本的には、いづれも自費出版でせうから、發行所の名稱がそれぞれ違ふのは當然です。
恐らく、中原史人が装訂を擔當したのは『蕗子』だけで、後の本は『蕗子』を原型として、浩山人が適當にアレンジを加へたものと考へるべきではないでせうか。
装訂者の著作權を無視してゐるとも言へませうが、何分にも一時代前の事ゆゑ致し方ありますまい。
これは勿論、私の勝手な推測に過ぎませんが、さう考へれば塚本先生が『水葬物語』の装訂は、池上浩山人の手による物と信じ込んでをられるのも理解出來ます。まあ、大變に思ひ込みの激しい方ではありますが。
「兄弟」云云は、同時代を共有した同世代の詩歌人の共闘意識の表現とでもお考へ下さい。
塚本先生が、『幸矢』を兄弟に入れてゐないのは、御存じないか、お好きでないかのどちらかだと思はれます。
以下のリストに調整を加へて頂ければ幸ひです。(基本はA5變形和綴本)
著者名 書名 發行所 發行日 題簽
高柳重信 句集『蕗子』 (東京太陽系社) 昭和25年08月25日
本島高弓 句集『幸矢』 ( ) 昭和25年12月22日 富澤赤黄男
楠本憲吉 句集『隱花植物』(隱花植物刊行會) 昭和26年05月01日 久米正雄 貼函入
塚本邦雄 歌集『水葬物語』(メトード社) 昭和26年08月07日 カヴァー付
しかし、『蕗子』の特装版といふのは120部とは別に3部あるのか、120部の内の3部なのか、どちらなのでせうか。
(無題) 投稿者:人魚の嘆き
投稿日: 1月16日(木)00時06分11秒
彭城矯介様
「戦後」は弱いのですが、知っていることだけ列記します。
『蕗子』はカバー付、題簽は富澤赤黄男。
『幸矢』の発行所は東京太陽系社、カバー付。
この2冊は共に富澤赤黄男による題簽・序文が入る同装丁の本で、出版の中心人物は彼です。
なお、『蕗子』の特装版は120部とは別です。
以上、ご参考になれば幸いです。
(無題) 投稿者:風信子
投稿日: 1月16日(木)04時23分02秒
くだん様
立原道造記念館にお越しくださいましてありがとうございました。
13日は、13時から20時頃まで4階の屋根裏部屋におりました。
受付でお声をかけていただければお会いできましたのに・・・残念でございます。
館とは“二足の草鞋”で関わっておりますため、平日は殆どメール&ファックス&電話での対応になりますが、休日は用事があれば行っております。
「蛙」について研究した2冊のノートには、古今東西の様々な分野の本等から採録した「蛙」に関する記述があり、立原が、中学時代に身につけた知識の源が垣間見えて、なかなか興味深いものです。
全ての頁をお見せしたいのですが、ノートですからばらばらにもできず、中身は複製でしかお目にかけられないので、可能なかぎり実資料を展示してゆきたいという方針もありますし、展示には難しいものがあります。
お詫びのつもりで、ノートに挟んでありました切り抜きなどを展観しておりますが、どうぞ、お許しくださいませ。
パステル画は相当数所蔵しており、新春企画展として毎年お正月に絵を入れ替えて展示いたしますので、また、お出かけくださいませ。
なお、今年は「詩人たちの絵展」(15人100点:4月から9月)という巡回展があり、立原のパステル画は、ヘッセ、コクトー、槐多、賢治、杢太郎、光太郎、白秋、朔太郎、啄木たちの作品と一緒に展示されます。
会場は、広島、高知、徳島などの中国・四国地方で東京にはまいりませんが、図録を沢山いただく予定ですので、興味のある方にはプレゼントしたいと考えております。
雪さま
お誘いありがとうございました。
ワインの美味しいのがあるとうかがうと・・・飛んでゆきたくなりますが、なにせ、由無しことどもに追われておりまして・・・。
でも、“今すぐ来なさい”とのご指名がありましたら、可能な限り馳せ参じますので、ご一報くださいませ。
夜なら、タクシーを飛ばして、○○分で到着するかもしれません。
恥ずかしいです 投稿者:ダークホース
投稿日: 1月16日(木)10時41分42秒
人魚の嘆き様
吉岡美穂ちゃんをよくご存知ですね。
私は「吉岡美穂に似てるね」と大学の友達に言われて、最初は誰のことかわからず、書店の写真集で初めて知りました。
自分ではそんなに似ているとは思わないのですけれども。
それにスタイルが違いすぎて恥ずかしいです。
雪だるま様
人魚の嘆き様からとても雰囲気のよいお店だとうかがいました。
お酒も少し飲めるようになりましたので、もう少し大人の女性になったら、是非お訪ねしたいなと思います。
御礼 投稿者:私の耳は・・・
投稿日: 1月16日(木)11時42分42秒
人魚の嘆き様 出先のパソコンから取り急ぎ、ご解答の御礼を申し上げます。またあらためて書き込ませていただきます。
ご挨拶 `&` 「童貞女受胎」の挿絵の件 投稿者:散水弁
投稿日: 1月16日(木)12時49分36秒
管理人様&人魚の嘆き様&各参加者様
先日の人魚の贈り物登録時を除いて初めての投稿となります。数日前に幸運にも貴HPにたどり着き、驚愕な古書談義が繰り広げられているのに度肝を抜かれ、早速、自分のレベルの低さも顧みず、登録だけはさせていただいたものです。終業後に会社のプリンターにて過去ログを印刷し、電車でそれを読むのが数日来のタノシミでした。貴掲示板にある皆様の書き込みは私を震えさせました。わたしは高校生の時分、尾形界而氏(過日の人魚の贈り物の質問にもなっていました)から古書のタノシミを教えて頂き、それ以来あっと言う間に十年以上も経ってしまいましたが、私の周囲には同好の士といった友人は居らず、古書に関する交流といえば、よく出入りさせたいただいている古書店主の方とこっそり会話を楽しむ程度のものでした。その代りといえるでしょうか、他人の嗜好というものには影響されず、まったく自分の気の向くままに古書を集めてまいりました(他人から見れば価値のないものかもしれませんが・・・)。ただ反面、古書に対する姿勢や情報といったものも極めて少なかったと、改めて気付かされました。今後はみなさまの書き込みをありがたく拝見させていただきつつ、いつかは皆様とも少しはヤリトリができるよう勉強させていただきます。よろしくお願い致します。(ダラダラと個人的なことを書き連ね申し訳ございませんでした)
ところでこんなわたしにもひとつ質問がございます。ずばりボン書店の山中散生譯「童貞女受胎」A版には、ダリの原画は挟み込まれているのでしょうか?それとも無くて完本なのでしょうか?西澤書店復刻本には原著の扉絵となったダリの原画が挟み込まれておりますが、当方所有のオリジナルA版には、それはありません。先日P.B.のS.K.氏と偶然お会いし、同じ質問をさせていただいたところ、氏保有のA版にも挟まれていないので「恐らく」挟み込みなしで完本、とのコメント頂きました。氏のコメントでもあり、まず間違いなく挟み込みなしで完本と睨んでおりますが、いかがお考えでしょうか。くどい質問ではございますが、何卒お教え願えないでしょうか。
以上
散水弁
本寄贈の件 投稿者:旧三島党
投稿日: 1月16日(木)13時50分49秒
管理人様
いつも楽しく拝見しております。「人魚の贈り物」を頂く年でもないので、参加願いは出していませんが、死蔵している本を若い方々にお役立て願う絶好の機会と思い、この連休中に雑然とした倉庫を整理しました。その結果、三島を始め戦後文学の旗手達の本が僅かながら出てきました。貧書生の買っていたものですからたいしたものはありませんが、管理人様の以前伺った所にお送り申し上げましたので、駄目なものはお手数でも省いてお使い下さい。ご面倒でも、それらの本の取り扱い全般を一任申し上げます。
御相談致したく 投稿者:宮森
投稿日: 1月16日(木)14時44分45秒
管理人様
高島様より、こちらさまを教えていただきました宮森と申します。
私は高島家とは目と鼻の先におりまして高島様とは祖父同志が同級生で大学こそ違えども共に東京の大学に進み以来ずっと詩の仲間として親交を深くし、詩の同人雑誌を一緒にこしらえたりもしておりました。祖父がなくなって三十年程になりますが、その蔵書が書斎に埃をかぶったままになっております。先日、高島様と話をしておりましたら、こちらの管理人様にお任せしたと伺いました。大変、突然で不躾とは存じますが御相談に乗って戴けないものかと思いまして書かせて貰いました。宜しくお願いもうしあげます。
古書展のこと、その2 投稿者:恩地喜多八
投稿日: 1月16日(木)14時47分50秒
古書展のこと(続き)
前回、私の古書展の利用目的を幾つか並べましたが、それに則して最近の具体的な収穫を御報告して管理人様からの宿題を終えたいと思います。
1.古書店で2,3千円で買えるよくある本を千円以内で欲しい時。
これは、極めてよくある話で、谷崎であろうと荷風であろうと数百円です。また、最近は翻訳物がすごく安くなっている印象です。
2.高い近代文学書の初版美本は買えないけど、重版でもいいから元版で安く欲しい時。
重版函欠の胡蝶本や鏡花の袖珍本の重版函欠本など。例えば、荷風「新橋夜話」重版函欠美本4千円とか、谷崎「刺青」初版函欠並本2千円など比較的最近の古書展で買いました。先週は荷風「すみだ川」(胡蝶本)初版函欠でまあまあ状態の本は9千5百円でしたが、これは完本を持っていたので買わず。「すみだ川」は荷風胡蝶本の中では見ない方だと思いますが、この御時世では完本でないとこの値段でも売れないようですねえ。
荷風本では「吾妻橋」初版函帯美本2千5百円もありましたが、これも買う人無しのようでした。また、昨年秋ですが、谷崎「肉塊」重版函美本千円。里見トンなどは数百円で買える物も多いです。ただ、大正期の物は全体的に見なくなってきている気がします。また、私は雪岱の装幀本を集めているのですが、中には重版本だけ雪岱装幀というものもあり、こういった物は安く買えて有り難い限りです。例えば、樗牛「滝口入道」など、私の知る限り260版と264版が雪岱の多色木版画装幀で挿し絵も雪岱ですが、重版でしかも装幀者名も記載されていないため、数百円、函付き極美本でも2千円でした。
3.世間で評価されていない作家、忘れられた作家の本で、古書目録にも載らないようなものを探す時。
雪岱の装幀本でも、著者が無名人の本は大抵このカテゴリーに入ってしまいます。江戸文学関係の物は現在興味を持つ人が少ないためか本当に安い。例えば、尾崎久弥「洒落本集成」など美しい木版装の本ですが、函付きで4百円その他、明治期のある忘れられた人の本を今頑張って集めておりますが、この人の物など、数百円で大分買うことが出来ました。それが誰かはライバルが増えるといけないので、内緒にしときます(笑)。
4.資料(初筆誌、パンフ、その他変なもの)を探す時。
雑誌で最近面白かったのは大正12年の「随筆」という物で、目次を見たら、鏡花や秋江など豪華ラインナップ。
先日管理人様にお目にかかった時たまたま持っていたのでお見せしたところ有名な雑誌だとか。私の無学がバレてしまいました(笑)。これ、千円。また、昨年暮れには「くろおぺす」という雑誌を発見。これは、生田耕作ファンはご存じのハズ。たまたま一冊あったのがちょうど「ソドムの120日」と「マンスール詩抄」の緩瀬寛名義の翻訳が掲載された号で、驚きました。5百円でした。「変なもの」というのは、例えば、山崎俊夫編集の「(松竹)少女歌劇シナリオ集」(これ、山崎の書いた脚本とか、作詞した歌が楽譜付きで載っていたりします)とか、昭和26年「都をどり」のガリ版台本(吉井勇作詞「謡曲六佳撰」と谷崎作「墨塗平中」)、新聞切り抜き「私の配偶」(鏡花が奥さんについて語っているのですが、なかなか笑える)などなど・・・。みな数百円ですが、こんなものを発見するのも古書展の楽しみです。
5.和本を買う時。
これは皆様あまり興味が無いでしょうから、パス。cogito様あたりからご要望があれば、稿を改めて書きます。
6.勉強。
これは収穫というより「利用法」なので今回は書きませんが、いずれ、また。
前回、掘り出し物は無い、と書きましたが、最後にちょっとだけ、挙げときましょうか。小山内「足拍子」初版函署名入り千円。花柳「紅皿かけ皿」初版函欠、でもこの本、邦枝完二宛献呈毛筆署名本で200円でした。
実はまだまだ「掘り出し」があるのですが、自慢話になってしまうので、この辺で。
長々と失礼しました。
P.S. 管理人様、この位でよろしいでしょうか?
(無題) 投稿者:管理人
投稿日: 1月16日(木)15時00分29秒
宮森様
喜んでご相談に与らせて頂きます。
現在旅先ですので、帰京後すぐご連絡致します。自宅にメールを入れてくださいませ。
「当世古書展事情」投稿者各位
恩地喜多八様に有終の美を飾って頂き、好評の裡にこのお題を終了致します。ご協力くださった皆様に厚く御礼申し上げます。
雪だるま様
「人魚の嘆き」開店一ヶ月おめでとう御座います。
つきましては、引き続き貴女に、「『人魚の嘆き』開店一ヶ月が経って」というお題で投稿をお願い致します。
謝罪 投稿者:Grapefluit moon
投稿日: 1月16日(木)15時04分53秒
「人魚の嘆き」様、この度はわたくしの引き起こした無粋な問題に対し、まことに適切な解釈を賜り感謝致します。ご忠告は肝に銘じて今後は礼に逸することの無きよう充分留意致します。管理人様はじめ皆様にも不快な思いをさせました事をこの場をお借りして深くお詫び申し上げます。また「雪」様には、お忙しいところを私のような者にお心を掛けて下さりましたことにありがたくお礼申し上げます。
陳謝 投稿者:管理人
投稿日: 1月16日(木)15時10分38秒
旧三島党様
うっかり書き落として申し訳御座いませんでした。貴重なご蔵書の寄贈の件、『人魚の贈り物』の主催者、登録者を代表して心より御礼申し上げます。頂戴した本は人魚の嘆き様と十分検討の上、然るべき時期に出品させて頂きます。よろしくご観戦くださいませ。
人魚の嘆き 投稿者:ryokuto
投稿日: 1月16日(木)15時58分44秒
人魚の嘆き様
「人魚の嘆き」はG英道の目録でした。
貴下の仰せのごとくわたくしの勘違いで後版のほうでした。
一応初版函つきのようですが、本文にシミがあるようです。
不取敢お知らせまで
頓首
(無題) 投稿者:りょくと
投稿日: 1月16日(木)16時26分27秒
管理人様
本を頂きました。有難うございます。
ニコライ堂(Lilas)とかお茶の水駅(Little Fountain)など既知の名前が出てきておもしろいです。
そういえば棚の上にもなかなかいい本がありました。cogitatorとか書いてあったような...
(無題) 投稿者:人魚の嘆き
投稿日: 1月17日(金)00時19分37秒
散水弁様
『童貞女受胎』A版のダリ原画の件、ご推測の通りと私も思いますが、刊行者鳥羽茂から貰った無削除版をそのまま手付かずで所有している某氏に、念のため確認してみましょう。
恩地様
『紙魚の手帳』という雑誌に、井上敏雄という方の「雪岱、見返し、PERSPECTIVE」なる文章が掲載されていると、古書通信さんからその原稿のFAXをいただきました。
もうお読みになりましたか?
Grapefluit moon様
Salon De 書痴への参加を管理人様と共に心より歓迎いたします。
また、いつか「人魚の嘆き」の旨い樽酒で一献傾ける機会があることを楽しみにしております。
りょくと様
確認くださりありがとうございました。一万円以下でよくある本です。
雪だるまさん、残念でしたね。
(無題) 投稿者:くだん
投稿日: 1月17日(金)08時56分26秒
風信子様
立原道造記念館には午後3時頃行きましたが、そういえば、
関係者以外立ち入り禁止の4階があったような・・・
パステル画は、他のも次の機会に見に行きたいと思います。
「バー コペンハーゲン」 投稿者:cogito
投稿日: 1月17日(金)09時24分53秒
風信子さま
今度お伺ひした折には、くだん様目撃の「バー コペンハーゲン」には入れて頂けますでせうか(笑)。
恩地さま
江戸後期漢詩集のお話、聞きたいのはやまやまですが、私の方にそれを聞くだけの素養がまだございません。でも「江戸時代の四季派・モダニズム抒情派」としては、菅茶山・六如を筆頭に、特にこれはといふ「マイナー詩人」がございましたら(収書に障らない範囲で)御教示頂ければ頭の引き出しにinputしておきたく存じます。
「在りし日の歌」について 投稿者:四天王
投稿日: 1月17日(金)09時48分02秒
人魚の嘆き様
中原中也の「在りし日の歌」は中也の死後の本だから当然中也の署名本はありません。
しかし、この本の出版に関係した人々が「世話人」と称して、中也ゆかりの人達に本を献呈したという話があります。その話によると相手の名前と、著者の署名の代わりに「世話人」という署名がされているらしいです。
私はまだこの「世話人献呈本」を見たことがないのですが、人魚の嘆き様はいかがでしょうか?また世話人とは誰のことを指しているのか、ご存知でしたら教えて下さい。よろしくお願いします。
写真の件 投稿者:大輔
投稿日: 1月17日(金)09時57分32秒
人魚の嘆き様 くだん様
写真の件、安堵いたしました。今後とも宜しくお願いいたします。
お二人と神保町にてビートルズ談義する日を楽しみにしております。
大東亞出版社の本 投稿者:大衆王
投稿日: 1月17日(金)11時26分10秒
香水夫人殿
大衆王の師に探偵王あり。戦前より集めし探偵本の数は雲霞の如く、世上珍本とされるものの殆どがその手中にあり。
師の意思に反し大衆本に走りし吾は、訪れることも年に一、二度となるも、其の度毎に珍なる本の馳走に与る。
恐らく80を遥かに超え、傲岸不遜の彼に友なし。吾のみ他に書物を語る知人なからん。
今より5年程前、師に見せられし本の中に大阪圭吉の『香水夫人』あり。記憶不確かなれど、大東亞出版社発行とおぼゆ。
貴殿の筆名がこの本に由来し、この本を欲すならば、次回師を尋ねし折に譲渡の可否を尋ねんとぞ思う。
もとより師が譲渡を承諾するや否やは不明なり。しかし尋ねるはいと容易なり。貴殿の意思のままにされたい。
(無題) 投稿者:散水弁
投稿日: 1月17日(金)14時53分26秒
人魚の嘆き様
早速のご返事ありがとうございます。お手数お掛けしますが、御確認よろしくお願いします。それにしても「刊行者鳥羽茂から貰った無削除版をそのまま手付かずで所有している」とは何とも鳥肌の立つ記載です。ご存知復刻版の解説には、確か「無削除は当時の記録で一部、わたし(小寺謙吉)が確認したのは二部」といったことが書かれてあった筈で、人魚の嘆き様の言われる某氏所有本は、その二部中の一部なのでしょうか・・・。それにしても、あの無削除本の在処をポンとお出しになる人魚の嘆き様・・・・、改めて感動しました。
Re:「バー コペンハーゲン」 投稿者:風信子
投稿日: 1月17日(金)19時58分19秒
cogitoさま
もちろんご案内いたします。
が・・・先日ご来館された管理人&人魚の嘆き様は、別棟の喫茶室「港や」にお出向きいただきましたので・・・
お許しいただけるでしょうか??? (只今本業デ奮闘中デス)
(無題) 投稿者:人魚の嘆き
投稿日: 1月17日(金)21時42分02秒
くだん様
りょくと様
「贈り物」は明日午後、「人魚の嘆き」に届けておきます。
りょくと様は受け取るのが遅くなると、岐阜の某氏に奪われますぞ。
なお、今後「人魚の嘆き」では、全国の主要な文学書関係の古書目録を豊富に取り揃えます。
四天王様
『在りし日の歌』には、確かに「世話人」による献呈本が複数存在します。
管見に入ったものは2冊で、形態は両方とも本に直接ではなく、縦長の和紙に献呈先と「世話人」という文字が書かれ、見返しに貼られていました。
唯一異なるのが「世話人」の下の印で、1冊は「小林」、もう1冊は「青山」とありました。申すまでもなく、小林秀雄と青山二郎です。
従って、この両名が「世話人」なのは確実ですが、他に誰が含まれるのかは私は存じ上げません。
散水弁様
件の問題は推測通りと断言してよさそうです。
無削除版にも「ダリ」はないとのこと。その他、削除版所蔵者2名に確認しましたが、やはり同じ回答でした。
お尋ねの件ですが、この無削除版の存在は古書の世界では全く知られていません。小寺氏が確認した2冊とは、伝説となっている彼が複製のために使用した本と、その昔玉英堂の目録に出た本の2冊と思われます。
なお、「贈り物」は管理人様帰京後、住所をうかがって発送しますので、少し時間をください。
餓羅門徘徊 投稿者:彭城矯介
投稿日: 1月17日(金)22時43分04秒
>人魚の嘆き樣
再び御教示戴き有難う御座います。
何分高柳關係の文獻が、すぐに出て來ない所にありますため、充分な調査もせぬうちに、またぞろ性懲りもなく、不正確な書込みを致しました事を改めてお詫び申上げます。
即ち、東京太陽系社を發行所とする『蕗子』と『幸矢』は、富澤赤黄男系の俳人による同系列の句集であるのに對し、『隱花植物』と『水葬物語』は、あくまでも高柳重信の個人的周旋と奔走により、同一のスタッフで作製された、全く別系列の書物であると、さう考へればよろしいでせうか。
但し、實際に關はつた人人の意識は、必ずしも客觀的評價と同一ではない、といふ點は確認して置きたいと存じます。
話變はりまして目下、電網にて知遇を得し特撮研究家氏の手になる『妖術武藝帳』研究書をば、往時を懷かしみつつ、耽讀致してをりますが、もしも人魚の嘆き樣が、同作に就いても丸秘エピソードをお持ちでしたら、何卒御開示戴きたく、許されるものならば著者にもお傳へ致したく存じます。
恐らくは、本放送では見てをられぬであらう若き人が、可能な限り有りと有らゆる資料を博搜しつつ、何とか本丸に到達せんと、一意專心鋭意努力する姿勢は、誠に尊いと怠惰な私は思ふのです。
その尊さは、對象が明治文學であれ昭和子供番組であれ、何ら變はらぬのではありますまいか。
人魚の嘆き樣の妖術によりて、同作が再び日の目を見る時が訪れるのを、私もまた念じて已みませぬ。
妄言多謝。
◎微調整リスト再掲(基本はA5變形和綴本 限定120部 製本/池上浩山人 印刷/高柳年雄)
著者名 書名 發行所 發行日 題簽
備考
高柳重信 句集『蕗子』 (東京太陽系社) 昭和25年08月25日 富澤赤黄男 カヴァー付(別に函入特装版3部有)
本島高弓 句集『幸矢』 (東京太陽系社) 昭和25年12月22日 富澤赤黄男 カヴァー付
楠本憲吉 句集『隱花植物』(隱花植物刊行會) 昭和26年05月01日 久米正雄 貼函入
塚本邦雄 歌集『水葬物語』(メトード社) 昭和26年08月07日 **** カヴァー付
↓某所で發見致しましたが、御存じでせうか。
http://members.jcom.home.ne.jp/ikoba/
大衆王さまへ 投稿者:香水夫人
投稿日: 1月18日(土)00時40分39秒
大衆王さま
ありがとうございます。
お察しのとおり、『香水夫人』を一番に探しております。もし宜しければその師匠さまにお尋ねいただければ幸いでございます。よろしくお願いいたします。
感謝。
大東亞出版局 投稿者:管理人
投稿日: 1月18日(土)02時09分01秒
香水夫人 様
小生、探偵小説に関しましての知識はゼロに等しいのですが、出版社名は大東亞出版社ではなく大東亞出版局と記憶しております。そこを営んでいた耶止説夫と「南方探偵局」「長崎丸船長」の事を少し拙掲示板に書きました。何の参考にもなりませんでしょうけれど過去ログの何処かに在る筈です。
管理人さまへ 投稿者:香水夫人
投稿日: 1月18日(土)03時04分54秒
レスありがとうございます。過去ログ拝見させていただきました。実は、このページへ訪問するきっかけとなったのが、グーグルで検索した「南方探偵局」の記事でした。大変勉強になりました。今後とも宜しくお願いいたします。
追伸 大衆王さま
大阪圭吉、満州で「死体蝋燭」という本も出版したらしいのですが、それについても師匠様にお尋ねいただければありがたく存じます。
「死体蝋燭」 投稿者:小仏
投稿日: 1月18日(土)08時49分49秒
香水夫人様
はじめまして。小仏と申します。
さて「死体蝋燭」についてですが、ご存知の通り小酒井不木に同タイトルの作品があり、大阪圭吉のものははじめて知りびっくりしています。
香水夫人様はどちらでこの情報を得たのか、よろしければお教えください。
Re:「在りし日の歌」について 投稿者:四天王
投稿日: 1月18日(土)10時05分17秒
人魚の嘆き様
いつもながらの即答、散水弁様と同様感動しています。
どなたに聞いても解らなかった事がいとも簡単に答えられてしまい、もっと早くここを知ればよかったと後悔しきりです。
さて「在りし日の歌」についてですが、「世話人」とはこの本の広告で推薦者として名を連ねている人々ではないでしょうか?
小林、青山ももちろん含まれるし、彼らが知人に「世話人」と称して本を贈り、宣伝に一役買ったと考えたのですが。いかがでしょうか?
楽しみです 投稿者:春の雪
投稿日: 1月18日(土)12時05分24秒
旧三島党様 管理人さんに送られた三島本、楽しみです!『人魚の贈り物』に登場したら、絶対ゲットします!
(無題) 投稿者:人魚の嘆き
投稿日: 1月18日(土)22時21分24秒
彭城矯介様
別の掲示板にも書きましたが、小さい頃、父親の勤めていたTBSの新番組が始まる前の社内試写会に何度か行きました。スポンサーなど関係者を招待したもので、見ていた人は50人くらい、その半分以上は大人でした。
私が見たのは順に、「宇宙少年ソラン」「ウルトラQ」「ウルトラマン」「ウルトラセブン」「怪奇大作戦」そして「妖術武芸帳」です。従って、ソラン以外は確か同じ時間帯に放映した番組ということになりますね。
「妖術武芸帳」を試写会で見た時は既に小学生だったのですが、印象が薄く記憶がおぼろげで、幼稚園児として見たソランの方が遥かによく覚えています。「怪奇大作戦」と「柔道一直線」の間(でしたよね?)で短命不遇の番組だったと思います。
その後、佐々木功さんと知遇を得ましたが、「妖術武芸帳」を話題にしたことはありません。ご本人にとって、よい思い出なのかどうかわからなかったからです。
ちなみに、これ以上書くと管理人様に叱られそうですが、私は「柔道一直線」よりもその後番組(これも不正確な記憶)の「ガッツジュン」の方が好きでした。
以上、あまりご参考になりませんが。
四天王様
結論から申し上げると、「「世話人」とは『在りし日の歌』の広告で推薦者として名を連ねている人々ではないか」という推論は正しくないと思われます。
なぜなら、前回書いた「世話人による献呈本」の1冊を所有していますが、この本は推薦人の一人中島健蔵宛だからです。
恐らく「世話人」はごく限られた人たちでしょう。
雪だるま様
本日のダウンは、過労と開店一ヶ月が無事に過ぎて、少し張り詰めていた緊張の糸が緩んだゆえでしょう。栄養と休息を取って、くれぐれも養生願います。
管理人様
雪だるま倒れる。彼女からのメッセージを伝えます。
「ジャガーのお迎えがなくなって、元気もなくなったわ」
はよ、帰っておいでや。
(無題) 投稿者:くだん
投稿日: 1月18日(土)22時54分26秒
人魚の嘆き様
このところ寝る前に、好きな作家の短編小説や随筆を数編づつ読むのを楽しんでおりまして、本日拝受いたしました「角鹿の蟹」もその仲間に加えさせていただきます。
有り難うございました。
管理人様
次回お目にかかったときに精算させてください。
(なかなかお目にかからなければ振り込みます)
雪だるま様
どうかゆっくり休養ください。
死人蝋燭 投稿者:香水夫人
投稿日: 1月19日(日)06時11分51秒
小仏さま
すみません。「死人蝋燭」の間違いでした。
小林文庫の過去ログにありました。作家小森健太朗氏からの情報です。
「死人蝋燭」 投稿者:小仏
投稿日: 1月19日(日)09時28分56秒
香水夫人様
「死人蝋燭」の情報をいただきありがとうございました。
私はこの本のことは初耳でした。大衆王様よろしくお願いいたします。
私は大仏周辺がメインで、探偵小説は収集の2番手ということもあって、集まるスピードが遅くていけません。
乱歩も小栗も横溝も渡辺(啓)も大阪圭吉も全部中途半端です。
やはり一極集中が大切なんでしょうね。
「楚囚の詩」の所蔵先 投稿者:秋山
投稿日: 1月19日(日)10時24分51秒
人魚の嘆き様
遅くなりましたが、昨年は大変お世話になりました。本年もご教示お願い致し
ます。大学入試センター試験が実施されている最中、休憩時間を利用して、書
き込んでおります。
さて、ご承知の通り、近代詩集に関する書誌解題が私の研究テーマです。その
一つの柱が昨年ご教示賜ったことなのですが、今年は北村透谷に関して、手を
染めることを考えております。透谷研究では、勝本清一郎という偉大な先人が
いました。しかし、書誌という面では時代もあってか、それ程の研究成果は見
られません。どれだけ出来るか判りませんが、一歩一歩進めていく所存ですの
で、ご支援をお願い申し上げます。
透谷の著書と言えば、まずもって「楚囚の詩」になりますが、この本には伝説
が多く、真実が伝わっていない部分も少なくない、とかねてから感じていまし
た。そこで、現在「楚囚の詩」が何部残っているのか、丹念に探求したいと思
います。大学図書館、記念館など公共機関については比較的容易で、以下の場
所に収蔵されていることを既に確認しました。
「楚囚の詩」収蔵先
*国会図書館 *天理大学図書館 *早稲田大学図書館 *日本近代文学館
*島崎藤村記念館
勿論ご存知でしょうが、「楚囚の詩」には表紙のない本がかなりありますが、
そこまで追うのは不可能です。まずは、完全な形の本の収蔵先を調べていま
す。そこでお尋ね申したいのは、一つはこれ以外の公的機関にも「楚囚の詩」
が存在するのか、ということです。もう一つは、より難題なのですが、個人
でこの本を所蔵している方はどのくらいおられるのか、ということです。個
人の場合、お名前を出すのは難しいかもしれません。公的機関の本は、一冊
ずつ写真を撮りたいと願っていますが、個人蔵は取り敢えず数を確認するこ
とを優先にしたいと思います。
是非共、ご協力を頂戴出来ますことをお願い致します。
渡辺啓助の本 投稿者:管理人
投稿日: 1月19日(日)12時39分16秒
小仏様
渡辺(啓)とは渡辺啓助のことですか。そうならば、小生の所に『地獄横町』から初版本が完本極美で揃っています。勿論、自分で集めた本ではありません。今から30年以上前に、当時渡辺の大ファンであった知人が、古書市場に出るたびに買いまくった産物です。今と違い探偵物は豊富に出てきて、しかも極めて安い時代でした。
その後、彼の経営する会社が傾き、全ての渡辺本を引き取りました。興味のない作家だからすぐに処分しても良かったのですが、そういう経緯なので何となく売り払う気がせず、今まで持っていたのです。
もし小仏様が必要であらば、この渡辺本をそっくりお譲りしましょう。旧三島党様が言われる通り、本はそれを必要とする人の元にあるのが一番ですからね。なお代金は、私が20数年前に払った額が30万円なので、宜しければそれでお願いします。
雪だるま様
今週はお任せあれ。お大事に。
くだん様
お金は急ぎません。最近の収穫はどうですか?
ダークホース様
嬉しいお言葉に感謝します。人魚も感涙に咽ぶことでしょう。
毎回収穫? 投稿者:くだん
投稿日: 1月19日(日)15時54分47秒
管理人様
管理人様から教えていただくまで恥ずかしながら、
上林暁、木山捷平は未知の作家でしたし、
井伏鱒二も教科書に載った短編しか読んでおりませんでしたので、
現在の私にとりましてはT書店の棚が「訪れるたびに収穫」となっております。
まとめての購入は、資金面はもちろん、とても読み切れませんので、
少しずつにしております。当分楽しみが続きそうです。
昨日は人魚の嘆き様やT書店のご主人にアドヴァイスをいただけて
うれしかったです。
都内の古書展やデパート展には初日だったり2日目だったりとまちまちですが、今年になって数回行きました。これといった収穫は特にございませんが
ここに集われる皆様が関心なさそうなもの?(私にはうれしかったもの)を
1つだけ。
これは、先日の恩地様が先日書かれました、古書展へ行く目的の
4.資料(初筆誌、パンフ、その他変なもの)を探す時。
にあたるかと思われますが、昨年秋の五反田古書展2日目で
木下順二の「ききみみずきん」を團伊玖磨がオペラにした際の台本
(未来社 1955.11.1刊で50ページ余りの小冊子)
を見つけました。團伊玖磨の「重ねてパイプのけむり」には
オペラ「ききみみずきん」が発表直後に何度か十数回上演された後、
総譜が10年以上行方不明になり、その後奇跡的に見つかったというエピソードが記されておりますが、なかなか再演されない作品で、私は聴いたことがありません。
台本なので曲のイメージは判りませんが、いつか再演される日を待ちつつ大切に取っておこうと思っています。
長々と失礼しました。
「雪岱、見返し、PERSPECTIVE」 投稿者:恩地喜多八
投稿日: 1月19日(日)18時44分53秒
人魚の嘆き様
『紙魚の手帳』掲載の井上敏雄氏「雪岱、見返し、PERSPECTIVE」、読ませてもらいました。有り難うございました。
著者の井上氏のことはどのような人なのか知りませんが、このような文によって雪岱に興味を持つ人が増えることにつながれば嬉しいことです。しかし、内容はちょっと頂けないところも多かったですね。大きな間違いは二つ。「鏡花本の装幀だけで50冊以上」というのは大間違いで、以前書いた「改版 日本橋」のように特定できないものも含めても30冊程度のはずです。それと、
「愛染集」見返しのキャプションが「白鷺往来」となっていたのはマズイ。何がマズイって間違え方がマズイ。実は形象社の画集(だったかな?)で同じ間違いをしていて、そこからノーチェックで転載したことが見え見えです。本好きが対象読者の雑誌に書くときはもっと用心しないといけませんね。
起上小法師 投稿者:雪だるま
投稿日: 1月19日(日)19時17分44秒
管理人様 人魚の嘆き様 くだん様
お見舞いありがとうございます。人魚の嘆き様より電話をいただいた時はCTスキャンなる機械に上がる直前でございました。院内で携帯の使用を看護婦さんから許可されたので電話が受けられました。
路上で倒れましたので救急車で搬送されたりと、なかなか良い体験をしました。くも膜下や脳溢血などの心配があったので、あちこち検査されてしまいまいた…。ですが、ただの一過性脳虚血発作でした。要するに貧血です。この体験は仕事に反映させますね。
以前、管理人様より病院は退屈だと聞いておりましたので、2、3日泊まっていけと言われましたが帰ってきました。美味しいご飯、煙草、もちろ「本」、そして大好きな人たちに会えない世界は御免です。また、皆様に会えるのを心待ちにしております。
ちょっと面白い体験だったので本とは関係ない話なのにごめんなさい。
彭城様へのお詫びと管理人様からの宿題はまた改めて。
では。
RE*渡辺啓助の本 投稿者:小仏
投稿日: 1月19日(日)19時18分29秒
管理人様
渡辺啓助の本を全部お譲りいただけるという夢のようなお話をたった今拝見し、心臓が止まる思いでした。
ご厚意に甘えてよいのならば、是非よろしくお願い申し上げます。
ただ、管理人様はご関心がないようなので、もしかしたらご存知でないかもし
れませんが、渡辺啓助の本は近年人気が高く、しかも初期の「地獄横町」や「聖悪魔」はほとんど出てきません。
出てくれば、それぞれ30万円以上はするのではないかと思います。
したがって、全部で30万円というお話はいかがなものでしょうか。
私はもっと高くて結構ですので、ご再考をお願いいたします。
『人魚の贈り物』2003 結果報告 投稿者:管理人&人魚の嘆き
投稿日: 1月19日(日)19時35分13秒
『人魚の贈り物』2003 その1
1.『詩集大東亜』昭和19年、河出書房、初版、少痛み
2.『詩集三角幻想』沢木隆子、1981年、思潮社、初版、函
3.『亀山厳エッセイ集』1990年、中部詩人サロン編集
4.『大いなる樹木』永瀬清子、昭和22年、桜井書店、初版
『詩集反逆児』千葉俊昭、佐藤重俊、太田清 合著 1952年 鳩ノ巣サークル発行
5.『桐畑』里見とん、大正14年、新潮社、初版、函
6. 『女天下』フックス他、村山知義訳、大正15年、国際文献刊行会、初版、函、蔵印
7. 『和泉式部私抄』保田與重郎、昭和17年、育英書院、初版
『随聞・日本浪曼派』浅野晃述、昭和62年、星雲社、初版、カバー、帯
『本・特集伊藤静雄』昭和39年、麦書房
『四季』三十号紀念作品特集号、復刻
8. 『第三貝殻追放』水上瀧太郎、大正14年、東光閣書店、第三版、函
9. 『暦の王』高橋睦郎、昭和47年、思潮社、初版、函、背やけ
『GRAND GUIGNOL』Francois Riviere他、1979年、図版、写真多数
10.『見るだけの妻』木山捷平、昭和44年、土筆社、初版、函、帯
11.『蹠の神』壺田花子 昭和16年、砂子屋書房、初版、函痛み、献呈署名
『いしずゑ』矢野克子、昭和22年、献呈署名、識語入り
『人魚の贈り物』2003 その2
1.『1934年詩集』昭和9年、前奏社、初版、カバー欠、赤チェック有、賢治・中也・光太郎などの選集
2.『鍵』谷崎潤一郎、昭和31年、中央公論社、初版、函付、美本
3.『はじ匂』尾崎紅葉、明治31年、春陽堂、初版、袋・口絵欠、書き込み・蔵印など有、汚本、泉鏡花「ねむり看守」収録
4.『A SPANIARD IN THE WORKS』JOHN LENNON、1965年、JONATHAN CAPE、初版、ジョンの挿絵多数入り
5.『角鹿の蟹』稲垣達郎、昭和55年、筑摩書房、初版、函付、珠玉の文学関係随筆
『人魚のお年玉』 結果報告 投稿者:管理人&人魚の嘆き
投稿日: 1月19日(日)20時00分00秒
『人魚のお年玉』はすべて福袋形式で行われ、即完売しました。
1.『三島由紀夫研究書福袋』2.『夏目漱石研究書福袋』3.『谷崎潤一郎初版本福袋』
4.『泉鏡花初版本福袋』5.『堀辰雄初版本福袋』6.『古書関係福袋』7.『書名本福袋』
8.『尾崎士郎初版本福袋』9.『女流作家書名本福袋』10.『cogito様御用達福袋』
●この中でとりわけ反響の大きかった 4.『泉鏡花初版本福袋』10万円と5.『堀辰雄初版本福袋』100万円の内容について、購入者からの書き込みを本人の了承の上で転記します。
100万円福袋の内容 投稿者:ヒヤシンス 投稿日:2003/01/10(Fri) 10:06
管理人様
人魚の嘆き様
『人魚の福袋』の「堀辰雄初版本福袋」昨晩いただきました。興奮のあまり、ほとんど寝ていません。期待をはるかに越えた極美本の数々に、手紙まで付けていただき、勇気を持ってお二人を信じた甲斐がありました。私如きが重複する本はもちろん一冊もないので、全部家宝にしますが、どのように保存するか早くもうれしい悲鳴を上げています。心より御礼申し上げます。ありがとうございました。
皆様
中身は隠しておきたい気もしますが、来年の福袋の参考になればと公表します。なお記載内容は、わざわざお二人が作ってくださったリストを転用いたします。
1.初版本(すべて完本・古本屋の表記ならば美は極美、極美は超極美に相当)
a.『聖家族』江川書房 150部 署名入り 極美
b.『ルウベンスの偽画』江川書房 美
c.『美しい村』野田書房 A版40部 署名入り 美
d.『物語の女』山本書店 特製100部 献呈署名入り 美
e.『狐の手袋』野田書房 極美
f.『風立ちぬ』新潮社 美
g.『風立ちぬ』野田書房 極美
h.『堀辰雄詩集』山本書店 B版150部 署名識語入り 美
i.『晩夏』甲鳥書林 特製 署名入り 美
2.書簡・はがき
a.書簡 3通
b.はがき 9枚
『人魚のお年玉』内容発表 投稿者:村山 投稿日:2003/01/10(Fri) 20:55
管理人様
人魚の嘆き様
美しい泉鏡花の初版本の数々を、誠にありがとうございました。田舎ではこうした本は決して手に入ることがないと諦めておりましただけに、よろこびもひとしおです。お礼にもなりませんが、地元の特産品をお二人分、わずかながら管理人様のご自宅にお送りしましたので、人魚の嘆き様にも差し上げていただければ幸甚です。またライバルが増えるようですが、これからも頑張りますので、よろしくお願いいたします。
『人魚のお年玉』「泉鏡花初版本福袋」内容
『湯島詣』『錦帯記』『伊勢之巻』『桜草』(箱)『星の歌舞伎』(箱)『友染集』(箱)『紅梅集』(箱)『櫛笥集』(箱)『袖垣』(箱)『幻の絵馬』
取り急ぎ 投稿者:管理人
投稿日: 1月19日(日)20時20分22秒
ちょっとバタバタしているので一言ずつ。
くだん様
毎日の収穫、羨ましい限り。またじっくりお話しましょう。
雪だるま様
大したことなく安堵。しかしご用心を。
小仏様
小生も渡辺本の相場はもとより承知。お申し出は嬉しいが代金はそのままで。今週中に発送します。
上林も好きです 投稿者:太宰ファン
投稿日: 1月19日(日)20時40分13秒
くだん様
はじめまして。
私は文字通り太宰ファンですが、実は上林も大好きなんです。
くだんさんは山王書房の関口さんが書いた「昔日の客」というエッセイを読みましたか?上林と親しかった古本屋さんで、これを読むとますます上林が好きになりますよ。
私も「薔薇盗人」や「野」はなかなか手に入りませんが、いつか揃えたいと思っています。
これからも、お互いに頑張りましょう。
無題 投稿者:風信子
投稿日: 1月19日(日)21時36分46秒
大輔さま
大輔さまの短評が掲載された『GOLD WAX』2003,No.92等々、拝受いたしました。
来日公演レポート「こんな時代だからあなたの歌が聞きたい」(10p)は、心の篭ったすてきなエッセイですね。
Pail McCartneyへのあなたの思いは、このタイトルと、文中の「私は初めてライヴで泣いた。」に尽きると思いました。
情報提供「三島由紀夫 最後の言葉」(123p)は、単に、三島の著書紹介だけにとどまらず、様々な分野の方々の“言葉”や関連資料の紹介が付され、更に、掲載誌の読者をも配慮した記事になっていました。お見事!
ただ、雑誌全体があまりに小さな文字で埋め尽くされていて、目の弱い私には、残念ながら、近寄り難く思えました。(あなたの文章も拡大して拝見した、という状況でした。)最近、小さな文字の雑誌が多いのには困ってしまいますね。
立原道造の詩に感嘆なさったとのこと。嬉しく存じました。
読み終えましたら、ぜひ、ご感想をお寄せくださいませ。
若い魂が、初めてであった詩と奏でる音楽を、拝聴いたしたいと思っております。
お手製の敷板……檪(木の楽・いちい)と槐(木の魂・えんじゅ)の木肌から浮き上がる美しい色は、まさに大自然からの賜り物ですね。
檪の木目は伝統色でいう「鳶色(とびいろ・暗い灰赤)」、槐の木目は「焦香(こがれこう・濃い香色)」でしょうか。
大切にさせていただきます。御礼まで。
管理人さま
少し私事になりましたが、大輔さまのお仕事の一端をご紹介いたしたく、この頁を拝借させていただきました。
お目こぼしくださいませ。
関口良雄氏のことなど 投稿者:くだん
投稿日: 1月19日(日)22時12分11秒
太宰ファン様
はじめまして
このSalonには「薔薇盗人」というHNの方もいらっしゃるようですし
他にも上林暁の愛読者がいらっしゃるのでしょうね。
山王書房の関口氏の名前は、内堀弘氏の「石神井書林日録」で知りましたが、
同書に「尾崎士郎、尾崎一雄、上林暁らと親しく交わり、酒と俳句を愛した。」とありますね。「昔日の客」は初耳です。探してみようかな。また楽しみが一つ増えました。
これからも色々と教えてください。今後ともよろしくお願いします。
お見舞い 投稿者:天女の舞い
投稿日: 1月20日(月)09時36分50秒
雪だるま様
お具合はいかがでしょうか。お見舞い申し上げます。
実は、私も貧血気味のことが多く、教壇でフラフラしてしまったことも御座います。
休養を取られることと、もう一つお薦めはハチミツです。
貧血には効果が大とのことですから、紅茶などに入れてお試しくださいませ。
一日も早いご回復をお祈りいたします。
「昔日の客」のこと 投稿者:健一
投稿日: 1月20日(月)11時17分28秒
くだん様
「昔日の客」は、先日の『人魚のお年玉』の古書関係本福袋に入っていました。
私の好きな夢二の話も出てくるし、古本好きにはたまらない本ですよ。
目録でたまに見ますが結構高く付けているみたいです。オリジナルの版画がついているからかもしれません。
『影燈籠』縮刷本 投稿者:龍之介
投稿日: 1月20日(月)12時29分25秒
人魚の嘆き様
先日、古書目録で芥川龍之介の『影燈籠』縮刷本の第9版を買いました。この本の奥付によれば、初版は大正9年1月28日発行となっています。ところが調べてみたら、元版の『影燈籠』の発行日も同じなのです。元版と縮刷版が同時に発行されるということが、一体ありえるのでしょうか。もしないとしたら、この縮刷本の真の初版は何版なのでしょうか。お教えください。
ヤフオク情報 投稿者:文庫丸
投稿日: 1月20日(月)12時49分24秒
文庫中毒者さん
大変お久しぶりです。
さてご存知かもしれませんが、ヤフオクに
●創文初版本【初期整理番号295番】「フレンチ警視最初の事件」装画:広橋桂子 が出品されています。
現在26,000円。うーん、どうなんでしょう?
この値段なら欲しいけれど、もっと高くなるんでしょうね。
(無題) 投稿者:くらやみ
投稿日: 1月20日(月)14時12分17秒
秋山様
はじめまして。
「楚囚の詩」の収蔵館について調べてみました。
WebcatPlus(http://webcatplus.nii.ac.jp/)では、
・鶴見大学 図書館 ・日本大学 工学部図書館 ・立命館大学 図書館
以上3館が検索できました。
また、国会図書館本は、
国会図書館の「近代デジタルライブラリー」(http://kindai.ndl.go.jp/)において、画像を見ることが出来ます。
全ページの画像が、白黒で表示されます。
奥付の出版日に手を加えてあるように見えるのはなぜでしょうか。
「デジタルライブラリー」は、
国会図書館所蔵の明治期書目の画像を見ることが出来ます。
ダリなし完本 投稿者:散水弁
投稿日: 1月20日(月)15時09分57秒
人魚の嘆き様
早速のご返事ありがとうございます。これにより、ダリなし完本との確信に至ることができました。伝説とも言える小寺氏記載の無削除本以外にも、無削除本が存在するなど、全く驚かされました。
さて、(探求本のコーナーに記載すべきとは存じますが)当方、山中散生の作品をコツコツと集めております。中でも「夜の噴水」や「海盤車 : オマアジュ・ア・ポオル・エリュアール」など100部に満たない雑誌はもう雲の上のものとして手が出せないのですが、「超現実主義の交流」は是非入手しておきたいものと長年執着しております。人魚の嘆き様のネットワークで、同書が売りに出されているような情報等ございましたら、何卒、ご連絡いただけないでしょうか。
尚、贈り物については、もうお時間ある時で結構です。よろしくお願い致します。
散水弁
(無題) 投稿者:散水弁
投稿日: 1月20日(月)15時13分45秒
管理人様
リンクのページで、HARMONIAへの箇所にある「瀧口修造」が「瀧口修三」となっております。細かなことではありますが、念の為、ご連絡しておきます。
散水弁
「楚囚之詩 」の所蔵先 投稿者:秋山
投稿日: 1月20日(月)17時36分56秒
くらやみ様
貴重な情報をありがとうございました。その3大学のことは全く存じませんで
した。早速、元版の表紙付きかどうかを調べてみたいと思います。開架式で
置いているという大学などは、元版ではない可能性が極めて高そうですね。
特に、石川巌が戦前に造った複製は実に精巧に出来ていて、これを元版と間
違えて置いている図書館も既に数例ありました。ともかく、現物で確認する
ことを心がけていきます。
(無題) 投稿者:文庫中毒者
投稿日: 1月20日(月)19時52分53秒
文庫丸様
お久しぶりです。ヤフオクのその本は存じませんでした。推理小説はまったく門外漢です。でも、その値段は、かなりいっているのではないでしょうか。上乗せがあるとすれば、もう1万円ぐらいでしょうか。
ヤフオクで最近注目していたのは、J・G・バラードの「コンクリートの島」です。私はバラードが好きで、集め、読んできましたが、ごく最近のものは別にして、「コンクリートの島」が、最後に残った、未集の一冊です。でも2万円だか、4万円だかを出してまでも買おうとは思いませんでした。半年以上前に検索で、確か4000円ほどで出ていたのですが、見送ったものです。今から思えば注文しておけばよかったかもしれません。
文庫丸様は、角川文庫のヴェルヌ「地の果ての燈台」はお持ちでしょうか。先日漸く初版を入手しました。カバー背にてっきりSFマークが入っているものと思っていましたが、ありませんでした。数年前に、3000円程で見かけたときには、確かSFマークが入っていたように記憶しているのですが、思い違いでしょうか。内容的にはSFとはとても言えないものですが、もしお持ちでしたら教えていただければと存じます。
雪解けを待ちて訪れん 投稿者:大衆王
投稿日: 1月20日(月)20時23分53秒
香水夫人殿
わが師探偵王と漸く連絡が取れ、彼の豪雪地帯の雪解けを待って訪問することを約す。
師は電話での会話を好まず、苦労して聞き出したるは、大東亞出版社の本なれば十数冊を所蔵すること、その半数は海外探偵物翻訳書、あとの半数は本邦探偵物なりということのみ。
師は昭和10年代初頭から探偵物を集めし現代の化石にて、大東亞出版社の本も刊行より遠からずして購入せしものに相違なし。貴殿の要望に応えうる最高の人物であることは疑いなく候。なれど首尾は約束出来ず。
なお、『死人蝋燭』なる本は吾に覚えなし。その小森氏は果たして原本を所持するや否や。噂が噂を呼んだのみで、誰一人原本を所持せずという典型でないことを願う。
勿論、師に確認するは吝かでなし。吾の先入観念誤り、現に存在せし本なれば幸いなり。
ありがとうございます 投稿者:香水夫人
投稿日: 1月20日(月)21時13分00秒
大衆王さま
どうもありがとうございます。期待しすぎぬようにしながらも、楽しみに待ちたいと思います。
「死人蝋燭」の件ですが、小森氏は原本は所持しておらず、友人の編集者より聞いたとのことです。実在の本であればいいのですが・・・。
(無題) 投稿者:人魚の嘆き
投稿日: 1月20日(月)22時47分20秒
秋山様
『楚囚之詩』の所蔵先確認は、大変貴重な仕事であると思います。
これを成し遂げる壁となるのは、やはり個人蔵書家でしょう。私も出来る限りご協力申し上げますが、どれほどお力になれるかは自信がありません。
現在、承知している『楚囚之詩』完全本の個人所蔵者は2人で、1人はかくいう私です。
もう1人も親しい知人ですので、氏名の公表はともかく、撮影には協力してくれると思います。
他に「持っていそうな」候補者は何人かいるものの、それほど親しくないので正直に教えてくれるかどうか。
むしろ、秋山様が直接お尋ねになった方がよいかもしれません。紹介は出来ますから。
とりあえず、知人の所蔵者とコンタクトを取った後にご連絡いたします。
龍之介様
結論から申し上げれば、『影燈籠』の縮刷本の初版(初刷)は、お持ちの9版だと思います。その根拠は以下の通りです。
1.『支那游記』の巻末広告に、「『影燈籠』普及版、大正13年11月刊」とあり、11月5日刊行の9版はこれに合致すること。
2.架蔵の親しい知人への献呈本が9版であり、最初の版を贈ったと考えるのが自然であること。
11月1日から5日の間にも発行し、献呈本はたまたま9版を贈ったという可能性もゼロではないでしょうが、まあ極めて薄いと思います。
散水弁様
『超現実主義の交流』は個人的には関心のない本ですが、今後注意しておきましょう。
ちなみに少し前ですが、平成13年6月の「浪速書林古書目録」第31号に20万円で出ていました。
管理人様最新情報 U^ェ^U 投稿者:cogito
投稿日: 1月20日(月)22時48分42秒
本日夕刻、cogito書楼に立ち寄られ歓談(といふか、貧しい書棚を見られちゃったよーッ!)。拙宅パソコンより散水弁様の指摘を修正、とんかつ食べて、現在静岡県を爆走中であります。
雪どん
書込み読んでびっくりしました。アイリッシュCD聴いてゆっくり静養してくださいませ。
(無題) 投稿者:くだん
投稿日: 1月20日(月)23時12分31秒
健一様
太宰ファン様と健一様の書き込みを読んでますます「昔日の客」を
読みたくなりました。
目録でも見逃していた可能性があるので、今度から頭の隅に入れておきます。
それにしましても福袋として私の目の前を通り過ぎていったとは!
(もっともその時は本の存在を知りませんでしたが。)
管理人様と人魚の嘆き様というお釈迦様の掌に乗っているような
気がしてきました。
先程帰宅 投稿者:管理人
投稿日: 1月21日(火)02時41分06秒
散水弁様
Linkページの誤りをご指摘いただきまして有難うございます。
早速、修正いたしました。
Re:『影燈籠』 投稿者:龍之介
投稿日: 1月21日(火)09時09分24秒
人魚の嘆き様
ご教示ありがとう御座います。9版が実質初版となれば、私としては500円で買ったのはささやかな掘り出しになるので、うれしいです。これからも、芥川についていろいろとお教えください。よろしくお願いします
納得しました 投稿者:四天王
投稿日: 1月21日(火)10時03分09秒
人魚の嘆き様
「世話人」の件、納得しました。
推薦者と違うとなると、特定は難しいかもしれませんね。
中也については、まだ伺いたい事が多いのですが、質問攻めは慎み後日にします。
ありがとうございました。
(無題) 投稿者:くらやみ
投稿日: 1月21日(火)15時57分19秒
秋山様
当方、近代書誌は、かじった程度なので、お探しのものと符合するか自信はないのですが、お役に立てたのならうれしいです。
公共図書館の所蔵を確認する場合は、日本図書館協会作成の「公共図書館リンク集」(http://www.jla.or.jp/link/public.html)をお使いになると便利ですよ。こまめに更新されており、インターネットで蔵書検索できるところが簡単に分かります。
また、大学図書館も、急速にネット検索が広まっています。文学部のないところでも、教員や地元からの寄贈などで所蔵している場合があります。私は近世書誌をやってるのですが、「ナントカ経済大学」とか「理工学部図書館」というのが検索に引っかかる時があります。
先日使用したWebcatは研究機関の資料検索ができるのですけど、Webcatには登録せず、自前のページだけで検索できる大学もあります。
公的機関のものは探しやすくなってますね。ただ、表紙の有無とか複製かどうかなどは、検索だけでは分からないので、最終的には、所蔵館に問い合わせたり、直接見にいったりということが必要になると思います。
個人蔵の確認作業は、大変なものであろうとお察しします。
調査が順調にいくことをお祈りいたしております。
予想以上でした 投稿者:文庫丸
投稿日: 1月21日(火)18時48分20秒
文庫中毒者様
例の本は39,000円でしたね。予想をはるかに超えた高値です。
角川文庫のヴェルヌ「地の果ての燈台」は残念ながら持っていません。
従って、ご指摘の問題は私にはわからないです。どなたか知りませんか?
創元社推理文庫 投稿者:文庫中毒者
投稿日: 1月21日(火)19時25分35秒
文庫丸様
創文初版本【初期整理番号295番】「フレンチ警視最初の事件」装画:広橋桂子がなぜそこまで高くなるのか、よくわかりません。初期の初版ものがすべて高くなるのでしょうか?あるいは重版されなかったとか、一部の作品(シリーズ)だけなのでしょうか。はたまた装画のせいですか?この辺の事情をお知りでしたら、お教えいただければと存じます。
時々初期の初版ものが異常な高値を呼んでいるのは、この分野には非常に熱心なコレクターが大勢いるからかなと漠然と思っておりましたが。
(無題) 投稿者:秋山
投稿日: 1月21日(火)20時06分27秒
人魚の嘆き様
およそ想像していたとはいえ、『楚囚之詩』を所蔵されているとは流石の一言
です。また、そういう方と直接お話が出来て光栄の至りであります。知人の方
の件も含めて、今後ともご指導ご協力をお願いいたします。
くらやみ様
私はHPを見たり、書き込みをするのがやっとのパソコン音痴なので、検索に関する様々なアドバイスは大変参考になります。教えていただいたことを少しでも役立たせられるように努力いたします。ありがとうございました。
管理人様
過去ログの12月がオープンになりましたね。本当に勉強になることば
かりで、後の分も待ち遠しいです。
「薔薇盗人」の初版本のこと 投稿者:薔薇盗人
投稿日: 1月21日(火)21時35分14秒
くだん様
私のHNに言及いただきありがとうございました。おかげで書き込む勇気が出
ました(笑)。さて、言うまでもなく私は上林暁の愛読者ではありますが、本の収集ということではからきし初心者です。HNにしているくせに、「薔薇盗人」の初版本を見たことがありません。
くだんさんはご覧になったことがありますか?また、カバーか箱か帯が付い
ているのでしょうか?教えてください。
私も初心者です 投稿者:くだん
投稿日: 1月21日(火)23時14分53秒
薔薇盗人様
先日は勝手にお名前を出してしまいまして失礼いたしました。
上林暁愛読者の先輩が何人もいらっしゃって心強いです。
私は薔薇盗人様よりもっと初心者でありまして、管理人様のお話を聞いて、
作品を読みだしたのは今年になってからでございます。
たいして予備知識もなく最初に読みましたのは「白い屋形船」です。
「薔薇盗人」はつい最近見る機会があったのですが、その時はとっても緊張しておりまして詳細は覚えておりません。(せっかくの機会だったのにもったいなかった・・・)箱と帯はなくてカバーはあったように思います。
間違っているといけませんので、どなたか訂正をお願い致します。
(いつもどなたかに助けていただいて恐縮です)
(無題) 投稿者:管理人
投稿日: 1月22日(水)02時20分38秒
旧三島党様
『人魚の贈り物』用の書物、届いておりました。ご協力感謝いたします。
cogito様
先日はお蔭様で愉しい時を過ごす事が出来ました。ゴン太にも逢えました。(cogito家の主はゴン太である事が明確になりました)
十八年ぶりの「鯨書店」のオヤジも白髪が増えていただけで相変わらずのお元気ぶりが確認できました。又、貴重な蔵書を拝見させていただき、これも名誉な事でございました。(何か意図があってのことか?)「コレ頂戴」やりたかったな!!
皆様にも御知らせいたします。cogito様の蔵書はしっかりとした目的意識が系統を明確にさせた全く無駄のないものでありました。ゴン太と同様とても大事に扱われておりますし、利殖臭のない好漢cogitoを象徴しているかの如きそれらに好印象を覚えた事は言うに及びません。安心して本を嫁入りさせられるところである事を明言いたしますので戦前の珍しい詩集が余っている方のご協力をお願いいたします。それと好漢cogitoにふさわしい優しい心を持つ嫁も。書き忘れましたがcogito様は小生の為に早退までしてくれ、帰りは東名の入り口まで先導もして頂いたのです。
有難うございました。
薔薇盗人様
くだん様
『薔薇盗人』は帯が付いて完本です。上林本の中でも最も難しい本の一冊と言えるでしょう。それと同格の難易度を持つ本は『田園通信』特装本、拙HPに記載の古木鉄太郎との共著『現代作家印象記』戦後すぐの『花の精』だと思います。次に『野』が函つきですと案外に難問です。そう難しくはないけれど簡単ではないよと言う本には『文學開眼』戦後の『御目の雫』帯つきが上げられます。しかし上林には絶望視させるような本はありませんので根気と努力次第ではコンプリートも叶うと存じます。上林暁は先日来話題に上っている『昔日の客』の作者、大森の「山王書房」主、故関口良雄氏が立派な書誌を作られております。
初期創元推理文庫 投稿者:文庫丸
投稿日: 1月22日(水)09時29分04秒
文庫中毒者様
初期の創元推理文庫の初版ものがすべて高いわけではありません。
「フレンチ警視最初の事件」は例外中の例外で、特に古書の値段が高いようです。
理由は詳しくはわかりませんが、人気シリーズであること、絶版で復刊されていないこと、などではないでしょうか。
発行部数とかのことは私は知りません。
文庫中毒者さんは、いくらまでなら文庫本にかける気になりますか?
私はとっても39,000円は出せません。
でも残り一冊になったら考えてしまうかも。
まだまだ先の話ですが。
『田園通信』特装本 投稿者:薔薇盗人
投稿日: 1月22日(水)12時05分25秒
くだん様
管理人様
早速のお返事ありがとうございました。
管理人様にあらためてお聞きしますが、『田園通信』に特装本があることを知りませんでした。特装本は普通の本とはどう違うのでしょうか?
未熟な質問ばかりですいません。
『田園通信』便乗質問 投稿者:くだん
投稿日: 1月22日(水)13時57分16秒
管理人様
上林暁の随筆集「文と本と旅と」に所収の「本道楽」という一編を読んでおりましたら、
戦後のある時、本人が偶然高円寺の古本屋の30円均一台で「田園通信」と「悲歌」を見つけ買い求めたとありました。そのときの「田園通信」は上製の方だったとあり、これが特装本なのでしょうか。
『人魚のお花見』ネット・ビンゴ大会開催決定! 投稿者:管理人&人魚の嘆き
投稿日: 1月22日(水)17時59分43秒
『人魚の贈り物』登録者各位
お花見の季節が近づいて参りました(?)が、『人魚のお花見』と題し、史上初であろうインターネット上でのビンゴ大会による『人魚の贈り物』を開催することが決定しました。
詳細は後日ご連絡しますが、登録者に一枚ずつビンゴカードをメールでお送りし、毎日ドローした数字をBBSでお伝えして、「ビンゴ」になった人から、予め告知した出品本の中で好きなものを優先的に取れる形式です。
公平を期して、ビンゴマシーン(『人魚の忘年会』で使用した物あり)で数字をドローする役割は、雪だるま氏に依頼して快諾を得ました。
なお、雪だるま氏と「盟友」恩地氏も登録者なので、念の為お二人のビンゴカードは、それぞれ管理人と人魚の嘆きがお預かりして代行いたします(勿論、「ビンゴ」になった場合の本の選択はお任せしますが)。
言うまでもなく、『人魚のクリスマス』を凌ぐ豪華出品が約束されています。また、今回も皆様からの協力品を募る予定です。その折はご協力お願いいたします。
どうぞお楽しみに。
追伸
まだ『人魚の贈り物』に登録されていない方も、『人魚のお花見』の前に第四次登録募集をいたしますのでご心配なく。
『書斎の王様』を読んでいたら 投稿者:立原道造が好き
投稿日: 1月22日(水)20時24分58秒
風信子様
『書斎の王様』という本を読んでいたら、英文学者の由良君美さんが、立原の『萱草に寄す』を探して古本屋を歩いていたら、最後の一軒で偶然に見つけたという文章を書いていました。昔はこんなこともあったんですね。
『田園通信』 投稿者:管理人
投稿日: 1月22日(水)22時40分15秒
薔薇盗人様
くだん様
上林暁『田園通信』昭和十三年九月十七日 作品社は作品文庫の一冊です、とは言いましてもサイズは四六判です。便宜上「特装本」と書いてしまいましたが、くだん様ご指摘のように上製が正しい呼称です。並製は並製本で付属は何も無くて完本です。それに対し上製は上製本であり紙質も良く、本の表紙及び裏表紙が厚紙の分、並製よりも束があり貼函に入っております。定価は並が七十銭、上が一円四十銭です。この作品文庫には他に浅野晃『青墓の処女』、大江賢次『道化の町』、内田百間『百鬼園先生言行録』等がありますが、それらの何れにも上製がございます。
(無題) 投稿者:くだん
投稿日: 1月22日(水)23時34分20秒
管理人様
上林暁は上製の「田園通信」を30円均一台で見つけても、
怒ったりがっかりするどころか、「自分の旧著が散逸していたところで
ちょうど良かった」と喜んで買ったというくだりが気に入りました。
どうもありがとうございました。
管理人&人魚の嘆き様の新企画「人魚のお花見」大変楽しみです。
ありがとうございました。 投稿者:大輔
投稿日: 1月22日(水)23時42分44秒
管理人様 雪様
今日は本当にありがとうございました。楽しい話と美味しいお茶。「人魚の嘆き」で素晴しい時間が過ごせました。
今日は神保町で三島の「サーカス」と「サド公爵夫人」を涎をたらしながら見てました。人魚の嘆き様とお話する日を楽しみにしています。
くだん様
なんと、今日神保町にいらしたそうで・・・。管理人様に伺いました。
時間が合わずニアミスでした・・・。時間を合わせて探偵本談義もしたいです。池袋で乱歩のイベントありますね。たしか1月29日からですか。行かれますか?
風信子様
書き込みありがとうございました。メールでも書きましたが
サナトリウムを壁紙にしようかと考えております。
素晴しい立原との出会い本当に感謝しております。本当にありがとう御座いました。
この頃の収穫は「決定版 三島由紀夫全集 26巻」を安く買えた事と澁澤龍彦の文芸評論家宛署名本を清水の舞台から落下するつもりで買いました。
新潮2月号で三島の清水文雄宛書簡が公開されて新宿で買いましたが一部地域では品切れ状態です。
池袋で「野坂昭如リターンズ2」の署名本を定価で買いました。
「文壇」以来です・・・。と取り留めのない収穫リポートでした・・・。
(無題) 投稿者:風信子
投稿日: 1月23日(木)02時02分55秒
立原道造が好きさま
恥ずかしながら、『書斎の王様』を拝読しておりませんので、『萱草に寄す』を「最後の一軒で偶然に見つけた」由良君美様のことは、存じませんでした。それにしても羨ましいお話ですね。
大輔さま
「サナトリウム」のこと、他の方にはナイショ??ですから、独り占めにしておいてくださいね。
立原は、高校では理科を専攻し、大学では工学部の建築学科ですから、コンピュータがありましたらCGも得意だったと思います。彼は、手紙を毎日たくさん書いていましたし、親しい人の前では相当なオチャメさんだったらしいですから、今生きていましたら(88歳ですけれど…)、きっと、凝りに凝ったホームページをつくって作品を発表し、Salonのおしゃべりを愉しむすてきなオジイサマになっているかもしれませんね・・・。
雪さま
ご回復なされたようでホッといたしました。
お若いからといって、あまりご無理はなさいませんように・・・。
どうぞくれぐれもお気をつけてくださいませ。
御礼感謝感激言葉なし 投稿者:小仏
投稿日: 1月23日(木)12時02分26秒
管理人様
渡辺啓助の著書一括を先程頂戴いたしました。管理人様のおっしゃるこ
とですから冗談とは思いませんでした。しかし、目の前に本が並ぶと、これが夢でないようにと思わないでいられません。「地獄横町」などは新刊のようなきれいな本である上に、なんとあの人宛の署名本ではありませんか。
本当に信じられません。もう言葉にならないのですが、出来るだけ早く御礼の言葉をと思い、書き込んでいます。代金は午後に銀行からお送り申し上げます。もう、ちょっと興奮状態で文もままなりませんが、お許しください。我が家の家宝としてこれからずっと子孫の代まで受け継がせます。本当に本当にありがとうございました。
一足違い 投稿者:くだん
投稿日: 1月23日(木)13時32分56秒
大輔様
私が家でメールを送っているころ神保町にいらしたのですね。
うーんおしかったな。でも管理人様や雪様とゆっくりお話できたのではないですか。良かった良かった。
私が神保町へ出没するのは水曜や土曜が多いのですが、金曜は古書展帰りの常連の方々が「人魚の嘆き」に自然と集われるようで機会があれば行きたいと思っています。一度、時間を合わせて「人魚の嘆き」で一杯(お酒でもお茶でも)やりましょう。
池袋の1/29からというのは江戸川乱歩展「蔵の中の幻影城」ですね。
乱歩は好きなので、ちょうど水曜からだし、緊急の用事が入らなければ
初日に行こうかなと思っています。
野坂昭如の「文壇」はなかに登場する人物に興味があって最近読みました。
(野坂は他には教科書に載っていた「火垂るの墓」ぐらいしか読んでいませんが)
「野坂昭如リターンズ2」は山藤章二のイラストつきの本のことですか。
文庫の2冊本を探していたらなかなか見つからず、最近単行本で復刊されたようなことを聞いて買おうか迷っています。
『香水夫人』掲載の古目録 投稿者:谷口
投稿日: 1月23日(木)13時58分53秒
香水夫人様
昭和48年に西武百貨店で行われた古書展の目録に、
『香水夫人』大阪圭吉 大東亞出版 康徳10年 3500円
という記載がありました。
古すぎて役に立たない情報とは思いましたが、一応お知らせします。
ありがとうございます 投稿者:香水夫人
投稿日: 1月23日(木)20時24分26秒
谷口さま
情報どうもありがとうございます。30年前はこんなに安かったのですね。
小仏さま
渡辺啓助本を無事入手された由、よろしゅうございました。
創元社推理文庫 投稿者:文庫中毒者
投稿日: 1月23日(木)20時57分56秒
文庫丸様
了解いたしました。
そのあたりのものは、あまり持っていないのですが、本棚を引っ掻き回したら、シムノンの「影絵のように」「サン・フィアクルの殺人」の初版帯付(割と美本)が出てまいりました。お持ちでしょうか。もしまだでしたら、差し上げますので、送付先を管理人様にメールし転送をお願いしてください。
文庫本にかける金額のこれまでの最高はオークションでは1万円ほど、店頭では5千円ほどで(それも数冊)、それほど中毒しているわけではありません。あちこちの古書店めぐりが好きなので、いずれ、どこかで納得の値段で出会えることを信じて興味を持ち続けております。
管理人様、もしかしたらお手数をおかけいたしますがよろしくお願いいたします。
(無題) 投稿者:乱歩邸
投稿日: 1月24日(金)09時53分37秒
香水夫人様の登場から、このbbsも探偵本の話が増えてきてうれしいです。
大輔様
くだん様
「江戸川乱歩展」もちろん私も行きます。お二人の感想もお聞かせ下さい。
人魚の嘆き様
お会いしたこともない人間が、大変失礼な質問をすることをどうかお許し下さい。最近になって某所である方から、人魚の嘆き様が乱歩、横溝らの合作「江川蘭子」の初版本の署名本をお持ちだとうかがいました。私の知っている範囲では、「江川蘭子」の署名本はほとんど世の中に存在しないものです。そこでうかがいたいのは、それが誰の署名なのか、署名だけなのか、それとも誰かに宛てた本なのか、わかるのであればいつ頃の署名なのか、といったことです。もしかしたら、人魚の嘆き様のご著書「署名本の世界」に収録されているのでしょうか?ご著書を探求しているのですが、稀こう本でいまだに手に入らず、もし収録されているとしたら愚問の極みですが、どうかご容赦下さい。何卒よろしくご教示をお願いいたします。
指名投稿依頼について 投稿者:管理人
投稿日: 1月24日(金)11時02分33秒
皆様
雪だるま様から近々「『人魚の嘆き』開店一ヶ月が経って」の投稿があると期待しておりますが、同時進行でマルドロール様ご要望の「掘り出し物語」の投稿を、以下の方々にお願いします。
マルドロール様(自薦)、彭城矯介様、cogito様、大陸人様、貞之介様、imamura様、JIN様(隊長お願いします!) 本とは?様、東様
内容はお任せです。ご多忙の折恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
昔の目録 投稿者:清二郎
投稿日: 1月24日(金)11時18分14秒
谷口様
昔の古書目録をお持ちのようですが、その当時入手されたものですか?
そうでない場合、どのようにして今手に入るのでしょうか?
宿題 投稿者:雪だるま
投稿日: 1月24日(金)13時57分57秒
管理人様 皆様
宿題遅くなってすいません。連日連夜多忙にてなかなか手付かずにございます。
取り急ぎお知らせまで。ところで、今日は古書展あったのでしょうかね?これから神保町へまいりますが、
店へ直行になりそうです。
「掘り出し物語」 投稿者:東
投稿日: 1月24日(金)14時32分25秒
管理人様からご指名をいただきましたので、僭越ながら先陣をきらせていただきます。
というか、たいした掘り出し物の話は持ち合わせていないので、
私が最初なら後の人が気楽に書けるかと思います。
トップバッターとして多少講釈申し上げると、「掘り出し物」という言葉は、とある辞書によれば「縁があって安く見つけた珍な物」だそうです。
ここで「安く見つけた」とは、金額が安いではなく、相場よりも安いという意味だと思います。
だから、1000万円の本を50万円で見つけるのも「掘り出し」でしょう。
その人の経済感覚の違いはあっても、誰が見ても安いは安いと解ります。
問題は「珍な物」で、これは主観が大きく係わる言葉です。
自分にとっては珍でも、他人には全然そうでないということも大いにあるでしょう。
そういう、あくまでも個人の主観に基づく「掘り出し物語」と承知して、以下も読んでいただくと有難いです。
5年位前のことです。
大阪の古書店目録で三島由紀夫の「金閣寺」を買いました。
初版でカバーも付いてますが帯はなく、2500円。
別にお買い得でもなさそうですが、なんとなく初版本で読んでみたかったので買いました。
届いた本はあまり状態がよくなく、旧蔵者のサインがあって、2500円では高かったかなと思えるものでした。
ところが、このサインを見た私は驚愕しました。
そこに記されたMHという名は、普通の人が見たら単なる書入れに過ぎません。
しかし、それは私の中学の担任で、国語を習った先生の名前だったのです。
変った名前なので、間違いはありません。
そしてMH先生こそ、私に文学の楽しさ、面白さを教えてくださった先生だったのです。残念ながら、先生がいつ、どうしてこの「金閣寺」を売ったのか、知ることは出来ません。
なぜなら、先生はその2年前に亡くなっていたからです。
しかし、乏しい小遣いから駄本を買い集めている私に、先生が天国からプレゼントをして下さったこと
だけは確かなことです。
私は二度と「金閣寺」を買うことはないでしょう。
三島のサインが入っている本よりも、先生のサインが入っているこの本の方が、私にとっては、はるかに
はるかに貴重だからです。
ささやかな話ですが、これがとっておきの「私の掘り出し物語」です。
RE:昔の目録 投稿者:谷口
投稿日: 1月24日(金)19時44分42秒
清二郎様
古い目録は、当時貰ったのではありません。(そんなに年ではないんですよ)
管理人様と人魚の嘆き様の過去ログの目録のお話を拝見して、昔の目録の重要性を認識し、それから現在の目録や古書展で買い求めています。
結構競争が激しいのと、値段が高いのが頭が痛いですが、役に立つのは確かですね。
入手法はお二人の方がずっとお詳しいと思います。
(無題) 投稿者:人魚の嘆き
投稿日: 1月24日(金)20時39分42秒
大輔様
貴兄と古書&音楽談義をすることを、楽しみにしています。
くだん様
「人魚の嘆き」に『昔日の客』を店内閲覧用として置いておきました。
他にも古書関係書物や目録が充実してきましたよ。グラス片手にどうぞ。
乱歩邸様
さて、どこからの情報でしょうか?
ちょっと見当がつきませんが、『江川蘭子』の署名本を持っているのは事実です。
実はこの本は、何を隠そう管理人様に譲ってもらったものです。某氏宛の献呈本で、乱歩と横溝の連名の署名が入っています。
この某氏がよくわからず、まだ本、雑誌などでは未発表です。無論、『署名本の世界』にも収録されていません。
清二郎様
昔の目録を入手する方法としては、谷口様が書かれた以外に、「親しい古本屋に譲ってもらう」というのもあります。
ベテランの古本屋の中には、自分の勉強用に他店の目録を保存している人がいます。そういう人と親しくなれば、安価で大量に入手するチャンスがあるわけです。
ただこれは、言うまでもなく人間関係を本屋と築いた後になりますね。
私は戦前の目録の大半は、これによって手に入れました。
管理人様
cogito様裏bbsで、彭城矯介様が貴兄のために歌詞を考えてくださいましたよ。曲は「鉄人28号」。いかに貴兄でもご存知の曲ではないですか?
雑誌送りました 投稿者:宮森
投稿日: 1月24日(金)20時41分24秒
管理人様
先日はご丁寧なお手紙を有難うございました。
少しずつ埃を払ったりといった作業をし始めました。
雑誌は矢張り整理がしにくいのでお言葉に甘えまして順次お送りいたしたく、本日『詩神』約60冊ほどと他の詩雑誌で二箱を拵えて送らせて頂きましたのでよろしくお願い申し上げます。
(無題) 投稿者:くだん
投稿日: 1月24日(金)20時56分25秒
乱歩邸様
私も探偵本の話題が出ているのを喜んでいる一人です。
私の好きな、探偵小説サイトの草分け的なサイトの掲示板でも
「稀覯本の世界」が話題になっているようで、そちらからも
色々と教えてくださる方がいらっしゃるのではないかと
密かに期待しております。
こちらを訪れる方で、「江戸川乱歩展」に興味ある人は
どのくらいいらっしゃるのでしょうね。(意外と多かったりして)
(無題) 投稿者:くだん
投稿日: 1月24日(金)21時08分42秒
人魚の嘆き様
どうも有り難うございます。
明日神保町に行く用事ができましたので、『昔日の客』早速見に行こうと思います。
「人魚の嘆き」の本棚が充実してきますと、それに見入って静かになるのは
良いのですが、珈琲一杯で粘るコストパフォーマンスの悪い客になりそうで
気をつけます。
私の見たことがない目録も見るのが楽しみです。
待望 投稿者:管理人
投稿日: 1月24日(金)22時16分11秒
宮森様
早速取り掛かっていただきまして大変、恐縮しております。
本当は内緒にしておきたかったのですが掲示板にお書き下さいましたので皆様にバレちゃつた様です(笑)
仕方が無いから今回の雑誌は到着いたしましたら、皆様にも披露したいと思います。
有難う存じました。
「古本鐵人28號」樣の歌 投稿者:管理人
投稿日: 1月24日(金)22時23分15秒
彭城矯介様
有難うございました。皆様にもご披露致したくcogito様のHPよりの転載をお許しください。
「古本鐵人28號」樣の歌 彭城矯介様作
神保町の顔役(カホ〜) 岐阜の街でも顔役(カホ〜)
ダダダダダーンと驅け上がり バババババーンと買ひまくる
ビューンと飛んでく鐵人 書癡の魔王
地方に眠る極美の初版 死藏の儘の貴重な雜誌
敵に渡すな函帶完本 古本鐵人 早く行け
ビューンと飛んでく鐵人 書癡の覇王
「古本鐵人28號」樣の歌 投稿者:管理人
投稿日: 1月24日(金)22時25分55秒
人魚よ
曲を知らないから、今度教えて。
御礼 投稿者:倉田
投稿日: 1月25日(土)10時45分06秒
人魚の嘆き様
森先生直筆の題箋の付いたタトウを数多く頂戴し、真にありがとうございました。
しかも、与謝野晶子や石川啄木など、私にも馴染みのある作家の本ばかりで、
大変嬉しく思います。
私はオリジナルの本はとても買えませんが、複製でも入れて楽しむつもりです。
取り急ぎ御礼申し上げます。
創元社推理文庫・多謝 投稿者:文庫丸
投稿日: 1月25日(土)11時18分03秒
文庫中毒者様
水曜日の夜から急に熱が出まして丸二日間、熱の中に居りました。昨日、病院に行きましたらどうもインフルエンザらしいと言う事でした。というわけで返事が遅れました事、お詫びいたします。
大変うれしく又ありがたいお申し出に深く感謝する次第ですが「影絵のように」「サン・フィアクルの殺人」は持っています。取り急ぎ御礼まで。食欲なし。
「掘り出し物語」 投稿者:cogito@次峰
投稿日: 1月25日(土)12時39分22秒
「縁があって安く見つけた珍な物」。
「珍な物」とはまた、"貴重な物"の謂と、"なんやらよくわからんもの"といふ二義にわたると思ふんですけれども、貴重な物を安く見つけたことはあんまりなく、あっても自分の場合はすべて"難あり"物で、当今"うまい話"なんぞはあるはずもありません。安いといってもそれなりに元手がないと、「貧すれば鈍す」で、みすみす逸品を逃す事も多いのであります。
"なんやらよくわからんもの"にはお店で出くはします。ですから目録買ひonlyとなった現在ではさういふ本を手に取る機会もなくなってしまひました(おっと、"人魚の贈り物"から今後も何だか面白さうな本の出る可能性がありますね)。
自分は戦前の詩集を相手にしてをりますから、100部そこそこの出版にかかる詩集はみなひとしなみに"珍な物"です。さうして師弟関係がわかる序文も履歴を述べた跋文もなく、ポコッといきなり変なタイトル・変な内容の本を手にすると、なんだらうこれは、といふ気持にはなりますね。おおかたそんな"よくわからん"本も、ここに書き込めば「正体見たり枯れ尾花」で、あっけなく解決しちゃふわけなんですけれども。まづは一冊。
【門脇正男】『屍体に關する覺書』1938/文求堂書店/40p/26cm上製150部
なんでせうかねぇ、タイトルもタイトルなら内容も小説なのか散文詩なのかよくわかりません。
『まくれてゐた掛蒲団がひとりでにパタンと動く。頭の奥の方に黒褐色の蝙蝠が羽摶きする。……遠い霞の中から目薬の薬師様の太鼓がどんつくどんつくと小刻みに響いて来る。お百度を踏む石畳が冷たく濡れてゐて、百日紅の花弁が散らばつてゐる。その上を裸足になつた老婆が口の中でぶッぶッお題目を唱へながら急がしさうに往つたり来たりする。(以下略)』
全編がこの調子であります。
スズガエルの腹みたいな毒々しい柄の表紙は26cmだから結構大きい本。函やカバーはないのかな。
著者と「文求堂書店」の住所は、ともに本郷二丁目の二。自費出版の定番パターンですが、しかし一体何のためにこんな気持ちの悪い本出したんでせう。国会図書館にはもう一冊、『独居断想』1937/文求堂書店/173p/27cmといふ書誌が挙がってゐます。見たこと無いしそれ以上の手懸りはなし。どんなひとだか知りたいやうな、知っても仕方がないやうな、つまりは謎は謎のまま、今は書棚の片隅に居心地が悪さーうに挟がってる本を"掘り出し"て一冊紹介。
(東さまの心に染みるエピソードの後では書きにくいですが、こんなのでご勘弁を)
ただ感嘆ばかり 投稿者:乱歩邸
投稿日: 1月25日(土)18時51分33秒
人魚の嘆き様
失礼な質問にお答えくださり、感謝に堪えません。
それにしても乱歩と横溝の連名の署名本とは!
ちょっと凄すぎます。
探偵本もさぞや恐るべきコレクションでいらっしゃるのでしょうね。
いつか「人魚の秘宝展」をお願いします。
文求堂 投稿者:人魚の嘆き
投稿日: 1月25日(土)20時46分30秒
cogito様
「掘り出し物語」楽しく拝見しました。
【門脇正男】『屍体に關する覺書』という本については全く存じませんが、文求堂は本郷でも屈指の古本屋で、出版も営んでいました。泉鏡花の『婦系図』にも登場します。
漢籍の専門店で、出版もその方面が多かったのですが、どうしてこの本を出したのでしょうね。不思議です。
ちなみに、貴兄から頂いた『夜光雲』のどこかにも、田中克己が文求堂で中国関係書を購入したと書いてあった記憶があります。
乱歩邸様
私の探偵本のコレクションは大したものではありません。
「秘宝展」ではなく「貧弱展」になってしまいます。
“うっかり八兵衛” 投稿者:cogito
投稿日: 1月26日(日)02時37分54秒
>ちなみに、貴兄から頂いた『夜光雲』のどこかにも、田中克己が文求堂で中国関係書を購入したと書いてあった記憶があります。
ホントだ。編者ともあらうことがまたやっちまひました。(あんな大部な本に目を通して下さって感激の至りです。)
さうすると「著者と書店の住所が一緒」といふことはどういふことなのでせう。無名詩人にありがちな架空書店名を騙ったといふんでなければ、ひょっとして文求堂の家族に門脇氏が!なわけないか。この本、人魚の嘆き様さへ御存知無い本といふことで、一寸鼻高くなりましたので、休み明けにpoet indexにupしますから書影奥付など御覧下さいませ。
「掘り出し物語」 投稿者:マルドロール
投稿日: 1月26日(日)14時59分17秒
僕のような若輩の案を採用くださり、そして指名まで。大変光栄です。
僕の掘り出しは珍でも何でもないんですが、安いだけは一番です。
なぜなら、タダだからです。
もちろん、「人魚の贈り物」ではありませんよ。
去年の夏のことですが、親に言われて新聞紙をゴミ捨て場に持っていきました。
そこで、古い本が20冊位捨てられているのを発見したのです。
誰かが売らないで捨てたものに違いありません。
見ると、それはすべて井上靖の本でした。
古そうでしたが、実際はすべて戦後の本でした。
しかし、ほとんど箱かカバーが付いていて、きれいです。
僕は大急ぎで家に戻り、紙袋を持ってきて全部中に入れて持ち帰りました。
捨てられたものだから、犯罪にはならないとテレビで見たことがあります。
部屋に戻って確認すると、18冊あって、10冊が初版でした。
「氷壁」「天平の甍」「敦煌」などが初版だったのはうれしかったです。
残念なことに帯はありませんでしたが、一度にこれだけの初版本をしかもタダで手に入れたのだから、天にも昇る気持ちとはこのことでしょうか。
これらの本は、今も僕の本棚の一角にそびえています。
以上です。
開店一ヶ月目の記録 投稿者:雪だるま
投稿日: 1月26日(日)16時32分24秒
一六日 版権会社の社長である某氏が立ち寄る。氏は鴎外のコレクターであるからして、自然と古書の話へ。後にA賞N賞の発表待ちで文芸編集者待ち合わせをしたわけでもないが三、四来る。八時過ぎ結果出て残念会が始まる。シャンパンを二本開けて我が店の一ヶ月たったことを同時に祝ってもらう。ほろ酔いになった頃、雑誌編集者二、三来て満席に。その後、漫画編集者であるが大田南畝好きの古書仲間が来る。その後もぞくぞく立ち入れ替わりがある。確か某古書店主も寄ってくれたはずだ…。店も閉店近く客足も途絶えた頃、某ノンフィクション作家立ち寄る。著作を読んだ直後なので興奮してしゃべり続け二時まで語らう。
一七日 お茶の時間に人魚の嘆き氏目録を届けてくださるが早々に引き上げてしまう。りょくと氏、yamanaka氏、恩地氏、某古書店主、貞之介氏が来る。彼ら揃いも揃って書痴故長っ尻を想像し、一升瓶を抱えさせ二階の座敷に通す。収穫品を自慢しあう姿は言わずもがな。この日は偶然にも「『人魚の贈り物』2003 その2」が行われた。感の良いりょくと氏が二階にパソコンを運んでいったので皆で楽しめたようだ。人魚の嘆き氏が早々に早く帰っていった理由を感の悪い私はここで理解した。旧知の洋画家が日本画の人を連れて来る。その日本画の先生は私の母が一目見て、驚嘆する。あまりの興奮ぶりなので隣に座らせ挨拶をさせる。何やら母はその人の絵が好きで地方の展覧会まで見るほどご贔屓だったらしく娘としては店をやってよかった瞬間。その後、画家の助手も来て絵の話で盛り上がる。執筆依頼をしている大学教授来る。新聞社記者、画廊店主来る。めずらしく一二時に終わるが、知り合いの編集長の飲み会に呼び出され神楽坂の芸者の店で飲む。若きジャーナリスト二、三を励ます。
一八日 店へ向かう路上で眩暈。救急車で運ばれる。担架の上で人魚の嘆き氏から電話を受ける。仕事の催促電話も入るが違う意味で眩暈。
追記 開店一ヶ月目の週は管理人が旅行中で逢えずに大変寂しい思いをした。さて、管理人の「本の近くへ」という言葉がなかったら神保町で「本」を肴に飲む風景を毎日、毎日見ることのできなかっただろう。出店計画時から世話になっている管理人と人魚の嘆き氏、そして恩地氏には足が向けられぬ。遠くでサポートしてくれるコギト氏やGRAPEFLUIT MOON氏も心から感謝している。上記の日にたまたま会えなかった、くだん氏、大輔氏も私の店で本の話をしてくれる大切な人だ。サロンにはあまり参加されないが、店に立ち寄ってくださる閑話究題XX文学の館の七面堂氏や萬嘯廬主人にも出会えた事も追記したい。
上林本 投稿者:薔薇盗人
投稿日: 1月26日(日)17時56分11秒
管理人様
お礼が遅れて失礼しました。
上林の稀覯本について、メモに取らせていただきました。
ついては、甘えついでに古書の相場もお教え願えませんでしょうか?
そんなもの、自分で調べろ、と言われてしまいそうですが、なにしろどれもこれも目録でも見ませんものですから。
『薔薇盗人』『田園通信』特装本『現代作家印象記』『花の精』『野』について、ご教示ください。
「開店一ヶ月目の記録」の訂正 投稿者:アラ捜シ隊々員三号
投稿日: 1月26日(日)20時03分24秒
アラ捜シ隊々員三号(意味不明の方は下記BBS参照)が、1月26日(日)16時32分24秒に書きこまれた雪だるま嬢の投稿を勝手に訂正いたします(→の前が原文、後が訂正文)。
1行目 鴎外のコレクターである→鴎外のコレクターである(最近はダボハゼ気味)
6行目 二時まで→四時まで
9行目 感の良い→勘の良い
9行目 人魚の嘆き氏が早々に早く帰っていった理由を感の悪い私はここで理解した。→人魚の嘆き氏が『人魚の贈り物』のために早く帰ったと勘の悪い私は誤解したが、実は娘の誕生日だから帰っただけであった。
16行目 担架の上で人魚の嘆き氏から電話を受ける。→担架の上で人魚の嘆き氏から電話を受ける(こんなタイミングで電話するなと切ってから罵り、救急隊員に驚かれる)。
19行目 管理人が旅行中で逢えずに大変寂しい思いをした。→管理人氏が旅行中で逢えずに大変寂しい思いをした(というのは全く嘘だが、オヤジがひがむと面倒なのでこう書いておこう)。
22行目 くだん氏、大輔氏→くだん氏、大輔氏、郡氏、そして忘れてならない風信子氏
24行目 ブランク→皆様、これからもお引き立てのほどよろしくお願い申し上げます。
http://6426.teacup.com/cogito/bbs
訂正の訂正 投稿者:アラ捜シ隊々員十一号
投稿日: 1月26日(日)21時59分56秒
アラ捜シ隊々員三号様 感違いばかりですいません。訂正ありがとうございます。ちなみに昨夜は管理人様はじめくだん様、大輔様、
七面堂氏、萬嘯廬主人、K書店店主と濃いメンバーで席が埋まりました。クシャミしませんでした?
さて、
16行目 担架の上で人魚の嘆き氏から電話を受ける。→担架の上で人魚の嘆き氏から電話を受ける(電話するなと切ってから
「私、死んでしまうかもしれませんの。」と、最後の我が儘に鏡花・雪岱極美本をおねだりしてよけばよかったと考えに耽る。)。
19行目 管理人が旅行中で逢えずに大変寂しい思いをした。→管理人氏が旅行中で逢えずに大変寂しい思いをした(というのは本当は人魚の嘆き氏の嘆きだ。最近、風信子氏やコギト氏に管理人の愛情を取られがちなのでひがんでいる。もちろんジャガーでお迎えの私への嫉妬も考えられる)。
彭城矯介様
酔っぱらってこのサロンでお見かけする人と勘違いしてしまいました。群氏のことです。(ゴシップごめんなさいね)
それにしても「○ロノス」をご存知とはますます謎が深まります。兎に角失礼しました。
寝そべって 投稿者:寝ころび達磨
投稿日: 1月26日(日)22時05分45秒
寝そべってタイプしていたらまた、間違ってしまいまいした。駄文失礼。
誤字脱字の寝ころび達磨より←本当に本が読めているのかやや不安。
「開店一ヶ月目の記録」の補足 投稿者:アラ捜シ隊々員一号
投稿日: 1月26日(日)23時05分48秒
7行目 ビアズリー好きの姉御に甘酒を振舞う。お汁粉は?
「掘り出し物語」といえるほどのものではありませんが 投稿者:imamura
投稿日: 1月26日(日)23時22分55秒
管理人様
ご指名ありがとうございます。
「人魚の贈り物」には参加しながら、初心者ゆえ、投稿の方は、逡巡していました。背中を押していただいて、大変ありがとうございます。
まず自己紹介をさせてください。
私は現在、中年にさしかかろうかという会社員です。一番本を読んだのは、高校生から大学3年のころまでで、その後は文学書から永いこと離れていました。高校生から、大学の初めのころは、三島、谷崎、川端、漱石等を読み漁っていたのですが、進学したのが理工系の単科大学だったため、大学生活の後半になるにしたがって、そのような本とは離れていきました。とは言え、理工系の単科大学の割には文科系の教授もある程度充実したいたため、漱石で有名な文芸評論家の講義を受け、プロレタリア文学に関するレポートなどを書いていました。しかし、大学の終わりのころからは、いわば「本業」の方に時間を割かざるを得ず、大学卒業後に就いた仕事も、工学系の仕事だったため、すっかりその世界からは離れてしまいました。
その私が、この古書の世界にはまったのは、ほんの1年位前のことでしょうか。
ヤフーのオークションで、谷崎が戦時中に私家版で出した「細雪」が出品されているのを偶然見つけたことからです。
この「細雪」は、高校生だった当時、谷崎の年譜を見て、いつかは絶対手に入れたいと夢に描いていたものですが、実際にヤフーのオークションに出品されているのを見つけ興奮しました。しかし、自由になるお金が豊富にあるわけではありませんから、いきなりこの本を見つけたからといって、落札できるはずもないのでした。
それから、古書の世界にはまりだし、インターネットを検索し、見つけたのが、この「稀覯本の世界」だったわけです。
というわけで、現在の私は、神保町の古書店や、偶に土曜日に教育会館に行く程度ですから、「掘り出し物語」と皆様に語れるほどの経験がないのが実情です。
ただ唯一言える程度のものとしては、大学生だった当時、たまたま地元の古書店で5000円程度で購入した三島「剣」の初版函帯付きでしょうか。この世界にはまりだしてから、目録を見て、大変驚いたものです。ただ、これは買った約20年前当時、掘り出しものだったのか、それとも、その後に値が上がったのか、定かではありませんが。
ということで、長々と書いてしましました。最後までお読みになってくださった方には、お付き合いくださいまして、大変ありがとうございました。
これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。
誰だ?花園を荒らす者は? 投稿者:管理人
投稿日: 1月27日(月)03時07分06秒
東様
cogito様
マルドロール様
imamura様
雪だるま様
玉稿を賜りまして有難うございました。それぞれの個性があふれた文章、内容で、とても興味深く愉しく拝見させていただきました。ご協力深謝。残りの方々のそれを待望しておりますので宜しくお願いいたします。
薔薇盗人様
上林本の価格はあくまでも参考意見として申し上げます。
保存程度を美本と想定致しますと
『薔薇盗人』カバーのみ帯なし・・・10万
『薔薇盗人』カバー、帯・・・25万
『田園通信』上製本、函・・・40万
『現代作家印象記』・・・15万
『花の精』・・・15万
『野』函・・・12万 前後だと思います。
アラ捜シ隊々員三号様
アラ捜シ隊々員十一号様
この投稿の題名は両名の不埒な行為に対してのものであります。
隊長に任命されてもいないのに神聖な隊員を騙るとは何事ぞ!!!
しかもアラ捜シ隊はcogito様の掲示板の中のみで活動が認められている非公式団体である。
従って、以後、アラ捜シ隊の騙り隊員はもとより正式隊員をも本掲示板への立ち入りを禁ずる。
宮森様
雑誌が届きました。大変貴重な雑誌の数々をお譲り戴きまして感謝に耐えません。
今回は皆様にバレてしまいましたので公表のやむなきに至りましたが、羨んだり僻んだりの輩も少なからずおりますので今後はメール乃至は電話にての闇取引にて致しましょう。
ダンボール函二つの中身
『詩神』67冊、『椎の木』17冊、『時間』9冊、『インテリゲンチャ』2冊、『月曜』4冊『形式派』4冊、『詩囚』1冊、『薔薇派』4冊、『東方詩派』3冊、『超近代派』2冊『風車』12冊、『今日の詩』2冊 以上
うらやましい 投稿者:由紀夫
投稿日: 1月27日(月)08時48分47秒
imamura様
>掘り出し物語」と皆様に語れるほどの経験がないのが実情です。
>地元の古書店で5000円程度で購入した三島「剣」の初版函帯付きでしょうか。
もう十分誇ってください。私のレベルでは驚嘆ものです。
それにしても、imamura様の書き込みはとても励みになりました。私も文学とは縁遠い世界にいるものですから。
また、こうした素晴らしい方々とお会いできる機会を与えてくださった管理人様に、あらためて感謝申し上げます。
またも“うっかり八兵衛” 投稿者:cogito
投稿日: 1月27日(月)09時49分26秒
よくみたら「著者と書店の住所が一緒」ぢゃなかったです。(恥)。
取り急ぎ訂正まで。
http://libwww.gijodai.ac.jp/cogito/library/ka/kadowakimasao-shitai.html
はじ匂 投稿者:散水弁
投稿日: 1月27日(月)11時15分55秒
人魚の嘆き様
土日PCを使えなかった為、お礼が遅くなりました事、お詫び致します。金曜に「贈り物」の紅葉「はじ匂」受領致しました。ありがとうございます。以前メールにて「郵送は時間のあるときで結構です」と打ってはみたものの、初めての「贈り物」だった為、金曜までかなりソワソワしてしまいました…。オマケまで頂いてしまい、恐縮しております。二冊とも大切に致します。本当にありがとうございました。「お花見」も心待ちにしております。
散水弁
上林本の値段 投稿者:薔薇盗人
投稿日: 1月27日(月)13時26分10秒
管理人様
ご教示ありがとうございました。
いつ巡り合えるか、その時買えるお金があるかは別にして、今後の参考に致します。
羨んだり僻んだりはしませんが・・ 投稿者:マヴォ
投稿日: 1月27日(月)15時38分24秒
管理人様
羨んだり僻んだりのはいたしませんので、差し障りのない範囲で公表いただければ勉強になります。しかし、そのラインナップでは羨んだ僻んだりしたくなるのもわかりますね(笑)
「鏡花選集」特製本? 投稿者:恩地喜多八
投稿日: 1月27日(月)16時27分12秒
人魚の嘆き様
先週金曜日夕方、例によって「人魚の嘆き」に寄ったのですが、ちょうど帰られたところだったようで、お会いできず残念でした。
さて、先日ちょっと調べ物をしていて雪岱のお弟子さんの山本武夫氏の文を読んでいたところ、「春陽堂の「鏡花選集」に雪岱の
手彩の特製40部本がある」という記述に出会いました。以前この文を読んだときにも、へぇーと思いましたがその後すっかり
忘れてました。で、また忘れてしまわない内に質問しておこうと思った次第。
1.この本、もちろん私は見たこともないのですが、どんな物なのでしょう?手彩という以外に装幀や外装は普及本と異なるのでしょうか。
2.この特製本というのは初版のときに作られたものでしょうか。または、「祇園夜話」のように重版のときなのでしょうか。
以上、ご存じでしたら、是非御教示下さい。また、お持ちでしたら、一度拝見できたら、本当に嬉しいのですが・・・。
宜しくお願い致します。
管理人様
金曜日、お会いできず、残念でした。また、土曜日は皆さん書痴談義に花が咲いたとのこと。私もその場に居たかったなぁ。
ところで、愛知の目録に「暢気眼鏡」出てますね。また買うんですか(笑)
(無題) 投稿者:人魚の嘆き
投稿日: 1月27日(月)20時17分56秒
cogito様
貴HPに(「稀覯本の世界」管理人様談)とありました。これではまた「騙り」と怒られます。
恩地様
『鏡花選集』の特製本は現在「紛失中」ですので、記憶に基づき回答します。
1.限定記番があり、手彩以外の装丁・外装は全て同じ。
2.初版と同日付。
3.手彩は墨の木版に色を注したもの。
4.三方金。
現物を見ながらの記述ではないものの、間違いないと思います。
ちなみに、15年くらい前にT書店に頼んで市で落札してもらいましたが、結構高かったですよ。
前田普羅 投稿者:管理人
投稿日: 1月27日(月)22時13分42秒
文庫中毒者様
『定本普羅句集』辛夷社は棟方ですからお持ちでしょうね。
『前田普羅 生涯と俳句』中西舗土はおもちですか?
(無題) 投稿者:cogito
投稿日: 1月27日(月)22時55分56秒
人魚の嘆き様
また間違へちゃひました。明日訂正致します。
「稀覯本の世界」管理人様 談 → 人魚の嘆き様 談
“うっかりやす兵衛”
人魚通信 投稿者:雪達磨
投稿日: 1月28日(火)12時56分26秒
大雨の中、若いカップルが店に訪れた。yamanaka様の頁とこちらを覗いているとのこと。男の子は谷崎が好きでyamanaka様の頁にたどりつき、リンクするこちらにも影響されている様子。辻潤つながりで、今日の収穫と思われる「○○○○ 大杉栄評論集」アルス刊を見せてくれた。管理人様とりょくと氏がたまたまいたので、少しだけだが本の話ができた。
その後、客が何人か来てしまったのであまりおかまいできなかったが、最後の挨拶に、「本の事でわからないことがあったなら、この店でだいたい解決できるから、またおいで」と言ったが満更嘘ではない。その時にカウンター座っていたメンバーは管理人、りょくと氏以外の数人もなかなかの本読みで、皆、文芸に関わる人間だった。
おしゃれなカップル様
また、遊びに来てね。今度は谷崎の話でもしましょう。今度はお名前教えてね。
管理人様
「○○○○」を埋めてくだされ。私は初見でしたのですぐに忘れてしまいました。←馬鹿
私的「掘り出し物」 投稿者:JIN
投稿日: 1月28日(火)12時58分34秒
管理人様
皆様
kiku様から「宿題が出てるよ」と聞き(kiku様ご来場ありがとうございます)、出てまいりました。こちらでは御無沙汰していました。遅ればせながら、本年もよろしくお願い致します。
さてさて、私なんぞの掘り出し物といっても大したものはありません。とにかく世の中知らないものだらけですから、何かしらおもしろい発見があれば、値段に関係なくそれが自分にとっての掘り出し物です。では何が面白い発見かといいますと、ここからは個人的な話ですが、(1)とにかくおもしろいもの、または(2)北園克衛の未収録もの、です。例えば一番最近でいいますと、先週の神保町での古書展にて、昭和3年の「アトリエ」に橋本健吉の詩をみつけたのは掘り出しものでした。佐々木さんの情報(「北園克衛とモダニズム雑誌群」)にも内堀さんの情報(「レスプリヌーボーの実験/北園克衛」の巻末資料)にも載っていないものだったので、これはかなり嬉しい発見でした。「アトリエ」自体はよくある雑誌ですし、他の方には別に面白くも何ともないかもしれませんが、まあ掘り出し物なんてそんなものじゃないかと思います。
そういえばもうひとつ。ちょうど一昨日においしい*かもしれない*話を貰った所です。
某友人:亡くなったお爺さんの家は部屋の壁中が全部本棚で、子供の頃にソーセキとかを読んで函に戻したら、値段がxx銭と書いてあるような本ばかりだった。今も実家にそっくりそのまま残ってるから欲しい本があったらいくらでもあげるけど、広島まで来る?
JIN:わーい、いくいく!
以上、お粗末でした。本日はこれにて。
余談。
`>` 『詩神』67冊、『椎の木』17冊、『時間』9冊、『インテリゲンチャ』2冊、
`>` 『月曜』4冊、『形式派』4冊、『詩囚』1冊、『薔薇派』4冊、
`>` 『東方詩派』3冊、『超近代派』2冊『風車』12冊、『今日の詩』2冊
うああああああ
あわわわわわわ
○○○○ 投稿者:管理人
投稿日: 1月28日(火)13時06分50秒
○○○○は『正義を求める心』です。
普羅 投稿者:文庫中毒者
投稿日: 1月28日(火)19時28分15秒
もう何十回となく馬脚をあらわしてしまっておりますので、正直に言います。実は、まだ持っておりません。「定本普羅句集」については、図書館で見て知っていたのですけど、そのうちにと思いながら、ついつい・・・。
志功の表紙絵がトレードマークの俳句雑誌「辛夷」は、数年前に運良く、戦後復刊から昭和30年頃までほぼ揃いを入手しており、これからは昭和30〜40年代の入手が課題です。
でも、普羅までお持ちとは、ただただ恐れ入ります。
「日本橋」の特製本 投稿者:大塚
投稿日: 1月28日(火)23時09分58秒
人魚の嘆き様
「鏡花選集」の特製本の話が出ましたが、「日本橋」にも特製本があるのでしょうか?
あるとしたら、普通の本とどのように違うのかご説明願います。
まだ募集中かな? 投稿者:管理人
投稿日: 1月28日(火)23時59分07秒
JIN様
小生にとっての掘り出しも同様の性格を持つものが多いです。とても共感いたしました。
リクエストにお応えいただきまして有難うございました。今度の広島ツアーの定員は何名ぐらいを募集なさっているのですか?
風信子様
りょくと様が立原道造記念館を訪れたとの情報を得ております。
悶求草堂半可通問答 投稿者:彭城矯介
投稿日: 1月29日(水)00時31分14秒
雜書山を為し床傾く陋屋・悶求草堂に於ける主、悶求道人と書癡仲間の惡友、碧銹散人の漫談と思し召せ。
客「何かまた赤恥を晒されてゐるやうですよ」
主「弱りましたな。折角人目に觸れぬやう配慮したつもりなのに」
客「おまけに掘出物自慢をせよ、との勅命まで下つてゐます」
主「いよいよ物笑ひの種にしようといふ狙ひでせうか」
客「しかし、`<` 雜本といふ名の本は無い`>`といふのが、豫てよりの貴殿の持論であり且つ信條でせう。正に願つてもない話題ではありませんか」
主「確かに。でも、何處ぞの目録に何萬とか何千とかで載つてゐた本を均一臺で數百圓で見つけたなどといふ話をいくら書いても厭味なだけでせう」
客「どの道貴殿は何を書いても厭味にしかなりませんよ。白白しく氣にして見せる方が餘程厭らしい。誰も貴殿に、心温まる一寸いい話なんて期待してませんつて」
主「致し方ありませんな。一つ私が、古書の神は實在すると確信するに至つた一件をお話ししませう」
客「ほほう、そんな事がありましたか。是非伺ひたいものですな」
主「原石鼎が昭和11年に、『言語學への出發』といふ本を自費出版してゐるのは御存じでせう。所謂`<` 戰中の思考`>`の一つの型として、私はこれが讀んでみたかつたんです。私としては、ただ讀めさへすればよいので、必ずしも元版である必要は無かつたんですが、そもそも戰後には再刊もされてゐないやうなんですね。初版自體市販されたわけではなくて、主宰誌「鹿火屋」の二百號記念祝賀會及び俳句大會の附録として出された物なので、これはもう一生お目に掛れぬ類ひの本かと、端から諦めてさへゐたくらゐなんです。ところが、諦めて然程の月日も經たぬうちに、他ならぬこの本が或る店に出現しましてね」
客「ははあ、それは正しく奇遇ですな」
主「裸本ですがね、たつたの二百圓でした。この時ほど驚愕し興奮した事はありません。文字通り古書の神は實在すると信じ、只管拜跪したい思ひで一杯でした。ですからね、初心者の方に申上げたいのは、欲しい本があつたらその本の事を本氣で念ずる事、そして地道に有りと有らゆる場所を熱心に歩く事、それ以外にありませんね」
客「一寸説教臭いですよ。電網で持つてゐさうな先輩コレクターにおねだりするのはどうですか」
主「よくない風潮です。畜生、若い頃に電網があつたらなあ、あゝ糞ッ」
客「誰かに猛烈に嫉妬してゐるやうですね。見苦しいからやめて下さい」
主「失禮しました。私の座右の銘は`<` 焦る勿れ、されどチャンスは逃す勿れ`>`です」
客「別名`<` 安物買ひの錢失ひ`>`とも言ひますな。ともあれ何とか穩當に纏められて目出度し目出度し」
主「お後が宜しいやうで」
悶求道人注記
*原裕氏著『原石鼎ノオト』(昭和51年 鹿火屋會)では、『言語學への出發』の版元名を(東京旭印刷株式會社出版部)としてをりますが、原本の奥付を見る限り東京旭印刷株式會社は、あくまでも印刷所に過ぎません。奥付から拔粹引用させて戴くならば、
昭和十一年三月三十日印刷 昭和十一年四月三日發行
著作兼發行者/原鼎 印刷者/中村守雄 發行所/かびや發行所 發兌/かびや社といふ事になります。申す迄もなく原鼎は石鼎の本名です。また同書の正式なタイトルですが、表紙の記載では『言語學への出發 一考案としての音語に就て 1936』であり、背文字の表記は『言語學への出發(音語とは) 原石鼎著』であります。
昭和13年に出たといふ訂正増補再版も、縁あらば一度瞥見致したいものです。
個人的には『石鼎全文集』が纏められるのが理想ですが、なるべくならC舎ではなく、
海上氏に製作して戴きたいと願つてをります。
想ひ見るや我屍に降る霙 石鼎
鷹の目? 投稿者:風信子
投稿日: 1月29日(水)00時54分54秒
管理人さま
さすが・・・情報がはやいですね。
記念館のI嬢とK嬢からの報告によりますと、私が、別の職場で長〜い時間のDB開発会議に疲れ果てておりましたころ、りょくと青年がご来館になられたとのことでした。
先日、管理人様のご視察が無地完了いたしましたし、お通ししても良いだろうということで・・・バー・コペンハーゲンにて、ハンガリーやフランスの古書をご覧に入れたそうです。
↓管理人さまもお口添えいただければ、幸いに存じます。
りょくとさま
今、私の手元には、海外の熱心な立原ファンから贈られたハンガリーのクネル叢書や滴双書、Darmstadtの装飾雑誌等が沢山あります。これらの書籍は、造形家・立原の修業の側面を知る資料として、踏み込まなければならない領域のものなのですが、ハンガリー語&ドイツ語では、恥ずかしながら読めません。眺めては、ため息ばかりついているのです。
お時間がございましたら、資料の概要を知るお手伝いをお願いできませんでしょうか?
節穴! 投稿者:ryokuto
投稿日: 1月29日(水)02時22分49秒
風信子様
ハンガリー語&ドイツ語の件わたしの出来る限りの範囲でしたらお手伝い差し上げます。ただちょっと辞書を探してみましたらスロヴェニア語くらいしかないので、ちょっと今度仕入れに行って参ります。どっかにあったと思ったんですけどねー。
「言語学への出発」 投稿者:雪白
投稿日: 1月29日(水)09時41分16秒
彭城矯介様
秋山素子さんの「魂のはな 評伝原コウ子」を読んだばかりだったので、「悶求草堂半可通問答」を大変興味深く拝読しました。
「言語学への出発」は以前、三康図書館で見たことがあるきりで、勿論所持しておりません。
こういう本に巡り合えるのが古書探しの醍醐味ですね。私もいつか巡り合いたいものです。
助っ人獲得 投稿者:風信子
投稿日: 1月29日(水)16時03分45秒
ryokutoさま
助っ人をお引き受けくださいまして、ありがとうございました。
辞書は、ご指示いただければ、当方でそろえさせていただきます。
詳細は、別メールにて、ご連絡申し上げます。
管理人さま
ということで、外国語の古書にご興味があるとうかがい・・・つい、お願いしてしまいました。
このような場で、ハンティングをして、申し訳ございません。
佐藤佐太郎『歩道』 投稿者:倉田
投稿日: 1月29日(水)20時17分41秒
人魚の嘆き様
特製本の話が続いていますので、便乗して質問させてください。
先日頂戴したタトウの中に、佐藤佐太郎の歌集「歩道」の特製本と書かれたも
のがありました。
昭和15年に八雲書林から出た初版は持っておりますが、特製本があるのは初めて知りました。
タトウがあるということは、人魚の嘆き様は所蔵されていらっしゃるのだと思いますが、この特製本の詳細についてお教えください。
乱歩展のご報告 投稿者:くだん
投稿日: 1月29日(水)20時59分03秒
乱歩邸様
池袋西武イルムス館の江戸川乱歩展へ行って参りましたので感想を少々。
乱歩の貼雑年譜に沿っての展示で、写真は既出の本で見たことあるものが
多かったのですが、肉筆原稿や自著や雑誌がたくさん展示してあり楽しめました。
「江川蘭子」ももちろんありました。
個人的にうれしかったのは、ウイリアム・アイリッシュの「幻の女」の原書を
読んで感激した乱歩が見返しに書き込んだ「新しき探偵小説現れたり。世界十傑に値す。直ちに訳すべし。・・・」を生で見られたことです。
今回の展示は乱歩ファンはもちろん、乱歩に余り興味のない古書愛好家にも十分楽しめるのではないかと思いました。
なお、池袋駅の反対側の光文社ビルにあるミステリー文学資料館にも初めて行ってみましたが、こちらは乱歩に限らず探偵小説ファン必見です。乱歩邸様がもしいらしたことがないのでしたら、ぜひにとお勧め致します。
乱歩展 投稿者:乱歩邸
投稿日: 1月30日(木)09時37分26秒
くだん様
私も行きましたよ。どこかでお会いしたのかもしれませんね。
オリジナルの資料をあれだけ纏めて目の前で見る機会はそうそうないので、予定していた時間をオーバー。特に肉筆原稿には釘付けになりました。
それと、「貼雑年譜」(5刷り)が限定再刊されていましたね。既に持っていますが、何となく勢いで買ってしまいました。
ミステリー文学資料館はまだ行ったことがありません。乱歩展はもう一度行く予定なので、その時寄りたいと思います。
ところで、乱歩に宛てた献呈本は外に出ているのでしょうか?どなたかご存知ではありませんか?
貼雑年譜 投稿者:文庫中毒詩
投稿日: 1月30日(木)20時09分25秒
皆様
「貼雑年譜」をぜひ手に入れたいのですが何とかなりませんでしょうか。
地方におりますと、ただ手をこまねいているだけです。先ほど講談社のHPにアクセスして、調べてみたのですが、出てきません!うわーーーー。
乱歩の献呈本 投稿者:香水夫人
投稿日: 1月30日(木)21時37分58秒
乱歩邸さま
芳林文庫目録第十号によると、エバハートの「霧中殺人事件」
訳者の酒井嘉七が乱歩に献呈したものが流出したと記載してあります。
貼雑年譜 投稿者:くだん
投稿日: 1月30日(木)22時20分16秒
文庫中毒者様
今回の乱歩展記念で増刷された「貼雑年譜」、第5刷になりますが、
お譲り致します。管理人様が文庫中毒者様にお送りする本があるとのことなので、それに便乗して来週になると思いますが、お送りしますので、ごゆるりとお待ちください。
秋江 投稿者:或る女
投稿日: 1月30日(木)22時39分12秒
或る女です
管理人様
本日、調べたい事がございまして図書館で「日本の風俗」春陽堂刊を見ておりまして、不図、大分以前の事になりますが管理人様が盲目となった秋江の文章の事をお書きになっていた事を思い出しました。その文章はとうとう探しきれなかったのですが、そうなると余計に読んでみたい気持ちが募りましたので、又、お手数をお掛けして恐縮ですが巻号を教えていただきたいのです。宜しくお願いいたします。
売れ行き好調につき 投稿者:雪達磨
投稿日: 1月31日(金)03時46分38秒
「文庫中毒詩」様 「くだん」様
『貼雑年譜』の版元が今日、客として来ていましたが、売れ行きは好調とのことです。販売側が悲鳴をあげるほど欲しがっているけれど、部数が少ないため、なかなか読者の手にまわらないとか…。ちなみに増刷はあり得ないと聞きました。間に合って良かったですね。
先日はありがとうございました! 投稿者:三月兎
投稿日: 1月31日(金)07時58分13秒
初めまして、先日「人魚の嘆き」で辻潤の貴重なお話をして頂いた者です。
DAS KABINETT DES のHPで「人魚の嘆き」を知り、cafeという事で気軽に尋ねてみたものの、僕達若輩者には敷居が高く感じられましたが、皆さんとても親切で緊張しながらも楽しい時間を過ごせました。
「人魚の嘆き」様
お茶と一緒に出して頂いたクッキー、ありがとうございました!
とても、おいしかったです。
管理人様
「人魚の嘆き」様のご好意に甘えましてまた、お茶を飲みに行こうと思いますので、機会がありましたら、面白いお話を聞かせて下さい。
大輔様 投稿者:郡
投稿日: 1月31日(金)10時10分05秒
昨日、人魚の嘆きにて、雪様から写真拝受いたしました。
おかげで、たのしい一夜のこと、あれこれ思い出しました。
ご配慮にお礼申し上げます。
昨日はもう一つ、思いがけない幸運に恵まれ、あの夜、ビンゴで大輔様が射止めた(ことを僭越にも心底うらやんだ)『初版本講義』を、初めて読むことができました。
内容については、痛切な一文「失踪した古本屋の記憶」への感動を含め、cogito 様がすでに情理を兼ねた書評をお書きですが、すっきり垢抜けた4色+銀箔押し、刷りっぱなし(PP加工やニス引きなし)のカバーといい、近年の商業出版でほとんど駆逐されてしまった「かがり綴じ」のしっかりした造本といい、ゆったりとした本文組版といい、読書の深々とした愉しさを、心ゆくまで味わいました。
とりわけわたくしは、「ある誌上オークションの思い出」の「大鴉」ばりの結句にしびれました。
「失踪した古本屋の記憶」が、たとえば石川淳の「武林無想庵」を思い出させるとすれば、これは同じ作者の「コスモスの夢」を連想するような、じつに可憐な、美しいエッセイです。
また、「稀覯本の参考古書価(歌集)」を締めくくる「私は今でも感謝しているのだ」の一語。
いずれも、厳格な「現物主義」のストイシズムのすがすがしさ、想像を超える文献博捜の凄絶さは言わずもがな、知識と論理と感情の輻輳する複雑、玄妙な文章の魅力に感嘆しました。
じつに、「ハードボイルド」な一冊と思いました。
再質問 投稿者:乱歩邸
投稿日: 1月31日(金)10時14分29秒
香水夫人様
早速の情報ありがとうございました。
やはり流失しているんですね。
ところで、乱歩宛のエバハート「霧中殺人事件」ですが、やはり古書価は割高なのでしょうか?
酒井嘉七のサインでは普通はあまり高くならないと思うのですが。
重ねての質問で恐縮です。
(無題) 投稿者:管理人
投稿日: 1月31日(金)11時15分08秒
彭城矯介様
期待に違わぬ寄稿を下さいまして有難うございました。
或る女様
「日本の風俗」に近松秋江の文章と記しましたか、であるとすれば、それは小生のミスで在ります。「日本の風俗」第三巻第十号(昭和十五年十一月)に北原武夫と対談しその中で自身の文学について熱っぽく語っております。秋江は失明してから殆どどこにも登場しなくなってしまいますから、これは数少ないものの一つといえると思います。
三月兎様
お酒の飲めない小生にとって「人魚の嘆き」は、あくまでもcafeです。いろいろな分野の文学好き、古本好きが集っておりますので愉しいサロンですよ、いつでも大歓迎致しますので、どうぞ又いらっしゃって下さい。この「Salon De 書痴」へも、どんどん参加してください。
『貼雑年譜』の件 投稿者:文庫中毒者
投稿日: 1月31日(金)19時00分11秒
くだん様
嬉しいお申し出を拝見して吃驚しています。本当によろしいのでしょうか。何とお礼を申し上げればよいのか、言葉がありません。ありがとうございます。実は2月12・13日に、出張で上京の予定となっています。12日の夜7時頃には念願の「人魚の嘆き」に行けそうです。もしお差し支えなかったら、「人魚の嘆き」に預けていただいてもと思っています(お会いできればなお嬉しいのですが)。
管理人様、皆様
上記のとおりです。忘年会に参加できなかった悔しさから、今度は絶対に行きますので、もしお会い出来るようでしたら、古書談義をお聞かせいただければと願っております。
雪だるま様
それまではあまり無理をしないでください(笑)。「臨時休業」の札をみて、回れ右は想像したくもありませんので。
(無題) 投稿者:人魚の嘆き
投稿日: 1月31日(金)20時35分19秒
大塚様
『日本橋』の特製本は未見です。そして、そもそも存在しないと思います。
倉田様
『歩道』の特製は昭和15年12月15日発行の再版本です。意匠は初版と同じですが、上質紙を用い、管見に入った本は全て署名がありました。最近は見かけないですね。
乱歩邸様
乱歩宛の本はかなり古書市場に流出しており、結構目録で目にする機会があります。谷崎潤一郎や三島由紀夫からの献呈本も現存します。
くだん様
『初版本講義』に過分のお褒めの言葉をいただきありがとうございました。今日撮られた写真の出来はいかがですか?
(無題) 投稿者:くだん
投稿日: 1月31日(金)21時59分24秒
大輔様
今日は絶妙のタイミングでのメールを有り難うございました。
さぞかし重かったことでしょう。お手数をかけました。
また借りができてしまいましたが、精算とお礼は今度お会いしたときまで
ご猶予をお願いします。(急ぎの場合メールをください。)
文庫中毒者様
大輔様のご好意で更におまけがつくことになりました。お楽しみに。
人魚の嘆きに預かっていただいても良いのですが。持って帰るのに
少々重いかもしれません。ご家族へのおみやげがもてなくなるかも?
管理人様の送られる本もありますので、一緒にお送りするか預かっていただくかもう一度相談したいと思います。
2/12に人魚の嘆きに寄られるかもしれないとのこと、私もお会いできれば大変うれしいです。
人魚の嘆き様
「初版本講義」についての素晴らしい文章を書かれているのは郡様です。
私も「人魚の嘆き」で、ビンゴで逃した「初版本講義」が棚にあるのを見つけ
「昔日の客」とともに少しずつ読ませていただいております。
それにいたしましても「初版本講義」は将来増刷や増補の可能性はないのでしょうか。
(無題) 投稿者:人魚の嘆き
投稿日: 1月31日(金)22時02分54秒
郡様
くだん様
大変失礼いたしました。
なお、『初版本講義』は絶版ですので、これ自体の増刷や増補はありません。
あ、いけない、『贈り物』の時間だ!
乱歩展雑感 投稿者:大輔
投稿日: 1月31日(金)23時30分13秒
くだん様 乱歩邸様 皆様
今日、乱歩展に行きました。感動したのは夢野久作 江戸川乱歩宛署名入り
「ドグラ・マグラ」です。脳味噌が空に飛んでいくのではないかと思うほど
感動しました。昭和十年一月十五日の日付入り。
これも立教大学の物かぁ・・・。
あとは乱歩と三島が一緒に写った写真を見れて満足でした。
あと乱歩が映写機で撮影した映像がありまして若き日の横溝正史と
夫人の映像もありました。必見です!!
「貼雑年譜」を暫く「人魚の嘆き」に置いておきますので興味ある方はご覧になってくださいね。
人魚の嘆き様が乱歩宛署名本が出回っていると書いておられましたが一度
「幻影の蔵」で三島の署名本があるか調べた事があります。見当たらなかったので疑問でした。これで解消されました。
郡様
写真受け取られたとの事。安堵しております。またカフェ「人魚の嘆き」で
お会いしたいです。今後とも宜しくお願いいたします。
(無題) 投稿者:くだん
投稿日: 1月31日(金)23時34分20秒
人魚の嘆き様
「人魚の嘆き」へ少しずつ通って読破したいと思います。
時々著者から講義して頂けることも期待しております。
文庫中毒者様
言うまでもございませんが、今回の件で東奔西走されたのは第一に管理人様で、次に気配りの大輔様ですので。
管理人様
隣のページでの緑の兎様達との「ながーい名前のお仕事」(私、そらではとても覚えられません)只今、驚嘆して見守っております。
明日神保町へ寄るつもりですが昨日のお話のままでよろしいでしょうか。
(確認です。)
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