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Salon de 書癡 過去ログ 2002 5月

どなたか教えて投稿者:BORI   投稿日: 5月 1日(水)22時31分18秒

またまたお粗末な質問をしてしまいます。
江戸川乱歩の『蠢く触手』を安ければ入手致したく思っています、特別の美本ではなさそうですが函も付いています、どなたか適正価格をお教え下さい。
蠢く触手投稿者:乱歩邸  投稿日: 5月 2日(木)10時15分35秒

BORI様
乱歩の本なら私にお任せを。表記の本は5万円で買えればラッキーでしょう。
蠢く触手投稿者:管理人  投稿日: 5月 2日(木)18時55分50秒

BORI 様
小生はこのジャンルも全然駄目なのですが、古書店主に伺いましたら業者の市でも8万円ぐらいの取り引きと言ってました。参考まで。
お答え投稿者:乱歩邸  投稿日: 5月 2日(木)19時01分11秒

BORI様
探偵本人気華やかなりし時は、十五万くらいつけている古書店もありました。今でも乱歩は人気が残っているほうだから、十万はしてもよいかな?だから五万は買いですよ。私も入札するかもしれません。だ゜からこのへんでご勘弁。
パラピンの聖女 投稿者:留女  投稿日: 5月 3日(金)19時17分37秒

初めまして留女と申します いつもレベルの高い書き込みを拝見させて頂いておりますが、是非お伺いしたい事が御座いましてお邪魔致しました。金星堂より刊行の衣巻省三の『パラピンの聖女』には函かカバーが在ると思えるのですが、御教示下さいませ。
回答 投稿者:管理人  投稿日: 5月 3日(金)20時49分32秒

留女様
こちらこそ初めまして。 お問い合わせの『パラピンの聖女』はカバー付きで完本です。本册と同様の美しいデザインのカバーです。この頃は裸本でも全然見かけなくなりました。
回答御礼 投稿者:留女  投稿日: 5月 4日(土)16時57分43秒

留女です
管理人様 明解な回答を有り難うございました。 私はハンドルネームが示す通り志賀を中心とした白樺派と、その周辺を好んで蒐集いたしております。その他に管理人様が垂涎の書を示していらっしゃいます、中戸川吉二、加能作次郎、宇野浩二、近松秋江等です。今後共宜しくお願い申し上げます。
(無題) 投稿者:管理人  投稿日: 5月 4日(土)18時19分42秒

留女様
小生の書棚と留女様のそれとは極似していると思いますよ。多分、葛西善三、牧野信一あたりもでしょう。
秋江 投稿者:留女  投稿日: 5月 4日(土)18時23分11秒

管理人様
書棚が似ているなどとんでもございません。管理人様と私では、月と蛍よりも差がございましょう。 ところで、秋江の「人の影」についてなのですが、この本にはカバーが付いているそうですが、どのようなカバーなのでしょうか。ご教示仰ぎたく存じます。
お答え 投稿者:管理人  投稿日: 5月 7日(火)17時56分48秒

留女様
所用のためお返事が遅れ失礼しました。件の本のカバーは、白地にタイトルと著者名の入った簡素なものです。この叢書のカバーはいずれも珍ですが、中でも秋江は非常に少ないと思います。
ありがとうございました 投稿者:留女  投稿日: 5月 8日(水)17時47分50秒

管理人様
どなたにうかがってもわからなかったことを、教えていただきありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
満州文献 投稿者:大陸人  投稿日: 5月12日(日)15時54分51秒

大陸人です。
大変、御無沙汰致しております、満州で発行の文芸雑誌では青木実等の「作文」や「満州浪漫」などが有名ですが〔無論それらの現物にはお目にかかった事はありませんが〕他にこれだけは見ておかないと片手落ちになるよ、と言うような物が何か御座いましたら御教示頂きたいのですが、宜しくお願いいたします。
満州文献 投稿者:管理人  投稿日: 5月12日(日)17時11分46秒

大陸人様
久しぶりですね、さて、難問ですね。 これは文芸雑誌ではないのですが、『満州観光』というのが、割と長くでております。この雑誌には日向伸夫、古川賢一郎、坂井艶司等の現地組の他、毎号に内地から当地を訪れている作家達が寄稿しております。例えば網野菊、浅見淵、壇一雄等です。現地組の作品には八木義徳の「劉廣福」があり、この作品は加筆の上「文学者」に収録され芥川賞受賞となりました。とにかくも、ここに掲載の作品は殆どが逸文ですので大変貴重と言えると思います。
諏訪三郎 投稿者:留女  投稿日: 5月12日(日)23時47分55秒

留女です
諏訪三郎を調べたく「日本近代文学大辞典」を当たってみましたら、「他に著書として『ビルディングの生棲者』・・・などがある。」と記述されております。其の本はなんとなく題名に惹かれて探してみたいと思っているのですが、いつ頃何処の出版社から出たものか、何方か教えて下さいませんか。宜しくお願い致します。
諏訪三郎 投稿者:管理人  投稿日: 5月13日(月)00時52分37秒

留女様
本書は『ビルヂング棲息者』が正しく『ビルディングの生棲者』は誤りです。「日本近代文学大辞典」に書く位の方ですから、決して何処かからの孫引きなどする訳が御座いませんでしょうから、多分ミスプリントだと存じます。 昭和二年十一月二十日 金星堂発行 定価1円70銭 367頁 四六判 紙装上製本 貼函 装幀柳瀬正夢 新進作家創作集として川端康成『感情装飾』、横光利一『愛の挨拶』、宇野千代『幸福』、イナガキタルホ『一千一秒物語』等と共に出たものです。
満州観光 投稿者:大陸人  投稿日: 5月13日(月)10時32分50秒

管理人様
大陸人です。
「満州観光」は名前だけしか知りませんでした。これから探索リストに加えさせていただきます。ありがとうございました。
『ビルディングの生棲者』 投稿者:留女  投稿日: 5月13日(月)11時24分40秒

留女です
管理人様
 ご回答有難う御座いました。それにしても、たった八文字しかも重要な書名で五文字も誤植が出るなんて大笑いな話ですね。 大陸人様とのやり取りで『満州観光』が取り上げられましたが、記述された以外の執筆作家がいるのではと大変気になりました。作家名だけでも列記して頂けませんか。
『満州観光』 投稿者:管理人  投稿日: 5月13日(月)14時11分39秒

留女様
『満州観光』の執筆者で主だった作家は前述を除きますと 高木恭造、城小碓、秋原勝二、山田清三郎、緑川貢、下村海南、藤木九三、窪川稲子、中谷孝雄、青柳優、大谷藤子、大内隆雄、牛島春子、井上友一郎、丸山義二、工清定、酒井美津子、三木清、町原幸二、津村秀夫、石原純、野川隆、望月百合子、中尾彰、北村謙次郎、飯河四郎。 といった処です。
多謝 投稿者:留女  投稿日: 5月13日(月)21時38分37秒

留女です
管理人様、得難き情報の数々有難う御座います。
感服感服 投稿者:辛口太郎  投稿日: 5月18日(土)17時33分37秒

管理人殿
HPの古書関連の掲示板と言えば、初心者が近年出版された駄本について、下らない書き込みをダラダラしているものばかりでしたが、ようやくハイレベルな掲示板が出来てうれしく思います。これからも勉強に来ますのでよろしく。
同感 投稿者:留女  投稿日: 5月19日(日)00時31分24秒

留女です
辛口太郎様 全く同感です。この本をいくらで買ったの、あの本はどこそこでいくらで売っているだの、そんなレベルの話を平気で他人様に披瀝できる厚顔さには、多少敬服できなくは無いけれど、読まされるほうは、そればっかりの連続ではたまりません。
管理人様

珍本の「神の火を盗んだ女」拝見させて頂きました。山田順子の著作は秋声の「仮装人物」を読んで以来探求し続けているのですが結局「女弟子」のみが入手出来ただけで、その他のものは見たことすらありません。処女作の「流るゝまゝに」と「神の火を盗んだ女」「女弟子」以外の著書は何冊あるのでしょうか? 
(無題) 投稿者:管理人  投稿日: 5月19日(日)02時17分14秒

辛口太郎様
始めまして、どうぞ宜しく。 辛口発言は大好きです。ドンドンおやりになって下さい。
留女様

山田順子の著作ですが、小生が知る限りのそれを列挙いたします。 昭和14年「欲望と愛情の書」紫書房、昭和15年「愛と受苦」紫書房、小説以外として昭和25年に「私たちの観音さま」自費出版。全部で6冊の単行本が出ております。もしかしたら他にもあるかもしれません。
ご支援深謝 投稿者:辛口太郎  投稿日: 5月19日(日)16時04分02秒

管理人殿
ご支援深謝いたします。 本当に画面に向かって「馬鹿者」と叫びたくなる最近の若造の蒐書のお粗末さ加減。よく臆面もなく、ゴミ本を購入していることを得々として書けるものである。貧乏であることと、知性教養に欠けていることを自ら公にしている彼らは、一流古書店で店主に相手にされない客であることは必定。管理人殿のように、神田の老舗で顧客として扱われている管理人殿のインターネット上への登場は心強い限りです。
追伸 投稿者:辛口太郎  投稿日: 5月19日(日)16時13分41秒

管理人殿
ついでに言えば、「馬鹿学者」の横行にも辟易としている次第。古通を長年愛読しているが、近年登場する近代文学関係の大学人はすべて没。木村毅や柳田泉、そして勝本清一郎といった大家の時代を知る者として、寂しい限り。特に田舎国立大学教員の限りなきレベルの低さはヘドが出る。私学の雄の教授もどこにでも首を突っ込み、後世に残る仕事はなし。誰もが思っていることだろうがな。いろいろアドバイスしてやってもよいが、なんとかに付ける薬はないらしいから。
(無題) 投稿者:管理人  投稿日: 5月20日(月)21時47分43秒

辛口太郎様
仰せの如く碩学の士は森銑三を最後に完全に途絶えてしまいましたね。 森銑三とまではいかなくても若い人たちの中には三島由紀夫を読む最低限の準備として、三島が学んだのと同様の程度ぐらいは古典を勉強して臨んでいるのではないでしょうか、読んでも理解が得られない無駄をせぬ合理性は充分に持ち合わせがあると思えるのですが。
(無題) 投稿者:無知な女  投稿日: 5月22日(水)03時26分52秒

辛口太郎サマ
若者ニ、手厳シイ、オ言葉デスコト。 アナタ様ハ、ヨホドスバラシイ読書趣味、ヨホドスバラシイ研究をサレテイルノデショウネ。 私ヲハジメ昨今ノ、若者ガ無知ナノハ、アナタ様ナ、スバラシイ方ガ、教エ伝エル、トイウ 心ヲオ持チデナイカラデショウ。 アナタノヨウナ蒐集家ガイル限リ日本ニハ文化ナド残ラナイ気ガ致シマス。
管理人様

乱入ごめんなさい。いつもサロンのお客さまの会話を楽しみにしているものです。
私は本当に悲しかったのです。
不躾ながら 投稿者:無知な女  投稿日: 5月22日(水)03時56分11秒

留女さま
本の値段を書き込むことについてですが、そんなに悪いことに思えません。 私も古本を集めだした当初、古本好きがどうしてあんなに本の値段の話 ばかりするのか理解できませんでした。 しかし、作家の名前を覚え、相場を知りました。そして古書展で目に留まれば 手にしてみる。こんな繰り返しでいろいろな本に出会うことができました。 評論家で学者でもないのですから文学論を戦わせても仕方がない事に気づいた のです。特にネットですからね…。 まぁ、たまに酒の席では文学論などぶってみるのも一興なのですが。
ところで、秋江はすべて読んだわけではありませんが好きな作家のひとりです。 『未練』なんか好きな本です。何かおすすめはありますか? また、長田幹彦はどう思われますか?
(無題) 投稿者:無知な女  投稿日: 5月22日(水)04時13分47秒

管理人さま
徹夜読書故集中力散漫。二度も投稿失礼。
無知蒙昧の輩を斬る 投稿者:辛口太郎  投稿日: 5月22日(水)07時27分01秒

無知な女殿
言うまでもなく、人様を批判する以上は誰からも文句のつけられようのない業績、教養、コレクションその他貴女の想像を超越した存在と社会から認知されている次第。そもそも、教え伝えてもらえるほどの勉強もしていない者が、小ざかしい発言をするなかれ。自らの無知蒙昧をもっと謙虚に反省し、碩学に敬意を表する素養を身に付けるべし。足元にも寄れぬ先達に不埒なマネゴトの文体で批判すること自体、軽侮に値するものと言えよう。それのみにても、人間の底の浅さ、学識不足、読書の貧困、すべてが推し量られる。留女殿への文を読めば、ゴミ本収集、自慢にて嘲笑の対象となりし一派と推察す。返答無用。相手にするも迷惑なり。
誤解なさらぬように 投稿者:留女  投稿日: 5月22日(水)12時53分55秒

留女です。
無知な女様 誤解されているようですが、私は本の値段の話を否定するものでは決してありません。私もそれは好きですよ。ただ、いわゆる古書関連のHPの中には、「いくらのものをいくらで買った」式の掘り出しとは名ばかりでセドリ同然の愛書家精神のかけらもない記述が多すぎることを嘆いているのです。 相場より安く買えればそれは誰しもうれしいものですが、古書も他の骨董同様、本当に価値の高いものはそれ相応のお金を払わなければ手に入りません。「いったいこの人たちは買った本をちゃんと読んでいるのだろうか」と不審に思わざるを得ない記述が多いものですから、それを書いたまでのことです。私は若輩ですし、研究者でもありませんが、値段ばかりにこだわるのは寂しく思います。辛口太郎様の若者批判は手厳しいですが、「反論の余地がないなあ」と感じています。若い世代を代表するコレクターが望まれます。 ところで、秋江ではやはり「黒髪」がいいですね。無知の女様は幹彦がお好きですか。大学で近代文学を教えていた父の蔵書に、幹彦の小型本が十冊程あるのですが、まだ読んでおりません。今度こっそりと書斎に潜入して取り出してみたいと存じます。
(無題) 投稿者:無知な女  投稿日: 5月22日(水)14時00分02秒

辛口太郎様
無知をお笑いになるのは結構。しかし「ゴミ本」とは酷すぎます。秋江や幹彦のどこがゴミなの でしょうか。鏡花、荷風、潤一郎、とまでは言いませんが捨てたものではありません。 先日、某コレクターの方を通して私が昨今一番執着していた「本」を手に入れることができました。 秋江とも交友がある歌人の本なのですが、内容は別に装幀などそれはそれは美しいものです。 辛口様に言わせればこの本もやはり「ゴミ本」になってしまうのでしょうか。 ところで、この本を落手する切っ掛けを作った、コレクターの方はこのサロンでも時々お見かけす る様に思いますが、世界一だと思います。 何が世界一かと言うと、近代文学に関する知識と教養はもちろん、そして辛口さまにはない若者へ の優しさがあります。私はこの方の書き込みで古本の知識を少しでも得ようとしております。 少ないコレクションではありますが、鏡花、荷風、潤一郎、勇、秋江、薫、清方、白秋、鬼太郎、 浪六、瀧太郎、泣菫、私の本棚に並ぶすべて「ゴミ本」と言われているような気がしてなりませ んでした。
管理人さま

この場を雰囲気を壊してしまったことをお許し下さいませ。 無知な女のヒステリーと一笑願えれば。
留女さま

「黒髪」もちろん大好きです。お父様の蔵書を引き継いでらっしゃるのですね。 私の父は江戸期の版本ばかりでしたので、教養が追いつきません。
無題 投稿者:人魚の嘆き  投稿日: 5月22日(水)19時42分20秒

辛口太郎様
辛口様の若者批判には共感できる部分もないではありません。留女様がご指摘になるように、果たして読書家・愛書家なのかと疑いたくなる場面に、古書店や展覧会場で遭遇することがしばしばあるのも事実です。 しかし、一方で真摯な態度で書物に接する若者も少なくないし、逆に「いい年をして恥ずかしい」と思わずにいられない年配のコレクターも大勢います。すなわち、何の世界でも当てはまることでしょうが、「若者はダメ」とか「年寄りは正しい」などと断定することは不可能であり、原則があれば例外も存在するということです。私は若者と年配者の中間の年齢で、若者に迎合する気は毛頭ありませんが、人生を長く生きているのにという意味では、古書の世界でもむしろ非常識な中年の言動の方が気になります。 いずれにせよ、相手のことがほとんど判らないインターネット上の匿名での書き込みにおいては、相手を一刀両断するような表現は慎むべきではないかと私は考えます。もし、はっきり物申したいことがあるのならば、堂々と名乗るべきでしょう。特に、辛口様はいろいろな所で発表できる力のある方のようですから、それをお勧めします。 私自身に関して言えば、他人の収集している本を、それが何であれ「ゴミ」呼ばわりすることは出来ません。どんな本でも、著者にとっては多かれ少なかれ心身をすり減らして書いたものです。また本の価値が、古書の世界での価格や人気のみで決定されるものでもありません。 さらに古書の世界に関して言えば、良書の払底している今日ほど、先人は後輩の心有る人たちに自分の経験や知識を伝授する必要があると思います。どんな珍本を持っていても、それを評価する人がいなくなれば、ゴミになるとは言いませんが、寂しい限りです。 その点、ここの管理人様は真の読書家であり愛書家です。私はお付き合いさせていただいて15年くらいになりますが、口は悪いものの、どんな知識でもあますところなく後輩に教え、こころよくオリジナルを貸し与えて下さいます。とれだけ様々な恩恵を蒙ったことかわかりません。私も管理人様に一歩でも近づこうと、とりわけ次の世代の方々には考えています。それが、先に生を受けた者の義務でもあると私は管理人様から無言の教えを受けたのです。 辛口様のような大先輩(でいらっしゃるのでしょう)に、釈迦に説法となりましたが、意のあるところをお汲み取りいただければ幸いです。
無知な女様

リチャード・ギアに似た人など探していては、永遠に見つかりませんぞ。T書店で大きな顔をしているジーパン姿のおじさんを探しましょう。シャツも年に不似合いの派手な物が多し。
管理人様

大変長くなり、失礼いたしました。
(無題) 投稿者:管理人  投稿日: 5月22日(水)22時50分58秒

無知な女様
乱入だの雰囲気を壊すなどと、とんでも御座居ません。貴女様に異義を唱えるとすれば、お名前が余りに相応しく無い事と鏡花、荷風、潤一郎等と秋江、幹彦に段差をつけた事です。 戦前の春陽堂末期が出した『日本の風俗』に視力を失った秋江が寄せた一文等は文學に対する一途な熱情そのものです。泣き言文學といった誹りが一方に在りますが秋江の高邁なる文學精神を知る小生の耳にはそんなこと全く聞こえません。とても格調高き文學と思います。幹彦も然りと存じております。 辛口太郎様の仰るゴミ論議は他所の掲示板を見ない小生には良く判らないのですが、少しばかりアングルを換えてみれば励ましと受け取れなくもないと思えませんでしょうか。
辛口太郎様及び皆々様

大筋では人魚の嘆き様の意見に賛成なのですが、自由闊達な意見も尊重致したく、結論としては発言に制約を設ける積もりはございません、ゴミ呼ばわりされましたら、寧ろ貴方様の人格がゴミではないかと反発してみても結構です。皆で仲良く手を繋いで、つまらぬ事を誉めあっていましたら辛口太郎様のおっしゃる「馬鹿学者」と肩を並べてしまいますから。
(無題) 投稿者:無知な女  投稿日: 5月23日(木)04時28分08秒

管理人さま
こんばんは。秋江や幹彦と荷風、潤一郎と差を付けてしまったとすれば、戦後の講談雑誌の中で 多数、提灯記事を見つけてしまっったことです。戦前、戦後と区別がなければいいのですが、 出版社や作家にだいぶ媚びたものを見つけました。この時良い意味でも悪い意味でも文筆で生きるという大変さを知りました。 しかし、荷風は断腸亭の中で戦時下の中、あくまでも軍人を小馬鹿にしていて、私は好きになりました。 そんな中、私の好きな歌人にしても戦時下、戦争賛美の歌がいくつ見受けられ悲しくなった思いがあります。 しかし、私がその立場に置かれた時どうなるかはわかりません。人間って弱いものなのでしょう。 同時代に生きていれば、少しは判ることもあったのでしょうが、私はこの平成に生きております。

今日は少し酔っておりますので、また。
(無題) 投稿者:管理人  投稿日: 5月23日(木)09時56分00秒

無知な女様
小生のINDEX頁より稀少雑誌の『漫談』を御覧下さい。秋江、幹彦共に戦前より凡そ純文學と著しき乖離した仕事は沢山あります。大家の谷崎にも川端にも所謂やっつけ仕事はいっぱいあります。貴女様が作家がその家族の生活を支える行為が弱さだと思っていらっしゃるとは到底思えません。御承知の様に荷風は潤沢な蓄財があり、だからなにもしないでも生活が出来た極めて数少なき作家の一人です。然も大吝嗇。 秋江や幹彦が凄いと思えるのは、彼等が本来の仕事に立ち返った時にその筆に聊かの荒みも見出せない事です。荒んだままにその生涯を終えた作家も少なからず居るのですから。以上、私見です。

愛国者論議については小生も相手によって、その意見がころころ変ってしまう程様々で、未だにはっきりとした答えを見出せないでおります。
均一漁りに鉄槌 投稿者:辛口太郎  投稿日: 5月24日(金)00時06分44秒

神保町に特価均一本の客を店内に入れず、表で精算する店アリ。なぜかようなことをするのか。答えは明瞭で、開店を待ちかねるかのように毎日表の本に群がるハイエナのごとき輩と、主が顔を合わせたくないからと推量す。こうした輩は人相からして卑しく、教養のカケラもない。主の心情は当然なり。たとえどんなに情熱を傾けようとも、100円の本を買い漁る人間がコレクターとして成長することも、尊敬されることもないのだ。そしてこういう輩が書く「蒐書日誌」なるものには、常に金がないことへの恨みつらみが書かれ、ゴミ本を安く買ったことを誇らしげに記す。そして、大古書店や有力コレクターの前では卑屈なまでに低姿勢となり、ひたすら媚びへつらうのである。そういう者が、まともなコレクターに成長した例は存在しないのである。食事を抜いてでも、大枚はたいて本を買う決意のある者は、決してクズ拾いに得々としていることなどないのである。
管理人殿

ご支援に感謝申し上げる。「文庫小僧」などと自ら名乗るプライドのカケラも本の素養もない者は、このHPのレベルの高さには到底ついてこれるはずもなく、コンプレックスのみ増幅していることでしょうな。哀れなことで。 人魚の嘆き殿 貴殿と議論するは好まず。ただ、忠告は受け入れ難し。
異義あり 投稿者:管理人  投稿日: 5月24日(金)02時24分39秒

辛口太郎様
小生、書物に貴賎無しと断ずる。600万円の『春琴抄』と道端で拾った文庫本の『春琴抄』そこに書かれている金科玉条に聊の相違も無い筈。 初版本のみを闇雲に尊ぶ風潮にも異義を唱える。 一例を倦れば、梶井基次郎の『檸檬』ですが、この初版は梶井の病状の悪化により仕事を急いだ為に誤字、脱字はおろか原稿の写しにも多くの誤りがある本で、その後淀野隆三は五回にも渡り修正を重ね結局、戦後の筑摩書房の全集でようやく完成するのです。従って初版の『檸檬』では梶井の文學精神も格調高き文章も正確に受け止める事ができません。作者のメッセージが正確に伝わらないそれが本としての使命を果たしているとは到底思えません。

悪口雑言も正鵠を得ない事には面白くもありません。単に面白がって他人様を貶しているならば、貴方様は矢張りとても可哀そうなゴミ人格者です。もう少しきのきいた本でも読んで勉強しておいで。
外村について 投稿者:天女の舞い  投稿日: 5月24日(金)08時32分27秒

管理人様
ご無沙汰しております。 さて、管理人様の梶井についてのご定見を興味深く拝見しましたが、彼の親友の外村繁についてはどう評価されますか。いまではすっかり忘れられた存在で、私には残念です。
外村繁 投稿者:管理人  投稿日: 5月24日(金)13時24分37秒

天女の舞い様
『青空』は数少ない同人の中から梶井基次郎、中谷孝雄、外村繁と三人もの作家を輩出しております。他にも歌の鬼才、稲森宗太郎が「栄螺子」のペンネームで歌を寄せております。 それらの才能は互いに触発しながら成長していった事と存じます。 砂子屋書房、第一小説集の、というより砂子屋書房が最初の出版に外村繁『鵜の物語』を選んだ理由は他の候補と比較して最も小説らしい小説がそれであったと山崎剛平は述懐しております。近江商人をテーマにしたその後の『草筏』もとても完成度の高い小説に仕上がっております。ただ、外村は家庭の事情もあり、最も油ののった一時期に自家の商売に専念せざるを得なかったので、その事が後に多少の影響を及ぼしたかも知れません。 小生は高く評価しておりますが現状では御指摘の通りやや影の薄い存在になっています。 先年、立命館大学のT氏が極めて実証的な書誌を完成させましたので、それがきっかけとなって、再度クローズアップされる事になればと存じております。
(無題) 投稿者:ハイエナ  投稿日: 5月24日(金)15時36分33秒

辛口太郎様、
主が毎日表の本に群がるハイエナのごとき輩と顔を合わせたくないならば、 わざわざ特価均一本など表に出さねばそれで済むことでしょう。 そうして一流本だけを買う上客のみを相手にすればよろしいかと。 至極簡単なことです。 クズ本を買う客がクズならば、それを売る本屋はいかがなものでしょうか。
草筏 投稿者:天女の舞い  投稿日: 5月24日(金)16時37分17秒

管理人様
外村を高く評価されているとのお言葉たいへんうれしく存じます。 さて、「草筏」の話が出てまいりましたが、池谷賞を先に受賞したがために芥川賞を逃したことは有名ですが、果たして外村はこのことをどう感じていたのでしょうか。今ほど芥川賞に権威がない時代とはいえ、太宰のような芥川賞病の人もいたわけです。これについて、外村が語った資料はございますか。お教え下さい。
クズ本 投稿者:管理人  投稿日: 5月24日(金)18時06分44秒

ハイエナ様
小生はさきに「発言に制約を設ける積もりはございません」と申し上げましたが、そのメッセージは良識と品格を備えた方々だけに発したと、今ここに付け加えさせて戴きます。 小生は辛口太郎様の仰る処のクズ本に関する定義が極めて曖昧なものと決めつけ、更にはクズ本なる物の存在の無き事を断言致しましたので、もっともっと、その事を話題にしたいのでしたら、少なくとも、此処では無い場所、例えば貴方の家の風呂場ででもどんどんおやりになって下さい。書物にしろ又他の万物にしろそれを持つ人の品格によりクズにも宝にも成り得ると存じます。

天女の舞い様
只今は旅先なので、御返答は調べました上で致します。悪しからず。
同好者です 投稿者:大塚  投稿日: 5月26日(日)16時53分48秒

お久しぶりです。大塚です。
無知な女様
本箱に鏡花や荷風や谷崎が並んでいらっしゃるとは。実は私も同じ方向を集めている者であります。ただ、集まりが悪いですね。というのも、これらの作家については人気が高いようで、古書展で注文してもまずあたりません。私は初版とか箱とかにはこだわらないというか、そんなに高いものは買えないのですが、値段が安いと競争も当然激しいようです。 それと、古書店でもこうした作家の本は少ないですね。また出るとすぐ売れてしまいます。ここでも話が出てくる神田の田村に、先週『卍』の箱なしが思ったよりも安く出ていたので、次の日にお金を持っていったところ、既に売れていました。残念。前も『盲目物語』の限定の方があったのを逃してしまいました。 無知な女さんは、どんな所で鏡花やら谷崎やらを手に入れるのですか。支障がなければ教えて下さい。
戯言ひとつ、ふたつ 投稿者:無知な女  投稿日: 5月26日(日)18時31分49秒

愛すればこそ
今は亡き父が「僕が死んだら君たちはこの本の価値がわからぬだろうから、 きっと捨てるか二束三文に売ってしまうのだろうね」と言っていた。 そんな私が小学4年生時に日曜日の真昼間に父に連れられ、骨董屋と古 本を扱う小さな店に寄った。父とその店の主人が何やら難しい話を延々して いるので、手持ち無沙汰にそこら辺の古びた民具のそばに埋もれる様におか れた本に手を伸ばした。表紙には『尋常小学校国語読本』と。中にはカタ カナで唱歌や民話が書かれていた。なんだか立ち読みでは物足りない 気がして、父に「ねぇ、ちゃんと読むからこれ買ってよ」とおねだりした。 「それは昔の教科書だよ。買ってあげるから、ちゃんと大切にするんだよ」 と、言い含められた。 ところで、このサロンの書き込みを大人の顔して見ていた、ボーイフレンドに 「いいけげんにしなさい。」と一喝された。彼は高価な本も買う人だが、 均一本ましては高円寺展などでもゴミのように積まれた本の中から気に 入った本を拾い上げる天才である。本を愛すればこそなのだろう。 こんな本を大切にするふたりがちょっとだけ誇りに思える。私はまだまだ思いが 足りぬ。

大塚さま
ライバルですね。(笑)私も古書店、古書展、目録で地道に集めております。

管理人さま
『漫談』の目次拝見しました。面白そうですね。稀少雑誌を集める程、 余裕がございませんので、まずは単行本をいろいろ読んでみたいところです。 私は本当に読書量が足りません。若輩者故失言お許し下さい。 昨日寝しなに「荷風文学の知的背景」を読んでおりましたが、作家が読んでいた ものをすべて理解した上での読書など私には一生かかっても無理です。 なんせ、漢詩を読むのでも何日もかかってしまうことがあるくらいなのですから。
では、ご機嫌よう。 「梅雨のあとさき」でも再読してみます。
外村他 投稿者:管理人  投稿日: 5月26日(日)20時53分47秒

天女の舞い様
「草筏」の件、「草筏」の帯に川端の文章があるのですが、今のところ外村自身が芥川賞について言及しているものは発見できません。なにか見つかりましたらご報告いたします。

無知な女様
素敵な話を有難う御座います。大正14年にアルスから出版された安成二郎の短編集「子を打つ」をもしも未讀でしたら貴女様に是非お奨めいたします。きっと御気にいると存じます 小生は西欧の文学を理解いたしたくアウグスチヌスに何回と無く挑みましたが、結局、その度に挫折と言う経歴の持ち主であります故、余り大きなことを言えたものではないのです。皮肉を申し上げたのですから皮肉に聞こえて当然なのですが私は姿勢の問題を言いたかったのです。これは蒐集家ではなく読書家の愚痴です。 其れは兎も角も、このサロンの書き込みが不愉快を招いてしまった事をお詫びいたします。 そして訳のわからない爺さん(多分)のたわ言に敢然と異議を唱えられた貴女様に改めて敬意を示します。ボーイフレンド氏の叱責にも屈することなく、ドンドン参加して下さいませ。
安成二郎 投稿者:大陸人  投稿日: 5月27日(月)01時21分19秒

大陸人です
最近の書き込み、様々な問題提起があり、とても興味深く読ませていただきました。 毎度、質問で恐縮ですが安成二郎に有名な歌がありましたね、その歌を何かでちらと見たことがあるのですが、歌そのものと歌集の表題を教えて下さい。
『貧乏と恋と』 投稿者:管理人  投稿日: 5月27日(月)02時22分00秒

大陸人様
安成二郎の歌のことですがそれを御覧になったのは多分彼の著書「花万朶」に収録された荒畑寒村の序文ではなかったでしょうか?

豊葦原瑞穂の国に生まれきて 米が食えぬとはウソのよな話

言霊の幸わう国に生まれきて ものが言えぬとはウソのよな話

この二首は大正五年実業の世界社発行の『貧乏と恋と』に収められております。因みに日本近代文学大辞典の「安成二郎」の項目には『貧乏と恋』となっておりますが、これは誤りです。
掲載写真についてのお願い 投稿者:高橋浩一郎  投稿日: 5月27日(月)20時27分10秒

突然ご連絡させていただき大変申し訳ありません。 私、NHKの宮崎放送局で番組を制作している者です。 こちらのHPに掲載されている写真の件で問い合わせさせていただきました。 このような形で突然連絡するのは大変失礼かと存じますが、他に連絡の方法がないので以下にお願いを記させていただきます。後ほど削除していただいて結構です。

現在NHKの宮崎放送局の県内放送番組で、宮崎出身の中村地平という作家の生涯を紹介する番組を制作しております。6月7日の放送です。 その中で中村地平と東京の文壇との関係を物語りたいと考えており、とりわけ太宰治との関わりを紹介したいと思っております。 しかしこれまでの取材で中村地平と太宰治が一緒に写っている写真が見つからず こちらのHPの「昭和11年春の絵巻出版記念会」の中に二人の姿が映っているのを知りました。 もし可能であれば、こちらの写真をカメラ撮影のため 一時的に貸していただくことはできませんでしょうか。 勿論使用させていただくに当たってさまざまな条件や費用が生じると思います。 可能な範囲で応じさせていただきたいと思いますので何卒ご検討宜敷お願いします。 突然不躾なご連絡を差し上げ申し訳ありませんが、アドレスの方にご連絡いただけませんでしょうか。何卒宜敷お願いします。 NHK宮崎放送局 高橋浩一郎
中村地平の件 投稿者:管理人  投稿日: 5月28日(火)01時24分57秒

高橋様
春の絵巻出版記念会の写真の件はメールにてご返答いたします。
御知恵拝借 投稿者:管理人  投稿日: 5月28日(火)01時52分16秒

皆々様へ
ホームページを開設致しましてから半年になんなんとしております。その間何の方針も持たずに場当たり的に拡張してまいりましたが、どうしたら良い方向に発展させてゆく事が出来るのか答えが見出せません。 そこで、何時も参加している方、時々参加くださる方、見て下さっているけれど参加いただいてない方、どうか率直な意見や指針を戴きたく存じます。 つまらないから、辞めちまえ、もっと気の利いたことをしてみろ、でも何でもお聞かせ下さい。
早起き 投稿者:天女の舞い  投稿日: 5月28日(火)06時13分18秒

管理人様
学校の関係で朝はやくつらいです。 さて、外村の件ご面倒をおかけしておりますが、何か判りましたらよろしくお願いいたします。 私はこのままの掲示板でありつづけていただきたいと願います。 管理人様、人魚の嘆き様など誠に知の宝庫だと思います。是非今後ともよろしくお願いいたします。
希望 投稿者:BORI  投稿日: 5月28日(火)10時37分31秒

管理人様
BORIです。
このHPはこれでも完璧すぎるほどですが、もし可能であればお知り合いの方々の秘蔵書も拝見させていただきたいものです。ご検討お願いいたします。
私見 投稿者:大塚  投稿日: 5月28日(火)13時12分41秒

大塚です。
無知な女様
企業秘密をうかがうようですが、目録で注文してもまず当たりません。何かうまい方法はあるのでしょうか。友人の名前を借りてたくさんはがきを出してもだめでした。特定の人に当たると聞いたこともありますが本当でしょうか。

管理人様
BORI様のお考えもよくわかりますが、私は管理人様の筋の通ったコレクションのみで統一されたほうが、HPに一貫性がある気がします。他の方のすばらしいコレクションも興味はありますが。
鳥取から応援 投稿者:村山  投稿日: 5月28日(火)21時43分22秒

始めまして鳥取の村山と申します。
今年の三月に知り合いの方からこのHPを教えて貰い、以来、毎日、日課のように拝見しております。家の近所では古くからの古本屋さんは無くなり、代わりに漫画とビデオの大型店が幅を利かすようになりました。益々古書から遠のく現状はいかんともし難く、なりゆきとして全集か文庫にすがることになってしまいます。もとより管理人様の紹介している稀本は、その殆どが見た事もないし、また、その存在すら知らなかったものばかりです。御蔭さまで本に関する知識は大きく膨らみました。是非更なる勉強をさせていただきたいと思います。次に何が出てくるか楽しみに待っているのは私だけではないと思います。応援しております。
安成兄弟 投稿者:大陸人  投稿日: 5月28日(火)23時16分05秒

大陸人です
管理人様
  有難う御座いました。確かにその歌で、仰るとおりで先程「花万朶」を引っ張り出してきて確認いたしました。珍本のところにございます「何かを忘れ物・・・・」の安成貞雄にはとても興味深きものを感じますが、著書は全然見かけません。 何でも言えとの事ですので遠慮なく言わせて戴きます。私の当面のテーマであります満洲物をもう少しご紹介戴けたら幸いです、宜しくお願い致します。

無知な女様
管理人様お薦めの「子を打つ」は素晴らしい作品集ですよ、私は裸の本しか持ちませんが、その内に箱入りを探したいと思っております。
三島本 投稿者:春の雪  投稿日: 5月29日(水)20時06分50秒

yamanaka様 お久しぶりです。
さて神田の若手本屋の集合目録を見たのですが、「盗賊」の帯び付きがなんと100万円しています。50万円でも買えないのは事実ですが、100万円というのはどうなんでしょう?ちなみに「仮面の告白」は帯び付きで75万円となっています。夢のまた夢だけれどいつかはほしい本です。
(無題) 投稿者:大陸人  投稿日: 5月30日(木)22時09分10秒

大陸人です
管理人様
只今帰宅いたしまして、珍本の「大陸の相貌」を拝見させて頂きました。ページ数や執筆者の数から推察いたしますと、恐らくは大陸で出た最大のアンソロジーでしょうね。 早速リクエストにお答えいただきまして、有難う御座います。其れと同時に是ほどに珍しい本をすぐに出す事が出来てしまう奥の深さを感じます。
判りました 投稿者:YT生  投稿日: 5月30日(木)23時03分04秒

管理人様
此処のような比類なき本格的文学サイトは多くの方々が待ち望んでおりました。尚且つ偏見に満ち満ちたマイナー路線は、時を経るに従って貴重な宝となっていく筈です。この掲示板の卓見と共に益々の発展と存続を願います。
本日やっと管理人様の謎掛けの答えが判りました。 「マヤ子」は無論見た事も無い本ですし、台湾での出版だし珍しい本なのかと思っておりました。 装丁の塩月桃甫は「薔薇の世紀」の塩月赳のお父さんだったのですね。正解ですか?
(無題) 投稿者:yamanaka  投稿日: 5月31日(金)01時15分00秒

春の雪様
ご無沙汰しております。現在はそんなお値段がするのですか。といってもそれくらいの本になると私などはショーウインドーの奥に仰ぎ見る(!)感じですから、相場も何も把握できてはおりません。しかしそれが適価か否かはまた別の判断をせねばならぬでしょう。果たして売れるのか、全く動かないのか、今後の成り行きを観察するのも面白いかもしれません。

管理人様
ご無沙汰しております。下のご投稿拝見しまして、僭越ながらワガママな希望をひとつふたつ申し上げます。掲示板での皆さんとやり取り、今まで拝見してきまして正に管理人様でしかわからないようなことなど、貴重な情報のやり取りがあったと存じますが、それを流してしまうままにしているのはもったいないような気がするのですが、過去ログコーナーを設けるというのは如何でしょう。または、定期的に管理人様の「こだわりの一冊」を挙げていただいて、その書物について、また入手時のエピソードなどをご披露して頂くコーナーなどあれば、・・・・・とワガママ勝手に想像しております。
多謝 投稿者:管理人  投稿日: 5月31日(金)19時01分19秒

天女の舞い様
早起きして書き込みを戴きまして有難う御座います。 外村の件ですが、その後「草筏」に関しての記述はいくつか見つけましたものの芥川賞云々と書いたものはまだ見つかっておりません。

BORI様
取敢えずは手元にあるものだけで賄いたいと存じます。ネタ切れになりましたら、その時に再考致します。

大塚様
筋が通っていると仰っていただき有難う御座います。 益々偏見に磨きを掛けたく思います。

村山様
始めまして、東京も所謂古書を扱う店は減少傾向にあるようです、矢張りセコハン屋の台頭に押されているのでしょうか。これからも、ちょくちょく参加して下さいませ。

大陸人様
「大陸の相貌」は書ききれなかったので割愛いたしましたが、他に「俳句」が可也の数寄せられており、満洲と中国大陸全土からのアンソロジーですので、仰る様に集められた原稿の数は最も多いものと思います。新聞社が出版したものだからと言えましょう。

YT生様
大正解です。 何時か何方かが気づいてくれると思っておりましたが、流石ですね。応援も有難う御座います。

yamanaka様
お薦めに従いまして過去ログコーナーを作るべく良く研究いたします。「こだわりの一冊」に関しましてはアイデアは良いのですが、すぐにネタ切れになりそうで継続には自信が在りません。 ご指導有難う御座いました。
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