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Salon de 書癡 過去ログ 2003 8月

抱腹。 投稿者:cogito  投稿日: 8月 1日(金)00時14分11秒

「止しなさい、二人とも。見苦しい。」
当然東野英二郎バージョンですね。
「あ〜とから来たぁのに 抜ぅき取られぇぇ」
歌詞とコントがピシャリとパロディになってて、これは傑作ですねぇ。 あれっ、しかしそんなことがあったんですか、今日、ねぇねぇご隠居!


(無題) 投稿者:萬嘯廬  投稿日: 8月 1日(金)00時18分49秒

彭城矯介 様
随分とお久しぶりです。 いつも乍らの旧漢字、旧仮名遣いに敬服いたします。 実にユーモア溢れるお気遣いありがとうございます。 現実の助三郎`&` 格之進は相変わらず仲がよろしいのですよ(笑) 近い内に又お会いして彭城様の篤学から密かに知識を盗み取りたいと存じま す。

くだん 様
やはり書き言葉は冗談が巧く伝わり難いのかも知れませんねぇ。 わたくしは裏管理人様の、「落語のサゲ」のような締め括りで 一連のジョーク完成!と思っていたのですが。

恩地喜多八 様
本日の恩地様の「遅ればせながら自慢の三冊」は大変に勉強になりましたと 貞之介様にお伝え下さい(笑) あ、こういう冗談を書くから誤解を招くのですね、反省・・・


(無題) 投稿者:萬嘯廬  投稿日: 8月 1日(金)00時35分24秒

cogito 様
春以来ですからcogito様もお久しぶりです。 下の投稿を書いておりましたら先を越されてしまいました(笑) 御隠居に訊いても何も出ませんよ(笑) 全てはジョークなのです。 嗚呼、本当に反省せねばならない事態のようです。 板汚しで申し訳ありません、皆様。


三島と芥川賞 投稿者:ymnk  投稿日: 8月 1日(金)02時20分13秒

賞物小僧さま
こちらこそはじめまして。どうぞよろしくお願い致します。ご質問は幼稚でも 何でもなく、実は三島のやっていた選考委員については恥ずかしながら全ては 把握しておりません。芥川賞は芥川賞全集別冊で確認できますが、ほか、新潮 社文学賞やら「文芸」賞やら谷崎賞やらいろいろとやってはいるのですが、こ こらへんをキチッと調べて押さえた文献というのはないようです。実は私も三 島が選考委員をした全文学賞及びその期間、授賞式への出席状況など、当時の 新聞雑誌などで少し追っかけたのですが、なかなかそれだけの時間がとれず把 握し切れません。
話題がそれました。三島の芥川賞選考委員任期は、該当作なしの昭和41年上 半期から45年上半期(「無明長夜」帯には三島評が入っていますよね)まで ですが、結局こういう委員になることは、三島自身嫌っていた文壇つき合いの 最たるものを意味すると私は思います。くれるなら欲しいが、あれこれ工作を したり、したり顔で今更魑魅魍魎跋扈する文壇(バー)の門を叩くのがいや だったのでは? 芥川など貰わなくても20代で作品集を出してしまう寵児で したからね。 記憶では、芥川賞とりたかった云々ということを公言したことはないと存じま すが、当然デビュー時の若い頃はそりゃ欲しくてウズウズしたのではないか・ ・・それがノーベル賞になり、晩年はノーベル賞などもう何の興味もない、と いうようなことをインタビューで述べるまでにいたります。ただ、無論公の建 前と本音は異なるでしょうし、晩年はともかく、昭和30年代の三島の、当時 の文壇政治・処世術など含めた裏面での思惑は、実際のところよくわかりませ ん。 ただ、賞を取らなくても、映画出演やら写真集発売やらボディビルやら歌手や ら・・・文学誌よりも(!)芸能雑誌スポーツ新聞で騒がれましたから、話題 性という意味では十分だったようです。・・・何ともあやふやな私見でお答え にすらなっておらず申し訳ございません。賞関係など、あれこれご教示頂けれ ば幸いです。うまく書物の話につなげられず失礼しました。


2冊ですか 投稿者:初心者  投稿日: 8月 1日(金)10時03分26秒

文庫中毒様
ありがとうございました。 もし、講談社ロマンブックなにか情報が入ったらこちらでお知らせします。 (無題) 投稿者:散水弁  投稿日: 8月 1日(金)11時50分31秒

人魚の嘆き様
無削除本を予約済みとは流石の一言。破産しかねませんので、購入権委譲は、 様子見とさせていただきます・・・(笑)。わたしはもっと手近な赤パラフィ ンの被ったものや、手袋の絵の函がある本について、人魚の嘆き様とお話した いと思っています(これも笑)。

雑誌中毒様・KIKU様
例の書誌は、人魚の嘆きに置かせてもらっています。


(無題) 投稿者:くだん  投稿日: 8月 1日(金)13時40分50秒

萬嘯廬様
全く同感です。 「コレクター道講義」は最初「ふんふん、なるほど」と読み進めていって、 「ええ!、最後はこの落ちかい!」と思ってしまったことを正直に告白いたし ます。


御礼 投稿者:kiku  投稿日: 8月 1日(金)16時14分06秒

散水弁様
貴重な資料、ありがとうございます。次回、お伺いした際に拝領いたします。 出先からなので、取り急ぎ御礼まで。


ダボの蒐書日誌 投稿者:文庫中毒  投稿日: 8月 1日(金)18時07分50秒

志功装丁本蒐集日誌その9

某月某日
石神井書林から 石田波郷著『定稿惜命』琅?堂、昭和30年、函極美(20,000円) 金沢市のおてんこから 谷崎潤一郎著『鍵』中央公論社、昭和31年初版、函(2,800円) 西田書店から 伊東一太良著『公吏』昭森社、昭和38年、函(1,000円) が届く。『定稿惜命』は、限定100部の特装版。濃紺総革製の装丁が美しい。 『鍵』は、重版しか持っていなかったので購入した。検索では美本とあった が、実際はそれほどでもなかった。 また『公吏』は、初めて確認するものであるが、サロン・ド・書痴の常連さん から教えていただいて、無事入手できた。
某月某日
海風舎から 桜井増雄著『東北詩集』新名古屋新聞社、昭和48年、函(2,000円) が届く。こちらが初刊で函入。先日購入した造形社版はカバー装である。装画 は同一でも、口絵等が若干異なる。
某月某日
高岡市の文明堂から、 舟川榮次郎著『障子と鶴』白萍社、昭和27年(20,000円) を購入。舟川榮次郎は、富山県入善町で活躍した詩人。この本、以前に金沢大 和の古書即売展で15,000円で出ていたのを、迷った末に見送っていたもの。当 時は、魚津市の慶進堂から売りに出ていたが、店を閉じた際に文明堂に売却し たものらしい。迷ったおかげで 5,000円の余分な出費。「迷ったら買え」を実感。


帯の価値 投稿者:賞物小僧  投稿日: 8月 1日(金)22時36分20秒

ymnkさま
長文の解説をありがとうございました。おそらく三島は芥川賞を超越した存在 だったし、本人も太宰ほどの執着はなかったのでしょうね。「無明長夜」につ いては、同じときに受賞した古山高麗雄の「プレオー8の夜明け」よりも古書 価格が倍くらいするのは、多分三島の帯文のために三島コレクターも買うから だと思います。他人の本の値段も吊り上げてしまうのだから、さすが三島です よね。


「唄」 投稿者:風  投稿日: 8月 2日(土)01時17分05秒

あいさ様
さきほどおっしゃっていた「私は よい時をえらんだ」は、立原道造が盛岡滞在中に制作したとされる「唄」の1節で、同人雑誌『こをとろ』第2輯(1938.11.15)に発表されたものでした。そして、彼は、その4か月後に、この世を去ってしまいます。

林檎の木に 赤い実の
熟れてゐるのを 私は見た
高い高い空に 鳶が飛び
雲がながれるのを 私は見た
太陽が 樹木のあひだをてらしてゐた
そして 林のなかで 一日中
私は うたをうたつてゐた
《ああ 私は生きられる
私は生きられる・・・・・・・
私は よい時をえらんだ》


明日からお休み 投稿者:管理人  投稿日: 8月 2日(土)08時35分14秒

『人魚の夏休み』
BBS「Salon De 書痴」は保守点検のため下記の期間完全休業いたします。書き込みは一切出来なくなりますのでご了承ください。なおHPは従来どおり閲覧可能です。
休業期間  8月3日(日)〜11日(月)


ダボの蒐書日誌 投稿者:文庫中毒  投稿日: 8月 2日(土)17時21分19秒

志功装丁本蒐集日誌その10

某月某日
中野書店から 大塚甲山著『大塚甲山遺稿集 第一集・第二集』二冊揃い、大塚甲山遺稿集刊行会、昭和32・33年、(各9,000円) が届く。表紙絵のみで、二冊同一図柄色違い。装丁のみを考えたら割が合わないが、あまり出ない詩集なのかもしれない。
某月某日
東京出張。夜「サロン・ド・書痴」のオフ会出席。席上管理人様から 前田普羅著『定本普羅句集』辛夷社、昭和47年、函 を、また人魚の嘆き様から、「人魚の贈り物」で射止めた 棟方志功著『板愛染』臼井書房、昭和23年、カバー それぞれいただく。小生作成の棟方志功装丁本一覧を見ながら、管理人様から新潮社土の文学叢書に、まだ他にもあるはずとの指摘を得る。
某月某日
新村堂書店から 丸山義二著『土の歌』新潮社(土の文学叢書)、昭和14年 中本たか子著『島の挿話』新潮社(土の文学叢書)、昭和14年(各4,000円) が届く。早速ネット検索して注文した。どこにも装丁者は記してないが、志功の表紙絵であることは明らか。
某月某日
中野書店から 鑓田研一著『生きている土』新潮社(土の文学叢書)、昭和14年(4,500円) あじさい堂書店から 湯浅克衛著『葉山桃子』新潮社(土の文学叢書)、昭和14年(4,500円) が届く。
某月某日
散水弁様から 棟方志功著『板散華』山口書店、昭和17年、函 をお贈りいただく。戦前の志功装丁本では初めて手にする一冊。
某月某日
洋学堂書店から 打木村治著『支流を集めて』新潮社(土の文学叢書)、昭和14年(5,200円) が届く。このシリーズ、1冊5,000円以内で揃えたいものだ。


ぼくも海行きたいっ! 投稿者:cogito  投稿日: 8月 2日(土)21時30分28秒


「夏休み」の前の最後の書き込みはだれかな。 「人魚の贈り物」掲示板は開いてるのかな。 (-∀-)
文庫中毒さま、「某月某日」では興味半減であります。是非とも日付もお書き添へ頂けると嬉しいであります。


(無題) 投稿者:文庫中毒  投稿日: 8月 2日(土)21時36分23秒

管理人様、皆様、cogito様
日付をいれますと、少し生々しくなりますが、それでもよろしいでしょうか。


補足 投稿者:cogito  投稿日: 8月 2日(土)23時27分57秒

某日はいいんですが、何年何月は知りたいと思ひました。前後関係が判らないので。 むしろ生々しいのは金額ですが、これ伏せたら日誌の意味がなくなり、読んでて面白くないですもんね。 そろそろ文庫中毒様もホームページ開設の気運ですねぇ。 系統立てて書影公開したらすごいHPになると思ひます。


(無題) 投稿者:あいさ  投稿日: 8月 2日(土)23時44分05秒

風様
レスありがとうございます。家にあった「萱草に寄す」を今、読み返しました。 詩は美しいと改めて思いました。


「Salon De 書痴」復活 投稿者:管理人  投稿日: 8月 8日(金)23時33分06秒

皆々様
管理人及び裏管理人の都合により、お休みしておりましたが本日、復活いたしましたので御知らせいたします。

谷口様
大変遅くなりましたが雑誌『木靴』に就いてお答えいたします。 『木靴』は五号までは現認しております、それ以降は今のところ不明と思われます。

文庫中毒様
生々しいのは大好きです。どうぞ克明に日付を入れて下さい。


(無題) 投稿者:風  投稿日: 8月 9日(土)03時06分23秒

管理人さま
お帰りなさいませ。 1時間ほど前に山へ着きました。 気温18度、林の奥で風がざわめいています。


待望の復活 投稿者:散水弁  投稿日: 8月 9日(土)07時18分48秒

管理人様
おはようございます。お待ちしてましたっ! ちなみに、昨夜はちょうど食事中でしたので、口数が少なかったのです。

風様
昨日、記念館からの封筒が届きました。ありがとうございます。これで楽しみが増えました。そういえば、白の薄衣をまとった狐を買いましたよ。次は何にしようかな・・・。 さて、りょくと様より例の件メールもらいました。週間天気図でもうすこし見通しが立つ火曜日頃に返事します(ズルズルと引っ張ってしまいスミマセン)。これから茨城に遠征です。


訂正 投稿者:散水弁  投稿日: 8月 9日(土)07時22分42秒

風様
白ではないですね・・・。正しくは、薄黄というべきでしょう。失礼しました。


『木靴』 投稿者:谷口  投稿日: 8月 9日(土)23時29分48秒

管理人様
『木靴』の件有難う御座いました。 序に現物は何処に行けば見ることが出来るのでしょうか、お教え下さい。


『虫のいろいろ』 投稿者:iwamoto  投稿日: 8月10日(日)12時05分30秒

初めましてiwamotoと申します。 いつも拝見し勉強させていただいております。 尾崎一雄『虫のいろいろ』に就いてお尋ねいたします。 先日、関口良雄編の「尾崎一雄文學書目」を入手いたしました。 ここに掲載の『虫のいろいろ』は私の持っているそれとは明らかに表題の「虫のいろいろ」の文字の大きさが異なります。この本には異装本があるのでしょうか? 宜しくお願いいたします。


復活お待ちいたしておりました 投稿者:文庫中毒  投稿日: 8月10日(日)19時37分47秒

管理人様
予定より早くの復活、嬉しい限りです。この間、どんなに寂しい思いをしていたことでしょう・・。 仰せのとおりダボの蒐書日誌を再開させていただきます。

cogito様
確かに、店名や購入価格の方が生々しいですよね。ちょっとハズレたことを書き込んでしまいました(頭カキカキ)。 なおこれまでの分は日付順になっております。


ダボの蒐書日誌 投稿者:文庫中毒  投稿日: 8月10日(日)19時44分52秒

志功装丁本蒐集日誌その11

3月8日
福岡古書店から 小高根二郎著『はぐれたる春の日の歌』コギト発行所、昭和16年、函(32,000円) が届く。美本とのふれこみであったが、本体がそのとおりであるのはともかく、函の背とその周辺の焼けがかなり強い。少し不満。
3月18日
善本古書目録で注文した文庫櫂から、 中河與一著『愛の約束』人文書院、昭和15年初版、カバー(3,000円) 蔵原伸二郎著『風物記』ぐろりあ・そさえて、昭和15年初版、函(7,000円) 芳賀檀訳『ドイノの悲歌』ぐろりあ・そさえて(新ぐろりあ叢書)、昭和15年初版、美本(10,000円) 津村信夫著『戸隠の繪本』ぐろりあ・そさえて(新ぐろりあ叢書)、昭和15年、並本(12,000円) 平林英子著『南枝北枝』ぐろりあ・そさえて(新ぐろりあ叢書)、昭和15年初版、美本(25,000円) が届く。中河與一「愛の約束」初版は、やはりカバーであることを確認。管理人様の指摘が正しかった。架蔵の第7版と比べると、一回り大きく、志功の手による背文字が明らかに相違。そのほかの本も状態も良いし、適度な値付け。文庫櫂の目録は注目すべし。
3月27日
棟方志功著『棟方志功全集 第1巻』講談社、(5,000円) が届く。最初期の装丁本に関する考察と、巻末に志功装丁本の書影と一覧が掲載されており、なかなか有用。
3月28日
新村堂書店から 伊藤整著『冬夜』近代書房、昭和12年、函なし美本(20,000円) 稗田菫平著『白鳥』日本藝業院、昭和25年(2,000円) 雑誌「文學國土」7・8・9・10・12号、文學國土社(9,000円) が届く。「冬夜」は函付美本だと10万円以上はするようなので、とりあえず函なしで我慢。函に志功の絵がないことを祈る。 『白鳥』は表紙に若干焼けがあり、状態が並であるが、この価格は格安ではないだろうか。「文學國土」は、やはり志功表紙絵が何冊かある。


ご質問 投稿者:楽古堂・大内史夫  投稿日: 8月10日(日)19時50分26秒

京極夏彦の『陰摩羅鬼の瑕』(講談社ノベルズ)を読みました。冒頭の6ページに、「清尊録」が引用されています。白文に「有叢柩堂者」とあるのを、訓読文は「堂上に叢柩する者あり」と読んでいます。この「上」字は不要ではないでしょうか?「叢柩」の意味は、小生の辞書では分かりません。が、後に林道春(林羅山)の解として、「カリニ収置タリ」とあります。堂上ではなくて、前の草叢の上に柩を安置したように思うのですが。「清尊録」をお持ちの方はいませんでしょうか?


Re.『虫のいろいろ』 投稿者:管理人  投稿日: 8月10日(日)20時24分14秒

iwamoto様
初めまして、こちらこそ如何か宜しくお願い申し上げます。 さて、iwamoto様、御所有の『虫のいろいろ』ですが厳密に申し上げますと奥付が初版の様に表記してありますが、その本は初版ではありません。恐らく発行日が昭和二十四年十二月三十日になっているかと存じます。 初版は昭和二十四年三月二十五日発行で表紙の草が薄茶色、同色で表題と著者名が小さい活字で並んでおります。十二月三十日版は草の色が緑色で表題が赤での印刷の筈です。 更に言えば初版の帯は表紙と同色の薄茶色で背には赤で「死への回答!」と印刷されております。 一方、後版の帯は初版の帯よりも幅が1cmばかり太くなり薄青の地に紺文字で背に「文藝家協會推薦第一位・毎日出版文化賞候補作品」と入っております。 従いまして異装本と言うより後版と称する方が馴染めます。

文庫中毒様
羨ましい程の精力ですね。小生、ここ三ヶ月で書架に加えた本は、たったの四冊です。


御礼 投稿者:iwamoto  投稿日: 8月10日(日)22時07分43秒

管理人様
流石は実証主義を貫いておられる管理人様、此れほどまでに完璧な回答を戴けて満足しております。今後とも宜しくご指導ください。


『木靴』 投稿者:管理人  投稿日: 8月11日(月)10時05分20秒

谷口様
『木靴』は日本近代文学館に1号、3号が所蔵されております。


これは不覚 投稿者:過去ログ探索隊々長  投稿日: 8月11日(月)16時03分56秒

8月12日から再開と思いきや。 これは不覚でございました。 それにしても皆様お早いことで。


『人魚の贈り物』第八次登録者募集 投稿者:管理人&人魚の嘆き  投稿日: 8月11日(月)16時52分29秒

各位

『人魚の贈り物』第八次登録者募集をいたします。下記の規約を了承の上で新たに参加を希望される方は、この掲示板で8月15日(金)正午までにお申し込みください。ここに申し込みの書き込みをし、管理人宛に氏名・住所・電話番号をメールで知らせた段階で登録は完了です。今までロム専の方も遠慮なくどうぞ。

『人魚の贈り物』規約
1.『人魚の贈り物』は、原則として2〜5の要領で掲示板「人魚の贈り物」を使って行います。開催は不定期で、管理人と人魚の嘆きの気まぐれによります。特別企画などでルールが異なる場合は、その都度説明します。
2.掲載した本を無料で差し上げます。ただし送料その他経費として、一律千円いただきます。
3.登録者による先着順1名様にのみ差し上げます。希望する本がある場合は、『コレ、頂戴』という題名で「希望する本の名前」を明記してください。なお2番手の書き込みにならぬようご注意願います(ほぼ同着の場合などの不可抗力はやむを得ません)。
4.1着の方にそれぞれ本を送ります。到着後、千円を指定口座に振り込んでください。
5.1回の出品で差し上げる本は一人1点(複数冊もあり)限りです。
6.言うまでもなく、本、その他に関するクレームは一切受けません。
7.皆様への善意に基づく無償譲渡ですから、転売目的の方は堅くお断りします。また、古書の売買を日常的に行っている方の参加は、プロ・セミプロの別を問わずご遠慮願います。その事実が判明した場合は、理由の如何にかかわらず登録抹消となります。さらに、当方の判断基準によるマナーの悪い方も、一方的に登録抹消いたします。

『人魚の贈り物』登録済の有資格者は以下の方々です。(登録順・敬称略)

東、風、留女、太宰ファン、本とは?、文庫丸、賞物小僧、孝一、cogito、くだん、大熊、葵の家、由紀夫、グレノリ、金ちゃん、大陸人、天女の舞い、小仏、マヴォ、文庫中毒、ラビリンス、永町、imamura、未練堂、selah、玉乃井雪、yamanaka、伸六、健一、Bori、りょくと、酔霧、つるみとんぼ、恩地喜多八、ヒヤシンス、村山、貞之介、花筐、大塚、フリーズ、善蔵、大輔、慾呆け、study、立原道造が好き、春の雪、マルドロール、鬼涙、乱歩邸、清二郎、昌、sakamoto、彭城矯介、落下傘、散水弁、四天王、愛2003、さくら堂、ダークホース、青垣山、彗星の騎士、雪白、YT生、谷口、白樺派、私の耳は・・・、おしの、新雨、龍之介、hazedonca、夜汽車、PENぺん、聖なる館、薔薇盗人、篠崎、恋の絵巻、魚楽、ディオゲネス、鬼神堂、kiku、タランボウ、初心者、雑誌中毒、ケンタウロス、都の花、黒猫館館長、たからじま、楽古堂・大内史夫、詩遊、三月兎、倉田、香水夫人、林檎、カナリア、硝子細工、ナナ、TG、友野健二、隠岐、Jボーイ、あめんぼう、yuri、マツダ、まり。、ちゃこ、ガンジー、踊子好き、石狩川、矢吹、青猫、雨降り坊や、探偵ブラク、岩手の星、書物迷宮、鯉ヶ瀧ぶんなぐ郎、きりこ、本の蟲、1978、くも男爵、夏の焼いも、章魚和尚、ヌル、九十九里、みちのく、崖っぷち、五風十雨、関金温泉、WILL、びぶりお、軟鉄、ベルベット、栞、氏家、孝行息子、鏡子の家、彩、トラキチ、ホルマリン漬け、新世界(以上139人)


ダボの蒐書日誌 投稿者:文庫中毒  投稿日: 8月11日(月)18時23分04秒

管理人様
私も早く「もう買いたいと思う本がなくなったよ」と言えるようになりたいものです。
志功装丁本蒐集日誌その12

3月29日
上京。管理人様書斎にお邪魔する。志功装丁本の書誌情報を何冊か確認させていただく。さらに、書棚の奥から 牧野勁太郎著『拒絶』日本藝業院、昭和28年、カバー を発見すると、太っ腹の管理人様からプレゼントしていただく。感謝。『拒絶』は予想に反して上製本でカバー付のもの。日本芸業院の刊行であるから、並製本と思いこんでいた。また『冬夜』の函は志功装丁ではないとのことで、ひと安心。
五反田の南部古書会館では外の平台で 倉田百三著『光り合ふいのち』新世社、昭和16年3版傷み(200円) を発見。これまでリスト未記載のもの。これから状態の良いものを探す必要がある。 夜は「人魚の嘆き」のお花見宴会で 保田與重郎著『日本浪曼派の時代』至文堂、昭和44年、函付美本 をいただく。先日のビンゴ大会で射止めたものである。重ねて感謝。
4月14日
れんが堂書店から志功挿絵の 関根順三著『乃木大将』建設社(少年大日本史 第49巻)、昭和9年 河口安三著『源為朝』建設社(少年大日本史 第16巻)、昭和10年(各840円) が届く。装丁は小村雪岱。『棟方志功全集 第1巻』講談社で確認していたもので、まさしく志功初期の挿絵。
4月15日
古書のふっさから 千阪朝彦著『ツァラツストラ哀傷』知性社、昭和33年、函美本(6,000円) が届く。函付で、なかなか美麗な装丁。


第八次登録希望 投稿者:iwamoto  投稿日: 8月11日(月)19時53分40秒

管理人&人魚の嘆き様
是非、登録して下さい。


登録申し込み 投稿者:南国  投稿日: 8月11日(月)20時09分18秒

南国と申します。『人魚の贈り物』に登録お願いいたします。
登録希望 投稿者:ボーフラ  投稿日: 8月11日(月)20時44分11秒

鹿児島に在住のボーフラと申します。 辻潤や武林無想庵が好きで読んでおります。いつもHPの書影を拝見し、そのうちに全部を元本で揃えたいものと思っております。 又、古木鉄太郎は郷土作家なので全集は有り難く拝読させていただいております。 過去ログで、こちらの管理人様の仕事である事がわかりまして、是非ともお近づきになりたく是非とも登録の程宜しくお願い申し上げます。


管理人の夏休み 投稿者:管理人  投稿日: 8月11日(月)22時56分14秒

皆々様
管理人は明日の朝より例年よりもずっと短い夏休み(9月半ばまで)に入りますので、もしも管理人への質問などが御座いましたら、貯めておいて復帰後に書き込んでください。 留守中は裏管理人がしっかりと管理いたしますので全く問題はありません。


(無題) 投稿者:人魚の嘆き  投稿日: 8月11日(月)22時58分23秒

北の国から帰ってまいりました。以下、いささか古い話もありますがご容赦を。

ymnk様賞物小僧様
確か昭和24年の芥川賞復活に際して、三島由紀夫までは受賞対象としないという暗黙の了解事項があったと坂口安吾が書いていたと思います。従ってこれが真実であれば、三島は戦争によって受賞を阻まれたことになりますね。

永町様
旅行でお住まいの町を通りました。「この町のどこかに永町様が住んでいるんだな」と思いました。

くだん様
蒸し返すようで恐縮ですが、雪達磨様の「上林暁がお好みでらっしゃる某氏が鏡花や荷風に手を出し始めたという話を風の噂で聞きました。ほんとでしょうか」を私はてっきり『濹東綺譚』のことだと思っていたのですが、『日本橋』のことではないかと管理人様からご指摘を受けました。私の知らぬ間に『日本橋』を入手されているとは。謹んで貴兄をダボの小結に推挙しましょう。

萬嘯廬様
台風の最中、神保町に出陣せんとされていたとの噂を耳にしました。流石です。ところで今週の土曜日は田村書店はお休みですが、神保町に来られますか?

散水弁様
`>` 破産しかねませんので、購入権委譲は、様子見とさせていただきます・・・(笑)。 では退職金が入るまで保留にしましょうか(笑)。
`>` そういえば、白の薄衣をまとった狐を買いましたよ。次は何にしようかな・・・。
『美しい村』か『聖家族』をご推薦申し上げます。

りょくと様
先日話の出たプーシキンの翻訳書は『花心蝶思録』のことですよね。この本であれば以前文学堂から購入しました。気にしていないからかもしれませんが、タイトル違いの後版(?)は未見です。訳者は同じ人ですか?

文庫中毒様
志功生誕100年(かな?)で、仙台の七夕も志功の絵を題材にしたものが結構ありました。「ダボの蒐書日誌」を思い出しましたよ(笑)。

cogito様
しばしご無沙汰ですがお元気ですか?最近の詩集の収穫を教えてください。


人魚の嘆き様 投稿者:ymnk  投稿日: 8月11日(月)23時05分24秒

芥川賞暗黙の了解事項、などというものがあったとは存じませんでした。ご教示ありがとうございます。芥川賞自体、今まで興味も余りなかったのですが、仰る安吾のそれらしきものを今後探してみます。


可哀想な人魚 投稿者:裏管理人  投稿日: 8月11日(月)23時11分46秒

「管理人は明日の朝より例年よりもずっと短い夏休み(9月半ばまで)」だってさ・・・   一体『人魚の贈り物』はどうするんですか!


確か記憶によれば・・ 投稿者:人魚の嘆き  投稿日: 8月11日(月)23時19分24秒

ymnk様
芥川賞の選評の中で、安吾が田宮虎彦の受賞に反対した理由として、三島由紀夫の名前を挙げていたと記憶しています。確認もせず曖昧な話で恐縮です。 ところで、伊勢丹は大変な収穫だったようですね!


決まっているだろうが!! 投稿者:管理人  投稿日: 8月11日(月)23時18分33秒

裏管理人様
特別に『人魚の贈り物』の開催を認めます。


(無題) 投稿者:ymnk  投稿日: 8月11日(月)23時59分46秒

人魚の嘆き様
続いて情報ご教示ありがとうございます。三島が書簡かなにかで芥川賞のことを漏らしていたら面白いですね。伊勢丹は、三島の本はなかったですが、嬉しい収穫でした!

賞物小僧様
ということで、前回の投稿は失礼しました。自分で少し調べてみます。


残暑お見舞い申し上げます 投稿者:TG  投稿日: 8月12日(火)00時18分03秒

梅雨が明けて、台風が去った途端にこの暑さ。 皆様、体調にはお気をつけくださいませ。 残暑と書くには気後れするほど今年の夏はぐずぐずとしてましたねぇ


(無題) 投稿者:くだん  投稿日: 8月12日(火)00時19分27秒

人魚の嘆き様
ダボの小結、謹んでお受け致します。でもこれ以上昇進したくないです(笑)。 今週後半やっと夏休みが取れますので、おとなしく読書に励みたいと思います。 今週土曜は田村書店だけでなく古本酒場「人魚の嘆き」もお休みのようですよ。


登録!お願い致します。 投稿者:貢  投稿日: 8月12日(火)01時16分39秒

管理人様・人魚の嘆き様
ご無沙汰しております。貢です。 待ちに待った登録募集、ありがとうございます。 これで、念願がかないました。 第八次ということ、末広がりの縁起の良さに少しでも あやかりたいと思っております。 宜しくお願い致します。


(無題) 投稿者:kiku  投稿日: 8月12日(火)02時26分20秒

人魚の嘆き様
ご無沙汰しております。 以前、田村書店のご主人にお話しいただいた黒田維理氏の詩集ですが、先日、お店にご挨拶に伺い、とても有益なアドバイスを頂きました。ご仲介の労を取っていただきました事、改めてお礼申し上げます。 それと例のライヴの件ですが、今月の23日と30日でしたら、どちらがご都合がよろしいでしょうか?予約を入れる都合がありますので、お手数ですがお返事下さい。

恩地様、ymnk様、TG様、彭城様
先日はご一緒させていただき、ありがとうございました。皆様の収穫本に纏わるお話、とても勉強になりました。私には解らない事ばかりでしたが、写真集の話題には何とかついていけました(笑)。


登録希望 投稿者:変亀鑑  投稿日: 8月12日(火)07時14分33秒

登録のほど宜しくお願いいたします。
トラは連敗中 投稿者:トラキチ  投稿日: 8月12日(火)10時01分58秒

もうこんなに書き込みがあるなんてびっくりしました。Salon De 書痴の休みあけを待望する人がそれだけ多いということなんですね。もちろん、私もその一人です。裏管理人様、「人魚の贈り物」はまた例のパターンなのでしょうか?今回は夏休みなので頑張れるかもしれません。自信はありませんが。


お盆の宿題 投稿者:ヒヤシンス  投稿日: 8月12日(火)11時18分54秒

人魚の嘆き様
ご無沙汰しております。 さて、お盆休みを利用して、頂戴した品々について素人ではありますが調べています。 驚いたことに、萩原朔太郎や立原道造などの原稿や手紙は、全集で確認した限りではすべて未発表の物でした。 もちろん人魚の嘆き様は先刻ご承知のことでしょう。 これらを今後どのように私が活用できるのか、あれやこれや考えています。 これからもご指導くださいませ。


(無題) 投稿者:萬嘯廬  投稿日: 8月12日(火)12時08分55秒

人魚の嘆き 様
夏枯れにお休みと来ては流石にどうしようかと思っておりますが、 どの道土曜日になればソワソワと落ち着かないでしょう(笑) お会い出来るのならば伺うつもりですが。 しかし人魚もお休みとなるとどういたしましょう?


ダボの愁書日誌 投稿者:文庫中毒  投稿日: 8月12日(火)18時29分54秒

志功装丁本蒐集日誌その13

4月20日
ヤフーオークションに、『讃岐民俗図誌』と、『新風十人 特装版』が出品されている。 いずれも初見のもの。ある程度の価格まで競ったが、さらに強い人がいて深追いはしないでおく。このあたりの本ならその内に再会できるはず。データーは貴重。
4月25日
ヤフーオークションで、 雑誌「かたかご」創刊号〜50号、堅香子刊行会(高岡市)、若干欠号あり(6,000円) を落札。「かたかご」は前田普羅主宰俳句誌「辛夷」の姉妹紙といったところ。出品者は同じ新湊市内の方だったので、直接届けていただく。志功絵のものは、1種6冊だけで効率が悪いが、七福神を描いたあまり例の見ないもの。
4月28日
ヤフーオークションで、建設社の少年大日本史を2冊を各数百円で落札し届く。 志功の挿絵でないものがあることを確認するため。
5月2日
閑々堂から メレディス他著『善知鳥』旺文社、昭和22年、和装本、著者署名入り(7,000円) が届く。この値段で手に入るとは予想外。
5月9日
出張で上京。神保町の古書センター前で 倉田百三著『光り合ふいのち』新世社、昭和16年再版(800円) を見つけ購入する。以前購入した3版より保存が良く、装丁もしっかりしている。次は初版を探さなくては。 教育会館古書即売展で 今東光著『悪太郎』角川文庫、カバー(300円) を購入する。カバー絵がミミズクの板画で、志功に間違いないと思うが、落款は印刷されていない。単行本を確認する必要あり。


登録を希望いたします 投稿者:すなかぶり  投稿日: 8月12日(火)19時11分01秒

管理人様人魚の嘆き様
『人魚の贈り物』に登録をお願いいたします。


(無題) 投稿者:風  投稿日: 8月12日(火)19時47分18秒

ヒヤシンスさま
人魚の嘆きさまのお勧めで、書き込みました。 くだんの原稿につきましてお教え願いたいことがございますので、メールをいただければ幸いに存じます。


「水葬物語」の番号 投稿者:雪白  投稿日: 8月12日(火)20時06分27秒

人魚の嘆き様
裏管理人のお仕事お疲れ様でございます。ところで、 前にここで塚本邦雄の「水葬物語」の話題が 出たことがありましたが、その折も書きましたとおり私はカバー欠の本を 所蔵しています。この本の奥付には限定番号が付いていて、私の所 蔵本は縦書きで「三壱」となっているのです。今まで別に気にもなりま せんでしたが、ふと 、よくよく見ると変わった書き方ではないでしょうか 。「参拾壱」とでもなるべき物ではないかと思います。人魚の嘆き様 であれば、この番号についても何かご存知かと期待してお尋ね申し上げます。


読みましたか? 投稿者:由紀夫  投稿日: 8月12日(火)21時35分41秒

ymnkさま
今月号の「文芸春秋」を読まれましたか?浅利慶太が三島由紀夫の演劇について書いていました。ymnkさまの批評をうかがいたいところです。


指名投稿依頼 投稿者:裏管理人  投稿日: 8月12日(火)23時38分33秒

以下の皆様に「恋人にしたい作家」と題して投稿をご依頼申し上げます。ただし、それぞれ()内の作家以外で人選してください。なお「芥川龍之介。ハンサムだから」というような投稿は書き直しをお願いすることになるでしょう。

雪達磨様(勇)、天女の舞い様(太宰)、きりこ様(澁澤)、まり。様(定家)、彩様(三島)、hazedonca様(立原)

どうぞよろしく。 これは管理人様には考えつかない「お題」だな・・・

くだん様kiku様
どうしてダークホース様が指名されていないのかわかりますかな?


わかりません 投稿者:くだん  投稿日: 8月12日(火)23時51分30秒

裏管理人様
ダークホース様は「人魚の嘆き様書斎訪問記続編」の投稿があるのではないかと、 密かに期待しております。


「恋人にしたいHN」 投稿者:gicogito  投稿日: 8月13日(水)00時04分28秒

『ただし、それぞれ()内のHN以外で人選してください。  なお「××の××。ハンサムだから」というような投稿は書き直しをお願いすることになるでしょう。                  ダークホース様(cogito)』
>くだん様
きっと、かう書いて欲しいといふことなんであります。      Å  
   (・∀・) 明日からお休みだワーイ。
  /≡≡≡/| (管理人様ゐない間にめちゃめちゃ書いたれ)
 | ̄ ̄ ̄ ̄| |
 |みかん |/
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


(笑) 投稿者:kiku  投稿日: 8月13日(水)00時05分03秒

裏管理人様
ご指名いただいた謎かけですが、私には幾つかの根拠(推論ですけど)に基づく回答の用意があります。しかしながら、この掲示板と某氏(著述業)をゴシップに巻き込まないためにも、以下をもって回答とさせていただきます。 「ボク、子供だから分かんないや!」


みんな何か誤解されているようで 投稿者:裏管理人  投稿日: 8月13日(水)07時38分28秒

正解は、
ダークホース様は海外旅行中だから
でした。

cogito様

`>` (管理人様ゐない間にめちゃめちゃ書いたれ) 裏管理人も削除できるんだけど・・でもしないけどね(笑)


殿岡辰雄 投稿者:四天王  投稿日: 8月13日(水)09時39分18秒

cogito様
残暑お見舞い申し上げます。 私は既に夏休みが半分以上終わっています。 さて一つ御伺いします。この夏休みに地元の古書展で殿岡辰雄の「無限花序」を購入したのですが、函付きの美本で1万5千円というのは少し高かったでしょうか? なにしろ初めて目にする本だったので、ついつい買ってしまったのです。 このあたりの人まで追いかけるのはちょっとつらいのですが、初期の著作は揃えたいと思っています。


『人魚の贈り物』第八次登録者募集申込 投稿者:パーマー  投稿日: 8月13日(水)10時59分46秒

管理人&人魚の嘆き様
『人魚の贈り物』第八次登録者募集に応募させていただきます。どうぞよろしくお願い致します。


「恋人にしたい作家」 投稿者:天女の舞い  投稿日: 8月13日(水)13時06分26秒

私の「恋人にしたい作家」は尾崎一雄です。裏管理人様から太宰治以外とご指示がありましたけれど、太宰を恋人にしたいとは全然思っていないです。心中させられそうだから、というのは冗談ですが、何となく不健康な雰囲気がちょっと引けてしまいますね。その点、尾崎は一緒に古書店に連れて行ってくれそうな人です。皆様ご存知の通り、彼は大変なブックコレクター、もしくはブックハンターで、志賀直哉の「留女」を何冊も持っていて、志賀本人にもあげたという話があります。もし彼の恋人だったら、私も1冊もらえるかもしれません。それと、尾崎は友人の太宰のために、自分の作品集の出版を遅らせて、先に「晩年」を出させたというエピソードもあります。太宰のような派手さはないけれど、傍にいて心休まる人だったのではないかと思います。


新刊情報 投稿者:グレノリ  投稿日: 8月13日(水)16時46分19秒

文庫中毒様恩地喜多八様健一様
最近出版された「装丁探索」(大貫伸樹、平凡社)という本に、棟方志功や小村雪岱や竹久夢二の装丁本のことが書かれています。 皆さんから見れば既知の話ばかりとは思いましたが、念の為お知らせいたします。


殿岡辰雄「無限花序」 投稿者:cogito  投稿日: 8月13日(水)18時35分45秒

四天王さま
殿岡辰雄「無限花序」函付き美本1万5千円は、地元である私の評価では当然妥当ですけれども、「このあたりの人」といふことだともう一声ほしかったところでせうね。ともあれ稀覯度は最初の二冊に及ばぬものの、造本上はこの本が一番派手ですし、故郷の土佐紙を使った詩集が多いなか、これは御当地美濃紙を使ったといふところもいいですね。
このひとのセンスは、多分に四季的ではありますが、抒情でおさまりきらない破調があって、しかし自らの作品に対しては何度も精選したり盛る器を大切にしたりといふ、ちょっと矛盾したところに面白さがあるのかもしれません。それが作品の調べや装釘上の好みに「疑晶」して現れてくる訳ですが、この「無限花序」といふ豪華詩集の、表紙に書き殴られた“すがれた菊”なんてところにも、著者の「歴程風好み」の精神が、或は感じられるやうに私は思ひます。
明日よりしばらく“風一家”の食客となります。留守中何卒よろしく御頼申し上げます。


「恋人にしたい作家」 投稿者:まり。  投稿日: 8月13日(水)19時08分45秒

裏管理人様から頂戴したお題は、「恋人にしたい作家」。 「好きな作家」や「結婚したい作家」ではないことを逆手にとって、 ちょっとひねくれた解答を、私の解答として投稿させていただきます。
昔々の古典の世界では、「恋人」というのは叶わぬ思いの相手を指し、 成就した恋の相手はもはや「恋人」ではありませんでした。 叶わぬ思いなのに慕い続ける相手を「恋人」と呼んだのです。 ならばと思い、私の「恋人にしたい作家」は、定家のお父さんの俊成に することにいたしました。『長秋詠藻』に収められている俊成と美福門院加賀の 贈答歌が好きなので。俊成となら、恋の歌の贈答をしてみたいかな、と(笑) でも美福門院加賀に本気で対抗する気にはなれません。 だから叶わなくてもいいや、と。そう考えました。 そういう観点から考えると、逆に定家は私の一番好きな作家(?)ですが、 悲観的・厭世的人生観の持ち主であるためか、恋の歌はいまいちですね。 「恋人」にするのは、嫌かもしれません。


(無題) 投稿者:人魚の嘆き  投稿日: 8月13日(水)19時52分29秒

TG様
きりこ様に「指名投稿依頼」について伝言よろしく。

萬嘯廬様
それでは、くだん様の予定を聞いてみましょう。場所は「さぼうる」でもどこでも。あっ、「ランチョン」だと雪達磨様がいたりして(笑)。

くだん様
土曜日のご予定は?

kiku様
23日で如何ですか?

雪白様
『水葬物語』の番号の件、家蔵本は「五拾貳」となっていました。あるいは表記の仕方が一定ではなかったのでしょうか。確答できずすいません。


伝言拝受 投稿者:風  投稿日: 8月13日(水)20時38分31秒

ヒヤシンスさま
人魚の嘆きさまからの伝言を拝受いたしました。 残念ではございますが、いたしかたないことと存じます。 お心を煩らわせいたし申し訳ございませんでした。


只今夏休みです 投稿者:くだん  投稿日: 8月13日(水)20時51分17秒

人魚の嘆き様
  本日より土曜まで夏休みで、出先より携帯メールをしております。土曜の昼過ぎに戻ります。お二人がいらっしゃるのならお盆休みの店が多くても神保町へ参上致します。私は夕方参加となりますので時間と場所はお二人におまかせ致します。


三島の 投稿者:ymnk  投稿日: 8月13日(水)21時17分14秒

由紀夫様
「文春」立ち読みしてきました。目的は数頁なのにあんなに分厚くて場所とりにしなかならぬと相変わらずのケチぶりを発揮して今度コピーでもしようかと思っていますが(笑)、浅利氏の回想は、妙に「三島先生は・・・」的筆遣いがなく、なかなか面白かったです、特に「恋の帆影」の書き直しのくだりなど。でも実際に当時の台本を調べると、確かに重要部分の改訂がされていますが、全体にわたるものではないですね。因みに玉三郎が主演の新派公演では「直し」前の元台本でやりました。由紀夫様は如何でしたか?


『人魚の贈り物』参加希望致します。 投稿者:ささな  投稿日: 8月13日(水)22時27分42秒

はじめまして。『人魚の贈り物』に参加希望致します。 よろしくお願い致します。


『仮面の告白』、坂本一亀 投稿者:旧三島党  投稿日: 8月13日(水)23時06分46秒

ymnk様
お元気のことと拝察申し上げます。小生は大学の休みを利用して少し涼しげな地方に参っておりますが、今夏は天候が不順で既に肌寒く感じているところであります。さて、相変わらずの読書三昧ですが、最近の収穫は田邊園子さんの『伝説の編集者 坂本一亀とその時代』です。もうお読みになられたかもしれませんが、我々にはやはり三島由紀夫との関係、とりわけ『仮面の告白』との関わり合いが興味深い場面であります。『仮面の告白』の原稿のやり取りについては、昔雑誌で読んだ記憶がありますが、改めて一章を費やしたこの本で懐かしく再読した次第です。そう言えば、坂本さんが原稿を受け取ったランボオはとうになくなった筈ですが、今はどうなっていましたか。新しい喫茶店になったと聞いた記憶があります。


ymnk 投稿者:編集者の本  投稿日: 8月14日(木)01時22分29秒

旧三島党様
ご無沙汰しております。ところで、その坂本一亀の評伝については全く知りませんでした、情報ありがとうございます。早速繙いてみたいと思います。三島の編集者関連の謎で、一つ探しているのは、鎌倉文庫の木村徳三が三島に依頼して書かせたテレビドラマ脚本「見た!」(美しい星)です。木村の著書の書き方では、どうも執筆脱稿したらしいのですが行方が・・・? 三島担当の編集者自身の本、松本道子、川島勝、粉川宏、小島千賀子氏らの本にもあれこれのエピソードが出てきますね。 往時のランボオは、現在は喫茶「ミロンガ」として書泉ブックマートの裏にあります。


『人魚の贈り物』参加希望 投稿者:木村  投稿日: 8月14日(木)09時25分20秒

裏管理人さま
よろしくお願いいたします。


ミロンガ 投稿者:旧三島党  投稿日: 8月14日(木)11時13分56秒

ymnk様
まだミロンガがありましたか。小生がよく神保町に通っていた頃は、外国人の女性が確かオーナーでミロンガが開いていました。タンゴがかかっている洒落たお店でした。その後、出張で行った時は閉店していた様子だったので、てっきり他の喫茶店だとばかり思い込んでおりました。 木村さんの依頼した脚本の話は初めて伺いました。三島は几帳面な人で、先に話題となっていた芥川賞の落選作についてまでも詳細なコメントを書き残していたと先輩に聞いたことがあります。入選作よりもむしろ、そういう文章を読んでみたいと願うのは小生がつむじ曲がりだからでしょうか。 ところで、つい最近出版された山内由紀人さんの三島言行録(題名失念)はお読みになられましたか。本屋で手には取ったのですが、どうも小生には感心しかねる本でしたので購入は控えました。


再び「水葬物語」の番号について 投稿者:雪白  投稿日: 8月14日(木)13時17分32秒

人魚の嘆き様
「水葬物語」の限定番号についてご回答あり がとうございました。私ので拾が抜けているのはちょっと変 ですね。書き落としなのか、意図的なのか、意図的ならばその意 図はなんでしようか。よく判 りません。滅多に見られない本 なので、他との参照も難しいと思いま すが、取りあえず貴重な情報に心より御礼申し 上げます。


登録希望 投稿者:隣の人  投稿日: 8月14日(木)15時50分20秒

登録希望します。


>伝言 投稿者:TG  投稿日: 8月14日(木)16時36分50秒

人魚の嘆き様>
きりこに指名投稿依頼の件、すでに伝えてあります^^ 誰にするのか私も興味深いところです


ダボの蒐書日誌 投稿者:文庫中毒者  投稿日: 8月14日(木)17時55分58秒

志功装丁本蒐集日誌その14

5月18日
富山県福岡町に移転した啓仙堂にネット注文した 桜井増雄著『処女』全線社、昭和40年、函帯美本(4,000円) を店舗まで受け取りに行き、ついでに 雑誌「日本文学者 11月号」(1,200円)と「俳句 3月号」角川書店(1,000円) を購入。前者ははじめて見るもの。 店主としばらく話をしていて、志功装丁の私の未知の冊子について話が及ぶ。現物はすぐには出てきそう にないが、メモがあるとのことで、写させてもらう。
5月21日
あじさい堂書店から 横山武夫著『山を仰ぐ』歌集「山を仰ぐ」刊行会、昭和38年、函美本(2,000円) が届く。
5月22日
にしがはら書店から 河井寛次郎著『六十年前の今』東峰書房、昭和44年再版、函帯美本(3,800円) が届く。同じ値段なら、「汚れた初版より綺麗な再版」と思うが、そのうち綺麗な 初版も欲しくなる。
5月24日
共立書院から 棟方志功著『板画の話』宝文館、昭和29年、カバー(7,000円) が届く。志功の自著もっと安くならないものか。この分野は遅々として進まず。


(無題) 投稿者:散水弁  投稿日: 8月14日(木)18時30分10秒

人魚の嘆き様
ご推薦ありがとうございます。因みに「聖家族」は江川版でしょうか、野田版でしょうか?いずれにせよ、「聖家族」「美しい村」は、とりわけ野田版「聖家族」は、買い甲斐のある本です・・・。がんばって仕事をし、手に入れてみせますっ。 引き続きご指導ください。(必殺奥義についてもですよ)


(無題) 投稿者:人魚の嘆き  投稿日: 8月14日(木)23時35分57秒

萬嘯廬様くだん様
それでは16日(土)17時30分に田村書店の前でお会いしましょう。特別ゲストの雪達磨様も来られるかもしれません。恩地様やymnk様やTG様はどうかな?お久しぶりの貞之介様も。

散水弁様
一般的には野田版でしょうが、私は瀟洒可憐な江川版も好きですよ。それと「必殺奥義」ではありません、「究極秘奥義」です! 貴兄は土曜日は軽井沢ですか?勿論そちらを優先させてください。

文庫中毒様
また「文庫中毒者」に戻られたのですか?(笑)

旧三島党様
「ミロンガ」は確か屋号は同じで経営者が変わったのではないかと思います。お詳しい方お願いいたします。

TG様
きりこ様が選ぶ作家は当然、背が高く、顔が大きく、長髪で、笑い顔がかわいい、そしてお金がない男性でしょう。


(無題) 投稿者:萬嘯廬  投稿日: 8月15日(金)00時00分38秒

人魚の嘆き 様
承知いたしました。 しかし、ここに名を連ねた方々は新盆に神保町に彷徨える御霊のようですねぇ。 皆様、楽しみにしております。


露國奇聞 花心蝶思録 投稿者:ryokuto  投稿日: 8月15日(金)00時20分53秒

人魚の嘆き様
これは雄松堂から1982年に明治初期翻訳文学選として復刻されております。この復刻の中には「狐の裁判」「虚無党退治」「花柳情話」なども含まれています。また去年岩波から出た「新日本古典文学大系 明治編15:翻訳小説集二」にも再録され、そこに安井亮平が書誌的な解説を付しております。それに拠りますと校閲は服部撫松だったようです。復刻は国会図書館の蔵本を用いたらしいですが、柳田泉蔵書と挿絵に相違があるようです。改版は「露國稗史 スミス、マリー之傳」として1886年に高崎書房から出版。
ゴンチャロフに関しては国会図書館の蔵書目録に拠ればロシア語で「日本旅行記」「日本研究指針」を編纂したものが1897年に刊行された模様。高須に関しては柳田泉の「高須治輔伝聞書」も含めて調べなおしたいと思っているのですが、未だ手をつけておりません。不勉強で申し訳ありません。


(無題) 投稿者:kiku  投稿日: 8月15日(金)02時15分26秒

人魚の嘆き様
了解しました。23日で予約を頼んでおきます。その日は葵の家様もご一緒です。重ねてお尋ねしますが、同伴されるご友人等はいらっしゃいますか(正確な人数を確認したいので)。 それと、今後、この件でこちらを使用するのは気が引けますので、詳細についてはどのようにご連絡したらよいでしょうか。以下、提案です。  @以前、“人魚の●●”様が投稿されたあちらの掲示板をお借りする。  A人魚の嘆き様が「人魚の嘆き」にお出でになる時、電話でご相談させていただく。 よろしくお願いします。


(無題) 投稿者:ymnk  投稿日: 8月15日(金)02時49分40秒

人魚の嘆き様
それでは当日私も参加させて頂きます。16日はよろしく願います。

旧三島党様
三島の頃のランボオは、昭和24年につぶれたらしいですね。ミロンガの詳細については、人魚の嘆き様が仰るように、どなたかご存知の方にお願い致します。 旧三島党様が仰っている書物、何だかアンソロジーのようなものですよね。新刊書で興味があるのは、保阪正康氏の「ヤミ金融王 東大生・山崎晃嗣と光倶楽部事件」です。直接三島とは関係ないですが、「青の時代」関連資料として、はた昭和20年代のドキュメントとして興味があります。


失礼しました 投稿者:四天王  投稿日: 8月15日(金)08時57分36秒

cogito様
休暇中ですか? 「このあたりの人」は私にとってなのですが、cogito様にとっては大事な方だったかもしれません。 失礼いたしました。 「最初の二冊」は所持していません。 なんとか安価で求めたいものですが、難しそうですね。 近年、こうした本が高くなっているのは、cogito様が買い漁っておられるからではないですか? でもビッグネームだけでなく、いいことだと思います。


(無題) 投稿者:くだん  投稿日: 8月15日(金)09時11分42秒

人魚の嘆き様
  土曜の件承知致しました。


決戦は日曜の夜に変更 投稿者:裏管理人  投稿日: 8月15日(金)14時43分59秒

今回新規登録希望者の方々は、管理人様へのメールを忘れずにお願いします。裏管理人はその確認ができないので、とりあえず全員連絡済ということで名簿に登載しました。

『人魚の贈り物』登録済の有資格者は以下の方々です。(登録順・敬称略)

東、風、留女、太宰ファン、本とは?、文庫丸、賞物小僧、孝一、cogito、くだん、大熊、葵の家、由紀夫、グレノリ、金ちゃん、大陸人、天女の舞い、小仏、マヴォ、文庫中毒、ラビリンス、永町、imamura、未練堂、selah、玉乃井雪、yamanaka、伸六、健一、Bori、りょくと、酔霧、つるみとんぼ、恩地喜多八、ヒヤシンス、村山、貞之介、花筐、大塚、フリーズ、善蔵、大輔、慾呆け、study、立原道造が好き、春の雪、マルドロール、鬼涙、乱歩邸、清二郎、昌、sakamoto、彭城矯介、落下傘、散水弁、四天王、愛2003、さくら堂、ダークホース、青垣山、彗星の騎士、雪白、YT生、谷口、白樺派、私の耳は・・・、おしの、新雨、龍之介、hazedonca、夜汽車、PENぺん、聖なる館、薔薇盗人、篠崎、恋の絵巻、魚楽、ディオゲネス、鬼神堂、kiku、タランボウ、初心者、雑誌中毒、ケンタウロス、都の花、黒猫館館長、たからじま、楽古堂・大内史夫、詩遊、三月兎、倉田、香水夫人、林檎、カナリア、硝子細工、ナナ、TG、友野健二、隠岐、Jボーイ、あめんぼう、yuri、マツダ、まり。、ちゃこ、ガンジー、踊子好き、石狩川、矢吹、青猫、雨降り坊や、探偵ブラク、岩手の星、書物迷宮、鯉ヶ瀧ぶんなぐ郎、きりこ、本の蟲、1978、くも男爵、夏の焼いも、章魚和尚、ヌル、九十九里、みちのく、崖っぷち、五風十雨、関金温泉、WILL、びぶりお、軟鉄、ベルベット、栞、氏家、孝行息子、鏡子の家、彩、トラキチ、ホルマリン漬け、新世界、iwamoto、南国、ボーフラ、貢、変亀鑑、すなかぶり、パーマー、ささな、木村、隣の人(以上149人)


伊勢丹 投稿者:健一  投稿日: 8月15日(金)17時21分21秒

グレノリ様
「装丁探索」早速立ち読みしました。夢二の装丁本が写真版ででていますね。情報をいた だき感謝しています。

文庫中毒様
ダボの蒐書日誌、圧倒されっぱなしです。しかし私も、先日東京の伊勢丹の古書展に遠 征して、夢二の本を1冊安く拾いました。行った甲斐がありました。

ymnk様
私も伊勢丹の初日に行って、大混雑を体験しました。例の本屋で遭遇していたかもしれ ませんね。


ミロンガ情報 投稿者:Bori  投稿日: 8月15日(金)17時59分58秒

Boriです。 ミロンガについて少し書いてありました。 http://www.jazzsoda.com/cafe/milonga.htm


ダボの蒐書日誌 投稿者:文庫中毒  投稿日: 8月15日(金)18時52分22秒

健一様
新宿伊勢丹の古書展、私も行きたかった!


志功装丁本蒐集日誌その15

5月27日
新村堂書店から岩田潔著『現代の俳句』ぐろりあ・そさえて(新ぐろりあ叢書)、昭和16年再版(2,800円) 堀場正夫著『遠征と詩歌』ぐろりあ・そさえて(新ぐろりあ叢書)、昭和17年(8,000円) が届く。『現代の俳句』は初版函をすでに架蔵。再版は、志功絵はそのままに、印刷・製本が全く安っぽい並製になり、これがぐろりあ・そさえて発行かと目を疑ってしまう。
5月29日
成田書店から 吉岡修一郎著『数のユーモア』誠文堂新光社、昭和14年第6版、函痛み(1,100円) が届く。リスト未記載のもの。函・表紙とも平の真中に異国情緒たっぷりのピタゴラスが描かれており、志功の第一創作板画集『星座の花嫁』を彷彿とさせる。
5月30日
福永懐得堂にネット注文しておいた 生出泰一著『よばい物語』『続よばい物語』河童仙、昭和53・61年、カバー(各500円) が届く。志功没後の出版であるが、オリジナルは生前に描いてあったもの。
6月2日
伏木よか書房で福光町の 俳句誌「医王」9冊(2,000円) を購入。家で確認すると、すべてダブリ。こういうこともたまにはあるさ。


(無題) 投稿者:人魚の嘆き  投稿日: 8月15日(金)19時27分30秒

kiku様
2名でお願いします。 `>` 今後、この件でこちらを使用するのは気が引けます こちらを大いに使用してください。裏管理人が許可します(笑)。

葵の家様
可能であれば、23日に例の本の代金をご持参願います。滅多にお会いできませんので。

りょくと様
『露國稗史 スミス、マリー之傳』について過去の目録で少し調べてみます。なお高須訳のゴンチャロフは、明治書院から刊行された『大日本維新史料』に収録されているそうです。これはまり。様に調べてもらうべきでしょうね。

貞之介様
元気かい?


(無題) 投稿者:散水弁  投稿日: 8月15日(金)19時37分05秒

人魚の嘆き様
バカも風邪をひくものですね。一昨日からグッタリなのです。ですから、週末は軽井澤にはいかれれません・・・、全く残念です・・・。明日は家で寝ているでしょうから、元気になれば現場へ伺います。明日も雨なので、あまりムリはしないようにしますが。
ところで「究極秘奥義」については、よくよく考えますと、ご本人以外の賛美(確実なのは被験者の声なのですが、)をあまり聞いたことがありませんが・・・。いずれ現認させてください。


削除対象投稿 投稿者:人魚の嘆き  投稿日: 8月15日(金)20時39分07秒

散水弁様
`>` いずれ現認させてください。
いつでも貴兄の知人を被験者として連れていらっしゃい。ただし、『堀辰雄詩集』のB版クラスでは相手にしませんよ(笑)。
管理人様が戻られたら、この一連の書き込みは当然過去ログから削除されるだろうな・・・


茨木のり子『対話』 投稿者:三代目  投稿日: 8月15日(金)21時18分18秒

黒猫館館長様
古本屋の三代目です。 ご報告が遅くなりましたが、7月の業者市に、黒猫館館長さんお探しの茨木のり子『対話』(不知火社版函)が出てきました。 保存程度は少し汚れていて、まあ甘く見て美本というところですか。 3万5千円のご希望でしたから、状態も考えて2万5千円まで入れたのですが、届きませんでした。 高い本だと再認識しました。


「人工怪奇」の奥付について 投稿者:乱歩邸  投稿日: 8月15日(金)22時58分34秒

ヌル様
乱歩○チ○イの乱歩邸と申します。ヌル様にぜひお伺いしたいことがあります。それ は、先日の『人魚の贈り物』で「人工怪奇」を獲得されたと思いますが、この本に関 して、管理人&人魚の嘆き様より「『人魚の贈り物』の『人工怪奇』は、ご高説の「奥 付乱歩著者本」でした。」とお話がありました。このご高説とは、その前に私が「『人 工怪奇』の奥付の著者名が江戸川乱歩と誤植され、後から九鬼澹と紙が張られた本があ るそうです。」と書いたことへのお返事だったのです 。しかし、私は奥付が江戸川乱歩になっている本を見たわけでなく、人伝の噂話でし た。それが現実に存在すると知って驚愕したのですが、そこでお尋ねしたいのは、管理 人&人魚の嘆き様のおっしゃる「奥付乱歩著者本」というのは、やはり奥付が乱歩にな っているものが、後に九鬼澹と紙が貼られ、下の「江戸川乱歩」という印刷が透けて見え るということなのでしょうか?不躾な質問で申し訳ありません。周囲の誰も持っていない 珍本なので、よろしくお教えくださいませ。


『対話』 投稿者:黒猫館館長  投稿日: 8月16日(土)02時59分28秒

三代目様
『対話』の相場はわからないですが、最近少し高くなっているようですね。 今回はありがとうございました。引き続き捜索お願いします。 http://www.cna.ne.jp/~kuroneko/index.html


人工怪奇 投稿者:ヌル  投稿日: 8月16日(土)04時02分55秒

>乱歩邸様
『人工怪奇』の奥付ですが、確かに「著者」欄に乱歩(乱は旧字)の 名前が記されております。上から訂正紙が貼り付けられているのですが、 九鬼の「九」の部分を残すのみで、ちぎれて欠落してしまっております。 ですので、「九戸川乱歩」というような状態になっています。 あくまで推測ですけれども、剥れた跡からして訂正紙はビッタリ貼り付け ていたのではなく、ポストイットのように一部分だけ(?)で、そこ (「九」の部分)のみが残ったのではないかと考えています。 江戸川乱歩はいろいろな記念イベントや出版が続いておりますが、光文社 文庫版全集の刊行が始まりましたね。話題尽きないところも、やはり大乱歩 の偉大な業績ゆえですね。


複雜な鹿鳴館の妻たち 投稿者:彭城矯介@藝能部長  投稿日: 8月16日(土)04時22分04秒

>ymnk樣
先週はお世話になりました。例の収穫本を拜見して、久し振りに嫉妬といふ感情を思ひ出しました(笑)。 結局翌日伊勢丹に行き、ピエエル・ルイス『ビリチスの歌』鈴木信太郎譯(1954年 白水社)を入手しました。 多少函に痛みがありますが、本體は問題なしで1500圓なら分相應と判斷した次第です。 今月の「文藝春秋」は、アンケート特輯の三島事件の所で大勲位の他に塚本氏も囘答を寄せてゐるので、 安く見つけたら買ふかも知れません。本當に邪魔ですが。
あと、7月24日の「ダウンタウンDX」にゲストで出た岸田今日子さんが、「或る時、大女優のAが寄つて來て あれこれ難癖をつけ始めた。自分は適當に聞き流してゐたが、横にゐた横山道代が怒つて、Aに水か何かを ぶつかけて大喧嘩になり大變だつた」といふやうなエピソードを紹介してゐましたが、先日のロビーカードを 拜見してゐて、もしかしてこの時の話だつたのかなと思ひました。今度プロデューサーに御確認下さい。 因みに、問題の『鹿鳴館』は、フィルムセンターの次の市川崑特輯Uで上映されるやうです。 また、先日までラピュタ阿佐ヶ谷で『複雜な彼』を上映してゐましたが、初日には高毬子さんも來場された由。 以上藝能部長の報告でした。

>まり。樣
御投稿拜見致しました。まるでツルゲーネフの「初戀」のやうな展開に、定家卿もショックを受けて今頃は、 日記に愚癡を書き連ねてゐる事でせう。つい仁科明子主演の映畫『はつ戀』を思ひ出してしまひました。 ところで、何故1975年に突然ツルゲーネフの小説が映畫化されたか、勿論ryokuto樣は御存じですよね?

>文庫中毒樣
そのうち文庫中毒樣はショッカーに拉致されて、怪人ダボハゼ男に改造されてしまふのではないかと樂しみ、 いえ心配してをります。自らダボたらんと志してをられる文庫中毒樣なれば、當然專門外と雖も既に ↓下記の「文庫」はチェック濟みでありませうね。 http://plazasv001.tkc.pref.toyama.jp/sawada.htm


御礼 投稿者:乱歩邸  投稿日: 8月16日(土)10時08分03秒

ヌル様
唐突にご質問したにもかかわらず、すぐにお答えをいただき、とても感激しています。 ありがとうございました。「九戸川乱歩」ですか。その九がとてつもなく重要ですね。 残っていて本当によかったと思います。どうしてそんな奥付の本を作ったのでしょう ね。単純ミスなのか。何か意図があるのか。謎は深まるばかりです。でも、そういう 本の実在が確認できただけで幸いでした。これからもよろしくお願いいたします。 乱歩人気はうれしいのですが、次から次へと買わなければいけないものが出てくるの は困ったものです。


夢二装丁本 投稿者:雨降り坊や  投稿日: 8月16日(土)12時17分41秒

健一様
ほとんどロムの雨降り坊やと申します。さて、夢二の装丁した長田幹彦「港の女」重版箱少コワレという本が、地元の古書店に25000円で出ています。ご入用でしたら買ってお送りしますが、お持ちですか?またちょっと高いですかね。


福永本について問い合わせ 投稿者:出雲人  投稿日: 8月16日(土)12時42分35秒

先日、上京した弟がT店主よりこのサイトの存在をききました。週末、T書店へいったことが懐かしく思い出します。 福永武彦の「塔」には帯があるときいています。完璧な写真版の書誌がないのでまだ未見です。また特製版にもあったのでしょうか。 福永の翻訳で岩波文庫「パリの憂鬱」私家版10部が存在するときいています。 現物を見た方がおられましたら、どんな本か教えてください


神保町 投稿者:TG  投稿日: 8月16日(土)13時08分04秒

人魚の嘆き様>
仕事を終わらせることができれば、ぜひお邪魔したいと思います。 ですが5時30分には間に合わないと思いますので 神保町に着き次第、携帯の方に連絡を入れさせて頂きます。

散水弁様>
体調はどうですか? 厚くなったと思えば寒くなったりですからね・・・ お体お大事に。


福永 投稿者:聖なる館  投稿日: 8月16日(土)14時25分51秒

出雲人様
初めまして。福永武彦の「塔」に帯が付いているのですか!それは初耳でした。確かにあの叢書の他の本には帯が付いています。でも「塔」の帯は見たことがありません。見てみたいものです。

人魚の嘆き様
福永といえば「古書通信」拝見しました。以前ここでもちょっと触れられた「マルドロオルの歌 画集」田中謙二宛福永武彦献呈本!しかも一番本!これこそ究極の一冊ですね。


(無題) 投稿者:文庫中毒  投稿日: 8月16日(土)17時41分27秒

彭城矯介様
何を隠そう、かの「文庫」のある県立図書館の隣が私の勤務先です(ここに通算23年間通っております)。この図書館には他にも私にとって有用な「文庫」がありますが、調べ始めると時間が掛かるので、充分活用していません(頭かきかき)。 検索システムが整備されると有り難いのですが、いつになることやら。 自分に自覚症状はないのですが、知らないうちに人格改造されてしまっているかもしれません。


ダボの秀書日誌 投稿者:文庫中毒  投稿日: 8月16日(土)17時45分10秒

志功装丁本蒐集日誌その16

6月6日
岐阜の鯨書房から 雑誌「新論」全7冊内容見本付(15,000円) が届く。Cogito様の連絡で、注文したもの。感謝。雑誌の表紙絵で油絵ははじめて見る。 内容見本が嬉しいオマケ。
6月14日
浪速書林から、 堀口大學著『ヴェニュス生誕』裳鳥會、昭和9年、函(170,000円) が届く。函に若干の擦れ・シミがあるものの、本体は美本。400部限定本の170番。別冊画譜は彩色されたもの。早速ダンボールで保護函を製作。単品の買い物としては最も高価なものとなった。
6月17日
新日本書籍から 雑誌「日本カメラ 昭和33年1月増刊号」(2,000円) Bookパレットから 唐沢俊樹他編『五島慶太の追憶』五島慶太伝記並びに追想録編集委員会、昭和35年、函(2,000円) が届く。
6月20日
上京。古書ひぐらしで、 保田與重郎著『後鳥羽院 増補新版』萬里閣、昭和17年初版、カバー(1,000円) を購入。もちろん買い換え。架蔵しているものは、カバーや表紙、本文、小口等にやたら住所氏名のゴム印を押してあるやつで気持ち悪い。こんなに押しまくるとは、いったいどういう性格をしているのだろう。
6月21日
鎌倉でサロン・ド・書痴のオフ会。管理人様から 雑誌「バルカノン」22輯、昭和42年 雑誌「文藝世紀」第6巻第9号、昭和19年 雑誌「日本文学者」第3巻第2号および第3号、昭和21年 中河与一著『美貌』講談社ロマンブック、昭和32年 以上を譲り受ける。「バルカノン」の囲み記事で、春陽堂新文庫(新書サイズ)の紹介あり。書影が載っているがどう見ても志功の絵柄。早速取り寄せてみなければ。芋づる式情報探索の典型。


初恋 投稿者:まり。  投稿日: 8月16日(土)18時38分16秒

彭城矯介 様
定家はきっと、お得意の風病や咳病を患っていることでしょう(笑) またお話にございました仁科明子主演の映画、『はつ恋』。 残念ながら観たことがございません。 ツルゲーネフの小説が映画化された理由も…わかりません。 りょくと様にバトンタッチいたします。退散っ。


(無題) 投稿者:人魚の嘆き  投稿日: 8月17日(日)01時04分49秒

雨の休みの神保町に集合した皆様 長時間、楽しいお話をありがとうございました。オフレコ、守りましょうね。

出雲人様
私は『塔』の帯を見たことがありませんが、田村書店主が一度扱ったことがあるという話を前に聞きました。『塔』はよく見かける本なのに、帯付がそれ以外に出てきたことがないのは不思議ですね。ここからは全くの憶測ですが、『塔』の異装再版本は初版よりもずっと珍しいので、もしかしたらこちらに帯が付いていたのかもしれません。つまり、田村書店主がご覧になったのは再版の帯を初版に付けたものだということです。これならば、帯の現存数が少ないのは納得がいきます。特製にも付いていたかどうかは不明です。


神保町に集合した皆様 投稿者:萬嘯廬  投稿日: 8月17日(日)02時18分49秒

今日は充分過ぎる程に楽しめました。 愉快な一時、ありがとう御座いました。 それにしても散水弁様の様態は心配です。 夏風邪は深刻なのでしょうか。今日も姿を見せないとは・・・。 お大事に。


雨の神保町 投稿者:TG  投稿日: 8月17日(日)02時21分13秒

人魚の嘆き様雨の休みの神保町に集合した皆様>
宴も半ばを過ぎたスローな参加でしたが大変質の高いお話を聞くことができました。 次の機会もよろしくお願い致します。


(無題) 投稿者:ymnk  投稿日: 8月17日(日)02時27分04秒

彭城矯介様
いいえこちらこそお粗末様でした。ところで塚本邦雄の回答は私も気づいておりました。仰る、岸田今日子の回は偶々わたしもみておりましたが、いわれてみれば確かにそうですね。映画「鹿鳴館」の件、実は私もつい先日知りまして、たった2回のみの上映、これはかけつけなければ・・と考えている次第。三島原作映画は、「不道徳教育講座」とか「夏子の冒険」とか「純白の夜」とか、かからないものはかからないですね。情報ありがとうございました。

人魚の嘆き様はじめ今晩集合の皆様
お疲れ様でした。久しぶりによく飲み、楽しい時間を過ごせました、ありがとうございました。


(無題) 投稿者:kiku  投稿日: 8月17日(日)04時13分23秒

人魚の嘆き様葵の家様
お言葉に甘え、「人魚のライヴ見物」通信網(笑)に使用させていただきます。 3組計6名で予約をお願いしました。当日は現地集合という事でよろしいでしょうか。場所は雑誌中毒様のHPの“News `&` Live Info”を参照してください。時間については「当日は20:30までにお店にお入り下さい」との事です。よろしくお願いします。


ありがとうございます 投稿者:健一  投稿日: 8月17日(日)08時33分37秒

雨降り坊や様
長田幹彦「港の女」重版箱少コワレ 情報ありがとうございました。金額については、人魚の嘆き様にアドバイスをお願いで きればと思います。


恋人にしたい作家 投稿者:hazedonca  投稿日: 8月17日(日)09時22分30秒

なかなか思いつきませんでしたが、やっと堀辰雄さんに落ち着きました。 初めて「風立ちぬ」や「菜穂子」を読んだときには、なんて綺麗な小説だろうと感動しました。 そして、ご本人も高原の風のような方では……と勝手に想像していましたがヾ(^o^;) その他の作品や書簡を見ると、私が思っていた空想の堀さんではなく、まして著者近影でみる堀さんでもなく、そこには後輩にとっては良い兄貴分でありユーモアも持ち合わせている人間堀辰雄が見え、却って親しみが持てました。 もし、出会えるなら軽井沢の爽やかな空気の中で語りたいですね。 (その前に語り合えるよう、しっかり勉強しなくては!)


恋人にしたい作家 投稿者:贋きりこ  投稿日: 8月17日(日)10時20分37秒

わたくしが恋人にしたい作家は「背が高く、顔が大きく、長髪で、笑い顔がかわいい、そしてお金がない」富永太郎のような作家ではございませんことよ。わたくしはそういう男は本当は好みではないんですの。ただのヒマつぶしよ。ホホホホ。実は「オヤジのくせにジーンズをはいて、ヒマ人で、女好きで、そしてお金持ちの男性」に心惹かれるんざます。あのドスのきいた声で「澁澤なんて、でえーっ嫌いだよ」と耳元で囁かれたら、わたくしその場で昇天してしまいますわ。なに、その男は作家ではないですって。皆さま人間違いされてません?彼は三島由紀夫の『複雑な彼』のモデルになったほどの立派な作家なのよ。知らないの?フン。(written by 贋彭城矯介@藝能部長)


(無題) 投稿者:散水弁  投稿日: 8月17日(日)12時32分41秒

人魚の嘆き様および雨の休みの神保町に集合した皆様
皆さんの愛書談義を聞き逃したのは痛いです・・・。またお誘いください。

萬嘯廬様・TG様
変な時期に風邪を引いてしまいましたので軽井澤にも行かれず仕舞。お気遣いいただきありがとうございます。この連日の雨と寒さでは、治るものも治りません。お二人もあまり「無理」をなさらずに・・・。


ダボの臭書日誌 投稿者:文庫中毒  投稿日: 8月17日(日)12時44分34秒

志功装丁本蒐集日誌その17

6月25日
キリン書房から 栗山理一校註『現代の俳句』春陽堂新文庫、昭和17年、帯(1,500円) が届く。志功装とはどこにも記されてないが、絵柄からみて、表紙絵は志功の手によることは間違いない。
6月27日
吉田書店から 仲原善忠著『遣唐使 その他』春陽堂新文庫、昭和18年(800円) が届く。状態やや悪し。
6月30日
天牛堺書店から 栗山理一著『南山踏雲録』春陽堂新文庫、昭和19年、帯(1,500円) が届く。このシリーズは3冊で一旦打ち止め。あとは、安く掘り出せれば購入する。


郡虎彦 in England 投稿者:秋山  投稿日: 8月17日(日)13時20分53秒

人魚の嘆き様
お久しぶりでございます。 さて、知人の研究者が郡虎彦のイギリスで出版した著書を探していて、主だった東京の古書店に依頼してあるそうですが、全く反応がない、つまり情報がないのだそうです。 人魚の嘆き様であれば、なにか情報をお持ち、ないしは郡の著作も所蔵されているかと拝察し、知人になりかわりおたずねする次第です。 毎度お手数ばかりおかけしますが、どうぞよろしくご教導お願いいたします。


意味は? 投稿者:シノラー  投稿日: 8月17日(日)15時26分59秒

hazedonca様
無知な私にhazedoncaの意味を教えていただけませんでしょうか?


お願い 投稿者:管理人&人魚の嘆き  投稿日: 8月17日(日)17時09分04秒

『人魚の贈り物』登録者各位
ご存知の通り、最近の『人魚の贈り物』は同分の間での勝負決着も増えております。つきましては、より公正を図るために規約の厳守を各位に求めます。具体的には、必ず題名に「コレ、頂戴」(「」は不要)と明記してください。今回から「これ、頂戴」もダメとします。よろしく、ご協力願います。


私なりの感想 投稿者:由紀夫  投稿日: 8月17日(日)19時26分59秒

ymnkさま
「文芸春秋」を読んだ感想は、「三島由紀夫と関わった人の文章には共通点があるな」ということでした。 石原慎太郎でも浅利慶太でも、ともかく三島と自分だけの空間があったことを強調したがる。そして、必ずとっておきの、その人だけの三島とのエピソードを持っている。作家仲間も編集者も新聞記者もみんなそうですよね。 人にそういう思いを抱かせるだけの魅力が三島にあったのか、三島との深い関係をアピールすることで、自分を大きく見せたいのか。どちらかなのでしょうか。 そんなことを思いながら読みました。


郡虎彦 投稿者:散水弁  投稿日: 8月17日(日)20時51分51秒

秋山様
はじめまして。 懇意の古書店に郡虎彦のものでは以下があります。
1) 義朝記 大正2 仏語譯 2) 王争記 1918 3) 義朝記 1922 4) "ABSALOM" 1920 Selwyn `&` Blount / London
英国での出版ということなので、4)が該当するでしょうか。さしでがましいでしょうが、ご参考まで。


(無題) 投稿者:人魚の嘆き  投稿日: 8月17日(日)21時58分48秒

ymnk様貢様くだん様散水弁様彭城矯介様文庫中毒様(!)
『人魚の贈り物』は後日、古本酒場「人魚の贈り物」に置いておきます。

秋山様
郡虎彦のロンドンで刊行した本を3冊所持しています。 『SAUL AND DAVID』 『KANAWA THE INCANTATION』 そして散水弁様の書かれた『ABSALOM』です。 この中では『KANAWA THE INCANTATION』が一番装丁が素晴らしく、また最も珍しいと思います。『ABSALOM』はよくある本です。もし知人の方がお持ちでない本があれば、適価でお譲りしても構いませんよ。

散水弁様
参考までに、貴兄の懇意の古書店で『ABSALOM』はいくら付いていますか?


『ABSALOM』 投稿者:散水弁  投稿日: 8月17日(日)22時09分55秒

人魚の嘆き様
そこでは12万円の値が付いています。


(無題) 投稿者:人魚の嘆き  投稿日: 8月17日(日)22時13分27秒

散水弁様
そっちに売りたいねえ(笑) kiku様と連絡が取れました。ありがとうございました。 ところで、家にパソコン買ったのかい?


(無題) 投稿者:散水弁  投稿日: 8月17日(日)22時49分32秒

人魚の嘆き様
KIKU様の件、了解しました。 ところでPCですが、そうなんです。PC買うお金があれば、迷わず古書を選ぶ男でしたが、贈り物の魅力に負けたのです。罪なサイトですね・・・(笑)。かれこれ3ヶ月ほど経つでしょうか。


はて? 投稿者:TG  投稿日: 8月17日(日)23時14分48秒

私の予想では「贋きりこ」様の本当の姿は 素敵な眼鏡をかけ、 毎週、田村書店に顔をだし、 昨日、神保町の居酒屋で古本談義?をしていた。 そんな御方かなぁと思っております(笑)

人魚の嘆き様>
先程は失礼致しました。 携帯の電話が何回も鳴ったりで慌ててしまいました(T^T) ちなみにポッポッと鳴っていた音は着信音の「鳩時計」です。


追記 投稿者:TG  投稿日: 8月17日(日)23時31分02秒

贋きりこ様>
家でこの掲示板を見ることができないきりこに この話をしたところ結構おもしろがっておりました^^ 特に「澁澤なんて、でえーっ嫌いだよ」の部分でしょうか。


作家にしたい變人 投稿者:彭城矯介@綾部探書事務所  投稿日: 8月17日(日)23時40分13秒

>贋きりこ(written by 贋彭城矯介@藝能部長)樣
どなた樣かは存じませんが(笑)、「作家ではないその男」の方は、現在書下ろし小説を鋭意執筆中にて、 夏休みと稱して目下罐詰中との情報が、當社の臨時調査員より寄せられてをります。 その作品が完成の曉には、名實ともに「作家」でありませう。御健鬪をお祈り申上げます。

>kiku樣
先日の高輪臺樂日のお土産を澤山貰つてまゐりましたので、今度お分け致します。 限定作品の方も拜見させて戴きましたよ。

>文庫中毒樣
お隣が圖書館とは羨ましい限りです。それでも買はずにゐられぬとは、正に病膏肓ですね。恐れ入りました。 先日の伊勢丹でも、志功装訂の物が色色と目につきましたが、殘念乍らタイトルを記録する餘裕はありませんでした。 どうかお許し下さいませ。


明日から(やっと)夏休み 投稿者:kiku  投稿日: 8月18日(月)00時12分10秒

散水弁様
ご伝言いただき、ありがとうございました。 どうぞ、お大事に。(早く寝ましょー!)

人魚の嘆き様葵の家様
予約の件、変更済みです。当日はよろしくお願いいたします。

辰巳さん@彭城矯介様
お気遣い、ありがとうございます。楽日にいらしたのですね。その日、私は仕事が休めませんでした。拙作をご高覧いただき恐縮の至り、というか、お恥づかしい限り。 これから数日間旅行に出かけますので(明後日は岐阜で一泊!)、後日メールにてご連絡いたします。


蒐書報告。 投稿者:cogito  投稿日: 8月18日(月)01時48分59秒

みなさまおしさしぶりでございます。
人魚の嘆き様
本日の贈り物に参戦叶はず残念です。 先だって収書状況についてお尋ねありましたけれども、実は八月あの時点でなにも詩集を買ってをらず、今まで書き込めませんでした。 軽井沢「りんどう文庫」での成果は拙掲示板で報告済の“漢詩の掘出物”以外では、
【田中一三】『香積詩選』1991/【江口隼人】『舗装の町』1930/【穂苅榮一】『山玩具』1946/【星野胤弘】『昼間の月』1928/【緑川 昇】『青春哀歌』1941/【橋本史芳】『春祭』1943
といったところなんですが、しかし皆さん「はぁ? で?」って内容ですよね。 だってぼくだってわからない詩集ですもん(笑)。しかし内容一瞥して選り分けて、さらに\500均一にしてもらひました。軽井沢・侮れません。 とりいそぎ帰還報告でした。寝ます!


(無題) 投稿者:葵の家  投稿日: 8月18日(月)05時57分58秒

人魚の嘆き様
大変ご無沙汰しております kiku様より連絡聞きました 配慮が足りず失礼いたしました また、書籍代金の件 大変遅くなりましたが、お会いしたときにお渡しできるよう 常にかばんの中に入れてありましたので大丈夫です こちらも失礼しました

kiku様
ご調整お疲れ様でした なにもかもお任せしてしまってすみません

cogito様
なかなかの収穫ですね しかし、それらになると僕もあまりよくわかりません(;^^A


さすがです 投稿者:秋山  投稿日: 8月18日(月)09時03分45秒

人魚の嘆き様散水弁様
早速のご教示に深謝申し上げます。 知人に確認したところ、人魚の嘆き様の所蔵されている3冊は全て持っていないので、よろしければお譲り願えれば大変有難いとの事でした。 ただし私同様の貧書生ですから、あまり高額な書籍は公費以外では購入出来ないのがお恥ずかしい現状です。よって、一冊10万円を超える本三冊は難しそうです。 すぐに探求の書が見付かり、私としては知人に対して既にこちらのおかげで大いに面目を施しました。従いまして、人魚の嘆き様に無理なお願いをする考えはさらさらございません。どうぞ、全幅の信頼を寄せておりますので、人魚の嘆き様のお考えの金額をお示しいただきますようお願いいたします。
散水弁様にはお具合の悪い時にわざわざお知らせくださり、厚く感謝申し上げます。おかげで、現在の古書相場がわかりました。天候不順の折柄、くれぐれもご自愛下さい。

詩集ですよね? 投稿者:青猫  投稿日: 8月18日(月)11時16分15秒

【田中一三】『香積詩選』1991/【江口隼人】『舗装の町』1930/【穂苅榮一】『山玩具』1946/【星野胤弘】『昼間の月』1928/【緑川 昇】『青春哀歌』1941/【橋本史芳】『春祭』1943
うわー、1冊も知りません。自信喪失・・


ダボの衆書日誌 投稿者:文庫中毒  投稿日: 8月18日(月)13時29分49秒

人魚の嘆き様
感謝申し上げます。来月後半にはまた上京する予定ですので、今度は古本酒場「人魚の嘆き」に立ち寄る時間を作りたいと思います。

志功装丁本蒐集日誌その18

7月2日
bookcafe火星の庭から 吉岡修一郎著『數のユーモア』誠文堂新光社、昭和17年14版、カバー(1,500円) が届く。函入りは、先日入手したばかり。カバーの状態は最悪だがこれを確認できただけでも良しとしなければ。

7月7日
あじさい堂書店から 伊藤永之介著『二子馬』新潮社(土の文学叢書)、昭和14年 間宮茂輔著『野の断層』同、(各4,000円) が届く。いずれも薄いパラフィンが掛かる。このシリーズも残すところあと3冊になった。

7月10日
紙屋サロンから 深沢常治著『本町四十年』日本民謡詩人協会、昭和31年、函美本(3,000円) が届く。ずっと検索していても見つからず、諦めかけていると、引っ掛かるときがある。

7月15日
cogito様から教えていただき、早速あきつ書店に電話で注文しておいた 保田與重郎著『日本に祈る』祖国社、昭和25年、函なし美本(7,500円) が届く。合わせて目録も送っていただき、ざっと目を通すと、これまで未見の志功装丁による単行本・雑誌が何冊か見つかる。全部とはいかないが、何冊かは早速葉書で注文しておく。

7月17日
あきつ書店の目録で確認し、ネット検索で探して注文しておいた 吉田玄鳥の第一句集『現身』大地社、昭和26年(1,800円) が届く。女人の顔を表紙・裏表紙に配した瀟洒な作りの本。見返しに俳句書き入れ。 前川佐美雄が序を寄せているので、この関係から志功装丁となったものか。


恋人にしたい作家 投稿者:きりこ  投稿日: 8月18日(月)14時06分30秒

人魚の嘆き様、もとい贋彭城矯介@藝能部長様
「複雑な彼」のモデル(安部譲二ですか?)の方は 御遠慮させていただいてもよろしいでしょうか? 残念ながら、彼等のような肉体美には少々気後れしてしまいます。 私の好みは、ほっそりとして、頬のこけた、日陰の似合う、澁澤のような・・・・・ すみません、澁澤以外ですね。(笑)
澁澤以外で恋人にしたい作家は内田百ケン(文字変換できませんでした。)です。 あの現実とも夢ともつかない不可思議な文章にも惹かれますが、 ・夜の来客が気に入らず、門柱に「日没閉門」の札を掲げた・ という百ケン自身のエピソードが大好きです。 すべてに対してこのようなスタンスで悠然と生きている、 偏屈というか、正直というか、変わり者というか。 一緒に世間からすこしずれて、の紗り飄々と暮らしたいなあ、と思ってしまいます。 はからずしも「顔が大きくて、お金のない」作家でした。


追伸 投稿者:cogito  投稿日: 8月18日(月)14時26分10秒

青猫さま
こんな詩集知ってる方がをかしいです。 目録上で名前聞くのは江口隼人くらゐでせうか。穂苅榮一といふひとの詩集が田中冬二〜一瀬稔系の詩情で、なかなか気に入ってます。 また田中一三の詩集は、小冊子ながら立原道造ファンだったら一寸気になるところ。 国友則房編集、で刊行されたパンフレットです。 タナカ カズミ【田中一三】『香積詩選』1991/丸田公子/47p/18.2cm並製/\1000 また蒐書報告の続き(書き漏れ)かたがた、この近辺の輓近刊行書も茲に書き添へておきます。
【生田テル】『風ひかる』2003/ふらんす堂/293p/(fuu様に感謝) 【堀多恵子】『野ばらの匂う散歩みち(談話集)』2003/堀辰雄文学記念館/(記念館ならびにfuu様に感謝) 【土井治】『追分日録(日記)』2002/三重大学付属図書館/21.0cm並製500部/\未記載(管理人様に感謝)


文庫中毒様に質問 投稿者:ガンジー  投稿日: 8月18日(月)18時16分28秒

文庫中毒様
いつも楽しく志功装丁本蒐集日誌を拝見しています。 そこで質問させてください。 志功が他人の本で装丁した本と自分の本に装丁した本、それぞれで一番古本の値段の高い本はなんでしょうか。 お教えください。


(無題) 投稿者:人魚の嘆き  投稿日: 8月18日(月)20時22分47秒

cogito様
貴兄が「掘出物」をしたりんどう文庫は愚母のお友達です。

文庫中毒様
古本酒場「人魚の嘆き」に置くというのは冗談だったのですが・・・流石の執念であります。

秋山様
極美3冊5万円でいかがでしょう。

葵の家様
こちらこそご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。

TG様きりこ様
`>`偏屈というか、正直というか、変わり者というか。
ここまでは某管理人様のこと。 `>`一緒に世間からすこしずれて、のんびり飄々と暮らしたいなあ、と思ってしまいます。
これはやはりTG様のことでしょう。土曜日にTG様が力説していた「きりこに限ってそんなことは〜」という発言に、私は心から感動しました。

kiku様
ご面倒をおかけしました。

萬嘯廬様くだん様
本日、ダボの横綱に君臨する鴎外ダボのT富様が、これからは鏡花ダボのT富になると宣言されました。小結二人のご健闘をお祈り申し上げます。

彭城矯介@藝能部長様
`>`夏休みと稱して目下罐詰中との情報が、當社の臨時調査員より寄せられてをります。
全くの誤報、真実は単なる骨休めです。無能な調査員の解雇を勧めます。


当然、と思いますが。 投稿者:乱歩邸  投稿日: 8月18日(月)21時43分05秒

ガンジー様文庫中毒様
横レスで失礼します。 志功が装丁した他人の本で最も高価なのは、なんといっても「犯罪幻想」の特装本ではないでしょうか? 文庫中毒様、いかがでしょう?


(無題) 投稿者:文庫中毒  投稿日: 8月18日(月)21時54分28秒

人魚の嘆き様
!ではなく?だったら気づいたかも。 やはり待ち遠しいので送っていただけたら有り難いです。

ガンジー様
私にとって10万円以上の本はみな稀覯本ですので、あまり良く分りません。50万円も500万円も皆同じです(笑)。全くの山勘ですが、市販されたものに限れば、 自著 「星座の花嫁」「猫の足板画冊」「栖霞品板画冊」など 他著 江戸川乱歩「犯罪幻想」特装本 が最も高価ではないでしょうか。


(無題) 投稿者:文庫中毒  投稿日: 8月18日(月)21時56分21秒

乱歩邸様
まごまごしているうちに先を越されてしまいました。そのとおりだと思います。


などて天は我を見放し賜いし 投稿者:萬嘯廬  投稿日: 8月18日(月)23時02分54秒

人魚の嘆き 様
T富様を向こうにまわすなど無謀の極み。 明日からおとなしく赤川次郎、森村 誠一狙いに徹します。


贈り物御礼 投稿者:貢  投稿日: 8月18日(月)23時42分05秒

人魚の嘆き様
昨晩は「人魚の贈り物」をありがとうございました。 夕食もソコソコにパソコンの前に陣取っていたのが良かったのだと思います。 人魚の嘆き様は先刻ご承知のように、わたし迷いました。 もう1冊の本と、どちらのにしようかと。一瞬ですが… 結局、こちらを選択させていただきました。 その辺りの事情(大した事情ではないですが)も、お会いした時にお話し致します。 『人魚の嘆き』にて実際に『贈り物』を手にできる日を楽しみにお待ちしております。 お忙しい中、お手数をお掛け致しますが、宜しくお願い致します。 本当にありがとうございました。


もう1冊の本? 投稿者:乱歩邸  投稿日: 8月19日(火)00時17分25秒

文庫中毒様
志功本収集の大家と同じ意見で大変うれしく思います。単なる贔屓目だったもので。

貢様
いち早く「猟奇の果」を取られたので、「これは乱歩本収集の強力なライバル現る」と思っていたのですが、違うのでしょうか?


御礼 投稿者:秋山  投稿日: 8月19日(火)10時07分28秒

人魚の嘆き様
三冊で3万円で本当によろしいのですか。あまりにも安すぎる気がしますが、もしそれでよろしければ、是非お願いしたいと申しております。 本人からあらためて御礼を申し述べさせますが、私からも心より感謝申し上げます。

散水弁様
散水弁様のご協力もあり、このたび知人の探求書があっさりと発見できました。人魚の嘆き様同様に、散水弁様にも心より御礼申し上げます。 なお蛇足ながら、私も今から30年ほど前には、週末は必ず湘南の海でサーフボードを担いでいた人間です。まだサーファー人口はわずかでしたが、裕次郎兄弟(慎太郎兄弟?)の影響もあり、浜辺も賑やかになってきた時代です。勿論、散水弁様のように世界を渡り歩くレベルではありませんでした。しかしよい思い出です。


志功装釘本 投稿者:ベルベット  投稿日: 8月19日(火)11時24分18秒

文庫中毒さま
はじめまして。 人魚の嘆き様と日頃からお親しくさせていただいているベルベットと申します。 さて、志功装釘本についてですが、他著で最も高額なのは「犯罪幻想」ではなく「花鎭頌」ではないでしょうか? 言うまでもなく、「犯罪幻想」の方が一般的な人気がありますが、志功愛好家には「花鎭頌」を探している人が多く、古書目録でも50万円以上が付けられています。


『外人の見たる日本及日本人』 投稿者:小仏  投稿日: 8月19日(火)17時39分28秒

人魚の嘆き様
お久しぶりでございますが、当地も夏とは思えない気候です。さて、今月の「日 本古書通信」の鬼太郎という古本屋さんの古書目録に、 『外人の見たる日本及日本人』という夢野久作の処女刊行本が150万円 で出ております。この本は先に『人魚の贈り物』に出品された 『白髪小僧』が500万円だとすると、お買い得の値段だということになるので しょうか?そのあたりのことについて、講義をお願いできればと思 います。


(無題) 投稿者:文庫中毒  投稿日: 8月19日(火)18時29分06秒

ベルベット様
ご意見有難うございます。「花鎭頌」もなかなか出ない本だということは感じていましたが、そんなにしますか。もしそうなら、「犯罪幻想」特装本に匹敵するか、それ以上かもしれませんね。これまで「花鎭頌」の値段を見たことがなかったもので、つい脇においてしまいました。これからもいろいろとご教示ください。


ダボの執書日誌 投稿者:文庫中毒  投稿日: 8月19日(火)18時39分44秒

志功装丁本蒐集日誌その19

7月20日(日)
あきつ書店から 佐藤一英著『大和し美し』邦画荘、昭和18年並本(14,000円) 斎藤史著『魚歌』日本打球社(新ぐろりあ叢書)、昭和18年(2,800円) 八谷正著『安田青風の人と作品』短歌友の会連盟、昭和45年(3,500円) 臼井喜之介著『愛と孤独』、昭和30年、カバー(3,000円) 雑誌「オレンジ」7号、昭和23年(3,500円) が届く。
『大和し美し』は、外装無なのだろうか、確かめる必要有り。昭和18年刊行では、無しとみた方が自然か。『魚歌』は状態が悪いけど、この値段では仕方が無い。届いてみてちょっと驚いた。日本打球社刊の3版である。新ぐろりあ叢書のうち日本打球社発行に引き継がれるものはどのくらいあるのだろう。 他の3冊は、初めて見るもの。それにしても扉や表紙の一部のみを飾るものや戦後の短歌雑誌にこの値段は痛い。希望とすれば高くても1冊2,000円以内に抑えたいところ。
7月23日(水)
大阪の彦書房から 山岸外史著『芥川龍之介』ぐろりあ・そさえて(新ぐろりあ叢書)、昭和15年初版(2,500円) が届く。裏表紙に少し擦れがあるが、美本。ようやく初版を入手した。
7月24日(木)
土浦のあやめ書房から山岸外史著『芥川龍之介』ぐろりあ・そさえて(新ぐろりあ叢書)、昭和15年3版(700円) が届く。これも美本。安いとすぐ注文してしまう悪い癖だが、文庫本数冊も合わせて頼ん だことで、自分を納得させる。これで、『芥川龍之介』は、初・3・7・8・9版と5冊が揃った。もうこの辺で打ち止めにしておこう。なお初〜8版までが、ぐろりあ・そさえて刊行、9版が日本打球社刊行。 このお店、状態が少し悪い本だと、1〜2冊サービスしてもらえるのが嬉しい。


(無題) 投稿者:人魚の嘆き  投稿日: 8月19日(火)19時58分29秒

文庫中毒様
`>`やはり待ち遠しいので送っていただけたら有り難いです。
男に二言なし。古本酒場「人魚の嘆き」に置いておきます。 「蒐集日誌」を拝見すると、随分コンディションの悪い本を相場よりも高く買っていますねえ。情熱は評価するし、地方在住のハンディも理解するけれど、「師匠」として少し心配しています。 ところで、ベルベット様は日本屈指の志功本コレクターです。文庫中毒様がそのコレクションを見たら涎たらたらかな(笑)。

健一様
お返事が遅れて失礼しました。長田幹彦「港の女」重版箱少コワレの2万5千円は少し高いと思いますよ。

秋山様
それでは、本は貴兄宛にお送りします。同封の銀行口座にご送金ください。

貢様
「初陣」でお見事でした。次回も両者出す予定ですが・・・また乱歩邸様と競合かな?

萬嘯廬様
何を弱気な!横綱を倒さなければ昇進できませんぞ。それとこっそりよい情報をお教えしましょう。鏡花ダボのT富様が海外出張の9月に、鏡花の善本が市に出そうですよ。

小仏様
『外人の見たる日本及日本人』は『白髪小僧』に匹敵する珍本です。内容や装丁などから古書価は『白髪小僧』の方が高いですが、それにしても150万円は買いやすい価格ではあります。事実出品者とは懇意なのですが、既に多くの注文が重なっているとのこと。大したものですね。 (無題) 投稿者:散水弁  投稿日: 8月19日(火)21時12分19秒

秋山様
そうでしたか。それは大先輩ですね。失礼いたしました。古書と波乗りの掛け持ちは、私にとっては秋山様が最初の方。今後ともお見知りおきください。波乗りは、ただ渡り歩くのが好きなだけで、技術の方はどうでしょうか・・・。今月末からはMEXICOのCABO JOSE DEL CABO迄飛んで、カルフォルニア半島をブラブラと北上してきます。この周辺のことについては、出発前に、是非、管理人様のアドバイスをお聞きしたかったのですが、ご不在ということで極めて残念です。 さて、群虎彦ですが、その値段は嬉しいすね。

人魚の嘆き様
以前私も郡虎彦に興味を持った経緯があります。郡虎彦の古書(日本での出版)で、`<` 珍`>`に値するものをお教えください。

皆様
風邪をひいたと漏らしたところ、各方面からあたたかいお言葉を頂き、恐縮しております。おかげさまで復活の兆しです。また皆様とお会いするのがタノシミです。


失礼いたしました 投稿者:雨降り坊や  投稿日: 8月19日(火)21時18分48秒

健一様
長田幹彦「港の女」について、人魚の嘆き様のお言葉だから間違いありません。大変失礼いたしました。


弟子より 投稿者:文庫中毒  投稿日: 8月19日(火)22時15分10秒

人魚の嘆き様
自分でもそう思っています。もう少し時間を掛け、実物や目録を数多く勉強して、相場感を鍛える必要があります。よっぽどひどい買い物のときは、ズバズバご指摘ください。 それより、
>「師匠」として少し心配しています。
という嬉しいお言葉。自称一番弟子の、「一番」はともかく、「自称」を外しても良いでしょうね。
>そのコレクションを見たら涎たらたらかな。
おそらく実感がわかないでしょう(笑)。


天罰覿面 投稿者:彭城矯介  投稿日: 8月19日(火)22時27分17秒

下らぬ書込みをした罰が當つたのか、PCが不調を來たしました。 果してうまく書込めますかどうか・・・

>人魚の嘆き樣>秋山樣
`>`極美3冊5万円でいかがでしょう。 `>`三冊で3万円で本当によろしいのですか。 `>`同封の銀行口座にご送金ください。
どどどどちらの金額で合意に達したのでありませうか? 他人事ながら氣になりまする。


郡虎彦 投稿者:ymnk  投稿日: 8月19日(火)23時49分53秒

実は私も三島関連で知り、ポツリポツリと作品や杉山正樹氏の評伝を読んだりして興味を持っておりますので、話題に少し参加させてください。

秋山様
人魚の嘆き様が挙げてらっしゃる3冊の他に、『THE TOILS OF YOSHITOMO』があります。・・・などと書きましたが、無論「郡虎彦全集」の口絵写真でしかみたことがありません。ただ、海外の古書サイトの、古書検索で幾つか出てくるようですよ。book finder.comなど。 人魚の嘆き様 散水弁様のご質問にだっこする形での質問ですが、限定300部の「郡虎彦全集」には、特装本のようなものは存在するのでしょうか?


投稿削除 投稿者:裏管理人  投稿日: 8月20日(水)08時55分32秒

出雲人殿
貴殿から投稿がありましたが、先の投稿のレスに対する礼を失しているので削除しました。Salon De 書痴では、人にものを尋ねてその返事が返ってきたにもかかわらず、感謝の意も表さずまた新しい質問をするという非常識な行為は、即削除、出入り禁止の措置となりますので以後ご注意願います。


補足等 投稿者:秋山  投稿日: 8月20日(水)12時17分58秒

彭城矯介様
留守電でそのような有難い再提示をいただいたのです。説明を端折ってしまい申し訳ありませんでした。

散水弁様
最近の方はやはり行動半径が広く素晴らしいですね。私の時代には考えられなかったことです。

ymnk様
海外の古書サイトは結構見ていると申しておりましたが、教えていただいたサイトを検索するように勧めます。 ところで、勉強不足を露呈しますが、三島由紀夫と郡虎彦はどのような関わり合いがあるのかお教え願えませんでしょうか。


秋山様 投稿者:ymnk  投稿日: 8月20日(水)12時59分52秒

郡と三島は無論直接は関係ございません。ただ、能の現代化、アダプテーションというところで、例えば郡の「道成寺」と三島の「近代能楽集」などは共通であり、三島が自作解説で郡の仕事に言及したり、かなり意識していたようです。また、三島が学習院初等科(確か)の頃、当時結構高価であった「郡虎彦全集」を母親にねだって買ってもらい読み込んだ、というエピソードも自らどこかで書いております。関係と言っても、ただそれだけのことですが・・・。


ため息ばかり 投稿者:小仏  投稿日: 8月20日(水)14時20分35秒

人魚の嘆き様
『外人の見たる日本及日本人』、もう注文が重なっていますか。150 万円ポーンと払える 人が、世の中にはいるものなんですね。ため息が出ます 。でもホントに大したものなのは、そういう情報も早々と入手 されている人魚の嘆き様です。お忙しくていらっ しゃるのでしょうに、 人間業とは思えません。


ちょっとした漱石研究家? 投稿者:龍之介  投稿日: 8月20日(水)16時58分07秒

人魚の嘆き様
以下はヤフオクに夏目漱石の本を出品している方の「自己紹介」文なのですが、ここに ある「夏目漱石の研究と書誌」という本をご覧になったことがありますか?「漱石作品の 蔵書の量では、日本一かな?」という割には一級品の初版本は持っていないらしいし、 自分で「現在はちょっとした漱石研究家?」なんて書くのもいかがわしい気がするので すが。どんなものなのでしょう?
「漱石好きです。漱石作品の蔵書の量では、日本一かな?現在はちょっとした漱石研 究家?昨年の7月、東京の出版社から「夏目漱石の研究と書誌」という本を出版しま した。限定500部です。」


追伸 投稿者:龍之介  投稿日: 8月20日(水)17時01分16秒

もしかして、人魚の嘆き様のご存知の方ですか?しかし、人魚の嘆き様を知っている方な らば、自分を夏目漱石の本の収集で日本一なんて恥ずかしくて言える訳ありませんよ ねえ。


裏管理人殿 投稿者:出雲人  投稿日: 8月20日(水)18時06分25秒

このサイトの礼儀を知らず大変失礼いたしました。 人魚の嘆き様ありがとうございました。「塔」は再版を持っていますが、たまたまT書店のお客様の一人が帯を持っているときいた記憶があったのです。 この町で、時間があるとブックオフへいく日々です。他には古本屋はありません。


ダボの羞書日誌 投稿者:文庫中毒  投稿日: 8月20日(水)20時05分29秒

ベルベット様
志功本について、日本屈指のコレクターとのこと、恐れ入ります。そこで、お教え願いたいのですが、さきほど、志功自著の高額本ベストスリーを、まさに山勘で書き込んでしまいましたが、当たっているでしょうか? どうぞよろしくお願いいたします。

志功装丁本蒐集日誌その20

7月25日(金)
出張で上京。仕事の合間を縫って五反田の南部古書会館へ。ここでは、 村松梢風著『女経』中央公論社、昭和33年初版、函、美本(200円) 雑誌「民芸山形」第2号、昭和49年(500円) を購入。『女経』は確か持っていたはずだが、現在行方不明のためこの値段ならと買っておく。 「民芸山形」は、初めて見るもの。定価(400円)以上の金額は出したくない雑誌だが、次にいつ出会えるか分らないから仕方なく購入。 その後、新築なった古書会館の古書展をあわただしく覗く。「文藝世紀」が1冊6,000円で出ているが、とても手が出ない。ほかに収穫はなし。
7月26日(土)
高円寺の西部古書会館へ。文庫本等数冊購入しただけで志功装丁本の収穫無し。 引き続き都丸書店へ立ち寄り、 鈴木助次郎著『駿河大納言』七宝社、昭和32年、秩、美本(2,500円) 影山正治著『みたみわれ』大東塾出版部(復刻版)、昭和49年、ビニールカバー、美本(1,000円) を購入。『駿河大納言』は、既に架蔵しているが、こちらの方の状態が断然良いので、買い替え。『みたみわれ』は、発禁になったぐろりあ・そさえて初版本の復刻版。これについては、修正版であるぐろりあ・そさえての3版、日本打球社の5版を架蔵しており、残る初版がぜひほしい。
早稲田の古書街では、均一本の台にあった 『定本白井喬二全集 第9巻』学芸書林、昭和44年、函、並本(150円) とその他文庫本、単行本を10冊ほど購入。ショルダーバックが重い。 神保町に戻って田村書店で外村繁著『白い花の散る思い出』ぐろりあ・そさえて(新ぐろりあ叢書)、昭和16年、美本(27,000円) を思い切って購入。これを買って、本日の打ち止めとする。 つもりであったが、別の店で新幹線の発車時刻を気にしながら、早川銀背を数冊摑んでレジへ向かう私であった。


(無題) 投稿者:人魚の嘆き  投稿日: 8月20日(水)20時10分05秒

文庫中毒様
`>`よっぽどひどい買い物のときは、ズバズバご指摘ください。
これは管理人様の担当かな?なお「自称」は外していただいて結構です。

散水弁様
貴兄が先日書かれた本は、全てそれなりに珍です。ただし、郡虎彦の本を高くても買うという人はまずいませんから、目録の価格と実勢価格は大きく異なるわけです。 ところで、強烈なナフタリン臭のする堀辰雄の一級品に興味はあるかな?

出雲人様
ご兄弟で仲良く田村書店に来られているのを微笑ましく拝見していました(男性の兄弟で一緒に古本屋巡りをしている人は稀ですから)。 新潮社の元編集者新田敞氏は昨年死去し、今春三島関係など旧蔵書が大量に古書市場に出てきました。戦後の名編集者として有名ですが、晩年は『金閣寺』『潮騒』の原稿の問題で物議も醸しました。

ymnk様
「郡虎彦全集」の特装本は未見ですが、そういう本が出たという話があるのですか?最近出版された「戯曲集」はお買いになりましたか? 新田敞氏について、補足をお願いいたします。

龍之介様
「夏目漱石の研究と書誌」の著者はたまに田村書店にも来られるそうですが、私は面識がありません。漱石本についてどのレベルのコレクションをお持ちなのか、以前田村書店主が話されていたことがありますが、ここに書き込むのは不適当でしょう。 「夏目漱石の研究と書誌」は田村書店主宛の献呈署名本!を貰って読みました。遺漏は多いものの、よくお調べになっていると思いますよ。 彭城矯介様
裏裏管理人に任命したいものです(笑)。


「自称」漱石研究者? 投稿者:龍之介  投稿日: 8月20日(水)21時48分29秒

人魚の嘆き様
「ここに書き込むのは不適当でしょう」のお言葉でよくわかりました。なにしろ今出品 している「こころ」の初版本の解説で、「最近では70〜80万円が相場のようです。 」などと大ボラを吹いている人間ですからね。その前は「こころ」の重版の解説で「最 近の浪速書林の目録では60万円だった」とか書いていたくせにですよ。けやき書店の目 録に出ている55万円も知っているに違いなく、なにが「70〜80万円が相場」なんで すかね。それに、前に出品した本の解説と比べると面白いことがわかるんです。それは 書かないことにします。それこそSalon De 書痴には不適当ですもの。「自称」漱石研究 家が泣きますね。


志功本のこと 投稿者:ベルベット  投稿日: 8月20日(水)23時21分58秒

文庫中毒様
志功本について、一時期一生懸命集めましたが、日本屈指のコレクターなどとは滅相もありません。 それと私が買っていたのはもう20年以上前ですから、文庫中毒様の書かれた志功自著の高額本ベストスリーについて、現在の相場でどうなのかは、私にはコメントする資格はなさそうです。 そこで昔話でお許しくださいませ。
私が熱心に買っていた頃は、「妙肌韻板画柵」が最も高額であったと思います。 昭和35年に出版された本なのにもかかわらず、50年には既に100万円以上しました。 バブルの頃は500万円を優に超え、800万付けていた古書店もあったほどです。 それから非常に珍重されたのは「火の願ひ」でした。 確かに大判の豪華本で、手に取れば欲しくなる逸品だと私も思います。 やはりバブルの頃は600万円以上していましたね。 しかし、それでは今でも高額ベストスリーに入るかと問われれば、首を傾げざるを得ません。 この手の手彩色がふんだんに入った豪華本は、バブル期には、やはり高騰した絵画と、同じ評価、扱いだったとつくづく感じます。 最近の七夕市では、「妙肌韻板画柵」も「火の願ひ」もそれこそ毎年のように出品されては、商いが成立しなかったり、情けなくなるような安値で取引されているようです。 人魚の嘆き様が「古書通信」で書かれた限定本の没落は、志功の高額自装本にも確実に当てはまるといえましょう。
そうなると、一時期の投機的な価格上昇と関わりが少なかった本の方が、むしろベストスリーに相応しいのかもしれませんね。 具体的には、文庫中毒様のあげられた「星座の花嫁」のような稀覯本こそ、今最も高くなっているのではないでしょうか。 私は幸いバブル期には志功本から離れていましたが、またあの価格では買えなかったでしょうが、それでも私が力を注いだ50年代よりも今の方が安く買えるのは認めざるを得ません。 逆に申せば、買うにはチャンスの時期かなとも思います。 もっとも、もっとズンと安くなる可能性もあるのかもしれませんが。 現役から離れている者の長々しい昔話になりました。 ご容赦ください。


強烈なナフタリン臭の・・・ 投稿者:散水弁  投稿日: 8月21日(木)02時18分09秒

人魚の嘆き様
こんばんは。郡虎彦の件、いつものことながらありがとうございます。「それなりに珍」とは、人魚の嘆き様らしい。そこの店主も、売れないと悩んでいました。すべて20万を超える値がついているのですから。 さて、強烈なナフタリン臭のする堀辰雄、しかも人魚の嘆き様をして「一級品」と言わしめるその本。一体なんでしょうか?いずれにしても、いまぼくがもっとも執心しているところではないですかっ!正直に告白しましょう。興味は大ありです。 よくご存知にもかかわらず「興味あるかな?」だなんて(笑)。 BM (無題) 投稿者:ymnk  投稿日: 8月21日(木)03時12分08秒

人魚の嘆き様
全集の特装本というのは、単なる私の妄想です。失礼しました。それと仰っておられる「郡虎彦英文戯曲翻訳全集」ですが、先日買いました。とはいえ訳者後書きくらいしかまだ読んでおりませんが・・・。 それと、新田敞氏についてですが、仰るとおり、つきあいのあった三島やら開高健やらの自作(?とはいえ版元の編集者だし・・?)限定1部本などもその時にでたわけで、どうやらその時流出した三島の天下一本について、「人魚通信」第2号(!)にあれこれ記事が出るようです・・・という風に出雲人様にレスしようかと思ったのですが、(私の見落としかも知れませんが)この新田氏が出てきた文脈がどうもつかめません??? 福永と新田氏との関係でしたら、ごめんなさい、私は存じません。

由紀夫様
遅くなりましたが、ご感想ありがとうございました。


(無題) 投稿者:出雲人  投稿日: 8月21日(木)07時02分43秒

人魚の嘆き様
 新田さんについての情報ありがとうございます。  最近、福永の「異邦の薫り」を購入しましたが、新田宛でした。昨日、届いたk書店の目録にもあったのです。  きっとT書店にはたくさんでたなと思いました。先日、本がでた坂本氏の場合は、寄贈したと本には書いてありました。「伝説の編集者坂本一亀」でも新田さんの名前がでてきました。

 ymnk様
福永は新潮社では谷田さんと懇意でしたが、新田さんは谷田さんと同じ部署であったと思います。 その程度しか私にはわかりません。


答え 投稿者:グレノリ  投稿日: 8月21日(木)08時58分49秒

彭城矯介様
(先日の問題)
-何故1975年に突然ツルゲーネフの小説が映畫化されたか
の答えを教えてください。お願いいたします。


私こそ・・ 投稿者:健一  投稿日: 8月21日(木)11時19分48秒

人魚の嘆き様、雨降り坊や様
人魚の嘆き様。アドバイスありがとうございました。重版でも手に入らないものですから、焦り気味です。文庫中毒様へのアドバイスは私もズンと響くものがありました。雨降り坊や様。失礼なんてことはありません。貴重な情報に感謝しています。またよろしくお願い申し上げます。


ダボの集書日誌 投稿者:文庫中毒  投稿日: 8月21日(木)18時35分58秒

ベルベット様
貴重なお話、有難うございます。志功本(自著)については、長い道のりになりそうです。どこまで集めることが出来るのか、皆目検討が付きませんが、これからもいろいろとお教えください。

志功装丁本蒐集日誌その21

8月3日(日)
金沢市の大和デパート古書展へ行く。5日目では、碌な物しか残っていないだろうが、それでも行かないと気が済まないところが情けない。しかし行った甲斐があった。 野本永久著『聴土』野本永久還暦記念会、昭和39年、カバー、函(1,000円) を見つけて購入。2〜3,000円は覚悟していたので、この値段なら文句無し。 志功の彩色倭絵四葉がカラー印刷で入る立派な句集。著者の経歴を知らなかったが石川県の方。 これだけでは駐車料金の割引にもならないので、志功装丁ではないが、 上林暁『姫鏡台』池田書店、昭和28年、初版カバー(4,500円) をついでに購入。
8月16日
給料日後2週間ほどは、威勢良く本の注文をするが、その後は音沙汰無しの耐乏生活を送っている。ということで、今日は久し振りに 大牟田の三池書房から 句集発行委員会代表安念龍子編(前田普羅選)『蘭湯』国立療養所北陸荘雄山俳句会、昭和22年(2,000円) 紙屋サロンから 吉本青司著『登攀』日本芸業院、昭和31年、背小痛み(1,500円) が届く。 『蘭湯』は、志功の疎開先近くの療養所の俳句会で出した句集。富山県での2番目の装丁本である。正直言って、こんなに簡単に、こんな値段で手に入るとは思っていなかった。 地元の古書店なら1〜1万5千円は付けるだろう。 開いて二度びっくり。表紙板画の女人像は、『白珠第一歌集』昭和24年の表紙を飾ったものと同じである。単行本でこのようなケースは初めてではないだろうか。 何はともあれインターネットの有難味がひしひしと感じられる一件。 『登攀』は、裸本であったが、本来は牧野徑太郎著『拒絶』と同様カバー付か。


欲求不満 投稿者:太宰ファン  投稿日: 8月21日(木)23時30分56秒

文庫さんの日誌を見るたびに溜息ばかり出てしまいます。太宰治の本はどうも近年とみに出が悪いですね。誰か浣腸していただきドバッと・・・あっ、お下品な書き込みで失礼しました。裏管理人さま、削除していただいて結構です。買い物自慢をしたくても出来なくて、欲求不満が溜まり、ついつい。申し訳ございませんでした。


上京します 投稿者:村山  投稿日: 8月22日(金)08時27分28秒

人魚の嘆き様
村山でございます。メールアドレスなどを存じませんのでこちらで失礼いたしま す。いつも「人魚の贈り物」でお世話になりっぱなしですが、今月末の8月30、 31日に東京に出かける用事ができましたので、もし短時間でも時間を頂戴出来ま したら、直接お目にかかってご挨拶申し上げたいのですが。ご都合はいかがでご ざいましょうか。また、もし管理人様がその頃までに東京にお戻りでしたら、是 非お目にかかりたいと思います。よろしくお願いいたします。


「ウルトラ」 投稿者:マヴォ  投稿日: 8月22日(金)11時28分49秒

雑誌中毒様kiku様散水弁様
ようやく夏らしくなってきました。 さてモダニズム誌にお詳しい皆様に一つ質問があります。 地元の古本屋に「ウルトラ」という雑誌が入荷したのです。確か以前、このBBSでも話題になった1冊限りの雑誌だと思います。 洒落た表紙だし、執筆者も興味がありますが、8万円という値づけはどんなものなのでしょう。 私は1冊の雑誌にそんなに出したことはないので、正直躊躇しています。皆様のアドバイスをお願いします。

過去ログ探索隊様
「ウルトラ」についての投稿を探索していただけますか? 自分で探せばよいのですが、けっこう膨大な量なので。お願いしてもよろしいでしょうか。


探索結果 投稿者:過去ログ探索隊々長  投稿日: 8月22日(金)12時32分24秒

マヴォ様
これでよろしいですか?
>HN変更 + 諸々御礼 投稿者:JIN → 雑誌中毒  投稿日: 4月 1日(火)20時44分27秒
>葵の家様、散水弁様
>「ウルトラ」の冊数について、先日私は嘘をついたようです。失礼しました。手元にあ>るいい加減なメモによりますと、「指紋」1924.10 の全1冊「謝肉祭」1926.2〜1926.7 >の全4冊、「機械座」1927.10, 1927.11 の全2冊、「ウルトラ」1929.2 の全1冊、という>のが一連の流れのようです。


Re: ウルトラ 投稿者:雑誌中毒  投稿日: 8月22日(金)12時38分58秒

マヴォ様
「ウルトラ」は昭和4年2月ウルトラ編集所発行、亀山巌編集、執筆者は亀山巌、春山行夫、近藤東、折戸彫夫、犬飼稔、斉藤光二郎。四六倍判くらいの大きさで、十数頁のぺらぺらの冊子です。が、いわゆる名古屋系としてはなかなかよくできていて、個人的には割とオススメできる部類です。そこそこ人気もあるものだと思いますので、8万円という値段はまあ最近の相場くらいじゃないかという印象です。ちなみに新村堂でずいぶん前に扱った時は7万ほどつけたと聞きました。ちょうど1年ほど前には名古屋の「古本の中央」というお店でなんと1万円で目録に出まして、この時は値段が安すぎたために申込が殺到しました。以上、ご参考まで。


Re: ウルトラ 投稿者:散水弁  投稿日: 8月22日(金)15時47分50秒

マヴォ様
雑誌中毒様からの的確なREPLYがありましたので、追加はございません。流石、雑誌中毒様ですね。


ダボの収書日誌 投稿者:文庫中毒  投稿日: 8月22日(金)16時23分06秒

志功装丁本蒐集日誌その22

8月19日
けやき書店から 影山正治著『みたみわれ』ぐろりあ・そさえて(新ぐろりあ叢書)、昭和16年初版、小痛み印(2,500円) が届く。待望の初版であるが、表紙に大きな角印があり、もちろん承知での購入。時間を 掛けて状態の良いものに変えよう。
8月20日
林語堂から、 福田清人『憧憬』富士書店(文藝世紀叢書)、昭和17年、状態悪し(2,000円) が届く。装丁は同じ叢書の『匿れた人達』と色違いなだけで、全く同じ。 県立図書館で、地元の句集などを調査。新たに数冊を確認する。
8月21日
古本亜本屋から 中島雅楽之都著『禅と音楽』新思社、昭和36年初版、函小焼け(1,500円) が届く。
8月22日
氷川書房から 中河幹子編『をだまき十人歌集』一誠社、昭和23年初版、日焼け(2,000円) あきつ書房の目録で初めて見つけ、試しに購入してみる。状態が悪く、これも将来買い替えが必要。 今週はどうも状態の悪いものばかりに遭遇している。「資料」として割り切ってはいるが、またまた師匠にお叱りを頂戴しそうである。
(これでようやくリアルタイムでの報告になります)


感謝 投稿者:マヴォ  投稿日: 8月22日(金)17時22分29秒

雑誌中毒様
早々のお返事に深謝申し上げます。 散水弁様のお言葉どおり、目の前に原本を置いているかのような書き込みに感動いたしました。 雑氏中毒様のおかげで購入の決断がつきました。これからもお導きください。

散水弁様
レスありがとうございます。 書き込みを拝見していると、人魚の嘆き様の薫陶よろしく、本にサーフィンに女性に?ダイナミックな生き方をされているようで、マネはとてもできませんが、我がことのように痛快です。

過去ログ探索隊々長様
そう、これです! 何気なくお願いしてしまったのですが、まあ探索の早いこと。またお願いしてしまいそうです。 ありがとうございました。


御礼 投稿者:裏管理人  投稿日: 8月22日(金)18時25分25秒

おせっかい様
BBS「探求書」のcogito様御用達の落書きについて教えていただき、誠にありがとうございました。早速削除いたしました。今後ともよろしくお願い申し上げます。 なお、ご要望どおり貴兄の投稿は削除させていただきます。


(無題) 投稿者:人魚の嘆き  投稿日: 8月22日(金)18時36分57秒

散水弁様
それでは今度お会いする時持って参りましょう。お楽しみに。

出雲人様
K書店→けやき書店、T書店→田村書店
これもSalon De 書痴のルールであります(五月蠅くてすいません)。

村山様
31日でしたら可能です。こちらからご連絡します。なお、管理人様は残念ながら在京しておりません。

くだん様
今、私の隣にいる人が、貴兄がリクエストされていた投稿を今宵再びライブでするそうです。少し遅い時間になるかもしれませんが・・・


待望久しい続編ですか! 投稿者:東  投稿日: 8月22日(金)20時08分16秒

人魚の嘆き様
ライブということはもしかして「人魚の嘆き様書斎訪問記続編」ですか! これはた☆の☆し☆み。 ダークホース様、がんばってください!


芥川の本希望 投稿者:龍之介  投稿日: 8月22日(金)20時30分27秒

携帯からです。今度は人魚様の小説コレクション紹介ですよね。ダークホース様、人魚様の芥川コレクションをぜひくわしくレポートお願いします。


リアルタイム 投稿者:過去ログ探索隊々長  投稿日: 8月22日(金)22時08分42秒

マヴォ様
お役に立てて光栄です。 また遠慮なくどうぞ。

文庫中毒様
リアルタイム放送に期待します。 それにしても「しゅう」という漢字がたくさんあって、しかもそれぞれの「しゅう書」が納得できるのがおもしろいですね。


無念 投稿者:貞之介  投稿日: 8月22日(金)22時31分29秒

>人魚の嘆き様
先週は何やら楽しい宴席があったようで…無念… 是非またお声をかけて下さいませ。 体調不良のため暫くここを拝見できずにおりました。 本当に残念でした! ここに書けるような収穫もありません… 最近買ったものはまた落丁がありました…貞之介「負のコレクション」がまた一つ…


お詫び 投稿者:kiku  投稿日: 8月22日(金)22時39分23秒

マヴォ様
今、未見の投稿を確認してご質問を知りました。モダニズム誌の若きホープ・雑誌中毒様、そして、名古屋モダニズムの新鋭コレクター・散水弁様(最近は信州方面も意欲的に蒐集されているそうですが)と並んでご指名いただき、大変恐縮しております。しかしながら、私が某隊の“おみそ”隊員である事をお忘れなく(笑)。
すでに解決したようで何よりです。私はPCを開く時間が遅くて(今日はこれでも早い方なのですが)、すっかり乗り遅れてしまって申し訳ありません。念のため、一応手元の貧しい資料で確認しましたが、散水弁様のおっしゃる通り、雑誌中毒様のお答えは完璧ですね。流石、隊長。 亀山巌による「ウルトラ」の表紙、いいですよね。私も好きです。好きなだけで、その価格では手が出ませんが(笑)。

雑誌中毒様散水弁様過去ログ探索隊々長様
今日は平日ですよね・・・みなさん、何でそんなに早いのですか? 夏休み明けで、溜まりに溜まったメールの返信に追われています。雑誌中毒様、散水弁様、その他各方面への御礼・返信・御詫び等が遅れていますが、どうかご容赦下さい。


「人魚の嘆き様の書斎訪問記」後編、またまたライブですよ! 投稿者:ダークホース  投稿日: 8月22日(金)23時11分20秒

皆さん、こんばんわ。きのう成田に着いたばかりなのでちょっと時差ボケ、しかもかなり酔っているダークホースです。しかも慣れないパソコン。誤字やおかしな文章があっても お許しくださいませ。
さてさて、5ヶ月ぶりの人魚の嘆き様の書斎は、やはり広くてきれいで本がいっぱい。そしてやはりほのかなナフタリンの匂いがしています。今、私がパソコンを打っている机の上に、本1冊置いてあります。人魚の嘆き様にうかがったら、きのう古書市で買ったばかりの 本で、パラフィンを巻くためにまだ本箱に入れてないそうです。そういえば、ナフタリンの匂いがしません。本の題名は「歓楽」(少し歓が違うのですが、パソコンで出てきません)で、永井荷風の発売禁止の本です。人魚の嘆き様はこの本をすでに2冊持っていますが、すごくきれてなのと、永井荷風の署名本だから買いました。ホントに明治の本とは思えない美しさです。サインは永井荷風と印鑑と、言葉も添えてありました。パラフィンを巻き終わったら、これもナフタリンの世界へ行くことになるのでしょう。
さて、後編は小説でしたね。小説入ったガラスケースは机の後ろにあって、ぎっしり詰まっています。詩集や歌集のように横にしてある本はないです。作家順に、そして時代の古い順に並んでいて、1番古い作家は尾崎紅葉。とてもおもしろいのは、尾崎紅葉のすべての本がここにあるのではないことです。どういうことかというと、ガラスケースに入っているのは珍しい本や署名のある本だけで、あとはガラスのない方の本箱です。これはどの作家もそうなのです。
中には、ガラスケースに1冊しか入っていない作家もいました。伊藤左千夫の「野菊の墓」です。でも1冊でもあればいいです。1冊も入っていない作家の方がずっと多いのですから。それどころか、人魚の嘆き様の書斎に入れてもらえないで、全部ダンボール箱にある作家もたくさんいると思います。だから、このガラスケースにある本は貴重ですよね。ここに1番入っているのは泉鏡花の本だそうです。
龍之介様からリクエストのあった芥川龍之介の本は、22冊ありました。「羅生門」から順番にほとんど署名本。しかし「春服」という本は署名本ではありませんでした。人魚の嘆き様は芥川龍之介の生きている間の初版本は全部お持ちだそうです。夏目漱石の初版本も全部あります。日本で2番目にきれいな「道草」と「明暗」を見せていただきました。ホントにこれは息を飲むくらいきれい!今、本屋さんに並んでいてもおかしくないと思いました。この本ならば、管理人様も日本で1番と呼んでも許してくださるかもしれません。人魚の嘆き様は夏目漱石はいろいろな本を何回も買い代えているそうですが、なかなか満足のいくコレクションにならないと嘆いています。私には十分美しいコレクションに見えるのですが・・
長くなってしまったし、キリがなくなってしまうので、このくらいにします。でも、まだしばらくいますので、もし皆さんの知りたいこと、私のレポートの足りない所があったらすぐに書いてくださいませ。人魚の嘆き様は「今日はこの書斎の開放日にしていいよ」とおっしゃってくださいましたから。できるだけガンバって追加レポートします!


牧野信一 投稿者:鬼涙  投稿日: 8月22日(金)23時29分21秒

ダークホース様
鬼涙と申します。 人魚の嘆き様の書斎の小説のガラスケースの中に、牧野信一の著書があるか、もし人魚の嘆き様のご許可が下りればお教えいただけますでしょうか?


待ってました 投稿者:くだん  投稿日: 8月22日(金)23時36分03秒

ダークホース様
待望の書斎訪問記ライブレポート、わくわくしながら読んでおります。 私たちを悶絶させるような献呈署名本で、差し支えないものを幾つかレポートしてくださればと思います。

人魚の嘆き様
第二弾を許可下さいまして有り難うございます。


私は鏡花 投稿者:大塚  投稿日: 8月22日(金)23時54分41秒

人魚の嘆き様の書斎の開放日!おそらく最初で最後でしょうね。それでは私も、泉鏡花の人魚の嘆き様蔵書を少しでもご披露お願いします。


追加レポート 投稿者:ダークホース  投稿日: 8月23日(土)00時04分51秒

コーヒーをいただいて眠気が飛びました!

鬼涙様
牧野信一の本は、ガラスケースの中には2冊あります。とエラソーにいっても、実は場所がわからなくて人魚の嘆き様に教えていただいたのですが。「父を売る子」と「西部劇通信」です。両方とも署名本で、しかも管理人様から譲っていただいたそうです。

くだん様
「自分で探してごらん」といわれてしまったので、少しお待ちくださいませ。


あっ、いけない! 投稿者:ダークホース  投稿日: 8月23日(土)00時07分43秒

大塚様
前後してしまいゴメンナサイ。くだん様の次にお返事します。


明日まで待ってください 投稿者:ダークホース  投稿日: 8月23日(土)00時31分54秒

くだん様、大塚様
大変申し訳ありませんが、お二人からの宿題はかなり時間がかかりそうなので、もう遅くなってしまったので、明日の午前中でお許しくださいませ。そのかわり、しっかりレポートします。


お疲れ様です 投稿者:くだん  投稿日: 8月23日(土)00時50分03秒

ダークホース様
海外旅行帰りとのこと、時差ぼけでお疲れの所、無理を申しましてすみません。 明日でもいつでも結構ですので、お疲れが取れたところでお願い致します。


さすが 投稿者:鬼涙  投稿日: 8月23日(土)00時54分05秒

ダークホース様人魚の嘆き様
ありがとうございました。 さすが人魚の嘆き様、そしてさすが管理人様ですね。


遅くなりまして 投稿者:彩  投稿日: 8月23日(土)01時14分50秒

人魚の嘆き様
「恋人にしたい作家」ですが、悩みに悩んだ末に、山本周五郎にしました。 「青べか物語」の世界に惹かれたのが一番の理由です。 純文学作家を目指したり、上手くいかずに挫折したりと、人間らしいところが、 長くお付き合いできると思いました。


(無題) 投稿者:散水弁  投稿日: 8月23日(土)02時26分33秒

人魚の嘆き様
思わず興奮のあまり電話をしてしまいました・・・。それでは電話の通りよろしくお願いいたします。お会いするまで何かわからないというのも一興。あえて書名は聞きません(笑)。お手数おかけします。

マヴォ様
神保町で雑誌中毒様やKIKU様、葵の家様などと飲む際には、いつもマヴォ様の話題があがるのですよ。あのHNは只者ではない、お話を伺ってみたい、と。機会があればいつかお会いしましょう。

KIKU様
`>`今日は平日ですよね・・・みなさん、何でそんなに早いのですか? 何も早くないですよ。仕事中に打っているからですよ。


「春服」見つけたい 投稿者:龍之介  投稿日: 8月23日(土)09時10分17秒

ダークホース様
私の願いを聞いてくださり感謝しています。署名本ばかり22冊ですかあ。凄過ぎて言葉 になりません。しかし、こうなったら、是が非でも「春服」の署名本を手に入れて人魚 の嘆き様に自慢、いやいや今までのお礼の為にお譲りしたいものです。でも人魚の嘆き 様を出し抜いては難しいかな?不可能かも。


悶絶? 投稿者:ダークホース  投稿日: 8月23日(土)10時32分54秒

くだん様
私たちを悶絶させるような献呈署名本という宿題でしたね。小説だけでも、たくさんありすぎて迷ってしまいました。くだん様が悶絶されるか自信はないのですが、私は「うわーっ」と思ってしまった本をいくつか書いてみます。

森鴎外が夏目漱石に署名した本「涓滴」 病気の夏目漱石に森鴎外があげた本で、漱石の日記に貰って恐縮したと書いてあるそうです。歴史的な本ですよね。

夏目漱石が小宮豊隆にあげた本「坊ちゃん」 「坊ちゃん」の署名本ですよ、くだん様!夏目漱石ではなくて、夏目金之助と書いてあります。こういう苗字と名前が両方書いてある本は、漱石は非常に少ないそうです。私もほしいです・・

なんだかミーハーな選び方になってしまったので、最後は渋くいきます。

梶井基次郎が外村茂にあげた本「荒絹」 梶井基次郎は好きな作家です。人魚の嘆き様の書斎には「檸檬」のそれは美しい本がありますが、署名本ではありません。「檸檬」の署名本は存在しないのだそうです。残念!この本は志賀直哉の本で、梶井が外村茂という友人に読むようにすすめてサインしたもの。梶井基次郎の署名本は、人魚の嘆き様でもこれしか見ていないそうです。

このくらいでどうですか、くだん様?悶絶されましたか(笑)悶絶できなかったら、それは私の選び方が悪いのだと思います。正直、自分の知識のなさが恥ずかしいです。有名な人あての本でも、私にはよくわからないものが多すぎました。役立たずでゴメンナサイ。

大塚様
もうちょっとお待ちくださいませ。


明日の夜は地味なので慌てないでね 投稿者:管理人&人魚の嘆き  投稿日: 8月23日(土)11時10分44秒

『人魚の贈り物』登録済の有資格者は以下の方々です。(登録順・敬称略)

東、風、留女、太宰ファン、本とは?、文庫丸、賞物小僧、孝一、cogito、くだん、大熊、葵の家、由紀夫、グレノリ、金ちゃん、大陸人、天女の舞い、小仏、マヴォ、文庫中毒、ラビリンス、永町、imamura、未練堂、selah、玉乃井雪、yamanaka、伸六、健一、Bori、りょくと、酔霧、つるみとんぼ、恩地喜多八、ヒヤシンス、村山、貞之介、花筐、大塚、フリーズ、善蔵、大輔、慾呆け、study、立原道造が好き、春の雪、マルドロール、鬼涙、乱歩邸、清二郎、昌、sakamoto、彭城矯介、落下傘、散水弁、四天王、愛2003、さくら堂、ダークホース、青垣山、彗星の騎士、雪白、YT生、谷口、白樺派、私の耳は・・・、おしの、新雨、龍之介、hazedonca、夜汽車、PENぺん、聖なる館、薔薇盗人、篠崎、恋の絵巻、魚楽、ディオゲネス、鬼神堂、kiku、タランボウ、初心者、雑誌中毒、ケンタウロス、都の花、黒猫館館長、たからじま、楽古堂・大内史夫、詩遊、三月兎、倉田、香水夫人、林檎、カナリア、硝子細工、ナナ、TG、友野健二、隠岐、Jボーイ、あめんぼう、yuri、マツダ、まり。、ちゃこ、ガンジー、踊子好き、石狩川、矢吹、青猫、雨降り坊や、探偵ブラク、岩手の星、書物迷宮、鯉ヶ瀧ぶんなぐ郎、きりこ、本の蟲、1978、くも男爵、夏の焼いも、章魚和尚、ヌル、九十九里、みちのく、崖っぷち、五風十雨、関金温泉、WILL、びぶりお、軟鉄、ベルベット、栞、氏家、孝行息子、鏡子の家、彩、トラキチ、ホルマリン漬け、新世界、iwamoto、南国、ボーフラ、貢、変亀鑑、すなかぶり、パーマー、ささな、木村、隣の人(以上149人)


(無題) 投稿者:人魚の嘆き  投稿日: 8月23日(土)11時27分05秒

散水弁様
貴兄の執念には恐れ入りました。お台場でお会いしましょう。

貞之介様
`>`体調不良のため暫くここを拝見できずにおりました。
飲みすぎ?食べすぎ?運動不足?冗談はさておきご自愛ください。

彩様
私も山本周五郎を読み直そうと思っているところです。『日本婦道記』は読まれましたか?

文庫中毒様
`>`またまた師匠にお叱りを頂戴しそうである。
意欲・情熱と量は大したものです。あとは質の向上ですね。頑張ってください。

前回『人魚の贈り物』でゲットされた方
本日、ブツを古本酒場「人魚の嘆き」に置いておきます。ymnk様には坂本一亀の本も。


悶絶!! 投稿者:くだん  投稿日: 8月23日(土)13時41分37秒

ダークホース様
挙げていただいた3冊は充分悶絶死しそうな本ばかりです。 また、併せてエピソードも書いていただいたので良かったです。 有り難うございました。


泉鏡花の本 投稿者:ダークホース  投稿日: 8月23日(土)14時12分43秒

大塚様
遅くなりました。泉鏡花の本は、きのう書いたようにガラスケースに1番多く入っています。それ以外にも、ガラスのない本箱の2列が全部泉鏡花、別宅のダンボールの中にも泉鏡花。人魚の嘆き様の小説のコレクションは、夏目漱石、永井荷風、島崎藤村、泉鏡花、谷崎潤一郎、芥川龍之介が6本柱なんだそうです(太宰治や三島由紀夫も冊数は多いのですが、ランクが落ちるらしいです)。
泉鏡花はこの掲示板でもファンが多いのは知っていましたが、机に並べて見せていただくと、きれいな装丁の本が多いことがわかりました。私の知っている作品では、「高野聖」「婦系図」「湯島詣」「日本橋」。どれもこれもすばらしい!しかも完璧な保存です。他の本もへんな表現ですけれどピカピカでした。人魚の嘆き様いわく、「泉鏡花の本は保存がよくないと意味がない」、そうです。
ところが、これだけ泉鏡花の本があって、限定版の全集を除くと署名本は4冊しかありません。特に明治の本のサインが珍しいのだそうです。人魚の嘆き様のところにも1冊だけでした。皆さん、泉鏡花の明治の署名本を探しましょう。人魚の嘆き様がきっと「コレ、頂戴」とおっしゃいますよ!
これで書斎訪問はおしまいです。きのうから、お騒がせしました。


お礼とお願い 投稿者:ベルベット  投稿日: 8月23日(土)15時23分43秒

ダークホース様
人魚の嘆き様の書斎訪問記、昨晩から堪能しました。 心から感謝申し上げます。 秘密の迷宮に入場を許されたあなた様は、全コレクターの嫉妬と羨望の的。 しかし、人魚の嘆き様があなた様をお選びになったのは、決して若くてお美しいからではないと思うのです。 白羽の矢が当たったのは、あなた様のすぐれたお人柄の賜物なのでしょう。 訪問記の文章からそれがよく伝わってきました。 それにしても、3本柱ならぬ6本柱とは、人魚の嘆き様しかできないコレクションです。 そのいずれもが、日本屈指、いやおそらく日本一でありましょうほどに。 想像はしていても、驚きは絶えません。 お願いがあります。 いつの日か、人魚の嘆き様の蔵書目録を作ってください。 あなた様しかできないことでしょう。 それが私の最大の願いです。


以後気をつけます 投稿者:出雲人  投稿日: 8月23日(土)20時50分36秒

人魚の嘆き様
 古書店名実名でいいのですね。大変失礼いたしました。 目録に記載してある美の判断が店により曖昧です。これだけは規格ができないものです。 山陰は湿気が多いので、以前、田村書店の店主にも湿気の点を指摘されました。湿気取りをたくさん置き、炭も置いています。除湿機はたえず回しています。


さすがの一言 投稿者:永町  投稿日: 8月23日(土)23時12分45秒

ダークホース様 書斎訪問記十分堪能させていただきました。時差ぼけにもかかわらずありがとうございます。 さらに、惜しげもなく貴重な書斎をお開きになられた人魚の嘆き様に感謝申し上げます。 鴎外から漱石への献呈本などなど、垂涎ではなく、腰を抜かすような本ばかりだということがよくわかりました。 夏目漱石、永井荷風、島崎藤村、泉鏡花、谷崎潤一郎、芥川龍之介の六本柱のコレクションとのことですが、柱にならないその他も並々ならぬものと存じます。
さていくつか人魚の嘆き様にお尋ねしたいことも出てきました。たとえば六本柱に入らなくても尾崎紅葉本なども好みなのではないかと思うのですが。それはまたいつか直接お伺いしたいと思います。 最後にベルベット様同様、蔵書目録の完成を見たいものと希望します。 それではさらなるコレクションの充実を。


ごあいさつ 投稿者:くれない  投稿日: 8月24日(日)08時15分25秒

はじめまして。 超ビギナーのくれないと申します。 無頼派文学をちょこっと齧っています。 このBBSの存在を最近友人から知り、今、過去ログでお勉強中です。 過去ログは知識の泉ですね。 しかも読みやすく編集されていて助かります。 過去ログを探索するチーム?まであって感動しました。 これからもよろしくご指導ください。 では今日はひとまずこれで。


おねがい 投稿者:マルドロール  投稿日: 8月24日(日)15時02分54秒

人魚の嘆き様 大学に入ったら蔵書リスト作成のダークホース様の助手に是非ご採用ください。


(無題) 投稿者:人魚の嘆き  投稿日: 8月24日(日)17時32分00秒

出雲人様
`>`目録に記載してある美の判断が店により曖昧です。これだけは規格ができない その通りですね。従って、客の側がその店ごとの基準を知る必要があります。しかしそのためには、「ケガ」もしなければならないことになります。
`>`山陰は湿気が多いので、以前、田村書店の店主にも湿気の点を指摘されました。湿気取りをたくさん置き、炭も置いています。除湿機はたえず回しています。
山陰が湿気が多いとは知りませんでした。確かに「本の敵」の中でも、修復不能な湿気は大敵ですね。時折、本を捲って風通しをよくすることも、湿気対策になりますよ。

くれない様
無頼派はここにも太宰ファン様などかなり関心のある方がいらっしゃいますよ。また遊びに来てください。

マルドロール様
大学に合格するのが先決でしょ!

萬嘯廬様
昨日ご購入の本は、「誰が買うのかな?」とずっと思っていた本です。流石の目利きですね。ダボ番付関脇昇進も近そうです。 ところでT富様の「転向」の件は真実ですよ。

雪達磨様
指名投稿の書き込みが遅れているのは、そうですか、大トリで各位を唸らせる文章を推敲中でしたか。楽しみにしています。

りょくと様
貴兄の論文が遅れていて、『人魚通信』が出せないという情報を入手しましたが、事実でしょうか?

雑誌中毒様
ライブ楽しかったです。懐かしい曲も多かったし。それに、マスターがいい味出している雰囲気のよい店ですね。また是非行きたいと思います。

kiku様葵の家様
遅くまでありがとうございました。また機会があったらお願いします。

くだん様
うかうかしていると、萬嘯廬様に地位を抜かれますぞよ。


人魚の嘆き様 投稿者:出雲人  投稿日: 8月24日(日)19時38分57秒

「ケガ」ですね。地方にいると余計その「ケガ」が増えます。田村書店の奥の棚にある本を手に取り、買うかどうかを決めるのが一番理想的でした。  湿気ですが、昭和20、30年代の酸性紙の本が心配です。赤い帯などはグラシンをかけ、箱にいれたりしています。ご指摘のように、本を捲ってみることにします。ご意見ありがとうございます。


手紙の値段 投稿者:矢吹  投稿日: 8月24日(日)19時40分46秒

人魚の嘆き様
本のことではないのですが、作家の手紙についてお尋ねします。 今、現在、同じ行数の手紙で最も市場価格が高いのは誰でしょうか。また、いくら位するものなのでしょう。 私は作家の自筆で書かれた物にも興味があります。 どうぞよろしくお願い致します。


ワンパターンはやめましょうね 投稿者:管理人&人魚の嘆き  投稿日: 8月24日(日)20時58分56秒

『人魚の贈り物』登録者各位

『人魚の贈り物』で希望する本のタイトルのあとに、「よろしくお願いします」などの言葉をご丁寧につけてくださる方がいらっしゃいますが、最近は「秒の争い」になっておりますので、これらの言葉はなくて結構です。単に「コレ、頂戴」「本のタイトル」(もちろん出版社など付いていても可)で構いません。


負け惜しみ 投稿者:くだん  投稿日: 8月24日(日)21時29分26秒

人魚の嘆き様
T富様の「転向」も萬嘯廬様の「出世」も大歓迎です。 でもダボの成果が気になるなあ・・・ 私は昨日は1冊も購入できませんでした。


(無題) 投稿者:裏管理人  投稿日: 8月24日(日)21時32分52秒

三月兎様
『人魚の贈り物』は古本酒場「人魚の嘆き」に置くのでよろしいですか?


お願いします。 投稿者:三月兎  投稿日: 8月24日(日)21時41分34秒

近い内に必ず取りに行きます。 神保町と「人魚の嘆き」に行く口実が出来ました!


えっ? 投稿者:萬嘯廬  投稿日: 8月24日(日)21時56分18秒

人魚の嘆き 様
少々狐につままれた気分なのですが、いくら人魚の嘆き様、田村書店主人の間柄とはいえ 何故に帰られた後の事まで御存知なのでしょう?? しかも高価な珍本、希覯書ならいざ知らず・・・ 改めて「人魚情報ネット」は恐ろしい気がいたします。

くだん様
いや、昨日の物は成果と呼べるかどうか、という物です。 「随分と渋い辺りが安く出ているなぁ」と思った次第でして小杉放庵の随筆です。 もう歳のせいなのか渋好みにも拍車がかかりそうです。


有難う御座いました。 投稿者:貢  投稿日: 8月24日(日)22時04分11秒

管理人様・人魚の嘆き様
一番手で『人魚の贈り物』を頂戴する事が出来ました。 本当に有難う御座いました。 人魚の嘆き様、わたし探してしまいました。 もう一人の著者を。これまた一瞬ですが。 出品されていない事を確認して慌てて投稿を… 今回、頂戴した丘書房版は、 確か初版と再版の日付が前後している面白いものではなかったかと…? 乱歩邸様・探偵ブラク様、そのような訳で、 申し訳ありませんが頂戴してしまいました。

乱歩邸様
ライバルなどとはとんでも御座いません。 探偵物は戦前作家の一部と鏡花や荷風が好きな若輩者です。 乱歩の事等、色々ご教示願えればと思っております。 今後共、宜しくお願い申し上げます。


渋いっ。 投稿者:くだん  投稿日: 8月24日(日)22時19分33秒

萬嘯廬様
小杉放庵の随筆とは素晴らしい。 教えて頂いてありがとうございます。 「人魚情報ネット」は本当に恐ろしいですね。 あちこちに諜報員がいるのでしょうか。


(無題) 投稿者:人魚の嘆き  投稿日: 8月24日(日)23時16分06秒

三月兎様
それでは本を置ける日が決まったらお知らせします。明日行ってもダメですよ(笑)。

萬嘯廬様くだん様
奮発サービスして、今日も大コレクターになるための条件を一つ貴兄達にお教えしましょう。それは、これはと思った古本屋については、学生時代の行状、奥さんとの馴れ初め、好きな食べ物、子供の進学先、携帯電話の番号などのあらゆる情報を大切にするということです。こうした古書とは直接関係ないことを、自分が数多く知っている相手ほど気心が知れているわけです。換言すれば、古書以外のことで雑談する付き合いができるということ。ひいては、それが貴兄達に稀覯本をもたらしてくれるでしょう。もっとも、そこまでするに値する古本屋は極めて少なくなりましたね。私には3人しかいません。

貢様
もう一人の著者、すっかり忘れていました。失礼!次にしましょう。


御礼 投稿者:kiku  投稿日: 8月25日(月)00時08分50秒

人魚の嘆き様
こちらこそ、ご一緒させていただき、ありがとうございました。 それに・・・いくら優しさが滲み出てしまうとはいえ、お帰りになる際のお心遣いには大変恐縮しております。これに懲りず、今後ともよろしくお願いします。

葵の家様
詩集に対する貴兄の熱意には、心底感服いたしました。また、色々とお話をお聞かせください。それに、ボウイやロキシーのファンでいらしたとは!次回、そっち方面の話でも盛り上がりましょう!

裏管理人様
これで「人魚のライヴ見学」に関する投稿は打ち切りたいと思います。こちらを連絡網に使用させていただき、ありがとうございました。

雑誌中毒様
いつもありがとうございます。次回も楽しみにしています。


また一緒に行きましょう 投稿者:葵の家  投稿日: 8月25日(月)04時57分50秒

人魚の嘆き様
 いつもお心遣いありがとうございます。たまには私たちの気持ちも受け取ってくださいね。  また、機会がありましたらご一緒させてください。  

kiku様
 かなり遠回りまでして送っていただきましてありがとうございました。  私のほうは音楽に関しても筋の通っていないファンですが、そちらの話もいいですね。  しかし、私が「いいな」と思うアーチストに対してみな生ライブを体験しているのはうらやましかったです。  あ、そういえばその件に関しても、もっと大物がいましたね。

  雑誌中毒様
 ウルトラも拝見させていただきありがとうございました。  来週も楽しみにしております。


全集値下がりのいま 投稿者:出雲人  投稿日: 8月25日(月)06時28分45秒

購入時より値下がりが多々あり、少々がっかりしています。全集として一番素晴らしいものは筑摩版堀辰雄と私は思います。私の好きな木山捷平の完璧な全集をだす書店がでてこないのか、切望しているのです。 月末「波」が届きますが、田村書店の購入価格を楽しみにしています。先月、赤塚版木山「抑制の日」が三万とでていました。 山陰にあって、目録にも限界があり、昔買った本を読み直す日々です。そもそも本を読む人口が少ないのです。そしてみんな本はブックオフへ売ります。


詩人の全集 投稿者:四天王  投稿日: 8月25日(月)08時37分14秒

出雲人様
はじめまして。戦前の詩集を集めている四天王と申します。 筑摩の「堀辰雄全集」はいいですね。私も大事に持っています。それと詩人の関係で は、「校本宮沢賢治全集」の旧版が同じような造りで私は好きでした。新版はもちろ ん資料的には充実したのですが、私は旧版で十分なので買いませんでした。その点、 現在進行中の「中原中也全集」はすごく書誌的にもしっかりしていて、2分冊になっ ているのも気にならないです。あそこまでやってもらえると、痒いところまで手が届 くというか素晴らしいと思います。「山羊の歌」や「ランボオ詩集」の贈呈者まで調 べているのは驚きです。 ところで、「波」の田村書店の購入価格とは何のことでしょうか?お教えいただけま すか?


『新編中原中也全集』について 投稿者:五風十雨  投稿日: 8月25日(月)10時26分33秒

四天王様
『新編中原中也全集』の書誌的資料については、人魚の嘆き様のご協力があります。『ランボオ詩集<学校時代の詩>』の河上徹太郎宛署名本(限定番号・第1C番)は、新編全集に写真が添付されていますが、人魚の嘆き様の蔵書です。写真撮影の際は、スタジオでの作業にも立ち会っていただきました。ほんとうに感謝しています。全集第3巻「翻訳」解題篇の最終頁「新資料・図版協力」者名に、お名前が記されています。


驚きました。 投稿者:シノラー  投稿日: 8月25日(月)11時29分00秒

五風十雨様
詩を愛するシノラーと申します。ここで人魚の嘆き様にいろいろと教えていただいている一人であります。 さて書きこみを拝見して驚愕いたしました。人魚の嘆き様の秘蔵の逸品が『新編中原中也全集』に登場とは全く知りませんでした。 それに詮索する積もりは毛頭ありませんが、五風十雨様は『新編中原中也全集』の編集に 関わっていらっしゃるご様子。人魚の嘆き様の他の中原中也コレクションもご覧になったのでしょうね。羨ましい限りです。
ところで『ランボオ詩集<学校時代の詩>』の河上徹太郎宛署名本(限定番号・第1C番)の限定番号は、10ではなく1にアルファベットのCなのでしょうか。数字とアルファベットの組み合わせの限定番号は珍しいと思うのですが。 これからも中也についていろいろとお教えください。よろしくお願いします。


ランボオ詩集<学校時代の詩>』限定番号について 投稿者:五風十雨  投稿日: 8月25日(月)12時08分00秒

シノラー様
中原中也訳『ランボオ詩集<学校時代の詩>』の特装本(30部限定)には、現在まで、特殊な限定番号が付されたものが2冊確認されています。いずれも署名献呈本です。
1)北原白秋宛署名本→第1A番
2)河上徹太郎宛署名本→第1C番
これによると、「第1B番」もあると思われますが、原本未確認のため、新編全集では情報を記載できませんでした。「第1B番」が誰宛の署名本であるか、現在も謎のままです。御存知の方がおられましたら、お教えください。


遅ればせながら御礼 投稿者:雑誌中毒  投稿日: 8月25日(月)12時18分57秒

人魚の嘆き様、葵の家様、kiku様、人魚の恋人様
先日は拙催しにお越し下さいましてありがとうございます。 後半はまあまあ楽しんで頂けたのではないかと自負しております。 ところで人魚の嘆き様、天下無敵のおひねりに後からお實銭を 入れるお客さんたちがびびっておりました!この御礼はいずれ 武道館最前列にご招待という形でお返し…できればいいなあと… 以上、この場をお借りして御礼申し上げます。 本とは関係のない話題ですみませんでした。


第1A番? 投稿者:ベルベット  投稿日: 8月25日(月)12時28分15秒

五風十雨様
私は詩書のコレクターではないのですが、ちょっと気になりましたので。 前に対談で、書痴往来社を主宰されていた峰村幸造さんが、ランボオ詩集<学校時代の詩>』の特装本(30部限定)北原白秋宛署名本を持っていると話されていました。 しかし、それは第1A番ではなく、第1B番だと話されていた記憶があるのですが。 五風十雨様は第1B番は原本未確認ということですが、北原白秋宛署名本が第1A番だということは、実際に確認されたのでしょうか? そうであるならば、峰村さんの勘違いということになりますね。


空前絶後ゆえに 投稿者:ベルベット  投稿日: 8月25日(月)13時14分49秒

連続で失礼いたします。
人魚の嘆き様
萬嘯廬様くだん様への大コレクターになるための条件のご教授、今までこのような発想を持ったコレクターがいらしたでしょうか。 いや、一人もいなかったに違いありません。 私が親しくさせていただいた「限定本サロン」の諸先輩も、とても及びません。 人魚の嘆き様は、近代文学書に関するコレクション、知識、集書術と、あらゆる面で空前絶後のお人だと信じて疑いません。 心配なのは、あまりにも若くしてそのレベルに到達されてしまわれたことです。 いつぞや、初版本への情熱はもうほとんど冷めてしまったとおっしゃっていましたね。 そんな悲しいことをおっしゃらず、ここに集まる若い方ばかりか、年長でも教えをまだまだ乞いたい私のような者もいることを、どうぞお忘れなくお願い申し上げます。
ところで、3人の古本屋とは、はてどなたでしょう? 田村さんは当然として、あとの2人が難しいですね。 ここは投稿先の萬嘯廬様とくだん様にお任せしましょう。


全集の値段 投稿者:初心者  投稿日: 8月25日(月)14時11分43秒

出雲人様
初心者と申します。全集の値段 のことで質問があります。「購入時より値下がりが多々 あり」とありますが、これは新版が出て しまったからでしょうか?それとも、 世の中がデフレで新版が出ていなくても全集の値段は安くなっているのでしょ うか?なぜこんなことを質問するかといいますと、最 近古本屋さんの店頭で特価と書いて全集が安く出ている気がしま す。ついつい買いたく なるのですが、もしかしたらもつと下がっていく のかと、出雲人様の文章でそう思った ものですから。


「第1A番」について 投稿者:五風十雨  投稿日: 8月25日(月)14時51分36秒

ベルベット様
中原中也訳『ランボオ詩集<学校時代の詩>』の特装本の限定番号「第1A番」が、北原白秋宛署名本であることは、峰村幸造さんからお教えいただきました。原本をこの眼で確認させていただきたかったのですが、それは峰村さんのご都合でかなわず、お電話で原本の存在と記番を確認する以外にありませんでした。
また、北原白秋宛署名本「第1A番」については、人魚の嘆き様のご著書『署名本の世界』(平成10年6月、日本古書通信社)でも、峰村氏からの情報として触れられています。この他に、「第1T番」というのもあるらしい、と人魚の嘆き様は同書で述べられています。書誌的な調査研究は、たんへん大事で、今後もっと進める必要があると、痛切に思っております。
署名本と記番を確認することで、中原中也の当時の文学交友圏および詩壇とのスタンスのとりかたが見えてきます。この掲示板で、みなさんから、さまざまなことをお教えいただけることを願っております。


不思議な話 投稿者:グレノリ  投稿日: 8月25日(月)16時06分37秒

五風十雨様
ベルベット様が書かれた対談は、秋朱之介『書物游記』ひやね、の別冊付録に収録されていて、そこにこうあります。
峯村「中原中也が北原白秋に贈った、あれは三笠書房の『アルチュール・ランボオ詩集』だったかな、一番のBと言うのがあった。この本には、少ないといわれる中也の署名があるんです。珍しいですね。」
伊藤「それは、珍しいですね。一番のBですか。」
峯村「そう、一番のAとか、B・Cとかあるんだよ。以下略」
一番のBという言葉が何度も出てくるから、まさか誤植ではないでしょう。となれば、峯村さんご自身がそう語ったということです。しかし、一番のAという特別な本をお持ちの方が、それをBと間違えるということがあるのでしょうか?36と37を間違えるのとはわけが違うと思われませんか?実に不思議な話です。 それと「そう、一番のAとか、B・Cとかあるんだよ。」という発言は、全部見たということなのか。AまたはBをご覧になったからそう想像されたのか?ここらあたりも不明です。


「署名本の世界」 投稿者:本の蟲  投稿日: 8月25日(月)17時19分44秒

「署名本の世界」を五風十雨さんはお持ちなんですね。あー、うらやましい。私は出版 当時予約が間に合わず、それ以後どうしても手に入りません。


(無題) 投稿者:出雲人  投稿日: 8月25日(月)17時41分47秒

四天王様
 「波」とは新潮社の新刊案内です。そこに田村書店は本の購入価格が記載してあります。特別珍しい本ですが、参考になります。売れる本は七掛けで買うと店主からきいたことはありますが、いまはどうでしょうか。それと全集ですが、筑摩版はいいですね、宮沢賢治しかり、マラルメやネルバルしかりです。ただ未知谷の「結城信一全集」の方が意義があると思いますが。

 初心者様
 全集の例でいいますと筑摩の井伏全集など定価の半額で目録にありました。福永武彦全集も定価割れです。値上がりした全集は何があるでしょうか。小沼丹でしょうか。木山も下がりましたし。 購入時も古本屋で求めましたが、当時の物価と比較してやはりデブレかと思います。まだ値下がりすると私はにらんでいます。


定価割れ 投稿者:四天王  投稿日: 8月25日(月)20時36分23秒

出雲人様
田村書店の買入広告ということですね。特別珍しい本が何なのか、次回の「波」を楽し みにしています。ありがとうございました。それと、福永武彦も定価割れですか・・現 実は厳しいですね。


(無題) 投稿者:萬嘯廬  投稿日: 8月25日(月)21時04分19秒

ベルベット 様
初めて御挨拶申し上げます。 予てより博識にして上品な紳士でいらっしゃる由、 人魚の嘆き様より、お噂は承っております。 斯様な先達に対しわたくしのような者がお応えする任にありますかどうか。 わたくしも人魚の嘆き様及び管理人様とお話をさせていただくようになりましてから 1年にも満たない未熟者であります。 これまで様々な事を訊かせていただいたとは申せ「あとの2人」がどちら様か 存じ上げないのが実状です。 さりながら日頃のお話から推察いたしますに、文学堂さん、玉英堂さん、もしくは 浪速書林さん、辺りではないかと想像いたす次第ですが、あくまでも推察であります。 やはりここは御本人に登場していただくのがよろしいかと存じます。 どうぞこれを機に今後とも御教示いただけましたら幸いです。


人魚の嘆き様へ 投稿者:三四郎  投稿日: 8月25日(月)21時10分19秒

初めての投稿です。私のことがこのサイトで書かれていると友人から聞き驚きました。 お褒めの言葉有難うございます。但し、田村書店さんが私のコレクションのレベルを知るよしもないと思いますが・・・そこのところは想像で書かれては・・・


三島と古本屋 投稿者:春の雪  投稿日: 8月25日(月)21時12分27秒

ymnk様
 三島由紀夫に馴染みの古本屋はあったのでしょうか?変な質問でスイマセン。


あとの二人? 投稿者:くだん  投稿日: 8月25日(月)21時17分46秒

ベルベット様
私も、人魚の嘆き様と管理人様に初めてお会いしてから1年経っておりませんし、 オフ会を除けば、お会いする場所は田村書店か古本酒場「人魚の嘆き」にほぼ限られております。従いまして「あとの二人」は存じ上げません。ただ以前、この掲示板で「わたしがおつきあいのある古書店」を数店挙げられていらっしゃいますので、そのいずれかではないかと考えられます。それこそ、人魚の嘆き様と古書以外のことで雑談ができるくらい 気心が知れてくれば、いずれ明らかになるかもしれませんね。


ダークホースさま 投稿者:三四郎  投稿日: 8月25日(月)21時18分25秒

漱石が小宮豊隆にあげた本が「坊ちゃん」!! 「鶉籠」ではなくて? 「坊ちゃん」といったら小型本ですよ!


署名本『暮春詩集』 投稿者:永町  投稿日: 8月25日(月)22時01分03秒

昨夜の「人魚の贈り物」では柄にもなく詩集に飛びついてしまいました。本当は長田幹彦にも惹かれたのですが、あえて阪本越郎あての本ということで是が非でもいただきたかったのです。 それというのもこの春に購入した阪本越郎『暮春詩集』にあります。 もとより詩集が目的ではなく中にあった献呈先の人物に惹かれたからです。 詩集自体はもう函付きなのかどうかそれすら知りません。 阪本越郎が自分の本を送ろうとした相手が、ある小説家の名と同じだったからです。 名前が同じ人などは大勢いますから、それが本当に私の思う小説家なのかどうかはわかりません。 それと面白いのは裏表紙にまたそのあて先の人物とは別な名が出てきます。 その内容はなんとなく『暮春詩集』をある人からもらい、その記念に自分の名を記したのかな、という感じなのですが。 時間が過ぎ、巡り巡って我が家へやって来たのも本の縁のような気がします。
ところで、まり。様
ご専攻は古い時代なので近世などは射程範囲には入らないと思いますが、最近出た本で面白いものがありましたので紹介します。 中野三敏『本道楽』は、作者の長年にわたる本とのつきあいを述べたものですが、近世書誌に関わる本としてはすこぶる面白いものです。この手の本にありがちな稀書を手に入れた云々の自慢話もありますが、それはそれとしても国文学を専攻する方々には十分に楽しめるはずです。 なお、すでにお読みになられている時はお許しください。


(無題) 投稿者:人魚の嘆き  投稿日: 8月25日(月)22時09分21秒

萬嘯廬様
ここはくだん様にも予想していただきたいところですね(笑い)。

三四郎様
`>`そこのところは想像で書かれては・・・
全く意味不明です。私は「漱石本についてどのレベルのコレクションをお持ちなのか、以前田村書店主が話されていたことがありますが、ここに書き込むのは不適当でしょう。」と書いただけで、貴兄のコレクションについて一切言及していませんよ。私は親しい方の見たことのあるコレクションでも、その方の了解なしにネットのBBSに書き込むことなど絶対にしません。まして貴兄とは面識もないし、コレクションのレベルも自分で確認したわけではありませんから。

`>`田村書店さんが私のコレクションのレベルを知るよしもないと思いますが・・・
そうでしょうか?貴兄が以前彼に送った北海道の新聞の記事(私も拝見しました)の中で、貴兄はご自分の漱石本コレクションのことを、初版重版を含め結構詳細に披露されていたと記憶していますが・・・ それに田村書店主ほどの方であれば、客との会話(探求書など)によってその客のコレクションのレベルもかなり推測できるものだと私は思います。しかも貴兄は書誌まで刊行されているのだから、その内容も大いに参考になるはずです。従って、「知るよしもない」とは言えないでしょう。
貴兄も田村書店主の力量を評価しているからこそ、貴著の中で「神田の近代文学で名高いT書店の店主」として登場させ、『文学評論』のカバーについて彼の言葉を引用されたのではないのですか?ちなみに、そこに出てくる田村書店主が一度だけ扱った『文学評論』のカバー付を買ったのは私です。価格が大幅に違っているのは、どうやら貴兄のミスではなさそうですね。 何はともあれ、私が貴兄のコレクションについて興味本位に詮索したり、ましていわんやここであれこれ言うことは、今後とも絶対にありませんからご安心ください。

ところで前に書きました通り、貴著は重版にまでよく目配りされていて「漱石本書誌」という点から貴重であることはもとより、私のようなコレクターには大変楽しく参考になる好著だと思います。 今後一層のコレクションの充実と書誌研究のご発展をお祈り申し上げます。よろしければ、またここにも遊びに来てください。


三島と古書店 投稿者:ymnk  投稿日: 8月25日(月)22時25分17秒

春の雪様
お久しぶりです。さておたずねのことについてですが、例えば山口書店が知られています(「雪」昭44・3、参照)。確か「小説化の休暇」だか「裸体と衣裳」にも神保町で古書を買うエピソードが出てきたと思います。無論ほかにも顔を出していた店はあると思いますが、詳細は不明です。そういえば、事件後の週刊誌の記事か何かで、三島は自分の初版本の古書価が上がるのを楽しみに古書店を覗いていた云々というのがあったような気がしますが、誰の文章だったか失念しました。


予想ですか 投稿者:くだん  投稿日: 8月25日(月)22時41分59秒

ベルベット様
当掲示板で「人魚の嘆き様がおつきあいのある古書店」として挙げられた古書店は、 過去ログがアップされておりませんので確認できず、私自身の記憶が曖昧なのですが、 萬嘯廬様の挙げられていた、文学堂、玉英堂、浪速書林が入っていることは間違いありま せん。ベルベット様がよくご存じかもしれませんが、人魚の嘆き様とお話していると、 これらの書店の名前がよく挙がるからです。 ・・・結局、萬嘯廬様のお答え以上には私には予想できません。


(無題) 投稿者:春の雪  投稿日: 8月25日(月)23時10分04秒

ymnk様
 参考文献まで出されて光速の回答に感嘆しています。山口書店は確か三島の著作目録だかを出している所ですよね。三島本人と親しかったとは知りませんでした。そういう関係だったんですね。山口書店の主人はまだ生きてるのかな?


中野三敏『本道楽』 投稿者:まり。  投稿日: 8月26日(火)00時34分13秒

永町様
確か講談社から出版された本でしたよね? 書店店頭でペラペラと捲った覚えがございます。 目次をチラリと見ただけですが、ご自分のことを 本好きなことになぞらえてか「紙魚」と 表現されておられたことを記憶しております。 ただその時はちょっと慌てておりましたので 結局買うのをやめてしまいました。 今度買って読んでみます。 ご紹介、ありがとうございます!


じつは 投稿者:彩  投稿日: 8月26日(火)01時25分39秒

人魚の嘆き様
『日本婦道記』にはまだ手を出していないのですよ。 お勧め作品ですか?近々読んでみようと思います。


古本屋の側から 投稿者:三代目  投稿日: 8月26日(火)10時07分23秒

古本屋の三代目です。全集の価格の下落については、古本屋にとっても頭の痛い問題です。一番困るのは前に自分の所から品物を納めたお客さんから買い戻す時ですね。新版の出たものはまだ納得していただけるんですけど、そうでないものは、「これは君んとこから○○円で買ったんだぞ」なんて言われてしまうと正直言ってつらいです。ただ全集にかんしては他店とどうしても競合してしまうから、ダンピング競争にならざるを得ないんです。初版本だったら、同じ本でも保存が違ったり、カバーが付いていたり、サインが入っていたり、条件が違いますよね。でも全集はそういう差が付きにくくて、月報欠なんてなると、よっぽど安くしないと売れません。
それとインターネットの影響も大です。日本の古本屋の検索で名前を入れてポンとキーを押せば、日本中の古本屋の在庫がわかり、価格が比較できるのですから、これは古本屋にとって厳しい話です。しかも最近は送料サービスなんていう所もあるらしいですし。他のジャンルと比べて全集が高くなりすぎたとも思えませんが、しかし昔買っていただいたお客さんにもうしわけないとはいつも考えています。


三代目様へ 投稿者:出雲人  投稿日: 8月26日(火)11時35分28秒

商売となると全集の価格下落は大変な事態だと拝察いたします。 都会の人の場合、置き場のこともあるでしょうし、図書館が経費削減で購入をひかえている気がします。全集を横に置いてじっくり読む人たちが減ったせいでしょうか。幸田露伴など新版がでるまで50万はしました。佐藤春夫もです。 山陰で暮らしている私にとって、全集でまず読むことを考えます。初版本はやはり手にした上で購入したいのです。 難しい時代ですね。


不正確です 投稿者:過去ログ探索隊々長  投稿日: 8月26日(火)12時02分22秒

くだん様
過去ログが貼り付いていない時期なので不正確ですが、人魚の嘆き様の懇意なお店の中には、北海道の弘南堂書店と扶桑書房があったと思います。


(無題) 投稿者:くだん  投稿日: 8月26日(火)13時25分34秒

過去ログ探索隊々長様
探索いただきまして有り難うございます。 弘南堂書店と扶桑書房ですか。そう指摘されますと、 人魚の嘆き様のお話に度々出る本屋さんです。 なんとなく予想がついて参りました(笑)。


(無題) 投稿者:マルドロール  投稿日: 8月26日(火)21時36分46秒

人魚の嘆き様は古本屋の何をくだん様にはなされるのですか?教えてください。


拝受致しました 投稿者:貢  投稿日: 8月26日(火)21時56分19秒

人魚の嘆き様
先程『人魚の嘆き』にて『猟奇の果』を拝受致しました。 有難う御座いました。 手数料は雪様に預かって頂いておりますので、 お寄りの際にでも、ご査収願います。 ところで、この『猟奇の果』は同一発行日の異装版があるのですね。 頂戴した本の表紙は、私、初見です。 デザイン画の違いのほか、 書名の左書きと右書き、乱歩の乱の字の旧字と新字等の違いもありました。 戦後すぐの混乱した時代ゆえの事でしょうか。 私事ですが、今週末少し遠出をして作家の生誕地を訪ねてこようと思っております。 作家に因んだお土産などがあると好いのですが…


お返事 投稿者:ダークホース  投稿日: 8月26日(火)22時25分01秒

ベルベット様、永町様
人魚の嘆き様の蔵書目録を作るお手伝いなど、私のような者にはとてもとても。ご迷惑 をかけてしまうだけです。

三四郎様
人魚の嘆き様の書斎にあった、夏目漱石が小宮豊隆に贈った本の題名は、間違いなく「 坊ちゃん」でした。小型本です。「鶉籠」というのは、「坊ちゃん」が最初に本になった 短編集のことですね。その本も見せていただきました。これにも夏目漱石の署名があり ましたけれど、あまり有名でない人宛ての本でした。


(無題) 投稿者:人魚の嘆き  投稿日: 8月27日(水)05時07分02秒

雑誌中毒様
`>`天下無敵のおひねりに後からお實銭を入れるお客さんたちがびびっておりました!
こそっと入れたのですが。よくわかりましたね。
`>`この御礼はいずれ武道館最前列にご招待という形でお返し…
あのお店の最前列で十分です。

五風十雨様ベルベット様グレノリ様
峯村さんからの手紙には「1Aは北原白秋宛」と明記されていました。グレノリ様のご指摘はもっともですが、記憶違いでしょう。

彩様
『日本婦道記』は必読の作品集だと、私と田村書店主は日頃から主張しております。何度読んでも泣けます。

永町様
`>`あえて阪本越郎あての本ということで是が非でもいただきたかったのです。それというのもこの春に購入した阪本越郎『暮春詩集』にあります。
これを典型的なダボと呼びます。貴兄も三役が近そうですね。

貢様
私は探偵小説は門外漢なので、『猟奇の果』の異装版のことは初めてうかがいました。よかったですね。

萬嘯廬様くだん様
正解は名前が挙がった5店のうちの2店です。

ダークホース様
`>`あまり有名でない人宛ての本でした。 一応漱石と親しかった帝大教授宛なんだけど・・・まあ確かに有名ではないか・・・


ご謙遜を 投稿者:たからじま  投稿日: 8月27日(水)09時39分04秒

人魚の嘆き様
探偵小説は門外漢などとご謙遜です。過去ログを拝見して、この分野でもものすごい方であることは皆さんわかっています。お見捨てないように願います。


鈴木三重吉の「千代紙」 投稿者:谷口  投稿日: 8月27日(水)17時03分35秒

人魚の嘆き様
鈴木三重吉の最初の小説集「千代紙」(明治40年俳書堂)について2点おうかがいします。
1.この本には漱石の手紙が挿入されていますが、もちろん複製です。それでも、これがない本は古書の値段が大幅に下がるのでしょうか。
2.「千代紙」にはカバーとか函がなにかついているのでしょうか。
よろしくご教示願います。


御礼共々 投稿者:四天王  投稿日: 8月27日(水)19時11分47秒

人魚の嘆き様
『人魚の贈り物』が到着いたしました。まず御礼申し上げます。この『光と響の交響 楽』という詩集は、私は初めて聞くもので、著者の岡田春潮もよく知りません。富田 砕花の系統だったようですね。これから少し調べてみます。ところで、管理人様不在 の掲示板で孤軍奮闘されていますが、どうぞご無理なさらないでくださいませ。


(無題) 投稿者:初心者  投稿日: 8月27日(水)19時57分27秒

出雲人様
そうですか。まだ値下がりしますか。私のように本代の 乏しい者にとって、全集はまとめてその作家の作品が安く読めるありがたい存 在です。しかし、もっと安くなるのがわかっ ていれば、今すぐに買う必要がないものでもありまして。う ーん、悩ましい問題です。


大発見!!!!!!!!!! 投稿者:Bori  投稿日: 8月27日(水)21時11分17秒

詩人関係リンクの所にcogito様の紹介がありました。 そこになんと。
○○さんはその最後(第五次)の『四季』の最後の同人だったそうです。
えっ!『四季』の最後の同人!これってホントですか? cogito様がそんな由緒正しい方だとはまったく存じ上げませんでした。 大変失礼いたしました。 http://homepage1.nifty.com/poem-club/tenjyou-sirazu/html/01_01.html


初心者様へ 投稿者:出雲人  投稿日: 8月27日(水)21時32分21秒

三代目さんがかかれていますが、それが現実だと思います。 読みたい作家によって値下がり幅の限界もあると思います。 全集が予定とおりに刊行されて、総額の六割か七割で買えればいいのではないでしょうか。 一円でも安く買うのなら、まめに古本屋を歩くことだと思います。私はそうしていました。 ばらで集めるのはやめた方がいいと思います。


「moonlight night in a bag」 投稿者:WILL  投稿日: 8月27日(水)22時08分40秒

Kiku様
お久しぶりです。 一つ教えてください。VOUから出版された北園の「moonlight night in a bag」を最近どこかで見かけましたか?もし見かけられたら、金額はどんなものでしょう。情報に疎いものですから、ご容赦ください。


三島由紀夫最新刊行本について。 投稿者:大輔  投稿日: 8月28日(木)01時04分47秒

 以前、私が話題にした三島由紀夫も清水文雄宛書簡が本になりましたね。今日神保町の三省堂書店で購入いたしました。「師・清水文雄への手紙」新潮社です。私には未見の写真や資料が数多く 収められており、一気に読めました。やはり、書簡関連は一連の作品を読まないと理解できない所もあり、三島作品を再読するよい機会になりそうです。本当に望むべくは往復書簡でしたが・・。


三島関連 投稿者:ymnk  投稿日: 8月28日(木)02時25分21秒

大輔様
その後慎太郎蒐集は如何でしょうか。三島書簡集、私も本日昼間偶然見つけ購入、先ほど読了しました。往復書簡はどう・・でしょうね。三島最後の清水書簡に松尾聡との連名葉書を貰った由書かれていますが、この葉書、先日の合同目録に写真版ででていました。 春の雪様 もうお読みになりましたか。


Re:「moonlight night in a bag」 投稿者:kiku  投稿日: 8月28日(木)03時17分59秒

WILL様
「moonlight night in a bag」を最近見たか、というご質問ですが…はい、見ています。ところが、見たのは間違いないのですが、それが何処だったのかをハッキリと覚えていないのです。済みません。記憶を辿りつつ心当たりを確認してみますので、一寸お待ちください。ただ、チラっと見て直ぐに戻してしまったように記憶しているので、決して安くはなかったかと・・・。

cogito様、葵の家様、散水弁様、雑誌中毒様
WILL様の上記ご質問について、モダ隊の出動を要請いたします。私が確認しているモノは、たいがい貴兄達もチェック済なので(笑)。

Bori様
`>`○○さんはその最後(第五次)の『四季』の最後の同人だったそうです。
`>`これってホントですか?
ホントですよ。しかも、その“最後(第五次)の『四季』”終刊号の表紙は○○さんの手によるものです(書影・目次ともにcogito様のHPで閲覧出来ます)。


清水文雄宛書簡 投稿者:春の雪  投稿日: 8月28日(木)07時21分54秒

ymnk様
 出たのを知りませんでした。ありがとうございます。今日すぐ買います!


存じませんでした 投稿者:ヒヤシンス  投稿日: 8月28日(木)09時27分13秒

cogito様
ご無沙汰しております。 さて、Bori様とKiku様の書きこみにより貴HPを拝見し、大変驚きとともに感動いたしました。 私は不勉強でして、「四季」が第5次まであったことも初めて知りました。ましてcogito様がその最後のメンバーで、しかも終刊号の表紙までかかれていらっしゃるとは。私が敬愛する四季派詩人の系譜に連なっているcogito様とここで出会えて、とてもうれしく思います。 終刊号の絵、素晴らしいですね。普通は山を描く場合にその前に障害物は置かないものです。そこに木々を配して山を遮るように描かれたcogito様の意図は私には知る由もありません。しかし何か、終刊号の物悲しさを投影しているように感じられました。 とりとめのない文章となりました。いつかお目にかかれる日があれば、第5次「四季」のお話などお聞かせください。


おたずね 投稿者:旧三島党  投稿日: 8月28日(木)11時16分33秒

ymnk様
先日、「東大落城」という大学紛争の事が書かれた本を読みました。その中に、当時東大の文学部長であった林健太郎氏が全共闘の学生に軟禁されるという事件について、「三島由紀夫が東大に赴いて、林氏の解放を訴えた」という趣旨の記載があったのです。三島と東大紛争と言えば全共闘との対話集会があまりにも有名ですが、西洋史学者であった林氏と三島にはどのような繋がりがあったのか、少し調べたのですが見当がつきません。この学部長軟禁事件については、三島も特に触れていないのではないかと思われます。この問題につきまして、何かご存知の事がありましたら、ご教示賜りたく存じます。


大物? 投稿者:薔薇盗人  投稿日: 8月28日(木)12時58分37秒

くだん様
こんにちは。 近々上林の大物を釣り上げられるかもしれません。 釣り上げたらすぐくだん様に自慢してもよろしいでしょうか(笑)


旧三島党様 投稿者:ymnk  投稿日: 8月28日(木)13時19分37秒

私も、林氏と三島がどういうつきあいなのかは存じませんが、林氏は、三島も設立発起人だった「日本文化会議」に参加しています。関連の三島との座談会もあったと思います。軟禁事件については「東大を動物園にしろ」にも言及があったかもしれませんが、昭和43年11月10日夜に阿川弘之と共に直接東大に赴き、結局あえずじまいだった(東京新聞、同11日記事)との由。「実にけしからん」云々コメントを同新聞によせています。


第5次「四季」 投稿者:cogito  投稿日: 8月28日(木)13時24分51秒

Salonのみなさま、おしさしぶりです(最近、詩の話題がないので御無沙汰です)。
第5次「四季」の名は、田中克己先生が堀多恵子さんの承認を得て継いだものの、旧同人や、また第4次解散以降「東京四季」「季」と東西に分かれてゐた旧会員の方々を鳩合する事かなはず、その顔ぶれは「コギト」後継誌「果樹園」のさらに同窓会といった性格のものでした。原稿も集まらず熱意も失せて自然消滅させる筈だったところに、ひょこっと私が先生のところへ出入りさせて頂くことになったのですが、この若造のためにもう一冊、終刊号を出して区切りをつけようといふことにはなったわけであります。表紙のカットを好き放題にさせて頂いたこと(ヒヤシンス様、その構図はビーダーマイヤーと貸本版水木しげるの影響です 笑)、実に誌面の半分近くを自分の活字デビューにあてて頂いたこと、この上もなく幸せでありがたいことでありました。もう10年以上昔の話、もっとも足繁く田村・石神井・下井草通ひに励んでゐたころの思ひ出になります。


こちらもご存じなければ 投稿者:kiku  投稿日: 8月28日(木)13時40分01秒

ヒヤシンス様
cogito様のHPには「詩人田中克己(回想と作品)」という○○さんのエッセーが掲載されていて、当時の思い出等が更に詳しく描かれています。私は同エッセーの「思ひ出すこと」を拝読し、ロシア文学の話題に端を発した事の顛末で(不覚にも)涙してしまいました。web上のもので泣いてしまったのは、後に先にもこれだけです。
こういった事実は広く皆様に知って頂きたく、また大変名誉な事ですので、どんどん暴露しちゃいます(笑)。


上林の大物! 投稿者:くだん  投稿日: 8月28日(木)20時05分38秒

薔薇盗人様
こんにちは。 上林の大物って何でしょう? 首尾良く釣り上げられたら思いっきり自慢して下さい(笑)


(無題) 投稿者:人魚の嘆き  投稿日: 8月28日(木)22時45分22秒

ymnk様散水弁様貢様三月兎様 『人魚の贈り物』は古本酒場「人魚の嘆き」に置いてあります。

谷口様
`>`鈴木三重吉の最初の小説集「千代紙」(明治40年俳書堂)について2点おうかがいします。
`>`1.この本には漱石の手紙が挿入されていますが、もちろん複製です。
それでも、これがない本は古書の値段が大幅に下がるのでしょうか。 手紙付で3万円、手紙なしで1万円というところです。
`>`2.「千代紙」にはカバーとか函がなにかついているのでしょうか。
白いカバーがありますがこれは珍です。

ymnk様旧三島党様
林健太郎先生と以前お話した時に、三島由紀夫についてうかがいました。ymnk様が書かれた日本文化会議が縁で知り合ったけれども、それほど深い付き合いではなかったそうです。学生を刺激しないために、わざと三島の面会には応じなかったと語ってくださいました。

cogito様
Kiuku様ご推奨の「詩人田中克己(回想と作品)」を初めて拝見しました。貴兄のお人柄が滲み出た実に名文であると思います。

yuri様
「夜光雲」を読まれた貴女は、誰よりも「詩人田中克己(回想と作品)」に心打たれると信じます。


指名投稿依頼 投稿者:裏管理人  投稿日: 8月28日(木)23時11分24秒

雪達磨様の「恋人にしたい作家」の大トリ投稿が商売繁盛により遅れていますので、新たに「我が痛恨の一冊」と題して以下の皆様に投稿をご依頼申し上げます。「痛恨の一冊」とは、簡単に言えば「買って失敗した本」または「買わなくて失敗した本」のことです。「買ったら落丁だった」「抽選で当たったと思ったら後版だった」「見送ったら珍本だった」などなど、誰もが一度ならずもご経験があることでしょう。書痴ならではのお話をお願いいたします。

ymnk様、夜汽車様、文庫中毒様、彭城矯介様、貞之介様、cogito様、貢様、ヌル様、白樺派様、くだん様、TG様、恩地喜多八様、りょくと様、大輔様、kiku様、軟鉄様、永町様、萬嘯廬様、出雲人様
どうぞよろしく。


お待ちしています 投稿者:WILL    投稿日: 8月29日(金)00時29分09秒

Kiku様
早速のお返事誠にありがとうございます。いつか思い出されるのをお待ちいたします。


(無題) 投稿者:ymnk  投稿日: 8月29日(金)04時22分29秒

人魚の嘆き様
林健太郎氏のお話、ありがとうございました。直接お聞きになられていたのですね。 先ほど書きました座談会とは、原書房刊の「国民講座 日本人の再建」収録の座談会で、林氏も三島も参加しています。(この本がなかなかない・・・)


『日本婦道記』 投稿者:隠岐  投稿日: 8月29日(金)08時55分30秒

人魚の嘆き様
『日本婦道記』のお話が出たついでに、ずっと前にテレビで吉永小百合主演で『日本婦道記』のどれかの短篇を放映したことがありました。離別させられた女性の役で、目の不自由な義母の世話をして、実は義母も彼女であることを知っていて、やがて離別の裏の事情を話すといったストーリーでした。涙が止まらない感動の作品でしたが、人魚の嘆き様はご覧になったでしょうか。


これは楽しみな 投稿者:Bori  投稿日: 8月29日(金)10時07分03秒

皆様の「我が痛恨の一冊」楽しみです。 裏管理人様、ありがとうございます。


「我が痛恨の一冊」 投稿者:夜汽車  投稿日: 8月29日(金)11時52分03秒

裏管理人様
ご指名ありがとうございます。 「人魚の贈り物」でお世話になりっぱなしなので、こういう時こそ一番槍で、後の方を書きやすくいたしましょう。 前に人魚の嘆き様が「迷ったら買う」と語られていたのを読み、「やはり大コレクターは心構えが違うもんだなあ」と思いました。 そう、私は「迷ったら買わない」典型の人間だったのです。まあ、それは懐具合の問題もあったのですが。
もう5年ぐらい前のことです。ある古書展で私は棚に並んでいた中の一冊の本を手に取りました。 「銀の匙」那加(だったと思います)とだけ表紙に書かれた柔い本で、その表紙も汚れ、中には蔵書印が。値段は1500円。 もちろん、中勘助の「銀の匙」は知っていますが、確か箱に入ったしっかりした本だった記憶がありました。「なんか変な本だなあ」と思いつつ中をぱらぱら見ると間違いなく「銀の匙」、そして漱石についての随想。 「買おうかな」と一瞬思いましたが、なにしろ箱付の本のイメージが強い。時代もほぼ同じだから「普及版かな?」という思いがちらとよぎりました。そして結局棚にもどしました。 一回りして30分後ぐらいしてから見ると、既に「銀の匙」はありません。でもその時はそれほど後悔はしてなかったのです。悲劇はそれから起こりました。
古書展の収穫をゆっくり喫茶店で広げる方は多いと思いますが、私もそういう一人で、行きつけのお店があります。 その日はたいした収穫も無くて、それでもコーヒー片手に袋から取り出して眺めていると、3人連れが入ってきて隣に座りました。話の内容から彼らも古書店帰り。なにやら大変な掘り出し物を一人がしたらしい。 そうなると、ついつい聞き耳を立てたくなるのが人情ですよね。そこで耳に入ってきた会話は・・ 「すげえなあ、それ最初の版でしょ」 「そう。あまり知られてないけど、こっちが先」 「どのくらいすんの?」 「5万以上?」 「ほんと。1500円だっけ」 「そう」 何気なく一人が手にしている本を横目で見た私は、オーバーでなく心臓がつぶれるかと思いました。 そうです。あの「銀の匙」でした。そうかあれが先だったのか! その後も彼らの話はこの本のことで持ちきり。いたたまれなくなった私は早々に席を立ちました。まさか、「それ、私が買おうと思った本です」なんていえませんものね。 家に帰って調べたら、なんのことはない、復刻まで出ているではありませんか。単に私の勘違い、いや勉強不足でした。
逃した魚は大きく見えるといいますが、この初版「銀の匙」をそれから私は見てもいなくて、大きいも小さいもありません。しばらくは古書展に通うのもいやになりました。やはり「迷ったら買う」べきでした。 これが私の「我が痛恨の一冊」です。お粗末様でした。


「我が痛恨の一冊」 投稿者:くだん  投稿日: 8月29日(金)21時10分12秒

私も夜汽車様同様、「迷ったら買わない」人間でしたので、「買って失敗した本」というものはまずございません。また、古本道初心者と致しましては、珍本、稀本は仮に遭遇する機会があっても、その存在に気づくことなく、私の目の前を通り過ぎて行ったに違いありませんので「買わなくて失敗した本」というほどの「大物」もわかりません。従いまして、この数年を顧みますに、未だ「痛恨の一冊」というほどのものはございません。 しかし指名されましたので、書痴の皆様に報告するにはいささか小物ですが、1冊挙げさせて頂きます。
約2年前に神保町のとある本屋さんで、ハヤカワ・SFシリーズ(銀背)の3001番、 ジャック・フィニイの「盗まれた街」を見かけました。しばしば見かける本ですが、 何気なく手に取ってみると、「野崎孝様  福島正実」という翻訳者同士の献呈署名本でした。値段は1800円だったと思います。「盗まれた街」はハヤカワ文庫で持っていましたのでそのまま棚に戻しましたが、帰宅してから気になり始め、1週間後に再び訪れましたが、既に売れていました。その後まもなく店は神保町から撤退してしまいました。
SFは収集分野ではありませんが、ジャック・フィニイの作品は大好きでした。 福島正実は、中学校の図書室で「SF入門」を読みましたし、ハインラインの「夏への扉」の翻訳者ということで親しみがありました。 野崎孝も、サリンジャーの翻訳で慣れ親しんでおりました。 今考えると買っておけば良かったなあと思います。痛恨度10段階の2位ですが、 もし所有者がこの書き込みを見ていて自慢されたら、5位にはなりそうです。


シノラー 様 投稿者:hazedonca  投稿日: 8月29日(金)22時55分08秒

レスが、大変遅くなり、申し訳ありませんでした。
`>`無知な私にhazedoncaの意味を教えていただけませんでしょうか?
そんなそんな、大それた意味はないので、軽く聞き流してください (⌒∇⌒)ゞ 高校の時のあだ名とプラスαしたものをハンドルネームにしただけですよ。


「我が痛恨の一冊」  投稿者:大輔  投稿日: 8月29日(金)23時35分56秒

 私は忘れっぽい人間なのか本を買い逃して後悔した記憶があまり御座いません。 特に金額と身の程を弁えて購入いたしますので、買えなかった本は忘れて次ぎの対象に向かう事にしております。  その私が今でも心離れない一冊が御座いますので紹介させていただきます。ある古本屋で見たのですが石原慎太郎の「殺人教室」初版で献呈署名入り。  なんとその宛先が花田清輝なのです。極論ですが三島由紀夫の「仮面の告白」を世に広めたのが花田で、石原氏を作家として高く評価して対談や評論で積極的に紹介したのが三島。  私には大変ドラマチックな署名本でした。全ての点と線が繋がり、巨大な文学の輪が完成するような妄想に囚われました。しかも石原氏の初期の本。宛名が申し分ない。何としても欲しい。しかし金額が3万円でその当時の私には手が出ませんでした。店を出て、何度も考え、踵を返そうかと思いましたが最終的には諦めました。
 その内に店からこの本は消えてしまいました。石原氏の署名も初期の物は(私の所有する本は浅見淵宛だからかもしれませんが)楷書で丁寧に書かれています。 実は私は「殺人教室」の署名を見ていないのです。ビニールにて厳重に梱包されており、その当時初心な私は店の人に「見せてくれ」と言い出せず、署名の残像さえも目に焼き付けられなかったのです。ただただ後悔が残るのです。  多分、楷書で丁寧に書かれたものだろうと思うと心残りです。まあ、私は後期の流れるような署名も好きですが。  今、石原氏の署名本でどうしても欲しいのは「三島由紀夫の日蝕」で一度も見たことがないです。現在、氏は都知事の要職にあるのでサイン会はしないでしょうし、ここ数年は生で署名を得るのは絶望的でしょうね。  この本が「痛恨の一冊」にならぬよう見つけたら即買いと心に留めます。

    ymnk様
 少しずつ集めております。あと収集始めたのは角川文庫で殆どが廃版状態なのです。見つかれば100円で買えるのですが、中々見つからないのが現状であります。  今度「人魚の嘆き」でお話いたしましょう。


「我が痛恨の一冊」 投稿者:cogito  投稿日: 8月29日(金)23時47分01秒

「詩集神軍」昭和17年 田中克己著

 前回にふれた、むかしむかし、田中先生の詩集を集めはじめた頃のお話です。 先生の詩集の中で何が一番簡単に手に入れられるかといふと、まずこの詩集です。いまでも目録には当たり前のやうに出るし、古書展では500円で晒されてゐることもあります。 この本が珍しくないこと位は当時の僕も知ってゐて “初版の函付のいい状態” のものを買はうと考へました。あせりは禁物です。
 で、ある日のこと。それを田村書店でみかけた。“初版の函付のいい状態”です。でも買はなかった。決して高くはなかったのですが、「もう一度神田を一回りしてそれから決めても遅くないよな。」まぁ、師の著書をさらに“なるべく安く”買はうと、さういふ了見であしらったのがいけなかったのです。  結局その日、神田をぐるぐる回って山田書店で再びそれをみつけた。ところが今度は再版で、函無しで、しかもさっきのより300円も高い。べつに山田書店が悪いんぢゃなくてこんなことはいつでもあることです。で、さらに奥付を注意してみると初版が1000部なのに再版は5000部。この本、三版以降もあるのかどうか知らないけれど、つまりいつも目にしてゐた本は後刷りだった公算が高い。しかもあのフニャフニャの函。考へてみればきれいに残ってるのみつけるの大変かも…。
 さぁ、かうなるとゐてもたってもゐられないこの気持はみなさんならお分かりでせう。田村書店は大通りをはさんだ目と鼻の先です。幸ひ通りは渋滞中、交差点の横断歩道まで遠回りしてゐる余裕なんぞは、ない! 古本屋さんと古本屋さんを結ぶ直線上を走ったのですね。止まってる車の間をすりぬけて。古本屋を目の前にしたときです。ふと横を振り向くとミニバイクが初期手塚漫画のやうに順番に三段階に大写しになって…。気がつくとぼくは電話ボックスの前(だったかな)に倒れてゐました。バイクのにいちゃんはただもうオロオロして「大丈夫?」の連発。周りの人もしきりに「救急車呼んだ方がいいよ。」と親切に仰言ってくれたのですが、ぼくはもうただ「大丈夫です!」と昂然と立ち上がると、びっこを曳きながらお札を握り締め、眦を結して田村書店に入っていったのは云ふまでもありません。
 幸ひ詩集は売れてなくて(当たり前だろ)、つまりは本を買ひ逃して後悔した訳ぢゃないんですが、店から出るとミニバイクのにぃちゃんはあとかたもなく消え去り、残された自分は、病院で足首をぐるぐる巻きにされ、詩集が何冊も買へる治療費を自腹で切ったのは云ふまでもありません。痛恨の一冊といふより痛撃の一冊(アホの一冊)。この話は以前、初めてSalonのみなさんとお会ひした年末の会で披露したものですが、その全治一週間の打撲がそれからどうなったかといふと、 実はまだ疼くのです。


御礼 投稿者:谷口  投稿日: 8月30日(土)19時04分57秒

人魚の嘆き様
「千代紙」について、詳細なご説明に感謝申し上げます。 それにしてもなんでもご存知ですね。ただひたすら尊敬しています。


「我が痛恨の一冊」 投稿者:文庫中毒  投稿日: 8月30日(土)19時13分45秒

について、すでに書き上げてはいるのですが、少々ワケあり(たいしたことではないのですが)で、月曜日に投稿いたしますので、よろしくお願いいたします。


こんな世の中に 投稿者:yuri  投稿日: 8月30日(土)20時08分11秒

kiku様
「詩人田中克己(回想と作品)」を拝読しました。 私も目頭が熱くなりました。 今の時代にcogito様のような、心温かい方がいらっしゃるなんて。 本当に奇跡的なことだし、世界で紛争が絶えないこの時代に、もっとcogito様のような方が増えたらいいのに、と思うのは私だけでしょうか。 素晴らしい文章をご紹介いただきありがとうございました。


(無題) 投稿者:人魚の嘆き  投稿日: 8月30日(土)21時16分31秒

矢吹様
お返事を失念していて大変失礼いたしました。
`>`今、現在、同じ行数の手紙で最も市場価格が高いのは誰でしょうか。また、いくら位するものなのでしょう。
同じ条件(筆記用具、行数、封筒の有無、内容など)だとして一番手紙が高額なのは、近代の文学者では宮沢賢治だと思います。それに次ぐのが樋口一葉、石川啄木、北村透谷あたりでしょう。高値を呼ぶ要素としては、需要と稀少度が大きなウェートを占めます。 賢治の手紙がいくらするか、条件の違いもあり回答は困難ですが、「ペン書き・30行・封筒付・文学的内容」だとして、500万円以下ということはないと思います。

隠岐様
「不断草」ですね。『日本婦道記』の中でも私が最も好きな作品です。吉永小百合版もよかったけれど、それより前にやった栗原小巻版も印象に残っています。今だとしたら、どの女優が適役でしょうね。容姿と演技力からして、宮沢りえか菅野美穂あたりかな?

くだん様
貴兄の本も古本酒場「人魚の嘆き」に置いてあります。ケガお大事に。

葵の家様
今日は帰りがけに褒めていただきありがとうございました。社交辞令かもしれませんが、うれしかったです。


(無題) 投稿者:くだん  投稿日: 8月30日(土)22時18分34秒

人魚の嘆き様
本日、古本酒場で「人魚の贈り物」拝受致し精算もできました。 さすがにケガのせいであちこち散策することができませんでした(笑)。


痛恨の一冊 投稿者:永町  投稿日: 8月30日(土)23時09分41秒

裏管理人様、投稿氏名をいただき光栄の極みです。 しかし、我が書架には痛恨の一冊はございません。むしろ「痛み」本ばかりです。 函なし、後刷り、書き込み、蔵印、虫食いの本を結構高上がりで購入しております。そのため満身創痍で一冊では足りないところです。 まして稀覯本の類は買いたくても雲の上のこと、目録やこのホームページの上だけのことですのでどのようなお話をしてよいのやら。 いささか恥をさらすようですが、これから本をお買いになられる方への参考にでもなればと思い書き込みいたします。
ある時期、和本に凝った時期がありました。そしてどうしても欲しかったのが古活字本といわれる 江戸時代初期に朝鮮の印刷術を真似てつくった活字印刷本だったのです。ある意味では私家本に近く製作部数もわずかなものです。その古拙な字体の美しさに惚れ込んでしまいました。しかし目録でみると端本でも20万円以上します。 これは自分で本を探すしかないと思い立ちました。それというのも活字印刷かそうでないかの区別は難しく、専門の本屋さんでも見誤ることがあると聞いたていたからです。目録の写真や百科事典の写真を暇さえあれば眺めていました。 これからは私の一人相撲です。 よく行く本屋さんが先代の宝物をみせてあげようと言ってくれました。和本が好きなことを話していたので多分それだなとすぐわかりました。 それは奉書紙に包んだ七冊もの大本でした。書名はもう忘れてしまいましたが『翰墨全書』とかいったと思います。奥書は寛永の頃になっています。字体を見ると古いものであることは確かです。自分の眼をその時わたしは信じてしまったのです。「ぜっ是非売ってください。」 高いものなので売り物ではないよ、と言われていたにもかかわらず10万円を払って買ってしまいました。
確かに古いものですが古活字本でもなく特に私のような者が持っていてもどうにもならない代物でした。その当時は別の本屋さんでもその他にもどうでもいいような端本を結構いい値段で買っていました。今、冷静になって考えるとあれは何だったんだろうと思ってしまいます。ろくに読めもしないような本を大量に買い込んでいました。今となってはなにか熱に浮かされていたような気がします。 その後、和本はどうなったかですか。家人からはこんな汚い紙のかたまりからはダニが出るとか、散々苦情を言われ、その管理も大変だったので本屋さんに引き取ってもらいました。それはもう二束三文。本当に紙くずになってしまいました。


勉強になりました! 投稿者:シノラー  投稿日: 8月30日(土)23時40分03秒

hazedonca様
そうでしたか。私はてっきり外国語の単語かと思い、いろいろな辞書を調べてしまいました(笑)。 ありがとうございました。


お知らせ 投稿者:管理人  投稿日: 8月31日(日)00時23分47秒

各位

このたび、BBS「探求書」を閉鎖し、新たに彭城矯介様をホストとするBBSを開設することになりました。新BBSの概要については、近日中に彭城矯介様がSalon De 書痴で明らかにする予定です。 なお、今後は探求書をSalon De 書痴に書き込んでいただければ幸いです。


実らぬ恋 投稿者:雪達磨  投稿日: 8月31日(日)03時23分13秒

人魚の嘆きさま
遅くなって申し訳ありません。「恋人にしたい作家」の結論です。
私の好きな作家は恋人として考えるとほとんど最低の人ばかりです。荷風の女になるにはまず、売女にならなければなりません。これはいけません。谷崎の女になるにはあの人の性癖につき合わなくてはならない、それはつらそうです。しかもM子にいびられます。これもいただけません。鏡花といっしょだと食生活が偏りすぎで私の大好きな寿司が食べられなくなります。これは堪えられません。勇の場合は浮気ばかりで気苦労が絶えないでしょう。これも嫌です。秋江などはストーカー行為をしそうでちょっと怖いです。それに祇園のツケまで払わされるはめになりそうで、最低です。漱石はいっしょに神経症に悩まされそうです。芥川、有島、三島、太宰、川端などはご存じの理由により論外です。鴎外、露伴は良さそうですがきっと明治男にはついていけないと思います。
結論として吉田建一あたりが良さそうです。作品はあまり読んでいませんが…。まじめに考えた結果、こんな結論になりました。まぁ、以上に挙げた作家の誰ひとりにも相手にされるわけがありませんが。


「我が痛恨の一冊」 投稿者:ヌル  投稿日: 8月31日(日)03時42分01秒

錚々たる諸氏に紛れ込んでしまいましたので、こりゃ早めに投稿してしまわない ことには敵わん!と思ったのですが、なかなか本が出てこなくて日頃の整理の 怠慢ぶりに対する呪いを、自らにぶつけたくなりました(笑)。 私にも乏しい経験ながらも、やはり「あの時買っておくんだった!」という本が いくつかございます。その後悔の念に苛まれるのがイヤで、ひっかかってくるもの は「買う」ようにしております(もちろん私の小さな身の丈の範囲内で、ですが)。 「ああ、人はこういう経験を通して業が深くなっていくのか」などと戯言を思う ものの、それでもなお完全に失敗を減らすことはかないません。 このような入手し損なった本についての「思い」は、いつまでも過去のものとして 褪せることがないのが困りモノですが、私の糧にもなっております。
さて今回選んだものは、雑誌「中学世界」であります。昨年のデパート展にて目録 で注文したのですが、本命2点と共に求めたものです。「中学世界」にはエドガー・ ライス・バローズのターザンの翻訳「長篇怪奇冒険 人か獅子か」が掲載されて いたことを思い出したからで、調べたところ、大正14年4月号から連載開始でした。 ところで目録には多くあるような「第○○巻 第○号」という表記がなされており、 第5号でした。まあ、これならほぼ間違いなく、増刊でも一冊あれば連載開始号 かもしれないと注文したのですが…。 本命2点はハズレ、この「中学世界」が(どうやら競合もなく)当たり。状態も 良しだったものの、会計を待つ間に開けてびっくり、なんと第5号なのに3月号 だったのです。3月号にして2冊も増刊を出していたのか…?というのと共に、 世の書狼たちは知ってたから注文を遠慮していたのか!?という疑念が(笑)。 なにしろ類する雑誌の本命の方は重複していた訳ですから。
実はこれに限らず、手に入ったものについては後悔とかを殆ど感じたことが ありません。今回もそれはそれで良かったと思っています。こうしてネタに出来て いる訳ですし(笑)。「痛恨」とは少々異なりますが、教訓となる失敗でありました。 そして今もって「人か獅子か」掲載号は一冊も入手していなかったりします。


ダボの祝書日誌 投稿者:文庫中毒  投稿日: 8月31日(日)10時02分58秒

志功装丁本蒐集日誌その23

8月23日
あきつ書店から ツルゲネーフ著『時計』一誠社、昭和12年初版、函並本(6,500円) 氷川書房から 松木良勝著『松木良勝詩集 敬天愛人』秀統社、昭和39年、函(2,000円) が届く。『時計』は、先日あきつ書店に注文した際見落としていたもの。まだあるかなと思って葉書を出しておいたら・・・届いた。
8月27日
龍生書林から志功装丁本ではないが、 秋朱之介著『書物遊記』書肆ひねや、昭和63年初版、函帯別冊付録付美本(4,500円) が届く。未刊となってしまった志功の板画集『季節の花籠』の草稿写真や、別冊に掲載されている『ヴェニウス生誕』に関する対話を見ておきたくてようやく購入。 まだ持っていなかったのかと言われそうである。
8月29日
今年3月に『風物記』『南枝北枝』など、ぐろりあ・そさえての志功装丁本を纏めて注文した文庫櫂から、 ぐろりあ文庫五冊 斎藤史著『魚歌』日本打球社(新ぐろりあ叢書)、昭和18年 出口草露著『歌集 草露集』出口草露歌集刊行会(神戸市)、昭和29年 の寄贈を受ける。3月の目録に掲載されなかったもので、突然の嬉しいプレゼントに感謝の言葉もない。 極端に筆不精の私としては珍しく早速お礼状をしたためる。志功絵の入った特製便箋を用いて。 『歌集 草露集』は、初めて目にするもの。こんな例は各地にまだまだ埋もれてるのだろう。ぐろりあ文庫の中では、復刻本しか持っていなかった影山正治著『古事記要講』が特に嬉しい。その他はすでに架蔵してはいたが、贈っていただいた本の方が保存状態が断然良く、総入れ替えすることが出来た。志功装丁本蒐集に益々弾みがつく。


出不精男 投稿者:フリーズ  投稿日: 8月31日(日)10時42分18秒

文庫中毒者様
「極端に筆不精の私」・・・
どうか悪い冗談はやめてください。 蒐集日誌、リアルタイムになって、次はいつかと待っていました。 お見事の一言です!


贈り物の予感が・・・ 投稿者:管理人&人魚の嘆き  投稿日: 8月31日(日)11時41分03秒

日曜日だから白昼の開催があるかもしれないよ。


本当に筆不精 投稿者:文庫中毒  投稿日: 8月31日(日)12時02分46秒

フリーズ様
蒐書日誌をいつも見ていただき有難うございます。 筆不精は本当です。ワープロでの返事はよく書くのですが、直筆となると、年に数回が関の山です。悪筆を少しでも直そうと、最近は「筆」で宛名書きをするように心がけています。


回答御礼 投稿者:矢吹  投稿日: 8月31日(日)13時19分10秒

人魚の嘆き様
ありがとうございます。賢治でしたか。啄木か中也なのかと思っておりました。 それにしても500万円以上とは恐ろしや。天国でみんなびっくりしていることでしょう。


買い逃した五部作 投稿者:出雲人  投稿日: 8月31日(日)15時14分31秒

裏管理人様、ご指名ありがとうございます。 大学時代、中村真一郎「死の影の下」五部作完本が早稲田浅川書店で、12000円でした。 当時、お金がなく、諦めて下宿に帰り、それでも欲しくて翌日いきました。生活費をすべてもってのことです。しかし、売り切れでした。以後、ばらで拾いだしていますが、あのとき見た本以上の美本がありません。とりわけ「愛神と死神と」はなかなか見つかりませんでした。以前田村書店で帯なしを求めましたが、帯があると思いつつ、まだ一度も完本を手にしていません。
同時期、立原正秋の著作が10冊余、すべて識語入り六万で、さとし書房にありました。数ヶ月棚にありました。月10万で生活していた立場としては、とても無理でした。数年後、店主はあの値段は安かったとくやんだ言葉をききました。 学生時代の本が一番悔しく思いだします。毎日その界隈を歩いていましたから。 安藤書店の息子が田村書店で修行をしていたとき、昔話をしたものでした。


古きよき、されどわれらが日々 投稿者:旧三島党  投稿日: 8月31日(日)20時10分48秒

ymnk様人魚の嘆き様
三島由紀夫と林健太郎の関係についてご教示賜り厚く御礼申し上げます。「日本文化会議」という組織については全くの不案内でした。東大紛争はあの時代を生きた者にとっては、三島の衝撃的な死と並んで精神生活に大きな影響を与えたものです。どちらも時代の中で風化していくのは已むを得ませんが、思想の賛否は様々あれ、日本人がまだ基本的にはひた向きに生きていた時代であった気がします。そう思うのは、恐らく小生が今の時代に取り残されているからでしょうが。


「人魚の紅葉狩り」のご案内 投稿者:管理人&人魚の嘆き  投稿日: 8月31日(日)22時46分40秒

「人魚の紅葉狩り」 

皆様
秋の夜長、一晩中の書物談義が堪能出来る「人魚の紅葉狩り」を下記の要領で開催することになりました。つきましては、参加ご希望の方は9月30日までにお申し込み願います。
1.日時   10月18日(土) 午前〜 10月19日(日)夜までの一泊二日
2.場所   軽井沢(北軽井沢「リゾート北軽」内の貸別荘)
3.参加資格 @「Salon De 書痴」に集う古書愛好者(過去の書き込み歴は問いません。下戸の方も歓迎)。
      A酒癖の悪くない方。飲むと騒ぐ、説教調になる、愚痴る、助平になる、人はお断り。
            B楽しい古書の話を好む方。政治・宗教など議論をしたい方は別の場所で。
4.会費   6000円(当日徴収)。足が出た分は管理人&人魚の嘆きが負担します。
5.申込方法 「Salon De 書痴」に書き込み、管理人宛に本名・住所などの情報をメールして  ください(既に連絡済の方は不要)。
6.イベント 恒例の豪華景品が当たる大ビンゴ大会、等々
7.交通手段 東京及び近郊の方は往復とも集合場所より自動車に分乗して参ります。


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