back
Salon de 書癡 2004 2月
平和出版社の「新脚本叢書」 投稿者:苺みるく 投稿日: 2月 1日(日)00時14分51秒
萬嘯廬様
はじめまして。「苺みるく」と申します。大正時代の文学にちょいと関心がございまして、萬嘯廬様の日誌興味深くウォッチしていました。
そこで、「平和出版社」についてご興味あり、とのことでした。私は主に戯曲中心に本を集めている者でして、平和出版社の「新脚本叢書」もその中に含まれます。
しかしなかなか手に入らず、いまだ手元にあるのは3冊。
岡本綺堂「京の友禅」
岡本綺堂「籠釣瓶」
右田寅彦「つんぼ座頭」
のみです。
萬嘯廬様はこの叢書にも平和出版社ということで、ご関心がありますか。私は地方在住なのですが、東京ではそんなに珍しくはないのでしょうか。
いろいろ教えて下さい。
癒しの場 投稿者:初心者 投稿日: 2月 1日(日)09時38分3秒
三藤様
>ビーズよりもビーダマのほうが動きやすいかもしれません
なんとおやさしいお言葉。最近いいことがないのですが、私はSalon De 書癡で癒されて
ます。蔵書の質量を高めるように勤めます。ありがとうございます。
ところで三藤様の集めているご専門はどちらの方面なのですか?
検印紙、情報求む 投稿者:矢吹 投稿日: 2月 1日(日)11時08分3秒
どなたか教えてください。
先日、古書展で検印紙を集めたファイルを購入しました。
古い物が多くて魅力的なのですが中でも魅かれたのがスフィンクスが描かれて、その下にOKSとアルファベットで書かれている物でした。
右上に犀星という印があるので、OKSは多分出版社名だと思います。
どなたか心当たりの出版社がございますか。
またもしこの検印紙が張られていた本が判れば是非それを手にしたいと思っています。
情報をお待ち申し上げます。
節度を持って、質を目指したい 投稿者:三藤 投稿日: 2月 1日(日)13時03分17秒
ケンタウロスさん、こんにちは。
三藤です。コメントくださり、ありがとうございます。
実は私も古書展で本をキープすることはしばしばあります。
キープした本はなるべく手元に確保しておき、平台の上に置かないように気を使ってはいるつもりですが、手に持っている本が何冊にもなってくるとそういうわけにはいかず、また、古書展で本を物色しているときは、本に集中してしまい、多少なりとも自己中心的になってしまいますので、つい、キープしている本で平台を占拠してしまうこともあります。あのようなことを書いていながら、自らも同じことをしているわけで、恥ずかしく思います。
しかし、古書展に集まる方たちは、本の蒐集の上ではライバルではありますが、同好の士であり、初心者である私からすれば目指すべき先輩方なのですから、失礼がないよう礼儀を心がけたいと思っております。
初心者さま
蔵書の質量とは、よい言葉ですね。
私の住まいは本を置ける場所が限られておりますので、本の量をできるだけ増やさないようにしながら、欲しい本を手に入れるか日々苦慮しております。自分にとって質の高い蔵書にしていくよう、努力していきたいと思います。
ちなみに私が愛好している分野は探偵小説です。戦前と戦後二十年代くらいまでの作品は大抵好きですが、なかでも(月並みなのですが)江戸川乱歩、横溝正史を好んでおります。
今後ともよろしくお願いいたします。
情報有難うございます 投稿者:Peter-Rabbit 投稿日: 2月 1日(日)14時35分57秒
龍之介様
情報有難うございます。ご紹介の書籍は未読です。さっそく探してみます。
私の方は買ったままずっとそのままにしてあった、芥川の姪御さんで比呂志氏夫人の瑠璃子氏の「双影」「影燈籠」「青春のかたみ」をこの週末に読もうと思ってましたらチビがインフルエンザに罹りゆっくり本も読んでいられません。
『迦留陀夷』・御礼 投稿者:シェーン 投稿日: 2月 1日(日)15時21分1秒
散水弁様
古書里艸の情報(『迦留陀夷』)を有り難う御座いました。
人魚の嘆き様
発禁本についての貴重な情報を有り難う御座いました。「何故ご存じですか」というくだらぬ質問は大変失礼を致しました。何せ、幾ら本で調べても『外道三昧』と『迦留陀夷』との関係に触れるのは未だにありません。矢張り、読むに越すのはありませんが、未だ入手しておりませんので、その無知をお許し下さい。宜しくお願い致します。
芥川瑠璃子の「影燈籠」 投稿者:龍之介 投稿日: 2月 1日(日)17時38分33秒
Peter-Rabbit様
芥川瑠璃子の本は「影燈籠」だけ読みました。そこに出てくるイニシャルで登場する人
物について、お読みになったら教えていただきたいことがあります。古書に関係してく
る人物です。よろしくお願いいたします。
(無題) 投稿者:人魚の嘆き 投稿日: 2月 1日(日)20時07分1秒
萬嘯廬様
貞之介様
本日はわざわざご遠方までお越しいただきありがとうございました。
恩地喜多八様
お約束どおり、雪岱装丁本は見せませんでしたよ。
矢吹様
`>` OKSは多分出版社名だと思います。どなたか心当たりの出版社がございますか
。
OKSは岡倉書房の略です。
`>` またもしこの検印紙が張られていた本が判れば是非それを手にしたいと思っています。
室生犀星の検印が捺してあるのならば『茱萸の酒』でしょう。犀星の本で唯一岡倉書房から刊行されたものですから。
薫さん様
お目にかかれる機会が来ることを楽しみにしています。
三藤様
横溝ということは貢様と話が合いそうですね。東京近郊にお住まいのようですから、次回オフ会にでもお越しください。
シェーン様
無知どころか貴兄の日本語の素晴らしさ、日本近代文学への造詣の深さはSalon De 書癡メンバーの尊敬するところであります。これからも異国よりの投稿をお待ち申し上げます。
Peter-Rabbit様
お子様の早いご快癒を祈念申し上げます。
くだん様
「蜥蜴」は散水弁様の許へ行きました。ご報告いたします。
りょくと様
『風』を葵の家様から受け取ってください。代金はこっちだよ(笑)。
ご心配ありがとうございます 投稿者:Peter-Rabbit 投稿日: 2月 1日(日)20時23分16秒
人魚の嘆き様
お見舞い有難うございます。お昼頃からチビの熱は下がってきましたので一安心です。
龍之介様
お分かりにならないイニシャルは何でしょうか?該当箇所だけでも先に目を通してみます。
残念です 投稿者:くだん 投稿日: 2月 1日(日)20時32分0秒
人魚の嘆き様
昨日「醫師高間房一氏」を読了したところで、「蜥蜴」はどうされたのか今度お会いした時に伺うつもりだったので、大変残念です。
いやな思い出がもう一つ 投稿者:くだん 投稿日: 2月 1日(日)20時38分32秒
人魚の嘆き様
金曜はもう一つ悔しいことがあってダブルショックです。
(無題) 投稿者:萬嘯廬 投稿日: 2月 1日(日)21時38分56秒
苺みるく 様
初めて御挨拶申し上げます。
あの様なお目汚しを読んでいただき恐縮です。
さて平和出版社なのですが、神保町界隈でも決して多くの本を見かけるものではありません。
苺みるく様は地方にお住いとの事ですが、Web目録がネットで検索出来てしまう現在
昔のあったような大都市圏と地方との差は日増しに縮まっているのではないでしょうか。
例えば綺堂や紫江の「新脚本叢書」もわたくしも見た事もないものが何点もあります。
本日、偶々人魚の嘆き様、貞之介様とお話する機会を得ましてその話題が出たのですが、
人魚の嘆き様ですら「確かにあまり見なくなりましたね」とのお話でした。
言うまでもなく、わたくしが「見かけない」と言う事と次元を異にしておりますので
この辺りを参考にしていただければと存じます。
小夢装幀の「新脚本叢書」は好い本ですね、わたくしも揃うものなら揃えたいものです。
極めて困難とは思いますが。
蛇足ながら、平和出版社及び千章館の出版物に関しましては恩地様が深い造詣をお持ちです。
苺みるく様という競争相手出現の感は否めません。
人魚の嘆き 様
貞之介 様
本日は「眼の保養会」ありがとうございました。
今夜は夢に出て来るやも知れません。
改めて脱帽であります。
葛巻旧蔵品の行方 投稿者:龍之介 投稿日: 2月 1日(日)22時17分54秒
Peter-Rabbit様
Kと書かれている葛巻義敏のことです。芥川の甥の彼が持っていた芥川関係の物は、こと
ごとく三茶書房から山梨近代文学館に売られたとばかり思っていました。しかし先日の
ことですが、知人宅で「芥川龍之介未定稿集」に入っている(ということは葛巻旧蔵)原
稿の断片を見せられました。これで判らなくなりました。葛巻旧蔵品は山梨以外にもそ
れ以外にもあるものなのでしょうか?芥川肉筆関係にご熱心なPeter-Rabbit様ならご存知
かと思ってうかがいます。
葛巻旧蔵品 投稿者:Peter-Rabbit 投稿日: 2月 1日(日)22時38分42秒
龍之介様
葛巻義敏についてはいろいろと非難する人も多いようですね。小穴隆一は著書「二つの絵」で葛巻を「芥川家に巣食うダニ」とまで言ってますよね。
さて葛巻の持っていた芥川関係の文書類はすべて三茶の岩森翁に売られたわけではなく、一部は藤沢市(藤沢市文書館)にも収められています。当然それ以外に切り売りして市場に流れたものも多数あります。
一昨年でしたか、七夕市に出品された「椒図志異」もその一部でしょう。
言葉がありません 投稿者:矢吹 投稿日: 2月 2日(月)08時36分46秒
人魚の嘆き様
ご教示感謝申し上げます。
それにいたしましても、たったあれだけの手がかりで出版社名も張られていた本もわかってしまうとは、さすがというか恐るべきというか、言葉を失います。
しかも古書研究が本業ではないわけでしょうし。
一体、人魚の嘆き様の頭の中の構造はどうなっているのでしょうか。
なるほど 投稿者:龍之介 投稿日: 2月 2日(月)13時46分5秒
Peter-Rabbit様
それでわかりました。「椒図志異」、私もどこかで写真を見た記憶があります。葛巻の
蔵印がおしてあったような。これからも葛巻旧蔵品が出てくるかもしれませんね。あり
がとうございました。
乞通信 投稿者:モダボ 投稿日: 2月 2日(月)17時08分53秒
貞之介様
お忙しいのでしょうか? 別途メール差し上げました通り、
御連絡お待ちしております。以上、私信ですみません。
萬嘯廬様 投稿者:苺みるく 投稿日: 2月 2日(月)17時50分32秒
競争相手なんぞのレベルではございません。しかし神保町界隈でも決して多くの本を見かけるものではありません、とのおことば、うれしいような残念なような。
残念と申すのは、神保町界隈で見ないものを入手は困難、とおぼしきからです。平和出版社、やはり難物ですね。
なにか入手の折は自慢させてください。しかし、さていつのことやら。
有難う御座いました。
「グレンデルの母親」 投稿者:マヴォ 投稿日: 2月 2日(月)18時10分1秒
人魚の嘆き様
永瀬清子の「グレンデルの母親」にはカバーか何か付いているのでしょうか?また、外装があった場合いかほどのものでしょう?
「グレンデルの母親」 投稿者:グレノリ 投稿日: 2月 2日(月)19時23分19秒
マヴォ様
「稀覯本の世界」がリンクしている以下の処に管理人様が提供のカバー付きの本が出ていますよ。
http://www5b.biglobe.ne.jp/~tizaiken/seno/bibliography.html
「グレンデルの母親」 投稿者:四天王 投稿日: 2月 2日(月)19時57分26秒
マヴォ様
前に石神井書林の目録にカバー付き痛み本が18万円で出ていました。
しかし価格のことは、どこの古書店よりも人魚の嘆き様の判断の方が正確で信頼性が高いことは常識ですよね。
したがって人魚の嘆き様の付け値を私も伺いたいと思います。
追加 投稿者:四天王 投稿日: 2月 2日(月)20時06分24秒
石神井の目録にカバー付きは極美とあります。
訂正 投稿者:四天王 投稿日: 2月 2日(月)20時08分20秒
極美→極稀でした。
失礼しました。
蜥蜴 投稿者:散水弁 投稿日: 2月 2日(月)21時31分38秒
くだん様
そんなこととは露知らず、失礼致しました。きっと人魚の嘆き様のことですから、われわれ二人の戦いを徹底的に泥沼化させようという魂胆に違いありませんね(笑)。
Re蜥蜴 投稿者:くだん 投稿日: 2月 2日(月)21時57分57秒
散水弁様
昨日はタイムリーだったので書き込んだまででどうぞお気になさらずに。
貴兄との争いが泥沼化している間にとみーに油揚げをさらわれてしまいました。
私も残念無念 投稿者:シノラー 投稿日: 2月 3日(火)09時46分42秒
くだん様
先週の趣味展で文学堂書店さんが「四季」の特製一番本を出品していました。
私でも買える金額だったので勇んで注文したのですが、結果は・・
なかなか世の中うまくいかないものですね。
私はくじ運がないのか、ほしいものはまずはずれます。
(無題) 投稿者:くだん 投稿日: 2月 3日(火)13時59分51秒
シノラー様
古書展の目録注文当選は、単純にくじ運ばかりとはいえなかったりするので、
なかなか厳しいですね。私も良くはずれます。でも、知り合いにくじ運の強い人が
いますが、それはそれで大変そうですよ(笑)。
PC不調の為失礼致しました。 投稿者:貞之介 投稿日: 2月 3日(火)15時27分51秒
>管理人様
先日は本当に有難う御座いました。
掲示板で御礼を書くのが遅れてしまいました。申し訳御座いません。
>人魚の嘆き様
「眼の保養会」開催有難う御座いました。
いまだに唸っております。凄過ぎました。眼福!
>萬嘯廬様
我々には正直「眼の保養会」ならぬ「眼の毒会」、「お気の毒会」といったところでしょうか。笑
夢に見るほど欲しがっても手に入れることができない「天下一本」目白押しですものね。
こうなっては矢野目本で長生きの秘訣を探るしか手は…。
飲兵衛の私はさらに三橋一夫の『酔っぱらい健康法』も熟読するつもりです。
>モダボ様
申し訳御座いません。先程メール致しました。
何卒御赦し下さい。
私も参加したいです 投稿者:青猫 投稿日: 2月 3日(火)18時23分2秒
「マン・レイになってしまった人」で有名な石原輝雄さんがHPでこう書かれています。
昨夜、横浜のT氏と情報交換。石神井書林の内堀弘さんの事が話題に出て、その雑誌『ユリイカ』の2003年4月号「特集、詩集のつくり方」を京都芸術センターで手にする。パラパラ見ていたら、田村書店の奥平晃一氏と初版本コレクターの川島幸希氏の対談「詩書初版本談義」に気付いた。その最終部分に司会者が「川島さんは、ご自身のコレクションの行く末について考えることはありますか。」と投げかけた質問に、以下のように答えている。同感するので、長くなるが引用する。(183頁)
------------------------------------------
`<`川島`>` 最終的には、全部売り払うつもりです。まあ、遺された本をどうするかは僕の子供が考えることですが、絶対に図書館に寄贈だけはするなと子供にも言っています。本というのは、自分の物でも自分だけの物ではない。その人がいらなくなったら本屋に売って新しい人が買ってというように、いろんな人の手に渡って読まれることで生きているんですから。図書館に入った本は剥製のようなものです。
`<` 奥平`>` そもそも図書館に納まりたいと思って発行された本はひとつもないでしょ。愛着を持ってくれる人の手に次々と渡って、大事にされ続けていく、本というのは本来そういうものだと思います。
`<`川島`>` 欧米ではコレクターは本を手放す時、非常に詳細な、書誌としても役立つ蔵書目録を作るわけですよ。いわば蔵書の墓碑ですね。それは考えないこともありません。
貞之介様、私も長生きしてお金持ちになって、人魚の嘆き様のコレクションの売り立て会で天下一本を片っ端から買う・・・・・・・・つもりです・・・・・・・・・・・・
http://www.geocities.jp/manrayist/daybook2003-5.html
沙羅書房 投稿者:愛の挨拶 投稿日: 2月 3日(火)20時53分54秒
管理人様
横光利一のからみで石塚友二にも関心があるのですが、石塚の創業した沙羅書房はあまり注目されていないようで残念です。『日輪』をはじめとして造りもいい本が案外ある気がします。和田伝の『物置と納屋』も個人的には好きです
当たりたいような、当たりたくないような
(無題) 投稿者:シノラー 投稿日: 2月 3日(火)19時26分6秒
くだん様
>でも、知り合いにくじ運の強い人が
いますが、それはそれで大変そうですよ(笑)。
そうですよね。
私も「注文した本が全部当たったらどうしよう」と思うことがあります。
でも、実際に困ったことはないんですけど。
又、引越し致しました。 投稿者:管理人 投稿日: 2月 4日(水)05時04分9秒
各位
大容量の処に越しました。
再三で恐縮ですがURLが以下に変わりました。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~kikoubon/
投稿削除 投稿者:裏管理人 投稿日: 2月 4日(水)05時25分27秒
貞之介様の投稿は無用の配慮でしたので削除しました。悪しからず。
そんなに気を遣わないでくださいね。
徹夜ですね 投稿者:木村 投稿日: 2月 4日(水)09時40分40秒
管理人様
裏管理人様
お二人とも夜更かしというか徹夜でご苦労様です。健康に留意願います。
あれれ 投稿者:グレノリ 投稿日: 2月 4日(水)12時24分41秒
裏管理人様は起床だったのでは。
(無題) 投稿者:散水弁 投稿日: 2月 4日(水)14時49分52秒
くだん様
`>` 知り合いにくじ運の強い人がいますが、それはそれで大変そうですよ(笑)。
今度、そんな幸運の星の下に生まれた方を紹介してくださいね。私も、注文していない品まで当選してしまう人を知っていますが、まさか同じ人物ではないでしょうね(笑)?。
(無題) 投稿者:くだん 投稿日: 2月 4日(水)22時17分1秒
散水弁様
言わずもがなです。
蔵書一代 投稿者:ベルベット 投稿日: 2月 5日(木)08時47分23秒
私も人魚の嘆き様や石原輝雄様と同意見です。
寄贈する位なら燃やしてしまった方が、とまでは思いませんが。
事実老齢を自覚するようになって、昨年あたりから本の整理を始めています。
難しいのは売り時ですね。
生きている間は何だか寂しい。
しかし死んでからでは二束三文で叩かれる。
私は迷った末に、自分の集めたものの行く末は自分で見ようと決心しました。
しかしさらなる問題が発生しました。
古書相場の下落と信用できるお店のないことです。
きれい事を言っていても古本屋は商人ですから、私のように知識の多少あるものでも誤魔化そうとする。
例外はありません。
幸い、私には人魚の嘆き様という強い味方がいらっしゃるので、どういう方法が一番その本を求めている人に、一番適当な金額で納められるのか、全面的にお任せしています。
ですから私はもう大船に乗ったも同然で、わが蔵書の未来に心配はなくなりました。
もちろん一抹の寂しさはありますが、ハイエナに買い叩かれるのを墓の下で悔しく眺めるよりもましだと思います。
私などとはスケールの全く違う人魚の嘆き様の蔵書は誰がどのように裁くのでしょう。
他人事ですが気になります。
出来れば、人魚の嘆き様のお元気なうちに、Salon De 書癡の薫陶を受けられた方々が力を蓄えて、それぞれの分野でどしどし買えることが理想に思えます。
額が額になりましょうし、またそれに相応しい見識も必要となりましょう。
しかし、ここに集まる方々の研究熱心さ、謙虚さを拝見していると、十分その可能性を予感させられます。
私は草葉の陰から、その様子を微笑ましく眺めていたいと思います。
グレノリ様 投稿者:木村 投稿日: 2月 5日(木)11時12分19秒
なるほど、ということは管理人様と裏管理人様が交代で掲示板を24時間管理されているということですね。感動しました。
「鶉籠」カバーの色 投稿者:村山 投稿日: 2月 6日(金)09時10分34秒
人魚の嘆き様
先日、古書目録で夏目漱石の「鶉籠」の5版を購入したのですが、写真で見る初版本とカ
バーの色が違う気がします。「鶉籠」は初版と再版でカバーが異なるのでしょうか。ご
教示お願いいたします。
目録の整理法 投稿者:栞 投稿日: 2月 6日(金)12時27分38秒
人魚の嘆き様
古書目録保存の話を以前古書通信に書かれていたのを読ませていただきました。
私も以来心がけてはいますが、過去の目録がなかなか手に入らないのと、
新しい目録がどんどん増えていくことが悩みとなっています。
人魚の嘆き様は私などよりはるかにはるかに目録を貰っていらっしゃる方だと思いますが、
目録をどういう尺度で保存、廃棄に分けておられますか。
また古書通信も10年分以上たまって、しかも厚紙でなくピンとしないので、バインダーに入れてもくずれてきて場所をうんと取ってしまいます。
こちらは保存されているのでしょうか。
何かよい方法がございましたら、
お教え願えませんでしょうか。
(無題) 投稿者:人魚の嘆き 投稿日: 2月 6日(金)20時08分46秒
マヴォ様
四天王様
『グレンデルの母親』のカバー付は確かに少ない本ですね。私が過去に見たのは5冊くらいだと記憶しています。古書価については15万円前後で買いたい本です。石神井書林の目録に出ていた『グレンデルの母親』は詩人の栗間久旧蔵書ですが、これは管理人様のご尽力で古書市場に登場しました。平成14年の七夕市に出品された本なので競争が激しく、落札価格も高くなりました。その価格(ここでは伏せます)からすると、石神井書林の目録での付け値は妥当なものだと思います。
散水弁様
`>` きっと人魚の嘆き様のことですから、われわれ二人の戦いを徹底的に泥沼化させようという魂胆に違いありませんね(笑)。
いや、単にあの程度の保存の本でないと貴兄の懐具合では厳しいと考えただけです(笑)。
くだん様
ダボT様を「とみー」と呼べるのは管理人様と貴兄だけです。私もまだ口にしたことのない(書いたこともない)言葉でした。これからは「いじわるとみー」と呼びましょうね(笑)。
葵の家様
`>` 先週の趣味展で文学堂書店さんが「四季」の特製一番本を出品していました。私でも買える金額だったので勇んで注文したのですが、結果は・・
レスは貴兄にお願いします。
文庫中毒様
「お年玉」忘れました。ごめんなさい。今度来られる時は必ず田村書店に置いておきます。
村山様
『鶉籠』のカバーについては私も未解明の点が多く確答はできません。わかっているのは、初版は緑色印刷カバー、再版以降は緑色と青色印刷のカバーが存在することと、5版と8版のカバーには版数が印刷されていることです。これはご存知の通り、当時の袋付、カバー付の本にはよくあることでした。ただし、他の版のカバーで版数が印刷されているものは未見です。
貴兄の購入されたのは5版ということなので、版数がカバーに印刷されているのではありませんか?
栞様
`>` 目録をどういう尺度で保存、廃棄に分けておられますか。
いろいろ尺度はありますが、私の場合、珍しい本の情報、とりわけ書影が出ているものを最も残しています。必ず残す古本屋の目録もいくつかありますね。
`>` こちらは保存されているのでしょうか。
「日本古書通信」は発行元に一年毎の製本をお願いしています。それゆえ堅牢ですが相当なスペースを取っています。
とても呼べません(汗) 投稿者:くだん 投稿日: 2月 6日(金)20時53分47秒
人魚の嘆き様
ここで「ダボT様」と呼ばれても、「あんまり書かないでよハッハッハ」と余裕で笑い飛ばされる姿を密かに尊敬しておりましたが、そのような人生の先輩を畏れ多くも「とみー」呼ばわりは顰蹙だったなと反省しております。
せめて「さん」をつけるべきでした。
御見それいたしました 投稿者:村山 投稿日: 2月 6日(金)22時28分0秒
人魚の嘆き様
参りました。確かに私の「鶉籠」のカバーは青で、さらには5版と表記があります。後者
の事を書かなかったのは「もしかして人魚の嘆き様もご存知ないのでは」と内心思った
からです。結果として試す様な失礼な事になってしまったのを深くお詫びします。それ
にしてもいくら驚いても足りない程の強記博覧振りにまったく恐れ入りました。
石塚友二 投稿者:kiku 投稿日: 2月 7日(土)00時17分56秒
愛の挨拶様
はじめまして。
石塚友二に関心がおありとの事ですが、和田傳全集(家の光協会・刊)第一巻に付いている月報(S53年2月)に、石塚自身が沙羅書房開業当時の事や『物置と納屋』刊行の経緯に関する「四十三年前のこと」という短文を寄稿しています。
すでにご存知の事かも知れませんが、念のため、お知らせいたします。
和田伝 投稿者:愛の挨拶 投稿日: 2月 7日(土)19時54分12秒
kiku様
ご丁寧にありがとうございます。その月報は存じております。沙羅書房に関する一級の資料ですね。kiku様は和田伝にご関心があるのですか。
皆様にお礼を 投稿者:マヴォ 投稿日: 2月 7日(土)21時09分54秒
グレノリ様
写真が出ていたのですね。勉強不足で知りませんでした。ありがとうございました。
四天王様
情報ありがとうございます。おかげで人魚の嘆き様のお話を聞くことが出来ました。
人魚の嘆き様
人魚の嘆き様が5回前後とはやはり珍しいカバーですね。しかし、目録に出た本の入手経路まで把握されているとは・・しかも落札価格までも。すごすぎます。
Re:和田傳 投稿者:kiku 投稿日: 2月 8日(日)02時05分21秒
愛の挨拶様
月報の件はやはりご存知だったのですね。失礼いたしました。
和田傳は郷土を代表する作家なので、関心を持たない訳にはいきません。ただ、私は主に全集で読んだだけでして…しかも、未だ全てを読破していないのが恥づかしいです。
右に同じです 投稿者:四天王 投稿日: 2月 8日(日)09時56分45秒
人魚の嘆き様
マヴォ様がすべて言い尽くしてくださいました。
ため息が出ます。
ありがとうございました。
「月報」の謎 投稿者:私の耳は・・・ 投稿日: 2月 8日(日)13時28分45秒
cogito様
『南窗集』の「月報」というのが不思議ですよね。
全集でもないのに「月報」とはどういうことでしょうか?
葵の家様
椎の木社の権威でいらっしやいます葵の家様は、「月報」のことを何かご存知ですか?
懸賞小説 投稿者:石狩川 投稿日: 2月 8日(日)15時24分40秒
国木田独歩に宝探し?のような懸賞小説があったという話を
昔大学の講義で聞いたことがありました。ところがその小説の題名を忘れてしまい、ず
っと調べているのですがどうしてもわかりません。
どなたかもしご存知でしたら作品名と懸賞の内容を教えていただけませんか。
岡鬼太郎の本 投稿者:リヨン 投稿日: 2月 8日(日)18時16分45秒
人魚の嘆き様
荷風さんがらみで、私は岡鬼太郎の花柳小説も、密かに集めています。
『断腸亭日乗』に「岡氏著書梗概」、という記述があって、そこに出ている本は、全部、棚に置くのが目標です。
まだ半分も集めていませんが、中でも一番荷風さんが激賞している、『花柳巷談二筋道』、左久良書房発行、は見たことがありません。
同じ出版社の『もやひ傘』は、よく見るのですが。
やはり、『花柳巷談二筋道』は珍しいのでしょうか。
是非、手にしたい一冊です。
もう一つ、『芸者おぼえ帳』という、明治45年に出ている本があるはずなのですが、こちらは出版社もわかりません。
荷風さんも、なぜかこの本には『冬の蠅』などでも触れていないようです。
人魚の嘆き様は、ご覧になったことがありますか。
お教えお願い致します。
(無題) 投稿者:文庫中毒 投稿日: 2月 8日(日)18時56分13秒
人魚の嘆き様
私はいつでも結構ですので、お気になさらずに。
それよりも、田村書店のご主人が目を白黒させて居られたので、申し訳なく思いました。
健一様
私のところに一昨日来ていました夏目書房の目録はもちろんご存知ですよね?
あほな値段ですね 投稿者:健一 投稿日: 2月 8日(日)19時47分59秒
文庫中毒様
はい、私の所にも届きました。あそこの店の夢二本は十年前から全然売れてません。売
れる値段ではありませんものね。
実は昨年、父が急に亡くなり予期しない遺産が転がりこんでしまいました。それが夢二
装丁本を全部買えるくらいの金額なのです。でも無駄遣いはしたくないので、ゆっくり
揃えていく積りです。
文庫中毒様の志功装丁本の調子はいかがですか?次の「人魚通信」は戦後編ですね。楽し
みにしています。
(無題) 投稿者:人魚の嘆き 投稿日: 2月 8日(日)20時39分51秒
葵の家様
この「月報」についてはお得意そうですね。
石狩川様
その独歩の小説は「親子」です。『近事画報』掲載の折に、出版社が隠した百円金貨のありかについて小説の中にヒントがあるという設定でした。当選者が出たのかどうかは知りません。
リヨン様
私も昔、まさに貴兄と同じように荷風から岡に辿り着き愛読し、本も一時期熱心に集めたことがあります。
『花柳巷談二筋道』はカバー付であれば珍しいですが、裸本はそうでもありません。気長に探していれば見つかりますよ。『芸者おぼえ帳』は磯部甲陽堂が発行元です。『春色輪柳』の海賊版であり、それがゆえに荷風は言及しなかったのでしょう。荷風本人も海賊版に不快な経験をしていますから。荷風のこの方面の指南役である竹下英一がどこかに『芸者おぼえ帳』のことを書いていた記憶があります。
文庫中毒様
田村書店のご主人が目を白黒させていたのは、貴兄の風貌が私が貴兄に似ているといった人物とあまりにも似ていた(或いは似ていなかった)からでしょう(笑)。
(無題) 投稿者:文庫中毒 投稿日: 2月 8日(日)21時05分9秒
健一様
やはりそうでしたか。
それにしても、予期せぬ「資金」は羨ましい。
私は父を10年ほど前に亡くしましたが、遺産といえるものはほとんどありませんでした。もっとも借金も無かったので、今、細々ながら本が買えるのだと思っています。
志功「戦後編」については、未確認のものがまだかなり残っているので、迷っています。
管理人様は、「最初から不完全を覚悟でやっているのだからやっちまえ」とハッパをかけておられるのですが。
だれが正解したのでしょうか 投稿者:石狩川 投稿日: 2月 9日(月)09時38分47秒
人魚の嘆き様
早速のご教示感謝申し上げます。宝探しの結果がどうなったのか、
正解者が出たのかどうか、調べてみたいと思います。
管理人様
過去ログのボタンの配列がきれいになったのを発見しました。ますます、
過去ログで勉強する意欲を駆立てられます。
出張先からです 投稿者:栞 投稿日: 2月 9日(月)10時18分55秒
人魚の嘆き様
出張先なので携帯で失礼いたします。お返事が遅れて失礼いたしました。帰り次第、また投稿します。取り急ぎ御礼だけ申し上げます。
少し心配 投稿者:過去ログ探索隊々長 投稿日: 2月 9日(月)12時55分43秒
管理人様
最近、過去ログが無茶苦茶早く貼り付けられて、もう一月の分が貼り付けられていますね。
過去ログ探索隊々長としては大変うれしい限りですが、どうか夜更かしで体を壊されないようにご自愛ください。
楢崎勤 投稿者:伸六 投稿日: 2月 9日(月)15時01分33秒
管理人様
大村彦次郎『ある文藝編集者の一生』(筑摩書房刊)を読み大いに触発されました。そして昨日、楢崎勤の著書をいっぺんに二冊も入手することが出来ました。新興藝術派叢書の一篇『相川マユミといふ女』(昭和5年、新潮社)と『希望』(昭和15年、三笠書房)です。
二冊共に裸本なのです。新興藝術派叢書は承知しておりますが一方の『希望』は裸でもよさそうですし箱かカバーがついていてもよさそうな形です。どうなのでしょうか?
又、楢崎勤の著書で管理人様お勧めの物が御座いましたら併せてご教示下さい。
鬼才 投稿者:リヨン 投稿日: 2月 9日(月)16時21分7秒
人魚の嘆き様
ありがとうございました。
真に、古書の鬼才ですね。
そんな方に質問できる、わが身が幸せです。
萬嘯廬様
過去ログをぼんやり見ていたら、12月の日誌に、鬼太郎の本を買われた記載を発見しました。
萬嘯廬様も、鬼太郎の本を蒐集されているのですか。
「砂子屋書房本」 投稿者:フリーズ 投稿日: 2月 9日(月)20時34分19秒
管理人&人魚の嘆き様
「みすず」拝見。
両雄の交歓に思わず喝采を上げてしまいました。
皆さん、未来の過去ログ、クリックしました? 投稿者:あめんぼう 投稿日: 2月 9日(月)20時54分12秒
cogito様、過去ログ2004年2月、3月のごんた君かわいいですね。でも4月になったら見れなくなっちゃうのかなー・・・・
個人的には12月のドラエモン、好きです!
Re.楢崎勤 投稿者:管理人 投稿日: 2月 9日(月)21時25分32秒
伸六様
先週、大村彦次郎さんとお会いして、その時に楢崎勤の話も致しました。
これも偶然ですが、最近くだん様に『ある文藝編集者の一生』が面白く纏っているといった話を致しました。
さてご質問の『希望』ですが佐藤敬が女性を描いた装丁の立派な貼函に入っております。葉山嘉樹の『子狐』や和田傳『くろ土の唄』と同様、現代小説選集の一環です。
楢崎勤には他にも小説集がありますが、躊躇なく『作家の舞台裏』昭和四十五年、読売新聞社刊をお薦め致します。生の作家たちと直に接した編集者の書いた貴重な文壇資料です。この書は大村さんの『ある文藝編集者の一生』の最重要参考資料だった筈です。
散水弁様
『新正統派』第二巻第四号、近藤正夫追悼号が見つかりました。
ご興味がおありでしたら、お貸ししますよ。
岡鬼太郎 投稿者:萬嘯廬 投稿日: 2月 9日(月)22時32分31秒
リヨン 様
初めまして。
わたくしは岡鬼太郎に限らず蒐集という気持は極めて希薄です。
好める作品を元の版で読みたい、当時の空気をほんの僅か切り取って手元に置きたい、
それが自然と貯まっているのが実状です。
好きな分野が所謂、狭斜の巷やら柳暗花明やら呼ばれるものを材に取ったものですので
鬼太郎も好きな作家の一人といったところでしょうか。
わたくしは江戸古典落語も好きなものですから、荷風経由と宇野信夫経由の双方から鬼太郎に辿り着きました。
ああいうものはこれから先、時代が進むと共に誰も解らなくなってしまうような気がします。斯く言う自分も芸者遊び一つ知らぬ不粋者です。
正に「雨瀟瀟」の語り口が身に沁みますね。
その銀の手をなめてゐる 投稿者:葵の家 投稿日: 2月10日(火)03時11分11秒
シノラー様
シノラー様が書き込まれた「四季特装」は奇縁あって私の手元にございます。
その由縁ですが、私が該書の掲載されている目録を見ながらよだれをだらだら流して前掛けをぐっしょりさせている姿を見るに見かねたさる高貴な方が譲ってくださったのです。
その時点で該書は私の元とは別の幸福な納まり先が決定しており、このご縁なければ私の手元にくることなどなかったでしょう。
常に私はこの神の御手に心からの感謝の念を忘れることがないのです。
降参です 投稿者:葵の家 投稿日: 2月10日(火)03時32分47秒
cogito様
私の耳は・・・様
私の所持する『南窗集』には月報に類するようなものは入っておらず、その他の椎の木社本でも同様で未見です。
私が知っている限りで、それに類するものがあるとすれば、雑誌「椎の木」の臨時号で、私の所持しているものは昭和10年7月臨時号でA5サイズ15頁の冊子、定価5銭となっております。内容は椎の木社の刊行物の目録、PRおよび刊行書からの抜粋紹介、椎の木社関係文人の短文です。
さて、月報とは全く別の話で『南窗集』をみていて改めて気づいたのですが、奥付には
限定予約本 二百五拾部
著者寄贈本 五拾部
市井発売本 百部(定価八十銭)
とあり、私の手元にあるものの扉には「市井發賣本百部の内」との記載があります。
これは、限定予約本や著者寄贈本では、そのように記載されているのでしょうか?
また、何か装丁での差異はあるのでしょうか?
ご存知の方いらっしゃいましたらお教えください。
人魚の嘆き様
私ではわからずじまいです。
いつもいつもふがいない結果ですが、よろしくご教授ください。
私の耳は・・・様
せっかくそのようにおっしゃっていただきましたが、権威などとはおこがましい。
このように知らないことだらけです。
訂正です 投稿者:葵の家 投稿日: 2月10日(火)03時36分58秒
「それに類するものがあるとすれば」
と記述してしまいましたが“おそらくないだろう”という意味ではなく
“月報は知らないが、こういうものもありますよ”
という意味のつもりで書きました。
紛らわしい表現で失礼しました。
『南窗集』 投稿者:cogito 投稿日: 2月10日(火)07時14分6秒
私の手元にあるものの扉には「豫約刊行本貳百五拾部 内第九四册」との記載があります。
とんでもない 投稿者:私の耳は・・・ 投稿日: 2月10日(火)10時15分19秒
葵の家様
いえいえ、さすがの解説です。
『南窗集』に三種あるのも初めて知りました。
これからもご教示お願い致します。
『作家の舞台裏』 投稿者:ベルベット 投稿日: 2月10日(火)10時34分20秒
伸六様
私も楢崎勤『作家の舞台裏』は一読をお薦め致します。
私のところに余部が御座いますので管理人様にお渡ししておきます。
感謝 投稿者:伸六 投稿日: 2月10日(火)11時59分2秒
管理人様
恐れ入りました。『作家の舞台裏』是非とも読んで見ます。
ベルベット様
ご好意になんと御礼を申し上げたらよいのか・・
しかし、暫くは自力で探してみます。いよいよお手上げになりましたら、その時は甘えさせていただきますので保留にして頂けたらと思います。
(無題) 投稿者:散水弁 投稿日: 2月10日(火)15時23分41秒
管理人様
`>` 『新正統派』第二巻第四号、近藤正夫追悼号が見つかりました。ご興味がおありでしたら、お貸ししますよ。
此の頃、珍しく椎の木社権威こと葵の家様の真似をして、柄にも無く真面目に仕事をしてしまい、返信が遅くなりました。さて、近藤正夫追悼号ですが、是非貸してください。それでは後ほど。
人魚の嘆き様
`>` いや、単にあの程度の保存の本でないと貴兄の懐具合では厳しいと考えただけです(笑)。
いや、あの程度の保存の本でも小生の懐具合では厳しいと感じています(泣)。
やはり 投稿者:シノラー 投稿日: 2月11日(水)08時44分15秒
葵の家様
そういうことでしたか。
横綱相手に無謀な戦いをしてしまったようです。
もっとも、相手が横綱とは存じませんでした・・
惰坊の臭書日誌 投稿者:文庫中毒 投稿日: 2月11日(水)13時01分46秒
志功装丁本蒐集日誌その31
1月12日(月)
地元の古書店から連絡入り出かける。
高田其月著『其月句集』福光俳句会、昭和29年初版、献呈署名句入り(3,000円)
俳句雑誌『辛夷』辛夷社、昭和30〜40年代約100冊、並本(14,000円)
雑誌『祖国』祖国社、昭和28年7月号(伊藤静雄追悼号)、少シミ(1,000円)
を購入。
地元の句集『慈母像』『静臥』の二冊は、希望値段と全く折り合わず見送る。
2月7日(土)
西部古書会館の即売展で
渡辺紳一郎著『おとなのおとぎ話』東峰出版、昭和38年初版、函並本(1,500円)
津村信夫著『戸隠の絵本』求龍堂、昭和57年復刻版、外函背小ヤケ本体美本(500円)
を購入。
久しぶりの志功装丁本である。
宇野信夫 投稿者:リヨン 投稿日: 2月11日(水)15時11分33秒
萬嘯廬様
宇野信夫は、不勉強であまりよく知りません。
荷風さんと、どこかで接点はあったのでしょうか。
ご教示、お願い致します。
「真夜中の檻」を探しています 投稿者:エイプリル・フール 投稿日: 2月11日(水)17時53分10秒
知人からこのHPの存在を聞きました。
探している本があります。
平井呈一の傑作怪奇小説「真夜中の檻」
この初版本を探しています。
ペンネームの中菱一夫で書かれています。
出版社は浪速書房、発行は昭和35年です。
序文は江戸川乱歩。
相場をご存知の方はいらっしゃいませんか?
それを目安に買いたいと思います。
皆さん、どうぞよろしく。
昔の目録から 投稿者:乱歩邸 投稿日: 2月11日(水)20時14分5秒
人魚の嘆き様
お久しぶりです。本日、新古書店に行ったら、昭和54年の明治古典会「大入札会目録」が100円であり買いました。中を見て「やはり、昔は本がたくさんあったんだな」、というのが率直な印象でした。夏目漱石だけで30冊以上も出てるのには感動しました。ところでしかし、これだけたくさんの本がありながら、探偵本のジャンルの本はゼロ。これにも驚きました。今よりも探偵本だってたくさん古書として流通していたと思うのですが。これは何か事情が、例えばこの頃の入札会では探偵本は敬遠されたとか、何かそういう事情でもあったのでしょうか。私としてはちょっと淋しい思いをしました。何か歴史的なことも含めてお教え下さいませ。
制作社 投稿者:或る女 投稿日: 2月11日(水)22時56分35秒
管理人様
大変ご無沙汰致しました。先週、年度末の多忙からやっとの事で開放されましので、溜まりに溜まった本を机に重ねて片端から思いきり読書をしております。
昨夜、読了いたしました『髪』三上秀吉、昭和十年四月、制作社刊は私好みの短編が集まっておりました。これは今年退官になられた先生が下さった本なのですが真っ黒な地に金文字で「髪」と表紙にあるだけで背文字もありません。フランス装風でとてもシンプルな造本も気に入っています。
三上秀吉を近代文学大辞典で引いてみましたが『制作』という雑誌を出していた他は記述が少なく殆どわかりませんでした。三上秀吉と「制作社」について教えていただきたいのです。よろしくお願いいたします。
昭和の黙阿弥 投稿者:萬嘯廬 投稿日: 2月12日(木)01時27分46秒
リヨン 様
宇野信夫は「昭和の黙阿弥」とも呼ばれた劇作家です。
狂言はいうまでもなく古典を模した新作落語まで書いております。
荷風との接点は寡聞にして知りません。
明治三十七年の生まれですから少々世代が異なるかと思います。
もしも仮に接点があったとしても三田の出身であるとか三田文学に自作の戯曲が発表された、
程度の事で文学史上取り立てて語るような事象ではないでしょう。
ただ宇野信夫自身、東京の言葉を大切に守ろうとした人で、
「自分が知る範囲では正確な東京の言葉を書いているのは
永井荷風と岡鬼太郎だけではないだろうか」といった意味の事を書いております。
因みに鬼太郎に対しては岡先生と呼んでおります。
エイプリル・フール様 投稿者:金ちゃん 投稿日: 2月12日(木)08時54分44秒
「真夜中の檻」は3万円くらいすると思います。探している人も多いし(実は私も、なんちゃって)
古書目録 投稿者:栞 投稿日: 2月12日(木)10時48分45秒
人魚の嘆き様
正式な御礼が遅くなり大変失礼いたしました。
出張ばかりでいささかうんざりしています。
古書目録取捨選択について、
珍しい本の情報、とりわけ書影が出ているものを残す
ということ、私も取り入れて行きたいと思います。
もっとも、私にとっては珍しい本ばかりで残すものが増えそうです。
それと古書通信について、発行元に製本をお願いできるのは
やはり執筆者の特権なのでしょうね。
当たり前のことですがうらやましいです。
これからも精進するつもりですので、またいろいろと教えてください。
ありがとうございました。
どうなってるんですか??? 投稿者:過去ログ探索隊々長 投稿日: 2月12日(木)12時24分51秒
2時間経ってない栞様の最新の投稿までもう過去ログに貼り付けられている!
一体どうなっているんですか?
投稿が自動的に過去ログに、なんてことはありませんよねえ。
カラクリを教えてください!
上京のご連絡 投稿者:うすけ 投稿日: 2月13日(金)00時25分4秒
人魚の嘆き様
ようやく上京の目途がつきましたのでご連絡致します。
来週18日の水曜日,18時頃には神保町を徘徊している予定です。
本の街で迷子にさえならなければ,会員制倶楽部まで辿り着けると思っております。
ご都合が悪ければ後日でも一向に構いません。
取急ぎ,用件のみで失礼致します。
ありがとうございました 投稿者:リヨン 投稿日: 2月13日(金)12時45分0秒
萬嘯廬様
宇野信夫について、自分が無知であることが、よくわかりました。
萬嘯廬様のご説明で、読んでみたい、と思うようになりました。
人魚の嘆き様とご懇意の、萬嘯廬様ですから、私には雲の上の方ですが、これからもご指導お願い致します。
Re.制作社 投稿者:管理人 投稿日: 2月13日(金)21時29分44秒
或る女様
小生も三上秀吉については、そう詳しい訳では御座いませんので知っている事だけをお知らせいたします。彼自身の著書は『髪』の他には『志賀直哉旅行紀文髓』昭和十年、第一書房、
『山の人々』昭和十六年、第一書房、『山の燈』共著、昭和十七年、山とスキー社、『山の子供』昭和二十三年、山陽新聞社などがあります。制作社として三上秀吉が発行人になっている本は『石榴』北見修造、昭和九年や『河豚』多田鐡雄、昭和十一年などです。同人誌『制作』は安井曾太郎が表紙絵と題字を書いている枡形の瀟洒な雑誌で執筆者も多岐に渉っております。創刊は昭和九年一月て゛昭和十二年七月の第四巻第四号まで確認しております。
因みに『髪』には函が付いております。又、『石榴』北見修造は色違いの同装丁です。
(無題) 投稿者:人魚の嘆き 投稿日: 2月13日(金)23時05分34秒
葵の家様
cogito様
私の耳は・・・様
椎の木社の詩集には「月報」というタイトルの小冊子が付いているものがあり、その中にはその詩集の批評、他の椎の木社の本の宣伝などが載っています。『南窗集』の月報は未見だったので扶桑書房主に確認したところ、同種のものだったようです。ちなみに売れたとのこと。モダニズム詩防衛隊の諸兄以外にも買う人がいたんですね。残念なような安心するような。
葵の家様
`>` 何か装丁での差異はあるのでしょうか?
ありません。
散水弁様
`>` いや、あの程度の保存の本でも小生の懐具合では厳しいと感じています(泣)。
今は雌伏の時ですね。
男爵探偵様
先日の件について貴兄の自宅に電話してもよろしいですか。
栞様
`>` 古書通信について、発行元に製本をお願いできるのはやはり執筆者の特権なのでしょうね。
そんなことはなく、定期購読者が実費を払えば受けてくれると思いますよ。ご紹介しましょうか?
エイプリル・フール様
『真夜中の檻』は今から25年以上前の安かった時期に、今にして思えば実にくだらない私の個人的な理由により、見つけるたびに買っていました。何冊か人にあげてしまいましたが、今でも10冊ほど持っていると思います。ただ全てダンボール箱の中なので、すぐには出てきません。出てきた時にお持ちでなければ貴兄にも差し上げましょう。
金ちゃん様
出てきたら貴兄にもあげましょうか(笑)。
乱歩邸様
`>` 例えばこの頃の入札会では探偵本は敬遠されたとか、何かそういう事情でもあったのでしょうか。
そうではありません。昭和54年であれば、既に探偵物は古書の世界で有力な人気商品でした。ただ、明治古典会の主力メンバーには探偵物に力を入れている古本屋がなかったし、その沿革からも七夕市は探偵物の売買に必ずしも最適の場ではありませんでした。
変化の兆しが見え始めたのは平成に入った頃、すなわちバブル期です。特に前にも書いた記憶がありますが、平成3年の七夕市で『ドグラ・マグラ』献呈署名本100万円、『白蟻』41万円、『俘囚』函帯付70万円、『火星兵団』2冊38万円、『夢鬼』41万円(いずれも端数切捨て)という高額で落札され、探偵物は認知されるどころか七夕市で一躍花形商品となりました。それは今も変わりません。
くだん様
玉英堂書店に連絡してあります。
恩地喜多八様
例の本の載ったページを捨ててしまったので、注文は貴兄以外には裸本亭主人に頼んでください。お役に立てずにごめんなさい。
うすけ様
田村書店で受け取ってください。
(無題) 投稿者:くだん 投稿日: 2月13日(金)23時14分16秒
人魚の嘆き様
ありがとうございました。明日確認して参ります。
『真夜中の檻』 投稿者:ヌル 投稿日: 2月14日(土)00時42分41秒
人魚の嘆き様
こんな時ばかり出てきて恐縮なのですが、私も同書に興味がございまして、
過去数度抽選にハズレておりました。
私も金ちゃん様の次に順番待ち(笑)をさせて頂いても宜しいでしょうか?
「個人的な理由」というのも、差し支えなければお聞かせ願えませんで
しょうか。平井呈一翁と人魚の嘆き様がどう繋がるのか、興味があります。
三上秀吉 投稿者:或る女 投稿日: 2月14日(土)06時14分57秒
管理人様
おはようございます。
三上秀吉に関しての様々な情報を有難うございました。
早速、ネット書店で『山の人々』を注文いたしました。
ありがとうございます 投稿者:男爵探偵 投稿日: 2月14日(土)11時28分39秒
人魚の嘆き様
お知らせありがとうございます。
今日、土曜日は午後1時頃から自宅にいます。
明日は朝から江田島に雑誌資料を確認に
出かけていますので、帰宅は午後8時過ぎに
なります。
ご連絡をお待ちしています、よろしくお願いします。
人魚の嘆き様 投稿者:栞 投稿日: 2月14日(土)13時45分48秒
紹介など畏れ多いことです。
自分で連絡いたします。
しかしそこまで言っていただいて、感激です。
ありがとうございます。
感謝感激雨霰雹でございます 投稿者:金ちゃん 投稿日: 2月14日(土)14時56分53秒
人魚の嘆き様
なんというおやさしいお言葉。独り感激に咽んでいます。遠くから拝んでおります。
どうもありがとうございます 投稿者:エイプリル・フール 投稿日: 2月14日(土)17時55分29秒
人魚の嘆き様
レス遅くなり失礼いたしました。
ちょっと、信じられません。
本当によろしいのでしょうか。
よろしければ、気長にお待ち申し上げます。
どうぞよろしく。
金ちゃん様
3万円もしますか。
ありがとうございました。
そしておめでとうございます!
お互い本当にラッキーですね。
月報付『南窗集』 投稿者:cogito 投稿日: 2月14日(土)22時46分21秒
人魚の嘆き様も未見の月報とならば袋よりも価値あり、持ってゐるからといって仏心出さずに買っておけばよかったですね。
ちなみに複本となった『測量船』は次回上京の折にでも持参します(『動物磁気』は曩に供出済)。見捨てられた“刺青(蔵印)入りの裸の瑕もの”ですが、誰か貰ってあげて下さい。展示用にはこれで充分ですね、風さま。
春一番! 投稿者:たくりん 投稿日: 2月15日(日)03時35分9秒
管理人様 人魚の嘆き様
3月1日所用で上京します。いちおう一泊二日の予定ですが、25日を過ぎないとはっきりしません(最悪日帰り強行軍)。お忙しい事と存じますが、ご挨拶だけでもと思っております。お会いできますでしょうか?
月報 投稿者:私の耳は・・・ 投稿日: 2月15日(日)09時10分52秒
人魚の嘆き様
月報についてありがとうございました。
そこまで追いかけるのはcogito様にお任せしましょう。笑
役に立たない情報です 投稿者:薔薇盗人 投稿日: 2月15日(日)12時15分49秒
くだん様
現在ヤフオクに上林暁『聖書とアドルム』サイン本が出品されていますね。
しかし、あの底値ではだれも入札しないとは思いますが・・・・
署名は間違いないもののようです。
時代違いでした 投稿者:乱歩邸 投稿日: 2月15日(日)17時43分59秒
人魚の嘆き様
目録の件、そういう事情でしたか。これからは平成3年以降を探します。ありがとうございました。ところで平井呈一のお話、私も興味ありです。
Puis on tua bambi 投稿者:フリーズ 投稿日: 2月15日(日)20時54分34秒
TG様
Puis on tua bambiに行ってきました。
さすがは人魚通信のデザイナーの方であるとハイセンスに感動ものでした。
これからもこちらからジャンプ致します。
Re.役に立たない情報です 投稿者:くだん 投稿日: 2月15日(日)23時32分33秒
薔薇盗人様
今見て来ましたが、恐らく誰も入札しないでしょうね。
「上林暁文学書目」もありましたが、帙無しであの値段では
これまた誰も入札しないでしょうね。
ざんねん 投稿者:健一 投稿日: 2月16日(月)11時49分3秒
夢二ゆかりの旅館平利が火災で全焼してしまいました。
所蔵の貴重な書画骨董もすべて焼失してしまったそうです。
ざんねんです。
旅館平利
平成9年6月12日 横手市大町
旧羽州街道沿いに雄物川の支流旭川(横手川)を背にして建つ和風旅館である。竹下夢ニをはじめとする多くの文人墨客が逗留し書画や看板をのこしている。
初代平田利助が、現在の南側に隣接して建つ平源旅館本店から弘化元年(1844)に分家した。同年横手木綿を染める紺屋を創業。
明治元年(1868)清翠館平田屋と称し、旅館業に。
戊辰戦争時、横手に入った官軍、奥羽越列藩同盟軍の宿舎となった。そのとき官軍が出した、慶応4年(1868)の「感状」が保存されている。
後方の川沿いの客室部分は最も古く明治時代の建築で、改造していないという。
大町に面した部分から敷地の中央まで、納戸をさかいに大正15年5月の大火で焼失。焼失部分は15年末に再建した。
教えてください 投稿者:春の雪 投稿日: 2月16日(月)14時24分10秒
cogito様 無知をさらけだしますが、゛曩に供出済゛とはどういう意味なのでしょうか?
(無題) 投稿者:cogito 投稿日: 2月16日(月)17時40分44秒
さきに(すでに)管理人様へ提出済みといふことでした。頭が最近“漢詩mode”になってをりますゴメンナサイ。
(無題) 投稿者:人魚の嘆き 投稿日: 2月16日(月)20時15分9秒
cogito様
拙著をお読みいただきありがとうございました。「読ませるツボ(文学的泣かせ処)を押さへた」というのは最後の部分ですか?『村上ラヂオ』とかいう本にそこが引用されているとコピーで送ってくれた方がいました。まだ「cogito的おセンチ」を知らない時代でしたね(笑)。
ヌル様
`>` 私も金ちゃん様の次に順番待ち(笑)をさせて頂いても宜しいでしょうか?
いいですよ。ただし、膨大なダンボール箱の中の一つの、そのまた一部分なわけですから、いつ出てくるかは保証できませんよ(笑)。
`>` 「個人的な理由」というのも、差し支えなければお聞かせ願えませんでしょうか。平井呈一翁と人魚の嘆き様がどう繋がるのか、興味があります。
平井呈一は私の親戚が親交があり、中学生の時に一度だけ会ったことがあります。その時は永井荷風との関係も『真夜中の檻』も知らず、翻訳家としての認識しかありませんでした。私には優しいおじいさんで、ハーンの話をいろいろとしてくれたのと、私が「夏目漱石の『文学論』が難しくてよくわからない」と言ったところが、「自分にもよくわからない」と答えたのを鮮明に記憶しています。
荷風との「奇縁」を知ったのは高校生の時で、既に平井は死んでいました。今回の「古書通信」連載にも少し平井が出てくるのですが、書きながらもっと荷風のことを聞きたかったと残念に思いました。もっとも、本人に「贋作を作りましたか?」とは聞けなかったでしょうけれども。
その頃手に入れたのが『真夜中の檻』です。「実にくだらない私の個人的な理由」とは、著者と会ったことがあるということではなく、この本の発行日と私の誕生日に関するもので、ここで紹介するには値しません。しかし当時の私はまじめに片っ端から『真夜中の檻』を買いました。一番安く手に入れたのは100円でした。
その後大学に入って、由良君美先生の教えを受ける中で平井の話題はしばしば出てきました。けれどもそちらの系統は私は興味が薄く、平井の翻訳書も何もそれほど読んでいません。由良先生に荷風と平井の関係について水を向けたことがあるのですが、「そのことはよく知らない」と言われてしまいました。本当に知らなかったのか、はぐらかされたのかは不明です。
以上、大したエピソードでもないのですが、リクエストにお答えしました。平井も由良先生もこの世になく、若輩だった私も随分年を取ってしまいました。
(無題) 投稿者:cogito 投稿日: 2月16日(月)23時36分38秒
最後のところは一番ですけど、そこだけではありません。
実証的な論旨で感嘆させるだけではなく、ところどころ手綱を弛めてコブシを効かせた小話を入れる余地がないかどうか、いつも心掛けてをられる気が致しました。頭の中は文学的エピソードの宝庫だからきっと訳無いんでせうが(笑)、
本日到着の古書通信連載に就いてならば
「絶縁された猪場はどのような心情でこれを書いたのであろうか」といったところですね。
相場教えてください 投稿者:薔薇盗人 投稿日: 2月17日(火)07時13分17秒
くだん様
「上林暁文学書目」
は、今どの位が相場なのでしょうか?
お願い 投稿者:桜井 渉 投稿日: 2月17日(火)10時09分59秒
管理人様人魚の嘆き様
谷口様のご紹介で投稿申し上げます。
早速ですが、どなたか、渡辺温という作家に詳しい方をご存知でしょうか。もしいらしたらご紹介願いたいと思います。
実は私の祖父が昭和のはじめに警察官であった頃、たまたまこの作家の事故の担当になり、その時の記録の一部がわが家に残されています。
なぜこんな物が残っているかと申しますと、文豪谷崎潤一郎の事情聴取をしたことが祖父の印象に強く、本当はいけないことなのでしょうが自宅に関係書類を持ち出したということなのです。祖父は警察官ですが元文学青年だったそうです。
しかし、もう時効物の話だと思います。ついては、この書類の扱い、関係者や親族の聴取の内容の吟味など、渡辺温のご専門の方にお願いしたいのです。
ご多忙の時期に真に恐縮です。
渡辺温 投稿者:こま 投稿日: 2月17日(火)13時56分17秒
渡辺温の実兄のミステリ作家渡辺啓助の親族(だと思います)が、港区高輪でギャラリー・オキュルスを営んでいます。
ありがとうございます 投稿者:桜井 渉 投稿日: 2月17日(火)18時02分28秒
こま様
情報をお寄せいただきありがとうございます。地方在住でほとんどネットも使わないので、そのギャラリーは初めて名前を聞きました。
作家渡辺啓助からは、祖父宛の手紙が何通かあります。兄弟があのような形でなくなれば、関心があったのでしょう。
祖父はほかにも、渡辺温が付き合いのあった作家何人かから話を聞いたようです。
平井呈一 投稿者:ヌル 投稿日: 2月17日(火)18時17分47秒
人魚の嘆き様
『真夜中の檻』の件、ありがとうございます!!
首をなが〜くして(笑)お待ちしております。
また、人魚の嘆き様が平井呈一と面識が御ありだったとの逸話、
実に興味深く拝読させて戴きました。
私にとっての平井呈一は、怪奇幻想文学の翻訳家・紹介者の
第一人者であり、紀田順一郎・荒俣宏らの偉大な「お師匠さん」
として大きな位置を占めております。
リクエストにお応え戴き、ありがとうございました。
オキュルス 投稿者:ヌル 投稿日: 2月17日(火)18時49分50秒
連続で失礼致します。
桜井渉様のお話、そんなものが残っているのかと、とても驚きました。
私もこま様がお答えなさっているように、ギャラリー・オキュルスの
渡辺東さんに連絡するのが宜しいかと思います。連絡先は…掲示板に
勝手に書いてしまって良いものか判りませんが、検索すれば調べること
が出来るはずです。
渡辺啓助の四女の渡辺東さんは、探偵雑誌の〈宝石〉などでもイラスト
の仕事をなさっていたこともあり、探偵作家・文壇と関わりもありました。
「上林暁文学書目」 投稿者:くだん 投稿日: 2月17日(火)20時04分39秒
薔薇盗人様
限定130部とのこと、帙付きで25000前後ではないでしょうか。
個人的には書目で2万円も3万円もするものは、その予算を当該作家の本を買うのに投じたいというのが、正直なところです。
親族はダメ 投稿者:管理人 投稿日: 2月17日(火)20時36分33秒
桜井 渉様
最もふさわしい人物をご紹介しますので私宛にメールをください。
『テアトル』 投稿者:私小説派 投稿日: 2月17日(火)20時51分39秒
管理人様
『テアトル』創刊号(大正15年、十五年社発行)を所有しております。
菊池寛、広津和郎、宇野浩二、今東光等文壇の中心にいる多士済々な書き手が演劇や映画についての原稿を寄せております。続きがあれば是非欲しいと思いながら、もう随分経ってしまいました。
文芸雑誌ではありませんので管理人様の守備範囲外とは思いますが、もしもご存知でしたら何号まで出ているものか教えて下さい。
横着な人、多いですもの 投稿者:三代目 投稿日: 2月17日(火)21時49分40秒
古本屋の三代目です。
「親族はダメ」、とはさすが管理人様です。
とかく作家の親族は、文学的資料をタダで自分の所に来るのが当然という顔をしますから。
今まで保存していた人の苦労なんて考えやしない。商品価値もしかり。
私の店でも何度か痛い目に遭ってます。
このBBSでもボン書店の鳥羽茂の資料の時に、そういうことがありましたよね。
もっとも、商売人としてはもちろん私も興味あります。はい。
感謝の強要はX氏の本意ではないのでは? 投稿者:匿名 投稿日: 2月18日(水)10時36分56秒
人魚の嘆き様の連載が楽しみで「古書通信」を購読するようになったのですが、率直にいってしまうと、ちょっとお粗末な内容のものが多いと思ってます。例えば今回の号の「L'esprit Nouveau」7号を書いたものなど、コピー片手に内容を紹介したようです。
しかもX氏(モダボ様?)がコピーを近代文学館に寄贈するのは確かに尊い行為だとは思いますけど、
「このコピーを見る人はそのたびにX氏に感謝せい」なんておかしくありませんかね?コピーもらって古書通信に書いた本人は深く感謝すべきでしょうが、
見知らぬ、他の人にまでそんなこと強要するのがX氏の願いとは思えませんがね。
感謝など期待もせずに、自然な気持ちで寄贈されたのでは?
それと、誰も見たことが無かったはずの(先月号の記載)本が七夕の目録に出ていたとしれっと書いてますけど、十分恥ずかしいことだと筆者は認識しているのでしょうか?少なくも学者の書くレベルでも内容でもない気がします。
管理人様へのメール 投稿者:桜井 渉 投稿日: 2月18日(水)14時39分35秒
今、メールをお送りしました。よろしくお願いいたします。
前半部分 投稿者:モダボ 投稿日: 2月18日(水)16時17分25秒
記事が長すぎるというエラーになってしまいましたので、分割投稿します。前半部分。
匿名様
おっしゃることは良く分かりますが、「感謝を強要」とまで言ってしまうと
やや曲解ではないかと思います。その部分は単に謝辞を述べて下さったもの
と理解して頂けないでしょうか。また、メールを引用した部分などと併せて、
少し鼻につく印象を受けた方も多いかもしれないとは思います。その点は
お詫びいたします。近代文学館にコピーを受け入れて頂いた点については、
単純に自分のポリシーに従って行動しただけで他意はありません。「内容の
レベル」についてはコメントする立場にありませんので控えさせて頂きます。
おそらく匿名様を始めとして、レベルの高いコレクターの皆さんから見た
場合にはいろいろとご不満な点があったのではないかと思います。
少し長くなりますが説明させていただきます。その前に誤解のないよう…
件の記事の中で私が関係した部分とその考えを説明するだけで、他の方に
同じ論理を押しつけるものではありません。筆者とも全く関係ありません。
さて、記事と重複しますが、私は読みたいものが読めれば、それがどんな形
でも全然構わない人間です。ここに集まる多くの皆さんは古書コレクターと
して初版、装丁、署名、など諸々の事情に細かにこだわっていらっしゃり、
それは素晴らしいと思いますが、私はそういったことには基本的に無関心で
す。また、私の価値判断基準は常に面白いかつまらないか、それだけです。
どんなに珍しいものを買ってみても、つまらないと思えばすぐに手放してし
まいますし、安くてありふれたものでも面白いと思うものは必死に探します。
私にとっては面白い(面白そう)と思うテキストが読めることが重要なのです。
たぶん私は皆さんより本というものをいくらかデジタル的に見ているのだと
思います。一点もののアナログな骨董品ではなく、テキストデータとして、
という意味です。解りにくい例えですみません。とにかく私は函やカバーが
なかろうが痛んでいようが全く気にしません。読みたいものが読めればいい
のです。しかしながら読みたくても読めないものがあまりに多いのです。
そんな私にとって、例えば復刻は非常にありがたいものです。もしも目の前
に復刻と元版を並べられたら、躊躇なく値段の安い方を選ぶでしょう。同じ
く図書館所蔵があるということも非常にありがたいものです。図書館に所蔵
があるということは、とにかく読めるということですから。
私はよく近代文学館を利用しますし、コピー資料もずいぶん目にしましたが、
コピーがあるというだけでも非常に嬉しいことでした。私の手持ちの本など
に大したものは全くありませんが、今回の「L'esprit Nouveau」については
今まで図書館所蔵もなかったことですし、そこそこ重要な雑誌だと考えまし
たので、コピーだけで恐縮ですが、受け入れて頂いた次第です。で、今回の
記事ですが、「L'esprit Nouveau」に7号があったことはあまり知られてい
なかったのは事実でしょうし、その内容紹介と資料が読めるようになること
を周知するのにはそれなりに意義があると思っています。もちろん、感謝を
期待するなど全く意図していません。そのような印象を受ける文脈になって
しまった責任の一端は私にもあり、その点お詫びします。
投稿削除 投稿者:管理人 投稿日: 2月18日(水)17時38分28秒
モダボ様の後半はここには不適当なので削除しました。自分も勝手だと認める主張は投稿しないこと。
お詫び 投稿者:モダボ 投稿日: 2月18日(水)18時22分18秒
管理人様、皆様、
先ほどは大変失礼しました。削除ありがとうございます。
ご不快に思われた方もあったと思いますが、お詫び申し上げます。
お願い致します 投稿者:ささな 投稿日: 2月18日(水)21時43分11秒
皆様、こんばんは。
今回は皆様にお願いがあり、書き込みをさせて頂きます。
実は、七年ほど前から輪堂寺耀という作家の書いた「十二人の抹殺者」
なる作品(探偵小説)を探しております。
小壷天書房という出版社から昭和35年2月20日に発行されているようです。
探している七年の間に二度目録に掲載され、当然二度共注文をしたのですが
競争率が非常に高かったそうで二度共抽選もれしてしまいました。
ちなみに掲載価格は一度目は六千円、二度目は五万円でした。
この価格からは相場というものも判断がつかず、第一この二度以外は目録、
店頭、古書市などでも見たことがなく私にとっての幻書となっています。
日に日に読みたい一心が募り、最近は夢にまで書名が出てくる始末です。
そこで皆様にお願いというのは、同書を売っている古書店をご存知ならば
是非共教えて頂きたいということと、もし万が一同書をお持ちの方が
いらっしゃったらお貸し願えないかということです。もちろん何らかの
お礼はさせて頂きます。
非常に厚かましいお願いで甚だ恐縮なのですが、何卒よろしくお願い致します。
管理人様、もし掲示板の趣旨にそぐわない内容でしたら削除下さい。
Re.『テアトル』 投稿者:管理人 投稿日: 2月18日(水)22時09分35秒
私小説派様
『テアトル』大正15年3月の創刊号に続き4月に一巻二号、5月に一巻三号がでております。
恐らくはこの三冊で終わっていると思います。
二、三号の内容も創刊号同様、とても充実しております。
『L'esprit Nouveau』第七号 投稿者:ベルベット 投稿日: 2月18日(水)23時20分58秒
私も「古書通信」に2回にわたって書かれた曽根博義氏の「雑誌『L'esprit Nouveau』第七号の行方」には大変違和感を覚えていたので、匿名様の投稿にはわが意を得たり、の思いでした。
そもそもこの論文の致命傷は、『L'esprit Nouveau』第七号が幻とも呼べる稀覯雑誌だという誤解でしょう。
(上)にいわく、「多分、佐々木桔梗氏以外、誰一人として七号を見ぬままその後二十余年の歳月が静かに流れ去ったのである」
(下)にいわく、「他の読者から、第七号が平成十三年の七夕市に他のモダニズム詩誌に混じって写真入りで出たことがあることを教えられた」
実は、私も『L'esprit Nouveau』は七号を含めて全冊所有しております。
そして過去に七夕市以外でも七号を数回見ており、未見の雑誌がいくつもあるモダニズム系の中ではむしろ目にする機会が決して少なくはないのです。
ましてや幻などではいささかもない。
曽根氏が単にご覧になっていなかっただけです。
これは推測ですが、あまりモダニズム雑誌に造詣の深くない、経験も乏しい方なのでしょう。これが悲劇でしたね。
もし、その程度の雑誌だとわかっていたら、「古書通信」で内容を紹介することもなかったでしょう。
さらに信じられないのは、曽根氏がコピーしか見ていないことです。
よくもまあ、オリジナルを手にしないで書けるものです。
周辺資料はコピーでもいいでしょう。
しかし、自分がこれから紹介せんとする雑誌がコピーとは。
コピー時代の人のなせるわざなのでしょうが、私などには理解しがたいものがあります。
最後に「強要」の問題は、筆者が強要を意図したとは思いませんが、結果的にそう取られても仕方ないと思います。
私もそう感じましたから。
「そのときすべてはX氏のおかげであることも、どうか思い出していただきたい」とあります。
曽根氏は文学館の寄贈資料を見るたびに寄贈者に感謝しているのでしょうか。
あまりに幼稚な記述でした。
ついでながら、
「私は皆さんより本というものをいくらかデジタル的に見ているのだと思います。一点もののアナログな骨董品ではなく、テキストデータとして、という意味です。解りにくい例えですみません。とにかく私は函やカバーがなかろうが痛んでいようが全く気にしません。読みたいものが読めればいいのです。」
とのモダボ様が、自分はコピーを持ちオリジナルを寄贈するのではなく、コピーを寄贈されたのが興味深かったです。
『L'esprit Nouveau』 投稿者:ヒヤシンス 投稿日: 2月18日(水)23時38分46秒
私も昨年、管理人様に合本ではありますが全冊揃いを戴きました。
“休憩”しなくたっていいよ(笑)! 投稿者:cogito 投稿日: 2月19日(木)00時59分48秒
モダボさま、すいません。初めに私が名前の知れるやうに諷したばかりに、貴方まで大変な云はれやうになってしまって。ベルベットさまが最後に仰言った“ついでながら”以降は確かに過ぎる言葉ですけれど、ただおそらくは、モダボさまの仰言った「読めればいい」といふことについて揚げ足をとった訳ではなく、むしろ前段の「面白ければいい」といふ言葉に苦しんでをられるのぢゃないかとも存じます。「“なぜ面白いのか”に拘らないと深くいたることは出来ないのぢゃないか」。大学教授たる物書きに対して見識を求める言外の意気よりさう感じましたが、ここは文学の中身を問ふ掲示板ではないので、ベルベットさまはあからさまにそれを以って述べることをされなかったのでせう。もし誤解でしたらごめんなさい。
私も最近漢詩が好きになりましたが、100年以上昔の原書だって叩き売られてゐる現状をいいことに、自分で買ったものはどう読んでもいいと思ってる向きがなくもない。先人の遺した貴重な書物を、粗末な定規にあてて「面白ければいい」と判断してる自分が恥ずかしくないか?と、経書の素養も無い者が漢詩を読むこと自体まぁ生意気なわけですが、はるか澆末世代に生を享けた自分のことを思ふわけです。故に次元を異にしてモダボさまの立場が身につまされましたので、“モダ隊”一員より弁明かたがた申上げました次第です。これまた板の趣旨に障るやうでしたら削除下さい。
(無題) 投稿者:ヌル 投稿日: 2月19日(木)01時28分45秒
渡辺温資料の件、桜井渉様に管理人様が「最もふさわしい人物」を
ご紹介なさったとのことですので、他人事ながらも安心致しました。
しかしながら、これは私が先走ってしまい特定の人物を書き込んだのが
いけなかったのですが、三代目様が「一般論」として(と思います)
投稿なさった「とかく作家の親族は…」のくだりについて補足をさせて
いただきます。
数年前になりますが、ギャラリーを営む渡辺東様には幾つかお世話に
なったことがございます。ほんの些細なことではありましたが、私に
とってはとてもありがたく嬉しいものでした。それ以来いまだに、
毎月のギャラリーの案内をお送り下さっております。それは「横着」
とはとても呼べないことだと思います。
実際のところ正直申しまして、私も三代目様のお書きになった内容には
同意せざるを得ない部分があるとは思いますが、ここをご覧の方の中に
その「一般論」から、万一誤解なさる方がいらっしゃってはいけないと
愚考し、あえて一言付け加えさせて戴きます。
御礼・他 投稿者:私小説派 投稿日: 2月19日(木)09時34分8秒
管理人様
『テアトル』のご回答有難うございます。是非とも探してみたいと思います。
常に一刀両断の管理人様が雑誌に関してはいつもの歯切れが見られない慎重な姿勢を崩さない訳が今回の『L'esprit Nouveau』の一件で判ったような気がいたします。
(無題) 投稿者:管理人 投稿日: 2月19日(木)11時12分56秒
ベルベット様
貴殿のような社会経験も古書収集歴も豊富な教養人からすると笑止千万な投稿が続いたと思いますが、小生に免じて寛恕願います。二人とも人柄の良い前途有為の若者ではありますが、いかんせん人生経験も浅く、とりわけ古書の世界ではまだ洟垂れ小僧以下の存在です。これから視野が広がれば、貴殿の真意(小生は完全に理解しております)を悟れる日も来るでしょう。今はとても無理ですのでご勘弁下さい。
御礼 投稿者:ベルベット 投稿日: 2月19日(木)12時05分26秒
管理人様
老人の出すぎた発言にご配慮賜り心より御礼申し上げます。
若い人への管理人様の暖かいまなざしを学ばなければいけないと痛感致しました。
(無題) 投稿者:モダボ 投稿日: 2月19日(木)13時09分8秒
ベルベット様、管理人様、皆様
昨日は私の偽善っぽい酷い発言で多くの方に不快感を与えてしまった
上に、いつもお世話になっている皆様にまで大変失礼な物言いでした。
大変申し訳ありませんでした。
相場はあるのかな? 投稿者:金ちゃん 投稿日: 2月19日(木)16時42分28秒
ささな様
「十二人の抹殺者」持ってますがお貸しするわけには・・
金額によってはお譲りしますが・・
(無題) 投稿者:管理人 投稿日: 2月19日(木)18時48分28秒
匿名様
投稿は歓迎ですが次回から「匿名」なるハンドルネームは認めませんのでその積りで。
私小説派様
雑誌の場合は今回の事も好例なのですが創刊とあっても、その前に「準備号」があったり終刊号とあっても、その後に「復刊号」があったりも致します。
又、先週末の事ですが私の熟知している筈の分野で二冊もの初めて出会う本を買いました。
まだまだ知らない本は幾らでもあります。他の大勢が良く知っていて自分だけが知らない事なんて事もあります。従って断定の怖さを知っていれば自ずと、それを避けたいと思うのです。
モダボ様
そんなに恐縮する必要は無いですよ。本や資料への考え方は百家争鳴だと思います。
だから不毛な議論を惹起すると面倒だから、投稿の後半を削除させて頂きました。
モダボ様に大きな釘を刺すとすれば、ここは多くの「愛書家」が集っている事を忘れたねと。
金ちゃん様
投稿が下品ですので書き直して再投稿して下さい。この様な投稿は下品ですと皆様に周知して頂くため、削除いたしません。
おわび 投稿者:cogito@σ(・兀・)「洟垂?」 投稿日: 2月19日(木)20時00分19秒
みなみなさま、昨晩は横からつまらん物言ひをしまして誠にご迷惑をお掛け致しました。
これでよろしいですか? 投稿者:金ちゃん 投稿日: 2月19日(木)21時05分10秒
ささな様
「十二人の抹殺者」を所有しております。ただし、残念ながらお貸しすることはできません。金額が折り合えばお譲りすることは可能です。「玄関風呂」で文庫中毒様がされたように、よろしければ指値をしてくださいませ。
金ちゃん様 投稿者:管理人 投稿日: 2月19日(木)22時12分50秒
合格です。
御礼 投稿者:うすけ 投稿日: 2月20日(金)00時21分4秒
人魚の嘆き様
お年玉,ありがとうございました。
まさか田村書店でお会いできるとは思ってもおらず,声をお掛けすのも憚られてしまい却って失礼を致しました。
頂戴しましたものは今まで手にしようと思った事も,又その存在すら認識していなかったもので,とても勉強になりました。手の届かない詩集を夢見るよりも,或いは全集を散漫に読むよりも,作家の雰囲気を感じる縁になるかも知れません。
もちろんいつかは,と思いつつ。
とまれ,短い時間でしたがお会いできたことが何よりも嬉しかったです。
本当にありがとうございました。
オークションから 投稿者:賞物小僧 投稿日: 2月20日(金)10時00分48秒
ヌル様
これがハンドルネームの由来でいらっしゃいますか?
「珍しい筒井康隆のSF会誌NULL 合本版署名入」
http://page8.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/h6383892
「十二人の抹殺者」 投稿者:ささな 投稿日: 2月20日(金)18時52分55秒
金ちゃん様
早速の情報ありがとうございます。心より感謝致します。
ただ、私はあの時何を血迷ったか「同書を置いている図書館」と書きたかった所を「同書を売っている古書店」と書いてしまったようなのです。いつも古本の事ばかりを考えているせいでしょうか。
手元に置きたいのはやまやまなのですが、とりあえずは読めればいいと考えておりますので今回はご好意だけ頂戴致します。本当にありがとうございました。
改めて皆様にお願いです。「十二人の抹殺者」をどうしても読んでみたいのですが、お貸し頂けませんでしょうか?あるいは置いている図書館をご存じないでしょうか?
よろしくお願い申し上げます。
(無題) 投稿者:TG 投稿日: 2月20日(金)19時27分36秒
フリーズ様>
お褒め頂きありがとうございます。
頻繁に更新するサイトではないのですが
お時間のある時にでも覗いて頂けたらと思います^^
ささな様へ 投稿者:出雲人 投稿日: 2月20日(金)22時14分59秒
どちらにお住まいかわかりませんが、公立図書館では相互貸借制度があり、図書館の用紙にかけば全国のどこからでも取り寄せてくれます。無料です。私もしばしば利用しています。
お近くの図書館へいかれ、リファレンスコーナーで相談されればいいと思います。
国会図書館からも借りられます。
いま、図書館でも蔵書がネットで検索できる所がたくさんあります。
参考までに記しました。
「十二人の抹殺者」 投稿者:くだん 投稿日: 2月20日(金)23時03分19秒
ささな様
国立国会図書館にはあるようです。最寄りの公立図書館から複写を申し込むこともできるはずです。一回に複写できるページ数のきまりがあるようですが、2~3回に分ければ可能でしょう。取り寄せるだけなら無料ですし、全部複写しても数千円ですむのではないかと思います。
おなじく 投稿者:cogito 投稿日: 2月21日(土)00時18分6秒
いろいろ検索してみたのですがどうやら国会図書館にしかないやうですね。
出雲人様くだん様の仰言るやうに、お近くの公共図書館からその旨を伝へれば、貸出が無理でもコピーをとってもらへます。ただし著作権の関係で半分までしかとれませんから、前半後半と別人を騙って二回依頼して下さい。意地悪な館員だと同一人物と分かった時点で断られてしまふこともあるのです(図書館員がこんなこと唆してどーする 笑)。
一番にレスしなくてはならぬ身の上(図書館員)なのに、本日酔っ払って帰宅が遅れました。
由来 投稿者:ヌル 投稿日: 2月21日(土)03時02分13秒
賞物小僧様
こんにちは。ご推察の通り筒井康隆の同人誌からとらせて戴きました。
でも、実は想定したのはリンク先の〈ネオヌル〉(1974年創刊)ではなく、
筒井一家の家族同人誌〈NULL〉(1960年創刊)でありました。
こちらに初めてご挨拶させて戴いた際にも少し触れましたが、いまだ目に
したことがないものですから。
もっとも、なるべくシンプルで短く覚えやすいこと、というのが大前提
としてございました。自分で申すのもナンですが気に入っております。
「十二人の抹殺者」 投稿者:九十九里 投稿日: 2月21日(土)12時08分48秒
金ちゃん様
私も「十二人の抹殺者」は探しておりました。
ささな様が御辞退されましたので名乗りをあげさせて下さい。
慢性金欠であまり高い値はつけられませんが35000円でお譲り戴けないでしょうか?
よろしく御検討ください。
お譲りします 投稿者:金ちゃん 投稿日: 2月21日(土)14時45分19秒
九十九里様
「十二人の抹殺者」お譲りします。ただし、代金は3000円でお願いします。
私はSalon De 書癡で管理人様と人魚の嘆き様から多くの恩恵を被っています。しかし、恩返しがしたくても、お二人にはしようがないのです。レベルが違いすぎますから。
したがって、今回いい機会で、九十九里様に管理人様と人魚の嘆き様への恩返しの相手の代理をお願いしたいのです。
実は最初の書込みから3000円と決めていました。ささな様が残念ながら辞退してしまい落胆したのですが、あなた様があらわれてラッキーでした。
一方的な話ですが、どうか私の思いを適えさせてやってください。お願い致します。
管理人様
お手数ですが、九十九里様の承諾がいただければ、住所を教えていただけませんでしょうか。
ありがとうございます 投稿者:ささな 投稿日: 2月21日(土)18時19分34秒
出雲人様、くだん様、cogito様、図書館の制度について詳しく教えて頂き、
ありがとうございます。一度、近くの図書館で問い合わせをしてみようと
思います。貴重な情報を頂き本当にありがとうございました。
九十九里様
金ちゃん様より「十二人の抹殺者」について良いお話があり、良かったですね。
大事にして下さいね。
金ちゃん様
辞退の件は本当にすみませんでした。今度からは投稿前に自分の書いた文章を
再度チェックする事に致しますのでお許し下さい。
この掲示板は愛書家の“虎の穴”! 投稿者:cogito 投稿日: 2月21日(土)21時11分45秒
この掲示板に出入りされる方はいろいろな経済状態の人が入り混じってゐますが、少なくとも登録者のみなさんには儲けるつもりで何か仰言るひとはゐないですからね。昔むかし、ある古本屋さんから「ウチは図書館じゃないんだよ」と一喝されたゲルピンには、ささな様の心中もまた察するに余りあるものがあります。でも“読めればいい”といふ考へにはなかなか手厳しい掲示板であることは、もうこれでダメ押しの確定ですね(笑)。“本物なら何でもいい”といふのだと辛うじて及第のやうですよ(汗)。
レスを読んで震えました 投稿者:九十九里 投稿日: 2月21日(土)23時04分53秒
金ちゃん様
感謝の言葉もありません。
心より御礼申し上げます。
併せて、管理人様、人魚の嘆き様にも御礼申し上げます。
どうしても手に入れたい本 投稿者:ささな 投稿日: 2月22日(日)09時37分11秒
cogito様のコメントを拝読し、これまでの考えを改めました。
この掲示板では“読めればいい”という考え方は“甘え”なのですね。ご覧の皆様方には大変失礼を致しました。これからはもっと貪欲に自分の欲しい本を追い求めていくことに致します。
そこで生まれ変わった私を理解して頂くため、また今回の反省と自戒の意味を込めどうしても「手に入れたい本」をここにあげさせて頂きます。
鮎川哲也氏の「疑惑の夜」春陽文庫をどなたかお譲り下さい。
よろしくお願い致します。
質問? 投稿者:たくりん 投稿日: 2月22日(日)20時16分0秒
ささな様
先程、「鮎川哲也の部屋」というところを覗いてみましたら、「夜の疑惑」という本が書影入りで出ていました。「疑惑の夜」というのは、また別の本なのでありましょうか?
「夜の疑惑」 投稿者:ささな 投稿日: 2月22日(日)20時57分8秒
たくりん様、ご指摘ありがとうございます。
鮎川哲也氏の「夜の疑惑」春陽文庫です。
皆様、失敗続きでご迷惑をお掛けし誠に申し訳ございません。
「夜の疑惑」がどうしても手に入れたいので、何卒ご協力下さい。
よろしくお願い致します。
無名詩人についての本 投稿者:シノラー 投稿日: 2月23日(月)11時56分19秒
いわゆる有名詩人ではなく、世にうずもれた詩人、詩集にスポットライトをあてた本で、お薦めのものがありましたら、どなたか推薦いただけないでしょうか。書誌的記載が多いものだとありがたいです。
著者でない人のサイン本 投稿者:街路樹 投稿日: 2月23日(月)16時09分45秒
人魚の嘆き様
例えば著者ではない人が、自分の愛読書を他人にサインして送るといったことも、よくあるのでしょうか?
またそれが、著者のサイン本よりも高いということもありえますか?
お教えください。
「歌々板画巻」 投稿者:グレノリ 投稿日: 2月23日(月)20時15分23秒
文庫中毒様
帯も付いているようです。
忘★創作版画特集32 棟方志功板、谷崎潤一郎歌「歌々板画巻」
http://page6.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/f17356332
三島由紀夫の書体 投稿者:由紀夫 投稿日: 2月24日(火)14時49分21秒
ymnk様
こんにちわ。一つ教えてください。
三島由紀夫のサインについて、昭和20年代と40年代では書体に違いはありますか?
実は、先日買った20年代の本のサインが「ちょっと、どうかなー」と思ったものですから。
ご教示お願いします。
『詩原』 投稿者:愛の挨拶 投稿日: 2月24日(火)16時53分24秒
管理人様
昨日、地元の古本屋さんで管理人様、ご注目の赤塚書房から出た『詩原』を七冊まとめて2000円で見つけました。取り敢えず送らせていただきましたので、もしもご不要でしたらご返送下さい。
(無題) 投稿者:人魚の嘆き 投稿日: 2月24日(火)18時17分54秒
cogito様
`>` 実証的な論旨で感嘆させるだけではなく、ところどころ手綱を弛めてコブシを効かせた小話を入れる余地がないかどうか、いつも心掛けてをられる気が致しました。
ありがとうございます。しかし、ついつい後者にばかり力が入ってしまうのが致命的でねえ(笑)。
ブツを梱包のまま木曜日にご自宅へお送りします。
男爵探偵様
例の本が手元に届きました。用紙が粗悪な時代のしかも子供の本にしては上々のコンディションです。古本屋ならば極美と表記するでしょう。
ただ、事情により郵送はできなくなったので、ご上京の際にお見せしますから事前にご連絡願います。もちろん、貴兄に優先権があること、キャンセル自由であることは変わりませんからご心配なく。
葵の家様
シノラー様へのレスは師範代にお願いしましょう。
散水弁様
`>` 小生は更に更に南征。
懐が温かくなったようですな(笑)。
うすけ様
先日は短時間でしたがお会いできてよかったです。来月号の『日本古書通信』を立ち読みしてくださいね。
街路樹様
`>` 著者ではない人が、自分の愛読書を他人にサインして送るといったことも、よくあるのでしょうか?
しばしば見られますよ。私のところにある近代の本で一番古いものでは、上田敏の『海潮音』に与謝野鉄幹が署名して知人に献呈しています。
`>` またそれが、著者のサイン本よりも高いということもありえますか?
当然有り得ますね。夏目漱石が無名作家の著書に署名していることを想像すれば容易にわかるでしょう。
くだん様
スピーチの件、それほど非常識ではないのでご心配なく(笑)。
七面堂様
『小説火見蝶』上巻なる地下本を入手しました。下巻はあるのでしょうか?ご入用でしたら進呈申し上げます。
たくりん様
3月1日はいささか忙しいのですが、短時間でもお目にかかれれば幸いです。ご予定をお知らせ願います。
りょくと様
『人魚通信』の原稿は完成したのかな?報告願います。
古書人生がかかっておりますので 投稿者:くだん 投稿日: 2月24日(火)19時33分54秒
人魚の嘆き様
とても常識的で良識のあるお人柄を信じております(笑)。
(無題) 投稿者:文庫中毒 投稿日: 2月24日(火)19時41分10秒
人魚の嘆き様
今週末金曜日の夕刻、田村書店に立ち寄りますので、よろしくお願いいたします。
グレノリ様
お教えいただき有難うございます。
今回はやれるところまで張り合ってみたいと思います。
このような形で皆さんに暖かいご声援をいただき、本当に感謝しております。
この成果は、また「人魚通信」に発表できればと思っております。
鶴首 投稿者:管理人 投稿日: 2月24日(火)21時09分14秒
愛の挨拶様
『詩原』の件有難うございます。小生の手元にも何冊かはありますが欠号だらけの状況です。
荷物の到着を楽しみにしております。
『小説火見蝶』 投稿者:七面堂 投稿日: 2月25日(水)00時09分14秒
人魚の嘆き様
毎々お気遣い頂き、恐縮致しております。
該本は黒っぽいハードカバーで、やや小型の縦長の本かと存じますが、
以前、管理人様に御寄進頂きましたので、今回は別の方に……
と云っても、何方も手を挙げられないのでしょうねぇ、きっと。
内容は源内の「長枕褥合戦」他です、と云えば多少の反応はあるでしょうか?
前書きを見ると、上下巻同時に作った様にも見受けられますが、
この種の本の案内程当てにならないものはありませんので、
現在の所は不明と云うことで。
三島署名 投稿者:ymnk 投稿日: 2月25日(水)02時11分28秒
由紀夫様
ご無沙汰です。大した数をみておりませんが、やはり少し違うと思います。また、気楽にさらりと書いたもの(例えば限定版金閣寺)とそうでないもの(例えば、七夕に出た矢代宛盗賊など)もやっぱり異なるようです。毛筆だと顕著ですね。ただ、ペン書きだと見分けるのが難しそうです。新潮文学アルバムや三島文学館図録などで原稿写真の筆跡をよくみることも必要と思います。余り参考にならずごめんなさい。
ありがとうございます 投稿者:男爵探偵 投稿日: 2月25日(水)10時58分5秒
人魚の嘆き様
偶然ですが、4月の第2週の週末には上京
する予定でいました。早割りで、前後の飛行機を
すでにとっていましたので、金、土、日曜日の
いずれかにお目にかかれたら、と存じます。
詳しくは、メールにて、お知らせいたしますので
どうかよろしくお願いします。お礼まで。
三島署名 投稿者:大輔 投稿日: 2月25日(水)12時02分39秒
由紀夫様 横レスですみません。小宮山書店の目録などが写真で署名が掲載されてますから参考になると思います。しかし、昭和二十年代の本に後年書いている場合もありますが。
皆様 パソコンが入院しまして現在パソコンメールが使えぬ状態です。ご連絡まで。
人魚の嘆き様
いろいろ身内の事でご迷惑かけまして恐縮です。今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。
原稿 投稿者:ryokuto 投稿日: 2月25日(水)18時42分43秒
人魚の嘆き様
ほぼ終わりました。構成と写真をどうするか考えているところです。
芥川の短冊 投稿者:鬼涙 投稿日: 2月25日(水)19時30分24秒
Peter-Rabbit様
八木書店の肉筆特集目録に芥川龍之介の短冊が出ていますね。ただなんであんなに下の方に書いてあるのでしょう。紙の柄の問題でしょうか。
1泊2日 投稿者:たくりん 投稿日: 2月25日(水)21時11分24秒
人魚の嘆き様
3月1日、昼には用事が済みます。お忙しい事と存じますが、1日の午後から2日終日の間で、ご都合のよい時間と場所をご指定下さい。それに合わせて伺わせていただきます。
ちょっと天気が心配です。
Re:芥川の短冊 投稿者:Peter-Rabbit 投稿日: 2月25日(水)21時53分10秒
鬼涙様
ひさびさのご指名ですので。(^o^)
この短冊は昨年の4月の近代名家自筆短冊特集でお披露目されたものです。
確かにご指摘のようにバランスがあまりよろしくないですね。(^o^)
同じときに紹介された「野茨にからまる萩の盛りかな」の短冊は入札したんですが一歩遅くすぐに売れてしまっていました。野茨の短冊は赤地に金散しでなかなかよいものでしたが・・・
それから「唐寺の・・・」の短冊は中ほどで折れておりますので残念ながら状態も良いとは言えません。
今回の八木さんの目録は、大谷崎没後40年記念という特集でなかなかおもしろい内容になっていますね。
(無題) 投稿者:散水弁 投稿日: 2月25日(水)22時15分51秒
人魚の嘆き様
`>` 懐が温かくなったようですな(笑)。
春ですもの。長い冬眠から目覚めてもよい頃でしょう。わが懐に光あらしめよ。
「人魚通信」紹介記事 投稿者:ymnk 投稿日: 2月25日(水)22時49分28秒
皆々様
本日発売の季刊「銀花」2004年春137号にて、「人魚通信」が取り上げられました。不肖編集人こと私と、デザイナーTGへの取材が記事になったものです。(人魚通信の紹介ですが、自分が出ているからか、こう書くと何か少し気恥ずかしい感じがします)お暇の折にでもチラと見て頂けると幸いです。
改めて管理人様及び人魚の嘆き様、執筆者の皆さんそして応援していただいた方々、「銀花」編集者の方に御礼申し上げます。
取り急ぎご報告まで
りょくと様
玉稿期待しております!
御礼 投稿者:管理人 投稿日: 2月26日(木)01時30分50秒
愛の挨拶様
本日、宅急便にて貴重なる『詩原』拝受致しました。
有難うございました。明日、ささやかな御礼の品を遅らせていただきますので御笑納下さいませ。
御礼 投稿者:由紀夫 投稿日: 2月26日(木)11時23分34秒
ymnk様
大輔様
ご教示ありがとうございます。
皆様のように直に三島の署名をたくさん見ているわけではないので、とても参考になりました。
これからもご指導ください。
私小説派様 投稿者:小山 投稿日: 2月26日(木)21時47分38秒
当方、高村光太郎研究家で、高村光太郎記念会より年刊発行の『高村光太郎全集補遺』の編集に関わっている者です。
1月17日(土)、ご投稿の『オール女性』について、ご教示下さい。
当方手持ちの資料では、光太郎が『オール女性』に執筆している事実は漏れています。
『高村光太郎全集』・『高村光太郎全集補遺』未収録の作品の可能性もあります(ただ、既発表の作品が採録されている場合も考えられます)ので、どういったものが掲載されているのか、ご教示下さい。
お忙しい折とは存じますが、よろしくお願いいたします。
http://www4.ocn.ne.jp/~koutarou/index.html
遅くなり失礼しました 投稿者:街路樹 投稿日: 2月27日(金)09時33分28秒
人魚の嘆き様
丁寧なご説明に痛み入ります。
出張のためお礼が遅れて大変失礼しました。
『オール女性』の件 投稿者:管理人 投稿日: 2月27日(金)11時02分11秒
小山様
私小説派様がお買いになりました雑誌は既に私が譲っていただきましたので役不足ではございますが私が返答させていただきます。
『オール女性』は昭和九年に創刊し昭和十六年十月の第八巻第十号を終刊号とし通巻九十二号を出しました。
光太郎の寄稿は
第七巻第一号に随筆『しゃっくり病』(昭和十五年一月)
第七巻第五号に詩『笑』(昭和十五年五月)
第八巻第二号に詩『生活の光彩』(昭和十五年五月)
の三篇があります。
`>` 当方手持ちの資料では、光太郎が『オール女性』に執筆している事実は漏れています。
事実と書かれているのは現認したと同義だと存じますが、それにもかかわらず内容が知りたいと仰る意味が全く理解できません。一体どんな資料なのか教えてくださいませんか。
以前、竹中祐太郎の詩集「動力時代」に寄せた光太郎の『讀後小感』の内容をお知らせしましたが
私どもは図書館ではございませんので今回は上記の情報のみに留まらせていただきます。雑誌は苦労して自分で探してみてくださいね。
後継者 投稿者:鬼涙 投稿日: 2月27日(金)11時10分24秒
Peter-Rabbit様
ありがとうございます。あんまりお詳しいので感心しました。やはり芥川物で人魚の嘆き様の後継者になれるのはPeter-Rabbit様しかいらっしゃらないようですね。
RE:後継者 投稿者:Peter-Rabbit 投稿日: 2月27日(金)19時57分4秒
鬼涙様
いやいやそれはあまりに恐れ多いお褒めのお言葉・・・
私なぞとてもとても人魚の嘆き様の足下にも及びません。
初版本収集家の方から見れば、羅生門も春服も所持しておりませんしまだまだヒヨッコです。
ちょっと言い訳すると、同じ予算だとどうしても初版本よりも自筆物に手がでてしまうというのもありまして・・・
管理人様 投稿者:小山 投稿日: 2月27日(金)22時37分21秒
お世話になります。
「当方手持ちの資料では、光太郎が『オール女性』に執筆している事実は漏れています。」と書きましたが、正確には、「昭和16年の」とつけるべきでした。当方、平成10年発行「増補版高村光太郎全集・別巻」掲載の光太郎年譜を参照しております。こちらには平成10年の時点で判っている初出発表に関しては、すべて発表誌が書かれており、ご指摘の第七巻第一号、随筆『しゃっくり病』はこれが初出発表のため、掲載されています。しかし、私小説派様が入手された昭和16年の第八巻第二号は年譜に掲載されていないため、全集等未収録の作品の可能性もある、と考えたわけです。光太郎は商業資本の総合雑誌などより、同人誌的なもの、畑違いの雑誌などに寄稿することが多く、未だに全集等未収録の作品が多数発見されています。…というのが「事実は漏れています。」という意味ですが、ご理解いただけたでしょうか?
ちなみに、第七巻第五号に掲載されているという詩『笑』は昭和2年に他の雑誌に発表されたもので、いわば旧作の再録です。
肝心の昭和16年の第八巻第二号に掲載されているという詩『生活の光彩』は、全集にも、全集補遺にも掲載されていません。後に詩集等に収録する際、他の題名に変更されたものという可能性もありますが、管理人様のおっしゃるとおり、「苦労して探して」みます。
以前にご教示いただいた「動力時代読後小感」を含む、次号の「高村光太郎全集補遺」ほぼ編集が終わりました。発行は4月2日、光太郎の命日「連翹忌」の予定です。製本完了次第、発送させていただきます。
では。
(無題) 投稿者:CAVE 投稿日: 2月27日(金)23時49分38秒
ヤフーオークションに日夏耿之介の色紙が出品されてい入札を悩んでいます。どなたかアドバイス下さい。メールでも結構です。
http://page6.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/f17545690
(無題) 投稿者:管理人 投稿日: 2月28日(土)10時23分49秒
CAVE様
本の場合は人魚の嘆き様いわく「迷ったら買え」ですが
肉筆ものは管理人いわく「迷ったらやめ」ですね。
ご参考に 投稿者:ベルベット 投稿日: 2月28日(土)10時47分28秒
CAVE様
字は日夏で間違いなさそうです。
二句を初句の横に書くのも日夏の特徴です。
ただし、日夏の色紙は複製も多いので写真ではそこは判断できかねます。
オークションでも複製は問題なく返品できるでしょうから、相場の半値くらいは入れられると思います。
参考としてください。
Peter-Rabbit様
同じ予算だとどうしても初版本よりも自筆物に手がでてしまうというのもありまして・・・
は私にはうらやましいお話です。
私の時代は自筆物の方がはるか高額で、選択の余地はなかったのです。
例えば「羅生門」の初版本は4500円という時に、短冊は20000円以上していました。
最近の目録では、初版本が500000円で短冊が200000円とありました。
私のような経験をした人間は、文句なく短冊を選びたくなります。
しかし、芥川の短冊も書もいけない物が多いですから、ご注意ください。
私なぞとてもとても人魚の嘆き様の足下にも及びません。
とのことですが、いやいや芥川にかなり絞っていらっしゃるようにお見受けしますので、貴方様には十分後継者の資格ありと思います。
考えてみると、私の時代は芥川資料を本でも肉筆でも、公共機関が競って買った時代でした。
それに人魚の嘆き様もいらしたので、私なんぞはいつも苦戦しました。
かつて、芥川直筆の河童絵と俳句の入ったそれは見事な双幅が出たことがあり、業者に思い切った入札札を依頼したのですが、惨敗しました。
落札価格の半額にも満たなかったそうです。
人魚の嘆き様と某機関の勝負だったと聞いております。
むしろ今は、物は少なくてもライバルはそれほどいない、よい時代かもしれません。
ご健闘をお祈りします。
(無題) 投稿者:CAVE 投稿日: 2月28日(土)18時28分14秒
管理人様ベルベット様
貴重なご意見有り難うございました。本と違って肉筆に手を出すときは非常に悩みます。これからも御教示のほど宜しく御願いします。
Re:ご参考に 投稿者:Peter-Rabbit 投稿日: 2月28日(土)18時40分36秒
ベルベット様
激励のお言葉有難うございます。
確かにバブル後、芥川の自筆物は手が出やすくなっておりますね。
私は中学生の時に「歯車」を読んで衝撃を受けて以来、芥川にのめり込んでおります。作品だけで満足できずに次第に人物、生活などにも興味を持ち、身近に作家本人の息吹の感じられるものを置きたくなったのが芥川の自筆物を集めるようになったきっかけです。
ご指摘のように人気作家ですので、いけないものも数多くございます。心して目を磨くように努めております。老舗だから贋物はないだろうという思い込みも怖いことですので購入にあたっては後悔のないようしっかりと見極めて参りたいと思っております。真筆でも線の弱いもの、しっくりと懐に入ってこないものは購入しないようにしております。
「・・・・・・!!!!!!!!」 投稿者:愛の挨拶 投稿日: 2月28日(土)19時31分16秒
管理人様
びっくりして声も出ませんでした。こんなに貴重な物を戴いて宜しいのでしょうか。
生涯、大切に致したいと思います。有難うございました。
皆様
管理人様の許可を得ましたので私の海老→鯛をご報告させていただきます。
管理人様より雑誌『詩原』の返礼にと私がHNに致しました横光利一『愛の挨拶』中河与一宛献呈署名本と同じく中河与一宛の毛筆書簡二通を戴いてしまいました。
従軍将兵慰問用 投稿者:出雲人 投稿日: 2月28日(土)20時37分7秒
戦争中、こうした文庫があります。具体的には春陽堂の本とか岩波文庫などです。
これらの本についての書誌は存在するのでしょうか。
尾崎一雄本にもありますが、私は未見です。
奥つきになにか記してあるのでしょうか。
ご存知の方がいらっしゃいましたら、ご教示くださいませ。
それにより定価の変動があるのでしょうか、宜しくお願いいたします。
(無題) 投稿者:人魚の嘆き 投稿日: 2月28日(土)21時07分40秒
たくりん様
日程の調整ができませんでした。ごめんなさい。
残念ですが、またの機会にしましょう。
(無題) 投稿者:管理人 投稿日: 2月28日(土)21時58分25秒
愛の挨拶様
お喜びいただきまして私もうれしく思います。しかし私にとりましては、お心遣いのこもった『詩原』は何よりも得難いうれしいものでした。それに加え『愛の挨拶』にとりましても貴方様の処、以上に居心地の良いところは他にない筈です。
出雲人様
慰問用の書籍は春陽堂や岩波の他、大日本雄弁会講談社といった文庫本を出版している本屋に陸軍が納入させたものです。それらの奥付の定価は非買品となっており奥付の最後には「陸軍恤兵部」の一行が加えられておりますので明確にわかります。だからといって通常の本と比較して価格が大きく変わるというほど珍ではありません。陸軍恤兵部書誌は存じ上げません。
(無題) 投稿者:出雲人 投稿日: 2月28日(土)22時20分39秒
管理人様
ご説明ありがとうございます。
私など本については前相撲程度です。
今度とも宜しくお願いいたします。
徒歩10分 投稿者:たくりん 投稿日: 2月29日(日)10時12分8秒
人魚の嘆き様
時期的にもご多忙であろう事は重々承知しておりましたので、どうぞお気になさらずに。
用事は九段なので、昼過ぎから小一時間ほど神保町をまわるつもりです。田村書店もちょっと覘いてみようと思います。頭の中はすでに古書店のことでいっぱいです(笑)。
有難うございました 投稿者:文庫中毒 投稿日: 2月29日(日)13時03分29秒
人魚の嘆き様
田村書店にて2ヶ月遅れの「お年玉」受け取らせていただきました。
早速パラフィンを掛け、大事に所蔵させていただきます。
偶然、田村書店の棚にあった「山本文庫」2冊も目に入り、嬉しくてこれも迷わず購入してしまいました。幸運が福を呼んだようです。本当に有難うございました。
散水弁様
この度は時間が取れませんでしたが、次回は3月12・13日が出張上京予定です。
そのときに例の本を拝見させていただけますでしょうか?
ご都合お聞かせください。
上京日程が確定しましたら、またこちらに書き込みます。
back