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Salon de 書癡 過去ログ 2002 6月

中村地平の番組についてのお知らせ 投稿者:高橋浩一郎  投稿日: 6月 5日(水)20時50分09秒

お邪魔いたします。
NHK宮崎放送局で番組制作をしている高橋と申します。
先日こちらのサイトを主宰している方から 番組を制作する上で貴重な資料をご好意でお借りいたしました。
番組についての情報をこちらのページに載せても構いませんということなので お言葉に甘えて以下に宣伝をさせていただきたいと思います。
番組タイトル「m.o.宮崎王国 」 サブタイトル「地平という雲」 放送日時:6月7日(金)午後7時30分〜55分(NHK総合・宮崎県内のみの放送) 番組概要:戦前から戦後にかけ、3度芥川賞候補になり、太宰治とも交友のあった宮崎県出身の中村地平。戦後は宮崎の文化の向上に尽力しますが、あるとき突然筆を折ってしまいます。小説家中村地平の知られざる生涯を辿ります。
宮崎県内のみの放送ですので、余り多くの方にご覧頂けないかもしれませんが、宜敷お願いいたします。 有り難うございました。 
日本勝利! 投稿者:天女の舞い  投稿日: 6月10日(月)10時57分00秒

管理人様
サッカーの応援疲れでぐったりしております。 古本好きの方でサッカーもという方はいらっしゃらないでしょうか。管理人様はいかがですか?
あまり興味は・・・ 投稿者:管理人  投稿日: 6月10日(月)14時15分11秒

天女の舞い様
小生はサッカーにはそれほど興味がありません。山登りをしていたせいか、どちらかと言えば、スキー競技などを好みます。 サッカーファンはわかりませんが、山の本の収集家には登山家が多いですね。私も一通り集めましたが、もう卒業いたしました。
『晩年』ゲットしました 投稿者:太宰ファン  投稿日: 6月11日(火)09時47分28秒

管理人様
 お久しぶりです。とてもうれしいことがありました。『晩年』の初版本を手に入れたのです!帯はついていないし、汚れているけれど、正真正銘初版本です。値段は10万円。高いか安いかわからないけれど、私としては限界のお金です。毎晩、少しずつ初版で太宰を読む喜びをかみしめています。この喜びを誰かに伝えたくて書き込みました。失礼しました。
うらやましい 投稿者:BORI  投稿日: 6月11日(火)19時40分57秒

   BORIです。
  太宰ファン様
  「晩年」ですか。なんともうらやましい限り。妬ましいほどに。でもともかくおめでとうございました。 天女の舞い様 古書もサッカーも大好きです。もちろん、お酒も競馬も。いい本が集まるわけないですよね。
「夜の光」 投稿者:留女  投稿日: 6月12日(水)07時25分33秒

   管理人様
  「夜の光」の外装についてお尋ねします。 この本は外装がないものとされているようですが、本の体裁からはいかにも箱がついているように思えるのですが。箱なしの根拠はなにかあるのでしょうか、ご教示願います。
無題 投稿者:管理人  投稿日: 6月12日(水)11時33分19秒

  太宰ファン様
念願の本の入手おめでとうございます。太宰の最重要初版本ですから、よろこびもさぞかしと思います。

  留女様
その件については、人魚の嘆き様がお答えくださることを期待しております。
「夜の光」について 投稿者:人魚の嘆き  投稿日: 6月13日(木)13時11分04秒

留女様
ご指摘のとおり、「夜の光」はいかにも函が付いているべき造本ですが、結論から言えば、元から函は存在しないようです。これについては、手元に原資料がありませんが、志賀本人及び装丁者のバーナード・リーチが明言しているところであり、確実だと思います。もちろん古書市場にも、いまだかつて函付が登場したことは一度もないはずです。 蛇足ですが、外装のないこともあって「夜の光」の初版本の美本は非常に珍しく、ほとんどが既存しているか表紙が擦れています。せっかくの美しい装丁なのに残念ですね。 以上、ご参考になれば幸いです。
あれこれ 投稿者:天女の舞い  投稿日: 6月13日(木)15時21分46秒

管理人様
管理人様は登山家でいらっしゃるのですね。山の本を扱う本屋さんが多いことは聞いたことがございます。恐らく、現役を退いた方々が、ノスタルジーで求められるのではと推測しておりました。とても高い本が日本でもたくさん出ているそうですね。いずれ「山の本特集」もご期待申し上げます。

BORI様
ご返答ありがとう存じます。私はサッカーが高校時代から好きで、ワールドカップを心待ちにしておりました。でも、なかなかチケットが手に入らなくて・・・ようやく、知人のコネで先日カメルーン対サウジアラビアの試合を観戦に行きました。あまりおもしろい試合ではありませんでしたが、でも大満足です。BORIさんはどこか行かれましたか。
お礼 投稿者:留女  投稿日: 6月14日(金)08時36分41秒

人魚の嘆き様
早速に教えていただきありがとうございました。美本でなくてもよいから、太宰ファンさんのように、いつか初版本で読みたいと思います。
誓の巻 投稿者:  投稿日: 6月17日(月)12時44分08秒

東です
先週、四国に出張いたしましてあちらこちらの古本屋巡りをして参りました。 全体的に所謂古書の払底が顕著でしたが鏡花の「誓の巻」のみが唯一、報告に足る収穫でした。 裸の本でしたが、この本には何かしら付属があるのでしょうか?
『誓の巻』 投稿者:管理人  投稿日: 6月19日(水)19時33分46秒

東様
『誓の巻』にはパラフィンのカバーが付いています。これは非常に珍しいもので、恐らくその存在はあまり知られていないことと思います。 実は、以前このカバー付の極美本を持っていたのですが、鏡花本を集めている某氏に「強奪」されてしまいました。しかし、彼が持っている方が相応しいかと最近では思っています。
七夕市のこと 投稿者:春の雪  投稿日: 6月20日(木)12時04分37秒

yamanaka様
 ご無沙汰しています。さて、昨日知り合いの本屋さんで七夕古本大市会の目録を見せてもらったのですが、三島の本はたいして目に付きませんでした。しかし、一冊「しりうす」という雑誌が出ていました。僕はあまり雑誌の知識はないのですが、昭和22年の雑誌だし、七夕市に一冊で出品されるのだから珍しいのではないでしょうか?三島の本が人気があるのはわかっていますが、こういう雑誌も今人気があるのですか?雑誌にはまったく弱いものですから、相場を含めてあれこれ教えてください。なお、僕が持っている雑誌は、三島事件に関するものだけで、作品が収録されたものはありません。よろしくお願いします。
『誓の巻』 投稿者:  投稿日: 6月20日(木)16時00分25秒

東です
管理人様
明確な回答を有難う御座います。 矢張りありましたか、しかしパラフィンカバーでは残りにくいですね。 このところパソコンの調子が悪く、御礼が遅れまして済みません。
しりうす 投稿者:yamanaka  投稿日: 6月23日(日)03時26分55秒

春の雪様
ご返事おそくなり失礼しました。さて、その「しりうす」ですが、この雑誌は同人誌で確かに珍しいと思います。単なる勝手な推測ですが、これからは数がないこういう初出雑誌(自筆原稿を綴じた回覧雑誌「東雲」は別として、初期の「赤絵」など)が今以上に高騰していきそうな気がします。が、ここまで来ると、私などは研究資料としてコピーがあればいいやというスタンスです(無論安ければ欲しいですが)。なんて話を、今日、ある方に話したら、偶然、資料として実物持っているとのことで見せて頂きました(コレクターの方ではありません)。ガリ刷りでした。私個人としては、好きな作品の初出は欲しいところですが、あとは研究用、初出テキストとして、また同時代の研究資料としてごく安ければ買うように、なければコピーで集めています。座談会・鼎談なども一部しか全集には入りませんし・・・・。 で、「しりうす」は、どうでしょうね、ずば抜けて高いわけではないでしょうが、それなりのお値段がつくと思います。
『岡本綺堂の本』 投稿者:谷口  投稿日: 6月23日(日)10時41分50秒

皆様
はじめまして。谷口と申します。皆様の書き込みを楽しく拝見していて、自分も参加させていただきたいと思いました。どうぞよろしくお願いいたします。 さて、私はここ15年ほど、「岡本綺堂」の本を集めています。今ではマイナーな存在になってしまいましたが、生前の評価はとても高いものがありました。私は彼の劇作に引かれたのがきっかけで本を集め始めたのです。ところが、マイナーなのが災いしたのか、綺堂を扱う本屋は少なく、思うように本が手に入りません。特に明治から大正初期の本に苦労しています。中でも綺堂の本を多く出版した「平和出版社」という出版社があって、ここは小さな出版社だったようでなかなか本がありません。実は一番欲しい本は大正5年に出版された『両国の秋』なのですが、これも平和出版社で、一度古書目録で出たのが抽選で外れたきりです。 そこで皆様にお尋ねしたいのは、どなたか綺堂にご関心のある方はいませんか。次にこの『両国の秋』は、先ほど書いた本が外れた以外は見たことがないのですが、そんなにない本なのでしょうか。また、先の本は何も付いていませんでしたが、函かなにか付いているのでしょうか。いろいろとお尋ねしますが、何でも結構ですから教えていただきたくお願いいたします。
始めまして 投稿者:伸六  投稿日: 6月23日(日)11時06分35秒

始めまして伸六と申します。
殆ど毎日のようにお邪魔して勉強させて戴いております。
昭和文学を中心に蒐書しておりますので当然「砂子屋書房」もその対象の核であります。 他に牧野信一、葛西善三、加能作次郎、宇野浩二、近松秋江などなど枚挙に暇ないほど広範囲なのですが。 ところで、「砂子屋書房」の本ですが、その殆どが書影を拝見いたしますとつい最近の出版のようにきれいな本ばかりですが、それほどの美本でなくても完本で入手する事すら難しい私には「信じられない」「凄い」としか言いようが無いのです。いったい、どうしたらこの様な本たちがお集めになれるのか、おしえてくださいませんか。 重要なミスを発見いたしましたのでご報告させていただきます。 「砂子屋書房本」長編小説中の逸見廣『惡童』普及版のところには赤塚書房の『惡童』の書影が貼り付いております。砂子屋書房の『惡童』を早く見せて下さい。  
なつかしさのあまり 投稿者:旧三島党  投稿日: 6月23日(日)12時20分27秒

管理人様
地方の大学で教鞭をとっている者です。大学及び大学院での専攻は三島由紀夫でしたが、現在は戦後文学全般を守備範囲としております。 砂子屋書房に関する実証的な管理人様のご研究はかねてより存じていましたが、このHPでその一端を知り、改めて驚愕している次第です。 恐らく、同年輩と推測いたしますが、今後ともよろしくお願い申し上げます。

「YAMANAKA」様「春の雪」様
上に書いた次第で、小生は三島がメインの研究者なのですが、あなた方の書き込みにあまりの懐かしさを覚え投稿いたしました。 小生は昭和45年、大学院の修論で「三島の詩」を題材に取り上げました。その重要文献の一つが、詩誌「しりうす」2号だったのです。当時、そこに三島の詩が掲載されていることは知られていましたが、原本がどこにも見当たりません。 教官から紹介していただいた三島の旧友の元でようやく巡り合えたのが、11月20日、そう「三島事件」の5日前だったのです。 コピーも大変なお金がかかる時代でしたから、全文筆写し、どうにか論文に加えることが出来ました。その資料は今も実家にあると思います。 あれから30年以上の時が流れました。大学の就職口は今よりも恵まれた時代ではありましたが、とても有能とは言えない小生は、ようやく地方大学に職を与えられ、現在に至っています。 「しりうす」など全く忘却のかなたでしたが、ここでその話題に接し、懐かしさが込み上げてきました。三島を修士論文に取り上げることには、批判もあった、今では信じられないような時代でした。 どこかに「しりうす」が出ているとのお話で、一目見たい思いもあります。もしかしたら、小生に見せて下さった方は既に亡くなったので、その方の旧蔵本かもしれないと思いつつ、懐古に浸れたことを感謝申し上げます。 昔話にお付き合いいただきありがとうございました。
それから30年以上が過ぎ、
(無題) 投稿者:管理人  投稿日: 6月23日(日)18時02分18秒

yamanaka様
小生は砂子屋書房主、山崎剛平年譜を作成の際に大正初めに早稲田高等学院の学生が創刊した「極光」という回覧雑誌で往生した経験があります。尾崎一雄がその中の一冊の内容を何かに書いたのですが、自分で現物に当たれなかったので年譜にはその雑誌名を記載するにとどめました。 そういったものは書誌的な資料としては貴重かもしれませんが、矢張り作品の完成度としては問題にならないものが大多数ですから、無理して高い金額で買わなくてもコピーで充分だと思います。

谷口様
始めまして、こちらこそどうぞ宜しくお願い申し上げます。 さて、岡本綺堂なのですが小生は後にも先にも「三浦老人昔話」が唯一、所有し読んだ本ですし、それももう、とうの昔に処分致しました。そんな風ですから誠にお粗末ながらお尋ねの『両国の秋』は今日に至るまで書名も存じ上げませんでした。 何方かご存知の方のご教示を仰ぎたき次第ですので皆様宜しくお願い致します。

伸六様
始めまして、どうぞ宜しく。 『惡童』のミスをご指摘戴きまして有難う御座いました。ずっと気付かずにおりました。早速、修正致しましたので御覧下さいませ。 砂子屋書房の本は当初より、いずれ書影を掲げた書誌を作るつもりで買い集めましたので徹底的に美本にこだわりました。しかし、目録での購入では美醜の確認は難しく、結局、保存程度の差こそあれ同じ本を何冊も持つことになりました。砂子屋書房の本だけで優に千冊を超えた筈です。それらは市場に出しますと、また、同じ物を買う事にもなり兼ねないので書誌の完成までは全部、手元においておきました。書誌の完成は集め初めから二十五年後です。

旧三島党様
どうぞ宜しくお願い申し上げます。 小生もコピーの無い時代に散々書き写した事を思い出しました。そして、そんな思いをした物は、その内容も何もかも良く覚えておりますので、無駄ではなかったと思います。
感激 投稿者:春の雪  投稿日: 6月23日(日)19時24分30秒

yamanaka様
 いつもながらの素早くかつ正確なお答えに感謝いたします。それにしても、周りにすごい方々がいらっしゃるのですね。うらやましい。

旧三島党様
そうですか。三島事件の時に修士論文を。まだ生まれていなかった者として、感激の極みです。これからもいろいろと教えて下さい。旧三島党様のいる大学で学びたかったです。
(無題) 投稿者:伸六  投稿日: 6月23日(日)23時06分09秒

管理人様
一朝一夕にとはいかぬコレクションとは当然思いましたが、千冊とは恐れ入りました。 砂子屋本が出ると片っ端からお買いになっていたわけですね、思いがけず書誌作りの裏話が伺えました。有難う御座いました。 訂正『惡童』拝見いたしました。
(無題) 投稿者:yamanaka  投稿日: 6月24日(月)04時59分51秒

春の雪様
初出は、例えば戯曲などは、装置図が入っていたり、全集や単行本には入っていないグラビアなどもあるので、買うまでいかなくてもみたいところですね。そういえば、三島演出のフォトストーリーみたいなものなど(確か「ポケットパンチoh!」掲載?)は、全集に文だけあってもわかりませんし、高価な初期の雑誌ではなくても興味ぶかいものがあります。

管理人様
私も管理人様の仰るとおり、そういうのはコピーで充分と考えています、が、入手以前に、現物確認が必要なのに全然ありかがわからない、閲覧さえ出来ないというのはかなり苦しいと、今、少しそういう作業をしているものですから、仰ってらっしゃること切実に実感しております・・・。

旧三島党様
貴重なエピソードをありがとうございます。私も旧三島党様が修論を執筆された頃は未だ生まれてもおりませんでした。 その「しりうす」2号ですが、今年の明治古典会七夕古書大入札会の目録に写真版で表紙が出ております。ウェブ版には写真は出ていないのですが・・・ http://www.kosho.ne.jp/~meiko/mok14_01.html
三島の雑誌 投稿者:旧三島党  投稿日: 6月24日(月)13時57分02秒

管理人様
小生の場合は、恥ずかしながら写すことに精一杯で、管理人さんのように味わい自らのものにすることは出来なかったように思います。 でも、確かにコピーでは到底不可能な写す行為自体の喜びがあった気がいたします。

「春の雪」様
小生の奉職する大学は、一般には無名の地方大学です。あらゆる意味で、学問環境が良好とはいえないかもしれませんが、のんびりとした風情と人情が好きです。 もうここに来て30年経ちますが、他に動くことはないでしょうね。

「yamanaka様」
三島の雑誌について、自身の体験から困難をきたしたのは、次の3つの系統のものでした。
1.『仮面の告白』以前の時期のもの
2.文芸雑誌以外のもの
3.「楯の会」関係のもの
とりわけ3については、図書館はもちろんのこと、古書店に出てくることもまれで難渋しました。 幸い、小生の出身大学にこの会のメンバーが多かったこともあり、なんとかいろいろな雑誌や資料を手に入れたことを思い出します。 「しりうす」の情報ありがとうございました。入札する意志はありませんが、いくらになるのかはやはり興味がありますね。あなたは行かれるのですか?
資料収集 投稿者:yamanaka  投稿日: 6月26日(水)00時04分28秒

旧三島党様
御教示ありがとうございます。仰られてらっしゃるように、特に2,3が難儀しますね。2の場合、国会図書館や出版元(が現存であった場合)の資料室などにない場合はほぼ絶望に近く、そのほか、三島の知り合いが関係している小さな雑誌にちょろっと書いたものなども大変ですね。3も、「楯」をはじめ、「青雲」など公共図書館にはまずないので難しいです。難しいと云えば、舞台のプログラムも初期のは難しく、特に地方版などとヴァージョン違いがあるとなおさら、難儀しております。ところで七夕ですが、勿論入札できるような資金はないので、下見にいっていろいろと実際に手にとってみてみようと思っています。
星に関する雑誌? 投稿者:管理人  投稿日: 6月26日(水)11時25分33秒

yamanaka様
私は三島は範囲外なのですが、確か以前、星に関する専門誌に寄稿していると知人に聞いたことがあります。その時は気にも留めていなかったのですが、これは事実なのでしょうか。ご教示いただければうれしく思います。
UFO関連では? 投稿者:yamanaka  投稿日: 6月26日(水)12時32分22秒

管理人様
星に関する雑誌とは・・・もしかしたらUFO雑誌のことでしょうか。三島は昭和31年に日本空飛ぶ円盤研究会に入会し、そこの機関誌「宇宙機」13号にエッセイを執筆しています。表紙はビル屋上のUFO観測会で三島の姿も入った写真です。これは図書館などどこにもなく、当時の主催者の方に問い合わせました。似たタイトルで、日本のSF雑誌の草分け「宇宙塵」というのにも執筆しています。ほかにも、どこかの宮司さんが出している小雑誌や、地方の警察署で出した雑誌?(剣道仲間?)とかにも書いていますが、これらも難しいものですね。ご参考になれば幸いです。
昔のことなど 投稿者:旧三島党  投稿日: 6月26日(水)13時37分45秒

「yamanaka」様
小生は幸いにして、高校生のときから親と教師の目を盗んで、三島関係の舞台や映画は同時代にできる限り見ましたので、それらのプログラムやチラシは後から苦労して探す手間は省けました。 今と違って、高校生が映画を見に行くなど不良の行いだと非難されたものです。まして、三島は大人にはあまり評判がよろしくありませんでしたから。 もっとも、ご指摘の地方の公演のものまでは手に入るはずもなく、またそこまで追いかけることもしませんでした。 小生は映画館のポスターが欲しくてしょうがなく、ある場末の映画館で上映期間終了を待っては、不要となったポスターをもらいました。汚れているものが多かったのですが、それでも当時の小生には宝物で、雨の中を抱きかかえて持って帰った記憶があります。 ところで、UFO研究会のことまでよくお調べになっているので感心しました。わたしもこの雑誌を探したことがありましたが、結局コピーしか手に入りませんでした。 もうひとつ、結局コピーすら手に入らなかったのが、東京ボディビル愛好会の出していた小冊子に三島が寄稿しているというものです。例の趣味の方向の会だったようで、会の存在すら秘密めいたものでした。一度だけ、会員を名乗る人物と会ったのですが、あまりに怪しげな雰囲気で、退散しました。 もし、この会についてご存知のことがあったら、ぜひ教えてください。
逸文 投稿者:管理人  投稿日: 6月26日(水)23時11分36秒

yamanaka 様
よく調査なさっていらっしゃいますね。書誌作りは時間との戦いでもありますのでご苦労の程、充分に伝わってまいります。 以前に安西冬衛と共に大連で詩誌「亞」を出していた詩人、滝口武士の詩集の編纂を依頼された折に大連とその周辺の雑誌を探りたく大連図書館にアプローチいたしました。図書館からの返事は「文化大革命の時に日本語の書物は全部燃やした」という事でした。 その後まもなく大連市の市長が来日しホテルニューオータニで企業誘致の説明会を開くと中華日報の記者より情報があり、経団連の紹介を取り付けて面会し大連図書館への便宜を取り計らう約束を戴きました。実際に行ってみますと専属の係りをつけてくれ、お蔭様で思いのほか収穫が得られました。当初は詩集の後に年譜をという積りでしたが、詩集と同じぐらいのボリュームになりましたので七十頁の別冊に致しました。これは、幸運の例ですが、満洲関係を調べたく中国の各地の図書館に出したアプリケーションはことごとく却下でした。 企業のPR誌(例えば高砂香料の雑誌は井伏や木山ほか多数の作家が寄稿)や宗教団体の機関紙などに寄せたものは逸文である場合が多いですよ。
(無題) 投稿者:yamanaka  投稿日: 6月27日(木)00時07分59秒

旧三島党様
もしかして、「三島由紀夫のボディビル談義」という、三島にボディビルを手ほどきした玉利斉との対談掲載の「ボディビル」67年4月号でしょうか。・・・国会図書館にもありませんでした(残念)。しかし、あれは東京ボディビル愛好会という団体が出していたのは知りませんでした。情報ありがとうございます。 それと、ポスターのエピソードはよい思い出ですね、たとえ傷んだポスターでも、一枚一枚に入手時の思い出がつまっていて、それはそれで貴重な「宝物」、その意味では書物でもそういうことがありますね。

管理人様
私などは集めているなどといっても国会図書館どまり、管理人様のそのお話を伺って書誌づくりとは、ただの作業ではなく本当に奥が深いものだと認識を新たにしました。貴重なエピソードをありがとうございます。戦前戦中しかも海外(満州)であると思うと、(私は満州関係は全く知識がないのですが)管理人様のコレクションが今更ながら重みをもって迫ってくるような気がいたします。 http://www3.tky.3web.ne.jp/~taqueshi/
三島関連 投稿者:旧三島党  投稿日: 6月28日(金)20時01分24秒

「yamanaka様」
「ボディビル」は正統派のもので、東京ボディビル愛好会のようなアングラなものではありません。従って、小生が探していた雑誌とは異なるものであります。いずれにせよ、よく勉強されていて感心いたします。 ところで、本に話を移すと、私は初版収集の趣味はありませんが、それでもそれなりの冊数を所持しています。三島の死後、これらの本は急騰いたしましたが、今の人気はどうなのでしょう。あなたは随分と集めていらっしゃるようですが、競争相手は多いですか。
(無題) 投稿者:yamanaka  投稿日: 6月29日(土)23時25分39秒

旧三島党様
失礼しました、そういうアングラ系であると以前のご投稿でおっしゃられていましたよね。しかしそれはちょっと気をつけて探してみたいと思います。また何か情報がございましたら宜しくお願いいたします。それで、初版本ですが、今でも人気があります。お金があればいつでも買えるような豪華本や、ガラス越しに拝むのが精一杯の初期の完本などはハナから眼中に入れず、その代わり新書版や文庫、周辺資料を・・とやってきたのですが、かえってそういう方面のほうがライバルの方が多くいらっしゃるようです。
新情報 投稿者:春の雪  投稿日: 6月30日(日)12時29分31秒

yamanaka様旧三島党様
七夕に出る三島の「しりうす」について情報が入りました。この雑誌は2ヶ月ほど前に古書市に出され、神保町のKき書店が買った売れ残りで、今回の底値がその時の落札金額だそうです。また、かなり汚いそうです。そう言えば目録にもそう書いてあったような。だからそんなに高くはならないらしいです。
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