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Salon de 書癡 過去ログ 2003 7月

飢ゑたハイエナの群れに古書の山を 投稿者:彭城矯介  投稿日: 7月 1日 (火)00時17分18秒

綾部「亨ちやんもすつかり元氣になつたやうでよかつたわね」
辰巳「全く現金な奴ですよ。他人の氣も知らないで」
綾部「そんなこと言ふもんぢやないわ。ところで今度の古雜誌奪取計劃は順調 なの? 」
辰巳「實はその件なのですが、本當に修達だけに任せておいて大丈夫でせう か。私も援軍に廻つた方がよいやうに思ふのですが・・・」
綾部「あら、あの仕事は辰巳さんの專門外だと思つたから、修ちやん達に一任 したのに、貴方、興味があるの? 」
辰巳「はあ、そのォ〜實物を拜んだ事が無いから今まで關心が持てなかつただ けで、本物に接すれば自づから興味が湧いて來るのではないかと・・・」
綾部「貴方も欲が深いわねえ! でもね、修ちやんは貴方より年長なのよ。年長 者は尊重して上げなさい。分かつたわね」
辰巳「くうううぅぅぅぅぅぅ〜〜〜〜」

>kiku樣
前囘の「これは大變な事に」といふのは、塚本邦雄生田耕作對談に於ける、生 田氏の發言を眞似したものです。 生田派の諸兄に吊し上げをくらふと恐いので、豫め出典を明らかにしておきま す。

>管理人樣
BINGO card確かに到着してをります。有難う御座いました。 ところで新しい登録者名簿中、マツダ樣のお名前が二つになつてゐるやうに見 受けられますが、同名の方がお二人いらつしやるのでせうか。

>人魚の嘆き樣
さういへば先日某所で、比較的新しい詩集類なのに何故かナフタリンの匂ひの する物が大量に竝んでをりましたが、まさか本當に? 罰則としては、前囘の『轉身の頌』にまで遡つて新ルールを適用するのがよろ しいかと愚考仕ります。


てんてるだいじん 投稿者:kiku  投稿日: 7月 1日(火)04時05分13秒

彭城矯介様
「亨ちやん」と「辰巳さん」は直ぐ分かったのですが、「修ちやん」て一体誰 なんでしょうネ?(笑)。でも、確かあのドラマシリーズでは、「修達」はい つもクタビレ儲けだったはずですが(笑) ホントに出入禁止になりそう・・・。


(無題) 投稿者:cogito  投稿日: 7月 1日(火)04時46分42秒

“綾部のババア”はひっこむべし(笑)。


予想ランキング 投稿者:賞物小僧  投稿日: 7月 1日(火)08時31分06秒

いよいよ決戦の火蓋が切られますね。 そこで「勝手にシンドバッド」が25年ぶりにオリコン1位になったことを祝 し、「勝手に『人魚の七夕』人気投票ベストテン」を発表します。 1位.『白髪小僧』 2位.『日本橋』 3位.『モダニズム雑誌一括』 4位.『刺青』 5位.『春の雪』 『幽霊遠島船』が入っていないのはなぜ? フフフフ。


アレにしました 投稿者:善蔵  投稿日: 7月 1日(火)10時53分24秒

鬼涙様
第一希望はおそらく競合しませんよ。ここでダボという古書用語を知り、私も 諸先輩にならってダボ道を究めようかと思っているのです。従って第一希望は アレではありません。アレです。

管理人様
レベルの低い投稿をお許しください。削除されても依存ございません。


書痴たちの七夕 投稿者:天保銭  投稿日: 7月 1日(火)11時02分21秒

 実は、今のいままで「ビンゴ大会」というものの仕組みがさっぱり理解出来 なかったのです。 さきほど、ようやく実体が判明しました。未だ不明な点が二三ありますが。さ らにサイトが三つに分かれている事にも今頃気づきました。そのために投稿の 流れが突然変わる理由も理解できました。  頭が悪いことも理由のひとつですが、最たる原因は参加資格が二つも欠落し ているので 一人、蚊帳の外だったからでしょう。しばらくこの話題で盛り上がるのでしょ うね。 第一回ビンゴ大会の時は、何を騒いでいるのかさっぱり判りませんでしたし、 判ろうともしませんでした。今、初めてこのサイトを見た人にとっても取り付 く島がありませんでしょう。 わたし自身がそうでしたから。そういう方は第三回を待って登録すればいいの ですが。  探偵王様のように「寄贈」という参加の裏口を知りましたので、裏から参加 しようかとも思っています。 但し管理人さま、人魚の嘆きさま、探偵王さまとは蔵書のレベルが余りにも違 いすぎるので 裏口入学も拒否される可能性が大です。雑本が何冊か混じって、出品目録を汚 す可能性が大きいし、まだお許しを頂いていないナナさんに又しかられそうな 気がしてきました。 暫く、口をあけて傍観しております。


ビンゴ!ビンゴ! 投稿者:yuri  投稿日: 7月 1日(火)11時28分46秒

yuriです。お久しぶりです。
>私は数多くの著名な古書コレクターを直接知っておりますが、近代文学で人 魚の嘆き様のレベルまで到達した方は一人として存在しません。 また恐らく今後も現れないでしょう。 そういう方と知り合えた幸福に感謝しなければならないと私自身思っていま す。 まして 「神保町やオフ会でお会いした時に古書だけでなく色々なことを教わっている者 です。」 とありますが、これはもう大変なことです。 私の周囲の年季の入ったコレクターでさえも、人魚の嘆き様と古書の話がした くてたまらないのですよ。 私もくだん様やこの掲示板の方々が羨ましくてなりません。
このベルベットさまの書きこみを拝見してあらためて、「私はしあわせ者なん だなー」 と思いました。人魚の嘆きさまのような方と私のような者が古書の話をするの は贅沢す ぎますね。
さあ、今日から『人魚の七夕』(第2回大ビンゴ大会)のはじまりですね。私に は本の価値 は全然わからないので、もしあたったら賞物小僧さまのランキングの高いもの をいただ こうかなーと。あっ、これをダボというんでしたね。それと私の先生はいつも とてもお 優しいのに、このビンゴについてはノーコメントでしたね(笑)。すごく気合が 入ってい ました。 皆さんがんばりましょう!


おねがい 投稿者:天保銭  投稿日: 7月 1日(火)12時34分01秒

 管理人さま たいへん申し訳ありませんが、他に方法がないので「月下の宿 帳」の管理人さまへの伝言板として、ちょっと間借りさせていただきとうござ います。 「月下の宿帳」では永らくお世話になりましたが、遂に一切の投稿が出来なく なりました。 この設定?は恐らく永久に解除されないと思いますので、この場をお借りして お世話になった方々にもお礼を申し上げます。わたくしにとっても、たいそう 楽しい掲示板でした。  文字化けした書き込みとそれに対するコメントなどを全て削除願います。 一回位ならスッキーさんの言われるように暗号みたいで面白いかも知れません が こう続くと汚いだけで、何の意味もありませんから。


明治古典会目録 投稿者:マヴォ  投稿日: 7月 1日(火)20時03分14秒

kiku様雑誌中毒様散水弁様
『人魚の七夕』(第2回大ビンゴ大会)に釘付けだとは思いますが、 その話題はBBS『人魚の贈り物』に任せ、こちらは正統派?でいきまし ょう。今日、明 治古典会大入札会の目録が届きま した。皆様もご覧になったでしょうか?全体の印象は「小粒だなー」というこ と。 まあこれは管理人様と人魚の 嘆き様の責任?でもあるわけで、「マダム・ブランシュ」7冊など、昨年ま でなら「おー、すごい」と思ったはずですが、今年は一括が登場した ばかりなので感動しませんでした。「なんだ、「マヴォ」も「GGPG」もないの か」 などという不遜な言葉を目録を前にして 発してしまいました。
本も「FRONTIER」「天の手袋」「煙の直線」20部「黒い火」30 部「燕の書」など出ていますが、とりわけモダニズム系 は目立つものはないと思いました。ただ散水弁 様の山中散生は「ラディゲ遺墨」と「放縦」の2冊が出ています。確 か「放縦」はご探求書では? 『人魚の七夕』(第2回大ビンゴ大会)の出品本も随分あります。「日本橋 」「刺青」「故園の歌」。しかし「日本橋」と「刺青」はあまり きれいで なさそうだし、「故園の 歌」は2冊出ていますが、1冊はカバーなし、もう1冊もカバーはあるが 署名はないようです。こうして見ると、ますます『人魚の七夕』(第2回大 ビンゴ大会)の物凄さが実感されますよね。 私は下見に行くことができませんが、もしどなたか行かれる場合には、 是非下見会レポートをお願いします。


「暴流のごとく」 投稿者:由紀夫  投稿日: 7月 1日(火)22時37分25秒

旧三島党様ymnk様大輔様
お尋ねします。 三島由紀夫の母倭文重が三島の七回忌にあたって「新潮」に書いた「暴流のご とく」という文章は、何かの単行本に収録されているのでしょうか。


暴流のごとく 投稿者:ymnk  投稿日: 7月 1日(火)23時57分35秒

由紀夫様
2000年に新潮文庫から名エッセイアンソロジー(?)として出された『百 年目』というのに収録されています。銀色のメタルなカバーの文庫です。最近 見かけませんが・・・。取り急ぎ


お礼 投稿者:由紀夫  投稿日: 7月 2日(水)07時09分34秒

ymnk様
早速のご教示ありがたく、感謝申し上げます。 恥ずかしながら『百年目』という本のタイトルすら知りませんでした。 新刊本で手に入るのか判りませんが、もし絶版でも新潮文庫なら図書館にある と思います。 ありがとうございました。


寄贈の件 投稿者:旧三島党  投稿日: 7月 2日(水)09時21分33秒

由紀夫様
小生『百年目』を所有しておりますので、よろしければ差し上げましょう。 以前伺った住所でよろしいですか?


謎の安寿書房 投稿者:金ちゃん  投稿日: 7月 2日(水)11時19分41秒

Easy Seekより安寿書房目録
 「黄眠コレクション」一括 6,543,200円
 「山本六三銅版画コレクション」一括 2,368,000円
  限定版「足穂大全」全6巻揃 630,000円
 「矢野目源一コレクション」一括  586,900円


やす様感想 ━ゼロを一個付け間違へてるのかと思ひました。
JIN様感想 ━「売る気あるの?」
金ちゃん感想 ━コレクターくずれかな? http://www.easyseek.net/item/5247303/


謎寿書房 投稿者:天保銭  投稿日: 7月 2日(水)12時48分40秒

 天保銭感想  ━持っているのを自慢したいのかな。  取引のある方に訊いて見たら、実際にオーナーは女性で商売になっているそ うです。 この間まで、「アルフォンス井上銅版画コレクション」一括 2、000、0 00円位で出ていたけれど、消えている。まさか売れたとは思えないけど。 本人に伝えたら、椅子からひっくり返っていました。もうすぐ彼の「銅版画 集」が上梓されるのでよろしく。因みに価格は総天然色で数千円です。 山本六三さんの遺族はこれを見てネット販売を考えはじめたものですから説明 するのが大変でした。 同氏の遺作の一部は私が預かっているので、倉庫に数億眠っているのか。


まさに、夢の饗宴 投稿者:kiku  投稿日: 7月 2日(水)12時55分00秒

マヴォ様
明治古典会の情報、ありがとうございます。勿論、私も下見には行けません。 それどころか目録も未見です(何か違うトコのは来てましたが、目を通す暇が ・・・)。 “昨年までなら「おー、すごい」と思ったはずですが”とおっしゃるお気持は 分かりますが(笑)、言うまでもなく、あの御二人が凄すぎるのです。先日も 管理人様とお話していて「あんなものは(以下、略)」「そんなものは、その 辺に(以下、略)」などと軽〜く言われるので、ハァ〜…と溜息をつきつつ傾 聴したのですが、帰宅後、自分の貧相な書架を眺めて直ぐに現実にかえりまし た(笑)。

金ちゃん様
“謎の安寿書房”には、『饗宴』という雑誌も四冊セットで出ていますが、管 理人様が森銑三氏の誤りを正されたというのはコレだったのですね。(みなさ ん先刻ご承知で、知らなかったのは私だけなのかな…)


Re もろもろ 投稿者:雑誌中毒  投稿日: 7月 2日(水)16時13分40秒

マヴォ様
明治古典会の情報ありがとうございます。当方まだ未見。 今週末にでもチェックしてみます。反応はその後でご容赦を。 それにしてもここであれこれ読み書きしていると値段やレアさ 具合についての正常な判断ができなくなりますね。

kiku様
貧相であるかどうかは値段で決まるものではないと思いますです。 私はkikuさんの興味の対象を多少知っているつもりですが、 ダボ気味の私などよりはずっとポリシーがあると思っています。

金ちゃん様
自分(JIN)で振っておいて何ですが、謎寿書房さんのような商売は ある意味アリなのかなと思わないこともありません。 値段をどうつけるかは所有者の勝手ですから、100冊のうち1冊でも 売れれば元が取れるというのは、結構効率がいい商売なのかなぁと…。 しかし私のような客の立場からは、残りの99冊が倉庫のコヤシ化して、 流通しなくなり、もしかしたらそれを手に入れられた人の手元に届かない ので迷惑だなぁ、と思ったりするわけです。そういう意味を込めて書きまし た。 最近のK宮山さんも…(またグチに入りそうなのでここでストップ)


旅先にて訂正 投稿者:管理人  投稿日: 7月 2日(水)19時41分01秒

雑誌中毒様
謎寿書房→安寿書房 K宮山→小宮山
何度も注意させないこと!もちろん貴殿のHPではご自由に。


明治古典会の目録 投稿者:Bori  投稿日: 7月 2日(水)20時39分46秒

kiku様,雑誌中毒様
Boriです。 以下のURLで明治古典会の目録見られますよ。 http://www.kosho.ne.jp/%7Emeiko/ 明治古典会 投稿者:散水弁  投稿日: 7月 2日(水)21時44分19秒

マヴォ様
情報ありがとうございます。今後とも同好の士として、情報交換お願いしま す。私も目録未見でしたが、Bori様のおかげで書影を確認しました。(Bori様 ありがとうございます)


(無題) 投稿者:人魚の嘆き  投稿日: 7月 3日(木)00時25分14秒

『人魚の七夕』は前回チャンピオン(?)がわずか2日目にして自爆するという大 波乱の幕開けになりました(毎日自爆してるからだよ。ーby偽スッキー)。しか し前回チャンピオンには、引き続き特別コメンテーターという立場で参加を委 嘱しておきましたので、cogitoファンの皆様はご安心ください。

文庫中毒様
先日、目録でお買いになった志功装丁本が田村書店に39000円であります。た だし彩色は全くされていません。ご参考までに。 それと経過報告ですが、例の署名本は知人も誰も持っていませんでした。コレ クターズアイテムではないことと、署名した数そのものが少ないと考えられま す。業者市場も含めて継続して探索します。

倉田様
清瀬一郎『正気』に関しては私もなにがしか回答できますが、ここはやはり管 理人様のご帰京を待ちましょう。

kiku様雑誌中毒様散水弁様
七夕市の目録、ネット以外にも本がご入用であれば金曜日に差し上げますが。


ありがとうございます! 投稿者:由紀夫  投稿日: 7月 3日(木)06時18分34 秒

旧三島党様
『百年目』ありがたく頂戴いたします! 住所は以前のもので結構です。 ありがとうございます!


芥川也寸志献呈署名本? 投稿者:龍之介  投稿日: 7月 3日(木)10時55分52 秒

人魚の嘆き様
Bori様に教えていただいた明治古典会のネット目録に、「芥川龍之介初版本一 括」-羅生 門影燈籠他 芥川也寸志献呈署名本二冊含というのが出ています。お聞きした いのは、 この芥川也寸志献呈署名本なのですが、署名のない本よりも金額的に高くなる ものなの でしょうか?ご指導お願い申し上げます。


『月に吠える』署名本の落札価格 投稿者:青猫  投稿日: 7月 3日(木)12 時01分02秒

人魚の嘆き様
私も龍之介様に便乗 して教えを乞います。目録に『月に吠え る』のカバー付き、そして献呈署名本が出ていますね。署名がな いと、『月に吠える』はここ近年状態によって100 万円から150万円ぐらいだと思います。しかし献呈本は あまり出てこないので見当がつきま せん。おおよそどのぐらいの落札価格を予想されますか。もし差し障りがなけ れ ば人魚の嘆き様の予想をお聞かせくださいませ。


七夕目録 投稿者:散水弁  投稿日: 7月 3日(木)12時02分18秒

人魚の嘆き様
七夕市の目録の件ですが、ありがとうございます。是非入手いたしたく。お手 数おかけします。 金曜日、よろしくお願いいたします。


感謝いたします 投稿者:kiku  投稿日: 7月 3日(木)12時23分12秒

Bori様
ご教示、ありがとうございました。ネット原始人としては「便利な世の中に なったなァ」と思いつつ確認いたしました。マヴォ様がおっしゃっていた『煙 の直線』は特装なんですね。 ボク、cogito様と同じく、裸の普及版でもいいんだけどなァ・・・。

人魚の嘆き様
目録、お言葉に甘えるようですが、私も頂きたく存じます。どうぞ、よろしく お願いします。


七夕目録 投稿者:雑誌中毒  投稿日: 7月 3日(木)12時56分46秒

人魚の嘆き様
昨日私のところにも目録届いていましたので大丈夫です。 ありがとうございます。

マヴォ様
そういうわけで趣味の偏った小生(割と貧乏)のつまらない感想など少々。
・詩神:単価はそこそこだけど、総合誌だし、総額的にもパス
・文芸汎論:単価はそこそこだけど、手元とだぶりそうだし、総額的にも泣く 泣くパス
・詩人時代:個人的には魅力的だが、総合誌だし、総額的に泣く泣くパス
・VOU:戦前版の部分がかなり魅力的だが、総額的に泣く泣くパス。     去年のセットも倍近い値段になったと聞いてるし。
・マダムブランシュ合本:写真を見るかぎり痛々しいし別件があるのでパス
・マダムブランシュばら:7冊20万ならはっきり言って安い(と思ってしまう所 が病気かも)。     けどこの値段で落ちるとはとても思えない。悩みどころ。
・文章法:これは狙う価値ありだと思います>散水弁様。個人的には手元とだ ぶるのでパス。
ということで、個人的には割と楽しいです。しかし資金が・・・

管理人様
ついついいつもの癖が出てしまいました。 失礼しました。以後改めます。


「赤土の家」 投稿者:落下傘  投稿日: 7月 3日(木)14時09分27秒

人魚の嘆き様
私にも教えてください。 七夕目録で金子光晴の「赤土の家」を見てかなり興奮しています。 10年に1冊といってよい珍本ではないでしょうか? これを逃すとチャンスはもうないのではと思ってしまいます。 いかがですか?


由紀夫様 投稿者:大輔  投稿日: 7月 3日(木)17時27分42秒

  由紀夫様
 今回は偉大なる先輩方の答えがございましたので見送らせて頂きました。ご 了解ください。

 皆様
 さて、七夕目録で盛り上がっていますが、私が下見会で見たいのは三島由紀 夫草稿「林房雄氏の 文芸時評」と石原慎太郎草稿「監督日記」ですね。あとは三島由紀夫初版本7 種、「空中紳士」 です。平沢貞通の絵も見たいし、7月18日は一人でちょろちょろと動き回る 事でしょう。  そうそう、写真できましたので近日中には配送する予定です。まだメールし てない方、お待ちしてますよー。


(無題) 投稿者:文庫中毒  投稿日: 7月 3日(木)19時54分32秒

人魚の嘆き様
 ご連絡有難うございます。残っているかどうかわかりませんが、次回上京の 折には、田村書店奥の突き当たりに眦決して突入したいと思います。  また、個人的なとんでもないお願いに、お手数を煩わせてしまい、申し訳あ りません。気長にお待ちいたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。


七夕談義 投稿者:人魚の嘆き  投稿日: 7月 3日(木)23時12分55秒

龍之介様
署名本、献呈本、識語本などは、通常その本の刊行と同時代に書かれたものが 尊ばれ、高値を呼びます。例えば、島崎藤村は昭和に入ってから明治時代に出 した緑陰叢書にかなり署名を入れていますが、発行当初の献呈本に比べて評価 は格段に落ちます。変な例ですが、今になって野茂投手が近鉄のユニフォーム にサインしても、それを欲しがる人はあまりいないのと同じことです。 まして「芥川也寸志献呈署名本」の場合、いかに著者の子供で有名人とはい え、著者本人ではない人物がしかも刊行後ずっと経って署名したわけですか ら、付加価値が大きく高まることはありません。もちろん芥川也寸志のファン であれば話は違うでしょうが、私は芥川に限らず誰であれ、大正期の初版本に 戦後の子供の署名などいりませんね。
ただ、もし芥川夫人が死後まもなく出版された『三つの宝』をすぐ誰かに献呈 署名した本があれば興味があります。その本は芥川本人が署名することは不可 能であり、しかも同時代の息吹が感じられるからです。そして恐らく芥川ゆか りの人物に宛てたものだからです。

青猫様
『月に吠える』の献呈本の場合、まず@献呈署名か著者献呈か、A宛名は誰か の二つの要素が重要です。近年、朔太郎と関係の深い人物宛の献呈署名本は出 ていませんから(数年前の七夕市に出た山村暮鳥宛も著者献呈本でした)、もし この条件の美本が出れば200万円は軽く超えます。 そしてもう一つの重要な要素は、伝説の旧横綱ダボK氏が入札するかどうかで しょう。もし彼が天下無敵の札を入れるレベルの献呈署名本ならば、青猫様が 落札するには「片手」が最低必要でしょうね。

落下傘様
以前も『赤土の家』についてお尋ねいただいた記憶がありますが、お答えはま だでしたか・・失礼いたしました。確かに稀覯本ではありますが、私はこの10 年で今回の本を含めて3冊見ました。従って、「これを逃すとチャンスはもう ない」はいささかオーバーと思いますが、しかし次にいつ出てくるかは保証で きない本ではあります。


さすがですね 投稿者:落下傘  投稿日: 7月 4日(金)06時46分58秒

人魚の嘆き様
おはようございます。 「赤土の家」について早速ご教示いただきかんしゃいたします。 そうですか、10年間で3冊もご覧になっていますか。 さすがとしか申し上げられません。 私は幻の本だとばかり思っていたので認識を新たにしました。 下見に行けると思うのでじっくり観察し、今度はメールでご相談させてくださ い。


「魔女」一部本 投稿者:私の耳は・・・  投稿日: 7月 4日(金)08時35分 48秒

人魚の嘆き様
以前話題に上った酒井潔の肉筆画が表紙絵となった佐藤春夫著「魔女」一部本 につい て、写真では見たことがありますが本の体裁を知りません。普及版や特装版と の違い などをお教えいただけませんでしょうか。


三島の色紙 投稿者:春の雪  投稿日: 7月 4日(金)09時23分02秒

ヤフオクに自衛隊員の光武三曹という人宛の三島由紀夫の色紙が出ているんで すけど、光武三曹とは三島とどういう関係の人なんでしょう。ご存知の方はい らっしゃいませんか?自衛隊の不発弾がヤフオクに出て話題になりましたが、 こっちは全然話題になっていないようです(笑い)。


シミなのに 投稿者:マルドロール  投稿日: 7月 4日(金)15時49分49秒

三島の色紙はシミがひどくても高いんですね。おどろきました。


『月に吠える』署名本の落札価格 投稿者:青猫  投稿日: 7月 5日(土)01 時05分52秒

人魚の嘆き様
御礼が遅くなり失礼いたしました。『月に吠える』署名本の落札価格につい て懇切丁 寧な解説に感激 であります。また言うまでも ないことながら、人魚の嘆き様の天下無敵の札と張り合うつもりなど毛頭あり ま せん。前にどなただったかが、人魚の嘆き様の入札しそうな本は始め から辞退してしまうというお話があり ました。過去ログ のどこかにあった記憶があります。私など員数外でお 願い申し上げます。ありがとうございました。


過去ログ検索 投稿者:Bori  投稿日: 7月 5日(土)09時52分51秒

くじ運のないBoriです。
>前にどなただったかが、人魚の嘆き様の入札しそうな本は始めから辞退して しまうというお話がありました。過去ログのどこかにあった記憶があります。
ビンゴは駄目だけれどSalon De 書痴の過去ログのことは私におまかせを。見 つけてきましたよ。
>玄誠堂目録 投稿者:秋山  投稿日:12月17日(火)08時20分10秒 ある古書店で七夕古本市の目録を見せてもらったのですが、そこに「春鳥集」 のカバーがついた田山花袋宛の献呈本が載っていました。自分で買えるはずも ないが店主に尋ねたら「これを買う人は決まっているんですよ」と言われ、ま だ入札前なのに、どの世界にもすごい実力者がいるものだと驚いたものです。
>『白い歓喜天』と『梟の城』 投稿者:管理人  投稿日:12月16日(月)17 時24分17秒 実名は伏せても皆様お判りでしょう。今や珍本を出品する業者の一大関心事 は、彼が入札するか否かだそうです。偉いんだか、馬鹿なんだか。
>「サボテン島」の超特製1部本 投稿者:マヴォ  投稿日:12月16日(月)16 時42分45秒 超有名な詩集コレクターが興味を示さなかったらしいので、百万円を超えな かったということでした。実名は伏せさせていただきます。


指名投稿依頼 投稿者:管理人  投稿日: 7月 5日(土)10時30分10秒

『人魚の贈り物』に比較的最近登録された以下の皆様に「私の古書収集対象」 と題して 投稿を依頼します。内容は自由ですが、体験談も含めた具体的な記述を歓迎し ます。「私の収集対象は谷崎潤一郎です。以上」というような木で鼻を括った 投稿はご遠慮下さい。

友野健二様、ちゃこ様、鯉ヶ瀧ぶんなぐ郎様、章魚和尚様、ヌル様、五風十雨 様、軟鉄様、鏡子の家様


私の収集対象 投稿者:鯉ヶ瀧ぶんなぐ郎  投稿日: 7月 5日(土)13時03分 38秒

ご指名をたまわりました鯉ヶ瀧ぶんなぐ郎です。今朝がたまで浴びていたアル コールがまだ残っていて、乱筆失礼いたします…。 私の永遠のアイドルは鏡花です。あの異常かつ美しすぎる日本語と、それに輪 をかけて美しい書冊に惚れこんでいます。所蔵している中でいちばん愛してい るのが「鴛鴦帳 初 凾」で、自作の帙におさめて日々撫でさすっています。ほ かに、幹彦、秋江、完二などと、生田耕作(奢覇都館)、塚本邦雄あたりを集 めています。つい先ごろ博打でどえらい穴をあけてしまい、泣く泣く奢覇都館 本ほか時計など諸々をヤフオクに出品したところ、思いのほかの売上になった ので、これを機に(?)鏡花方面に集中しようと思っているところです。 というわけで、もちろん「H」を狙っています! ほかに「愛染集」の凾つき 美本を探しています。 あと、古書とは関係ないのですが、最近、町田康という人の文章が気に入って います。


私の古書収集対象 投稿者:ヌル  投稿日: 7月 5日(土)16時39分54秒

ご指名に緊張しております。 登録お願いのご挨拶の際にも書いたことではございますが、探偵小説やSF、 科学小説 を集書の対象として励んでいます。もっとも探偵小説の分野に関しましては、 こちらの サロンにもあまたの大変な猛者の方が集って居られますので、私ごときの出る 幕は無い と思っております。 そこで、むしろメインの対象としているSFの分野についての、興味のおあり になる 方もいらっしゃるかもしれないお話をさせて頂こうと思います。
いつぞやの過去ログに渡辺啓助氏を始めとする、おめがくらぶの機関誌 `<`科学小説`>`のお話がございました。現在`<`本の雑誌`>`誌上に隔月連載されており ます 「日本SF戦後出版史」(2003年7月号掲載分)にて、ちょうど`<`科学小説`>`第2 号が 取り上げられております。モノクロ誌面にごくごく小さなコマの書影だったと は 言え、あまりパッとしない表紙に見えたことと思います。 しかしこれは致し方ないものでして、この第2号、表紙の裏表全面に金属を吹 き掛けて あり、表面加工もしていないものですから、40数年が経過してボロボロになっ て しまっている場合が非常に多いのです。そういう次第でなかなか残っていない のだと 思います。 このおめがくらぶは、既に作品を売っている、いわばプロ作家たちの同人誌で したが、 会の結成こそ先行してはいたものの、後輩格で全くの素人による同人誌`<`宇宙 塵`>` (柴野拓美氏主宰)の創刊の後塵を拝し、その上、月刊で着々と号を重ね星新 一氏ら 新人作家をどんどん輩出し始める`<`宇宙塵`>`をよそに、第2号刊行が遅れに遅れ ていました。 ならばいっそのこと、かつて無かったような豪華版、誰かが冗談で言ったよう な 「ジュラルミンで出来た雑誌を造ってやろう」を実行したのでした。 刊行当時はさぞや美しい雑誌だったことと思います。
`<`宇宙塵`>`に三島由紀夫氏が寄稿していた旨の話題もあった記憶がございます が、 こちらは1963年9月号(第71号)に、「一S・Fファンのわがままな希望」 (目次では「1SFファンのわがままな希望」)と題した1ページの短文を 寄せています。人気の高いブラッドベリに対し「なりそこねの抒情詩人で… SFとして邪道なばかりか、文学としても三流品である。」と断じたため、 一部に物議を醸したと伝え聞くところです。 お題の趣旨から外れる書き込みで失礼致しました。 戦前の探偵小説・科学小説、戦後のSF・怪奇幻想のものでしたら、 書籍雑誌(同人誌も含む)の種類を問わず、手を出して行きたいと思っていま す。 身の丈の範囲ではありますが…これがまた狭いんです(笑)。出世魚として ダボになれるものならなってみたいです(笑)。 「ヌル」という名前は筒井康隆氏ら筒井一家の家族同人誌「NULL」から採 らせて 頂きました。もちろん一冊も所有しておりませんので、いつかきっと…という 願望も 込めています。


芥川也寸志献呈署名本 投稿者:龍之介  投稿日: 7月 5日(土)19時48分17 秒

人魚の嘆き様
すぐにご返事をいただきながら、遅くなってしまい申し訳ございません。芥川 也寸志献 呈署名本について、私も同感いたします。いくら著名な子供とはいえ、その本 と何の関 係もないサインは好ましくなく思います。人魚の嘆き様のご意見を拝聴して、 わが意を 得たりであります。これからもよろしくお願いいたします。


ご質問。泉鏡花ファンの皆様へ。 投稿者:楽古堂・大内史夫  投稿日: 7 月 5日(土)20時40分22秒

村松定孝が初めて面会した際に、プロスペル・メリメの『シャルル十一世の幻 想』を泉鏡花が嘆賞されたという記述が『ことばの錬金術師』(現代教養文庫 ・昭和48年・13ページ)にあります。石川巌訳というように特定されてい ます。この訳者のこの作品は、現在でも読むことができるのでしょうか?ご教 示頂ければ幸甚です。


私の古書収集対象 投稿者:ちゃこ  投稿日: 7月 5日(土)21時59分34秒

古書歴3年、社会人歴1年目のちゃこと申します。 私が好きで集めているのは、潤一郎、ワイルド、荷風、クライスト、サバト館 の本などなどです。 (などなどの中には、こちらで知った辻潤もはいってます) 地方に住んでいるので、古書はネットでぽつぽつ買ってます。 年に二回は神田に巡礼(笑)したいのですが、なかなか都合がつきません。 もう少し修行を積んでからSalon De 書痴に参加したいとおもいます。 (でも人魚の贈り物にはちゃっかり登録しました。皆さん許して(笑)


こちらでは? 投稿者:グレノリ  投稿日: 7月 5日(土)22時58分57秒

Bori様
青猫様の記憶にあったのはこちらの過去ログではないでしょうか?

  贋彭城矯介曰く「伝説とは流言蜚語の別名也」  投稿者:人魚の嘆き  投稿 日: 2月25日(火)21時54分17秒
そういうことを古本屋に言われたことがあるのは事実です。しかし、そんなこ とをわざわざ言ってくる本屋は、そもそも「論外」のところです。真のライバ ルは黙って強い札を入れてきます。


人魚伝説 投稿者:由紀夫  投稿日: 2月24日(月)22時10分01秒

人魚伝説そのC 人魚の嘆き様が入札するというと、自分は遠慮する古本屋が いるというのは本当でしょうか?


SFファン 投稿者:文庫丸  投稿日: 7月 6日(日)00時41分21秒

ヌル様
「科学小説」について興味深いお話をありがとうございました。 田舎暮らしの無知、無経験の者ですが、SFにも関心がありコツコツ集めていま す。 これからも勉強させてください。


恐縮です 投稿者:ヌル  投稿日: 7月 6日(日)02時30分37秒

文庫丸様
お返事ありがとうございます。 この時代のSF関連出版史や人物像などは興味が尽きません。収集も困難です けれども、 お互いにがんばりましょう。こちらこそご教示を請うことがあろうかと思いま すので、 宜しくお願い申し上げます。


「七夕市の目録」 投稿者:TG  投稿日: 7月 6日(日)03時43分31秒

人魚の嘆き様>
書き込みで「七夕市の目録」の件ありましたが 私も頂戴したいのですがよろしいでしょうか? ビンゴの調子は‥‥‥


削除 投稿者:管理人  投稿日: 7月 6日(日)07時18分32秒 通行人殿三代目殿
貴殿らの一連の議論は本掲示板には相応しくないと判断したので、最初の通行 人殿の書き込みから最後の三代目殿の書き込みまで全て削除したので悪しから ず。この類の噛み合わない議論はSalon De 書痴には不向きなので別の場所で どうぞ。以後この件に関する書き込みは一切遠慮願います。


「Salon De 書痴 過去ログウォッチャー隊」 投稿者:Bori  投稿日: 7月 6日(日)08時52分47秒

グレノリ様
Boriです。 ご指摘の通りでしょう。これは一本やられました。ありがとうございました。 それにしても、ここの過去ログは古書の知識の宝庫ですね。 よろしければ「Salon De 書痴 過去ログウォッチャー隊」を創りませんか? 管理人様、ご許可いただけますでしょうか?


「高野聖」 投稿者:大塚  投稿日: 7月 6日(日)10時02分42秒

人魚の嘆き様
七夕市に出品されている「高野聖」について。カバーの付いた本を手に取る機 会がある わけですから、これは是非とも下見に行きたいものと今から画策しています。 ところ で、「高野聖」のことはymnk様の掲示板で以前、旧高野聖様が解説されていた 文章を熟 読しております。従ってカバー付き本の貴重性は多少とも認識しています。た だ今回 の本は、旧高野聖様の入手された超極美本どころか、カバーが切れていると注 があり 、事実、写真を拡大してみるとカバーの切れだけでなく欠損がかなりあるよう に見受 けられます。本体の状態はまだわかりませんが、これでも底値の30万がどこま でいく か興味があります。もしよろしければ、この出品「高野聖」のことも含めて人 魚の嘆 き様の感想をお聞かせくださいませ。


入隊希望 投稿者:グレノリ  投稿日: 7月 6日(日)11時23分45秒

Bori様
「Salon De 書痴 過去ログウォッチャー隊」いいですねえ。 管理人様の許可がいただけたら組織しましょう。 隊長はBori様がお願いします。 もう一人くらい隊員がいるといいですか。


取り急ぎ 投稿者:裏管理人  投稿日: 7月 6日(日)12時25分15秒

Bori様グレノリ様
「Salon De 書痴 過去ログウォッチャー隊」結成を許可します。


「Salon De 書痴 過去ログウォッチャー隊」結成! 投稿者:Bori  投稿日: 7月 6日(日)13時13分48秒

Boriです。 裏管理人様ありがとうございました。早速本日付けで「Salon De 書痴 過去ロ グウォッチャー隊」を結成させていただきます。 隊長は不肖私Boriが勤めます。グレノリ様は隊員壱号をお願いします。 もう一人募集いたしますので、ご希望の方は立候補をここで宣言してくださ い。先着順です。 「Salon De 書痴 過去ログウォッチャー隊」の主たる任務は、皆様からのリク エストに応えての過去ログ検索マシーン(例えば、「三島のあの本の話はどこ だっけ」というような)です。 このBBSの過去ログは瞬く間に膨大になりましたので、自分で検索するのが面 倒な方には便利ですし、「もう過去に話題になってるかな?」と書き込むとき に不安に方にも重宝でしょう。 時々は話題別過去ログ集成もしてみたいですね。 さらに他の掲示板の情報についても、ご遠慮なくお尋ねください。 「Salon De 書痴 過去ログウォッチャー隊」を今後ともよろしく!


入隊希望 投稿者:青猫  投稿日: 7月 6日(日)15時21分46秒

Bori様
まだ新人ですが、よろしければ「Salon De 書痴 過去ログウォッチャー隊」に 入隊を希望いたします。 先輩方のシゴキにも耐える決意であります。


私の古書収集対象 投稿者:軟鉄  投稿日: 7月 6日(日)16時39分29秒

 特に、力を入れて集めているのが、『吉行淳之介』『島尾敏雄』『井伏鱒 二』です。 地方に住んでいますので、目録・ネットでも注文しますが、結局、年に数回の 神田訪問の 比重が大です。(特に、田村書店です。)   吉行さんの本は、ほとんど揃ったのですが、あと2点ほど、帯つきの本があ りません。 「青春の手帖」と「二人の女」なのですが、東京でも、見掛けない本なので しょうか。


吉行さんの本 投稿者:孝行息子  投稿日: 7月 6日(日)17時42分27秒

軟鉄様
私も吉行さんの本を集めていますがとても軟鉄様のレベルではありません。私 もど田舎に住んでいるのですが「男と女の子」や「わたくし論」の帯付きとい うのはよくあるものなのでしょうか?


私の古書収集対象 投稿者:鏡子の家  投稿日: 7月 6日(日)17時48分45秒

『三島由紀夫』を収集しております。収集歴は、20年くらいになります。 きっかけが何だったのかは忘れてしまいましたが、初版本収集から始まり、今 では、作品掲載 雑誌、三島原作の公演パンフレット、映画パンフレット、映画ポスターなどな ど、多岐にわた っています。初期のものを中心とする高額(私なりに設定した金額でありここ に集う皆様とは 桁が違う)な初版本を除いてほぼ揃ったことから、対象範囲が広がってしまい ました。 現在、地方都市に居住しており、古書目録とネットオークションが収集方法の 中心です。 新参者ではございますが、今後ともよろしくお願い申し上げます。 あっ、『春の雪』がなくなった!


はじめまして 投稿者:春の雪  投稿日: 7月 6日(日)19時14分42秒

鏡子の家様 はじめまして。僕は春の雪であります。でも「春の雪」は外れま した(泣)。こちらのBBSには三島好きが多くて、ymnk様、旧三島党様、由紀夫 様、大輔様と豪華ラインナップです。僕は一番のビギナーですが、大ベテラン の鏡子の家様にたくさん教えてほしいと思います。どうぞよろしく!


(無題) 投稿者:人魚の嘆き  投稿日: 7月 6日(日)19時53分32秒

萬嘯廬様
例の本は土曜日にお渡しいたします。昨日と同じくらいの時間でよろしいです か?

葵の家様
お渡しした本の代金は急ぎませんので。例の本の件は田村書店主に話してあり ます。

雑誌中毒様
昨日電話した手順でお願いします。お預かりした雑誌は私が持って行きます。

kiku様
管理人様がいつもkiku様のお人柄を褒めていらっしゃるのをなるほどと感じま した。彭城矯介様と銀ブラの秘話、おもしろかったです。

りょくと様
7月19日(土)は人魚の嘆きの代理人として、まり。様を七夕市会場にご案内す ること。

散水弁様
本も女性も焦っちゃダメよ!

私の耳は・・・ 様
『魔女』酒井潔肉筆表紙本は、背と表紙の一部が白蛇革装で表紙の局紙に酒井 潔の絵が描かれています。函は驚くほど粗末な造りで、また署名はありませ ん。限定番号も入っていません。本文用紙は47部本よりも少し上質です。

大塚様
ダボの横綱T富様から「『高野聖』のカバー付は全部買わなければいけない よ」と脅されたのですが、もう私はダボを卒業したのでその気はありません。 そこで一ギャラリーとして出品された『高野聖』を見ると、確かにコンディ ション(とりわけカバーの)は難ありのようです。しかし、この本を見送って次 にカバー付が5年以内に出てくる保証はないので、やはりそれなりの落札価格 になるでしょう。ズバリよほど実物の程度が写真よりも悪くない限り、100万 円を超えても不思議ではないと思います。


弐号任命 投稿者:Bori  投稿日: 7月 6日(日)21時19分12秒

青猫様
「Salon De 書痴 過去ログウォッチャー隊」入隊を心から歓迎し、隊員弐号を 任命いたします。 なおシゴキは一切ありませんのでご安心を。


員外の駄弁 投稿者:友野健二  投稿日: 7月 6日(日)21時41分18秒

 久方ぶりに覗いてみた所、よもやの御指名にはたと困惑。「収集分野」と呼 べる程の定見 を持って蒐めてゐる訳でもなく、時どきの好尚に身を任せてゐるばかりだから です。  文学書とは縁遠い頃日、強いて挙げるなら、一風変った翻訳小説でせうか。 薔薇十字社に は間に合はなかったものの、牧神社や創土社が現役、森開社は未だ新興勢力 だった昭和五十 年前後に中学時代を迎へたもので、爾来、この頃に培った歪んだ価値大系の呪 縛が解けてゐ ない有様です。
本屋通ひは大学以降、大塚書店、烏家、ゆき書房、山猫屋、點 燈夫といった 店(目録)が印象に残ってゐます。些か遅れて読んだ新刊、ムヒカ・ライネス 『ボマルツォ 公の回想』(集英社 1984年)にびっくりする一方、コルベンハイヤー『~を 愛す』(白水 社 昭和13年)をどこぞで入手したりと、偏った読書に拍車がかかりました。  同様に世間の関心を惹かない書冊なら、特定分野に限った映画洋書、怪獣図 鑑等も若干、 並べてはゐますが、文学から離れますので、他所で。  由良君美言ふ所の書狼、書豚はおろか、書蚤にすらなれぬ員外の駄弁、御容 赦を。 


鏡花とメリメ 投稿者:鯉ヶ瀧ぶんなぐ郎  投稿日: 7月 6日(日)23時18分 19秒

楽古堂・大内史夫様
他所ではいろいろと温かいお言葉をかけていただき、ありがとうございまし た。 石川巌という人は私も知りませんでした。鏡花は談話か何かで”自分は外国語 を読めぬので翻訳を読むのだが、翻訳者が誤訳をしているのではないかと思う ことが往々にしてある”という意味のことを言っていた記憶があるので、よほ ど石川訳を気に入っていたのでしょうね。「甲乙」という小説の冒頭にもメリ メを読んでいる描写があります。


(無題) 投稿者:葵の家  投稿日: 7月 7日(月)01時49分00秒

人魚の嘆き様
書籍ありがとうございました。 次に見ることができるのはいつになるのだろう?と思っていたので本当に感謝 しております。代金ですが「いつでもいいよ」とのご好意にあまえてだらしな くなってはいけないと思いますので、次にお会いしたときに期日をお伝えした いと思います。 また「例の本」の件田村書店主にお伝えいただいたのこと、ありがとうござい ます。曜日はまだ決められませんが、今週時間をつくって相談に行くつもりで おります。

散水弁様・kiku様・雑誌中毒様・ryokuto様
楽しかったですね。また是非会いましょう。

kiku様
雑誌中毒様のライブ、人魚の嘆き様を誘うときは是非私にも声をかけてくださ い。 一緒に行きましょう。


指名投稿依頼 投稿者:管理人  投稿日: 7月 7日(月)05時43分46秒

『人魚の贈り物』に比較的最近登録された以下の皆様に「私の古書収集対象」 と題して 投稿を依頼します。内容は自由ですが、体験談も含めた具体的な記述を歓迎し ます。「私の収集対象は谷崎潤一郎です。以上」というような木で鼻を括った 投稿はご遠慮下さい。

章魚和尚様、五風十雨様


「魔女」 投稿者:私の耳は・・・  投稿日: 7月 7日(月)07時24分48秒

人魚の嘆き様
おはようございます。「魔女」についてご説明ありがとうございました。署名 と限定番 号がないことなど知らないことばかりでした。それにしても一部本にこういう ものがな いのは不思議な気がします。


わたしの古書収集対象 投稿者:五風十雨  投稿日: 7月 7日(月)11時33分 04秒

管理人様のご依頼に答えて、初めて投稿いたします。ビンゴ・ゲームの推移を 日々眺めながら、出陣の機会を狙っていたのですが、ビンゴ!となる確率は低 し。ようやく諦めもつきました。でも、こういう遊びは豪勢で、ここならでは のことと感嘆しています。
わたしの古書収集対象は、時期によって変わります。専門的に収集しているの は中原中也関連書籍ですが、その関連文献もかなり幅が広くて、同時代の無名 の人々の日記帖にまで手をのばし始めています。近代詩では大正5〜6年頃の 詩集、アンソロジーを目下収集中。この時期に「現代詩」という言葉が確立し 始めたようなので、その推移を探りたいと思っているのです。古書マニアとい うよりは、わたしは古書探偵といったところでしょうか。
その他に、これは何でも手に入れたいと願っているのは、明治40年代の「明 星」派の歌人・石上露子に関連する文献(雑誌、新聞)です。圧倒的に資料が 少なく、目を皿のようにして探す以外にないと覚悟しております。この掲示板 で、管理人様、人魚の嘆き様にお教えいただきたいことが山ほどあります。い ずれ、また書き込ませていただきます。


100万円! 投稿者:大塚  投稿日: 7月 7日(月)17時14分04秒

人魚の嘆き様
そうですか。「高野聖」はあんなにカバーが痛んでいても「100万円を超えて も不思議で はない」ですか。私など一生かかっても手に入らないかもと思ってしまいま す。でも人 魚の嘆き様が買わないのであれば、それでも安く落ちるかもしれないというこ とです よね。ホントに恐ろしい世界です。


(無題) 投稿者:萬嘯廬  投稿日: 7月 7日(月)18時43分27秒

人魚の嘆き 様
またしても御世話になる事となりました、恐縮いたしております。 時間は先週の土曜日と同じ位ですと助かります。

ryokuto 様
拝借していた物を雪様に預かっていただきました。 この場を借りて御礼を申し上げます。


御礼 投稿者:雑誌中毒  投稿日: 7月 7日(月)19時46分53秒

人魚の嘆き様
先日はいろいろお手数おかけしてしまいすみませんでした。 一昨日ダンボール二箱発送いたしました。(腰が曲がりそうでした) 先方様にもよろしくお伝えください。 今のところ金曜日の夕方にはうかがう予定でおります。 よろしくお願いいたします。


古本拡張計画 投稿者:雪達磨  投稿日: 7月 8日(火)03時37分01秒

皆様
日曜日に東京古書会館が堂々オープン致しました。 展示、イベント等があります。お暇なら是非!
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「古本拡張計画」は、一般の人々に古本を身近なものとして親しんでいただく ことを 目的として実施するプロジェクト名。「東京古書会館」の竣工を機に会館を会 場とし てライブイベント展示、イベントを開催します。 http://www.kosho.ne.jp/~project/
東京古書会館の地図 http://www.kosho.ne.jp/~tokyo/kaikan.htm
*********************************** *****

管理人様
昨晩はご来店いただきありがとうございました。 上記は宣伝ではございますが、古書業界を応援する者として 失礼ながら。


多謝 投稿者:kiku  投稿日: 7月 8日(火)04時03分14秒

人魚の嘆き様
私のような“おみそ隊員”まで末席に加えていただき、本当に有難うございま した。楽しさについついビールも進んでしまい、余計な事を口走ったかも知れ ませんが・・・これに懲りず、今後ともよろしくお願いします。 それにしても粋な計らいをなさいますね。流石です(笑)。

葵の家様
詩集のみならず、Rock方面にも相当に造詣が深いとお見受けしました。雑誌中 毒様の極上のライヴ、必ず声をおかけしますから是非ご一緒しましょう。

散水弁様
山中を蒐集されている貴兄の影響でしょうか、いまひとつ疎かった名古屋モダ ニズムを勉強し直そうと思っています。これからも色々と教えてください。

ryokuto様
上記コメントに「じゃあ、何が得意なの?」などと突っこまないように (笑)。これからも、りょくちゃんの優しい笑顔で見守ってくださいネ(笑)

雑誌中毒様
いつもいつもお世話になりっぱなしで・・・改めてお礼申し上げます。メール も拝受いたしました。こちらも改めてお返事いたします。


七夕市「ナナ」 投稿者:ナナ  投稿日: 7月 8日(火)08時53分32秒

人魚の嘆き様
七夕市出品について私にもご教示下さい。
「女優ナナ」 ゾラ著 再版 カバー付 新声社刊 明36
山田書店さんの書誌でしたか見たことがありません。再版でも珍しいものなの でしょうか。


過去ログ探索願います 投稿者:天女の舞い  投稿日: 7月 8日(火)10時03 分05秒

「Salon De 書痴 過去ログウォッチャー隊」様
結成お祝い申し上げます。 さて、こちらの掲示板で、以前に管理人様が藤浦洸について言及されたことが ございます。しかし昨晩、過去ログを調べたのですが、分量が多く見つかりま せんでした。 恐縮ではございますが、「Salon De 書痴 過去ログウォッチャー隊」様にお調 べいただけませんでしょうか? よろしくお願い申し上げます。


(無題) 投稿者:散水弁  投稿日: 7月 8日(火)10時28分15秒

管理人様
巡礼から戻られたご様子。おつかれさまでした。また、楽しい話を聞かせてく ださい。

人魚の嘆き様
先日は遅くまでお付き合いいただきありがとうございます。例の確認作業も当 日中に行えた御様子で、安心しました。ところで、本に関しては、おっしゃる 通り、ほしいものを我慢できない性分。先も長いですし、コツコツとやってい きましょう。一方、女性に関しては、誤解があるようです。最近はまったく無 頓着で、自分でも行く末を案じている此の頃なのですよ。次回MTGでは、秘訣 (or お使いの秘薬?)を教えていただきたく。

kiku様
やめてください。ぼくが教えられることなんて本当にないんですよ。

葵の家様
約束通り電話まで頂き、ありがとうございます。結果は残念でしたが、また機 会はあるでしょう。

kiku様・雑誌中毒様
お二人のモダニズム談義(蜜月振りと言うべきか)は、朝まで続くのかと、い ささか心配してました。まさに両巨頭。今後の更なるご活躍を。

雑誌中毒様
七夕の件、後ほどメールいたします。

ryokuto様
ウォッカを飲みすぎると胃がやられるよ


雑件 投稿者:管理人  投稿日: 7月 8日(火)10時33分15秒

章魚和尚様
貴殿だけから「私の古書収集対象」の投稿がまだありませんが、『人魚の七 夕』(第2回大ビンゴ大会)にも参加されていないのかな。

Bori様
Salon De 書痴 過去ログウォッチャー隊は長すぎるので、過去ログ探索隊で如 何。


探索結果 投稿者:過去ログウォッチャー隊隊長  投稿日: 7月 8日(火)10 時53分03秒

天女の舞い様
お尋ねの書き込みは、2002年10月18日(金)01時06分46秒及び同21時05分11秒で す。


訂正 投稿者:過去ログ探索隊隊長  投稿日: 7月 8日(火)11時01分02秒

管理人様からご指導がありましたので、以下のように名称変更をさせていただ きます。
過去ログウォッチャー隊→過去ログ探索隊
管理人様、ありがとうございました。


清瀬一郎『正気』 投稿者:管理人  投稿日: 7月 8日(火)16時02分40秒

倉田様
清瀬一郎『正気』に就いて山崎剛平は自著『若き日の作家』(1984年・砂子屋 書房刊)に「最後の出版、清瀬一郎『正気』が発売禁止。これは二・ニ六事件 の弁護録だから禁止できないものである。が時節柄、事件関係人物が活躍中の ため、控えてくれないか、と文部大臣後藤文夫が清瀬さんに頼んだので禁止に なったもの。配本前、五十部全部抑えられた。・・・」と記しています。
発禁の理由は以上の通りですが、「配本前、五十部全部抑えられた。」は山崎 さんに後ほど質しましたところ「発行部数二百五十部で二百部は清瀬一郎が 買ったもの即ち自費出版であり、本が出来た時に製本屋が清瀬家に届けた。砂 子屋書房には残りの五十部が届けられ、此れが押収された」との事でした。


(無題) 投稿者:人魚の嘆き  投稿日: 7月 8日(火)19時40分49秒

軟鉄様
`>` 「青春の手帖」と「二人の女」なのですが、東京でも、見掛けない本なので しょうか。
田村書店主に確認したところ、前者の方がより少ないものの、以前は年に2,3 回は出てきたとのこと。最近はこれらの帯に執着するコレクターが減ったの で、もっと見なくなったそうです。本は注目されている時の方が高くなるので 出てきやすいということでしょう。

五風十雨様
貴兄の登場により中也の話題も増えそうで、うれしく思います。

雑誌中毒様
`>` 一昨日ダンボール二箱発送いたしました。(腰が曲がりそうでした)
そんなことでは管理人様の「仕入れ」に貢献できませんぞ!

kiku様
『体操詩集』獲得おめでとうございました。雑誌中毒様はカバーの折り返し部 分だけほしいそうですが、切り取らないでくださいね。

hazedonca様
『夕の虹』獲得おめでとうございました。貴女に当たったのだから、館長代理 に取られちゃダメですよ!

TG様
「七夕市目録」は田村書店主から今週中に受け取ってください。

散水弁様
`>` 秘訣(or お使いの秘薬?)を教えていただきたく。
愚か者めが!薬などに頼ったら男はお仕舞いじゃ。まずはモノで勝負し、さら に究極奥義で極楽往生させよ。

ナナ様
`>` 「女優ナナ」 ゾラ著 再版 カバー付 新声社刊 明36
この本については『初版本講義』で詳述したので、該当部分をコピーしてお送 りしましょう。

恩地喜多八様
ご依頼の本をお渡しするので、金曜日の夕方に神保町に参上願いたいのです が。ご都合は如何。


驚き 投稿者:天女の舞い  投稿日: 7月 8日(火)21時08分33秒

過去探索隊隊長様
どうもありがとうございます。 こんなに早く検索いただけるとは思ってもいませんでした。これからもよろし くお願いいたします。 でも、まずできるだけ自分で過去ログを探さなければいけませんよね。 あまりご迷惑はおかけしないつもりです。


失礼いたしました 投稿者:天女の舞い  投稿日: 7月 8日(火)21時14分06 秒

過去ログ探索隊のログが抜けてしまいました。大変失礼いたしました。


悶求艸堂拔書 投稿者:彭城矯介  投稿日: 7月 8日(火)23時19分42秒

さして諸兄の參考にもなりますまいが唐突な引用二つ。

◎村松定孝「泉鏡花訪問の記」(季刊「表象」創刊號掲載)より
 「外國の小説では誰が好きですか」  再び訊問である。  「メリメです」  「これはうれしい。私もメリメだ」  そして、鏡花はすぐ坐を立つと、隣室へゆき、(隣室との間の襖は夏のこと なのであけ開しだつた)朝顔をちらした圖案の押入をあけた。ぎつしり書籍の 山。そのなかから目的の本をとりだすのに、さして手間どらなかつたところを みると、さうした本のしまひ方がすつかり習慣になつてゐるものと判斷され た。(私は座敷に通つたとき文士の家でありながら、本棚のかげのないのが不 審だつたのがこれで解消したわけである)  鏡花がとり出してきたのは、無論メリメの飜譯本だつた。彼は「シャルル十 一世の幻想」を幾囘讀んでもあきないと云つた。とくに、シャルルが奇怪な幻 想を見たあとで、「その上履に一點の赤い斑點(しみ)を止めてゐた」と記して ゐるのはすばらしいと嘆賞した。私もそれに應じた。

◎保田與重郎「河童の鳴聲」(新潮社版『方聞記』所収)より
   寂しければ酒ほがひせむこよひかも彦山天狗あらはれて來よ  吉井勇さんの歌の中でも、私の好きな歌であつた。こんな歌を自然に歌へる やうな心持に生きてゐる詩人は、もうゐなくなるのではなからうかと思ふこと が多い。今では天狗を信じてゐるやうな人は、國民全體の割合からいふと少く なつてゐると思ふ。             `>` 中略`>`
 この歌を棟方志功畫伯が板畫に彫つた。その板畫を私は好いた。その寂しい しかも一途な天狗の表情がうれしいのだ。わが詩人に呼びよせられて疾驅して ゆく天狗の表情だ。この上もない一途さが寂しいほどだ。             `>` 中略`>`
幸成さんのきいた河童の鳴聲は、もつと切ないわびしいものだつた。赤兒の聲 といふより人間的だと感じた。悠然平然と表情もかへないでヒーヒョーヒー ヒョーと節をつけてくりかへした幸成さんのその口まねは、感迫るものだつ た。
 私はこの河童の鳴聲を、大木惇夫さんと棟方志功さんに吹聽した。大木さん の「海原にありて歌へる」は、わが國の歴史に殘る詩集であること間違ひない が、私は今なほ折ある度にとり出してはよみ、よめば必ず泣くのである。  近ごろ示されたハーフィズの譯では、晩年のゲーテを有頂天にしたハーフィ ズの眞價が私に始めてわかつたほどだつた。そしてゲーテの偉大ささへ合せて 了解したほどで、それは創作とか飜譯といふ以上のものだが、その大木さんと 志功畫伯といふ、當代に於て、私の尊敬する二人の天才に、私にはまねられな いからやつてみて下さいと、幸成さんの口からききおぼえた河童の鳴聲をまね させたことは、實に私の本懐とするところだつた。


私の古書収集対象  投稿者:章魚和尚  投稿日: 7月 9日(水)05時24分35秒

挨拶が遅れまして申し訳ありません。章魚和尚です。  思えば、牧神社や森開社、南柯書局や奢覇都館から始まりました。  20年以上前にはそれらの書肆の刊行物を中心に日夏耿之介界隈まで (と言っても復刻版中心の駄本ばかりですが、)手を出そうとしていた んですが、その後疎遠になってしまい、今では奢覇都館の新刊限定本ぐ らいしか手を出すこともなく、これといった蒐書もしていませんでした。  この度のご縁をきっかけに、心豊かになる書冊に出会うべく気を引き 締めてがんばろうと思っておりますので、何卒ご贔屓によろしくお願い します。


投稿感謝 投稿者:管理人  投稿日: 7月 9日(水)05時26分13秒

下の章魚和尚様の投稿はBBS『人魚の贈り物』から転写したものです。 皆様のご投稿に感謝申し上げます。


泉鏡花とメリメと翻訳 投稿者:楽古堂・大内史夫  投稿日: 7月 9日 (水)07時46分38秒

鯉ケ瀧ぶんなぐ郎様へ。ネットオークション成功のご様子。よかったです。 「甲乙」を読みたいものです。ちくま文庫版の『泉鏡花集成』には掲載されて おりません。全集でないと無理でしょうか。前掲書の「年譜」。明治40年の項 に、登張竹風と共訳のハウプトマンの「沈鐘」を「やまと新聞」に掲載とあり ます。35歳の作家は翻訳の要諦を、鋭い言語感覚で把握されたのでしょう。 彭城矯介様へ。同一の要旨です。村松定孝にとって、生涯一度きりの泉鏡花訪 問は、忘れられぬ体験だったようですね。


無題) 投稿者:軟鉄  投稿日: 7月 9日(水)08時28分29秒

   人魚の嘆き様
 教えていただき、ありがとうございます。事情がよくわかりました。 「以前は年に2,3回は出ていた」という事を、励みに、ねばり強く 探してみます。

  孝行息子様
 「男と女の子」「わたくし論」も、おそらく同じ状況だと思います。 私は、田村書店で購入しました。ちょうど、タイミングが良かったのでしょう。


『正気』 投稿者:倉田  投稿日: 7月 9日(水)10時27分26秒

管理人様
ご帰宅早々、お返事をいただき恐縮の極みです。 山崎剛平氏に直接聞かれたとのお話で、さすが管理人様としか申し上げようも ありません。 こういう貴重なお話が埋もれてしまうのは残念なこと。 どこかでご披露願わしく、ご考慮のほじお願い申し上げる次第です。


「饗宴」のこと 投稿者:東  投稿日: 7月 9日(水)11時31分12秒

管理人様
管理人様が寄稿されていた「饗宴」という雑誌の発行元は太秦文庫、朝日書林 という古 書店のようですが、この雑誌の創刊の経緯と廃刊の理由について教えていただ けません でしょうか。


光栄 投稿者:過去ログ探索隊隊長  投稿日: 7月 9日(水)20時44分50秒

天女の舞い様
お褒めの言葉をいただき光栄です。 これからもどしどしリクエストお待ちしています。


「饗宴」他 投稿者:管理人  投稿日: 7月10日(木)01時17分27秒

東様
仰います通り大分以前ですが「饗宴」なる小冊子が太秦文庫、朝日書林の発行 で出まして拙文を載せて頂きました。その当時はやっとワープロが幾らか普及 してきた程度でしたから裏通りにしか店舗を構える事が出来ない若い古本屋の 販売手段は古書目録に限られておりました。太秦も朝日も個人目録は発行し て、そこそこの商いをしていましたが、事業拡大の一環として扶桑書房にも参 加してもらいミニ古書通信を目論んだ事でした。
小生も面白半分に書かして貰 いましたが、何しろ私の書くものときたら、いつでもその時の気分次第の戯言 ですから、時の流れと共に流してしまいたい のでそんな物は当然、手元に保存などしているわけもありません。 ここでの他の方達の貴重な書き込みは過去ログとして保存にたえると存じます が小生の書き込みは活字になったものと同様に気まぐれのタワゴトであります ので本当は流してしまいたいと思っております。その様にご承知おき下さい。

くだん様
小峰書店発行の少年少女のための世界文学選(11)『二都物語』浅見淵(昭和26 年4月20日)、及び(7)『ファウスト』舟木重信(昭和26年4月10日)の巻末に近刊 広告があります。近刊広告と銘打ってはいますが(1)〜(15)まで掲載の内、小 生の手元にあります既刊分の二冊もそこに載っておりますので果たしてどの位 出たものか余計判らなくなってしまう始末です。 その(4)は『ガリヴァ旅行記』小沼丹でありますので捜してみて下さい。


「道程」があるのだけれど・・ 投稿者:四天王  投稿日: 7月10日(木)10 時24分33秒

『人魚の七夕』は早々に田中冬二が駄目。次に堀口大学も駄目でとうとうギブ アップし ました。でも楽しかったです。管理人様と人魚の嘆き様に又の機会をお願い申 し上げます。 さて。

人魚の嘆き様
地元の古本屋さんに「道程」高村光太郎、初版、見返し切り取り、しみだらけ という本 があって、主人は「きたないけど道程だからね」と強気で2万円つけていま す。「道程」 の初版本がほしいのは山々なのですが、やはり高すぎますでしょうか?将来的 に予算5万 円位で見つかるチャンスはあるものなのでしょうか?お教えください。


『ガリヴァ旅行記』 投稿者:くだん  投稿日: 7月10日(木)11時23分07秒

管理人様
昨日は大変お世話になり、ありがとうございました。 また、早速に『二都物語』の近刊広告を調べていただきましてありがとうござ います。 『ガリヴァ旅行記』は手強そうですが探してみます。


「饗宴」 投稿者:東  投稿日: 7月10日(木)20時53分49秒

管理人様
「饗宴」に就いての御教示有難う御座いました。古本屋の目録に割りと高い価 格がついておりましたので珍しい雑誌だろうと思いました。


『饗宴』にまつわる思い出など 投稿者:ベルベット  投稿日: 7月11日 (金)09時40分43秒

東様
話題の『饗宴』は揃いで所有しております。 私は十分堪能しましたので、あなた様に差し上げたいと存じます。 ここでのルールに則り管理人様に送付申し上げます。

管理人様
お手数を煩わせますがよろしくお取り計らいくださいませ。 実は一度だけですが、今は廃業した太秦文庫のあの狭い店で管理人様にお会い したことがこざいます。 管理人様は覚えていらっしゃらないかと存じますが、ちょうど『饗宴』が出た 頃のことです。 精悍な風貌と深みのある声、そして際立つ古書の知識に圧倒されたことは今も 忘れられません。 その時は、太秦文庫の主人と砂子屋書房の本の話をされていました。 こういう、人があまり注目しない出版社のことを研究されているのだ、と感銘 したこともよく覚えています。
その後完成した御著書も購入させていただき、今でも時折紐解いております。 このホームページ上でその一端を拝見し、少し昔のことを懐かしく思い出しま した。 その後、私が面識を得た人魚の嘆き様と、管理人様が盟友でいらっしゃること も奇縁に感じられます。 これからの一層のご活躍を祈念申し上げます。


無学でした 投稿者:yuri  投稿日: 7月11日(金)10時46分15秒

cogito様
yuriです。 試験勉強でバタバタしておりまして、ようやくきのうの夜「夜光雲」を読み終 わりま した。全部読んでみて、本当に自分の勉強不足が情けなくなりました。田中さ んが青春 時代を送った頃の日本について、文学について、私はあまりにも無知で、たぶ んcogito 様がこれをお読みになったときの、半分も理解ができていないのだと思いまし た。
この 夏休みは、もう一度日本の近代の歴史とか、文学のことを勉強するつもりで す。 それと、田中さんの詩集が読みたくなったので、人魚の嘆き様にお話したら 「田中克己 詩集」をくださったんですよ!cogito様からもらったのではなく、某所で手に 入れたとい うことでした。こちらも夏休みにゆっくりと読みたいです。


編集者冥利に尽きます 投稿者:cogito  投稿日: 7月11日(金)17時52分07 秒

yuriさま
「田中克己詩集」は私の手許には2冊きりしかないのでどなたにも差し上げて はをりません。 yuriさまのやうな若い女性に熱心に読んで貰って、天上にいます先生もきっと 今ごろ奥様に耳引っ張られてゐることでせう。戦争詩はうっちゃっておいて、 「夜光雲」と同時期の若い頃の作品を中心に読まれるといいかもしれません。 私が一番好きな詩は「Ein Marchen」といふ詩です。 「夜光雲」はドイツ語と中国語と日本古典と、3つの素養が無いと本当に理解 したとは云へず、つまり私も半知半解なんですよ。


写真拝受 投稿者:文庫中毒  投稿日: 7月11日(金)18時36分29秒

大輔様
先ほど鎌倉での写真が、配達されました。 いつもお手を煩わせていますが、感謝いたしております。 特にみんなで撮影したセピア色のは、よい記念になります。 有難うございました。そして、これからもお願いします。


『人魚の七夕』(第2回大ビンゴ大会)途中経過 投稿者:管理人&人魚の嘆き  投稿日: 7月11日(金)21時05分31秒

A.特別出品(ビンゴパターン特定)

 1.『日本橋』泉鏡花、大正3年、千章館、初版、函、美[ビンゴパターン] LETTER H(フリーズ様獲得)
 2.『白髪小僧』杉山萠圓(夢野久作)、大正11年、誠文堂、初版、函、極美 (探偵王様寄贈)[ビンゴパターン] OUTSIDE SQUARE


B.球数制限付出品

 3.『故園の歌』(球数制限15個)、田中冬二、昭和15年、アオイ書房、初版、 カバー、極美、署名入(獲得者なし)
 4.『影燈籠』(球数制限15個)、芥川龍之介、大正9年、春陽堂、初版、函、 著者献呈本、函日焼け(獲得者なし)
 5.『モダニズム雑誌一括』(球数制限15個)、『青騎士』『マダム・ブラン シュ』『ドノゴトンカ』『ドドド』『MAVO』『GGPG』『薔薇魔術学説』『シ ネ』『レスプリ・ヌーボー』『海盤車』他、48冊(愛2003様獲得)

C.一般出品

 6.『浅草紅団』川端康成、昭和5年、先進社、初版、函、極美(慾呆け様獲 得)
 7.『田舎ずまい』永松定、昭和31年、詩と真実社、初版、カバー(トラキチ 様獲得)
 8.『新訳源氏物語』与謝野晶子、明治45年〜、金尾文淵堂、4冊揃、初版2 冊、函(まり。様獲得)
 9.『幽霊遠島船』久生十蘭、康徳10年、大東亞出版社、美(大衆王様寄 贈)(みちのく様獲得)
10.『春の雪』三島由紀夫、昭和44年、新潮社、初版、完本、献呈署名入(隠岐 様獲得)
11.『白き路』尾上紫舟、大正3年、有朋館、初版、函痛み(あめんぼう様獲得)
12.『伊良子清白研究』山路峯男、昭和51年、木犀書房、函(落下傘様獲得)
13.『体操詩集』村野四郎、アオイ書房、初版、カバー、限定500部記番、カ バー背痛み(kiku様獲得)
14.『滑稽旅日記』黒田湖山、大正元年、博文館、初版(ディオゲネス様獲得)
15.『子をつれて』葛西善蔵、大正8年、新潮社、初版、函、極美(夜汽車様獲 得)
16.『瀧口修造と武満徹展』図録、平成11年、世田谷文学館(TG様獲得)
17.『編年体・評伝福永武彦』源高根、桜華書林、昭和60年、函(ガンジー様獲 得)
18.『第五列の兵器庫』海野十三、昭和16年、ラヂオ科学社、初版、カバー、 美、蔵印(たからじま様獲得)
19.『ビルマ戦陣賦』小田嶽夫、昭和18年、文林堂双魚房、初版、見返し切れ (ベルベット様獲得)
20.『夕の虹』堀口大学、昭和32年、昭森社、初版、函、限定230部記番、三好 達治宛献呈署名入(hazedonca様獲得)
21.『西脇順三郎全集抜粋』昭和58年、筑摩書房、初出・年譜等の抜粋(マヴォ 様獲得)
22.『刺青』谷崎潤一郎、明治44年、籾山書店、初版、函、美 (孝一様獲 得)
23.『自由を求めて』野村隈畔、大正11年、京文社、函(谷口様獲得)
24.『夫婦善哉』織田作之助、昭和15年、創元社、初版、削除版(ナナ様獲得)
25.『詩集 ふるくに』山川弘至、昭和18年、大日本百科全書刊行会、初版   『落雷』風間光作、昭和49年、千代田書房、初版、カバー(おしの様獲得)


残りは500万円だそうな 投稿者:管理人&人魚の嘆き  投稿日: 7月11日 (金)21時11分58秒

A.特別出品(ビンゴパターン特定)
2.『白髪小僧』杉山萠圓(夢野久作)、大正11年、誠文堂、初版、函、極美(探 偵王様寄贈)[ビンゴパターン] OUTSIDE SQUARE

本日、田村書店主より情報が寄せられ、専門店の予想では『白髪小僧』は市場 価格500万円とのことでした。 はたして最後のビンゴコールは誰かな?


お尋ね 投稿者:秋山  投稿日: 7月11日(金)23時51分14秒

cogito様
お久しぶりでございます。秋山です。四季派の泰斗でいらっしゃるcogito様に 伊藤静雄についてご教示をお願いいたします。私は伊藤静雄について随分前に 調べていたことがあり、その資料が最近友人が必要になって出したところ「山 の樹」の同人であった詩人の鈴木享氏が書かれた「伊藤静雄三代」という論文 のコピーがありました。ところがこれだけは出典が書かれておらず、どこの雑 誌から取ったものか皆目見当がつきません。4ページの短いものなのですが cogito様にお心当たりはございませんでしょうか。恐縮ですが出典がお判りに なりましたらお教え賜りたくお願い申し上げます。


お節介 投稿者:管理人  投稿日: 7月12日(土)00時45分45秒

秋山 様
伊藤静雄→伊東静雄


Re:レファレンス 投稿者:cogito  投稿日: 7月12日(土)06時58分15秒

秋山様
お尋ねの論文(「伊東静雄三代」→「伊東静雄三題」)は、雑誌「本」特集・ 伊東静雄(No.8 1964.8麥書房)に所載です。 このエッセイ、最初に「白の侵入」について書かれてありますね。この二冊一 組らしい本、どんな本なのか知りたくて、しかし何度も古書店の抽選に外れて ゐるうち、 どんどん高くなって、しかも最近は目録にも載らなくて今は半ば諦めてゐる本 です。 そんなで、書庫には一番好きな詩人達に関する基本的文献も揃ってゐない状態 なんですよ。 誉め殺しはやめて下さい、やめませうね(苦笑)。


「本」 投稿者:秋山  投稿日: 7月12日(土)08時08分38秒

cogito様
迅速なご回答を賜り恐縮かつ感動の極みです。謙譲なご性格はかねてより存じ 上げておりますが、あなた様のような存在は今後益々稀少になり真摯なご研究 が実を結ばれるものと信じて疑いません。今後ともお導きくださいますように お願いいたします。ところで雑誌「本」は言われてみればその昔、図書館で主 要部分をコピー(当時はまだ高価なものでしたが)したことを思い出しました。 現在は、こういう雑誌もかなり高額なものになっているのでしょうね。私は最 近発行の古書目録はあまり丹念にさらっていないので不勉強を曝すようです が。

管理人様
誤字の件、お恥ずかしい次第です。なにせ夜になるとめっきり集中力が落ちま して。弁解にもなりませんね、申し訳ございません。ところで管理人様は麦書 房とご縁はございましたでしょうか。詩の本やだからあまりお親しくはなかっ たのかと勝手に想像しておりますがいかがでしょう。


お初です 投稿者:貢  投稿日: 7月12日(土)08時18分36秒

管理人様・人魚の嘆き様
昨晩は図らずも憧れのお二方に『人魚の嘆き』にてお会いする事が出来、 大変感激をしております。 初対面で緊張気味のわたしに、色々と声を掛けてくださったお心遣いには、 心から感謝申しております。 短い時間ではありましたが、勉強させていただきました。 特に皆さんの前で赤恥をかいてしまった、 『小沼丹』のことは大変勉強になりました(^_^;) そのうえ、人魚の嘆き様にはごちそうになってしまい、ありがとうございまし た。 今後とも宜しくお願い申し上げます。 また、お会い出来る日を楽しみにお待ちしております。

雪様
お忙しい中、お二人にわたしの事を紹介して頂いて本当にありがとうございま した。 雪様の暖かなお心遣い感謝しております。 この場をお借りしてお礼申し上げます。 またお邪魔させていただきます! HNはちょっと気恥ずかしいのですが、貢(みつぎ)に決めました。 サロンに集う皆様方、今後とも宜しくお願い申し上げます。


やっぱり暇なのかな、俺って 投稿者:文庫中毒  投稿日: 7月12日(土)09 時26分07秒

必ず手に入れたい本は 誰にも知られたくない
百ある高そうな本ならば すべてに触れてみたいさ
極美だ帯だと騒ぎ立てずに 買う気になればいい
誰かに鼻先で抜き取られ 言葉をなくしてないかい
先を越されたら腕を磨け 自分を失くさぬために
今から神保に これから田村に 古書買いに行こうか
(ホーホ、ホーホ、ホホッ本)
(ホーホ、ホーホ、ホホッ本)
いっそ全部買えばいい 中途半端はなお空しい
深く残る後悔は 自分に隠せはしないさ
署名だ函だと騒ぎ立てずに 買う気になればいい
本買うことは楽しいかい 本置く場所はあるかい
部屋の床が沈まぬ限り 本はいつも待っている
今から早稲田に これから文英に 古書買いに行こうか
(ホーホ、ホーホ、ホホッ本)
(ホーホ、ホーホ、ホホッ本)
(ブック イズ ゼア!) 病んでる心で
(ブック イズ ゼア!) 傾いてる家で
手に掴んだ(奥付ソット覗いて)
掘り出し本を(強く強く握り締めて)
胸に抱えた(値段ソット覗いて)
秘密を隠すように(強く強く ア,ア,ア,ア・・アホン!)
(ホーホ、ホーホ、ホホッ本)
(ホーホ、ホーホ、ホホッ本)
(ホーホ、ホーホ、ホホッ本)
(ブック イズ ゼア!) 病んでる心で
(ホーホ、ホーホ、ホホッ本)
(ブック イズ ゼア!) 傾いてる家で


(無題) 投稿者:人魚の嘆き  投稿日: 7月12日(土)10時55分01秒

四天王様
『道程』のオリジナルをまずは蔵書に加えるという意味で、欠点が目立つ本で あっても2万円ならば買える価格であると思います。逆にカバー欠でも美本を5 万円で入手するのは相当困難です。探している人が多い本ですしね。

貢様
昨日は初めてお話ができて楽しかったです。書き込み、『人魚の贈り物』の登 録、古本酒場「人魚の嘆き」への来店と、どれが先でも順番など問題ではあり ません。このBBSにご関心のある方々とのご縁を大切にしたい、というのが管 理人様のお考えだと私は理解しています。 ところで、昨日話の出た横溝の『真珠郎』が、スライド書棚の後ろの列にあり ました。初版函付ですが保存程度は並。次回のビンゴ大会もしくは『人魚の贈 り物』通常会に出品しますから、その前に登録しましょうね。


伊東静雄三題 投稿者:彭城矯介  投稿日: 7月12日(土)15時41分06秒

>cogito樣、秋山樣
餘計なお世話ですが、話題になつてゐる鈴木享氏の「伊東静雄三題」といふ文 章は、小川和佑『伊東静雄論考』(叢文社)の 「研究文獻目録・總覧」で確認致しますと、富士正晴編『伊東静雄研究』(思 潮社)にも再録されてゐるやうであります。 因みに、この「研究文獻目録・總覧」では、その雜誌「本」1巻8號は(昭39・ 9)となつてをりますが、誤記なのでせうか?(笑)


ありがとうございます 投稿者:貢  投稿日: 7月12日(土)18時40分44秒

人魚の嘆き様
嬉しいお言葉ありがとうございます。 お話に中に登場した、しかも収集対象外の稀覯本が、 手を伸ばせばすぐに取り出せる所に! あらためて、人魚の嘆き様の懐の深さを感じさせて頂きました。 鏡花ではないですが、人魚の嘆き様のお邸の玄関番にて、 修行を積みたい思いです(笑) ((笑)マークなどを付けておりますが、結構真面目だったりしております) 登録告知を楽しみにお待ち申しております。


告知予告 投稿者:管理人&人魚の嘆き  投稿日: 7月12日(土)22時17分54 秒

かねてより予告していた大阪圭吉『香水夫人』は来週の某目録に掲載されま す。具体的な目録名は月曜日にSalon De 書痴で告知いたしますので、関心の ある方はお見逃しなく。


立原の最高の友は? 投稿者:立原道造が好き  投稿日: 7月13日(日)00時06 分08秒

風様
すごく幼稚で素朴な質問なのですが、立原道造が最も心を許していた友人(同 性) は誰だったのでしょうか? そういう人が終生変わらずに一人いたのか、それとも時代によって違う人だっ た のか、はたまた「最も」と呼ぶべき人はいなかったのか、お教えくださいま せ。


(無題) 投稿者:萬嘯廬  投稿日: 7月13日(日)01時19分49秒

くだん 様大輔 様
短い時間ではありましたが愉快な時を過ごさせてもらいました。 ありがとうございます。 しかし我々が行く場所がなく、やっと行き着いた店で不思議な光景を見たよう な・・・ わたくしが見たのは夢だったのか幻だったのか?? そう思いませんでしたか、ねぇ、くだん様 大輔様。 Re:立原の友<私見> 投稿者:風  投稿日: 7月13日(日)03時10分12秒

立原道造が好きさま
難しい質問ですね・・・。 立原の場合には、その時々で、親しくなる人が変化しています。また、同じ時 でも、内容によって語り合う友人が異なるなど、“親しい友人”を特定するの は難しいものがありますが、つきあった歳月ではなく、深さ&信頼&相手の心 情を重視して私見を認めさせていただきますと、以下のようになります。
まず、文学の友なら杉浦明平、猪野健二(共に一高文甲・東大国文学科)が挙 げられますが、私は、敢えて、田中一三(別抄香積:一高文丙・京大仏文学 科)と言いましょう。 田中は京都在住で、1938年1月には出征してしまいますので、高校卒業後は立 原と会う機会も少なく、それほど深いつきあいではなかったとするべきかもし れません。しかし、遺された往復書簡をつぶさに読みますと、心の奥底をみつ めあう友人であったと私には思われてなりません。なお、田中は、1940年12月 にソ満国境で自決しました。人を殺すことなど、田中にはできなかったのだと 思われます。 http://www.orchid.co.jp/~tatihara/tanaka1.htm 建築の友なら生田勉、柴岡亥佐雄(共に一高理甲・東大建築学科)と言うべき かもしれません。
しかし、私は、文学も建築も併せて、心を許し真に語りあえた“最高の友”と して、小場晴夫(東大建築学科)を第一に挙げたいと思います。それを象徴す るものとして、後に小場が“無類に美しい”と称賛した小場宛の立原書簡群が あります。また、没後に発見された小場の遺稿「立原道造 一つの座標とし て」(1939年)は、二人の交游を証言する貴重なものと言えましょう。以下に その冒頭の一節をご紹介します。
《立原よ、君を語るには余りに近く居すぎた。僕は只君が僕の中に残して逝つ た、雄々しくも美しい、怪しいまでもなつかしい響に酔つてゐるのでないだら うか。だが目覚も知つてゐる。 君を焼く煙が高く揚つた時僕の赤い眼はどれ程の涙を流したらう。僕の心はど れ程人間の果なさをかみしめたらう。神を呪つて天地に哭した。》 http://www.orchid.co.jp/~tatihara/info2-5.htm


納得 投稿者:立原道造が好き  投稿日: 7月13日(日)08時15分43秒

風様
幼稚な質問に高度な解説をしていただいて、本当にうれしく感動しました。や はり、 親しくなる人には変化がありましたか。納得です。ありがとうございました。


人魚の嘆き様のお名前がトップに 投稿者:過去ログ探索隊々員壱号  投稿 日: 7月13日(日)09時10分00秒

ご報告
雑誌「日本古書通信」バックナンバー販売の主要著者のトップに人魚の嘆き様 のお名前がありました。 さすが! http://www.easyseek.net/item/11551163/


夢か幻 投稿者:くだん  投稿日: 7月13日(日)10時11分21秒

萬嘯廬様大輔様
昨夕は、お二人のおかげで楽しい時間を過ごせました。 ありがとうございました。 それにしましても、いつものお店が臨時休業で、ぐるぐる彷徨った末入ったお 店での光景 に思わず我が目を疑いました。でも目をこすっているうちに、溶けちゃったの か まもなく消えてしまったようですね。


北川冬彦「曠野」 投稿者:冬彦  投稿日: 7月13日(日)10時37分45秒

人魚の嘆き様
初めての書きこみで少々緊張気味なのですが。 私はここでマヴォというHNを使っているA君の友人で冬彦と申します。 HNは詩人北川冬彦から取ったもので、それだけ彼に傾倒していると申しても よいかと思います。 北川冬彦との出会いは高校生の時、国語の先生が彼の詩を授業で紹介してくれ たのですが、その印象が強烈で、以後図書館で本を借り、やがては複製本、そ して初版本と北川冬彦一辺倒でここまできました。 私の古書の蔵書など、ここに集う皆様からにすればお粗末なものです。 が、北川冬彦だけは第一詩集の「三半規管喪失」から「検温器と花」「戦争」 「氷」「いやらしい神」等等揃えることができました。
ところが、1冊だけ見たこともない詩集があります。題名は「曠野」、限定わ ずかに10部という本です。 この詩集が出ていることは複数の証言からも確実なのですが、あらゆる文学 館、図書館に存在しません。 世に言う詩集専門店のいくつかにも問い合わせた結果も、情報は得られません でした。古書目録でも見たことがありません。 あきらめかけていたのですが、A君から人魚の嘆き様ならご存知かもしれない よ、と紹介を受けたのです。
もちろん私のように詩集コレクターの一番すみっこにいる人間でも、人魚の嘆 き様のお名前はよく知っています。 しかしそんな偉い方に、とてもお聞きする機会などあるまいにと望んだことも ありませんでした。 でもこのたび、A君も面識もないのにあれこれ教えていただいていると聞い て、薦められて今日この場で投稿を決意しました。 何でも結構です。「曠野」についてご存知のことがあれば、教えていただけま せんでしょうか。 どうぞどうぞよろしくお願い申し上げます。


観音劇場 投稿者:PENぺん  投稿日: 7月13日(日)13時20分16秒

管理人様
ご無沙汰いたしております。今年になってから比較的幸運に見舞われ辻潤は 『浮浪漫語』の美本と『響影』は勿論裸ですが入手できました。また管理人様 の薫陶を得まして関連の書物も随分読みました。先ごろ以前から捜しておりま した管理人様と深い親交がおありになった松本克平氏『私の古本大学』をやっ と買う事が出来ました。以前ここで話題にあがりました「倉田啓明」の事など 興味深い内容が満載で大変勉強になりましたし、ここに掲載された珍しい本の 数々を探してみたい意欲をそそられました。
特に暫く前に管理人様がお書きになりました辻潤、出演の浅草「観音劇場」公 演の『夜の宿』に共演した小生夢坊と喜歌劇『トスキナ』の作者、獏与太平の 二人が興味深いものがあります。 松本氏は小生夢坊の著作に就いては比較的詳しく解説しておりますが、その後 の彼等については一言も触れておりません。お分かりの事がありましたら教え ていただきたいのです。


Re.観音劇場 投稿者:管理人  投稿日: 7月13日(日)17時09分28秒

PENぺん様
観音劇場の楽屋口に「犬猫刑事ノ類入ルベカラズ」と書いた貼札をしておいた ら、或る日その筋の人が見付けて青筋立てて「犬猫刑事とは何だ?」と怒鳴ら れた。怒鳴られた男その場は素直に恐縮して「済みません。早速に改めます」 とそれを破り捨てて、新しく書き直して貼り出したのが「刑事犬猫ノ類入ルベ カラズ」
こんな豪快な抵抗のエピソードを持つ小生夢坊は戦後は湘南茅ヶ崎市に住み農 園を経営しつつ社会事業に挺身し信望、大いに篤く推されて公安委員となる。 喜歌劇『トスキナ』の作者、獏与太平は本名、古海卓二、映画監督となり活躍 するが、それを辞めて故郷の九州に帰り鉄工所の主をやりながら戦後の「九州 文学」に同人として参加、作品を残す。 以上、参考まで。


告知予告Part2 投稿者:管理人&人魚の嘆き  投稿日: 7月13日 (日)18時21分35秒

以前書き込みのあったボン書店主鳥羽茂(馨)の遺品(日記、アルバム、原 稿、書簡等) について、このたび親族の方のご意向により「Salon De 書痴」主催のオーク ションを行うことになりました。 開催日時、出品目録、入札方法などについては近日中にここで告知いたしま す。『人魚の贈り物』に登録されていない方も参加できますので、ご関心のあ る方はどうぞお見逃しなく。


『人魚の七夕』(第2回大ビンゴ大会)最終結果 投稿者:管理人&人魚の嘆き  投稿日: 7月13日(日)20時04分15秒

A.特別出品(ビンゴパターン特定)

 1.『日本橋』泉鏡花、大正3年、千章館、初版、函、美[ビンゴパターン] LETTER H(フリーズ様獲得)
 2.『白髪小僧』杉山萠圓(夢野久作)、大正11年、誠文堂、初版、函、極美 (探偵王様寄贈)[ビンゴパターン] OUTSIDE SQUARE(龍之介様獲得)

B.球数制限付出品

 3.『故園の歌』(球数制限15個)、田中冬二、昭和15年、アオイ書房、初版、 カバー、極美、署名入(獲得者なし)
 4.『影燈籠』(球数制限15個)、芥川龍之介、大正9年、春陽堂、初版、函、 著者献呈本、函日焼け(獲得者なし)
 5.『モダニズム雑誌一括』(球数制限15個)、『青騎士』『マダム・ブラン シュ』『ドノゴトンカ』『ドドド』『MAVO』『GGPG』『薔薇魔術学説』『シ ネ』『レスプリ・ヌーボー』『海盤車』他、48冊(愛2003様獲得)

C.一般出品

 6.『浅草紅団』川端康成、昭和5年、先進社、初版、函、極美(慾呆け様獲 得)
 7.『田舎ずまい』永松定、昭和31年、詩と真実社、初版、カバー(トラキチ 様獲得)
 8.『新訳源氏物語』与謝野晶子、明治45年〜、金尾文淵堂、4冊揃、初版2 冊、函(まり。様獲得)
 9.『幽霊遠島船』久生十蘭、康徳10年、大東亞出版社、美(大衆王様寄 贈)(みちのく様獲得)
10.『春の雪』三島由紀夫、昭和44年、新潮社、初版、完本、献呈署名入(隠岐 様獲得)
11.『白き路』尾上紫舟、大正3年、有朋館、初版、函痛み(あめんぼう様獲得)
12.『伊良子清白研究』山路峯男、昭和51年、木犀書房、函(落下傘様獲得)
13.『体操詩集』村野四郎、アオイ書房、初版、カバー、限定500部記番、カ バー背痛み(kiku様獲得)
14.『滑稽旅日記』黒田湖山、大正元年、博文館、初版(ディオゲネス様獲得)
15.『子をつれて』葛西善蔵、大正8年、新潮社、初版、函、極美(夜汽車様獲 得)
16.『瀧口修造と武満徹展』図録、平成11年、世田谷文学館(TG様獲得)
17.『編年体・評伝福永武彦』源高根、桜華書林、昭和60年、函(ガンジー様獲 得)
18.『第五列の兵器庫』海野十三、昭和16年、ラヂオ科学社、初版、カバー、 美、蔵印(たからじま様獲得)
19.『ビルマ戦陣賦』小田嶽夫、昭和18年、文林堂双魚房、初版、見返し切れ (ベルベット様獲得)
20.『夕の虹』堀口大学、昭和32年、昭森社、初版、函、限定230部記番、三好 達治宛献呈署名入(hazedonca様獲得)
21.『西脇順三郎全集抜粋』昭和58年、筑摩書房、初出・年譜等の抜粋(マヴォ 様獲得)
22.『刺青』谷崎潤一郎、明治44年、籾山書店、初版、函、美 (孝一様獲 得)
23.『自由を求めて』野村隈畔、大正11年、京文社、函(谷口様獲得)
24.『夫婦善哉』織田作之助、昭和15年、創元社、初版、削除版(ナナ様獲得)
25.『詩集 ふるくに』山川弘至、昭和18年、大日本百科全書刊行会、初版   『落雷』風間光作、昭和49年、千代田書房、初版、カバー(おしの様獲得)


めでたく終了 投稿者:管理人&人魚の嘆き  投稿日: 7月13日(日)20時32 分57秒

『人魚の贈り物』登録者各位
『人魚の七夕』(第2回大ビンゴ大会)は、最後に龍之介様が見事[OUTSIDE SQUARE]を完成させ無事終了いたしました。皆様のご協力に感謝申し上げま す。また、いつかやりましょうね。

ダークホース様まり。様
大役お疲れ様でした。「お手伝い」はこれにて終了です。お二人には後日、 ビッグなお手当てを差し上げます。

TG様
男TGの底力を見せていただきました。きりこ様を末永く大切に(いけねー、 cogito様のような甘ちゃんなこと言っちゃったぜ)。ご褒美にいずれ究極秘奥 義「上下回転串刺し」を伝授します。

cogito様
公私とも多難な折に、特別コメンテーターを勤めていただきありがとうござい ました。後日「ナフタリン臭付詩集」をお送り申し上げます。

彭城矯介様文庫中毒様永町様
ビンゴ大会を盛り上げて(?)いただきありがとうございました。座布団10枚の 景品をお楽しみに。なお、永町様はダークホース、まり。両嬢によく感謝する ように!


大衆王様へ 投稿者:管理人&人魚の嘆き  投稿日: 7月13日(日)21時15分 00秒

大衆王様
探偵王様と大衆王様のご協力のお蔭で第2回大ビンゴ大会が盛大のうちに無事 終了致しました。 改めまして厚く御礼申し上げます。 『白髪小僧』はめでたくも龍之介様に当たりましたので、先程、送らせて頂き ました住所への発送をよろしくお願い申し上げます。


お礼 投稿者:関金温泉  投稿日: 7月13日(日)22時31分39秒

管理人&人魚の嘆き様
今回のイベントより参加させて頂きまして本当に良かったと思っております。 ビンゴでも毎日釘付けになりましたが文学的書き込みのレベルの高さとユーモ アが混在して何とも言えない、とても良い雰囲気を醸しております。毎日何回 と無く「Salon De 書痴」を覗く事が完全に日課になってしまいました。と言 いますより家に帰って参りますとここを開くことが最優先事項になりました。 管理人様と人魚の嘆き様のお人柄はもとより、こちらに集う方々が悉く紳士、 淑女でありますことが改めて良く判りました。オフ会の雰囲気はもっと素晴ら しいことが容易に想像できます。村山様といつか参加させて頂きたいものと 思っております。こちらの末席に加えさせて頂きました事を感謝申し上げま す。


「記憶にございません。」 投稿者:大輔  投稿日: 7月13日(日)22時47分 25秒

   萬嘯廬様くだん様
 昨日はありがとうございました。あのビールを再び飲めて私はご満悦でし た。古書の話に花が咲き、日夏先生の噂話と瞬く間に時間が過ぎてしまいまし た。  とても楽しすぎて周りの光景は目に入りませんでした。なので   「記憶にございません。」

  葵の家様 散水弁様 彭城矯介様
 鎌倉の写真を渡していないのは3人様と相成りました。 出来ればメールして下さい。

 管理人様 人魚の嘆き様
 あの本を目標に日々仕事に精進したく存じます。某有名女優宛署名本、一度 見てみたいです。(^^)


私も御礼 投稿者:PENぺん  投稿日: 7月13日(日)22時53分00秒

管理人様
ご教示有難うございました。小生夢坊の話は実に面白い。又勉強させてくださ い。

管理人&人魚の嘆き様&ダークホース様&まり。様
割と早い段階にリーチがかかっていたものですから毎日が興奮状態でした。結 局ツメが甘くゴール寸前で皆さんに追い抜かれてしまいましたが愉快な日々で ありました。重ねて御礼申し上げます。


七夕 投稿者:TG  投稿日: 7月13日(日)23時57分13秒

人魚の嘆き様>
七夕目録の件、ありがとうございました。 田村書店の奥まで入っていたのは実は初めてだったのですが、 小学生の時に職員室に入るような緊張感でした・・・


業者の参加資格は? 投稿者:三代目  投稿日: 7月14日(月)08時43分05秒

管理人&人魚の嘆き様
先日はお騒がせして大変申し訳ありませんでした。今後は気をつけますのでど うぞお許しを。謹んでお詫び申し上げます。 さて、
>ボン書店主鳥羽茂(馨)の遺品(日記、アルバム、原稿、書簡等)「Salon De 書痴」主催のオークション
についてですが、このオークションには古書業者も参加してもよろしいので しょうか? 同業者から問い合わせがあり、後日告知されるものかとも思いましたが、一応 お伺いいたします。


待望の過去ログ更新 投稿者:過去ログ探索隊々員壱号  投稿日: 7月14日 (月)09時18分45秒

管理人様
過去ログ3月を更新いただきありがとうございました。 4,5,6月と溜まっておりますが、我々の任務遂行の円滑化のためにも、どうぞ よろしくお願い申し上げます。


(無題) 投稿者:管理人&人魚の嘆き  投稿日: 7月14日(月)11時00分49秒

人魚の嘆き「ビンゴが終わったらオークションと、随分忙しいですね」
管 理 人「しかも過去ログの貼り付けまでしてんだからな」
人魚の嘆き「まあそれはあなたしか出来ないんだから」
管 理 人「過去ログ探索隊の面々も待ってるしな。せいぜい頑」るよ」
人魚の嘆き「ところで、三代目様から質問がきてますよ」
管 理 人「鳥羽茂遺品オークションは自由参加だから、古本屋でもロム専で も誰でもOKだよ」
人魚の嘆き「ということは転売可ということですね」
管 理 人「もちろん。我々の責任は適正にオークションをすることまで。そ の後は関知しないよ」
人魚の嘆き「了解しました」
管 理 人「ところで、男TG様は究極秘奥義『上下回転串刺し』をgoogleで検 索したらしいぜ」
人魚の嘆き「バカな奴ですね。ネットの検索でヒットしたら、究極秘奥義でも 何でもないじゃないですか!」
管 理 人「それもそうだな。ところで『上下回転串刺し』って何なの?」
人魚の嘆き「だからこんなところでは公開出来ませんよ。まだ明るいし」
管 理 人「それをマスターしたらcogito様でもモテモテか?」
人魚の嘆き「当然です」
管 理 人「じゃあ、男TG様よりも彼に教えてやれよ」
人魚の嘆き「いや、残念ながらそれはムリです」
管 理 人「どうして?」
人魚の嘆き「粗○では不可能なんです」
管 理 人「それは残念」


たしかに 投稿者:cogito@昼休み  投稿日: 7月14日(月)12時56分00秒

職場では粗相ばっかりしてをりますが・・・、
┐(´・ω・┌ 相変はらずお下品ですねぇ。


「道程」 投稿者:四天王  投稿日: 7月14日(月)13時20分02秒

人魚の嘆き様
`<` 『道程』のオリジナルをまずは蔵書に加えるという意味で、欠点が目立つ本 であって も2万円ならば買える価格であると思います。`>`
この教えに従い買いました。例のパラフィン紙を巻くと汚れも痛みもかなり目 立たな くなりました。ありがとうございました。 ところでカバー付の「道程」は最近出たことがあるのでしょうか?


告知(『香水夫人』掲載目録) 投稿者:管理人&人魚の嘆き  投稿日: 7月 14日(月)14時21分37秒

大阪圭吉の『香水夫人』は、明日発売の雑誌『日本古書通信』7月号の「日本 古書通信社古書部」の目録に掲載されています。


近代文学の強い大学 投稿者:マルドロール  投稿日: 7月14日(月)18時16 分21秒

管理人様、人魚の嘆き様、天女の舞い様、皆様
遂に決心して大学受験をす ることにしました!去年ここで大学の先生になるには学歴が重要だと教わり、 それから随分と悩んだのですが、最終的に 浪人覚悟で名門大学の扉を開ける決心を しました。ところで、まだ全然学力は備わ ってないのですけれど、目指す以上は早慶と考えてい ます。(国立は無理なので)その場合、日本文学の先生は近代ではい ま、どちらが評価が高いのですか ?また早慶はちと難しいので、その下のランクではどこがお薦めなの ですか?どうもそういう所はパンフではわからな いもので。是非アドバイスをお願いします。


Re:近代文学の強い大学 投稿者:cogito  投稿日: 7月14日(月)19時09分10 秒

マルドロールさま
大学の評価といふより、好きな本を書いてをられる先生がゐるところの門を敲 いて行ったら如何でせうね。 どうしても大学単位での下とか上とかに拘られるなら、女子大に近代文学の強 い先生がみえることが多いので、 まずは女性になることがお勧めです。古本酒場に行って「なんでも体験記」で 次回性転換を計画中の雪だるま姐さんに相談してみませう。 なんだか、私もお下品ですね。


Re:近代文学の強い大学 投稿者:管理人  投稿日: 7月14日(月)19時28分22 秒

マルドロール様
>日本文学の先生は近代ではいま、どちらが評価が高いのですか
どちらも同じくらい低いよ。
>ではどこがお薦めなのですか?
そんなとこはないよ。それより学力を向上させること。日大進学を止めて日大 にも受からなかったら洒落にならないよ。


『曠野』  投稿者:人魚の嘆き  投稿日: 7月14日(月)20時00分57秒

冬彦様
北川冬彦の『曠野』は確かに大変な稀覯本ですね。私も今から15年ほど前に一 度だけ見たきりです。表紙にタイトルと著者名、そして北川冬彦という印が捺 してあったのが妙に印象的でした。私が見た本は全て毛筆で書かれたいわゆる 肉筆本だったのですが、全ての本がそうなのかはわかりません。十数ページ程 度の薄い本でした。 随分と前の話ですし、私にとってはあまり関心のない詩集だったゆえ、残念な がらここに書いた以上の記憶は蘇ってきません。少しでもご参考になれば幸い です。 


追伸@真面目に 投稿者:cogito  投稿日: 7月14日(月)21時23分19秒

マルドロールさま
先ほどは職場から失礼しました。 冗談はさておき、早稲田大学めざして頑張って下さいね。 現今の先生のことはいざ知らず、なにしろ「衣笠詩文庫」に「管理人様文庫」 が身近です。


感謝の言葉 投稿者:大輔  投稿日: 7月14日(月)23時49分01秒

  皆様
 写真に関して書き込みやメール、本当にありがとうございました。私は皆様 と楽しい時を共有し、その「わが人生の時の時」を形で残せるのが本当に嬉し いのです。  皆様に私がお礼を言いたい位なのです。今、心から皆様お一人お一人と様々 な形でお会いできている事に心から感謝申し上げます。  「本当にありがとうございます。」  仕事、一期一会の重みを感じます。本でも人でも言える事ですが全ての出会 いを今後も大切にしたく存じます。  今後とも宜しくお願いいたします。


慎んで訂正いたします。 投稿者:大輔  投稿日: 7月14日(月)23時54分08 秒

  訂正 7行目 私の仕事柄、一期一会の重みを感じます。


『曠野』  投稿者:冬彦  投稿日: 7月15日(火)09時01分12秒

人魚の嘆き様
驚きました。 『曠野』について、誰に聞いても「そんな詩集が出てるの?」「知らない」と いった返事ばかりで失望していたのです。 やはり人魚の嘆き様は凄い、いや凄すぎます。 私にはすべての情報がはじめて知ることばかりでした。 特に自筆で書かれた本だということに驚愕しました。 ということは、他の本も自筆で書かれているということなのでしょうか。 人魚の嘆き様ほどのキャリアの方が一回しかごらんになっていない詩集だとい う事は、これからも見れるチャンスはほとんどないかもしれません。 しかし、そのチャンスをあきらめずに待ちます。 本当にありがとうございました。 これからも、たまにはお邪魔させてください。


おせっかい 投稿者:過去ログ探索隊々員壱号  投稿日: 7月15日(火)09時 56分07秒

cogito様
早稲田には「今井卓爾文庫目録」もあるのでは?
>目録のこと 投稿者:cogito  投稿日:11月 9日(土)00時44分34秒


訂正 投稿者:過去ログ探索隊々員壱号  投稿日: 7月15日(火)09時57分41 秒

「今井卓爾文庫目録」⇒「今井卓爾文庫」


私も負けずにおせっかい 投稿者:過去ログ探索隊々員弐号  投稿日: 7月 15日(火)10時19分46秒

早稲田にはこれもありますよ。 http://www.wul.waseda.ac.jp/PUBS/fumi/23/23-12.html


注文済み 投稿者:小仏  投稿日: 7月15日(火)18時18分15秒

『香水夫人』注文のはがき出しました! あっ、こんな報告不要でしたね。 すいません、削除お願いいたします。


(無題) 投稿者:人魚の嘆き  投稿日: 7月15日(火)19時42分01秒

TG様
`>` 田村書店の奥まで入っていたのは実は初めてだったのですが、小学生の時に 職員室に入るような緊張感でした・・・
ご主人が不在で残念でした(よかった?)ね。

風様
愚母の名前は充子ではないのですが・・・

cogito様
「ナフタリン臭付詩集」の発送は今月下旬の予定です。

マルドロール様
本日付の「東京新聞」朝刊を読むとよいでしょう。

萬嘯廬様
ランチョンで誰と会ったかよりも、貴兄が『鴛鴦帳』美本と某名著の特装版を 「共に」格安で手に入れられたことの方が土曜日の最大の事件では?


動揺を隠せず 投稿者:萬嘯廬  投稿日: 7月15日(火)20時40分53秒

人魚の嘆き 様
いやはや参りました。 ランチョンでの内容までつつぬけとは完全に降参でございます。 神保町は恐い街です。 「人魚情報ネット」を考慮しなかったわたくしが甘うございました。 確かに土曜日最大の事件は例の特装1部本でした。 以後心してかかりましょう、ね、くだん様、大輔様。


(無題) 投稿者:風  投稿日: 7月15日(火)20時44分58秒

人魚の嘆きさま
失礼いたしました。允子(まさこ)さまですね。 不覚にも誤植に気がつきませんでした。 早速にお詫び状を認めようと思っております。


「春の雪」 投稿者:隠岐  投稿日: 7月16日(水)08時28分44秒

ymnk様
はじめまして。三島由紀夫についておたずねします。ご指導お願いします。 三島由紀夫の『春の雪』には、初版よりも前の奥付がある試作本があり、帯も 祝ノーベル賞受賞となっているという話を聞いたことがあります。(城一郎の 本?) こういう本は本当にあるのですか?そしてこういう帯が付いているのですか? お教えくださいませ。


オークションの中止について(お詫び) 投稿者:管理人&人魚の嘆き  投稿 日: 7月16日(水)11時45分39秒

先日予告したボン書店主鳥羽茂の遺品を「Salon De 書痴」主催のオークショ ンにかける件については、諸般の事情により中止やむなきに至りました。ご関 心のあった皆様に謹んでお詫び申し上げます。


伝説 投稿者:ymnk  投稿日: 7月16日(水)12時31分19秒

隠岐様
はじめまして。こちらこそよろしくお願い致します。それで「春の雪」試作本 ですが、奥付の違う写真は出回っており現に所持している方もいらっしゃり確 かに存在します。が、帯については、そういう言説があるだけ、というか、伝 説があるだけで、誰もはっきり見たという人間がいない上に写真すら出てきま せん。この辺の話は、以前拙掲示板で、故・高野聖様(!)にあれこれご教示 頂いたことがございます(下記のアドレス参照)。とかく伝説が多い三島周辺 ですが、他はともかく書誌関連ではすべからく実見あるいは客観的な確証主義 を貫くべき、という姿勢を、管理人様や人魚の嘆き様から学び認識を新たにし た次第です。今のところ、何ら確証のない伝説に過ぎないと考えております。
ところで、こんなことをたずねてよいかわかりませんが、隠岐様が今回のビン ゴで獲得された献呈本ですが、もし差し支えなければ献呈先をお教え願いませ んでしょうか。はしたない好奇心丸出しで何とも恐縮ですが、もしかまいませ んでしたらよろしくお願い致します。 http://members.jcom.home.ne.jp/yamanaka.t/2001b.html


別の方法は? 投稿者:マヴォ  投稿日: 7月16日(水)19時26分48秒

ボン書店主鳥羽茂の遺品を「Salon De 書痴」主催のオークションにかける件 が中止にな ったのは大変残念でした。何か事情があったのでしょうが、オークション以外 の方法 は不可能なのでしょうか?勝手な申し分、ご容赦ください。


惜しいことを 投稿者:隠岐  投稿日: 7月16日(水)20時40分38秒

ymnk様
早速過去ログを拝見いたしました。 既にこれだけ詳細に語られているとは知りませんでした。ありがとうございま す。 それにしても他の投稿を見ても、この高野聖様という方は恐るべき博識です ね。 管理人様や人魚の嘆き様と肩を並べるレベルであったと想像します。 本当に惜しい方が亡くなりましたね。 おたずねの献呈先は、永井荷風信者の評論家のOと言えばおわかりですね? 三島ともつながりがあったとは驚きでした。


隠岐様へ 投稿者:ymnk  投稿日: 7月16日(水)21時25分02秒

当時の事情をよくご存じではない隠岐様に、誤解を与えるような書き方をして しまい大変失礼致しました。つまり、「豊饒の海」ではないですが、「高野 聖」が転生(!?)して「人魚の嘆き」様になったと・・・というわけでし て、「故」とはあくまでそういう意味で使いました。 また、宛先お教え頂きありがとうございました。私家版たくさん出しているあ の方ですね。


「続署名本の世界」 投稿者:落下傘  投稿日: 7月17日(木)08時41分33秒

人魚の嘆き様
「古書通信」に連載されている「続署名本の世界」を毎月楽し みにしています。特に今月は、前にここでも話題に上った「マルドロールの歌 画 集」だったので、とりわけ興味深く読ませていただきました。1 番本をお持ちだったのですね。どこかで人魚の嘆きコレクションを公開される 日はこないのでしょうか。みんなが待望しているとおもうのですが。 せめて雑誌ででも、すばらしいコレクションの一端をご披露くださいませ。


乱歩の蒐めた書物展 投稿者:くだん  投稿日: 7月17日(木)10時13分17秒

改装された東京古書会館の「乱歩の蒐めた書物展」に行ってきました。 乱歩蔵書のうち、明治時代の翻訳、翻案書と、昭和戦前に乱歩が同時代の探偵 小説作家から献呈された本、合わせて181冊が展示されていました。 受付で配布されたパンフレットに展示本の説明が書いてあり、会場内はガラス ケースに本が並べてあるのみという、シンプルな展示内容でした。会場の広さ に比し、展示してある本の量が少なく、見学者は更に少なく閑散として、本年 1月の池袋の乱歩展の迫力を期待していたので、いささか拍子抜け致しまし た。19日土曜まで展示しているとのことです。

萬嘯廬様
「人魚情報ネット」私も気をつけることに致します。

大輔様散水弁様
昨日はゆっくりお話ができず残念でした。 また近々会いましょうね。


「豊饒の海」の献呈本 投稿者:春の雪  投稿日: 7月17日(木)10時32分04 秒

ymnk様
 「豊饒の海」の献呈本について伺います。最後の「天人五衰」は三島 の死後の著書だから献呈本はないのだと思います。その他の3冊が同じ人宛の 献呈本というのもあるのでしょうか?それと1冊ずつの場合、やはり「春の 雪」が1番高額で、「暁の寺」が1番安価なのでしょうか。


オークションの中止について 投稿者:立花  投稿日: 7月17日(木)13時36 分22秒

皆様へ
鳥羽茂の遺品を処分するオークションが突然中止になって、とまどわれた方も いらっしゃると思います。まず誤解のないように願いますが、管理人様と人魚 の嘆き様にはなんの責任もございません。今回の私達の相談に対して、最後ま で誠心誠意ご対応いただきました。今でもそのことに感謝しております。それ なのにどうして中止という事態になってしまったのか。それをお知らせするの は私の義務だと思い、管理人様の了解をいただかずに書くことにしました。も し、不都合な点があれば、管理人様に削除をお願いいたします。
私達はオークションをしていただけることに喜び、たとえ金額がいくらであっ ても、それで鳥羽の遺品をお譲りするつもりでおりました。しかし、昨日に なって思いもよらないことが起こりました。管理人様からメールが届き、 その中にSという古本屋のメールが転送されていました。その古本屋は鳥羽茂 のことに就いての本を出していますが、彼の為した仕事の裏に不義理の山が積 み重なっている事も調べていないそれは私達には全く信用のおけないばかり か、まるで正反対の鳥羽像が描かれておりましので不快そのものでした。その 何の事情も知らない本屋が「鳥羽茂の遺族が生存している。その元に遺品が還 ることが、遺品の所蔵者の意向にもかなうのではないか」といった勝手な言い 分を認めた内容でした。
私達は大きな驚愕と憤慨をおぼえましたので管理人様にお手数をおかけしまし たが、一方的にオークションの中止をお願いしたわけです。そういう次第です ので、くれぐれも皆様にご理解をいただくことを希望いたします。 なお改めまして、管理人様、人魚の嘆き様、本当にお世話になりました。また 今後も相談に乗っていただければ、うれしく存じます。


削除 投稿者:管理人  投稿日: 7月17日(木)15時38分39秒

散水弁様の書き込みは当掲示板にはふさわしからぬ内容が一部ございましたの で削除致しました。


(無題) 投稿者:散水弁  投稿日: 7月17日(木)16時04分43秒

管理人様
申し訳ございません。以後、慎みます。


(無題) 投稿者:管理人  投稿日: 7月17日(木)16時37分01秒

↑明らかにサボリ


(無題) 投稿者:文庫中毒  投稿日: 7月17日(木)18時48分02秒

ビンゴゲームの喧騒も落ち着いたところで、志功装丁本について、皆様にいく つか教えていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。

管理人様
以前志功装丁本として、文藝世紀叢書の福田清人「憧憬」を教えていただきま した。この叢書のうち森本忠著「匿れた人達」は、入手済みですが、国会図書 館の検索ではもう一冊、三橋一夫著「薔薇の細道」(S18年)が同じ叢書と して登録されています。これも志功装丁でしょうか。 またこの三冊以外に志功装丁で文藝世紀叢書として刊行されたものはあるので しょうか。

管理人様、人魚の嘆き様
先日あきつ書店の目録を見ていたところ、『現代童話集』 坪田譲治他著 昭 和9年発行が、(画)志功となっておりました。志功の挿絵が入っているかど うか確認できるでしょうか。

七面堂様
鎌倉の時は色々とお話させていただき有難うございました。その時、志功装丁 の岡田甫「艶句」(1962年有光書房)について、ご指摘もいただいたので すが、私が持っておりますのは普及版でして、特装版らしきものは以前見かけ たことはあるのですが、残念ながら買いもらしております。もし特装版(こう いう言い方が適切かどうかも含めて)をお持ちでしたら、発行日、発行所、定 価等教えていただけないでしょうか。

cogito様
先日は志功装丁本情報をいただき有難うございました。おかげさまで昨日無事 に届きました。同封してもらった目録からさらに未知の装丁本を数冊発見しま して、これも追加注文しております。 さて例の本は函が志功装丁では無いとのことですが、函の題字も志功では無い のでしょうか。

         〃〃
            (ΘζΘ)
        √ |  
        / ̄ ̄ ̄/| 
      | ̄ ̄ ̄ ̄| |
      | トマト |/
       ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


お詫び 投稿者:内堀  投稿日: 7月17日(木)19時17分34秒

内堀と申します。  このたびは「鳥羽茂遺品オークション」の件でご迷惑をおかけすることとな りました。  立花様、管理人様、嘆きの人魚様にお詫び申し上げます。
 経緯は立花様がお書きになられている通りです。  鳥羽茂の実妹さん(86歳)と息子さん(68歳)が今もご健在です。高齢の妹 さんは、当時の鳥羽茂の仕事(出版)の事情などはほとんどご記憶になく、息 子さんは4歳で父(茂)を、3歳で母を亡くされておりますので、自身の両親 のことさえご存知ありません。  このお二人には他のご親族とのご縁も絶えているようでした。ですから、 「遺品オークション」のお話しを人づてに知りまして、ご親族がいらっしゃる ようだとお二人にお伝えしました。また、失礼を承知で私から管理人様に直接 のメールを送らせていただき、このお二人が今もご健在でいらっしゃることを 先方にお伝え願えませんかと、ご無理なお願いをいたしました。
 事情も知らない者の不躾さで、長い時間大事に保管されてきた遺品が、息子 さんのもとに還るのはなによりかなと思い、そんな私見を書き添えてしまいま した。他意はありませんが、配慮を欠いた言葉が立花様を一層ご不快にさせて しまったようです。大変申し訳ございませんでした。  管理人様と人魚の嘆き様にはお手数ばかりをおかけいたしました。感謝とお 詫びを申し上げます。また、「稀覯本の世界」の皆様にもご迷惑をおかけいた しました。この掲示板の趣旨に添わないものかもしれませんが、お詫びを兼ね て投稿させていただきました。


「艶句」特製本 投稿者:七面堂  投稿日: 7月17日(木)22時06分14秒

文庫中毒 様
鎌倉では此方こそ楽しい一時を過ごさせて頂、有り難う御座いました。 さて、「艶句」の特製本ですが、以下の通りです。

 発行日:昭和37年1月10日(実際の頒布は五月頃)
 発行所:有光書房
 定価 :1500円(但し、何処にも書いてありません)
 その他:表紙は全体がピンク色で赤を基調とした九度刷(題字の金箔をいれ ると十度)だそうです。
     口絵にも一枚手刷りがあり、函も紫色を基調とした手刷りです。
     本文はピンク色の用紙に二度刷です。
     表紙と函の図柄は並製の函の図柄と同じです。


(無題) 投稿者:人魚の嘆き  投稿日: 7月17日(木)22時29分15秒

四天王様
『道程』のカバー付は管見に入ったものが過去15年間で2冊。大正の名詩集の 中でもカバー付は稀覯本です。

文庫中毒様
『現代童話集』手元にないのでわかりません。確認しておきます。

ベルベット様
七夕市は出張のためパスの予定だったのですが・・・

内堀様
貴兄は誰よりも鳥羽茂に思い入れがあるのだから、今回の結末は不可避であっ たのではないかという点で管理人様と意見が一致しました。残念な結果ではあ りますが、誰に責任があるわけでもなく、単に縁がなかったということだと私 は理解しています。 ところで過去ログをご覧いただければわかるように、この掲示板の投稿者には モダニズム系詩集のコレクターが数多くいますので、それこそこれをご縁に、 ご専門の貴兄にも折に触れてご投稿いただければ幸いです。


文藝世紀叢書 投稿者:管理人  投稿日: 7月17日(木)22時30分05秒

文庫中毒様
文藝世紀叢書、小生の保有も、仰っている三冊のみです。他にあるかは存じま せん。 三橋一夫著「薔薇の細道」も他の本と同様の志功装丁です。 あきつ書店との付き合いは一切ございませんので、そこに本を見に行く事は致 したくございません。


価値の相対性 投稿者:YMNK  投稿日: 7月17日(木)22時43分09秒

春の雪様
「天人五衰」には未亡人による献呈本があります(献呈箋による)が、それは さておき、実物を目の前にして手に取ったわけではありませんが、例えば清水 文雄には送っていますし、無論三島が毎度著書を献呈していた人は3冊ともに なると思います。 残り三作の中で「春の雪」は人気が高いというのはわかりますが、だからと いって「暁の寺」が安価だという言説があるなら、それも変な話だと思いま す。例えば「奔馬」と「暁の寺」それぞれの署名本が目の前にあるとして、春 の雪様なら何を基準に上下をつけますか? 代表作の署名本が人気高なのは確 かに当然ですが、逆に三島が人には献呈しなかったような「命売ります」の献 呈署名本などは、数がない分、相対的な意味では珍です。
一般的に人気作・代 表作に需要が集中するのは当たり前だと思いますが(両者だったら私だって 「春の雪」が欲しいです、内容的に三島一番の代表作と私個人が考えているか らです)、希少性や、敢えてそれを求める少なからぬ人々からすれば、世評や ら何やらは関係なく、己の趣味性や蒐集目的でそれを決定し満足するのではな いかと思います。そういう意味から云えば、「暁の寺」が一番安いか否かは、 正直わかりません。実際的な意味でも、「春の雪」はちょっと色が付くかどう かで、恐らく大して変わらないのでは。お答えになっているでしょうか。何だ かえらそうで申し訳ございません。


がんばります! 投稿者:マルドロール  投稿日: 7月17日(木)23時08分50秒

管理人様
アドバイスありがとうございました。 特に「学力向上が先決」はズシリときましたね。成績表を見られたみたいで (笑)。

cogito様
早稲田は難しいけれどがんばります! 合格したら図書館をご案内します^-^


失礼しました 投稿者:隠岐  投稿日: 7月18日(金)06時41分46秒

ymnk様
そうだったんですか。新人で何も知らないものですから失礼いたしました。 人魚の嘆き様のような方がそうそう他にいるわけがない。よく考えればわかる ことでしたね。 献呈先、ご名答であります。


200000アクセス突破予想日 投稿者:過去ログ探索隊々長  投稿日: 7月18 日(金)08時23分36秒

稀覯本の世界のカウンターが昨日ついに190000を突破しました。 そこで探索隊の任務に戻って過去ログをチェックすると・・・
>祝!100000アクセス突破 投稿者:東  投稿日: 2月 2日(日)08時47分42秒
ということであります。 2月2日に100000突破で、7月17日に190000突破ということは。 うーん、数学は苦手ですがチャレンジしましょう。 90000回転÷165日≒545回転/日 す、すごい。ここでまた過去ログをば。
>366回 投稿者:@カウンターチェック  投稿日: 1月 2日(木)00時02分55 秒 2003年1月1日のトップ頁アクセス数は、366回でした。
なんと平均アクセス数がこんなに増えているんですね(驚)。 お気に入りにSalon De 書痴や人魚の贈り物が入っている人も多いはずだから (私もその一人)、BBS見ている人はもっともっとたくさんいらっしゃるので しょう。 それでは、晴れの200000アクセス突破はいつか?予定日を計算しましょう。 10000÷545≒18日 これによると、予定日は8月4日前後となります。 この日にはみんなで盛大にカキコしましょう!


内堀様ご来場歓迎 投稿者:マヴォ  投稿日: 7月18日(金)11時06分04秒

例の件は残念でしたが、でも内堀様がSalon De 書痴に参加されることは、私 にとって慶 賀の至りです。社会ではVIPであられる、人魚の嘆き様にばかり今までご迷 惑をおか けしていましたが、これからは内堀様もいらっしゃると思うと、私はもとより モダニズ ム詩防衛隊の皆さんも心強い限りでしょう。災い転じて何とやら。どうぞよろ しくお願 いします。


少年世界文庫 投稿者:九十九里  投稿日: 7月18日(金)14時32分10秒

管理人様
先日「人魚の贈り物」に登録させていただきました九十九里と申します。 いきなりビンゴからの参加でしたので素晴らしい興奮の日々を過ごさせていた だきまして本当に有難うございました。 昭和十一年前後に小山書店より出版されました「少年世界文庫」に就いてお尋 ねいたします。 私はわずかに『牛若物語』佐藤一英と『ばらいろ島』ヴィルドラック、木村太 郎訳の二冊を持っているだけですが、このシリーズは作者、内容は無論のこと 本の大きさ形、装丁もとても気に入っておりますので集めてみたいと思ってお ります。広告頁には随分記載されていますが一体何冊が刊行されたのでしょう か、又、裸で完本なのでしょうか? 以上二点のご教示を賜りたく存じます。


御礼とお詫び 投稿者:文庫中毒  投稿日: 7月18日(金)18時38分56秒

管理人様
早速のご教示有難うございます。これでまた1冊蒐集目標が出来ました。 また『現代童話集』については、もしお持ちだったらとの意でして、決してそ のようなことをお願いしたいということではございません。 私の書き込みに舌足らずなところがあったことお詫び申し上げます。

人魚の嘆き様
お忙しいにもかかわらず、お手数を煩わせてしまい、申し訳ありません。

七面堂様
詳細な情報をいただき有難うございます。早速リストに追加いたしました。


(無題) 投稿者:旧三島党  投稿日: 7月18日(金)23時03分06秒

過去ログ探索隊々長様
アクセス数の分析楽しく拝見。貴殿らの活動は当BBSにとって貴重なものと考 えます。 これからも活躍願います。


Re.少年世界文庫 投稿者:管理人  投稿日: 7月19日(土)00時36分07秒

九十九里様
小山書店版「少年世界文庫」は全冊、多色刷りの美しいカバーがあります。

1.『番茶会談』幸田露伴 昭和11・6・10
2.『西遊記』宇野浩二 昭和11・6・10
3.『牛若物語』佐藤一英 昭和11・6・1
4.『フランダアスの犬』ウィダ作 宇野浩二訳 昭和11・6・10
5.『ばらいろ島』ヴィルドラック作 木村太郎訳 昭和11・6・1
6.『ピーター・パン』バリ作 宍戸儀一訳 昭和11・6・1
7.『マッチ売りの少女』アンデルセン作 山田武子訳 昭和11・6・1
8.『塩原多助』富澤有為男 昭和11・8・15
9.『源九郎義経』佐藤一英 昭和11・8・15
10.『街の少年』豊島与志雄 昭和11・8・15
12.『なつかしの故郷』宇野浩二 昭和11・11・20
14.『狐の裁判』内田百間(字が出ないので間で代用。彭城様のチェックが怖い から)昭和13・12・31
15.『イソップ物語』新村出訳 昭和13・12・25
16.『モスコエ海峡の大渦巻』奥栄一 昭和15・3・15


手元で確認できますものは以上の14冊です。 広告には片山敏彦、河盛好蔵、平井程一等が散見できますが小生は未見です。


連日午前様 投稿者:cogito  投稿日: 7月19日(土)00時50分16秒

文庫中毒様
保田與重郎「日本に祈る」の函は、函表の字体は活字で、函裏の字体は棟方志 功とはいふものの、表紙裏の字体を写し取ったものですから、函欠本で用を成 すと存じます。 内堀様には拙掲示板で煽るやうな書込みをした私にあっても一端の責任を感 じ、この度の不本意な結末には、わたくしなりに謝罪申し上げます次第です。

マルドロールさま
はやく日夏耿之介の後輩になって、貴重文庫閲覧レポートをしてくださる日を 楽しみにしてをります。


(無題) 投稿者:文庫中毒  投稿日: 7月19日(土)10時03分35秒

cogito様
ご教示有難うございます。暫くは函無しでいくことにします。函については、 適価なものを気長に探すことにします。 体については充分気をつけてください(自戒の念も籠めて)。


お礼 投稿者:九十九里  投稿日: 7月19日(土)16時14分15秒

管理人様
早速、完璧な回答を有難うございます。 前途遼遠ですが集書に精進致したく思います。 今後とも宜しくご指導の程を賜りたく、お願い申し上げます。


加能作次郎 投稿者:村山  投稿日: 7月19日(土)21時36分54秒

管理人様
お世話になっております。 いつぞや葛西善三の本で世話になりました本屋さんが、又、古いものをお客さ んから買ってきた由の連絡があり、夕飯の後に見に行ってまいりました。 程度の良い加能作次郎の著書がありましたので気になったのですが一冊どれも が一万円という付け値もなんだか乱暴と思えます。内訳は『若き日』『傷つけ る群』(函)『小夜子』『厄年』(函)『世の中へ』(函)です。加能作次郎は読ん だ事がありませんので何か一冊だけ買って読んでみようかと思っております が、どれを買ってよいものか見当も付きません。良きアドバイスを下さい。


Re.加能作次郎 投稿者:管理人  投稿日: 7月19日(土)23時32分00秒

村山様
加能作次郎の著書ですが取り敢えず全部を買っておいて下さい。 お読みになりまして手元に置いておきたく無い本が御座いましたら全て小生が 引き受けます。


加能作次郎 投稿者:村山  投稿日: 7月20日(日)13時21分26秒

管理人様
加能作次郎の件ですが管理人様の大船と後押しを得て取り急ぎ、全部を買って まいります。 他にも私の良く知らない作家の本が混ざっておりましたので、しっかりとメモ して参りまして後程報告させていただきます。


指名投稿依頼 投稿者:管理人  投稿日: 7月20日(日)16時34分25秒

以下の皆様に「私の自慢の1冊」と題して投稿をお願いいたします。
風様、葵の家様、ラビリンス様、恩地喜多八様、花筐様、散水弁様、青垣山 様、魚楽様


お礼 投稿者:梔子  投稿日: 7月20日(日)17時01分09秒

管理人様
はじめまして。 わたしは野溝七生子の文学を愛好している梔子と申します。 以後よろしくお見知りおきお願いいたします。 こちらのHPのことは、キムラカナさんのHP「山梔」の野溝七生子リンクで知り ました。 私は野溝七生子の作品を初版本で読んだことはありません。 それどころか、初版本を見たこともありませんでした。 ところが、管理人様のおかげで全部見ることができたのです。 うれしくて、うれしくて、是非ひとことお礼を申し上げたいと思いました。
少し前の書きこみを拝見すると、こちらは古書の大変なコレクターの集まる掲 示板だとわかりました。 私などが書くのは分不相応とは思いましたが、感謝の気持ちをお伝えしたくて 勇気を出しました。 これからも、いろいろな作家の本を紹介して、そうした本が手に届かない私の ような人たちにも夢を与えてくださいませ。 ありがとうございました。


探索隊ではないのですが。 投稿者:東  投稿日: 7月20日(日)18時46分45 秒

「古書通信」HPのトップ記事より。 やはり人魚の嘆き様は凄い方なんですねえ。
>大好評の(人魚の嘆き)氏による「続 署名本の世界」は今回も、愛書家垂涎 の署名本がラインアップ。第2回は、「マルドロオルの歌 画集」田中謙二宛 福永武彦献呈本です。
ー()は私が書き換えました。 http://www.kosho.co.jp/kotsu/tsusin.htm


私の自慢の1冊 投稿者:ラビリンス  投稿日: 7月20日(日)20時30分24秒

管理人様のご指名で大変緊張しています。ここに来られる皆さんに 自慢するほどの本など持っていないのが正直なところ。でもご指名です ので、恥は早いうちに書いておきます。
私の「自慢の1冊」は江戸川乱歩の「一寸法師」です。 しかし初版本ではありません。昭和23年に北秀書房という無名の出版社 から出た粗末な仙花紙の本です。去年、夏休みに東京に出てき て、伊勢丹デパートの古書店で拾いました。1千円でした。
電車の中で読もう程度の気持ちで買いました。ところが、家に帰って乱歩 の著書目録が充実しているHP「名張人外境」 で検索したら、出てこないのです。未記載でした。粗末な安い 本ですが、乱歩の本が網羅された目録に未記載の本ですから、私にとっては 大切な宝物です。 でも、もし誰かが将来書誌を作るために詳細が知りたいという ことであれば、いつでもお教えします。それは管理人様から学んだ ことです。蛇足ですが、いつか上京した時でもお会いできたら光栄 です。


速報 投稿者:三代目  投稿日: 7月20日(日)21時38分30秒

永井荷風草稿「?東綺譚」鉛筆199枚・毛筆24枚完 関連資料共 入札最低価格 (万円) 3000
発声なし。 札が入りませんでした。 大騒ぎしていた割にしらけた結末でした。 予想通りだけど。 以上、ご報告申し上げます。


私の自慢の本 投稿者:風  投稿日: 7月21日(月)09時19分06秒

管理人さまから「私の自慢の1冊」をとの「指名投稿依頼」をいただき、正直 言って、困惑しております。 来し方を振り返ってみますと、幼いころから、文学青年&少女だった父母の本 棚から、シェークスピア全集などをわからないままに読んではおりましたが、 初めて本格的な“日本近代文学”に接しましたのは、中学1年の時、担任の英 語の青年教師からいただいた『芥川龍之介全集』でした。病気で母を亡くし動 揺しておりました私にくださったもので、先生にとっては、青春時代の愛読書 とのことでした。芥川の作品の多くは、当時の私にとって難しいものでした が、蜘蛛の糸に捉えられ幻惑作用のある液を注入されたように、作品の持つ不 思議な魅力に取り憑かれてしまいました。 その後、高校1年の国語の授業で、これも青年教師から配られたガリバン刷の 詩で、立原道造の世界を識り、深く心を惹きつけられました。当時、手元に あったのは、淡い七色の紙を白い艶紙の表紙でくるんだ小型のノートに、気に 入った詩だけを筆写した、手製の「立原道造詩集」でしたが、それだけで、夢 を育むには十分だったような記憶があります。
大学に入ってからは、田中清光著の『立原道造の生涯と作品』(改版)に導か れ、角川版の5巻本全集や彌生書房の詩集、更に『詩人の出発』(初めて求め た古書でした。)などを入手しましたが、手元においていたのは、やはり、 「求めたものは……」などと題をつけた手製の詩集でした。 それからの長い時は、立原の世界に浸れるだけで何の不足も感じないまゝ過ご してきました。それでも時々は、堀辰雄や森鴎外など、立原の言及書を中心に あれこれと読んだり、縁あって面識を得た作家の方々の本なども乱読気味に読 みましたが、立原道造をこえる人には、出会えませんでした。 ここまで、長々と思い起こしてはみましたが、「私の好きな作家」はおりまし ても、「私の自慢の1冊」はありませんでした。
さて、困ったな・・・と、書棚を眺めましたが、そこには、展示や解説作成の ために近年買い求めた単行書や雑誌や辞書、ゆかりの方々から贈られた単行書 等々が並んでおりますが、とてもコレクションとは呼べないような、貧しいか ぎりの収蔵物しかありません。 敢えて選ぶとするならば、立原のえにしでお付き合いをさせていただいた、立 原の婚約者であった水戸部アサイさんが私にくださった、200部限定の特装版 『立原道造全集』(全3巻 山本書店 1941-43)を挙げたいと思います。 この全集は、立原没後、堀辰雄氏が中心になって編纂したものですが、アサイ さんは、その際に、書簡と一緒に2冊のノート(山本版全集では「日記」、現 行の6巻本全集では「盛岡ノート」「長崎ノート」)を、鎌倉の堀氏のお宅に 持参してお貸ししたのが縁で、いただいたとのことでした。この他にも私は、 数々の思い出話やお手元にあった関係書等々をアサイさんからいただきました ので、「自慢の1品」ですと別の品になりますが、本となりますと、1冊では ありませんが、この全集となりましょう。
アサイさんは、立原没後の数か月を、乞われるままに日本橋の立原家に滞在し ておりましたが、暫くして栃木の生家に戻り、立原との思い出は、時間をかけ て心の奥に封印したとのことでした。その後、東京、藤沢、長崎と転居を重ね られましたが、ゆかりの品々は筐底深く秘蔵し、立原家や少数のご友人方との 折々の交信はありましたが、ある研究者がセンセーショナルに採り上げるまで は、おだやかな日常を送っておられたとのことでした。 そんな折、ご友人の方からご紹介を受けた私は、次の日には、軽井沢の拙宅へ お誘いするほど、“仲良し”になっておりました。それから、長崎のお宅に泊 まらせていただき、武医院跡を訪ねたり、立原が果せなかった5月の盛岡への 旅をご一緒したりと・・・アサイさんは、沢山の思い出を遺してくださいまし た。そのころにいただいたこの全集は、立原道造、水戸部アサイ、堀辰雄をつ なぐ、大切な本となりました。ちなみに、この本は、現在、堀辰雄没後50年を 記念して、立原道造記念館に展示されております。 http://www.orchid.co.jp/~tatihara/tenji03.htm


私の自慢の1冊 投稿者:青垣山  投稿日: 7月21日(月)13時40分09秒

私は俗に言う「三島もの」しか所有していません。 その限られたなかからの選出になりますが、三島関係者を 代表するつもりで・・・・ガンバリますので宜しく願います。
<経過>
    ・金閣寺 20部・・・・ウン?
    ・春の雪 試刷本・・・・ウン?
    ・鍵のかかる部屋 5部・・・・これかなウン?     ・川端の三島への毛筆献呈署名・・・・これもなぁー?
    ・こっとん爺さん物語 K.Hiraoka 署名入・・・・これは ツマラ ン?
    ・堀辰雄 幼年時代 平岡文庫 蔵書印・・・・・・これも すこし ?
    ・岬にての物語の初版  ひとひねりして再版異装 もうひとひねり して
     再版カバー付では・・・・これだぁー!
<決定>
     三島由紀夫著 『岬にての物語』昭和24年4月15日              異装再版のカバー付
以上です。


野口米次郎の詩集 投稿者:落下傘  投稿日: 7月22日(火)07時54分26秒

人魚の嘆き様
詩人野口米次郎が、外国で出版した詩集が古書として出てくることはどの位あ るのでし ょうか?目録で見たことがないものですから、お教えいただけますか?


お尋ね 投稿者:由紀夫  投稿日: 7月22日(火)09時59分24秒

青垣山様
三島本コレクターとは存じ上げませんで失礼致しました。しかもレベルの高い 本をたくさんお持ちのようで驚きました。ところで、先日も話題に上った「春 の雪 試刷本」もお持ちのようですが、例の受賞帯は付いていますか。または その他の帯があるのですか。ご教示お願い申し上げます。


春の雪 投稿者:青垣山  投稿日: 7月22日(火)11時42分45秒

由紀夫様
まず、私は三島本コレクターというより 「三島もの」なんでも収集魚・・・いわゆる**です。 私の所有の「春の雪 試刷本(試作版)」は帯のない 函入りの普通の本です。 帯については7月16日ymnk様の投稿につきますので そちらをご覧下さい。 以上宜しく願います。


加能作次郎 投稿者:村山  投稿日: 7月22日(火)19時44分49秒

管理人様
御指示通り、加能作次郎著作、全部買ってまいりました。 前記の五冊のほかに新進作家叢書の『霰の音』も初版でしたので追加致しまし た。 他に戦前の文学作品は皆無でありました。取り敢えず加能作次郎なる作家の作 品を読んでみようと思います。アドバイス有難う御座いました。


(無題) 投稿者:人魚の嘆き  投稿日: 7月22日(火)21時36分38秒

私は七夕市で入札を依頼したものは全て落ち、結局4点5冊の購入となりまし た。皆様は いかがでしたか?

落下傘様
野口米次郎の英文詩集では、やはり第一詩集の『SEEN AND UNSE EN』が最も珍しいですね。第二詩集以降はしばしば目にするし、需要も少な いと思います。


七夕市は敗退 投稿者:くだん  投稿日: 7月22日(火)23時47分36秒

人魚の嘆き様
今回、初めて七夕市の下見に行き、思い切って1点入札を依頼しましたが、 残念ながら落札できませんでした。落札値は公表されないのでしょうか? これで、今年前半の贈り物の快進撃はどこへやら、ファイナルアンサー、ビン ゴ、七夕市 と3連敗で、そろそろ泥沼から脱却したいところです。


私の自慢の1冊 投稿者:魚楽  投稿日: 7月23日(水)01時41分37秒

久方ぶりの投稿依頼ですが、今回ばかりは困りました。 正直申し上げまして、自慢できるものは無いのです。本当に。 以前より本は好きでしたが、文学書を主体に購入しはじめたのは最近のことで すから。 未だ蒐集対象もはっきりと定まっておらず、今は自分の好きなものに出会うた めにまず読むことを優先させています。 そういう中で、自慢の1冊とはとても書けません。 ただ、ここであげるのも気が引けるのですが、今自慢できるものがあるとすれ ば「人魚の贈り物」で頂戴した本でしょう。中でも先般戴いた「探偵・旅・書 物」(佐々木桔梗)。 数枚のシャープなモノクロ写真の添付など、とても気に入っております。 いずれは自分で探し当てた自慢の1冊を御披露できればと思っています。


初めての七夕市。 投稿者:まり。  投稿日: 7月23日(水)15時07分08秒

人魚の嘆き 様
19日、初めて七夕市に行って参りました。 普段の古書展はジャンルごとにしか開催されないので 七夕市のように、ありとあらゆるジャンルのものが 一度に見られたことが非常に嬉しかったです。 ひとつ興味を惹かれたものはあったのですが、 高額のため、断念いたしました。 最低落札価格を上回るお金がないと入札も出来ない 「まるび」の身の哀しさを、改めて思い知りました。 やはり以前に人魚の嘆き様がおっしゃってくださいましたように アタッシュケースに詰められるくらいの札束目指して 日々精進しようと思います! しかし今回、新しくなったという東京古書会館に 初めて行ったのですが、なんだか おもちゃ箱に迷い込んだような印象を持ちました。


志功装丁本蒐集日誌 投稿者:文庫中毒  投稿日: 7月23日(水)20時51分13 秒

志功装丁本蒐集日誌(2−1)

某月某日
中野書店から 大原総一郎著『母と青葉木菟』春秋社、昭和38年初版、貼函、帯、(2,500 円)   同   『母と青葉木菟 新版』春秋社、昭和39年新版初版、貼函 (2,000円) が届く。いずれも函にみみずくが描かれているが、別意匠。新版の方には帯は なかったのだろうか。大原総一郎は、ご存知棟方志功の有力パトロンのうちの 一人。母への思いを始め、折々の随筆などをまとめたもの。初版について、牧 野正恭「棟方志功の装丁本(下)」日本古書通信第404号で、昭和37年刊 としているが、間違いであろう。新版についてはこれまで記載がなく、目録の 記載を見て購入し、初めて確認できた。
某月某日
青森の林語堂から 高橋義孝著『随筆 日本再発見』ダイヤモンド社、昭和38年初版、カバー、 (2,000円) 大分の河野書店から 吉井勇著『京の歌ごよみ』ダヴィッド社、昭和32年初版、機械箱(1,000円) が届く。両書とも、本来は帯付きではなかろうか。志功と交わりのあった吉井 勇もしばらく富山県八尾町に疎開していた。もっとも富山では一度も会う機会 はなかったとのことであるが。

管理人様
以上の様な蒐書日誌風のものを時々掲載させていただいてよろしいでしょう か。


ダボの蒐書日誌 投稿者:管理人  投稿日: 7月24日(木)01時40分10秒

文庫中毒様
タイトルは決定済みですので変更は認めませんが、大いにやって下さい。 志功だけではなく谷崎も、その他のダボ振りも隠さずにお願い申し上げます。


これは楽しみな 投稿者:健一  投稿日: 7月24日(木)08時25分41秒

文庫中毒様
管理人様ご命名の「ダボの蒐書日誌」楽しみでなりません。「ダボ」はけっこ うですが「サボ」らないで我々「陰文庫中毒ファン」を楽しませてください。 お願いします。


ご報告 投稿者:管理人&人魚の嘆き  投稿日: 7月24日(木)09時23分26秒

目録に掲載された『香水夫人』は、厳正抽選の結果、Salon De 書痴で以前希 望登録された某氏に当たりました。謹んで皆様にご報告申し上げます。 蛇足ながら、予想通り希望者殺到で、中には掲載価格の数倍のプレミアムを付 けた古本屋もありました。外れましたが。 改めて、探偵王様、大衆王様に感謝申し上げます。


「第三回大ビンゴ大会ゴールドビンゴカード争奪戦」 投稿者:管理人&人魚 の嘆き  投稿日: 7月24日(木)09時58分44秒

「人魚の贈り物」登録者各位
以下の要領で「第三回大ビンゴ大会ゴールドビンゴカード争奪戦」を実施いた しますので、奮ってご参加願います。 「ゴールドビンゴカード」(以下GBC)とはーご存知の通り、あらかじめ四隅が 開いているカードのことです。第2回大会でGBC保持者のお二人が大物を手にし たのは記憶に新しいですね。

1.開催日時  7月24日(木)〜7月27日(日)12時
2.GBC枚数   1枚
3.方法    下の問題の解答をBBS「人魚の贈り物」に書き込んでくださ い。1番最初に正解を書いた人がGBCをゲットできます。
4.正解発表  27日中

[問題]
今年初めて七夕市の下見に出かけたまり。様は、
`>` ひとつ興味を惹かれたものはあったのですが、高額のため、断念いたしまし た。最低落札価格を上回るお金がないと入札も出来ない「まるび」の身の哀し さを、改めて思い知りました。
という感想を漏らされました。 それでは、まり。様が「ひとつ興味を惹かれたもの」とは何か。その品物の名 前を当ててください。
注1.冊子の目録をお持ちでない方は下記URLで全出品が確認できます。
注2.品物がはっきり特定できるように記載願います。例えば、2冊同じ本が出 ている場合など。
注3.下見当日、まり。様をエスコートされたR様は残念ながら参加資格があり ません。
注4.まり。様と面識のある方の本人への「直接取材」は厳禁です。その事実が 判明した場合は、「人魚の贈り物」の登録抹消となります。
http://www.kosho.ne.jp/%7Emeiko/catalog/


予想の参考になればと 投稿者:過去ログ探索隊々長  投稿日: 7月24日 (木)11時16分35秒

出動要請もないのに、またまたお節介をやきます。
★前回ゴールドビンゴカード取得者様の獲得した本

A.特別出品(ビンゴパターン特定) 2.『白髪小僧』杉山萠圓(夢野久作)、大正11年、誠文堂、初版、函、極美(探 偵王様寄贈)[ビンゴパターン] OUTSIDE SQUARE(龍之介様獲得)

B.球数制限付出品 5.『モダニズム雑誌一括』(球数制限15個)、『青騎士』『マダム・ブラン シュ』『ドノゴトンカ』『ドドド』『MAVO』『GGPG』『薔薇魔術学説』『シ ネ』『レスプリ・ヌーボー』『海盤車』他、48冊(愛2003様獲得)

☆前回まり。様の獲得した本
8.『新訳源氏物語』与謝野晶子、明治45年〜、金尾文淵堂、4冊揃、初版2冊、 函(まり。様獲得)

まり。様は確か古文の和歌がご専門でしたよね。 でも七夕市だから近代の本かな?近代の作家で好きなのは谷崎や漱石でしたっ け。 このへんは過去ログがまだ貼りついてないので不確か(泣)。過去ログ探索隊と してはお恥ずかしい次第であります(最近のはメモに残してあるのですが)。


本HNで登場 投稿者:Bori  投稿日: 7月24日(木)13時16分06秒

まり様。が涙を呑んで見送ったのは、 No.91「お艶殺し」 だと思います。理由は、
@エスコートしたという幸運な人(誰?)は「人魚の贈り物」の参加者だから、 下見で近代のものを中心に見たはず。
A谷崎潤一郎がお好きだったはず。 B注2の「品物がはっきり特定できるように記載願います。例えば、2冊同じ本 が出ている場合など。」がヒントでは?「お艶殺し」は2冊出ている。
以上です。


念のため 投稿者:Bori  投稿日: 7月24日(木)13時18分07秒

↑は選んだ理由の説明で、正式な解答はちゃんと「人魚の贈り物」に書きまし た。 念のため。


迷推理? 投稿者:龍之介  投稿日: 7月24日(木)15時41分47秒

私は、二匹目のドジョウを狙って与謝野晶子の短歌の短冊にしました。Bori様 にならって理由を書きます。
理由その@ まり。様は、和歌をやってらっしゃる。
理由そのA まり。様は、『人魚の七夕』で与謝野晶子の『新訳源氏物語』を獲得された。
理由そのB まり。様が入札できなかったのは本ではない!(大胆な推理でしょ)なぜなら、 管理人&人魚の嘆き様は、わざわざ「品物」の名前を当ててくださいと書い て、「本」とは書いていない!これは正解が本ではないから。
  理由そのC 晶子の短冊は2つ以上出ている。Bori様の書かれたとおり、これが怪しい。た だし、「2冊同じ本が出ている場合など」という言葉がひっかけ。本ではな い、と思う。「など」がポイントなのでは。
理由そのD ではなぜこの短冊かというと、まり。様は、皆様と鎌倉見物に行かれたから、 「鎌倉や〜」の短冊がほしかった。これは、われながらちと苦しいかも。

今はただ 袋叩きに 遭おうとも 再びほしい ゴールドカード(龍之介)


ダボの蒐書日誌 投稿者:文庫中毒  投稿日: 7月24日(木)19時42分15秒

志功装丁本蒐集2
某月某日
舒文堂河島書店から 竹内芳衛著『傳教大師』日本打球社、昭和18年再版(1,500円) が届く。所在地はそのままに、ぐろりあ・そさえて発行のものが、昭和18年頃 に、日本打球社に発行所が変わっていく。このあたりの動き、時代背景を考え 興味が湧くがまずは足元を固めてから。 竹内芳衛のものとしては、『丘の上から』ぐろりあ・そさえて発行があり、以 前念のため注文してみたが、志功ではなかった。こういうことをやっているか ら本が増える。
某月某日
えびな書店から 大原総一郎編『大原壽恵子歌集抄』私家本、昭和37年初版(8,000円) が届く。遺作歌集を板刻出版した菊倍版の豪華本。富山県八尾町の桂樹舎手漉 き和紙を使用しており、限定500部の内の238番本。牧野正恭著『棟方志功本』 (古通豆本33)によれば「関係者配布のため市中に流通せず。」とある。 それにしてもこの価格は掘り出し物といえるのでは。
某月某日
渥美書房から 加藤将之著『対象』八雲書林、昭和16年初版(2,500円) 田中武彦著『瑠璃』ぐろりあ・そさえて(新ぐろりあ叢書23)、昭和17年初版 (3,000円) が届く。いずれも美本で、この値段なら納得。


こりもせず 投稿者:文庫中毒  投稿日: 7月24日(木)20時20分38秒

Bori様、龍之介様江
ふっふっふ。 ワトスン君、残念ながらつめが甘いのでは?
小生が推理するに
1 サロンド書痴にどっぷり浸かっていれば、原稿や短冊より「本」に気持ち がいっている。
2 エスコート者はちょっと怪しげだが、まり。様の谷崎好きが間接的要因。
3 最近の贈り物に出た小説では、話題の中心がもちろん「日本橋」。
4 BORI様の推理どおり、2冊出品物の可能性大。
5 まり。様の懐具合(失礼)からみて、30万円の方は最初から問題外。
はっはっは、答えは「30 日本橋」以外にありうるかね!! やはり速攻に限るね。
(単に自分が一番ほしかっただけでねーきゃ・・・ゴン太談)


目録王ですね 投稿者:隠岐  投稿日: 7月25日(金)00時47分45秒

文庫中毒様
ダボの蒐書日誌、楽しく拝見。同じく地方在住の者として、精力的な収集に感 心するば かりです。それにしても、いろいろな本屋さんから目録が届いているのです ね。それも 驚きました。


胡蝶本 投稿者:初心者  投稿日: 7月25日(金)06時21分57秒

人魚の嘆き様
私は籾山書店の胡蝶本をコツコツ集めているのですが、なかなか思うようには かどりません。今後の参考にしたいので、金額は別にして、見つけるのが難し い本を教えていただけませんでしょうか。


雑文 投稿者:ベルベット  投稿日: 7月25日(金)09時09分25秒

人魚の嘆き様
七夕市の下見に行きましたが、私向きの本はわずかでした。 一冊だけ馴染みの古本屋さんに入れてもらったのですが、落札できませんでし た。 相当強い札のつもりだったのでちょっと予想外でしたね。 まさか、人魚の嘆き様と競合してしまったのでは、と一瞬思いました。 しかし、人魚の嘆き様が入札に参加される本ではないとは思うのです。 川端の極美本ですが、いかがでしょう。 言い古されたことですが、ウブな文学書がどんどん減って、昔を知るものに とっては淋しいですね。

まり。様
お若い方の好まれるものはさっぱりわからず、不戦敗でございます。


わー… 投稿者:まり  投稿日: 7月25日(金)20時03分39秒

人魚の嘆き様
第三回大ビンゴ大会ゴールドビンゴカード争奪戦、 なさるとおっしゃっておられましたが 本当に私を問題になさったのですね(笑) 当然ながら参加資格がないのが悲しいです(涙) 答え知ってるのに…。
みなさま、がんばってくださいませ。


えー… 投稿者:kiku  投稿日: 7月25日(金)21時19分32秒

まり。様
私も参加資格がありません。 だから仲間です。違うかな(笑)


おー… 投稿者:cogito  投稿日: 7月25日(金)22時07分19秒

本日、さきのビンゴ大会における特別賞、「なぞのナフタリン本」を忝くも拝 受致しました。みなさん何だと思はれますか? 返すがへす「黒衣聖母」の函を売らなきゃよかったなァと、悔やんでゐるとこ ろです。折角これまた“おそろ”になったのに…とここまで云へば、もうお分 かりですね、澎城さま。また日夏フリークの皆様方には嫉まれる遺恨の一品を 頂いてしまひました(笑)。

人魚の嘆き様
大正6年の初版本ともども末永く大切に保存させて頂きます。将来わが亡きあ とにも、(ナフタリンの匂ひが消えることはあれど)同封の手紙や帙への記念 書とともに、“曰く由来”を付され、再び未来の愛書家の許へと流通し続ける に違ひありません。 この度はまことにありがたうございました。


うー・・・ 投稿者:大輔  投稿日: 7月25日(金)22時24分36秒

    答え No.609  石原慎太郎草稿 「監督日記」  間違いないでしょう。(笑って許してください(^^))


シルバービンゴカード 投稿者:管理人&人魚の嘆き  投稿日: 7月26日 (土)08時16分09秒

『人魚の贈り物』登録者各位
「Salon De 書痴の良心」と言われているくだん様より、「第三回大ビンゴ大 会ゴールドビンゴカード争奪戦」で、まり。様とエスコートしたR氏だけ初め から参加資格がないのは気の毒ではないかというご指摘をいただきました。誠 にもっともなので、お二人だけのために、以下の要領で「第三回大ビンゴ大会 シルバービンゴカード争奪戦」を開催いたします。

「シルバービンゴカード」(以下SBC)とはー四隅のうち二箇所が開いている カードのこと。

1.開催日時  7月28日(月)〜7月29日(火)12時
2.参加資格  まり。様、R氏のみ
3.SBC枚数   1枚
4.方法    問題の解答をBBS「Salon De 書痴」に書き込んでください。1 番最初に正解を書いた人がSBCをゲットできます。
5.正解発表  29日中

注1.問題は28日朝発表します。
注2.玉出琉様やcogito様はお邪魔参加しないように!「二人の」勝負でありま す。


指名投稿依頼 投稿者:管理人  投稿日: 7月26日(土)08時19分28秒

以下の皆様に「私の自慢の1冊」と題して投稿をお願いいたしております。

葵の家様、恩地喜多八様、花筐様、散水弁様


「春と修羅」 投稿者:四天王  投稿日: 7月26日(土)10時10分37秒

人魚の嘆き様
cogito様の予想された「春と修羅」について一つお尋ねします。「年譜 宮沢 賢治伝」 によると、賢治は「春と修羅」を詩集ではなく心象スケッチと呼んでいたの で、背表紙 の詩集という文字が気に入らず、自分でブロンズの粉を塗って詩集の文字だけ 消したと のことです。しかしわずかな経験ですが、私が見たことのある「春と修羅」に 詩集の文 字が消えているものはありませんでした。これは賢治の塗ったブロンズが剥げ てしまっ たのか、またはそういう本がもともと少なかったのかどちらなのでしょうか?


お願い 投稿者:たからじま  投稿日: 7月26日(土)12時25分50秒

山田風太郎の「う○こ殺人」が収録されていることで有名な「厨子家の悪霊」 の初版本(岩谷選書、1949年)の詳細な書誌について、どなたか原本をお持ちの 方、お教え願えませんでしょうか。よろしくお願いします。


シルバー 投稿者:まり。  投稿日: 7月26日(土)14時01分53秒

人魚の嘆き様
粋なお計らい、ありがとうございます。 シルバー目指してがんばります! まずは28日までに風邪を治さないとですね。

くだん様
お気遣いいただきましたこと、心より 御礼申し上げます。 とか言っていて、全く歯がたたないような 難問だったらどうしよう、と不安でもあります(笑)

kiku様
kiku様も参加資格がないのですか? 一体何故?

大輔様
さすが石原コレクターですね(笑) でも石原の草稿は、七夕市で 私も拝見いたしました。 結構綺麗な字を書かれますよね。


(無題) 投稿者:人魚の嘆き  投稿日: 7月26日(土)22時19分05秒

初心者様
`>` 籾山書店の胡蝶本をコツコツ集めているのですが、なかなか思うようにはか どりません。金額は別にして、見つけるのが難しい本を教えていただけません でしょうか。
「胡蝶本」は汚くてもよければ、見つけるのが難しい本はありません。何年か 古本屋を回ったり目録を見ていれば、結構手に入れるチャンスは多いでしょ う。しかし美本で集めるのは大変です。この場合、どの本が特に珍しいという ことはなく、いずれも美本は入手難であり、大概の本は函が痛んでいるか、表 紙や背中の状態が悪いのです。入江文庫旧蔵の「手の切れるような」極美本の 揃いが昔の目録に出ていますが、見てみたかったと思います。

cogito様
手紙は捨てていただければありがたいのですが・・・

四天王様
『春と修羅』の背表紙の「詩集」の文字を消した本は、何度か見たことがあり ます。完全には消えておらず、いずれも「詩集」と判別できました。ただし、 全ての本についてこの作業をしたとは到底思えません。全く痕跡のない本が多 数派ですから。

たからじま様
『厨子家の悪霊』については以下の通りです。
昭和24年9月25日発行、発行所ー岩谷書店(岩谷選書8) 収録作品「厨子家の悪霊」「天使の復讐」「青銅の原人」「笑ふ道化師」「人 間華」「うんこ殺人」「黒檜姉妹」蜃気楼」「笛を吹く犯罪」
その他に著者本人の収録作解説の「あとがき」があります。 よく見かける安価な本なので、まずは自分で探しましょう。それでも見つから なかったら、年末の『人魚のクリスマス』で獲得してください。

まり。様
運と勘が勝負の問題を出すので、R氏に勝てるかもしれませんよ。

私の耳は・・・様
前に『魔女』の特製本について「限定記番なし」と書いた記憶があるのです が、先日たまたま奥付を見たらNo.2とちゃんと手書きで入っていました。大変 失礼いたしました。


白い花の散る思い出 投稿者:文庫中毒  投稿日: 7月26日(土)22時25分38 秒

人魚の嘆き様
本日田村書店にて、先日教えていただいた外村繁『白い花の散る思い出』を無 事購入できました。予想していたより美本だったので、手にして直ぐに決めま した。感謝申し上げます。


(無題) 投稿者:文庫中毒  投稿日: 7月26日(土)22時40分52秒

隠岐様
実体をお話すれば、貴方が驚くほど、目録は来ておりません(集めておりませ ん)。ただ、多くの皆様から志功装丁本の目録情報を教えていただいておりま して、それから押っ取り刀で、目録も確認せずに番号だけで電話注文しており ます。正に皆様のおかげです。 あット、ネットとフット(足)で稼いでおります。


ダボの蒐書日誌 投稿者:文庫中毒  投稿日: 7月26日(土)22時52分28秒

志功装丁本蒐集3
某月某日
中野書店から 下條寛一著『凍土』古今社、昭和32年、函(2,000円) が届く。
某月某日 岩手県に出張。仕事の合間を縫って古書展巡り。盛岡市のつれづれ書房で 寺門秀雄著『里恋い記』創思社、昭和42年、カバー・帯(700円) を見出す。1年以上ネット検索していたが、見つからなかったもの。こんな所 で出会うとは。背焼けが少々きついが、この値段なら有り難く頂戴する。 同じく東光書店では 谷崎潤一郎著『谷崎潤一郎全集 第三巻』新書版、中央公論社、函、美本 (400円) を購入。何もこんな所で購入しなくてもと、後で我ながらあきれる。全集を揃 えるべきか否か思案中。文庫本ほか十数冊と一緒に宅急便で自宅へ送る。
某月某日
岩手県出張の帰り道、疲れも何のその、東京に立ち寄る。早稲田の古書現世で 村田忠一著『新聞記者の眼』時代社、昭和16年(1,000円) を発見。これもネット検索でなかなか見出せなかったものである。地方に住む とこういったものが一番集めにくい。状態は悪いが、迷わず購入。表紙絵は、 鉛筆下書線を全く消さずにそのまま印刷してある。これ1冊でも東京に途中下 車した甲斐があったというもの。


シルバービンゴカード 投稿者:R  投稿日: 7月26日(土)23時30分33秒

管理人&人魚の嘆き様
この度「サロン デ 書痴の良心」くだん様のご指摘より改めて参戦の機会を 与えられたわけですが、指摘者くだん様は件の理由により「ゴールドビンゴ カード略奪戦」を棄権されたのですから、くだん様にもこの「シルバービンゴ カード略奪戦」参戦資格を与えてほしいと思うのですが、いかがでしょう。 ちなみにkiku様は参加の意志がないそうです。


了解 投稿者:管理人&人魚の嘆き  投稿日: 7月27日(日)00時05分49秒

Rと様の提案に従い、くだん様にも「シルバービンゴカード略奪戦」参加を認 めます。

まり。様
kiku、大輔、くだんの各氏は、成り行きにより「答え」を知ってしまったので 棄権となったわけです。従って、大輔様がBBS『人魚の贈り物』ではなく 「Salon De 書痴」に答えを書き込んだのは、ボケではなくジョークだったと いうこと。そうですよね、大輔様!もっとも石原の原稿じゃあ、カスリもしな いしな。


恐縮です 投稿者:くだん  投稿日: 7月27日(日)01時18分53秒

管理人&人魚の嘆き様
この度は、皆様の盛り上がりに水を差してしまいまして失礼いたしました。 その上で、色々とご配慮をいただきまして感謝しております。

R様
貴兄の優しい笑顔が目に浮かびます。どうもありがとう。

まり。様
思いもかけず、私も参加させていただくことになりました。 お手柔らかにお願いいたします。 御礼は管理人様と人魚の嘆き様にいたしましょう。


シルバー 投稿者:まり。  投稿日: 7月27日(日)02時46分56秒

管理人様、人魚の嘆き様kiku様、くだん様、大輔様、R様
私の不行き届きにより、ご迷惑をおかけいたしましたようで 誠に申し訳ございませんでした。 以後、己の言動には気を付けようと思います…。 また、以下はご相談なのですが kiku様、くだん様、大輔様のお三方も棄権となってしまわれたのなら、 やはりシルバービンゴカードの争奪戦(略奪戦?)は 棄権となってしまわれた方全員で行われた方が平等という気がするのですが。 いかがでしょうか?


結果は天のみぞシルバかり 投稿者:kiku  投稿日: 7月27日(日)04時 18分35秒

まり。様
お気遣いありがとうございます。 でも、“私の不行き届きにより(以下、略)”というのは全くの誤解です。ま り。様には何の責任もありません。というか、誰の責任でもありません。ぶっ ちゃけた話、隠れ“まり。様”ファンである私が、好奇心の余り「棄権しても イイから正解を教えて〜」と人魚の嘆き様にお尋ねしてしまい、図らずもその 場に居らした大輔様・くだん様も知ってしまった、という事なのです。ネッ、 R様! それに、私は運動不足解消のため、目下『体操』に専念しているので、七夕目 録を調べる余裕が無いんでーす(笑) だから、気にしないでくださいネ。

くだん様
ご忠告に従い、いきなり完全コンプリートには走らず、まず詩集から始めたい と思います。

人魚の嘆き様
村野四郎の第一詩集『罠』は余り見かけないように思うのですが、価格面も含 め、やはり入手の難しい本なのでしょうか(単に、私が努力していないだけの ような気もしますが…)。


美本は難しそうですね。 投稿者:初心者  投稿日: 7月27日(日)07時27分 27秒

人魚の嘆き様
ありがとうございます。やはり美本がほしいシリーズですが、人魚の嘆き様が 入手難ということは、私には不可能と言うことです(笑)。でも、あきらめない で集めてみますので、ご指導これからもお願いいたします。


ダボの蒐書日誌 投稿者:文庫中毒  投稿日: 7月27日(日)09時27分43秒

志功装丁本蒐集4

某月某日
弘前書店から 川村平八郎著『歌集 春宵』松風会、昭和41年(2,000円) が届く。松風会は盛岡市の短歌結社か。志功「序にかえて」が掲載されてい る。
某月某日
福生市の楽古堂から 船水清編『ここに人ありき 1〜3巻』陸奥新報社、昭和45年、函(各1,000 円) が届く。開いて吃驚。なんと特製版。布装上製函入りで、題字と扉が志功であ るが、たしか並装版は表紙も志功でなかったか。そのうちに、並装版も購入す る必要あり。まいった!
某月某日
札幌市の百間堂書店から 中島雅楽之都著『私之幸福』前川邦楽図書出版、昭和41年、函(2,000円) 各務ヶ原市のカバラ書店から 加藤恭太郎著『随筆 炉辺夜話』紀伊国屋書店、昭和34年、カバー(2,000 円) が届く。カバラ書店は、以前立ち寄ったことがあり、なかなかな品揃えのお店 だった記憶が残っている。
某月某日
八木書店から 保田與重郎・中河與一著『日本の心―心の対話―』日本ソノサービスセン ター、昭和44年、カバー(1,800円) が届く。こうしょっちゅう郵便局に代金振込みに行くのは、いい加減面倒だ が、滞る訳にはいかない。郵便局の窓口で顔と名前と行動様式をしっかりと覚 えられているはず。
以上、毎日のようにこんなに購入しているわけではなく、以前に書き溜めてあ るものをコピーして貼り付けているだけですので。念のため。


ほぼ出揃ったようですね 投稿者:過去ログ探索隊々長  投稿日: 7月27日 (日)10時15分37秒

「第三回大ビンゴ大会ゴールドビンゴカード争奪戦」現在までの予想一覧
貞之介様 No.2229「白描源氏物語絵巻」
cogito様 No.220「春と修羅」
ヌル様 920「与謝野晶子短冊・扇面」
彭城矯介@火達磨様 No.2444「藤原定家書状幅」
永町様 No.944「谷崎潤一郎色紙幅」
三月兎様 No.21「うた日記」
文庫中毒様 30「日本橋」
龍之介様 No.916「与謝野晶子短冊額」
Bori No.91「お艶殺し」
本とは?様 NO.340 「永井荷風草稿」


第三回大ビンゴ大会ゴールドビンゴカード争奪戦 投稿者:まり。  投稿日 : 7月27日(日)13時25分55秒

正解を発表いたします。私が興味を惹かれた一品は、
No.2339西本願寺卅六人集の石山切の貫之下と伊勢の木版彩刷
でした。

この復刻本は、現在多く出回っている日本古典文学会の様にカラー印刷ではな く、 ひとつひとつ職人の方が手作りで作られた大変精巧なものです。 以前、東京国立博物館で西本願寺展が行われた際に見た本物の魅力に 取り憑かれてしまった私は、どうしてもこの復刻本が欲しくなってしまったの でした。 当時最高の和紙と、最高の筆で書かれた最高の和歌。 これ以上の美しさを持つ歌集を、私は未だ目にしたことはございません。 しかし、最低入札価格150万の壁は大きかったのです…。 http://www.kosho.ne.jp/%7Emeiko/catalog/japanese/images/2339.jpg


結果発表 投稿者:管理人&人魚の嘆き  投稿日: 7月27日(日)13時52分38 秒

「第三回大ビンゴ大会ゴールドビンゴカード争奪戦」の正解者は 「なし」 でした。


『人魚の夏休み』 投稿者:管理人&人魚の嘆き  投稿日: 7月27日(日)14 時01分16秒

BBS「Salon De 書痴」は保守点検のため下記の期間完全休業いたします。書き 込みは一切出来なくなりますのでご了承ください。なおHPは従来どおり閲覧可 能です。
休業期間  8月3日(日)〜11日(月)


クリスマスプレゼント 投稿者:たからじま  投稿日: 7月27日(日)15時39 分12秒

人魚の嘆き様
「厨子家の悪霊」についてこのように早く情報が得られるとは・・自分で見つ ける努力はしますが、『人魚のクリスマス』に頼ってしまいそうな予感もしま す。 ありがとうございました。


雑誌「木靴」 投稿者:谷口  投稿日: 7月27日(日)17時13分01秒

管理人様
管理人様が全集の編纂をされた古木鉄太郎の関わった雑誌「木靴」についてお 尋ねし ます。この雑誌は4巻まで刊行だとばかり思っていましたが、先日新見正彰氏 が5巻ま で確認しているという文章を発見しました。実際に5巻は出ているのでしょう か。ご 教示の程お願い申し上げます。


夏期休業前最終決戦は明晩 投稿者:管理人&人魚の嘆き  投稿日: 7月27 日(日)18時17分44秒

管 理 人「明日はどんな本が出るんだい」
人魚の嘆き「地味にいきます。戦後すぐの本ばかりで」
管 理 人「どれどれ、うん?『殺人呪文』?『人工怪奇』?なんだこれは『陰 獣サシスセソ』?」
人魚の嘆き「サシスセソじゃありませんよ。トリステサ、よく見てください !」
管 理 人「それにしても聞いたことない本ばかりだなあ」
人魚の嘆き「探偵小説ですからね」
管 理 人「加納十一とか九鬼澹なんて知らん。こんな本欲しい人いるのかい ?」
人魚の嘆き「わかりません。こっちの小酒井不木や小栗虫太郎や木々高太郎は いるでしょうけど」
管 理 人「おい、詩集はないのか?」
人魚の嘆き「明日はありません」
管 理 人「じゃあ、cogito様はパスだな」
人魚の嘆き「ええ、kiku様も、四天王様もね」 管 理 人「これは『人魚の贈り物』史上初の残りが出るかもしれないぞ」
人魚の嘆き「そうですね」
管 理 人「それはよくない。よし、明日だけ変則ルールにしよう」
人魚の嘆き「どういう?」
管 理 人「一人何冊でもOK。ただし1回の書き込みで1冊だけ」
人魚の嘆き「連続して書き込んでいいんですね」
管 理 人「その通り」
人魚の嘆き「わかりました。それでいきましょう」


人工怪奇! 投稿者:乱歩邸  投稿日: 7月27日(日)19時31分25秒

管理人&人魚の嘆き様
九鬼澹の「人工怪奇」ですか!乱歩が推薦文を書いています。こ れは是非欲しい。ダボの皆さんこの本 だけは遠慮してくださいね。それと、ごく小部数 らしいのですが、奥付の著者名が江戸川乱歩と誤植され、後から九鬼澹 と紙が張られた本があるそうです。これは大珍本でしょう。あー、明 日は仕事どうでもいいから早く帰ろっと。


私の自慢の1冊 投稿者:花筐  投稿日: 7月27日(日)21時12分42秒

管理人様、出張で投稿が遅くなり失礼いたしました。 さて、私の自慢の1冊は当然『花筐』。 といいたいところですが、実は違います。 自慢の1冊は同じ檀一雄でも、詩集の『虚空象嵌』です。 なぜかというと、この本は私の祖父が檀から直接もらった物なんです。 祖父は檀と同じ軍隊にいて、そこで発行されたばかりの『虚空象嵌』を直接も らったそうです。 見返しに檀の見事なサインと祖父への献辞が書かれています。 『虚空象嵌』のサイン本がどのくらいあるか存じませんが、今は亡き祖父の形 見に父が受け継ぎ、そして私に託されたこの本。 まぎれもなく、私の一番の自慢できる本だと思います。


「第三回大ビンゴ大会シルバービンゴカード争奪戦」 投稿者:管理人&人魚 の嘆き  投稿日: 7月28日(月)07時34分09秒

まり。様Rくと様くだん様
[問題]
次の人物を人魚の嘆きが最後に話をしたのが古い順(水と土なら水が古い)に並 べ、1,2,3,4,5というように番号のみBBS『人魚の贈り物』に書き込んでくださ い。
1.管理人様
2.田村書店主様
3.cogito様
4.鴎外ダボのT富様
5.雪達磨様
注.本人取材可


シルバービンゴカード考察 投稿者:まり。  投稿日: 7月28日(月)08時43 分25秒

ゴールドカードの際にならって、考察を述べてみます。 人魚の嘆き様が話をした順番ということなので、消去法で。 まずは5.雪達磨様については、お店が土曜までなので、どんなに遅くても 土曜よりは後に会ってないはずと判断しました。 2.田村書店様も日曜は営業なさっておられないので、やはり土曜以降は会って いない。 4.鴎外ダボのT富様が微妙ですが、T富様の会社はいちおう土、日は 営業なさっておられない(はず)ですので、最後は金曜かなと判断。 3.cogito様は悩みますが、たぶん…、これらの人々よりは前かなと。 一番悩んだのは1.管理人様ですが、昨夜の 「管理人&人魚の嘆き」の会話のために電話くらいはしているのではないで しょうか。 会ってはいないにしても。 そのため、問題文が「最後に話をした」順番、ということになってるのでは。 こんなことを考えてみました。


「春と修羅」のこと 投稿者:四天王  投稿日: 7月28日(月)12時13分57秒

人魚の嘆き様
「春と修羅」のブロンズ塗りの件、さすがにご覧になったことがあるのです ね。これ で、現実に存在したことがわかり安心するとともに、いつか私も見てみたいと 願いま す。ところで古書の値段にもこれは反映するのでしょうか?重ねてご教示くだ さい。


シルバービンゴカード考察2 投稿者:くだん  投稿日: 7月28日(月)13時 55分57秒

まり。様の答えが早いのに驚きました。 cogito様は電話で、田村書店主様、鴎外ダボのT富様、雪達磨様は会って話を したと思います。はて、管理人様はどちらだろう? ポイントは、金曜日夕方以降の人魚の嘆き様の行動だと思いますがさっぱりわ かりませ ん。 私の最初に考えた解答は、3、2、4、5、1でしたが、あまりにも まり。様の答えに似ているので、cogito様を最後にしました。


私の自慢の1冊 投稿者:散水弁  投稿日: 7月28日(月)14時18分20秒

管理人様
寄稿遅くなり申し訳ございません。 「おまえは山中散生しか興味ないからな」、「知らないからな」といったお褒 めの言葉(?)を日頃頂いているように、此れまでのわたしの興味は山中散生 に著しく偏っていました。そこで今回の企画には意表を突いて・・・・、と言 い放ってみたいところですが、相変わらずそれ以外の分野には暗く、山中本以 外に自慢できるものは少ないのが正直なところ。各方面から「なんだまたか よ」という声が聞こえてきそうで気が引けるのですが、今回は「童貞女受胎」 A版を挙げることとします。 戦前の山中本は、いずれも100部以下の限定本か、それに準ずるもので、入手 はそう易々とはいきません。この「童貞女受胎」A版は、もとより30部の限刊 で、その内、ブルトン、エリュアール、ダリなどへの送付本もあろうことか ら、山中本の中でも、最も入手し難いものではないでしょうか (先日の仏 Calmels Cohenの売立では同書は出品されていませんでしたが)。わたしの浅 い収集歴と情報網では、実際にこのA版の目録売り、もしくは店売りを見たの は過去に一度だけです。
西澤書店からの復刻本があり、その容姿は容易に手にとって眺めることができ ますが、やはりオリジナルは違うと、ひとり悦にいっています。 残念ながら、といいますか、当然ですが、わたしのものは削除本です。いつか は無削除本と思いつつも、切取られた痕跡も、その時代を写す鏡でしょうか ら、これはこれで納得しています。無削除本を含めこのA版の現存は十部 ちょっとではないでしょうか。 とはいえ、この書き込みを読まれている方の中に、その無削除本を持っている 方が居るに違いないと、わたしは睨んでいるのですが。いかがでしょうか? 人 魚の嘆き様。


ダボの蒐書日誌 投稿者:文庫中毒  投稿日: 7月28日(月)18時13分37秒

志功装丁本蒐集5

某月某日
古書展をハシゴするため(!)に一泊二日の予定で上京。家族にはもちろん仕 事らしき振りをする。 私は性格的にはっきりと嘘をつくことは出来ないが、振りをするくらいならな んとかなる。
まず五反田の城南展では、 阿部静枝著『若き女性の倫理』萬里閣、昭和17年、全体やや焼け背小傷(300 円) 影山正治著『古事記要講』大東塾印刷部(ぐろりあ文庫版復刻版)、昭和46年 (400円) を外の平台で見つけて購入。阿部静枝著のものは、松本市の古書店で見つけて 購入した『苦しめど克ちてゆかん』萬里閣、昭和18年(5,000円)に続き2冊 目。この5,000円はちょっと失敗か。 影山正治著は復刻されていたことを始めて知る。
教育会館の和洋展では 雑誌「文藝世紀」第4巻8号(1,800円) を購入。雑誌「詩風土」創刊号と8号も購入したが、こちらは志功装丁でない ことを確認しておくため。
翌日の高円寺では、志功装丁本に成果なし。その他の購入品と合せて宅急便で 自宅へ送る。出張に行く度に、差出人が自分の名前で送られてくる「本」と判 る品物を家族はどう思っているのだろう。


予想日変更 投稿者:過去ログ探索隊々員壱号  投稿日: 7月28日(月)18時 47分58秒

皆様
HP[稀覯本の世界]アクセス数200000件突破予想日は、前回の8月4日 から早まり、7月31日(木)となりましたことをご報告申し上げます。


プレゼント到着しました! 投稿者:ダークホース  投稿日: 7月28日 (月)19時57分10秒

管理人&人魚の嘆き様
帰宅すると、林芙美子の限定詩集「面影」が到着していました!ただビンゴの 玉を出し ていただけなのに、こんな素晴らしい本をいただいてよろしいものなのでしょ うか?なん だか申し訳なくて・・ビンゴ大会では、私こそ一番楽しんだのではないかと、 そう思い ます。毎日、「あっ、今日はどなたがビンゴかな?」と機械を回しながら考え ていまし た。もちろん、私もビンゴになってほしかったけれど、結局ダメでしたね。で も楽しか ったです。このビンゴマシーンをまた使うチャンスがあったらうれしいです。


今日は御一人様何冊でも 投稿者:人魚の嘆き  投稿日: 7月28日(月)20時 54分53秒

ベルベット様
川端の極美本に入札されましたか・・・ゴメンナサイ。落札しました。署名本 は持っていますが、それよりも美本だったものですから。

文庫中毒様
>まり。様の懐具合(失礼)からみて、30万円の方は最初から問題外。
150万円でしたよ(笑)。若い女性の感覚にはついていけないようですな。し かし『白い花の散る思い出』はよい買い物をされました。先日、目録でお買い になった本も確認されましたか?

kiku様
確かに『罠』は『体操詩集』よりも見かけませんね。部数の300対500以上の差 がある気がします。とはいえ年に1,2冊は見ますから、稀覯本というレベルで はありません。前々回の浪速書林の目録に、管理人様旧蔵献呈署名本が20万円 で出ております。今度「人魚の嘆き」でご確認ください。

四天王様
今のところ、『春と修羅』の「ブロンズ塗り」は古書価に反映していません。 なぜなら、これを知って強い札を入れる古本屋がほとんどいないからです。し かし、今後は高くなるかもしれませんよ。何しろ賢治が触った本ですからね。

散水弁様
私は現在持っていませんよ。持っている人に予約は入れてありますが(笑)。私 の購入予定価格でよければ、その権利をいつでも貴兄にお譲りします。

ダークホース様
メールを拝見しました。あいにくその日は雪達磨様が旅行中で、「人魚の嘆 き」は臨時休業のようです?


(無題) 投稿者:文庫中毒  投稿日: 7月28日(月)21時25分52秒

人魚の嘆き様
若い人の感覚にはついて行けないようです。偽ホームズは引退です。 コレ書き込み途中で別ウインドウを覗いたら、贈り物ロード中。嗚呼! 田村書店に立ち寄った時は、ご主人が不在で、『白い花の散る思い出』も、よ うやく自分で探し出した次第でした。例の本も『炎と色』も、見たかったので すが、新幹線の時間が迫っていて、断念。丁度財布の中身もカラになっていた ので、よい潮時でした。もし見ていたら、カードもって郵便局に走っていたか もしれません。

くだん様
田村書店を出る時、偶然にお会いしたのですが、殆ど時間がなく、挨拶だけで 失礼いたしました。


終わってから書くのもなんですが・・・ 投稿者:管理人&人魚の嘆き  投 稿日: 7月28日(月)21時28分04秒

乱歩邸様
『人魚の贈り物』の『人工怪奇』は、ご高説の「奥付乱歩著者本」でした。ヌ ル様おめでとうございます。


(無題) 投稿者:くだん  投稿日: 7月28日(月)21時36分59秒

文庫中毒様
「田村書店で1冊買いました」とおっしゃられていましたが、『白い花の散る 思い出』だったのですね。精力的に書店を廻られるお姿に感動いたしました。


賢治の結婚話? 投稿者:シノラー  投稿日: 7月28日(月)22時02分55秒

cogito様
大変ご無沙汰しております。 さて、次のような記事が話題になっているようです。 なんか私には幻滅感ばかりが広がるのです。 cogito様、いかがでしょう?

宮沢賢治に結婚話? 議論呼ぶ新資料
生涯独身を貫いた宮沢賢治に結婚話があった?「銀河鉄道の夜」などで有名な 童話作家の宮沢賢治と、ある女性との関係を指摘した資料が見つかり「お互い 恋心を持っていた」「いや、賢治はその女性を嫌っていた」などと、賢治をめ ぐる人間関係について議論が巻き起こっている。 発見されたのは、賢治の親 せきで故人の関徳弥さんが書いた「昭和五年短歌日記」。7月に入って岩手県 北上市内の古書店で見つかった日記の中に「露子氏宮沢氏との結婚話」という 記述があり、賢治と高瀬露という女性の間に縁談があったことをうかがわせ る。28日に記者会見した賢治研究家の牧野立雄さんは「露は賢治が出会った もっとも重要な女性。日記はこれまでうわさにすぎなかった賢治の結婚話を裏 付ける具体的な証拠だ」と話す。 これに対し賢治の親族で、宮沢賢治記念館 (岩手県花巻市)の宮沢雄造館長は「賢治の残した資料には(露に積極的に迫 られた賢治が)彼女を避けていた記述がある。一部分を切り取って騒ぐのはど うかと思う」と、“縁談説”には懐疑的だ。(共同通信)


私の自慢の1冊 投稿者:葵の家  投稿日: 7月29日(火)02時48分06秒

私の自慢の1冊となると、やはり蔵書の大半を占める詩集の中からの選出とな りそうです。 大判で豪華絢爛なものにも独特の良さがあると思っていますが、外装・内容と もに瀟洒で小ぶりなものも、つい思い入れを持ってしまうような良さがありま す。 そのように思って書斎に行き、詩集の棚を眺めてみると、カバーもかかってい ない白色無地角背の書籍が目に入りました。 それは片山敏彦の「朝の林」「暁の泉」でした。 この2冊の詩集は、ともにB6版・フランス装(「暁の泉」は仮装というほう が正しいでしょうか)の瀟洒な書籍です。 後者は“河盛好蔵”宛の献呈署名入りで、田村書店で購入したのですが、それ 以前に何度か見たことがあるこの書籍を 手にとったときにある違和感がありました。この書籍は無地白色の表紙に
  集 詩
 泉 の 暁
彦 敏 山 片
とだけ記載されている簡素な装丁の書籍のはずなのですが、その名前の下に、 水彩で着色された一房の葡萄の絵が描かれているのです。 その絵の下部には蔦に同化するような曲線で「T.K.」とサインが入ってい ました。 これはおそらく著者が献呈に際して描いたものではないだろうか? 片山の絵画にも興味を持っていた私はそのことに気づいたときにこの書籍を しっかりと掴みレジへと向かったのでした。 それ以来この「暁の泉」は私にとって特別な一冊となっています。
実は、片山敏彦の書籍はこれだけでなく、隣にもう1冊さらに小ぶりのものが あります。 「ベートーヴェンの生涯」岩波文庫譯者自家用版(昭和一四年三月發行・拾部 内題][番本)です。 体裁は(おそらく)通常の初版の文庫版を元に奥付が本文と同じような用紙で 加えられている他、 和紙で表裏見返しと署名用(?)の1葉が付されている和紙表紙のフランス装 です。 裏表紙には岩波文庫の壷の印がエンボスで押されてあります。 そして、その署名用の和紙には片山の最初の弟子であった“蛯原徳夫”宛の独 語による献呈署名が入っています。 この書籍を入手してからしばらくして、私はあることに気づくことになりま す。 田村書店主のご好意でいただいた「近代詩書在庫目録」を眺めていると「朝の 林」「暁の泉」の2冊が掲載されており それらはともに“蛯原徳夫”宛のものでした。 自分の気に入った書籍で、著者が(おそらく)一定以上の気持ちを込めて贈っ た相手でしょうから、それがこのように残っていたことが嬉しかった。 それ以来、私は片山敏彦が弟子に送ったその3冊を自分の書架に納め、それら が再び一同に会することを夢想しています。
「自慢の1冊」ということで、私の所有する一番希少性の高い書籍である「昏 睡季節」にするか、 それとももう少しささやかなものにするか悩んだのですが、「私」の1冊とい うことで、 個人的に思い入れのあるささやかなものの紹介といたしました。 こちらも劣らず自慢の書籍です。


「第三回大ビンゴ大会ゴールドビンゴカード争奪戦」結果報告 投稿者:管理 人&人魚の嘆き  投稿日: 7月29日(火)09時32分15秒

最後に人魚の嘆きが話した日時は
1.管理人様−7月24日23時5分
2.田村書店主様−7月25日17時
3.cogito様ー「人魚の鎌倉見物」の帰り
4.鴎外ダボのT富様−7月22日午後
5.雪達磨様−7月24日23時6分
です。正解は3,4,1,5,2でした。
従って「第三回大ビンゴ大会シルバービンゴカード争奪戦」の正解者は 「なし」 でした。


指名投稿依頼(変更) 投稿者:裏管理人  投稿日: 7月29日(火)09時41分55 秒

恩地喜多八様
最後に残った貴兄には「私の自慢の3冊」と題して投稿をお願いすることにな りました。よろしく。

ymnk様雪達磨様
自宅にパソコンがない数学者に、8月3日からの休業前に必ず投稿してもらいた いと至急伝言願います。投稿がない場合には、「不公平抽選の恩恵に浴するこ とが以後できなくなるかもなあ」と誰かが呟いていたと申し添えてください ね。


(無題) 投稿者:雪達磨  投稿日: 7月29日(火)12時14分05秒

裏管理人様
恩地殿はただいま本業に精を出している様で来週まで神保町に出られないと嘆 いておりました。 三度の飯より神保町での釣書が好きな氏が、めずらしく仕事に打ち込んでいる 姿を想像すると、なかなか連絡ができません。どうかご慈悲を。 ところで、上林暁がお好みでらっしゃる某氏が鏡花や荷風に手を出し始めたと いう話を風の噂で 聞きました。ほんとでしょうか。


無念。 投稿者:まり。  投稿日: 7月29日(火)13時23分03秒

人魚の嘆き様
cogito様と鴎外ダボのT富様までは予想の範囲だったのですが。 木曜日の行動がネックでしたね。 でも楽しかったです。ありがとうございます!

kiku様
『体操』に専念なさってるとのこと。シルバービンゴカードに 敗れた私も見習って、運動不足解消しようかなあと思います。


(無題) 投稿者:裏管理人  投稿日: 7月29日(火)13時30分34秒

『人魚の夏休み』
BBS「Salon De 書痴」は保守点検のため下記の期間完全休業いたします。書き 込みは一切出来なくなりますのでご了承ください。なおHPは従来どおり閲覧可 能です。
休業期間  8月3日(日)〜11日(月)

雪達磨様
そちらはとっくに副業かと思っておりました(笑)。それでは休業明けまでお待 ちしましょう。

くだん様
`>` 上林暁がお好みでらっしゃる某氏が鏡花や荷風に手を出し始めたという話を 風の噂で聞きました。ほんとでしょうか。
ご本人から直接回答願います。回答のない場合は、鴎外ダボのT富様の向こう を張って、荷風ダボのO島様を強制的に襲名していただきます。
どうも裏管理人を名乗ると、誰かの影響で本来穏やかな性格の私が高圧的に なってイカンナ。反省反省。


某氏とは俺のことかとくだん言い 投稿者:くだん  投稿日: 7月29日 (火)13時54分02秒

雪達磨様
上林暁の作品を約2/3程読み進めて参りまして、他の作家の作品も色々と読も うと考えていますが、風の噂はどこからきたのやら。 井伏や木山も読みたいし、鏡花も荷風も代表作は読んでおきたいなと思ってい ます。 気に入った作品を数冊手元に置くかもしれませんが、蒐集なんてとんでもあり ません! あくまでも集めるより読む方が主ですので。


信じる者は救われる 投稿者:萬嘯廬  投稿日: 7月29日(火)14時59分54秒

くだん 様
つい先日「人魚情報ネット」に要注意という話が出たばかりではありません か。 わたくしも大人のはしくれです。多言は弄さず、Salon De 書痴の良心と呼ば れるくだん様の 「あくまでも集めるより読む方が主ですので」という言葉をひたすら信じる事 にいたします(笑)


疑問 投稿者:「人魚情報ネット」主催者  投稿日: 7月29日(火)15時06分 10秒

読む方が主の人が署名本買うのかなあ・・・ しかも荷風の最高傑作の・・・


この世の儚さ知りました 投稿者:萬嘯廬  投稿日: 7月29日(火)16時01分 48秒

こっ、こんな短時間にして我が身の愚かさを思い知るとは・・・ この世知辛い弱肉強食の世の中、他人様を信じたわたくしがバカでした。 くだん様、貴殿に邪が非でも読んでいただきたい推薦図書がございます。 赤木桁平「『遊蕩文学』の撲滅」 嗚呼・・・


美しい挿し絵のある文庫 投稿者:楽古堂・大内史夫  投稿日: 7月29日 (火)17時48分23秒

小生、挿し絵のある文庫を好んで買っております。内田百ケン・谷中安規『王 様の背中』旺文社文庫。加山又造・前本ゆふ『画文集ゆふ』中公文庫、江戸川 乱歩・竹中英太郎『孤島の鬼』創元推理文庫、倉橋由美子・司修『大人のため の残酷童話』新潮文庫等々。少し暗い影のある絵が好みのようです。この趣味 は、松本零士氏のC.L.ムーアの挿し絵付きの文庫からだったでしょうか。 手近の書棚に美しい文庫があれば、一冊でもご紹介頂ければ嬉しいです。


ダボの蒐書日誌 投稿者:文庫中毒  投稿日: 7月29日(火)18時49分12秒

志功装丁本蒐集日誌その6

某月某日
風光書房から 吉原公平訳『ボグド・ビダルマサヂ汗物語』ぐろりあ・そさえて、昭和15年、 元パラ付美本(6,800円) が届く。ネット検索ではもう少し安価なものもあったが、美本ということでこ ちらにした。
某月某日 書肆ひぐらしに2週間程前電話で注文しておいた 蔵原伸二郎著『目白師』ぐろりあ・そさえて、昭和14年、函(13,000円) は、結局品物が確保できないということで、断念。
某月某日
県立図書館にて、岡部文夫と稗田菫平の昭和20年代の著作を片端から実見。 岡部の『歌集 運河』、稗田の『詩集 白鳥』は志功装丁、書影だけは確認済 みであったが、予想以上に簡素な造りであった。今回の成果は、岡部の『歌集  雪炎』を新たに確認したこと。この本、発行所が立山図書出版社という高岡 市の会社で、造りは『歌集 運河』に似ている。  稗田菫平著『とやま文学の森』をぱらぱらめくっていて、雑誌「文學國土」 高島高編に志功表紙絵のあるのを発見。小さな写真で巻号数まではわからな い。
某月某日
加藤京文堂から 蔵原伸二郎著『目白師』ぐろりあ・そさえて、昭和14年、函、美本(18,000 円) が届く。目録では極美本とあったが、まあ美本の上というところか。


ただ今帰宅 投稿者:くだん  投稿日: 7月29日(火)22時03分33秒

まだ私への余波が続いているとは・・・
「人魚情報ネット」主催者 様
荷風最高傑作の署名本は、かの「署名本の世界」著者が直々に勧めて下さり、 荷風、鏡花本愛好家で日頃私が薫陶を受けている某氏と競合しないのならとい う 条件(のつもりでした)で購入した本です。

萬嘯廬様
赤木桁平「『遊蕩文学』の撲滅」ですね。読んで反省します・・・ 萬嘯廬様の専門分野を浸食するつもりは毛頭ございませんので、 これからもいろいろご教授ください。

人魚の嘆き様
本日、暑中見舞い兼礼状を拝手致しました。 完成を楽しみにしていますとお伝え下さい。


コレクター道講義 投稿者:裏管理人  投稿日: 7月29日(火)23時03分17秒

くだん様萬嘯廬様
もしここに管理人様がいらっしゃれば、「なにを少女漫画のような甘っちょろ いことを言ってるんだ!」と一喝されますぞ。私がここでお二人にコレクター 道の格言をいくつかお教えしましょう。
「一書痴コレクション成りて万骨枯る」
管理人様のコレクションの背後には、幾多の屍が横たわっているのです。そし てもう一つ。
「ダボに仁義なし」
くだん様は鴎外ダボのT富様に苦汁をなめさせられたことをよもお忘れではあ るまい。競合してこそ華。競合しない本など鼻糞と思うべし。 大コレクターになるためには愛も友情も捨て、ただひたすら修羅の道を歩まね ばなりません。心優しい人魚の嘆きはそれが出来ずに道半ばで挫折しました。 他山の石としてください。


「昏睡季節」 投稿者:百合丘  投稿日: 7月30日(水)05時24分41秒

葵の家様
初めまして。吉岡集めてます。 「昏睡季節」をお持ちなんですか! すごい!ここはホントにすごいコレクターの集まりですね。 ところで、ということは吉岡はコンプリートですか? あと難しいのは「液体」と何でしょうか? もっとも、一番の難物をお持ちなんですからね。 羨ましい限りです。


液体 投稿者:葵の家  投稿日: 7月30日(水)07時11分41秒

百合丘さま
 初めまして。  百合岡様も吉岡を集められいるのですか。  私も吉岡は現代詩ではもっとも好きな詩人のうちの一人です。    吉岡は私家版がかなりあるので、「昏睡季節」ほどではないかもしれません が、難しいのが多いと思います。静物の革装5部本は希少性だけでいえば「昏 睡季節」に匹敵するのではないでしょうか(あくまで所持する意味があるかど うかは別としてです)?
   私が所持していないものは
   ・液体(元版)
   ・静物(革装5部本)
   ・サフラン摘み(私家版5部本)
   ・液体(後版特装8部本)
  と死後刊行された
   ・ポール・クレーの食卓(私家版14部本)
   ・薬玉(私家版22部本)
  です   
  また、余談ですが吉岡の献呈署名本は、その詩集ごとの署名専用箋にされ ていることもあります。


コレクター道講義を拝見して 投稿者:石狩川  投稿日: 7月30日(水)08時 18分45秒

裏管理人様
「コレクター道講義」、 眼が洗われる思いでした。とりわけ「競合してこそ華。競合しない本など鼻糞 と思うべし。」 というお言葉に痺れました。 私は今まで人の集めないものを狙う「隙間コレクター」 でしたが、これでは大コレクターどころか、コレクター などと呼ばれる分際じゃないと気がつきました。それにしても、 謙遜もおありでしょうが、 人魚の嘆き様をもってして挫折されたとは、なんとコレクター道 は厳しく険しいのでしょう。 こうなると、やはり管理人様の偉大さが一際、際立つということでありましょ うか。 私もくだん様、萬嘯廬様とご一緒にコレクター道 を精進させていただきたいと思います。 貴重なお話ありがとうございました。 


荷風の最高傑作? 投稿者:マルドロール  投稿日: 7月30日(水)15時56分50 秒

くだん様
荷風の最高傑作とはなんでしょうか?腕くらべかな?墨東きたん?です か


ダボの蒐書日誌 投稿者:文庫中毒  投稿日: 7月30日(水)18時09分14秒

志功装丁本蒐集日誌その7

某月某日
舒文堂河島書店から 森本忠著『僕の天路歴程』ぐろりあ・そさえて、昭和14年、(5,000円) が届く。元パラ付ではあるが、表紙にシミが出ているのが惜しい。熊本日日新 聞に載った同氏の署名記事「さらば妻よ 熊本よ」の切抜きが挟み込まれてい て、嬉しいオマケ。
某月某日
人魚の贈り物のクリスマスプレゼントで『コギト詩集』を射止める。函なしだ が、なかなか手が出ない一冊。深謝。挿絵を志功が手がけているとのこと。こ の本は日本古書通信の 牧野氏報告のリストにあったもので、その後何回か見かけた古書目録では志功 装丁との記載がなく、牧野氏の思い違いかと思っていただけに、疑問がようや く氷解した。年明けになるようであるが、手元に届くのが待ち遠しい。
某月某日
古書あやめ堂から 松本清張著『大奥婦女記』講談社ロマンブック、昭和32年並本(1,000円) が届く。
(以上をもって、平成14年度後半の部は終り)


荷風の最高傑作? 投稿者:くだん  投稿日: 7月30日(水)18時28分56秒

マルドロール様
私のは墨東綺譚です(さんずいに墨ですね)。


祝200000アクセス突破! 投稿者:過去ログ探索隊々長  投稿日: 7月30日 (水)20時51分48秒

管理人様
200000アクセス突破を心より祝福申し上げます。 年末までに300000を目指しましょう。


私からも 投稿者:ケンタウロス  投稿日: 7月30日(水)21時40分09秒

管理人様
  20万回転おめでとうございます。 それにしても、去年の1月7日からなんですから驚きです。 一年半で20万回転なんて、古書愛好家サイトの最高峰なのは間違いないです ね。 掲示板の書き込みも多くて、少し見ていないと大変なことに。 どうぞこれからもご発展をお祈りいたします。

人魚の嘆き様
稀覯本の世界の強みは管理人様と裏管理人様の御二人がいること。 これは間違いありません。 現在の古書業界で最も優れた見識と蔵書を誇る御二人が揃っているのだから、 日本一になるのは当然かも。 『人魚の贈り物』に代表されるスケールの大きさは、持ち物自慢ばかりの今ま での愛書家にはなかったものです。 お忙しい方と知りつつ、管理人様と共にずっとこのHPの守り神でいてくださる ことを祈ります。


ウッカリ詩人とチャッカリ歌人 投稿者:彭城矯介  投稿日: 7月30日 (水)23時39分35秒

>人魚の嘆き樣、cogito樣、恩地喜多八樣、ymnk樣、大輔樣、りょくと樣、ま り。樣、TG樣、きりこ樣、彩樣
暫く風邪で寝込んでをりましたため、すつかり遲くなつてしまひましたが、小 生撮影分の鎌倉の寫眞の焼増しが、 やうやく出來上がりましたので、囘復次第なるべく早めに神保町の「人魚の嘆 き」の方にお屆けしたいと存じますが、 cogito樣の他にも郵送を希望される方がをられましたら、送付先を小生まで御 指示戴ければ幸ひで御座います。 以上の件どうか何卒宜しくお願ひ申上げます。


御礼 投稿者:kiku  投稿日: 7月30日(水)23時42分34秒

人魚の嘆き様
『罠』についてご教示いただき、ありがとうございました。“稀覯本というレ ベルではありません”との事ですが、(私にとって)入手が難しい一冊である 事は間違いないようです。管理人様旧蔵献呈署名本は、きっと美本だったので しょうねェ。その「前々回の浪速書林の目録」、今度、ゆきさんのお店にお邪 魔した際に拝見させていただきます。

まり。様
シルバー・カードは残念でしたね。でも、ゴールドの方も正解者がいなかった のですから、 次回「GBC争奪戦」に期待しましょう。裏管理人様、今度は、まり。様も参 戦出来ますよね?

200000アクセス突破、おめでとうございます。


質問 投稿者:百合丘  投稿日: 7月31日(木)08時18分13秒

葵の家様
未収集の本のレベルが違いすぎて恥ずかしいです。 二つ教えてください。 「液体」の元版というのは今、お幾らぐらいしますか? また、「静物」(革装5部本)とありましたが、これは元版と同じ時に発行さ れたのですか? 幼稚な質問で恐縮です。 よろしくお願いいたします。


講談社ロマンブック 投稿者:初心者  投稿日: 7月31日(木)10時40分37秒

文庫中毒様
「ダボの蒐書日誌」毎日楽しみです。 さて、志功装丁本蒐集日誌その7の中に 松本清張著『大奥婦女記』講談社ロマンブック とありますが、このシリーズはすべて志功の装丁なのでしょうか? お教えください。


三島由紀夫と芥川賞 投稿者:賞物小僧  投稿日: 7月31日(木)13時03分29 秒

ymnkさま
はじめまして。芥川賞、直木賞受賞本を収集している賞物小僧と申します。ど うぞよろしくお願いいたします。非常に幼稚な質問で恥ずかしいのですが、昭 和最高の作家の一人、三島由紀夫が芥川賞を受賞していないことについて、後 に選考委員となった彼は何か感想を洩らしているのでしょうか?三島は太宰の ように芥川賞をほしがったわけではないと思うのですが、しかし彼も名誉欲が なかったわけでもなく、文壇の登竜門の芥川賞を否定していたようにも思えな いのです。後に読売文学賞などの賞を取っている事からも、芥川賞もおそらく ほしかったのでは、などと勝手に想像しているのですが、いかがなものなので しょう。お忙しい中恐れ入りますが、ご教示いただければ大変うれしく思いま す。


20万バンザイ 投稿者:マルドロール  投稿日: 7月31日(木)15時27分17秒

くだん様
そうですか。墨東綺譚でしたか。それも署名本!おめでとうございます。僕も 将来はくだん様のようにバンバン本が買える身分になりたいものです。 人魚の嘆き様 大好きな福永武彦の一番珍しい本の話。古書通信で読みました。いつか、どこ かで見せていただく機会に恵まれたらなあ、と思ってしまいました。


遅ればせながら自慢の三冊 投稿者:恩地喜多八  投稿日: 7月31日(木)16 時10分53秒

管理人様・皆様
(このサロンでは)ご無沙汰しております。 さて、管理人様からの宿題「自慢の一冊」ですが、まごまごしているうちに 「三冊」に増やされて しまい、困りました。なにせ大学でしかネットをやらないので(しかも夏休み に入ったこともあって) 寄稿が遅くなりましたことお許し下さい。 さて、紹介する本が「三冊」に増えてしまったので、和(明治以降の日本文学 書)、洋(洋書)、中 (といっても日本人の書いた漢籍)から、それぞれ一冊づつ挙げることにしま す。

1.まず「和」ですが、私の好きな近代文学作家は、もう皆様ご承知の通り、 鏡花・荷風・谷崎と その周辺ですが、残念ながら、これらの作家のもので皆様に自慢できるような ものは持っていません。 何を言っても、人魚の嘆き様に笑われそうですからね(笑)。で、「とってお き」を挙げます。 (貞之介、ゴメン。もう、言っちゃうね。今度この本見つけたら、必ず譲るか らね。) ・酔多道士編著「文学滑稽全書」第一巻 酔多道士が何者かは長くなるので書きません。知る人ぞ知る変人、というか、 明治前期の出版界の アナーキストです。この人の著書は数多くありますが、はっきり言って、この 「文学滑稽全書」は 珍本です。おそらく市販されたものはありません。石川巌の酔多道士著作の研 究にもこの本は出て きません。現在、私が知る限り、天下一本です。今回はあと二冊書かないとい けないので、この本に ついてはこれ以上書きませんが、興味を持たれる方があれば、機を改めて詳し く御紹介します。

2.洋書ですが、実はこれが、一番迷いました。私のアラステア挿絵本コレク ションで最後に手に 入れたバルベーの「魔性の女たち」にしようかとも思いましたが、エピソード の面白さを考えて、 次の一冊を挙げることにしました。 ・アンドレ・ブルトン「魔術的芸術」初版、長文献呈識語署名本 この本のことは、以前「月下の宿帳」にも書いたように思いますが、私がフラ ンス留学中に手に入れた 一冊です。マルセイユの公園で月一回開かれる青空古本市で発見。発見時の値 段は、日本円でおよそ 1万8千円。皆様、この値段どう思われます? 安いと思われます? 当時の 私は「高い!」と思って しまいました。いくらブルトンの代表作の識語署名本だろうと2万円近いとは 高すぎる、と。何を バカな、と思われるかもしれませんが、そのくらい向こうでは20世紀文学は 安いのです。で、正月に 日本に一時帰国した際、古書仲間にその話をしたところ、「お前は何をしにフ ランスへ行っているんだ!」 と叱られ(注:別に私は古書を買いに留学したわけではありません)、「そう か、やっぱり買いだったか」 と反省。一月後フランスに戻って、また公園に行ってみると、その出店にまだ その本が売れ残っている。 しかも値下げされている。で、それをさらに値切って、結局、1万2千円ほど で手に入れました。 まあ、よくある本ですが、献呈先も有名なアフリカ芸術研究者であり、今にし て思えば安く手に入れた本で、 私の留学の思い出と共に「自慢の一冊」になりました。

3.漢籍ですが、これは、 ・柏木如亭「木工集」 を挙げましょう。といっても、反応してくれるのは、コギト様くらいかな。 如亭は、荷風や日夏が絶賛した江戸後期の詩人で、「江戸のボードレール」と 言われる人です。 如亭が江戸を離れ信州に詩社を開いたことから、長野に漢詩文化が根付き、そ れが基になって、 明治期に長野から多くの作家が出たことを考えると、明治以降の近代文学の ルーツの一つとも言えます。 で、この如亭の第一詩集が私家版として上木されたこの「木工集」です。如亭 の版本では最稀覯本 でしょう。東大図書館本、日比谷図書館加賀文庫本を含めて、現在、数冊が確 認されていますが、 題箋付きの完本はまだ一冊も見つかっていません。

管理人様
皆様に自慢できる本、というのはやっぱり難しいですね。今度「お題」を頂く 機会があれば、 「みんなから笑われてしまいそうな変な本」にして下さい。そんな本なら沢山 ありますから(笑)。


皆様の自慢の一冊を伺って 投稿者:cogito  投稿日: 7月31日(木)17時29 分58秒

恩地さま
漢詩集はお話によると現在とんでもない値段(高いか安いかのどちらか)でや りとりされてゐるやうですが、 柏木如亭の処女詩集なんて本が手に入る機会がまだあるのですね。 といふか、先日のお電話で伺ったやうに、今まさに各地の蔵が、価値に疎く なった子孫によって開けられることで、 漢詩人気が底をついた古書市場に、まだまだ面白い形で出て来ることも有り得 る、といふことなんでせうか、ね。
葵の家様や散水弁様もやっぱり只者ではなかったですね。現代詩はわからない のですが、その情熱と資金が戦前抒情詩へ一途に 向けられたら、恐ろしいです!


自慢の一冊のない・・・ 投稿者:文庫中毒  投稿日: 7月31日(木)18時26 分34秒

初心者様
私の初心者丸出し日誌を毎日ご覧いただいているとのこと、有難うございま す。 講談社ロマンブックの志功装丁では、 松本清張著『大奥婦女記』 中河與一著『美貌』 の2冊を確認しておりますが、これ以外にはまだ見ておりません。もしご存知 でしたらぜひ教えていただければと思います。 このうち中河與一は、戦前に6冊志功装丁で本を出しているので深い関係をが 判るのですが、松本清張は、これ1冊のみだと思います。いったいどういう きっかけで志功装丁になったのか、興味のあるところです。もっとも志功は頼 まれると誰にでも描いていたとのことですが。


ダボの蒐書日誌 投稿者:文庫中毒  投稿日: 7月31日(木)18時34分01秒

志功装丁本蒐集日誌その8

某月某日
浪曼書房から 中野繁雄著『詩集 み民われ』積善館、昭和17年、函傷み(2,000円) が届く。すでに所有しているものであるが、こちらの状態が若干良い。新年の 最初の1冊。今年も良い収穫がありますように。
某月某日
管理人様からお譲りいただいた 中谷孝雄著『むかしの歌』ぐろりあ・そさえて、昭和14年、献呈署名入り とプレゼントである 田村泰次郎著『隠沼』講談社、昭和39年、カバー 田中克己他著『コギト詩集』山雅房、昭和16年 が届く。あらためて感謝。『コギト詩集』は、挿絵のうち二葉を志功が担当し ている。 大成堂書店から 竹内てるよ著『海のオルゴール』家の光協会、昭和52年再版、カバー帯美本 (1,500円) やまびこ書房から 桜井増雄著『東北詩集』造形社、昭和49年、カバー(2,000円) が届く。これは背焼けがきつい。ネット注文はこのあたりの欠点は、ある程度 已むをえずと、割り切らないとやってられない。 それにしても今日は次から次へとよく届くなあ。
某月某日
中野書店から 雑誌「詩風土」第13輯(1,500円) が届く。
某月某日
午後から休暇をとり、地元デパートの古書展へ。伏木よか書房から 雑誌「詩風土」第17〜19輯(各1,500円) を購入。昨年地元の古書展で「詩風土」第14〜16輯(各400円)を得ており、 目に付くものを片端から購入しているがここまで不思議と重複がない。


荷風好きです!! 投稿者:大輔  投稿日: 7月31日(木)22時50分39秒

   皆様
 今日、友人宅から書き込みます。くだんさまもご存知と言えばお分かりです よね。今日は荷風の「雑草園」です。戦前の優雅な装丁の残り香を漂わせなが ら私の嗅覚を狂わせました。荷風の未発表(現在での)に心狂わせながら読も うと思います。


神保町黄門・古本漫遊記 投稿者:彭城矯介  投稿日: 7月31日(木)22時51 分50秒

萬嘯廬樣&くだん樣に捧ぐ

「あゝ蒐集に涙あり」
 蒐集 樂ありや苦もあるさ
 汚本の後には 美本出る
 蒐めて行くんだ 少しづつ
 自分の棚を 見極めて
 蒐集 運氣が必要だ
 迷へば誰かが 先に買ふ
 後から來たのに 拔き取られ
 泣くのが嫌なら さあ探せ

八兵衛「御隱居、昨日から助さんと格さんが一言も口を利きません」
光圀「一體何があつたといふのぢや」
八兵衛「へい、どうやら助さんの狙つてゐた本を格さんが密かに買ひ込んでゐ たのが露見したやうで」
光圀「何ぢや、その程度の事か。二人をここに呼びなさい」
助三郎`&` 格之進「何ですか、御隱居」
光圀「何ですかぢやありません。全く二人とも何時までも子供のやうに」
助三郎「しかし、元はと言へば格さんが・・・」
格之進「何を言ふ。自分の讀みたい本を買つて何が惡いといふのだ」
光圀「止しなさい、二人とも見苦しい。助さんは以前、神保城の雪姫樣から同 じ恨み言をさんざん聞かされたのを忘れましたか。いざ自分が同じ立場に立た された途端に泣言を吐くのは女女しいですぞ」
助三郎「うッ、それは確かに・・・」
光圀「二人とも冷静になつて周圍をよく見廻しなさい。儂達は常に百三十匹を 超える目を血走らせた書狼の大群に圍まれてゐるのですぞ。こんなところで内 輪揉めをしてゐたら、いつ寝首を掻かれるか分かつたものではありません」
助三郎`&` 格之進「申しわけありませんでした」
光圀「分かればよろしい。では助さんに一つ智慧を授けませう。格さんの探し てゐる上林の署名本を先に見つけて買つてしまひなさい。然る後に格さん所有 の荷風署名本との交換を申し入れるのです」
助三郎「成程、それは名案! 上林、上林・・・」
格之進「ええい、さうはさせるものか。荷風、荷風・・・」
八兵衛「御隱居、二人の守備範圍がすつかり逆轉してしまひました」
光圀「これでよいのぢや、これで。萬事世は事もなし、天下泰平ぢやよ。カッ カッカッ」


参りました 投稿者:くだん  投稿日: 7月31日(木)23時38分26秒

彭城矯介様
どうも有り難うございます。 しばらく頭の中にテーマ曲が鳴り響きそうです。 それに致しましても、良く短い時間で考えつくなあと(笑) いつもながら感心してしまいました。


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