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雜本與太話・過去ログ 2006 11月

ぺんぺん草  投稿者:ymnk 投稿日:11月 1日(水)00時39分53秒
  男爵探偵殿、
いやはやまあそういうわけでして、何とも阿呆な顛末ですが、そういっていただくだけると救われます。ありがとうございました。

たくりん殿、
ありがとうございます。でもまあしかし、目録注文分はあたったわけで、それを考えればもう・・・まあまた、そういう機会が来たらポンと入手出来ると考えています。

森洋介殿、
植原路郎について、あれこれと情報をありがとうございます。当方の手許にあるのは「路」(ゑぞ・まめほん34、北海道豆本の会、昭36・10)で、「通叢書」、少雨荘の本についてやら、雑誌についてなどの短文集です。

路郎の路  投稿者:森 洋介 投稿日:11月 1日(水)03時32分39秒
  >「路」(ゑぞ・まめほん34、北海道豆本の会、昭36・10)
 ゑぞ・まめほん第34の書名は、國會圖書館・札幌市中央圖書館の所藏本では『窓 随筆集』となってゐますが、それでせうか。ご教示下さった内容からすると、『出版ニュース』に連載してゐた短文の内容と幾らかかぶりさうで、探して見ようと思ひます。

http://www.library.city.sapporo.jp/spclib/servlet/search.detail_list?tilcod=1001000729020


古本の神様  投稿者:男爵探偵 投稿日:11月 1日(水)07時08分17秒
    ymnk様
  手に取ったものがすり抜けて行く、と言うこと、考えように
 よっては、古本の神様が試練というよりも、後日、より大きな
 贈り物を与えるということでしょうか。
  戦場では、いろいろありますね。

 先月はじめに手にいれたものです。
 ・雑誌「事実小説」3巻2号(昭和24)
  なんと、ずつと探していた「怪奇倶楽部」を改題したもので、この号で
  「怪奇倶楽部」が終刊、ということが判明しました。
    ただし、「事実小説」は、昭和22年10月が創刊で、
  「怪奇倶楽部」と「事実小説」は、同じ新講談社から出版されて
  いることから、「怪奇倶楽部」が「事実小説」に吸収されたということ
  でしょうか。
   このあたりには、探求の作家の作品が掲載されているので(未公表)、
  いずれ全体を明らかにしたいです。

路窓  投稿者:ymnk 投稿日:11月 1日(水)07時23分48秒
  森洋介殿、
これは飛んだ勘違い、表紙の芋版によるタイトルと、見返しにある著者の落款を取り違えたようです。失礼しました。仰るようにタイトルは「窓」。短文の寄せ集め、「慶事記念切手の「和」の字」「南極探検のフィルム」などというのも入っています。

男爵探偵殿、
ありがとうございます。仰るように、まあ入手出来るときが来れば入手出来るだろうと普通に考えております。当日の朝は早くから並んだのでガックリ感が強烈だったということで、今となれば笑い話です。

(無題)  投稿者:peter-rabbit 投稿日:11月 1日(水)23時30分43秒
  男爵探偵様
どなたの遺品でどんなものが入つてゐたかと玉手箱の中身を色々と想像逞しくしてしまいます。
しかし、この時期、毎日、次から次へと目録が送られてきて目移りして仕方ないのですが、11月に入り、今月中にかわほり3号目録が出るかと思うとぐつと我慢の日々でございます。(^o^)
耳にする噂に拠りますと近代文学のみならず探偵物の状態の素晴らしいものが多数でているとか。男爵探偵様は主要なところは殆どお持ちでせうが、購入できるか否かは別と致しまして早く眼にしたいものです。

秋の目録  投稿者:男爵探偵 投稿日:11月 2日(木)07時18分54秒
   peter-rabbit様
  こころのなかには、ずーと持ち続けるわけではないので、
  いずれ処分するんだなと思いながらも、購入しているので
  状態は問わず購入しています。
   「かわほり堂3号」目録、書影見たさと探偵ものもあるので
  目録申請しています。確かに、購入できるかいなかは別としてです。
  前回お会いしたとき、これから店主はどのように成長されるのかな、
  と思ったことを思い出しました。

   すでに亡くなられて何年か経ちましたので、当方がその時期までに
  どのような状態にあるのか、それを見極めながら、の公開ということに
  なります。その方は、晩年には多くの方に次の作を所望されましたが、
  書かないのだ、と言われていました。
   許可をとって、会話を録音しています。何かの時に必要なので・・・。

   秋の目録ですが、近頃来たものには、雑誌の欠号を埋めるものが
  多くあって、抽選待ちながら、待っています。

  ymnk様
   昨年、東京古書会館での古書展で、先頭に並んだとき、
  ドアがあき、地下ではなく、上の階段に登りかけたとき、
  こっち、こっち、と、うわさの、あの、探偵ものコレクター
 (当方の、あとの2番目に並んでいました)から、地下を指さされた
  ことを思い出しました。混雑のなかでの、古書展拝見です。

更新報告  投稿者:貴公 凡 投稿日:11月 2日(木)18時47分55秒
  稀少雑誌に「行樂」を追加致しました。
行樂

http://kikoubon.com/kouraku.html


霧の一週間  投稿者:男爵探偵 投稿日:11月 2日(木)20時57分3秒
    貴公 凡様
  稀少雑誌「行樂」創刊号、2号の目次を拝見しました。
 ここには、松本泰の探偵小説「霧の一週間」が掲載されています。
 おそらく、新発掘でしょうか(少し、資料を見ましたが・・・)。
  大正13年に、泰は、イギリスに渡英、そこから、「三田文学」や「新小説」
 に投稿していましたが、この雑誌はでてきていません。
  ロンドン滞在中に知り合った私立探偵マーシャルものは知られて
 いますが、はたして、「霧の一週間」は・・・
  帰国は、昭和2年です。

『行樂』  投稿者:森 洋介 投稿日:11月 2日(木)21時45分41秒
   『行樂』のこと、春山行夫「出版界の思い出」(『出版情報』第六號、日本情報社、1947.7.1)が回想してゐますね。以前拙文「レイアウト用紙の誕生――春山行夫の發明だった?」で參照しましたが、ご關心あるかもしれない方の爲に春山文の冒頭の一段を引きますと――
「★私が出版界にはいつたのは大正十四年(一九二五)で私の二十四歳の時だから、かれこれ二十年以上になる。最初は大阪の『苦樂』の向うをはつた『行樂』という雜誌で、入社して三ケ月目に編集長ということになつた。が、しかしこの編集長は主幹の下で割付けと校正をやるだけだつたので、本當の意味の編集長ではなかつた。」云々。
 以下、主幹の石川宰三郎の名なども出てきますが、略。
 たしかに、誌面はちょっと『苦樂』に似てゐますかね?

http://www.geocities.co.jp/collegelife-library/1959/biblio/henpen02.htm


『行樂』  投稿者:貴公 凡 投稿日:11月 2日(木)22時28分18秒
  男爵探偵様

新発掘は大袈裟ですよ、単に調べが及んでいなかったと言うだけの話。
ご指摘の『霧の一週間』ですが松本泰訳となっております。原作者の名はどこにも記載がありません。
一巻一号は222〜232頁、挿絵は表紙と同じ淺野薫です。
二号は114〜155頁、挿絵同じく淺野薫です。
ロンドンが舞台になっております。
「續く」となっており、この二冊では完結しておりません。一巻三号以下を探してください。

森 洋介様

小生、春山の記述については全く存じ上げませんでした。
この雑誌、「『苦樂』の向うをはつた」と言うわりには出てこないんですよ。
何号まで刊行されたのか、ご存知でしたらご教示ください。

五號雜誌?  投稿者:森 洋介 投稿日:11月 2日(木)23時15分37秒
   私も現物を確認せずにゐますが、nacsis webcatで『行樂』を引くと、繼續後誌は『美の國』だとか。「1卷6號 (大14.10)-. 」となってゐるので(下記url參照)、『行樂』は五號限りでおしまひと見えます。さらにその後『美の國』は『美之國』→『日本美術』→『美の國』と改題變遷を重ねた模樣。以上、既に檢索濟みでせうが一往記しました。
 春山行夫の回想に「『行樂』の主幹をしていた石川宰三郎といふひとは、日本美術の批評家で」とありますから、美術雜誌に樣變りすることは大いにあり得ます。

http://webcat.nii.ac.jp/cgi-bin/shsproc?id=an00372760


re.五號雜誌?  投稿者:貴公 凡 投稿日:11月 2日(木)23時36分11秒
  森 洋介様

早速の情報有難う御座います。
併し、一巻一号〜一巻五号は何処も未所蔵の様ですね。

『行樂』所藏先  投稿者:森 洋介 投稿日:11月 3日(金)00時05分46秒
   創刊號だけなら昭和女子大學の近代文庫や神奈川近代文學館・日本近代文學館が所藏ありですが、鶴見大學圖書館が二號まで持つのが最多らしく(下記)、やはり一卷三號以下が見つからないやうです。今後、ご探求の成果が目に出來ますことを祈ります。

http://library.tsurumi-u.ac.jp/opac/serial-query?mode=2&zcode=50007217


霧のロンドン  投稿者:男爵探偵 投稿日:11月 3日(金)04時26分57秒
  貴公 凡様
 「霧の一週間」、やはり翻訳でしたか。しかも、霧のロンドンが
 舞台でしたか、ご教示をありがとうございます。
  このころ、「探偵文藝」1926年掲載の、ロンドンを舞台とした探偵もの、
 「翻訳」とは書いていないので、「翻訳」と書いてあるのは、珍しい、
 と思われます。どこから取ったかは、彼は記載していないので、
 後年迷います。
  「続」とあるということは、さらに、雑誌は発行されていたのですね。
 やはり、雑誌は面白い。いいものを拝見できて、うれしいです。

 森 洋介様
  5号まであるとは・・・、普通、3号まで(これは戦後でした)ですが、
 雑誌を、どこにあるか、探索するだけでも、楽しいものです。

  ちょっとでかけるので、早起きをしています。今から、展覧会にでかける
 のです。

む、此れは不便だ  投稿者:携帯腰痛管理人 投稿日:11月 5日(日)14時14分18秒
  peter-rabbit様、
久々に重い荷物を担いだら腰に来ました。しかも、なかなか治りません。そろそろ限界でせうか?

男爵探偵様、
注文書は兎も角、御原稿も書き込みも充分過ぎる位独特だと思ひます。

ymnk様、
籠があれば本は落とさずに済むのですが、籠の出る会と出ない会がありますね。
あの籠は古書会館の備品ではなくて、各会がそれぞれの判断で持ち込んでゐるのでせうか?
尤も、他人の籠から抜いて行く奴もゐるので、油断は禁物ですが。

森洋介様、
既に植原路郎も探求済みとは恐れ入りました。
今後も色色と御教示下さいませ。

たくりん様、
で、交通費に見合ふ拾ひ物は何かありましたか?

祭りのあと  投稿者:たくりん 投稿日:11月 5日(日)21時09分44秒
  管理人様
交通費の事を考えたら来なけりゃよかった・・・となってしまいますので、いつも考えないようにしております(笑)。今回はふたりの友人から探求書を頼まれていたので、半分以上そちらに時間を費やしました。皮肉な事にひとりは全滅、ひとりは3点のうち2点を入手、なかなか難しいものですね。ワタクシの方は事前にネットでチェックしておりました署名本を1冊、無事入手してまいりました。ちょっぴり嬉し。このあいだの地下室の古書展で入手した本と併せて書き込みさせていただきます。
『魔法のお店』荒俣宏編訳 署名 奇想天外社 1979年
『産霊山秘録』半村良 署名 早川書房 昭48

男爵探偵様
温泉、窯、古書展、取材がすべて偶然セットされたとは面白いですね。ワタクシの方は今月末、紅葉狩りに行く予定なのですが、そういったところに古書店はまずないでしょうね(笑)。もしそんなところで古書店に出くわしてしまったら、ドキドキしてしまいます。
photo

紅葉まじか  投稿者:男爵探偵 投稿日:11月 5日(日)22時55分17秒
    管理人様
  書くことは難しいものであると、つくずく思います。
 達成感があればいいものの、書くことは孤独な作業ですね。

 たくりん様
  めったにないことです。はじめての経験でした。
 帰ってから、名古屋であった人に、そのときのインタビュの
 内容を、20枚あまりにまとめ送りました。訂正・加筆をお願いしました。
  当地では、山沿いにいけば、出店、お神楽、温泉と三点セットで、
 紅葉を堪能できます。寒くなりましたので、暖かい食べ物の季節でも
 あります。

更新報告  投稿者:貴公 凡 投稿日:11月10日(金)01時21分28秒
  平林英子書目に「かぐやひめ」他を追加致しました。
かぐやひめ

http://kikoubon.com/nakatani_sho.html


ダムダム  投稿者:男爵探偵 投稿日:11月10日(金)07時49分4秒
     貴公 凡様
   昨日来ました、「新村堂書店古書目録」86号には、
  雑誌「ダムダム」南天堂書房 315,000
  がありました。ここで書影を拝見しています。
   近頃見たことがない価格です。かの、雑誌「宝石」の、
  キキメ、「少年探偵 別冊宝石18号」をしのぐ価格でした。

 管理人様
  秋には、この地では、各所で、またホテル内でも、また
 祭りの路上でも、お神楽が演じられます。殆どが
 戦後にできた演目ですが・・・、さらには、幼稚園でも。

 peter-rabbit様
  江戸川乱歩『貼雑年譜』講談社、再刊、4,200
 が購入できるようですね、もちろん、あの文庫のなかのもので、
 再刊です。

  名古屋で得たもの、そのうちの何点かを紹介します。
 ・『読切小説』読切文庫版、刊行年不明
   三上紫郎、九鬼ほか
 ・『ポケット文庫』ポケット文庫社(兵庫)昭和23年
 ・『珍説奇説猟奇伝説実話 第1集』紫煙閣、昭和23年
 ・杉山清詩の変名、3点
 などです。いずれも、このあたりは、調査が行き届いていない
 ものですので、名古屋の古書展はすばらしいと思います。

更新報告  投稿者:貴公 凡 投稿日:11月10日(金)18時21分17秒
  平林英子書目に「うりひめ」他を追加致しました。
うりひめ

http://kikoubon.com/hirabayashi.html


(無題)  投稿者:peter-rabbit 投稿日:11月10日(金)21時06分55秒
  戻狂夏空管理人彭城矯介様
すでに講談社文庫の「貼雑年譜」は帯付初版、再版と2冊持つてをりますのでこれ以上はいくら安くてもお腹一杯であります。(^o^)
乱歩展などイベントがあるたびに再刊されていて、すでに5版まで行つてたのでは?

更新報告  投稿者:貴公 凡 投稿日:11月11日(土)15時20分23秒
  中谷孝雄書目に「平安朝の明星」他を追加致しました。
平安朝の明星

http://kikoubon.com/nakatani_sho.html


訂正  投稿者:peter-rabbit 投稿日:11月12日(日)00時16分52秒
  男爵探偵様
申し訳御座ゐません。管理人彭城矯介様と間違つて返信してしまつてをりました。(^o^)

全部無料です  投稿者:男爵探偵 投稿日:11月12日(日)07時38分13秒
    peter-rabbit様
  そうとは、気つきませんでしたので(^o^) 。

  先日、ある有名な古書店(神田)から、3点がおくられて
 きました。ある程度高額な金額になるのですが、
 すべて無料とされているのには驚きました。そのうちの一点には
 記名があるものの、これもある有名な所有者の名前でしたが・・・、
 それにしても、理由が不明です。でも、すべて、美本です。

  ここからは、この2年間、まったく、抽選漏れであたらず、
 それでも、ファックスなどを出してはいたものの、こんなこと
 になるとは・・・、ありがたく拝受することにしました。
  個人コレクターから、無料でいただいたことはありますが、
 ともかくも初めての経験でした。

目録が到着しました  投稿者:男爵探偵 投稿日:11月12日(日)16時07分15秒
    管理人様
 皆様
  本日、『かわほり堂古書目録 第三号』が到着いたしました。
  全323点、すべて、書影付で、「現代の侠客」が付されています。

   現代の達成がここにあります。
  すばらしい。ありがとうございます。

  一足先に(?)、報告いたしました。
  連続に書きまして、申し訳ありません。

更新報告  投稿者:貴公 凡 投稿日:11月14日(火)21時37分42秒
  希少雑誌に『舞踊雑誌』を追加致しました。
舞踊日本

http://kikoubon.com/buyouindex.html


はじめて投稿致します。  投稿者:book impact 投稿日:11月14日(火)22時46分29秒
  管理人さま、みなさま、こんばんは。book impactです。

以前から時折、本掲示板を拝見させていただいておりましたが、皆様方の旺盛な探究精神とあくなき蒐集力に圧倒されていまして、ひたすらromに専念していました。
それでも、本日、思い立ちましたのは、山口瞳氏の全著作(単行本・文庫)の初版・帯付が揃うことになりましたので、身勝手な記念に、ということです。御容赦くださいませ。
皆様、既に御承知のとおり、山口瞳の文庫といえば、新潮文庫が最も多いのですが、一体、「今月の新刊」という帯はいつから登場したのか、考えているところです。私が所持しているものでは、「月曜日の朝・金曜日の夜」(昭和56年6月刊行)が最古のものでありまして、その前の「酒呑みの自己弁護」(昭和54年3月刊行)以前の「新刊帯」というものをみたことがありません。こういうものを探すというのも、楽しくはあるのですが。
他には最近、講談社乱歩推理文庫の「吸血鬼」(青仮面版異装カバー)たるものをみつけました。これまた帯は刷り直したのかどうか、不明であります。
今後とも、よろしくお願い致します。

****  投稿者:ymnk 投稿日:11月15日(水)00時13分29秒
  book impact殿
はじめまして。偶々手許に三島由紀夫「鍵のかかる部屋」新潮文庫本がありました。「今月の新刊」と大きく書いた帯で昭和55年2月発行です。ご参考までに。

携帯脱出管理人殿
かごがあればあるでまた邪魔になったり。。。

赤仮面  投稿者:男爵探偵 投稿日:11月15日(水)07時40分35秒
  管理人様
  先日は、お神楽を堪能しました。温泉もまた雪の降るような
 寒さの中、つかり、紅葉狩りもこの秋一番でした。

 貴公 凡様
  雑誌「舞踏」拝見しました。これもまたすばらしいです。

 peter-rabbit様
  昨日、無事に、12月号、最終原稿の査読が終り、完了しました。
 思えば、長い3年あまりでした。

 ymnk様
  帯、これはいつも悩ましいものです。定期購読している
 新刊本屋さんには、いつも、帯はきれいなもの、と言われ
 ています。当方には、浸透したのでしょうか。

 book impact様
  完全収集、おめでとうございます。
   ところで・・・、やはり、赤仮面ではなく、青仮面がありましたか、
 あとですりなおしたということですが、奥付けはいじられて
 いないのでしょうか?、また、帯はどうなのでしょうか?
 (この文庫、ならべると、この巻だけ、周りの青仮面にくらべて、
  ぽつんと、赤でした)
  これを探して、5年経ちますので。

ありがとうございます。  投稿者:book impact 投稿日:11月15日(水)19時44分51秒
  ymnkさま。

情報ありがとうございます。
私も、さきほどぼんやりと書棚を眺めていたのですが、島尾敏雄「死の棘」(新潮文庫版 昭和56年1月刊行)には帯がありますね。さて、昭和54年の新刊に帯がついていたかどうか、ということになるのかもしれません。

推理文庫の青仮面  投稿者:book impact 投稿日:11月15日(水)20時03分46秒
  男爵探偵さま。

推理文庫「吸血鬼」の青仮面版、画像を表示させていただきました。
奥付には、定価欄のところに『定価はカバーに表示されてあります』というシールが貼られています。発行は1988年12月8日初版発行のままですね。ただ、カバーの価格表示には定価560円(本体544円)と示されています。
ここからは、うろ覚えなのですが、そもそも「吸血鬼」の赤仮面版というのは分類の誤りで、確か
版元が後日、赤仮面版の「吸血鬼」を送付された方には「青仮面版のカバー」に交換しますというような新聞広告を出稿した記憶があります。その対応が1989年の4月以降だったかで、税抜きと本体価格が表示されているのではないかと推測しています。或いは、税導入前の「青仮面 吸血鬼」もあるのかもしれませんが。
あとは「うつし世は夢」の初版と2刷に違いがみられるということぐらいでしょうか。
吸血鬼

推理文庫の青仮面(2)  投稿者:book impact 投稿日:11月15日(水)20時08分39秒
  男爵探偵さま。

私も「吸血鬼」の「青帯」は複数の古書店にお願いをしていますが、吉報は未だ届かずというところです。帯までは刷り直さなかったのではないかなぁ、とも推測しているのですが。

青帯  投稿者:男爵探偵 投稿日:11月15日(水)21時50分7秒
    book impact様
  本棚に並んでいるのをみると、周囲の「青帯」・「青仮面」
 のなかに、12巻の「赤帯」がひきたっています。
  画像では、確かに、背のタイトルのうちで、仮面が「青」になっていることが
 わかります(12巻「吸血鬼」)。最初の、第15回配本では、「赤仮面」・「赤帯」
 ですから、刷り直しが「青仮面」・「青帯」ならば、いいのですが・・・。
 12巻が、13巻と同じ「青帯」にも変更されているように思われますが、
 当方も、「青仮面」カバーの存在しか見聞していません。なお、「赤帯」
 には阿刀田高の解説が付いてます。
  定価は540円と、カバーに印刷されています。帯にも・・・。
 言われるような「青帯」探し、難しそうですね。

  当方は、雑誌探しをしていますが、時々、ないものをさがして
 いる、と言われることもあります。「青帯」は、果たして・・・

  ご教示ありがとうございます。

更新報告  投稿者:貴公 凡 投稿日:11月16日(木)04時23分58秒
  諸雑誌/文學黨員 に尾崎翠『第七官界彷徨』の全文を追加致しました。
画像なので読みにくいかも知れません。
文學黨員

http://kikoubon.com/touin.html


忘年会  投稿者:裏柳生 投稿日:11月18日(土)16時21分23秒
  下記の要領で『かわほり堂&臥遊堂忘年会』を開催します。近い人も遠い人も万障お繰り合わせの上奮ってご参加ください。

1.日時   12月16日(土) 午後7時〜(遅刻、早退自由)
2.場所   十干(じっかん) 03-3583-3458 港区赤坂3丁目10-2(地下鉄赤坂見附駅下車1分、地図参照)
3.会費   一律5000円(当日徴収)。
4.申込方法 この掲示板に12月14日(木)までに書き込んでください。

かわほり堂&臥遊堂忘年会参加希望  投稿者:くだん 投稿日:11月18日(土)17時55分40秒
  当日皆様とお会いするのを楽しみにしております。

かわほり堂&臥遊堂忘年会  投稿者:ymnk 投稿日:11月18日(土)21時47分34秒
  忘年会参加希望です。よろしくお願い致します。


男爵探偵殿
最初は無かったのにしばらくして帯をつける、全く同じようで字の間隔が違う帯がある、カバーのせのタイトルの字の大きさが微妙に違う・・・新刊書店で購入した時点で微細な差異があれこれある場合もあるようですね。それに加え、映画化、舞台化の場合にはカバーや帯を付け替える、フェアの帯をつける、そしてそれが終わったときにはまたカバーを掛け替えるなど、新刊書店で初版初刷を買った、といっても、そういった差異にこだわる場合には一概に信頼出来ないかもしれません。

かわほり堂&臥遊堂忘年会  投稿者:peter-rabbit 投稿日:11月18日(土)23時08分47秒
  もちろん何をさておいても参加です。(^o^)

男爵探偵様
今月は古通が届くのが遅くて、昨日ようやく手許に届きました。
「薄風之介」興味深く拝読しました。あと1回で連載も終了とは残念です。

古本侠客伝・買うて貰ひます  投稿者:携帯卒業便宜的復活管理人 投稿日:11月19日(日)01時11分18秒
  業を煮やされた貴公凡様の御好意で、一年振りにpcに繋ぐ事が出来ました。
まだ漢字が充分に出ません(自分のhnを出せません)が、これで莫大な携帯料金からは何とか解放されさうです。
貴公凡様、誠に有難う御座いました。

>裏柳生様
忘年会、出席させて頂きます。

>peter-rabbit様
人は間違へても、本を間違へて注文される事はないのでせうね。
それで今回は、一番欲しい本を無事に確保出来たのでせうか?

>男爵探偵様
古本屋さんから高い本を只で贈られるといふのは、却つて不安ですね。
蔵書処分の時は当店へ、といふ無言の圧力ではありませんか?(笑)

>ymnk様
しかし、もしも窓展に籠があつたら、今の倍は買ふと思ひますが(笑)。
でも、さうなると夕方には面白い物は何も残つてゐないかも知れず、それも困りものです。

>book impact様
初めまして。
文庫の帯は厄介ですね。古本屋さんでも捨ててしまふ所がありますし。
その手の話は長くなりますので、また後日。

>帝王様
古本侠客二代目襲名のためには、二三冊、否四五冊は纏めて注文されたのでせうね。
これで暫くは禁酒禁煙でせうから、却つて健康には良いのではないでせうか?(笑)

>たくりん様
署名本がお好きなら、今回の大物にも挑戦されたのでせうか。
いつその事、目録に店主執筆者装丁家お三方の署名を頂戴するのがよいかも知れません。
珍となりませう。しかし、間違つても蔵書印を押してはいけません。
「惜しくも印あり」と書かれてしまひますから(笑)。

>tg様
今回のラインナップを眞先に把握してをられた貴兄の事ですから、
一番欲しい本を見事手に入れられた事でせう。
さういへば貴兄に、最近の収穫の投稿をお願ひしてからも一年以上経つやうに思ひますが、
一年分では大変な冊数でせうから、せめてベスト10でも御披露下さいますやう、
どうぞ宜しくお願ひ申し上げます。

忘年会シーズンまじか  投稿者:男爵探偵 投稿日:11月19日(日)10時20分19秒
    管理人様
  pc接続、おめでとうございます。当方も、3箇所にpcをおいているので、
 そろそろ古いものもでてきました。
  確かに、何箇所かに、古本処分の際は・・・、とそれとなく
 言われていますが、やはり専門の人に、という思いです。
  横溝正史の手元にあった雑誌は気にかかります(「毎日ムック
  吟遊書人」より)。

 peter-rabbit様
  終わってしまえば、あっという間でしたが・・・、あと15回の
 探偵作家については、いつか公表したいものです。多くの人に
 励まされて、無事終了できそうです。思えば、
  ・ある同人誌に1988年〜2003年まで計106篇(原稿用紙4枚)
  ・「古通」には、今回の連載を除いて、1999年から連載開始までに
   探偵雑誌について計8篇、耶止(八切)について4編
  ・雑誌版で、2002年に、『検証・八切止夫』編集(現在5刷中)
  ・他の雑誌は省略
 というようなことで、探偵雑誌、探偵作家などについて、ネタを
 探しながら、でしたが、よく継続できたものだ、と思います。
  まだ次のステップが見えてきません・・・

 ymnk様
  帯、本当に言われるように様々な形になっています。
 どれがどれやら、迷います。
  ある方に、講談社の文庫版では、「青帯」・「青仮面」は
 存在するのか、問い合わせています。

(無題)  投稿者:peter-rabbit 投稿日:11月19日(日)11時06分14秒
  初冬低気圧管理人彭城矯介様
はて、何のことやら?(^o^)ご想像にお任せします。
無事にpcに接続されたようで何よりです。しかし、これまで支払つてきた携帯料金でhpのwinマシンなら2台くらい購入できたのではないかと思ふ次第であります。

更新報告  投稿者:貴公 凡 投稿日:11月19日(日)16時34分47秒
  「文學資料」に二点追加致しました。
パン大會

http://kikoubon.com/shiryouindex.html


(無題)  投稿者:たくりん 投稿日:11月19日(日)17時28分40秒
  管理人様
パソコン接続されたとの事、何よりでございました。
>署名本がお好きなら、今回の大物にも挑戦されたのでせうか。
まったく手が出ませんでした。手持ちの資金を増やしておかねばならない時期に減らしていたのですから、まったく話になりません。
一昨日、荷風や谷崎に興味を持っている友人に目録を見せたのですが、唖然としておりました。古書通信にも書かれておりましたが、「稀覯本のガイドブック」と呼ぶに相応しい目録であるとワタクシも思います。

男爵探偵様
突然古書店から高額の本が送られてきた・・・しかも無料で。これだけでも古書ミステリーのオープニングに使えそうですね(笑)。
このあいだ少し離れたブックオフに行くと、数十冊に及ぶ古本関係の本が棚に並んでおり、それはブックオフには不似合いといっていいくらいの数でありました。何冊か表紙をめくってみると、小宮山だの中野だのの値札シールが張ったままに・・・。古本好きの方が亡くなられて、そのご家族が処分されたのでしょうか。とりあえず10冊ほど購入して帰りましたが、いろいろ考えてしまいました。

book impact様
初めまして。山口瞳初版本完蒐おめでとうございます。単行本のみならず文庫本まで、しかも帯付で揃えるとはすごいですね。差し支えなければ、蒐集に掛かった年数、及び一番入手の難しかったタイトルなど、お聞かせ願えますか?

↓昨日、ブックオフで見つけてまいりました。写真がいっぱいでなかなか楽しめます。
photo

字音假名遣  投稿者:森 洋介 投稿日:11月19日(日)19時17分30秒
   文學資料中「平塚らいてふ」とお書きですが、葉書には「らいてう」と見えますね。
 新着資料の「パン大會案内」の方、山本鼎や伊上凡骨の名が誤植で、しかも鉛筆で訂してあるのが、校正癖ある者としては微笑を誘はれます。何人の書き入れなのか……。

http://kikoubon.com/raichou.html


訂正  投稿者:貴公 凡 投稿日:11月19日(日)19時54分21秒
  森 洋介様

ご指摘有難うございました。
早速、訂正いたしました。

年に一度の目録  投稿者:男爵探偵 投稿日:11月19日(日)21時14分59秒
    管理人様
  ボジョレ・ヌーボーの解禁ととともに、pc復活、とても
 書き込みしやすくなりました。(^o^)

 peter-rabbit様
  かの、講談社文庫、2005年版で、実に、第7刷、
 生誕100年の「赤帯」が付いていました。4200円。

 たくりん様
  一冊、10数万円ですから、ただただ驚くばかりでした。
 ところで、ミステリ関係、年に一度の『落穂拾い通信』、
 『芳林文庫古書目録第十八号』が到着しています。中を見ていて、
 アレッと思い、小栗虫太郎の本を見ると、手元の、『屍体七十五歩・・・』
 と『謎の刺青』、表紙の題名のみ、異なるものの、後者は前者と同一作品を
 収録していました。入手しないといけないことになります。もちろん、
 後者の表紙を前者のものにつけただけで、本来は、収録作品は異なります。
  長く気つきませんでした。
  また、雑誌「妖奇」の1巻6号(昭和22)には、表紙張替えがあること
 もわかりました。
   購入あるいは今後注目しないといけないことになりそうです。

(無題)  投稿者:萬嘯廬 投稿日:11月19日(日)21時28分13秒
  管理人様
少々御無沙汰しております。
再びキーボードが打てるようになったとのお話、何はともあれよろしゅうございました。
あの目録は御覧になられたと思いますが、あれを複数冊注文していては
禁酒、禁煙で健康になったとしても今度は栄養失調がやって参ります。
それより先達て文字通りの掘り出し物に出会いまして独り悦に入っております。
『月夜鴉』遅塚麗水
『筆の志づく 第三』大町桂月
『家庭の新風味第二 家庭の事務』堺枯川
『小説 むら時雨』村上浪六
『家庭小説 新不如帰』篠原嶺葉
『小説 新しき女の罪』木白葉 その他
これら全て美本をタダ同様で手に入れる事が出来ました。
こんな事で運を使い果たさなければいいのですが。

裏柳生様
『かわほり堂&臥遊堂忘年会』に参加させていただきます。
もうそんな季節ですね、歳と共に冥土の旅の一里塚の感が深まって参ります。

山口瞳の蒐集について  投稿者:book impact 投稿日:11月19日(日)22時54分57秒
  たくりんさま。

>蒐集に掛かった年数、及び一番入手の難しかったタイトルなど、お聞かせ願えますか?

今から25年前、私が大学生の頃から、新潮文庫を出るたびに買い求めていましたが、当時は初版・重版、帯の有無など気にしてはおりませんでした。それでも「男性自身シリーズ」の初期本を完本で所有していたのは、のちの蒐集の手助けになったかもしれません。
本格的に蒐集を始めたのは2年近く前でしたか、画像にあります「優雅な生活」の毛筆署名落款本(初版帯付)と、その直後に「山口瞳大全」の全冊署名落款帯付完本を手にしてからでした。「優雅な」の署名は、発行後、相当経過してから署名されたものだと推測していますが、このふたつの入手が間違いなく(笑)拍車をかけることになりました。

入手困難であったもの、「今では」ということであれば
「男性自身傑作選」(本ではありません・新潮社のカセットライブラリーです。この箱の見返しには山口瞳が男性自身という自作に対する評価をはっきりと述べていて興味深いものでした)や文春カセットライブラリーの「新入社員に贈る十五章」書籍ですと「世相講談」の元版(全三冊)や「新入社員諸君!!」(文春ポケット)あたりかな、という気がしております。

乱歩推理文庫の「うつし世は夢」一説によれば「二刷」と「三刷」も違うところがあるらしく、昨日「三刷」を注文致しました。何がどう違うのか、楽しみなところです。
山口瞳

三刷  投稿者:男爵探偵 投稿日:11月20日(月)08時03分54秒
   管理人様
  雨の1日にもかかわらず、当地では、えべっさんが
 開かれていました。古本も、でています。

 book impact様
  それにしても短期間の蒐集、すばらしいですね。
  先年、何度か、特集があって、集めるのはたいへんだ
 と思ったものです。

  乱歩推理文庫、『うつし世は夢』三刷も、やはり、内部を
 すりなおしたのでしょうか。
  少し前、山田風太郎の光文社文庫、3回もすりなおして、もとに
 戻った例がありますが、果たして今回は・・・、どうなのでしょうか。
  入手の際にはご教示ください。

更新報告  投稿者:貴公 凡 投稿日:11月20日(月)14時30分43秒
  文學アルバムに柳田國男を二点追加致しました。
柳田國男

http://kikoubon.com/album.html


更新報告  投稿者:貴公 凡 投稿日:11月20日(月)19時42分1秒
  「文學資料」に『中川省三詩集』中川一政 装幀原画を三点追加致しました。
装幀原画

http://kikoubon.com/shiryouindex.html


1冊10数万円・・・ひぇぇ!  投稿者:たくりん 投稿日:11月20日(月)23時02分32秒
  book impact様
早速のお答えありがとうございました。
ベースとなる本があったとはいえ、本格的に蒐集を始めて2年で完全蒐集達成とはすばらしいですね。「優雅な生活」と「山口瞳大全」がきっかけとの事ですが、つくづく本との出会いはめぐり合わせだなあと感じます。
カセットライブラリーはあまり関心を持った事は無いのですが、完全蒐集を意識すればそこまで対象とするのは必然なのかもしれませんね。
ワタクシは山口氏の作品をそれほど読んでるわけではございませんが、昔読んだ「血族」は印象的な作品でした。あと個人的な趣味で「血涙十番勝負(正続)」をちょこちょこ読んでおりました。・・・趣味がバレましたね(笑)。

男爵探偵様
ワタクシのところにも「芳林文庫古書目録」届きました。以前にも書きましたが、何かきっかけがあれば山田風太郎を集めたいと思っているのですが、目録を見るたびにビビッてしまいます。今から蒐集するには勇気のいる作家です。

ある出来事  投稿者:男爵探偵 投稿日:11月21日(火)07時41分24秒
  たくりん様
  久しぶりに、いただいたという気持でした。早速お礼の
 手紙を書きました。

  以前は、雑誌の「探求書欄」が活発に機能していた頃、
 おおくの処分目録というものがあって、それを利用して
 いました。
  10箱の玉手箱は別として、ある失敗談があります。
 その欄に掲載されて、すぐに、ある協会の大物の方から
 雑誌が、送られてきました。3冊でしたが、無料と言うこと
 でしたので、お礼と郵送料を送りました。そのあとすぐに、
 10冊ほど、欠号がうめられる雑誌がおくられてきました。
  すぐにお礼の手紙と郵送料を送りましたが、折り返し、君は
 そのバックナンバーをどう評価しているのか、とお叱りの内容でした
 ので、あわてて、しかるべき額のものを送りました。
  その額が多かったので、今度はそれを埋めるような雑誌数冊が
 送られてきて、その方とは文通がはじまりました。その後、雑誌を
 数多くいただくことになりましたが・・・。
  先年、偶然、その方が亡くなられる、一ヶ月前に、池袋のミステリー専門店
 でお見かけして、挨拶をいたしました。初めての出会いが最後のものに
 なった次第です。
  当方は、雑誌「宝石」の「別冊18号」(これで完全収集)を直に
 受け取るために赴いた時でした。

かわほり堂&臥遊堂忘年会参加希望  投稿者:うらら春 投稿日:11月21日(火)17時40分34秒
  裏柳生様

連絡が遅くなりました。忘年会参加希望です。
夫婦ともどもよろしくお願いいたします。

残念!  投稿者:文庫中毒 投稿日:11月21日(火)17時55分36秒
  皆様ご無沙汰しています。

忘年会にぜひ出席したいところですが、実はその前の週末(8〜10日)に大学時代のクラス会に出席方々、上京する予定にしております。2週続けての上京はさすがに負担が大きく(肉体的にも、経済的にも)、今回は断念せざるをえないと思っております。非常に残念です。

更新報告  投稿者:貴公 凡 投稿日:11月22日(水)06時53分52秒
  「文學資料」に丹羽文雄、二点及び井上友一郎、一点を追加致しました。
丹羽文雄

http://kikoubon.com/shiryouindex.html


中抜け  投稿者:男爵探偵 投稿日:11月22日(水)07時35分41秒
    貴公 凡様
  なぜか、この種の移転通知、ひかれています。
  何点か、この地の古書店にも、葉書があるので、
 購入しようかと思います。

  最近、いくつか雑誌を入手しています。おそらく、その
 バックナンバーは揃ったものの・・・、でも、いくつかは、入手しても
 あとひとつとなっています(これは書かず)。つまり、これで揃う、と思うと、
 目次の連載回数をみると、中が抜けていて、まだまだ、収集は終わらないと
 気つきます。それがカストリ雑誌ですね・・・
  ・「リーベ」2号(石神書店)、昭和23年
    全部で5冊、この会社のもの、ようやく集まってきました
  ・「生活クラブ」2号(クラブ社)、昭和27年、全部で4冊刊行
    かの、耶止さんの、昭和20年代の、最後の雑誌です。この失敗で
    借財を負うことになり、以後、昭和39年まで雌伏の年を
    過ごすことになりました

  すこしずつ、雑誌は揃いはじめています、ラス一はまだまだあります。

   ところで、乱歩推理文庫、地元の古書店で、重版を見つけましたが、
  購入していません。中を見ると・・・、昭和63年版です。
   とりあえず、book impact様の報告を待っていますので。

「うつし世は夢」ふたたび。  投稿者:book impact 投稿日:11月22日(水)22時13分59秒
  男爵探偵さま。

昨日、乱歩推理文庫60巻「うつし世は夢」の三刷が届きました。(帯なし)
まず、基本データを記しておきます。

昭和63年1月14日第3刷発行 本体に「定価はカバーに表示してあります」のシールがあります。
本体のisbnは「isbn4-06-195260-9(0)ただし、カバーはisbn-06-195260-9 c0195 p450(1)
とあり、定価450円(本体437円)と記されています。

で、2刷と3刷のカバーを比較してみると、表4カバー部分のisbn ならびに講談社というロゴ位置が異なります。おそらく男爵探偵さまは2刷を所蔵していらっしゃると思いますので、比較していただけますと一目瞭然ですね。本体の目次やページネーションには違いはありませんでした。

さっそく、ミステリー関係を取り扱う古書店に電話。ある店の御主人が以下のような回答をくださいました。

「確か、あの乱歩推理文庫で重版というのは、吸血鬼(みなし=実際に重版はしていないがカバーは差し替えた)を含めて、版を変えた、というか重ねたのは「うつし世は夢」だけしかないはずですよ。ウチの店にも「うつし世は夢」に限っては重版を探しているという方がいらっしゃいますから」とのこと。もしこの説を是とするならば「うつし世は夢」の初版・二刷・三刷を揃えてこその完全蒐集ということになるのかもしれません。

ただ、私の手許の挿入チラシをみますと、第1回配本は「二銭銅貨」「パノラマ島奇談」「孤島の鬼」「黄金仮面」「黒蜥蜴」「怪人二十面相・少年探偵団」「うつし世は夢」の七冊。この中で「うつし世は夢」だけが三刷まで版を重ねたというのは、些か不思議な気もするのです。改めて
この配本時の重版本は「本当になかったのかどうか」調べてみたいと思っています。

というのは、講談社の「遠藤周作文庫」(全51冊)私は幸い全冊初版の極美本を所蔵していますがこれにしても、相当数の重版があることを確認していますし。

男爵探偵さまは「ない本」を探されたことがおありとのこと。私も実は苦い思い出があります。
それは「芥川龍之介」に関するもの(雑誌)なのですが、この件については、稿を改めたいと思います。お待たせして、申し訳ありませんでした。

更新報告  投稿者:貴公 凡 投稿日:11月23日(木)00時19分6秒
  『文士の筆跡』と称して書簡、葉書等から署名を集めてみました。
これも少しずつ増やしてゆく積りです。
花袋

http://kikoubon.com/hissekiindex.html


うつし世は夢  投稿者:男爵探偵 投稿日:11月23日(木)04時54分57秒
    貴公 凡様
  筆跡について、さらに増やされていかれるとのこと、
 楽しみにしています。当方、探偵作家の筆跡については、
 必ず一冊は、と思い、サイン入りを購入しています。
  時々、サインとして、「著者」とあるのは、面白みに
 かけていますが・・・、それはそれで楽しんでいます。

 book impact様
  昭和63年版『うつし世は夢』情報をありがとうございます。
 収集には終わりがないように思われます。それにしても、
 完璧を追求すればするほど、世界がひろがります。
 また、book impact様の収集範囲の広さには驚かされます。
  やはり、ないものを探すという経験がありましたか。

 たくりん様
  山田風太郎収集、なにかきっかけがあれば、はずみがつくと
 思います。

更新報告  投稿者:貴公 凡 投稿日:11月23日(木)14時23分36秒
  「文學資料」に一点追加致しました。

http://kikoubon.com/juntenkyo.html


幻の「佐野さん」  投稿者:book impact 投稿日:11月23日(木)21時44分30秒
  男爵探偵さま。

>やはり、ないものを探すという経験がありましたか。

本格的に探し出したのは1993年からですが「新潮」という雑誌に芥川龍之介が発表したとされる「佐野さん」という随筆。これは佐野花子「芥川龍之介の思い出」(昭和48年11月・短歌出版社刊)の中に「(芥川が)夫・佐野慶造を(「佐野さん」という随筆で)中傷した」とはっきり記しています。「どの全集・作品集にも収録されず世間は抹殺した」という趣旨の記述もあり、生々しいものでもあったので、調べ始めました。機関学校時代の話ですし「新潮」は佐野花子の記憶違いであるにしても、芥川が寄稿する雑誌の数などたかだかしれていましたから、何とか発見できるのではないかと思ったのです。

ところがどこをどう探しても「ない」のです。私は学生時代、芥川に熱中しましたから、変に火がついてしまいました。後日、ついに芥川研究の第一人者にまで問い合わせをするに至ったのです。
その方は「フィクションですよ」と断言しました。しかし、芥川が佐野慶造のことを書いた小説というのは存在し、佐野花子はその小説を「佐野さん」というフィクションに置き換えたのだという説明でした。その小説(保吉の手帳から)を読み、なるほどと私は納得もしたのですが、ほんの少しだけ、まだどこかに「佐野さん」という未収録作品があるのでは、とも夢想しています。

探しているときは、楽しかったですよ。

探偵クラブ  投稿者:男爵探偵 投稿日:11月24日(金)08時25分7秒
    book impact様
  「ないもの」を探すということ、なぜかよくある話です。
 かの文豪、井上鱒二が、書き残したエピソード(有名な話
 ですが、詳しくは忘却・・・、かえるに石をなげる、間違っていたら
 ごめんなさい)を、実際に目撃した、という証言をした人がいて
 (その人がそれを実際に小説に書いた)、真実だったか、と
 思われ、その目撃者を探す・・・、しかし、仮構であった
 (「ないもの」をさがすとは、すこし異なりますが・・・)。

  当方の経験では、雑誌「探偵倶楽部」(昭和25年〜34年)の
 完全収集を目前にして、5年あまり、ただ一冊を探していました。
 改題前の名称、「探偵クラブ」12月号、昭和26年でした。
  ・刊行されず
  ・結果は、発売日が実際とは、2ヶ月ずれていたので、
   調整のため、12月号を、1月号としたのでした
   (そのため、12月号は、存在しない)
 ということで、昭和26年12月号はなく、昭和26年の年は11月号で
 終了(この年は10冊刊行)・・・、とても長く、探したものです。
  手元には、じつに、5冊の、昭和26年11月号が、残りました。

  ほんとうに、このときは、自分ひとりの楽しみでした。
 同じ気持です。

ない作家  投稿者:男爵探偵 投稿日:11月24日(金)12時08分5秒
   管理人様
  皆様
  井上、ではなく、井伏、です。
  申し訳ありません。まさしく、「ない作家」を
 探すことになりますね。(^o^)

(無題)  投稿者:たくりん 投稿日:11月26日(日)23時57分21秒
  男爵探偵様
雑誌の「探求書欄」がきっかけで交流するようになった経験はワタクシにもありました。ある方に探求書を譲っていただいた後、faxでのやり取りでいろいろと古書について教えていただいておりました。パソコンやネット環境にない、ずっと以前の話です。
>山田風太郎収集、なにかきっかけがあれば、はずみがつくと思います。
そうですね。何がきっかけになるかわかりませんが、いずれゆっくり時間を掛けて楽しんで集めてみたい・・・そんな作家であります。しかしライバルは多そうですね(笑)。

更新報告  投稿者:貴公 凡 投稿日:11月27日(月)01時31分34秒
  『文士の筆跡』と「文學資料」に数点追加致しました。

http://kikoubon.com/shiryouindex.html


更新報告  投稿者:貴公 凡 投稿日:11月28日(火)01時38分51秒
  『文士の筆跡』と「文學資料」に更に数点追加致しました。
尾崎翠

http://kikoubon.com/hissekiindex.html


更新報告  投稿者:貴公 凡 投稿日:11月29日(水)15時55分45秒
  「石井鶴三 繪手紙」を追加いたしました。

http://kikoubon.com/turuindex.html


まけてくれ!  投稿者:雑本愛好家倶楽部管理人彭城矯介 投稿日:11月29日(水)23時26分36秒
  >peter-rabbit様
貴兄が大枚を叩くのは芥川の肉筆以外有り得ないわけで、
これは野暮な事をお訊きしました(笑)。

>男爵探偵様
均一棚で九鬼紫郎の「大怪盗」(光文社)を拾ひましたが、
これは文庫等で再刊されてゐるのでせうか?
明治が舞台の怪盗物なんて、当時よりも寧ろ現在の方が
受けるやうな気が致しますが。

>book impact様
なかなか幅広く集めてをられるやうですが、山口瞳や乱歩以外で
特に力を入れてをられる作家やジャンルは何でせう?

>ymnk様
永松浅造「異情犯罪秘録」(魚住書店)などといふ怪しげな下手物を
拾つて仕舞ひましたが、既に御存じでせうか?
目次には、「フタナリの悲しいラッパ」「色と慾の保険魔」
「湖畔の殺人淫魔」「日本娘が色魔外人のアレを射つ」等の
文字が躍つてをります(笑)。

>帝王様
さすが宇宙の帝王ともなると、貢物(?)もえらく澁いやうですな。
それは全て古本屋で手に入れられたのでせうか?

>文庫中毒様
お久し振りで御座います。
そろそろ志功本もコンプリートに近づいた頃でせうか?
忘年会にお越しになれないのでしたら、是非今年の収穫ベスト10でも御披露下さい。

>たくりん様
私の場合、山田風太郎は文庫で沢山です。
カヴァーさへ付いてゐれば、初版や帯には拘りません。
メインの蒐集対象ではない作家なら、それで充分でせう。
メインにされる御覚悟なのでせうか?御健闘をお祈り申し上げます(笑)。


「まけてくれつたつて、ウチにはそもそもあんたなんかに売る本は無いね!」
photo

更新報告  投稿者:貴公 凡 投稿日:11月30日(木)05時29分5秒
  太宰治『晩年』出版記念会の写真を追加いたしました。

http://kikoubon.com/bannenkinen.html


もう冬支度  投稿者:男爵探偵 投稿日:11月30日(木)07時34分24秒
    管理人様
  西村文生堂古書目録もきて、年末の目録もそろいましたが、
 やはり、他の古書目録でも登場しているのは、芳林文庫でしょうか、
 この2週間、いろいろなところに、何も考えずに、faxしてしまい、
 全部当たれば大変なことになりそうです。
  12月号のゲラ刷も終わったので、なにかタガがはずれたようで、
 こわくなります。
  九鬼紫郎、残念ながら(^o^)、文庫にはなっていないようです。
 そういえば、他にもないようですね・・・、以前、九鬼さんにお会いしたとき、
 手元には雑誌類が何もなく、また単行本もないのには、驚きました。
 意外と自分の著作にはサバサバしておられました。

 貴公 凡様
  最近、探偵趣味の人に送られた、昭和20年から30年代の
 探偵作家からの葉書を数多く入手しました。その人がもういらないということ
 でしたので・・・、筆跡を見ていると、いろいろなことが思い浮かびます。

 peter-rabbit様
  このところ、葉書類やサイン入りのものに目がいきまして、
 少し、当方は、入手を抑制していますが、ままなりません。(^o^)

 たくりん様
  タガがはずれれば、何でもできそうな気分になります。
  集め始めれば、あっと言う間に、集まりますので、何かきっかけが
  必要ですね。

 book impact様
  手にとってみたものの、「うつし世は夢」昭和63年版(3刷)の
 カバーには、刊行された文庫全部に、黒丸、白抜き番号で、どうやら
 1989年刊行後に、カバーは刷られたようでした・・・、3刷の時点
 では、まだ刊行中でしたので、もしかしたら、3刷用のカバーと、奥付けを
 そのままにしてカバーだけを刷りなおした版、の2種類があるような
 気がします。いかがでしょうか?

  次の機会に、最近の入手物を報告します。

その他といいますと。  投稿者:book impact 投稿日:11月30日(木)23時35分55秒
  彭城矯介さま。

>なかなか幅広く集めてをられるやうですが、山口瞳や乱歩以外で
>特に力を入れてをられる作家やジャンルは何でせう?

芥川に関する研究書でしょうか。書籍になったものは私が知り得る限りということでは網羅したつもりであります。「文藝春秋」の追悼号に至っては、一時期、古書店でみつけるたびに買い求めましたので、拙宅に六冊はあると思います(苦笑)芥川の元版全集(箱・月報・発売告知資料揃)をみつけたときには嬉しかったですね。
あと、全集の全冊署名本(筒井康隆・星新一(愛蔵版)島尾敏雄)小沼丹全集(未知谷刊)の限定39部革装版とか、好きな作家の署名本(小島信夫・宮本輝・沢木耕太郎)あたりでしょうか。このあたりは、気がついたら、そんなことになってしまっていたという感じです。石牟礼さんの特装版全集は、今、刊行自体が止まっていますので、ちょっとホッとしているのですが(笑)

最近は、直木賞候補になりそうな作家の作品を読み、勝手に受賞作を決め、元版署名を蒐集することで遊んだりもしています。来年1月の受賞作(!!)私の中ではもう決まっているのですけれど。

うつし世は夢の果てに  投稿者:book impact 投稿日:11月30日(木)23時46分16秒
  男爵探偵さま。

>3刷用のカバーと、奥付けをそのままにしてカバーだけを刷りなおした版、の
>2種類があるような気がします。いかがでしょうか?

御指摘のとおり、私の3刷もカバー袖の作品ノンブルは「黒ベタ白抜き文字」になっています。価格が消費税導入以降の金額表示となっていますので、これはおそらくカバーだけ刷り直したものではないかと思います。ただ、初版・2刷の方は、ノンブル表示は全て墨文字ですので、1月14日3刷発行時点でのカバーというのは、初版・2刷と同じものなのかもしれませんね。

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