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Salon de 書癡 過去ログ 2003 11月

楽しかったですよ  投稿者: 投稿日:11月 1日(土)01時35分13秒
人魚の嘆き様
お忙しい中を、このような楽しい会を催して頂いて、 有難うございました。 古書についての奥の深いお話や、裏話等々大変為になり、 また、楽しい思いをさせて頂きました。 お疲れの所を本当に有難うございました。 本日『人魚の嘆き』にお集まりの皆さん。 無事に帰途に着きましたか? 今日は気の有った仲間同志の楽しいひと時を、有難うございました。 本の話はほんとにつきませんね。 皆さんと又ご一緒できるのを楽しみにお待ち申しております。

(無題)  投稿者:萬嘯廬 投稿日:11月 1日(土)02時35分02秒
「偲ぶ会」参加の皆様
こういう集いはいつも乍ら愉快な時間が過ごせます。 金曜の混雑にも拘わらず帰宅の電車は機嫌良く乗る事が出来ました。 特に今宵は向こう半年分の運を使い果たした感があります。 折角上京されたのですから、文庫中毒様の明日の御健闘を祈ります。
人魚の嘆き 様
御約束ですから書かねばなりません(笑) どうかタイトルは御容赦下さいまし。 「若気のいたり」と笑い流してもらえれば幸いです。 本題に入りましたら能う限り掲示板を盛り上げるつもりですので。

「偲ぶ会」  投稿者:人魚の嘆き 投稿日:11月 1日(土)07時02分52秒
>「偲ぶ会」参加の皆様
お疲れ様でした。楽しかったですね。また年末にやりましょう。
> 文庫中毒様
あのリストの情熱には感心しました。管理人にもコピーをお渡ししましょう。今日の「戦果」の報告も楽しみにしています。
> 萬嘯廬様
くじ運も強いとは流石です。それでは「日誌」のタイトルは自分で付けてくださいね。
> 彭城矯介様
あの本をまた開くことはあるのでしょうか?ロマネ・コンティおいしかったです。
>貢様
メールありがとうございます。孔雀夫人の表紙は原正治郎による和服の女性でした。
>雪達磨様
お世話になりました。久しぶりですが、ご隆盛のようで嬉しかったです。
>恩地喜多八様
慌てず騒がすにいれば、また先日の永井荷風カバー付本のような僥倖に恵まれることでしょう。
>りょくと様
「残り物には福」の「あみだくじ」の景品は、出来れば来週お渡ししましょう。
>散水弁様
八丈島が当りとは驚きました。『途上』が待ってますよ!
>tg様
いつもいい味出してますね。「まっとうな」仕事も増えますように。
>葵の家様
『死刑宣告』、大丈夫だったかな?
>ymnk様
いつも掘り出し物をご披露いただきありがとうございます。『二人の稚児』よかったね。
>くだん様
今日も午後は野暮用とのこと。離陸体制かな?
>七面堂様
『地下本の嘆き』はどうなりましたか?またお会いしましょう。
>大輔様
欠席残念。出来れば来週にでも。
>貞之介様
昨日は「なぜか」飲みが足りなかったようだねえ(笑)。例の件、貴兄がお望みならば、管理人様が帰ってきたら打ち合わせをしましょう。
>雀の卵様
人間の記憶はあいまいなもので、初対面のような感覚でした。『人魚のクリスマス』で白秋の本をゲットしてくださいね。
>永町様
しばらくお会いしていませんね。ご上京の際は、事前にここでお知らせ願います。
>cogito様
不在でも、やはり貴兄は話題の中心でしたよ。存在感あるね(笑)。

「藤村詩集」のカバー  投稿者:青猫 投稿日:11月 1日(土)10時45分25秒
人魚の嘆き様
お久しぶりです。さて、「藤村詩集」は元の版の重版もすごく出ているにもかかわら ず、重版のカバー付も見たことがありません。どうしてこんなに少ないのでしょうか。 重版はカバーが付かなくなったということもありますでしょうか

中村真一郎の本  投稿者:夢の輪 投稿日:11月 1日(土)11時38分56秒
出雲人様
>「恋の泉」「四季」などにも4部本が存在することになりますね。
・そういうことですね。 『四季』は、毎年(初夏の頃)一度は読み返すことにしていますが、中村の代表作である、「四季四部作」が新古本屋で、各100円で揃ってしまう現状は、何ともさびしいことです。
中村本には、福永本に比較しても稀覯本と言えるほどのものはほとんどなく、限定本も少なく、恐らく戦後の古書好きの間でも、蒐集している人は少ないのでしょうが、それにしても、三島や福永や安部や澁澤に比べて、中村本の古書の値段は、余りの惨状(愛読者としては助かりますが)ですね。惨状と言えば、一部を除いて、戦後古書全体に通じることでしょうけれど。
この25年ほどの「戦前古書見直し」の流れ(多くの場合、実質を伴ったものであることは承知していますが)には逆らうことになりますが、私は蒐集の際、「文学の力」を重視していますので、戦後本でも「いいものはいい」し、「格のある」本もあると考えています。
『死の影の下に』以来、その文学がまともに論じられること余りに少なく(初期5部作完成パーティにおいてさえ、お祝いに駆けつけた友人が次々と「読んでいない」「読めない」と平然と言い放ったとか)、今もって、堀辰雄を継ぐ「地に足の着いていない軽井沢作家」「ブキッシュなだけの(青年)文学」などというレッテルを貼られ、プルーストの真似というような評価で片付け得ると誤解している者の多いことに苛立ちを覚えます。 そんな誤解は、『雲のゆき来』1篇を読んだだけで、消し飛ぶ筈なのですが。
出雲人様推奨の中村本は何でしょうか。

(無題)  投稿者:くだん 投稿日:11月 1日(土)13時07分09秒
「偲ぶ会」参加の皆様
昨夜はお疲れ様でした。楽しい時間を有り難うございました。
人魚の嘆き様
今日は午後来客があるため家を空けられず、夕方のあの人の収穫を見られないのが残念です。 例のブツは今発送してきましたので、しばしお待ち下さい。

ありがとうございました。  投稿者:大輔 投稿日:11月 1日(土)13時29分33秒
人魚の嘆き様
 昨日は電話でもお話できて良かったです。お心遣い感謝申し上げます。表管理人様にも本のお礼を言うのが叶わず残念でした。来週、何とか休みが取れそうなのでその時にお会いできたら幸甚に存じます。クリスマスツリーはもう見たくありません。(笑)
 雪様
 電話をとって頂きありがとうございました。
  皆様
 以前、立原旧蔵本で佐藤春夫の本の話がございましたがここで都知事の興味深い発言を書きます。  萬嘯廬様とは田村書店で話した事で重複いたしますが。  佐藤春夫は石原の「太陽の季節」を(当時芥川賞選考委員でしたが) 「この作者の鋭敏げな時代感覚もジヤナリズムや興行者の域を出ず、決して文学者のものではなひと思つたし、またこの作品から作者の美的節度の欠如を見て最も嫌悪を禁じ得なかった。これでもかこれでもかと厚かましく押しつけ説き立てる作者の態度を卑しひと思つた」「文藝春秋」1956年3月号  と言う発言に40年以上経って都知事は
「大体佐藤氏は日本の社会ではまだまだめずらしいワイフスワッピングを谷崎潤一郎氏と行った人物ではなかったか」「文藝春秋 2000年3月号」  
「私の親がつけてくれた慎太郎という名前に値せずに不慎太郎だと呼ばわるにおよんで、少し前に読んだあの「秋日雨」なる小説を思い出さぬ訳にいかなかった。 大体佐藤氏は谷崎潤一郎氏との間で「細君譲渡事件」をおこした人物ではなかったか。人の奥さんに懸想して奪うことが道徳的に良い悪いはべつのことだが、いずれにせよその先駆者がこの俺のあの程度の小説を、かくも悪し様に弾圧する魂胆はいったい何なのかと首をかしげたものだ。」 「わが人生時の人々」 文藝春秋社 2002年
 という興味深い発言をしています。  私は谷崎も読みますし、佐藤春夫の「小説 智恵子抄」も読みました。無論知事のも。様々な発言を交えて作品を読むと、また違う角度から論じる事が出来ると感じました。  今、「田園の憂鬱」を再読しようと思います。読書の秋ですものね・・・。

夢の輪様  投稿者:出雲人 投稿日:11月 1日(土)16時19分35秒
先般、当地での読書会で文芸文庫「死の影の下に」をしましたが、反響はあまりなかったのです。 小説家というより評論家と思われている気がしました。中村本では高い本はユリイカ版の詩集でしょうか。本としては「愛神と死神と」がないと思います。いま目録で全集が半値でもでていますね。 推奨本といわれて、さてと思案しています。「自鳴鐘」・「空中庭園」・「金の魚」などを探しすぐ読んだ記憶があります。私もほとんど単行本で購入しましたが、評論の分野となる「近代文学への疑問」「西欧文学と私」といった本は何度か手に取ることはあります。 日本的叙情性がないのか、理屈っぽいとの意見をよくききます。頭がきれすぎて、いろいろと書いてしまうのでは思います。 ご返事にならないかもしれませんが、読書会では木山や小沼の方がはるかにおもしろいとの意見がでました。 中村の書誌は作りやすいのではないですか。

「偲ぶ会」余情  投稿者:七面堂 投稿日:11月 1日(土)18時51分46秒
「偲ぶ会」参加の皆様
 昨夜は遅くまでお疲れ様でした。  毎度の事ながら、色々な話が飛び出して実に興味深い一時でした。
tg様
 頂いた本の表紙は、やはり既知のものと表紙が異なる様で、少し調べて見ます。
人魚の嘆き様  仮称「嘆き」は当初から今年いっぱいの予定でしたので、  そろそろ追い込みモードに入りかけています。

(無題)  投稿者:人魚の嘆き 投稿日:11月 1日(土)21時33分20秒
夢の輪様
> 他の2部は人魚の嘆き様とベルベット様でしょうか。
三島以外の作家の昭和30年代以降の初版本は、私の守備範囲外であります。
> 私は同店主から「玉英堂の目録に、だいぶ以前(昭和50年代前半?)一度だけ写真版で、帯付きが出ていた記憶があるよ」と聞いています。
玉英堂の目録は昭和40年代前半からほとんど手元にあるのですが、『塔』の帯の写真が出ているものはありません。ただし全冊揃っているわけではないので、その他の目録に出ているのかもしれませんね。
>「著書目録としてどこまで載せるべきか」に関して、人魚の嘆き様のお考えをお聞かせください。
私は「個人作成本」については、著書目録に原則的には載せず、例外的な存在と認められるものでも、せいぜい備考欄や注記に記載するにとどめるのがよいと考えています。理由は、どこまで「著書」に含めてよいのか線引が困難だからです。たとえ著者の署名があったとしても、それが「自分の著書目録に入れてもよい」という意思表示とは一般には取れないでしょう。単に「よく、お造りになりましたね」ということで気安く署名してくれる作家は多いはずです。福永もその一人だと思います。
> 熱意を持てば必ず古書は蒐まると信じています。
同感です。今後のご健闘をお祈り申し上げます。
青猫様
確かに『藤村詩集』のカバー付は初版重版問わず珍ですね。しかし、重版も間違いなくカバーは付いています。最終版まで付いていたかどうかは確認していませんが。
葵の家様
『死刑宣告』の再版の函は「告」の字が半分切れています。初版は切れていないから、ここで簡単に確認できますよ。

御礼  投稿者:文庫中毒 投稿日:11月 1日(土)21時43分03秒
先ほど無事我が本城砦に帰還いたしました。そして、家内に見つからないように本日の成果品も密輸入いたしました。偲ぶ会参加の皆様お疲れ様でした。
人魚の嘆き様
久しぶりにお会いできて嬉しゅうございました。 そして、極美の長田幹彦本を有難うございました。さらに、あみだくじでは、木々高太郎本までいただき、感謝の言葉もありません。 お渡ししたリストは、1ヶ月ちょっとで纏めたもので、もちろん完璧なものとは言い難く、さらに、精度を高めたいと思っております。もしお気づきの点がありましたら、ご教示賜れば幸いに存じます。
皆様
今回の成果品(ダボり品)については、半分以上を宅急便で送ってしまいましたので、報告は明日かあさってになると思いますが、ご容赦ください。
古書会館ではymnk様、葵の家様、恩地様などにお会いしました。それぞれ、戦利品を沢山抱えて居られ、パワーと選択眼にはとても敵わないなと思いました。
風様
例の本を携えて行ったのですが、皆様に圧倒されてしまったせいか、お店に託けるのを忘れてしまい、持ち帰ってしまいました。道造記念館の方へ郵送しておきます。

中村文学あれこれ  投稿者:夢の輪 投稿日:11月 1日(土)21時47分05秒
出雲人様
>当地での読書会で文芸文庫「死の影の下に」をしましたが、反響はあまりなかったのです。
そうですか。たとえ反響は少なくとも、複数の者で中村の小説を検討するということは(羨ましくもあり)、意義もあることだと思います。 私は数年前に、故芹沢光治郎の娘さんが主宰される「サロン・マグノリア」という会で、中村真一郎の『死の影の下に』や「空に消える雪」を女優さんが朗読をする際に、観客の理解を深めるため、朗読前にその作品の解説をしたことがありますが、中村文学の理解者・愛読者は、むしろ芸術家・実業家に多いことを実感しています。
芹沢光治郎自身も、中村文学のとても良き理解者で、中村が文学者になることを決心したきっかけを作ったのも(おそらくご存知のように)芹沢です。 ただ、一般に『死の影の下に』から読み始めると、挫折する人が多いのも事実ですね。石垣を登りつつ瞑想に入るまでの最初の記述で、投げ出してしまう人が多いようです。
そういえば、福永武彦研究会(という会があります)で、先日「マチネ・ポエティク」の一員であった山崎剛太郎氏(フランス映画の字幕翻訳の第一人者でもあります)をお招きし、福永・中村・堀他の文学者たちとの交流、実に興味深いエピソードの数々をうかがいました。 その席には、若い人々もいて、熱心に話に聴き入っていたことに、私は希望をもっています。
   >中村本では高い本はユリイカ版の詩集でしょうか。
・そうですね。それと、『死の影の下に』(真善美社版)の特装本でしょうか。 ただ、高価ということでは、山下清澄版画入りの『詩画集 冬の組曲』(限定19部 美蕾社 1984年)が一番かもしれません。何年か前の七夕大市に出品されていましたね。
>中村の書誌は作りやすいのではないですか。
・書誌としては、「作品目録」は、なにしろ量が膨大ですからなかなか困難だと思いますが、「著書・訳書目録」なら、福永に比較してかなりやさしいかなと思います。 私は、中村最後の著書である『老木に花の』(1998年3月 集英社)の巻末に「中村真一郎著書・全集目録」を作成して載せておきました。一応の参考にはなると思います。

死刑宣告  投稿者:葵の家 投稿日:11月 1日(土)21時59分07秒
人魚の嘆き様
 「死刑宣告」の函ですが、告の文字の右に7〜8mmの余白があります。  昨日お話を伺ってから、田村書店の目録に書影があったと思い出し確認比較をしてみました。  目録がモノクロで色の違いはわからないのですが、デザインは一緒で右の余白の大きさが少々違うように思われます。  また、今になってよく見てみると函底が3cm、函天が5mmほど欠けております。  本冊はきれいだと思いますが、蔵書印が1つありました。

神田古本まつりでダボりました(;^^a  投稿者:葵の家 投稿日:11月 2日(日)00時25分07秒
salonの皆様
 遅くなりましたがご指名をいただいておりました、昨日の収穫を告白をさせていただきます(;^^a
古書会館にて
 増田晃 「白鳥(上製)」   :カバー 昭和16 \7,800
 増田晃 「白鳥(並製)」   :    昭和16 \1,800
 増田晃 「断章」       :非売品 昭和42 \ 400
 田中清一「彷徨へる希臘の神々」:函   大正15 \3,000
 大島庸夫「裸身」       :函   昭和9  \1,800
 伊波南哲「銅鑼の憂鬱」    :    昭和5  \8,500
 加藤介春「獄中哀歌」     :    大正3  \1,800
 白須孝輔「ストライキ宣言」  :    昭和5  \8,500
田村書店にて
 佐藤一英「空海頌」      :函   昭和17 \4,000
その他目に付いたもの
 木下杢太郎「木下杢太郎詩集」 :函       \30,000
 吉田一穂 「黒潮回帰」    :函   昭和16 \6,000
 森鴎外「月草」        :裸本  明治29 \1,800
 ユーゴー福士幸次郎訳「世紀の伝説」:  大正11 \1,800
 松本たかし「松本たかし句集」 :函   昭和10 \15,000
 萩原恭次郎「萩原恭次郎詩集」 :函   昭和15 \15,000
新しくなった古書会館での古書展は初めてだったのですが、混んでましたね〜。でも人から聞いた話では例年よりも空いていたとのことです。 また、田村書店主もおっしゃっておりましたが例年洋書にいい物が多く評判で、今年もかなりの冊数を抱えて会計に向かう方を多くみかけ盛況でした。
以上です いやしかし我ながらダボったな〜

(無題)  投稿者:T G 投稿日:11月 2日(日)00時43分39秒
人魚の嘆き様>
宴、堪能いたしました^^ いつも素敵なイヴェントを企画して頂き、ありがとうございます。 「本○○○○」の○○集を頂く日を楽しみにお待ちしております。
指名投稿は2番手か3番手ぐらいを考えております。 微妙なラインナップですからねぇ・・・ ちょっと休息ぐらいに読んで頂くのが一番かなぁとw ご飯を食べ終わった後の「つまようじ」みたいなポジションがベストですね。
参加された皆様>
次回が楽しみですね^^(催促かなぁ〜)
貢様>
m(_ _)m
七面堂様>
購入した甲斐がありました^^ 安堵

(無題)  投稿者: 投稿日:11月 2日(日)01時53分54秒
文庫中毒さま
>例の本を携えて行ったのですが、皆様に圧倒されてしまったせいか、お店に託けるのを忘れてしまい、 持ち帰ってしまいました。道造記念館の方へ郵送しておきます。
お心遣いいただきましたのに、昨夜の宴にはうかがえず、申し訳ございませんでした。 皆様方の賑やかな書痴談義を拝聴いたしたかったのですが・・・このところ由無事に追われまして、 ため息をつきながら朝までマシンに向っておりました。 なお、「例の本」につきましては、これ以上お手数をおかけいたしますのは心苦しく存じますので、 次にご上京なさる時までのお楽しみということにいたしましょう。 次回の蒐書日誌を愉しみにいたしております。
夢の輪さま
このsalonで中村真一郎氏の話題がでるのは珍しく、嬉しいおもいがいたしました。 氏の遊び心から生まれた『戯画と戯詩』に、次のような4行詩がありますが、 私に縁?の深い<7文字>が錆朱に色付けされ、埋め込まれています。 氏の晩年の小品のなかでも、この本は、『古韻余響』や『樹上豚句抄』とともに、私の好きな1冊です。
  永遠の平面
    分解し再構成する 立体面     離れた空に垂直の 鋭い原理     派生する精神の描く 軌道の線     リフレインする十四行詩の造型の距離

神田古本まつりでダボりました  投稿者:ymnk 投稿日:11月 2日(日)02時01分36秒
皆様
昨日中途半端な形で実況中継失敗しましたが、以下、ダボりの収穫告白です(古書展会場)。
海野十三『地球発狂事件』(労働文化社)初版1800円
福田恆存『キティ台風』(創元社)初版カバ300円
内田百間『船の夢』(那珂書店)函400円
石原慎太郎『化石の森』(新潮社)上下函両冊署名500円
永井荷風『冷笑』(籾山書店)初版カバ欠背痛800円
泉鏡花『蜻蛉集』(国文堂書店)初版函欠背痛1000円
福田章二『喪失』(中央公論社)元版初版函900円
田村俊子『小さん金五郎』(新潮社情話新集)重版背痛300円
谷崎潤一郎『乱菊物語』(創芸社)初版函美300円
なんて感じでしょうか。 何だかあれこれバラバラですが、情話新集は背が痛んでいるものの表紙はこれといったダメージもない感じで、最初は値札を見て目を疑いました。
管理人様を偲ぶ会ご参加の皆様
昨日は仕事で、19時過ぎには抜けてしまい、実に残念でした。皆様楽しまれたようで何よりです。アミダでは幻の珍本が・・・・嗚呼  書誌的にも貴重なものですから獲得した某氏には、是非コピーをお願いしたいところです。 毎度のことですが、企画され、商品提供いただいた人魚の嘆き様に感謝致します、と共にご厚意に深く御礼申し上げます。

ありがとうございました  投稿者:葵の家 投稿日:11月 2日(日)04時24分28秒
人魚の嘆き様
 昨日は大変お世話になりました。  またいろいろと教えていただきありがとうございました。
訂正
 先ほどの投稿のうち下記の記述を訂正させていただきます
   萩原恭次郎「萩原恭次郎詩集」 :函   昭和15 \15,000
  →萩原恭次郎「萩原恭次郎詩集」 :函   昭和15 \10,000
 失礼しましたm(_ _)m

いいな、いいな、神田古本まつり。  投稿者:cogito 投稿日:11月 2日(日)06時02分11秒
葵の家さま
「白鳥」はしかし破格の買ひ物でしたね!知らせたくなる気持わかります。内容もまた抜群、表題作が実にいいでせう?
“しづかにゆるく
 薔薇色の酒をながすやうに
 いつか消えいるそのおもひ
 白鳥がすべってゆく…… ”(以下略)
そして伊波南哲、大島庸夫、白須孝輔、萩原恭次郎…詳しくは知らないひとたちばかりですが、コギト派からアナ・ボルの熱い世界まで、詩集もいろいろな出物があったのですね。

夢の輪様  投稿者:出雲人 投稿日:11月 2日(日)09時17分42秒
いま、東京の古本屋の店頭へ中村本が無造作に100円で並んでいる店があると思います。 これは戦後文学の作品共通のことと思いますが、あと20年もすれば今度は完本がなくなっていくのではと感じています。 荻窪などはそれが顕著でした。目録では機械的に二千円でしょうが。 目につくと誰かが買う義務もあると思いますよ。私にはできませんが。とりわけブックオフはそうだと思います。 8月でしたか、創元文庫から小沼の推理ものがでて、よく売れたようです。中村本でも「黒い終点」があります。たしかこれには帯が二つあるはずです。文庫にして欲しいと思います。 中村本は価格が安いせいか、なかなか完本となると、本によっては少ないと感じてもいます。 「老木に花の」は田村の店頭であまりに安い価格で購入した記憶があります。 中村氏は戦後文学に名を残した人でから、自費出版ででも完璧な書誌を作られることを切望いたします。誰かがしないといけないと思います。 あえて、夢の輪様に天命と思い、作成して欲しいと思います。

夏の手紙  投稿者:yuri 投稿日: 11月 2日(日)09時35分57秒
cogito様
人魚の嘆き様は北園克衛の俳句の本はお持ちでなく、かわりに詩集をお借りしました。 「夏の手紙」というとても大きな本です。 中の活字も大きくて、詩も私にはとてもあっています。 「貝殻」「郵便屋」などが特にいいですね。 すっかり、この詩集が気に入ってしまいました。 cogito様は「夏の手紙」を読まれたことがありますか? どの詩がお好きですか?
人魚の嘆き様
きのうはありがとうございました。 とても楽しかったです。(_ _) ところで、「夏の手紙」、「コレ、頂戴」は駄目ですかあ(♪)

『夏の手紙』  投稿者:cogito 投稿日:11月 2日(日)13時01分09秒
yuriさま
『夏の手紙』は個人的には詩風や装幀の点で北園詩集の一番に推したい一冊ですが、モダ隊の皆さんからは当然「『円錐詩集』だろ、円錐!」といふ声が聞こえて参るやうな気が致します。しかし“モダニズム田園詩”とでもいふのでせうか、かういふ直喩・暗喩の実験によって啓かれた新しい抒情が、彼の主宰した雑誌「マダムブランシュ」に参加した詩人達の誰彼の上にかよひ、“白”いノンポリモダニズムのイメージを「詩と詩論」よりも一段と凝縮、牽引してゐることは確かです。このノンポリのために彼らは戦後批判されましたし、この白い清潔さが好きな理由で、ぼくみたいのも一応「モダ隊」に籍を入れてもらってる次第です。この頃同人だった田中克己の初期の短い詩篇とも、だから多分にリンクするところがあるでせう?また、大きな活字で印刷すると大抵の詩はまづく映るものですけど、ここは彼も勇気ある選択をしましたよね。どの詩も好きだけどひとつ選ぶなら、衒ひもなく巻頭に掲げられたサインつきの図書館員の肖像写真がいいかな。『夏の手紙』は幸ひ持ってますよ(♪)。心臓に悪い

(無題)  投稿者:人魚の嘆き 投稿日:11月 2日(日)13時02分40秒
葵の家様
函も初版でよかったですね。昨日は「渋い」詩集の話で記憶力の減退を改めて再認識させられました。
tg様
`>` 「本○○○○」の○○集を頂く日を楽しみにお待ちしております。
しばらく考えてようやくわかりました。知らない人がこの○を埋めることは難しいでしょうね。正解を教えたら顰蹙を買うこと必定だし・・・
ymnk様大輔様
慎太郎本はどこへ行くのかな?
風様
貴女の姿が見えず淋しかったです。

削除  投稿者:管理人 投稿日:11月 2日(日)15時12分10秒
古書店の実名を挙げての誹謗中傷の書き込みが何件かありましたので、これらは全て削除いたしました。以後、この様なヒステリックな投稿はしないように。
yuri様への記述について全く無意味なるcogito様と人魚の嘆き様の投稿を削除致しました。

神田古本まつりでダボりました  投稿者:文庫中毒 投稿日:11月 2日(日)16時03分54秒
10月31日
古書会館にて、
谷崎潤一郎『潤一郎戯曲傑作集』(金星堂出版)初版函革背小スレ(6,000円)
サド・田辺訳『いんらく耽奇譚』(穂高書房)初版カバー(800円)
バロウズ『裸のランチ』(河出書房・人間の文学版)初版ビニカバー帯(300円)
芥川龍之介『邪宗門』(春陽堂文庫)戦後復刊版(100円)
国木田独歩『第二独歩集』(戦前新潮文庫)重版(100円)
林芙美子『晩菊』(河出市民文庫)帯元パラ重版(200円)
モーム『雨』(河出文庫)特装版カバー初版(300円)
三省堂会場にて、
谷崎潤一郎『夢の浮橋』(中央公論社)初版美本(1,500円)
歩道のワゴンセールで、
デカルト『方法序説』(世界古典文庫)初版(100円)
スティヴンソン『南海千一夜物語』(岩波文庫)重版帯(100円)
シルレル『ウィルヘルム・テル』(戦前新潮文庫)重版(100円)
rbワンダーにて、
メイン『大真空』(早川sfシリーズ)重版函並本(500円)
ディッシュ『人類皆殺し』(早川sfシリーズ)初版函並本(1,000円)
ホイル『10月1日では遅すぎる』(早川sfシリーズ)重版函並本(500円)
古書かんたんむにて、
石川理記之助『心の掟木』(春陽堂新文庫)初版(500円)志功装丁本
横光利一『家族会議』(新潮文庫復刊)カバー帯(1,000円)
11月1日
山猫屋にて、
富川光夫他『崙詩集』(白塔書房)初版ヤケ並本(1,050円)志功装丁本
泉鏡花『高野聖』(新潮社・代表的名作選集)重版背ヤケ小痛み(700円)
歩道のワゴンセールで
谷崎潤一郎『愛なき人々』(改造文庫)初版(100円)
武者小路実篤『わしも知らない』(改造文庫)初版(100円)
鹿島茂『空気げんこつ』(文藝春秋)初版カバー帯(100円)
サド・澁澤訳『ジェスチィヌ』(彰考書院・サド選集@)初版帯(1,200円)
太宰治『桜桃』(実業之日本社)初版背小ヤケ(700円)
ハックスリ『ジオコンダの微笑』(富山房百科文庫)初版カバー無(700円)
スティヴンスン『新アラビヤ夜話』(角川文庫)重版帯(300円)
安部公房『第四間氷期』(早川sfシリーズ)重版ビニカバー(300円)
サッカレ『床屋コックスの日記他』(岩波文庫復刊)重版帯(200円)
まとまりのない薄値多買に、我ながらあきれてしまいますね。一番嬉しかったのは もちろん志功装丁の『崙詩集』です。

神田古本まつりでダボりました  投稿者:通天閣 投稿日:11月 2日(日)18時13分04秒
11/2 本日ようやく神保町へ行くことができました しかしあまりに人出が多くつかれました 明日は 会社を休むことに勝手にきめました
@美神の館 ビアズレー 澁澤龍彦訳  中公文庫 600円 
A馬込文学地図 近藤富枝  中公文庫  200円
B第2食いしん坊 小島政二郎  文芸春秋 300円
C文壇大家演説集 雄弁7月号特大付録 500円
D足拍子 小山内薫  プラトン社  1500円
E歌集 死か藝術か 若山牧水 東雲堂書店 500円
F若氣のあやまち ノエル・カワアド 飯島正 西東書林 1000円
G文壇の人・舞台の人 漫談・思ひもよらぬ話 本間晴/篇 1200円
H藤村詩集 島崎藤村 春陽堂 4000円
I詩集 魔女 佐藤春夫 以士帖印社 4800円
@〜F 歩道ワゴンセール G三省堂会場 H/I 田村書店 です
いやー がんばりましたよ 
本日は 骨董市もまわりましたのでこちらも報告します  絵葉書 大、大大阪偉観(袋付) / 絵葉書 浜寺海水浴 / 三越 4冊(杉浦非水表紙)  三越呉服店注文の栞 2冊

九段蒐書日録その2  投稿者:くだん 投稿日:11月 2日(日)20時07分21秒
今週の購入本は以下の通りです。
10月29日(水)
本日より神田古本まつり。青空掘り出し市では何も購入せず。ブックパワーrb本店で萩原健太の「はっぴいえんど伝説」シンコーミュージックの文庫 平成4年 2000円、東京古書会館の新宿展で鮎川哲也の「白の恐怖」桃源社 昭和34年 3500円+消費税、初版函、田村書店にて梅崎春生の「櫻島」大地書房、昭和22年、初版 8000円。
10月31日(金)
中野書店在庫だよりの「古本倶楽部」より、團和子の「團家の食卓」文藝春秋社 平成9年 初版カバ帯献呈署名 1600円+消費税
11月1日(土)
東京古書会館の特選古書即売展に寄るも何も購入せず。 けやき書店にて深沢七郎の「楢山節考」中央公論社、昭和32年、初版カバ帯 3600円、田村書店にて内田百間の「百間座談」三省堂、昭和16年、初版函 3900円 古本まつり自体での収穫はないものの、まつりの影響で今週は古書を買いすぎました。
今週の読了本 リチャード・p・ファインマンの「ファインマンさんベストエッセイ」岩波書店、梅崎春生の「限りなき舞踏」小山書店、上林暁の「ジョン・クレアの詩集」筑摩書房

骨董市?  投稿者: 投稿日:11月 2日(日)20時52分01秒
通天閣様
骨董市にも行かれたとのこと。これも神保町で古本まつり期間にやっているものなのでしょうか。お教えください。

骨董市  投稿者:通天閣 投稿日:11月 2日(日)21時17分16秒
栞様
骨董市ですが 書込み不足で申し訳ありません 神保町ではございません 東京都内では 毎週各地で骨董市があり 本日は 東郷神社と富岡八幡宮へ行ってきました 書籍を扱うお店は 少ないですが 今回のように いいことがるので ふらふらと通っています

いや〜堪能しました  投稿者:永町 投稿日:11月 2日(日)21時23分20秒
いつものことながら人魚の嘆き様、あたたかいお言葉ありがとうございます。来春には上京を果たし、また皆々様のご活躍のほどじかにお聞きしたいと思います。
古本まつりの成果御報告まことにありがとうございます。 皆様、存分にダボの虫を癒されたことと存じます。お天気にも恵まれましたのは、ひとえに日頃の御精進の賜でしょうね。 いくつか、あ〜、これ欲しい、というものもございました。 お祭りですから蒐集範囲外のものであっても十分許せるものと思います。 当方は、これと言って報告できるものがないのが悲しいところです。(いつものこと・・・) 最後にさすが書痴の方々、本を買う眼のよいこと、視力2.0ですか。私、裸眼で0.1ですぅ。 管理人様も人魚の嘆き様も眼鏡はかけていらっしゃいませんでしたね。 では。

著書目録  投稿者:夢の輪 投稿日:11月 2日(日)22時01分23秒
人魚の嘆き様
>三島以外の作家の昭和30年代以降の初版本は、私の守備範囲外であります。
・一つの見識だと思います。三島以外を蒐集しない理由は、「文学の内容」と「本自体の魅力」と無理に分けた場合、主にどちらにあるのでしょうか。
>(玉英堂の目録が)全冊揃っているわけではないので、その他の目録に出ているのかもしれませんね。
・困難な作業でしょうが、私も様々な側面からできるだけ調査してみます。
>私は「個人作成本」については、著書目録に原則的には載せず、例外的な存在と認められるものでも、せいぜい備考欄や注記に記載するにとどめるのがよいと考えています。
・丁寧なご意見ありがとうございます。私自身も今だに迷っているのでお聞きしたのですが、難しい問題だと思います。 先に記した「福永武彦著書・訳書目録」では、個人作成本であることを断った上で、他の著書と同列に載せたのですが、しかし、載せる場合、明確に区別したほうがいいのかもしれません。
>単に「よく、お造りになりましたね」ということで気安く署名してくれる作家は多いはずです。福永もその一人だと思います。
・前半は同意見です。ただし、後半については、私は考えを異にします。  福永が安易に「よく、お造りになりましたね」と、個人作成本に「気安く」署名をする人とは、私は考えません。  また、福永が署名をした段階では、田中淑恵さんは本造りの素人だったでしょうが、後に『自分で作る小さな本』(文化出版局)という著書を持つ人ですし(アマゾン ジャパンの検索で出てきます)、これはこちらの情報提供不足だったのですが、福永との関係も決して浅いものではありません(「福永武彦研究 第四号」[八木書店にあります]に田中さんがそこらへんのことを書かれています)ので、それゆえにむしろ、福永が「気安く」署名する対象にはならなかったろう思います。 最後は、ご意見を求めながら、失礼なもの言いになったかもしれません。ご寛恕ください。

恥ずかしながら  投稿者:ベルベット 投稿日:11月 2日(日)22時33分08秒
夢の輪様
また口を挟んで申し訳ありません。 実は恥ずかしい告白なのですが、私自身自作の「ある青春」を初対面の福永さんの所へ持参したことがあるのです。 今考えると赤面です。 本作りの知識など皆無の素人の、本とは名ばかりのお粗末な代物ですから。 しかし、福永さんは穏やかな表情でページを捲り、「きれいですね。ご苦労様でした」と言ってくださりました。 そしてさらに、私の厚かましいお願いに快く応じ、献呈署名をしてくださったのです。 従って少なくとも私に関して言えば、関係が極めて浅く本作りの素人なのに、福永さんは個人作成本に気安く署名してくださりました。 人魚の嘆き様にもお話した記憶がございます。 もしかしたら、それを覚えていらしたのではないでしょうか。 なお蛇足ですが、私はその後今日に至るまで恥ずかしながら一冊の著書もなく、本作りも素人のままであります。

神田古本まつりでダボりました  投稿者:T G 投稿日:11月 3日(月)06時24分09秒
皆様>
朝方にこっそりとご披露致します。 タイトルだけ書いても、わけのわからない本が多いので ちょっとだけ説明もつけておきました。
 古書展にて
(1)泉鏡花「高野聖」(新潮社代表的名作選集)重版100円
(2)「l'apprenti」(henri lefebvre)300円
   ※ちょっと粗い挿絵に惹かれて購入。
(3)lugene field「lullaby-land」(scribners)300円
   ※これも挿絵に惹かれて購入。ほんの少しアールヌーヴォー調。
(4)永井荷風「新橋夜話」(籾山書店)重版700円    ※かなり痛んでいるのですが資料用にと。
(5)宇野浩二「心つくし」(プラトン社)重版300円
(6)john everard「nymph and naiad」(george routledge `&` sons ltd.)1000円    ※ダボった中で一番のお気に入り。1940年にロンドンで出版されたヌード写真集。印刷の雰囲気も素敵。
(7)「das bolbene bud」500円    ※内容よくわかりません。装丁がゴールドギラギラ。気に入ってます。
(8)「映画情報1953年6月」(国際情報社)300円
(9)「映画情報1955年1月」(国際叙法社)300円    ※資料用ですね。
 三省堂会場にて
(10)helmut newton「portraits」(pantheon)1000円    ※有名な写真家ですね。すごく好きというわけではないのですがじっくりと見てみたいなぁと。
(11)小沢愛子「女の下着心」(光村推古書院)1000円    ※タイトルそのまま、女性の下着姿の写真集。何枚か好きな写真があったので購入。

投稿削除  投稿者:管理人 投稿日:11月 3日(月)14時43分16秒
夢の輪様の投稿はこの掲示板には不適当なので削除しました。議論はここでは禁止です。

予約申込受付  投稿者:管理人&人魚の嘆き 投稿日:11月 3日(月)18時58分23秒
佐々木桔梗様のご了解の下、最新刊の予約申込を受け付けます。ご希望の方は11月5日(水)までにここに書き込んでください。なお部数に限りがあるので、申込期間内でも締め切ることがありますからお早めに。
『日本の肉筆絵入り本・北園克衛を中心に』
佐々木桔梗著、限定300部、書肆ひやね刊、天金、フランス装、書影165点オールカラー、色付トレシングペーパーカバー付き、b5判変形、定価8千円。
「伝説の出版社プレスビブリオマーヌ主宰、佐々木桔梗氏が描く肉筆絵入り稀覯本の世界。特に戦前から、シュールレアリスムの場で活躍した北園克衛を中心に、モダニズム文化の旗手の装幀、デザインを鳥瞰する。併せて、桔梗氏とその友人達の交流、エピソードも掲載。桔梗氏撮影の著名作家の秘蔵写真も初公開する。」
短評
管 理 人「私の未見の雑誌が収録されていました」 人魚の嘆き「すぐ品切れになるな、この本は」

予約申込  投稿者:青垣山 投稿日:11月 3日(月)19時32分44秒
『日本の肉筆絵入り本・北園克衛を中心に』 予約宜しくお願い致します。

予約申込  投稿者: 投稿日:11月 3日(月)19時39分05秒
『日本の肉筆絵入り本・北園克衛を中心に』  予約お願いします。

タイトル訂正  投稿者:管理人&人魚の嘆き 投稿日:11月 3日(月)19時42分39秒
『日本の肉筆絵入本・北園克衛を中心に』でした。訂正します。

予約申込  投稿者:軟鉄 投稿日:11月 3日(月)19時44分35秒
『日本の肉筆絵入り本・北園克衛を中心に』  予約をお願いいたします。

予約申込  投稿者:大輔 投稿日:11月 3日(月)20時04分40秒
『日本の肉筆絵入り本・北園克衛を中心に』予約お願いいたします。佐々木桔梗と聞いて予約しない訳にはまいりません

予約申込  投稿者:魚楽 投稿日:11月 3日(月)20時34分44秒
管理人&人魚の嘆き様。
『日本の肉筆絵入本・北園克衛を中心に』 予約よろしくお願いいたします。

「先生質問!」  投稿者:cogito 投稿日:11月 3日(月)20時54分24秒
「わたしは肉筆絵には興味がないのですが、詩集分野からはどのやうな稀覯本が選ばれて  載っかってゐるのでせうか? 差し支へなくば御教示下さいませ。」
     Å
      (・∀・)/ 何ページの本ですか?
  /≡≡≡/| 
 | ̄ ̄ ̄ ̄| |
 |みかん |/

予約申込  投稿者:通天閣 投稿日:11月 3日(月)20時55分07秒
管理人&人魚の嘆き様。
『日本の肉筆絵入本・北園克衛を中心に』 私も予約よろしくお願いいたします。

予約申込  投稿者: 投稿日:11月 3日(月)21時03分37秒
管理人&人魚の嘆きさま
『日本の肉筆絵入本・北園克衛を中心に』 予約をよろしくお願い申し上げます。

世話の焼ける奴だな・・  投稿者:管理人&人魚の嘆き 投稿日:11月 3日(月)21時33分13秒
管 理 人「佐々木さんの本、さすがに申込殺到だな」
人魚の嘆き「ええ、しかし一人だけ申込でなくて質問してきた人がいますよ」
管 理 人「また、あいつか。面倒くさいな。君答えてくれよ」
人魚の嘆き「はいはい。ページ数はノンブルが128までです」
管 理 人「肉筆絵には興味がないらしいぞ」
人魚の嘆き「でも、詩集の話が中心なんだけど」
管理人「具体的な書名を挙げるのはルール違反だぜ」
人魚の嘆き「わかってます。じゃあ、結論を」
管 理 人「なんだ」
人魚の嘆き「とっとと申し込め!」

予約申し込み  投稿者:T G 投稿日:11月 3日(月)21時45分25秒
管理人様&人魚の嘆き様
『日本の肉筆絵入本・北園克衛を中心に』 予約よろしくお願い致します。

『日本の肉筆絵入本・北園克衛を中心に』予約申込ます。  投稿者:cogito 投稿日:11月 3日(月)21時58分51秒
     Å
      (-∀-;)/ 「……。」
  /≡≡≡/| 
 | ̄ ̄ ̄ ̄| |
 |みかん |/
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

日本の肉筆絵入本  投稿者:貞之介 投稿日:11月 3日(月)22時50分00秒
一冊お分け下さいますよう宜しくお願い申し上げます 携帯から慌てて申し込んでおります 乱文御容赦下さい

予約申込  投稿者:yuri 投稿日:11月 3日(月)22時52分20秒
管理人&人魚の嘆き様。
『日本の肉筆絵入本・北園克衛を中心に』 予約よろしくお願いいたします。

予約申し込み  投稿者:文庫中毒 投稿日:11月 3日(月)23時20分01秒
『日本の肉筆絵入本・北園克衛を中心に』 を申し込みますので、よろしくお願いいたします。

高田保  投稿者:夏の焼いも 投稿日:11月 3日(月)23時37分55秒
文学とは少し距離があるのかと思いますが、暫く前に何気なく高田保の『ブラリひょうたん』を買い、読んでみたらとても面白く続編や『人情馬鹿』『風話』を次々に探しました。いずれもが軽妙な話術を聴いているような心地にさせすくれますので、今、凄く凝っております。 でも、それ以降は古本屋さんを訪ねても一向に見つかりません。 高田保の著書は他にどんなものがあるでしょうか、教えていただきたくお願いいたします。

予約申し込み  投稿者:葵の家 投稿日: 11月 4日(火)00時15分20秒
管理人&人魚の嘆き様
『日本の肉筆絵入本・北園克衛を中心に』 を予約いたします。よろしくお願いします。
人魚の嘆き様
 わざわざお教えくださいましてありがとうございました。  申し込みさせていただきますのでよろしくお願いします。

神田古本まつりでダボりました  投稿者: 投稿日: 11月 4日(火)01時00分39秒
ご指名投稿の神田古本まつりの成果ですが、 『戦後十年名作選集2』光文社 昭和30年 『作文自在 全』博文館 明治29年 『非常時國民全集 生活篇』中央公論社 昭和9年 以下雑誌数冊でした。 発表するのが恥ずかしい成果ですが、皆それぞれに興味深い本です。
人魚の嘆き様
原正治郎の件、ご確認頂き有難うございました。 わたしも少し調べてみましたが、松竹大船のデザイン担当の方なのですね。 しかも、例の東郷青児バリの「洋装の女性」の装丁と同一作者でした。 「和服の女性」の装丁も拝見したのですが、 全く違う作風をさすが映画畑の方、器用なものと感じました。 もしや同年6月に発行された、 谷崎の『青い花』新生社版の東郷青児装丁を参考になさったのではないかとも思ってます。

手製の「ある青春」とは  投稿者:シノラー 投稿日: 11月 4日(火)10時32分52秒
ベルベット様
福永さんとお会いになった、しかも手製の「ある青春」に署名まで。いやはや羨ましい限りです。直接ご本人と会うと、作品を読んでの作者の印象とは異なるのでしょうか。また、お話をお聞かせ願います。
管理人&人魚の嘆き様
『日本の肉筆絵入本・北園克衛を中心に』、私も予約させてください。

管理人様・風様・出雲人様へ  投稿者:夢の輪 投稿日: 11月 4日(火)10時55分37秒
管理人様
ここでは、「議論は禁止」との決まりがあるとのこと、知りませんでした。以後、注意します。 ただ、削除された投稿には、「風様」と「出雲人様」に対する(議論でない)返信を同時に書いたのですが、このままではお二人に失礼になってしまいますので、その文は、再投稿させていただきます。
風様
>このsalonで中村真一郎氏の話題がでるのは珍しく、嬉しいおもいがいたしました。
・風様の立原道造とその周辺に対する熱情、この掲示板上からだけでも強く伝わってきます。 若き日に立原に兄事した中村真一郎に関しても、風様はきっと深い興味と知識をお持ちのことと推察します。 『戯画と戯詩』、私も大切にしている本です。『古韻余響』や『樹上豚句抄』などと共に、晩年の中村の「文人」としての一面がよく表現された傑作だと思います。 これから時々、掲示板上で、対話させてください。 出雲人様
>20年もすれば今度は完本がなくなっていくのではと感じています。
・そうですね。今は「戦後の本」はそれほど貴重なものとは思われていませんが、時間を経れば貴重な本もでてくること、これは「戦前の本」と同様でしょうね。
>中村本でも「黒い終点」があります。たしかこれには帯が二つあるはずです。
・そうでしたか。それは、初版に二種類の帯がある、ということでしょうか。また、そうならば、どのような帯なのでしょうか、お教えください。
>夢の輪様に天命と思い、作成して欲しいと思います。
・天命ですか、それは少々重荷です。 ただ、できれば「自費出版」ではなく、商業出版社から出したいものです(笑)。

事実として  投稿者:夢の輪 投稿日: 11月 4日(火)11時00分23秒
ベルベット様
貴重な体験をご披露いただき、ありがとうございます。 ただ、私の友人(福永武彦研究会を一緒にやっていた者)は、生前福永に2度会っているのですが、彼は、やはり手製の『櫟の木に寄せて』を福永に見せたところ(ですから福永晩年ですが)、なんだか冷たい反応で、署名どころではなかった、ということでした。 以上、お伝えします。

いいですよね  投稿者:ヒップアップ 投稿日: 11月 4日(火)14時36分08秒
tg様
初カキコです。お買い求めの小沢愛子「女の下着心」にはA、Bもあります。 私もとても気に入っています。tg様はお持ちですか?

夢の輪様へ  投稿者:出雲人 投稿日: 11月 4日(火)18時04分03秒
「黒い終点」色ちがいだと思います。もしかしたら再販の帯かもしれません。 「深夜の散歩」が当初から帯があったのかもわかりませんが、その程度の記憶しかありません。 文生堂の目録では「黒い終点」白黒目録で一万以上の値がついていたことがあります。推理ものの専門店ですので、そちらでお尋ねになれば明確になると思いますが。 書誌として感銘したのは「川崎長太郎」です。たしか著者は銀行マンだったとか。 そういう意味で、私は切望していますとかいたのです。 中村氏が大切にしていた書簡が無くなったと何かで読んだ記憶があります。どこかの目録で福永からのハガキがでていました。たぶんそれもその一つと思ったいました。

高田保  投稿者:書物迷宮 投稿日: 11月 4日(火)18時12分20秒
夏の焼いも様
私も高田保の本を愛読しております。 私の架蔵本は『ブラリひょうたん』1〜3、『人情馬鹿』『河童ひょうろん』『青春虚実』です。 あと近代文学大辞典には 戯曲集『人魂黄表紙』(昭2.12原始社)、戯曲集『宣伝』(昭5.5塩川書房)、随筆集『舗道雑記長』(昭8.7時潮社)、『いろは歌留多』『高田保著作集』全五巻(創元社)が載っております。

中村本  投稿者:夢の輪 投稿日: 11月 4日(火)19時53分07秒
出雲人様
ご教示ありがとうございます。『黒い終点』私も調査してみます。 ただ、元版もですが、その新書版にカヴァや帯違いの本がわりとありますね。 『夜半楽』(1956年 河出新書)にしても『熱愛者』(1961年 講談社ロマンブックス)にしても、カヴァが違うものがあります。 もっとも、昭和30年代の河出新書は、中村に限らず福永(『夜の時間』)にしろ梅崎春生(『紫陽花』『南風』)にしろ、カヴァの装丁が違う本がありますから、それこそ「新書全てにカヴァ違いがある」(?)のかもしれませんが。
>書誌として感銘したのは「川崎長太郎」です。たしか著者は銀行マンだったとか。
・サラリーマンが作成した書誌はわりとあるのかもしれませんが、例えば私の知人の中野朗氏は、激務の傍ら、『変奇館の主人―山口瞳評伝・書誌』という熱のこもった、実に詳細を極めた書誌を刊行されています。 私も、大学等で教える専門の研究者ではなく、別に職を持っている者ですのでなかなか進みませんが、しかし必ずや(ほぼ完璧に近い)「福永武彦書誌」・「中村真一郎書誌」を完成しようと目論んでいます。
>中村氏が大切にしていた書簡が無くなったと何かで読んだ記憶があります。
・そうです。雑誌「週刊新潮」の97年(の何月号か今忘れました)の「掲示板」という欄に、中村氏は、立原道造・堀辰雄・川端康成・三島由紀夫等、先輩・友人たちからの書簡が入ったダンボールが一函紛失してしまって困っていることを書かれて、「知っている人は連絡ください」と呼びかけています。 しかし、残念ながら今までのところ、それらの書簡は戻っていない様子です。
>どこかの目録で福永からのハガキがでていました。
・私も見たのですが、どこの目録だったか今出てきません。 ただ、その葉書を見た私は、早速中村氏本人に連絡し(私は、晩年の中村氏のお宅――夏は熱海・軽井沢、冬は熱海・赤坂――にしばしばお邪魔し、仕事もいくらかお手伝いしていましたので)、弁護士を立ててその古書店に交渉するかどうか相談したのですが、「他にも出てくるかもしれないから、もう少しほって置こう」ということになり、結局中村氏がお亡くなりになってしまい、それきりです。

神田古本まつりでダボりました?  投稿者:恩地喜多八 投稿日: 11月 4日(火)21時08分26秒
私としては、「ダボ」ったという意識はありませんが、以下の本を買ったので、御報告します。
まず、洋書。
・マルセル・ヴェルテス銅版画集「立ち入り禁止」(p.マッコルラン序)  私家版局紙刷エッチング20枚入り、限定250部、2万円。 洋書は上の一冊のみで、次は翻訳書。
・「ファウスト」(森林太郎訳)冨山房・大正2年、第1部・2部揃い、函付き、1500円
次は、近代文学関係。
・「鈴木泉三郎戯曲集」、初函、1800円
・泣菫「大地讃頌」、初函、2000円
・幹彦「娘たちの理想」、初、300円
・幹彦「神風連」(日本小説文庫)300円
・勇「夜の心」、初、函、700円
・雪岱「日本橋桧物町」、3版、1000円
・よぼ六「女罵倒録」、再、函、400円
次に、随筆・書誌関係資料。
・森繁夫「人物百談」、初、500円
・森銑三「星取棹」、初、800円
・同「典籍叢話」、初、函、1000円
・石川巌編「書祭」(書物展望百号記念)、天地人3冊揃、2500円
・外骨雑誌集成「頓知協会雑誌」、上下揃、函、4000円
・「近世文学未刊本叢書・狂詩狂文篇」、カバー、600円
・香川悦次「小絃集」、初、500円
・斎田作楽「鴨東四時雑詞注解」特装100部、付録付、函、8000円
・「三村竹清著作集」、2・6・7・9巻、初、函、4冊で6000円 最後に、和本。
・勾田台嶺「嚢中錦心」、文化11年、上下揃、800円
・「石湖詩抄」、文化元年、3冊揃、4000円
・「宋三大家絶句箋解」、下のみ、文化9年、1000円
・「情史抄」、3冊揃、3800円
まだ、買ったと思うのですが、ちょっともう分からなくなってしまいました。
エピソードを幾つか。  まず、洋書のヴェルテス銅版画集ですが、この画集、古書店の説明書に「フォトグラビュール 20枚」とありました。しかしこれは間違いで、明らかにエッチング。印刷と間違えてこの値段に なったのかもしれませんが、ヴェルテスのオリジナル銅版画が一枚当たり千円とは!
 次に、今回買った物の中で最高の珍本は、「よぼ六」なる人の書いた「女罵倒録」です。内容は 明治末から大正当時の実在の女性達をネタにひたすら罵倒しているといったキワモノで、荷風の 女だった八重次など、その故郷元での男関係まで暴露されいるスッパ抜き本です。さすがに本名 では書けなかったとみえ、奥付の著者名も「よぼ六」。どなたか、この「よぼ六」の正体をご存 じの方がいたら、教えて下さい。(私は浪六あたりではないかとも思っているのですが・・・)
 最後に和本の「宋三大家・・・」。この本、一年以上前に、古書展の雑本の山の中から上巻だけ 拾っていました。今回、会場で下巻だけの端本を見つけ、「やったぁ、これで揃った!」と内心 喜びました。二冊ともすごく状態の良い本です。で、見比べていると、二冊に同じ蔵書印が・・・。 もともと一人の蔵書家の元にあったものが、いつしかバラバラになり、それがまた今回、私の元で 出会った訳です。何やら嬉しくなりました。蔵印を手がかりに、旧蔵者を調べてみるつもりです。 以上、長くなり、失礼しました。

(無題)  投稿者:人魚の嘆き 投稿日:11月 4日(火)21時51分27秒
「神田古本まつりでダボりました」全員投稿ありがとうございました。また来年も永町様のためによろしくお願いいたします。 
ベルベット様
お返事が遅くなりました。福永武彦旧蔵の『定本青猫』室生犀星宛献呈本には、福永旧蔵を示すものは何もありません。ただ「古書漫筆」の中に、自分が中村書店で手に入れた最も貴重な本として紹介されています。本冊の背文字の「青猫」という字が犀星自筆であることも言及されています。それと、この本には伊藤信吉の長い文章が紙片として挟み込まれ、そこに昭和38年夏、福永の代理で中村書店でこの本を受け取り、追分滞在の福永に渡したところ感激したとの記載があります。
ところで、貴兄が『ある青春』を自ら作成し福永に署名してもらったという話は、初めてうかがいました。私が知っているのは知人の体験で、彼は福永のアンソロジーを勝手に編んで本人に見せ、白紙の表紙に『福永武彦傑作集』と書いてもらっているのです。私はその現物を見た時、「福永という人は随分と寛大なんだな」と感じました。普通ならば、了解もなしにこんなものを作られたら嫌な顔の一つもすると思ったからです。粗末な出来でしたし。夢の輪様の手製の『櫟の木に寄せて』の話と好対照で面白いですね。
夢の輪様
> 三島以外を蒐集しない理由は、「文学の内容」と「本自体の魅力」と無理に分けた場合、主にどちらにあるのでしょうか。
私は初版で持ちたい(読みたい)と思う本を集めてきました。だから三島以外の戦後作家の昭和30年代以降の本には、そういうものはなかったということですね。ではどうしてなかったか、と問われれば、それだけ思い入れる作品も作家も私には見つからなかったということだと思います。これはどちらかと言えば、「文学の内容」に属する話でしょうか。言うまでもなく、それは一般の文学史的評価とは全く別の次元の、単なる私の好みの問題です。私にとっては大江健三郎の小説よりも徳田秋声のそれの方が遥かに好きで、初版本を手に入れたかったということです。
「本自体の魅力」については、初版本を集め始めた昭和50年代初めは限定本ブームの最中で、商業主義に乗った豪華な限定本(と私は感じました)への嫌悪が、元々関心の深かった明治大正の本に一層目を向かせた一因ではあったと思います。しかし、「主にどちらにあるの」かというご質問には、やはり「文学の内容」のカテゴリーに類することが、初版本を集めたいという気持ちを起こさせなかったという方が主でしょうね。
くだん様
開封されて届きました(笑)。ありがとうございました。
貢様
私の書斎で孔雀がもう一冊羽ばたいているんだけれど、要りますか?tg様の償いを代わりにしようかと・・・

夢の輪様へ  投稿者:青垣山 投稿日: 11月 4日(火)22時11分56秒
・・・晩年の中村氏のお宅にしばしばお邪魔し、仕事もいくらかお手伝いしていましたので・・・
1.再読日本近代文学 索引 作成 2.くこのみ書店−三島の中村氏への献呈署名本 以上の諸点からなにか気が付くことがありましたらお教え下さい。 宜しくお願い致します。

(無題)  投稿者:くだん 投稿日: 11月 4日(火)22時18分25秒
人魚の嘆き様
封筒の糊付けが甘かったようで失礼致しました。 中身が空っぽでなくて良かったです。

また来年?  投稿者:永町 投稿日:11月 4日(火)23時11分57秒
管理人様、人魚の嘆き様へ
新企画、「神田古本まつり」存分に楽しませていただき誠にありがとうございます。 これでまた日々ダボ釣りに励むことができそうです。 いえ、本当に皆様の精力的な本の買い方には脱帽であります。 「明日のメシより今日の本」という方々が集われているこのサロンは天下無敵ですね。 また好企画お願いいたします。 と、いうより来年は報告する側にいたいものですね。 ところで、恩地様のよぼ六「女罵倒録」、再、函、400円って興味ありますね。 (人はこれをダボ、という・・・・自戒自戒)

参考まで  投稿者:萬嘯廬 投稿日:11月 4日(火)23時31分30秒
恩地喜多八 様
自身、未読の中途半端な情報でお恥ずかしいのですが、 「紙魚から見た人々 四十人の群像」  濱本高明著 平成十四年 演劇出版社 という新刊の中に「浪六の『馬鹿野郎』とよぼ六の『女罵倒録』」 なる一文が出て来ます。 もしかしたら手がかりとなるやに存じます。

高田保・補足  投稿者:管理人 投稿日:11月 5日(水)00時29分42秒
夏の焼いも様 書物迷宮様
杜撰な「日本近代文学大辞典」に漏れている高田保の本に 『自動車の一生』イリヤ・エレンブルグ著、高田保訳(昭5.12内外社、国際最鋭文学叢書・1) があります。

いただきます!  投稿者: 投稿日:11月 5日(水)01時05分50秒
人魚の嘆き様
大変嬉しいご配慮を有難うございます。 「洋装の令夫人」は逃がしましたが、 「和装の令夫人」が我が鳥籠へ… 書斎の孔雀、謹んで頂戴致します。 有難うございました。
tg様
人魚の嘆き様の有難いご配慮で、 私のもとへ素敵な孔雀が舞い降りてきます。 念の為、ご報告申し上げます。

謝意  投稿者:夏の焼いも 投稿日:11月 5日(水)01時18分29秒
書物迷宮様 管理人様
高田保著書が随分とあることが解り楽しみが拡がりました。 ご丁寧な回答に感謝いたします。

予約申し込み  投稿者:散水弁 投稿日:11月 5日(水)01時51分59秒
管理人様&人魚の嘆き様
『日本の肉筆絵入本・北園克衛を中心に』、遅くなりましたが予約よろしくお願いします。

『恋と刃』再版  投稿者:耽美妖太郎 投稿日:11月 5日(水)09時50分34秒
人魚の嘆き様
お久しぶりです。 このbbsにも永井荷風や谷崎潤一郎の愛読者が多くいらして嬉しく拝見しています。さ て、今日お聞きしたいのは荷風の『恋と刃』のことです。同じ新声社から出た『女優 ナナ』には再版がありますが、『恋と刃』にも再版はあるのでしょうか。もしある場 合に、カバーは初版と同じパラフィンで、『女優ナナ』同様に再版の表記がカバーそ のものにありますか。 ご教示願います。

「指名投稿依頼」第10弾  投稿者:管理人 投稿日:11月 5日(水)11時26分55秒
「私の好きなミステリー作家とその著書」と題して、以下の方々に投稿をご依頼申し上げます。
ヌル様、木村様、たくりん様、sakamoto様、貢様、くだん様、探偵ブラク様、香水夫人様
よろしく。

『再読日本近代文学』他  投稿者:夢の輪 投稿日:11月 5日(水)11時42分14秒
青垣山様
はじめまして。
>以上の諸点からなにか気が付くことがありましたらお教え下さい。 1.再読日本近代文学 索引 作成
中村氏の『再読日本近代文学』(95年 集英社)の巻末にある「人名」索引は、私が作成しました。 もう少し正確に言えば、この著書の「本文校正」と「人名索引(生没年含)」は、私が作成しました。  そして、人名に続く「書名」索引は、編集部の作成です。文末に「作成」として私の名+編集部となっているのは、その意味です。 ただ、その「書名」索引については、例えば宇野浩二の著書が高見順の項に入ってしまっていたり、間違いがあります。 私のところにも全体のゲラが廻ってきた記憶がありますので、「編集部が作成した」のだからと、そのミスを発見できなかった責任を回避するつもりはないのですが、極めて限られた時間の中(ゲラは一日しか余裕がありませんでした)で作成しましたので、ミスが発生したと思います。 ドナルド=キーン氏が中村氏宛ての葉書で、この「人名・書名索引」を付けたことを、意義のあることと賞賛してくださったことに、励まされました。 もし、再版が出る機会があれば、訂正したいと考えています。 この著書の意義に関しては、「議論」になってしまいそうなので、遠慮させてください。
>2.くこのみ書店−三島の中村氏への献呈署名本
私は、中村氏に依頼されて、かなりの量の古書を古書店に売却しました。 ただ、ここらへんのこと、中村氏既に亡き今、奥様の了解なしにどこまでここで書き記していいのか判断に迷いますので、もし、三島からの献呈本に関して興味がおありでしたら、私宛にメールをください。知っている範囲でお答えします。

特別講義のお願い  投稿者:ガンジー 投稿日:11月 5日(水)12時17分01秒
人魚の嘆き様
価格暴落の憂き目にあった「戦後初版本」「戦後限定本」「肉筆物」が価格面で復活する日は来るのでしょうか?特別講義をお願い申し上げます。

(無題)  投稿者:出雲人 投稿日:11月 5日(水)12時45分13秒
落穂舎から目録が届きました。 そこには小沼丹「黒いハンカチ」帯切れで38000円とあります。この帯はなかなかないものでしょうか。きれいな帯ならまだ高いはずです。 もう一つ小山清「日々の麺麹」帯つきで38000円です。私はてっきりこの本には帯がない本と思い、以前、田村の奥の棚にあったのをかったのです。 この二冊について、この相場が相応のものなのか、ご教示くださいませ。

「太田可夫詩集」  投稿者:大輔 投稿日:11月 5日(水)13時05分01秒
cogito 様
昨日お電話した本の内容でございます。  「太田可夫詩集」  昭和42年11月2日 印刷発行 編集者石川善次郎 印刷所 錦光社印刷会社  明治37年生まれ 昭和42年7月死去  経歴を見ると東京商科大学(現一橋大学)の講師、教授を勤められた方らしく、「力についてー ジョン・ロックの人間悟性論第二巻・第21章の一つの研究」等の著書はあるみたいです。  石川氏の「跋」によりますと。 「先生はご生前、この詩集の件を、私に何度も頼まれた。時には奥様の前で、時には二人だけの時に。」  とありますので詩集はこの一冊だけと思われます。戦前、戦後の詩が収められています。  それにしても一橋大学教授というところに私は妙な因縁を禁じ得ませんでしたが(笑) いずれにせよ、進呈させていただきます。
  ymnk様
 貴兄には本の神様が宿っている様に思えてなりません。素晴しい本を素晴しい価格で購入されている・・・・。羨ましい限りでございます。   管理人様 「人魚の紅葉狩り」参加の皆様  管理人様、皆様、写真が出来ました。現在焼き増し中です。カメラ破損が気になるところでしたが中身には問題ございませんでした。楽しい思い出がプレイバックする事でしょう。郵送で出来る方には送りますし、神保町、人魚でお会いできる方には手渡しでと考えております。宜しくお願いいたします。

鮪でいいのですか?  投稿者:過去ログ探索隊々長 投稿日:11月 5日(水)14時26分00秒
管理人様のお名前で検索していたら、何と人魚の嘆き様とお揃いで登場されているではありませんか! しかも田村書店様もご一緒に。 こういうのは教えていただかないと。 いかにもお二人らしい文章にパソコンの前でニタニタしてしまいました。 http://www.fpy.co.jp/13yoshinohiiki.htm

『人魚通信』創刊号先行予約  投稿者:管理人&人魚の嘆き 投稿日:11月 5日(水)15時06分04秒
『人魚の贈り物』登録者各位
待望の『人魚通信』創刊号がようやく今月中旬刊行の運びとなりました。「salon de 書痴」でお馴染みのメンバーを中心とした書き下ろしの古書雑誌です。つきましては、『人魚の贈り物』に登録されている皆様からの先行予約を受け付けます。ご希望の方は、11月7日(金)必着で管理人宛に予約申込のメールを送ってください。希望者が多いことが予想されますので(登録者だけで現在169人)、ここへの書き込みはご遠慮願います。なお、執筆者・編集スタッフには贈呈しますのでメールは不要です。
『人魚通信』創刊号
人魚書房刊、限定200部、a5版、68ページ、定価500円(送料込)

お願い  投稿者:旧三島党 投稿日:11月 5日(水)17時53分13秒
管理人様人魚の嘆き様
『人魚通信』の発刊心よりお祝い申し上げます。貴hpの登場以来、比較的早くから参加させていただいた小生としては、まさかここまでの繁栄は想像も付かず、既に古書業界で押しも押されもせぬ地位を築かれたことに敬意を表します。ところで、小生は『人魚の贈り物』に登録をしておりません。従って先行予約の権利は当然持たないわけです。 しかしながら、貴hpの愛好者の末席に連なる者として、何とか『人魚通信』を1部割愛願えませんでしょうか。限定200部は『人魚の贈り物』の登録者の皆様で大方埋まってしまうとは存じますが、小生を含め非登録者にもチャンスをお与え願えれば幸甚です。ご考慮ください。
人魚の嘆き様
戦後、昭和40年、50年代位までを中心に活躍していた作家の本は本当に読まれなくなりました。小生のゼミでも、この時代の作家を卒論で取り上げる学生は皆無の状態です。各出版社の文庫本からも、第三の新人あたりの作品はどんどん姿を消していると聞きます。そうなると、むしろ元版でなければ読めなくなってきて、初版本の人気は復活していく可能性が残されているのかどうか。小生は三島以外も戦後初版本を現在の数倍の金額で購入した者の一人ですら、損得は度外視しても興味はあります。講義を楽しみにお待ちしております。

遅ればせながら  投稿者:雀の卵 投稿日:11月 5日(水)18時22分09秒
人魚の嘆き様
先日は楽しいひと時をありがとうございました。急な参加にもかかわらず、温かく迎えてくださって本当に感謝致しております。しかも、本まで頂いてしまって!大切に読ませていただきます。 そして、人魚のクリスマスで詩王の本が!!! 楽しみにしないわけがございません。クリスマスを待ち望む子供のような心境です。 どうか私にサンタさまが微笑んでくれますように。

予約申し込み  投稿者:peter-rabbit 投稿日:11月 5日(水)19時29分54秒
管理人様&人魚の嘆き様
本日締め切りとのこと。 私も『日本の肉筆絵入り本・北園克衛を中心に』予約申し込み させて戴きます。

『人魚通信』熱望  投稿者:三代目 投稿日:11月 5日(水)19時38分00秒
管理人様&人魚の嘆き様
古本屋の三代目です。私も旧三島党様と同じく『人魚の贈り物』に登録していない、というか古本屋なので資格がありません。しかし『人魚通信』はゼヒ手にしたいです。伏してお願いします。

「私の好きなミステリー作家とその著書」  投稿者:探偵ブラク 投稿日:11月 5日(水)20時34分39秒
管理人様直々のご指名に少し緊張しています。私の好きなミステリー作家は、たくさんいますが、ここでは海野十三を挙げたいと思います。というのも、私はとりわけ「科学冒険小説」や「冒険探偵小説」を好んでいるからです。学生時代に「地球盗難」を読んでから、海野の世界に引かれ、やがてポツポツとオ リジナルを集めて現在に至る。といった所です。しかし、乱歩や夢野に劣らず、海野の戦前の代表作は高くて手が出ません。「地球盗難」「海底大陸」「軍用鼠」・・・どれもこれも数十万・・・一冊だけ「俘囚」の初版函なしを持っていて、数年前に5万円で買いました。安くはなかったのかもしれないけれど、函付は一生手に入らないかなと思いまして。いつだかsalonで、人魚 の嘆き様が「俘囚」の帯のことを書かれていたのには仰け反りました。帯付、見てみたいですね。まとまりがない文章で失礼しました。恥を書くなら先頭にと思ったわけでして、どうぞお許しをば。また『人魚の贈り物』に探偵小説、楽しみにしています。

元版の力  投稿者:夢の輪 投稿日:11月 5日(水)21時17分03秒
人魚の嘆き様
今回も丁寧にご返答いただき、ありがとうございます。
>私は初版で持ちたい(読みたい)と思う本を集めてきました。
・同感です。私は自称「元版主義者」と名のっているのですが(笑。もちろん、微々たる蔵書です)文学作品を、文庫や全集で読んだだけでは、著者の意を捉え損ないかねません。 福永は鴎外や鏡花、特に百閧フ著作を蒐集していたらしいのですが、それらの作家に関する評論やエッセイを読むと、単なる客観的記述以上のある熱意が伝わってきます。 「元版」には、それだけの力があるのでしょう。 ただ、数年前より「edi叢書」として、例えば加能作次郎や中山省三郎の作品の幾つかが、手軽に読めるようになってきていることは、また別の意義のあることだとは思います。
>それだけ思い入れる作品も作家も私には見つからなかったということだと思います。
・人魚の嘆き様だけでなく、一般に思い入れる作品がなくなったとすれば、それは戦後になって文学が市民権を得たことと、何らかの関連があるのかもしれませんが、私自身は、福永・中村の他に、梅崎春生がお気に入りです。
>私にとっては大江健三郎の小説よりも徳田秋声のそれの方が遥かに好きで、初版本を手に入れたかったということです。
・これは、よくわかります。 中村真一郎氏は、大江の小説より、秋声や里見ク、室生犀星や佐藤春夫を重視するだけでなく(これらのbig nameなら、当然でもありますが)、さらには十一谷義三郎や前田河広一郎のほうに、日本文学のかつて知らない可能性を見ていました。 私は、日本文学史を考える際、この中村氏の視点に、眼を開かれました。
>商業主義に乗った豪華な限定本(と私は感じました)への嫌悪が、元々関心の深かった明治大正の本に一層目を向かせた一因ではあったと思います。
・確かに、それらのスカスカした感じの限定本は、私も嫌いです。 福永で言えば、『夜の三部作』(500部)や『死の島』(350部)の限定本などは、そんな感じです。 ただ、『ある青春』はもちろんですが、昭和30年代の『夜の時間』(50部)や『愛の試み 愛の終り』(30部)あたりはいいですね。

夢の輪様へ  投稿者:青垣山 投稿日:11月 5日(水)22時00分10秒
ご返答ありがとうございます。 感謝申し上げます。 後日メール等差し上げます。 その節は宜しくお願い致します。

人魚通信を希望  投稿者:福永ファン 投稿日:11月 5日(水)23時01分57秒
1年ほど前より楽しんで見ており最近の夢の輪さまの福永武彦及び中村真一郎さんの書き込みについてファンとして参考にしております。今回、人魚の贈り物に登録すれば「人魚通信」参加できるようですので「贈り物」に登録と「通信」を希望します。楽しんで見ておりますが贈り物にかんしては素晴らしい贈り物だと考えますが遠慮したいと思っております。

「私の好きなミステリー作家とその著書」  投稿者:香水夫人 投稿日:11月 5日(水)23時32分09秒
私は、怪奇・幻想より理智・論理を重んじた作品に惹かれます。 戦前では、大阪圭吉。「とむらい機関車」を中学生のときに読んで感動を味わい、当時読める範囲の短編を次々に読んでいったのを覚えています。後期に入ると戦争の影響もあり、スパイ物へと転向していきますが、その中でも本格魂の感じられる作品もあり、やはり本格に限っては戦前最高の作家と思います。 戦後では、何といっても、鮎川哲也。クイーンにクロフツを加えた味わいの「本格ひと筋」の作家です。 この二作家の本は完蒐を目指しておりますが、鮎川の方はともかく、大阪は道半ばといったところでしょうか?(「香水夫人」「死人蝋燭」「ここに家郷あり」「仮面の親日」などが未入手) 管理人さま・人魚の嘆きさま 今後ともよろしくご指導賜れば幸甚でございます。

「黒いハンカチ」の帯?  投稿者:くだん 投稿日:11月 6日(木)00時49分46秒
出雲人様 管理人様
私の家にある「黒いハンカチ」は帯がありませんでした。そもそも帯が存在しているのかどうか自信がなくなりました。38000円はずいぶん高い様に思われます。

「日々の麺麹」の帯  投稿者:匿名 投稿日: 11月 6日(木)02時36分24秒
出雲人様
「日々の麺麹」帯つきは、極めて珍しく今まで現物を一度も目にしたことが有りません。 帯無しでしたら、2000円〜せいぜい8000円ですが、「帯付き」となると格段に高価になるのもやむを得ないのではないでしょうか? 因みにこの本が入手出来ると、小生の小山の本は全て(単行本で)揃います。

(無題)  投稿者:出雲人 投稿日: 11月 6日(木)07時53分24秒
匿名様
 やはりそうですね。この本だけが帯のない本を求めましたのでもしやと思っていたのです。  東京なら本の状態を見るためにすぐいくのですが。私は目録で買うのにいま一つ不信感があるのです。何度か返本している身として。貴重なご意見ありがとうございました。 くだん様  白黒写真ででています。私も高いとは思います。ただ帯きれなので、二度でまになるので、パスするつもりです。帯の存在は15年以上前神田にあった龍正書林の目録にも帯の記載をみつけました。「村のエトランジョ」の方は帯つき署名はよくでますが。

『人魚通信』創刊号  投稿者:管理人 投稿日:11月 6日(木)10時52分45秒
『人魚の贈り物』登録者以外の皆様
『人魚通信』創刊号の先行予約は、告知の通り「『人魚の贈り物』の登録者のみ」が対象です。登録者以外の方からも申し込みのメールを数件いただきましたが、予約は受けられませんのでご了承願います。 ただし、旧三島党様と三代目様からもご要望がありましたので、先行予約終了後『人魚の贈り物』登録者以外の皆様を対象に、改めて余部の中の何冊かを「salon de 書痴」で先着順にて予約受け付けます。その機会をお見逃しなく。
福永ファン様
『人魚の贈り物』は登録募集期間以外には登録できません。次回登録募集までお待ち願います。ついては、『人魚通信』創刊号は上記の予約受付で申し込んで下さい。
ymnk様 tg様
『人魚通信』が完成したら、印刷会社から200部全て(寄贈用も含む)私の自宅に郵送させて下さい。「見本」が配布前に出回らないようにくれぐれもご注意を。

(無題)  投稿者:T G 投稿日:11月 6日(木)15時13分19秒
ヒップアップ様>
先日の古書展で購入した写真集で小沢さんを知ったのですが 2、3と続いていたのですね。 早速、グーグルで検索して確認しました^^ ヌード写真集は男女問わず気に入った写真が何個かあれば 購入するようにしています。 何かお薦めの写真集がありましたら、ぜひ教えてください^^
管理人様>
『人魚通信』の件、了解しました。 人魚の嘆き様にも連絡済みです。
貢様>
安心しましたε=(~o~) 本当に安心しましたεεε=(~o~)
人魚の嘆き様>
ありがとうございますm(._.)m

「近代肉筆物」の復活はあるか  投稿者:人魚の嘆き 投稿日: 11月 6日(木)20時43分15秒
ガンジー様
> 価格暴落の憂き目にあった「戦後初版本」「戦後限定本」「肉筆物」が価格面で復活する日は来るのでしょうか?
それぞれ事情が異なりますから、今日は「近代肉筆物」について私見を述べます。この価格が急騰したのは、いわゆるバブル経済で日本中が踊った時期です。主な買い手は図書館、文学館、記念館、そして少数の個人客でした。現状はどうでしょうか。まず多くの図書館、文学館、記念館が予算の削減により大幅に購買力を落としました。新規購入予算ゼロという所も珍しくありません。肉筆物を扱う古本屋が今、異口同音に嘆くのが「おおやけが弱くて」ということです。次に個人でこの時期高額品を買っていた人たちの多くが売る側に回りました。私の知る限り、ほとんどの方が景気に影響される仕事をしていましたから、バブル崩壊で書画、骨董の世界と同じ現象が「近代肉筆物」の世界でも起こったわけです。
ということは、過去に出たことのあるウブくない商品が大量に古書市場に還流し、しかも買い手の層が極端に細ってしまったのだから、価格の下落は避けられません。わずか十年くらい前に信じられないような高額で落札された品物が、半値になればよい方で、購入時の三分の一以下の落札価格ということが今、日常的に古書市場では起こっています。さらに、お金に困っていない限り、こういう時期に昔から所有する逸品をわざわざ売却する人は少ないから、ウブい品物は益々出にくくなっている。まさに悪循環です。現在の価格も、肉筆物を商品とする古本屋数店の「キャッチボール」で買い支えている相場であり、「客に売れる」という意味での実勢価格は確実にもっと安いでしょう。
それでは「近代肉筆物」が価格面で復活する日は来るのか。これは日本の景気動向に依存する面が大きいと思います。肉筆物は1点あたりの平均単価が高いし、投機目的で買う人もいるので、本よりも景気に左右されるからです。その意味では、日本の景気もまあ上向きになりつつあるし、個人客の購買力、購買意欲が今よりも高まってきて、価格も上昇する可能性はあるでしょう。しかし、図書館、文学館、記念館がバブル時のような潤沢な予算を使える日が来るとは常識的には考えにくいから、人気のある作家のウブい肉筆、というような限定された範囲の復活になりそうです。しかも、バブル期の価格レベルになることは絶対にないと思います。あれはある種狂気の沙汰の価格でしたから。 以上ご参考になれば幸いです。

「私の好きなミステリー作家とその著書」  投稿者:木村 投稿日:11月 6日(木)22時19分31秒
ご指名に大変緊張しています。 私の好きなミステリー作家はズバリ小栗虫太郎です。 大学受験勉強の息抜きにと読んだ『黒死館殺人事件』との出会いが私を浪人生活に誘い、滑り止めのみ合格という結末をもたらしました。 けれども後悔はしていません。 「元版」で集め始めたのは数年前からで、最近は酒、タバコも絶って資金を増やす努力までしています。 一番欲しいのは、やっぱり『黒死館殺人事件』の初版本、願わくば美本です。 次が『魔童子』でしょうか。 でも身の程をわきまえて、戦後の本から地道にやっていこうと考えています。 管理人様、人魚の嘆き様、そして皆様、よろしくご指導お願いします。

肉筆物  投稿者:peter-rabbit 投稿日: 11月 6日(木)22時55分06秒
私は芥川の肉筆を集めてますが、おかげでバブル期には考えられなかった価格で入手させて戴いてます。
中相作様
ヨコハマ古書まつりで聖智書房さんが「乱歩文献データブック」を出品されてましたので抽選申し込んでたんですが、見事はずれでした。 これまでに古書会館の古書展で3回同書が出てますが、はずれ続きです。 お手許に残部がありましたらお頒け戴けませんでしょうか。 勝手なお願いで申し訳ありません。 こういうお願いはここではご法度ですか? もしそうでしたらごめんなさい。

「私の好きなミステリー作家とその著書」  投稿者:sakamoto 投稿日:11月 7日(金)00時17分17秒
わたしは久生十蘭が好きで関係するものを集めておりますが、戦後のものはまだしも戦前のものになりますと、salon de 書痴でも話題にのぼった満州ものなど難しいものが多いようでほとんどあきらめております。
今回は、前の投稿で少し十蘭についてふれたので、他のものをあげます。いちばん思い入れのあるのは「虚無への供物」です。もともと中井英夫がすきでその影響で十蘭に興味を持ちはじめたのですが、「虚無」は中井のなかでもとくに好きな作品で、トリック云々はもとより犯行動機がかっこよくて興奮していたのを覚えています。最近やっと帯なしですが初版本を手に入れる事ができたので、近いうちに初版本で読み直そうかと思っているところです。そしていつかは塔昌夫の署名入りの本を手にしたいと思っております。

感謝感激感服  投稿者:ガンジー 投稿日:11月 7日(金)08時21分37秒
人魚の嘆き様
私のようなものの面倒な質問にていねいにお答えくださり、ただただ感激の極みです。いつもながらの経験に裏打ちされた実証的かつ論旨明快な説明に感服しております。残り2つの講義を心待ちにしております。

『人魚通信』創刊号、追加予約  投稿者:管理人&人魚の嘆き 投稿日:11月 7日(金)10時34分17秒
『人魚通信』創刊号の追加予約を以下の要領で受け付けます。奮ってお申込ください。
1.申込資格 『人魚の贈り物』の登録者以外の方(古本屋、ロム専の方も歓迎)
2.受付開始 11月9日(日)0時(土曜日の深夜)より
3.頒布部数 15部(先着順・一人1部)
4.配本予定 11月中旬以降
5.申込方法 この掲示板に書き込み、管理人宛に氏名・住所・電話番号・メールアドレスをメールでお知らせください。
6.その他  先着順なので、15人の方から申込があった段階で締切です。16番目以降の申込は無効となりますのでご注意願います。
★『人魚通信』について
『人魚通信』は、「salon de 書痴」に集う人々が執筆・編集・装丁など全てを分担して造られた、ささやかな古書関連雑誌です。フレッシュな(年齢ではなく古書の世界において)メンバーによるものですから、管理人と人魚の嘆きは意図的に関知せず、中の文章も一切読んでいません。しかし目次を見た限りでは、何かと不慣れな創刊号にしては相当充実した内容ではないかと期待しています。今後とも皆様のご愛顧をお願いする次第です。

ご配慮感謝  投稿者:旧三島党 投稿日:11月 7日(金)12時47分59秒
管理人様人魚の嘆き様
『人魚通信』創刊号の件、ご配慮に心より御礼申し上げます。かくなる仕儀となった 上は、土曜の夜は珍しくも夜更かしなどをし、必ずや15番に入る所存です。

指名投稿  投稿者:金ちゃん 投稿日:11月 7日(金)13時29分03秒
香水夫人様
私は大阪圭吉は詳しくないのですが、「誓ひの魚雷」という本をご存知でしょうか。 昭和18年に出たらしいのですが、相当の珍本のようです。
sakamoto様
「虚無への供物」、先日某目録に帯付汚れで2万5千円でした。 手ごろな値段だったのでしょうか。

「人魚通信」の件  投稿者:ぐれむん 投稿日:11月 7日(金)15時01分17秒
噂には、お聞きしておりましたが、遂に「創刊号」が出るのですか。 登録者ではありませんが、一部おわけ願います。

(無題)  投稿者:cogito 投稿日:11月 7日(金)20時34分25秒
ぐれむん様、11月9日(日)0時(土曜日の深夜)よりなんですってよ。
――――――――――c     ( ̄∀ ̄) 「・・・・・・」 ――――c `<` _△_))))))))))イチチチチ!(スッキさんかな。)

そんな大声を出さなくても  投稿者:ぐれむん 投稿日:11月 7日(金)21時08分00秒
失礼しました。よく読まずに投稿してしまいました。 また、出直してきます。 cogitoさん、ありがとうございました。よく聞こえました。

大変遅くなりました  投稿者:貞之介 投稿日:11月 7日(金)21時16分13秒
>人魚の嘆き様
先日は「偲ぶ会」に突然の乱入にもかかわらず温かく迎えて下さり、アミダ抽選会にも参加させて頂きました事、本当に感謝致しております。 飲みが足らなかった‥とのこと(笑) 大人になったということです。 例の件、実に勿体無いお言葉を頂戴致し、恐縮、そのお気持ちが何より嬉しいです。 話は遡りますが、「人魚不在の紅葉狩り」でビンゴの時に手にしていたのはコップに入った水です。大人ですから。
>「偲ぶ会」参加の皆々様
突然の乱入を失礼致しました。 是非またゆっくりと古書のお話をうかがわせて下さい。素面で。
>cogito様
お譲りします。 端からそのつもりでお話したのですよ。 大分以前から何度か貴hpに書き込みをしようかと思ったのですが、なかなか踏ん切りがつかず御本人に先日お会いした時に意を決してお話したのです。 伝わってませんでしたか‥酔っ払いはダメですね。 貴兄が持つに相応しい書籍だと心得ております。 いつか端本で揃えてみたいと考えていたのですがその夢と共にお譲り致します。揃いを購入するほうが早いかとは思いますが。
長々と失礼致しました。

今週はすごい週となりました。  投稿者:cogito@鼻水 投稿日:11月 7日(金)22時25分13秒
貞之介様・・・
  風邪で寝ようと思ったのですが、胸騒ぎがしてまたぞろ起きてパソコン開けてみたのです。  Å   鼻水が鼻血になりました。
(@ц@)
またも顔文字で失礼致しました。なんと御礼を申したらよいのかわからないのです。 代金はもとより、「転身の頌」以外で(笑)なにか詩集を御送りしたいのですが守備範囲はどちらですか?もしモダニズムでもよろしければ一冊、並本ですがすごいの用意できます。 (実は私もあれからずーっと思ってゐたのですが、  「お金で切り出すのは失礼かな?でも自分のこの漢詩集に対する思ひを秤にかけたら、どの本だったらトレードに値するだらう」  と、この本のことを考へてゐたのです。)
メールアドレスをなくしてしまったのでメールお待ちしてをります。 それとも間違ひが起きるといけませんから管理人様からでも連絡先をお聞きしたくお願ひ申し上げます。 おやすびなさい。
ぐれむん様、ごめんなさい。一回タグ使ってみたかったのです。丁度よいときに(笑)。

「ヒアシンスハウスをつくる会」  投稿者: 投稿日:11月 8日(土)02時14分09秒
皆さまへ
管理人さまのお許しを得て、この場をお借りいたしまして、ご案内を認めさせていただきます。 立原道造記念館が後援する「ヒアシンスハウスをつくる会」は、「詩人の夢の継承事業(さいたま市 政令市記念 市民事業)」の実現に向けて活動してまいりましたが、この度、さいたま市の協力により、 別所沼公園内に建設する運びとなりました。 つきましては、2004年春着工を目途に、募金活動によって建設資金を募ることとなりましたので、 下記urlで「募金趣意書」をご覧の上、お力添えとご協力をお願い申し上げます。 http://www.orchid.co.jp/~tatihara/info2-8.htm

「戦後限定本」の復活はあるか  投稿者:人魚の嘆き 投稿日:11月 8日(土)09時39分48秒
ガンジー様  
`>` 価格暴落の憂き目にあった「戦後初版本」「戦後限定本」「肉筆物」が価格面で復活する日は来るのでしょうか?
今日は「戦後限定本」についての私見です。 「限定本ブーム」が古書の世界でおこったのは、戦後初版本ブームの後、すなわち昭和40年代後半からでした。高度経済成長に成功し、金銭的な余裕ができた日本人が、物質的な豊かさを生活のあらゆる面で求めた時代です。古書の世界にもそれが波及しました。総革装・三方金・上質紙使用で、著者のサインが入ったいわゆる「豪華限定本」の類が、近代文学の古書市場を席巻しました。私が初版本を集めた始めたのはまさにこの限定本ブームの時代だから、ライブでその狂乱状態を見ることができました。この時代のことは以前にも書いたことがあります。
私が驚いたのは、年配の分別もありそうなコレクターが明治物の上質なコレクションを手放してでも、粗製濫造された限定本を買いあさったことです。しかも特製と並製があれば、特製からどんどん売れてすぐ完売になる。ともかく、厚化粧のような豪華本を造れば何でも売れるような時代でしたから、出版社は新作ばかりか数十年前に初版本が出たような旧作も限定本に仕立て上げました。
私は血眼になって限定本の新刊を買っている人達を「お気の毒に」と思っていました。もちろん、自分のお金でどんな本を買おうとその人の勝手です。だが近い将来、彼らはきっと後悔するに違いない、そう確信していたのです。例えば、これは『初版本講義』でも例に挙げましたが、草野心平の『第百階級』の特製本は、初版本よりも高額で、しかも売り切れました。しかし、あの詩を半世紀近く後の三方金のゴテゴテした本で味わうことができるのでしょうか。そんな本が長く愛蔵されるのかは自明の問題でした。
ブームが去り、一部の例外を除き、戦後限定本は惨めなほど暴落しました。それは今も全く変りません。今年の春、まとめて手放した方がいたのですが(予想通り後悔していました)、成瀬・湯川・吾八などの限定本は束で市に出しても札が一枚も入らないものが続出し、商いが成立したものも「タダのような」金額でした。価格がそこそこになったのは、挿入された版画が評価された本くらいです。
結論を急ぎましょう。大多数の「戦後限定本」は、その価格がブームの時代まで復活することは100%ないと断言できます。ほとんどの本は、定価にまで戻ることも極めて難しい現状です。日本の景気が回復してもこの状況は変らないと思います。その一番の理由は、戦後限定本にノスタルジーを感じる人は圧倒的に少なく、むしろ苦い過去を思い出す人が多数派だからです。金銭の余裕ができても、誰がそんなものを買うでしょうか。今はかなり安くなっている野田・江川の限定本の人気が復活することはあっても、戦後限定本一般についてはそれは絶望的です。従って、「近代肉筆物」よりも復活は遥かに困難だと確信します。もちろん、作家や挿絵の人気、作品の評価などで例外的に高値を呼ぶ限定本もわずかながらに存在します。しかし、大勢は決していると思います。
以上ご参考になれば幸いです。

(無題)  投稿者:人魚の嘆き 投稿日:11月 8日(土)09時53分13秒
貢様
それでは、いずれ古本酒場「人魚の嘆き」に持って行きましょう。
過去ログ探索隊々長様
初めて見ました。ご指摘の通り「鮪」ではなく「鮨」です。それと私の肩書もどなたが考えたのやら。初版本コレクターは結構ですが、文筆家ではありませんから。もっとも、田村書店主も「代表取締役社長」ではなかったような・・・
大輔様
メールをいただきありがとうございました。昨日は「いい人」に出会えてよかったね!
葵の家様
急がなくて結構ですよ。
耽美妖太郎様
『恋と刃』の再版は未見です。ご存知の通り、『女優ナ〃』は再版からパラフィンカバーで「再版」という文字が入ります。『恋と刃』は初版からですから、再版があればどうなっているのか。私も興味があるところです。

はじめまして  投稿者:男爵探偵 投稿日:11月 8日(土)09時54分34秒
よろしくおねがいします。   戦後の雑誌、とくにカストリ雑誌を中心に  収集しています。   深夜をめざして、書き込み練習。

虚無への供物  投稿者:sakamoto 投稿日:11月 8日(土)22時00分00秒
金ちゃん様
はじめまして!お返事遅れてすみません。 帯つき是非手に入れたいところですね。相場では目録の倍ぐらいするようです。 塔名義の署名が入るとその倍ぐらいするのでしょうか? 今後ともよろしくお願いします。

「私の好きなミステリー作家とその著書」  投稿者: 投稿日:11月 8日(土)22時06分21秒
投稿が遅くなりました。すみません。 他の皆様が各人各様、違った作家を選ばれているのが興味深いですね。 わたしも好きなミステリー作家は何人かおりますが、 プロットの巧さで読者を飽きさせず、 今読んでも古びていないという点で、横溝正史を選んでみました。
好きな著書というと選ぶのが甚だ難しいのでですが、 今回は映画化もされている、地方色豊な有名どころには遠慮願って、 都市を舞台にした傑作サスペンス物の、『迷路の花嫁』を推したいと思います。 横溝作品としては異色の部類に入りますが、読後の感動と爽やかさはピカイチです。 初刊は昭和30年の桃源社版(函)ですが、以下角川文庫まで絶版です。 少し前に新装版が出た春陽文庫が僅かに現役かと… 興味のおありになる方は一読をお薦めします。
人魚の嘆き様
楽しみにお待ちしております。 お手数をお掛け致しますが、宜しくお願い致します。

「私の好きなミステリー作家とその著書」  投稿者:くだん 投稿日:11月 8日(土)22時30分43秒
私はミステリーを読むのは大好きなのですが、元本には執着せず文庫で満足してしまうことが多く、古書店では翻訳ものの絶版文庫を求めることが多いです。 日本のミステリー作家では江戸川乱歩が好きで、創作、随筆、評論問わず愛読しております。 好きな著書は「孤島の鬼」で、講談社の昭和53〜54年に出た江戸川乱歩全集以来、文庫化されるたびに読んでしまいますが、未だ改造社の元本は読んだことが無く、いつか手にしたいと考えております。

「私の好きなミステリー作家とその著書」  投稿者:ヌル 投稿日:11月 9日(日)00時30分25秒
お題を頂戴してから、やれ海野か乱歩か、はたまた蘭も…などと思った のですが、「その著書」となるとなんだか単に「欲しい本」になって しまいそうな気がしたもので(笑)、ここはハズシて海外作家、しかも 新刊で入手可能な作品をば。 アイザック・アシモフと言えば、ミステリー作家としてよりも、私のような sf好きにとっては巨匠中の巨匠格ですが、今では例の人気番組「トリビア の泉」で紹介されるモミアゲおじさん(?)としての方が、一般的な知名度 は高いかもしれませんね。
そのアシモフの人気シリーズとして『黒後家蜘蛛の会』1〜5(創元推理文庫) があります。月に一度集まる秘密の倶楽部〈ブラック・ウィドワーズ〉では、 豪華な料理に舌鼓を打ちながら博識な知識と上質なユーモアに満ちた会話を 楽しんでいます。そこではメンバーやゲストの客人が、ちょっと気になった 出来事のナゾに推理を働かせ自説を披露しますが、最後に解答を出すのは いつも決まって、皆の話にじっと耳を傾けていた老給仕ヘンリーなのです。 …という短篇集なのですが、そこはさすがアシモフ。随所に散りばめられた、 というか殆どこれ全編トリビア蘊蓄に満ち満ちておりニヤリとさせられます。 その、多士済々な登場人物たちの間で繰り広げられる、ユーモラスで知的な 会話がなされる様は、まるで“どこかのサロン”を見るようで「この登場人物は、常連の誰某さんかな」などと(勝手に)当てはめて読んでみるのも一興かと思われます(笑)。

誓ひの魚雷  投稿者:香水夫人 投稿日:11月 9日(日)02時24分07秒
金ちゃんさま
「誓ひの魚雷」は小林文庫にて知っておりました。ただ「死人蝋燭」同様、実物を見た方がいないので実在するかどうか疑問もあるようですね。

ありがとうございます  投稿者:男爵探偵 投稿日:11月 9日(日)06時29分01秒
ありがとうございます。無事、15名以内にはいり  ました。   すでに、メールで住所氏名は送付していましたが、  深夜12時以後、ということでしたので、  この機会を待っていました。   あらためて、hnを書き、管理人さまに今日、明日中に  お知らせします。   最近の成果。雑誌「狂艶」、ないはずの8号を入手。  これで、8冊、あることになり、小峰元の連載3回目  も確認しました。終刊はこの号か。

『羞恥』  投稿者:大陸人 投稿日:11月 9日(日)22時20分46秒
管理人様
暫く前、早稲田の均一台にて恐らくは早稲田系と思われる同人雑誌『羞恥』(昭和26.9)を200円で求めました。巻頭に稲垣達郎先生の「自分の眼」(新人に望む)と題する同人達を励ます文章がありますが、後は全く知らない執筆者ばかりであります。どのぐらい続いたものかご存知でしょうか?

re.『羞恥  投稿者:管理人 投稿日:11月 9日(日)23時24分52秒
大陸人様
『羞恥』は仰る通り早稲田系の同人雑誌です。 戦後は小生の守備範囲外なので余り詳しい事は存じませんが第九号までは確認しております。 創刊号の稲垣達郎につづいて第二号に浅見淵、第三号に尾崎一雄が「新人に望む」という副題で巻頭を飾っております。

「私の好きなミステリー作家とその著書」  投稿者:たくりん 投稿日:11月10日(月)01時27分51秒
私がとりあげる作家は山田風太郎。選んだ作品は「剣鬼喇嘛仏」。 「何それ?」「トーシロでしょ!?」「そんなの選んだら許さないよッ!」 当然、多くの山田風太郎マニアから厳しい突っ込みが入ってくるのは必至。 「いいんです!」何しろ私、山田風太郎の作品で読んだのこれだけですから。 そしてこの一篇を読んだが為に、私と山田風太郎の屈折した関係が今もずっと続いているのです。繰り返し申し上げますが、「私が今まで読んだ風太郎はこれ一篇ッ!!」
その昔、筒井康隆の「みだれ撃ち?書ノート」という書評解説本がありました。sfファンでもありました私は「筒井康隆が薦める本ならば面白いものがいっぱいあるに違いない」と片っ端から採り上げられた本を読みました。面白い本もあれば全然読めない本もありました。そして、そんな中に「剣鬼喇嘛仏」はあったのです。 驚きました。正直言ってこれほどまでに自分の感性にハマッた小説は始めてでした。 「なぜ今まで読まなかったのか!?」と悔やみました。同時に「これはマズイぞ!」とも思いました。 私の場合、好きな作家の著作ならすべてを集め、完蒐をめざすというタイプではありません。まして著作の数が膨大な作家の本を蒐めるとなると、気が遠くなるような時間と労力を必要とし、尚且つ運にも恵まれねばなりませんから、そこまでの気力はないのです。ああ、それなのに「剣鬼喇嘛仏」を読み終えた瞬間、「全部読みたいッ!全部欲しいッ!!」 正直な気持ちでした。
以来、私は山田風太郎を意識しながら、ずっと見て見ぬ振りをしてきました。古本屋で見かけても、一瞥くれただけでスッと離れ、店を出るのです。 近年、探偵物専門の某古書店目録を見ますと、一番高いのが初期の「陰茎人」で15万円。今年の七夕市でも出品され、実際手に取ってみましたが、ろくに見もせず台に戻しました。そう、私の中でまだ葛藤があるのです。 「手を出すべきか、出さざるべきか!?」 一度手を出せば、おそらく引き返せなくなるであろう風太郎地獄。 その意味で「剣鬼喇嘛仏」は私にとって、山田風太郎といずれ向き合う事になるかも知れない大事な作品なのであります

新美南吉の童話集  投稿者:ケンタウロス 投稿日:11月 8日(土)09時54分34秒
人魚の嘆き様
新美南吉の童話集のことをお教えください。 具体的に探しているのは「おぢいさんのランプ」と「牛をつないだ椿の木」です。「毛毬と鉢の子」と「花のき村と盗人たち」は手に入れました。 「おぢいさんのランプ」は目録で何度か見たのですが私の前は素通りです。「牛をつないだ椿の木」は見たことがありません。やはりこちらの方が珍しいのでしょうか。そして、幾らぐらいで適価と申せましょうか。 ご指導ください。

九段蒐書日録その3  投稿者:くだん 投稿日:11月10日(月)19時36分35秒
11月5日(水)
田村書店にて内田百間の「禁客寺」ダヴイッド社、昭和29年、初版函 3900円
11月8日(土)
東京古書会館の愛書会に寄るも何も購入せず。 今週は1冊のみ購入でした。
今週の読了本 江戸川乱歩の「悪魔の紋章」創元推理文庫、山崎豊子の「沈まぬ太陽」1、2、3、北条民雄の「いのちの初夜」角川文庫、木山捷平の「昔野」グロリア・ソサエテ

『夢の浮橋』の帯  投稿者:文庫中毒 投稿日:11月10日(月)20時22分48秒
初心者様
谷崎潤一郎『夢の浮橋』の初版の帯はまだ見たことがありません。 聞いた話では、無くて完本だそうです。 ただし、重版(されているのかどうか確かめておりませんが)については、不明です。 因みに、谷崎潤一郎−志功装丁のもので 『鍵』は初版に帯はなく、重版のうちの一部に帯があるそうです。 『瘋癲老人日記』は初版に帯があり、重版のうち帯のあるものがあります。 『過酸化マンガン水の夢』の帯はまだ見たことがありませんが、 有るらしいという話を聞いたことがあります(不確実情報)。 以上参考になりましたでしょうか。 私にお答えできるのはこれが限界でして、これ以上は 管理人様や人魚の嘆き様に補足していただくしかないようです。

諸々追加  投稿者:管理人 投稿日:11月11日(火)02時28分57秒
幻の本・珍本に『文壇失敗談』を追加。 「文學アルバム」に小沼丹・第三の新人・他の写真を追加。

文庫中毒様  投稿者:初心者 投稿日:11月11日(火)02時28分57秒
質問以上に丁寧なお答え。ありがとうございました。最近この掲示板に刺激を受けて、主に目録で谷崎の本を集めています。教えていただいたことを参考に、これからもがんばってみようと思います。

『人魚のクリスマス』はクリスマスに  投稿者:管理人&人魚の嘆き 投稿日:11月11日(火)19時32分10秒
『人魚の贈り物』登録者各位
『人魚のクリスマス』2003の開催日時も決定したのでご連絡します。
1.開催日時 2003年12月25日21時
2.開催場所 「salon de 書痴」
3.出品水準 昨年以上とだけ今はお約束します。
4.ルール  基本的に昨年と同じです(過去ログ参照)。
 @aコース(問題付)とbコース(問題なし)の2コース
 Aaコースは「題名」欄にほしい本に関する問題の答えを書いて、ほしい本を「内容」欄に書いてください。正解者の先着順です。解答は1問につき1回だけ。ただし正解するまでは、aコースに出品された複数の問題に解答しても構いません。
 Bbコースは「題名」欄に「コレ、頂戴」と書いて、ほしい本を「内容」欄に書いてください。もちろん先着順です。
 Cお一人a・bいずれかのコースで1点のみです。本をゲットするまでは、コースを何回移っても結構です。
『人魚の贈り物』登録済の有資格者は以下の方々です。(登録順・敬称略)
東、風、留女、太宰ファン、本とは?、文庫丸、賞物小僧、孝一、cogito、くだん、大輔、葵の家、由紀夫、グレノリ、金ちゃん、大陸人、天女の舞い、小仏、マヴォ、文庫中毒、ラビリンス、永町、imamura、未練堂、うすけ、玉乃井雪、yamanaka、伸六、健一、bori、りょくと、酔霧、つるみとんぼ、恩地喜多八、ヒヤシンス、村山、貞之介、花筐、大塚、フリーズ、善蔵、慾呆け、study、立原道造が好き、春の雪、マルドロール、鬼涙、乱歩邸、清二郎、昌、sakamoto、彭城矯介、落下傘、散水弁、四天王、愛2003、さくら堂、ダークホース、青垣山、彗星の騎士、雪白、yt生、谷口、白樺派、私の耳は・・・、おしの、新雨、龍之介、hazedonca、夜汽車、penぺん、聖なる館、薔薇盗人、篠崎、恋の絵巻、魚楽、ディオゲネス、鬼神堂、kiku、タランボウ、初心者、モダボ、ケンタウロス、都の花、黒猫館館長、たからじま、楽古堂・大内史夫、詩遊、三月兎、倉田、香水夫人、林檎、カナリア、硝子細工、ナナ、tg、友野健二、隠岐、jボーイ、あめんぼう、yuri、マツダ、まり。、ちゃこ、ガンジー、踊子好き、石狩川、矢吹、青猫、雨降り坊や、探偵ブラク、岩手の星、書物迷宮、鯉ヶ瀧ぶんなぐ郎、きりこ、本の蟲、1978、くも男爵、夏の焼いも、章魚和尚、ヌル、九十九里、みちのく、崖っぷち、五風十雨、関金温泉、will、びぶりお、軟鉄、ベルベット、栞、氏家、孝行息子、鏡子の家、彩、トラキチ、ホルマリン漬け、新世界、iwamoto、南国、ボーフラ、貢、変亀鑑、すなかぶり、パーマー、ささな、木村、隣の人、beloved、むらかみ、出雲人、丹、魔女っ子、町田、peter-rabbit、ソーニャ、街路樹、秋の味覚、書狂 、鉄仮面、紀伊の人、蔵王山麓、雀の卵、たくりん、スリラー、通天閣、昼行灯、梵、夜鴉亭 (以上169人)

『人魚の忘年会』のお知らせ  投稿者:管理人&人魚の嘆き 投稿日:11月11日(火)19時48分43秒
『人魚の忘年会』を下記の要領で開催します。一流日本料理屋の豪華な食事に舌鼓を打ちながら、この一年間のダボを振り返りましょう。近い人も遠い人も、万障お繰り合わせの上奮ってご参加ください。
1.日時   12月27日(土) 午後6時〜(遅刻、早退自由)
2.場所   「美食処吉乃」(場所は下記url参照。2店舗あるので注意!「美食処」の方)
       千代田区九段南3−5−7エミナンス九段b1 tel03-3288-8688 
3.参加資格 @「salon de 書痴」に集う古書愛好者(過去の書き込み歴は問いません。下戸の方も歓迎)。
      A酒癖の悪くない方。飲むと騒ぐ、説教調になる、愚痴る、助平になる、人はお断り。
      B楽しい古書の話を好む方。政治・宗教など議論をしたい方は別の場所で。
4.会費   一律5000円(当日徴収)。足が出る分は管理人&人魚の嘆きが負担します。
5.申込方法 「salon de 書痴」に12月22日(月)までに書き込んでください。
6.余興   『人魚のクリスマス』ゲット品贈呈式、「あみだくじ」  
http://www.fpy.co.jp/04tenpoannai.htm

「文學アルバム  投稿者:賞物小僧 投稿日:11月11日(火)20時25分01秒
くだん様 丹様
「文學アルバム」に新しく貼り付けられた写真は御覧になられましたか?

『人魚の忘年会』参加致します  投稿者:TG 投稿日:11月11日(火)21時57分54秒
管理人&人魚の嘆き様>
よろしくお願いします^^ 年末が楽しみです。

『人魚の忘年会』参加致します。  投稿者:cogito 投稿日:11月11日(火)21時57分54秒
まだ11月も始めなのに。デバートのクリスマスツリーより早いですね。

「文學アルバム」  投稿者:くだん 投稿日:11月11日(火)22時33分41秒
賞物小僧様
今朝管理人様の書き込みを見て早速のぞいてきました。 あの髪型が何ともいえず良い味を出していると思います。

『文学アルバム』拝見しました  投稿者: 投稿日:11月11日(火)22時34分59秒
管理人様 賞物小僧様
 小沼丹が第三の新人の一人であったことを改めて思い出しました。庄野潤三のことは何度も書いていますが、他の作家にはあまりふれていないように思います。しばらく前に管理人様から教えていただいた小沼丹が病床で描いていた馬の絵が「芸術新潮」97年6月号の久世光彦さんの追悼文に出ていました。それから、雑誌「それいゆ」にも短編小説を載せていたので吃驚しました。単行本には収録されていないような気がします。情報がありましたら教えて下さい。お願いします。

忘年会だなんて、そんな殺生な  投稿者:永町 投稿日:11月12日(水)00時49分20秒
管理人様へ
『文壇失敗談』という貴重な書影ありがとうございます。 時代を経たとはいえ、その表紙の色の鮮やかさ、さぞ美本なのでしょうね。 なかでも「泉鏡花 外国語に手を焼く」、「永井荷風 思はず冷や汗をかく」などなど、興味をそそらせるものがあります。 読後評のほんの少しでもお話願えれば幸いです。 (忘年会にこねえもんには教えねえよ、では酷です。うっうっうっ)

駄作ゆえの・・・  投稿者:たくりん 投稿日:11月12日(水)03時41分27秒
金ちゃん様
はじめまして。山田風太郎を長い間、見て見ぬ振りをしてきたおかげで、入手困難な本さえ知らず今日までこれました(笑)。インターネットで調べてみましたら、駄作ゆえ風太郎自身が再販を禁じた「忍法相伝73」なる本があるとの事。願わくばそのような本が「陰茎人」よりも高い値がついてない事を祈るばかりです。
管理人様
いろいろお手数おかけしました。新参者ゆえ一番乗りをと思っていたのですが、不幸の連鎖(笑)により、遅れてしまいました。決してトリを務めたのは本意ではありません。

お勧め写真集  投稿者:ヒップアップ 投稿日:11月12日(水)09時46分21秒
TG様
山口リエの写真集「RAISONDETER」。はっきり言ってお勧めです。 モデルがきれい、下着がきれい、写真がきれいです。 ネットで安く簡単に買えると思います。

続芥川の肉筆  投稿者:龍之介 投稿日:11月12日(水)18時25分10秒
Peter-Rabbit様
すぐのお答えを頂戴しながらお礼が遅れて申し訳ございません。 山本有三宛の名刺とは、実に素晴らしいものをお持ちで羨ましく思います。 2度目の質問で恐れ入ります。 あと2つ教えてくださいませ。
>原稿(と言っても断簡ですが)
芥川の断簡でない原稿が古書市に出ることがあるのでしょうか? 特に有名な作品などは、全部、駒場と山梨の近代文学館にあるのでしょうか?
>全体にちょっと弱い感じがするので手を出しておりません。
これは真贋がわからないという意味なのでしょうか? 専門用語がわからなくて申し訳ありません。

(無題)  投稿者:人魚の嘆き 投稿日:11月12日(水)20時04分30秒
cogito様
『海原にありて歌へる』の後版は、初版と再版で帯が違うんですね。それは知りませんでした。もっとも、そこまで知らなくてもよいのかもしれませんが。ありがとうございました。
ケンタウロス様
『牛をつないだ椿の木』はそれほど珍しい本ではありません。2万円くらいでほしいところでしょう。
ヒップアップ様
山口リエはリエラと改名しました。もっとも、これは表bbsの話題ですね(笑)。
散水弁様
モテモテの場面に遭遇できずに残念。会社の将来を担う貴兄を窒息死させるわけにはいかないので、珍本譲渡はもうやめましょうかね?
くだん様
「昔野」グロリア・ソサエテと書いた以上は、文庫中毒様にお譲りになる覚悟ができたわけですね(笑)。 雀の卵様
詩王の本、必ず取ってくださいね。問題付の予定なので、頼りになる人がいるから大丈夫でしょう。

『神軍』の帯、そのほか  投稿者:cogito 投稿日:11月12日(水)20時20分11秒
人魚の嘆き様より、田中先生の詩集『神軍』第二刷の函・帯・元パラ付の完本を、本日郵便にてお贈り頂きました。ありがたうございました。  日本出版文化協会の推薦の辞を刷り込んだこの「帯」が、初版本にはどうやらついてなかった模様で、今回その存在の御教示とともに送って下さったのですが、かうしてふたつ比べてみると微妙な違ひにいろいろ気がついて興味深かったです。  刊行日時はわずかに三ヶ月の違ひしかないのですが、初刷(1000部)と較べると二刷(5000部)はやはり印字がどことなく滲み勝ちだし、紙も若干粗悪なのがかうして並べてみて初めて判る。奥付も、価格は変わらないものの検印紙のデザインが違ってゐました。
 陰陽に彫り分けたこの、私にはおなじみの検印用の印鑑ですが、先生の御自宅にあったのを見ました。『青い花』二刷(昭和12年1000部)に始まって、『詩集西康省』(昭和13年250部)『大陸遠望』(昭和15年1000部)『南の星』(昭和19年3000部)『李太白』(昭和19年5000部)『狐の詩情』(昭和23年、部数不明)『ハイネ詩抄』(昭和23年、部数不明)『李白』(昭和30年、部数不明)と、手許にある本を確認しただけでも実に都合20,000回以上は捺されてるわけです(全部先生が捺したのかな。す、すごい!)。
 「帯」はスキャンして拙hpにてupします。といふか田中先生の詩集書影を「詩集目録index」にはまだupしてゐなかったですね。  取り急ぎ御礼かたがた、気のついたところを御報告まで。

re:芥川関連  投稿者:peter-rabbit 投稿日:11月12日(水)21時36分48秒
龍之介様
>>すぐのお答えを頂戴しながらお礼が遅れて申し訳ございません。
いえいえ、お気になさらず。
>>山本有三宛の名刺とは、実に素晴らしいものをお持ちで羨ましく思います。
有難うございます。久米正雄の付き人に土屋秀夫を紹介したいので会ってみて くれという内容です。
>>芥川の断簡でない原稿が古書市に出ることがあるのでしょうか? >>特に有名な作品などは、全部、駒場と山梨の近代文学館にあるのでしょうか?
おっしゃる通り、有名作品はもちろんあるべきところに納まってますよね。 ちょっとマイナー筋ですとまだ時々出てきますよ。 続妖婆の原稿はここ数年ずっと玉英堂さんにあります。でも750万円でしたか、とても手は出ませんが。(^o^)
>>これは真贋がわからないという意味なのでしょうか? >>専門用語がわからなくて申し訳ありません。
  真贋に難癖をつけているわけではありません。 感覚的な問題です。この河童画賛は真筆だと思いますが、自分で持つには ちょっと訴えてくるものが足りないような気がするだけです。 こういうものは人がいいから買うというものではなく、あくまで購入者が 惚れ込んでというものだと思いますのでそういう意味で私にとってはやや 弱い印象がするという意味で書かせて戴きました。

追伸:芥川関連  投稿者:Peter-Rabbit 投稿日:11月12日(水)22時20分02秒
どなたかに指摘される前に。(^o^) 「続妖婆」と書きましたが正確には「妖婆続篇」です。 初出は「中央公論」大正8年第十、十一號です。 もちろん全集収録作品です。

芥川の草稿  投稿者:たくりん 投稿日:11月13日(木)03時02分29秒
人魚の嘆き様
龍之介様とpeter−rabbit様の書き込みを拝見して、思い出した事がひとつあります。お聞きしてよろしいでしょうか!? 4年前、古書を譲っていただいた方がおりまして、その後短い間でしたが古書の事をいろいろ教えていただきました。そしてその方が、その年の七夕市に出された芥川の草稿「鼻」に底値の3倍まで入れましたが惨敗しました。落札した札の上札はxxx万以上入っていたと聞きました。 もしや「天下無敵の札」をお使いになられたのでしょうか!? 差し支えなければお教え下さい。

小寺菊子と漫談  投稿者:文庫中毒 投稿日:11月13日(木)19時10分30秒
管理人様
先日軽井沢でお話したとおり、小寺菊子に興味を持ちはじめておりますが、 これまでに発表された書誌情報では、不備が目立ち、確認作業をぼちぼちと行っています。 そのなかで、「漫談」に発表したものとして、昭和7年10月号に「恐るべき純情」があると、報告されています。「稀少雑誌」で拝見できるのは、「漫談」の昭和6年6月(第二巻第六号)までですが、この雑誌、昭和7年10月以降まで継続するのでしょうか? そして、刊行されているものなら、「恐るべき純情」は、確かに掲載されているでしょうか?
また昨日、目を皿のようにして、「漫談」の目次欄を見ておりましたら、昭和6年2月(第二巻第二号)に、幽かに小寺菊子の名前を認めました。 もしそうだとするとこれまで未公表のものと思われますので、ぜひ表題を教えていただけないでしょうか。 また他にも掲載されているものに、お気づきでしたら、お教えいただきたく、どうぞよろしくお願いいたします。

(無題)  投稿者:管理人 投稿日:11月13日(木)21時50分47秒
永町様
『文壇失敗談』は本は珍しいとは思いますが、内容は目次の文句程ではありません。 寧ろ内容の面白さは新秋出版社からの『文壇百話』『文壇出世物語』或いは武野藤介『文壇餘白』『文士の側面裏面』や聚英閣『文壇の人・舞臺の人』だと思います。
文庫中毒様
hpに貼り付けてある雑誌は目次をクリックすると拡大される事を知らなかったのですか? そうすれば表題も読めるはずです。 「漫談」は今のところ昭和7年11月の第三巻第十二号まで確認しております。他に臨時増刊号が一冊あります。手元にある号を調べましたが小寺菊子の執筆誌はご指摘の第二巻第二号のみでした。貸し出してある数冊の中に小寺の執筆があるかどうか、ちょいと聞いて見ましょう。 おーい萬嘯亭様聞こえてますかァァァ。

『文壇失敗談』について  投稿者:永町 投稿日:11月13日(木)22時44分45秒
管理人様
わざわざご感想ありがとうございます。 本道よりも脇道の方に目がいってしまう所が当方の悪い所です。 また面白い本を御教え頂きありがとうございます。 また読みたい本が五冊も増えてしまいました。(手が出せるかどうかは疑問ですが)

漫談  投稿者:萬嘯廬 投稿日:11月13日(木)23時31分16秒
管理人 様 文庫中毒 様
はい、聞こえます(笑) わたくしが拝借している「漫談」計七冊の中に小寺菊子の執筆記事はございませんでした。 実は、奉公先で文庫中毒様の書き込みを読みまして早々帰宅し調べておりました。 逆にわたくしからお尋ねしたいのですが、文庫中毒様の仰有る 「これまでに発表された書誌情報」とはどういうものなのでしょうか。 わたくしは未見なのですが、例えばゆまに書房の近代女性作家精選集のようなものに書誌が掲載されているのでしょうか。 それとも地元の図書館か文学館が郷土作家として書誌のような小冊子でも発行しているのでしょうか。 実はわたくしも小寺、といいますより尾島菊子時代のものに興味を持っております。
あの・・・、一応こちらでは「廬」なのですが(笑) 話は突然飛びまして恐縮なのですが、辻潤の単行本書目「孑孑以前」の出版社が書物展望社となっていますのは誤記かと思われますが、要らぬおせっかいですみません。

(無題)  投稿者:人魚の嘆き 投稿日:11月13日(木)23時52分30秒
cogito様
『神軍』の初版と再版の異同について、興味深く拝見しました。
たくりん様
> 差し支えなければお教え下さい。 差支えがあるのでお教えできません。言わぬが「鼻」です。 これで答えになっていますね(笑)。
散水弁様
貴兄には腹○死の方が相応しいのでは(笑)。しっかり稼ごうね!
peter-rabbit様
> そういえば今月の古通では、人魚の嘆き様の連載はお休みでしたね。
ダボり、もといサボりました。申し訳ございません。 > 芥川関係では「署名本の世界」109ページの羅生門の句・署名の実物をいつか拝見させて戴きたいものです。
わかりました。この本が七夕市に出たのは私が29歳の時です。コレクターとしては、一番「燃えていた」時期かもしれません。なお『署名本の世界』刊行後に、松岡譲が芥川から貰った本だと判明しました。

御礼及び訂正  投稿者:管理人 投稿日:11月14日(金)00時01分22秒
萬嘯廬様
「孑孑以前」今の今まで全く気がつきませんでした。 早速、訂正いたしました。

『孑孑以前』余談  投稿者:管理人 投稿日:11月14日(金)02時32分33秒
萬嘯廬様
大したことではありませんが 『孑孑以前』の本冊の背の題簽が二種類あることはご存知でしょうか? 「孑孑以前」と大きな漢字で表記してあるのと、題簽そのものが半分ぐらいの大きさで「ぼうふらいぜん 辻潤著」と小さな文字で書いてある(こちらの方が少ない)のがあるんです。

 投稿者:金ちゃん 投稿日:11月14日(金)10時57分05秒
たくりん様
「忍法相伝73」はさすがに「陰茎人」よりは安いのでは。 持っていないで言うのもなんですけど。 風太郎ファンは多いみたいですね。
人魚の嘆き様
古書通信、来月号は是非登場してください。 他にあまり関心のある記事がないものですから。

独自の感性の問題  投稿者:龍之介 投稿日:11月14日(金)13時33分32秒
peter-rabbit様
>自分で持つにはちょっと訴えてくるものが足りないような気がするだけです。
なるほどそういう自分の考え、感覚だ大事なのですね。 peter-rabbit様の投稿でいっぱい勉強させていただきました。 これからも、いろいろと教えてください。

目立たぬように  投稿者:たくりん 投稿日:11月14日(金)16時35分04秒
金ちゃん様
めったな事は書けませんね。後で探偵物専門の某古書店目録、過去のもの調べてみましたら「忍法相伝73」3500円〜5000円で出ておりました。 その程度のレベルであります(笑)。風太郎ファンはあまりこの書き込みを見ないように。 改めて過去の目録をチェックして見ますと、 「蓮華盗賊」17万 「死者の呼び声」15万 「笑う肉仮面」18万 あたりが高価な値付となっていましたが、カバー帯元セロなどの有無によって価格にはかなりの開きがあるようです。キキメなど入手困難な本となると、やはり何かわからないので勉強しないといけませんね。 また何かありました際には、いろいろ教えていただきたいので、その時にはよろしくお願いいたします。

拡大  投稿者:文庫中毒 投稿日:11月14日(金)18時33分51秒
管理人様
見えます! 確かに見えます!! 全く気が付きませんでした。 眼鏡をとって画面に顔を5センチぐらいまで近づけて、読めない文字を必死に解読しようとしたあの努力はいったいなんだったのでしょう(笑)。 ミニスカ女子高生同様、肝心なところが見えそうで見えないもどかしさに、瞬時ではありましたが、管理人様を恨んでしまったことをお詫び申し上げます。 また、漫談目次を調べていただき有難うございます。第二巻二号の「お妾稼業」を早速記録しておきます。
萬嘯廬様
ご確認いただき有難うございます。ところで、その中に昭和7年10月刊行のものは含まれておりましたでしょうか? 小寺(尾島)菊子の書誌情報は、ゆまに書房の『近代女性作家精選集』や、塩田良平『明治女流作家論』、ほるぷ社の『日本児童文学大系』などに解説や年譜として一部掲載されていますが、これらは代表作が中心であまり参考になりません。
私が頼みとしましたものは、富山県立図書館に昨年寄贈されました『とやま文庫』の、目録(未刊行)中の小寺菊子の項目と、渡辺陽著『小寺菊子執筆目録』静岡国文学第二集(昭和53年)です。 特に『とやま文庫』は、昨年で廃校となった洗足学園魚津短大国文科が富山に関する文学作品を熱心に蒐集したもので、菊子のものは明治〜大正期の少女小説を含めかなりのものをコピーで見る事が出来ます。 漫談掲載として報告されている『恐るべき純情』昭和7年10月は、渡辺陽著『小寺菊子執筆目録』に載っているもので、現物未確認のようです。照合済みとそうでないものを区別しておられるところが正直で良いと思いますが、遺漏が多い上や間違いが散見し、少々残念です。
今これらを中心に著作一覧を作成しております。先日の会合の際に人魚の嘆き様に暫定版をお渡ししましたが、今月中にはもう少しましな目録になりますので、必要でしたら差し上げます。 また追加情報等ありましたらお教えください。

追伸  投稿者:文庫中毒 投稿日:11月14日(金)18時51分19秒
萬嘯廬様
それにしても尾島菊子に関心をお持ちとか、恐るべきライバル出現に、私は少々動揺しております。

(無題)  投稿者:萬嘯廬 投稿日:11月14日(金)19時42分37秒
文庫中毒 様
どうも最近「褒め殺し」の方が多くて参ります(笑) 現に書誌情報一つ教えを乞うている次元ですので、文庫中毒様のライバルたり得ようはずも御座いません。 又、今の所積極的に蒐集を考えているわけでもなく尾島時代の作品の幾つかに興味があるというものです。 さて、件の雑誌ですが拝借している七冊の中に昭和七年十月刊行のものは含まれておりません。 昭和七年の二月号が最後のものです。 それにしても斯様に御丁寧な解説をいただきありがとう御座います。 特に「とやま文庫」目録などわたくしの力では存在すら知り得ないものであります。 著作一覧は次回上京される機会にでも御持参いただければ幸いです。
管理人 様
『孑孑以前』本冊の背題簽の事、全く存じませんでした。 このようにパンドラの箱を開けるが如く様々なお話が出て来るのですから 些末な事でも管理人様に報告せずにはいられません。 ありがとう御座いました。 尚、拝借の雑誌はもう暫しの間よろしく御願いたします。

RE:独自の感性の問題  投稿者:Peter-Rabbit 投稿日:11月14日(金)21時17分19秒
龍之介様
それほど高尚で大層なもんじゃないんですが、数十万から100万近くのお金を使う わけですから自分で気に入ったものを購入しないともったいないじゃないですか。(^o^) それに、自筆物は真贋の問題もありますので購入するときは真剣勝負ですし。 まず信頼できるお店でというのは当たり前ですが、それでもたまにあれっ?と思う ものがありますから最後は自分の眼を信じるしかないと思っています。 格好をつけるわけではありませんが、それでも贋作を掴んでしまえばそれは自分の責任 としてあきらめるしかないわけですからねぇ。惚れ込めないものは買えないっていうの はそういう意味なんです。

うーむ  投稿者:くだん 投稿日:11月14日(金)23時11分59秒
人魚の嘆き様
>「昔野」グロリア・ソサエテと書いた以上は、文庫中毒様にお譲りになる覚悟ができたわけですね(笑)。
私、木山も愛読していますので・・・ もう1冊入手できれば文庫中毒様にお譲りいたしましょう。

質問  投稿者:恋の絵巻 投稿日:11月15日(土)12時56分06秒
管理人様
大正15年文藝市場社発行の『世界魔窟小説集』を購入致しました。 「稀覯本の世界」に取り上げられている大泉黒石や辻潤の作品をはじめとして、面白そうなメンバーが犇いております。 表紙に「夏季倍大号」目次に「文藝市場七月特大号」と記載があり如何にも雑誌「文藝市場」の臨時増刊号の様相なのですが、「文藝市場」はこの他にも、この様な形態のものをだしているのでしょうか?

芥川の原稿  投稿者:龍之介 投稿日:11月15日(土)19時18分52秒
人魚の嘆き様
今までに話題に出た他に、芥川の原稿で古書市、目録に過去に出たものをおしえていただけますか? 細かいもの大変でしょうから、主なもので結構です。 面倒なお願いで申し訳ございません。

小山正孝  投稿者:立原道造が好き 投稿日:11月15日(土)20時09分24秒
最近リンクされました「詩人・小山正孝の世界」に掲げられている詩を幾編か拝読させていただきました。思うように詩集が手に入らない私にとりましては(私の住んでいる地域の所謂古書を扱う店はもう遥か昔に廃業してマンガと新しい文庫本しか置いてない本屋に代わってしまいました)大変有り難いことですがPCの画面で読むのとプリントしたものを読むのとではなにやら違う感覚でした。矢張り本物の詩集で直接読んでみたいとつくづく思います。 小山正孝『逃げ水』どこかにありましたら情報を戴きたくお願いいたします。

芥川草稿  投稿者:Peter-Rabbit 投稿日:11月15日(土)21時34分45秒
龍之介様
ここ1,2年で覚えているのは、妖婆続篇の他には 侏儒の言葉 原稿7枚 150万(玉英堂) 椒図志異       950万(始値:去年の明治古典会七夕市)   これは確か商いが成立しなかったかと記憶してますが。 あとは学生時代の作文草稿で 冨士山        90万(始値:去年の明治古典会七夕市) 遠足感想文     280万(八木書店) あたりでしょうか。

芥川の署名本  投稿者:龍之介 投稿日:11月15日(土)22時31分39秒
Peter-Rabbit様
人魚の嘆き様への質問にわざわざ丁寧にお答えくださり感激です。 やはり高額なものなのですね。 私には永久に手が出なそうです。 ところで、Peter-Rabbit様は芥川の本も集めていらっしゃるのですか? 肉筆がお好きという事は、芥川の署名本も興味があって集めていらっしゃるのでは?

『世界魔窟小説集』  投稿者:管理人 投稿日:11月15日(土)22時47分56秒
恋の絵巻様
文藝市場社の『世界魔窟小説集』以外の増刊号は見たことがありません。 これまた、どうでも良い様な事ではありますが『世界魔窟小説集』には箱入りの本があります。 種を明かしますと残部にカバーを作りこれを雑誌の残りと思わせる部分まで貼りこんであります。例えば目次の「文藝市場七月特大号」が隠れるようにその上までカバーが貼られております。雑誌の奥付頁は抜いてあります。従って奥付無しの形態です。 更に天地を3ミリ程切り落とし表題を貼った機械製函に入れた本です。 いかにも窮した本屋のやりそうな事ではあります。

芥川署名本  投稿者:Peter-Rabbit 投稿日:11月15日(土)22時58分30秒
龍之介様
もちろん署名本も興味がありますし、欲しいのですが、人魚の嘆き様の「署名本の世界」 106ページから113ページの「羅生門 識語本 芥川龍之介」にありますように市場にその 対象である署名本そのものが出てきませんから・・・。 ここ数年で私の知る限りでは玉英堂さんに出た1冊(これは明大の古書の世界の講義の時 のお話から人魚の嘆き様の手放されたものかと推察しますが)だけかなと思います。 55万円くらいの値をつけていたかと思いますが、署名も「龍之介」か「餓鬼」でしたらち ょっと食指が動いたのですが確か「著者」というものでした。 人魚の嘆き様、ご教示賜れば幸甚に存じます。

木山も好きです。  投稿者:鬼涙 投稿日:11月16日(日)11時26分13秒
くだん様
ご所蔵の「昔野」はカバーか箱が付いていますか?もともと外装があるのでしょうか?

御礼  投稿者:恋の絵巻 投稿日:11月16日(日)14時24分12秒
管理人様
おまけの付いたご回答有難う御座います。 またまた勉強になりました。

(無題)  投稿者:くだん 投稿日:11月16日(日)17時30分58秒
鬼涙様
木山の「昔野」は外装なしです。 管理人様が書影を載せられています。 http://kikoubon.com/kiyama.html

『京都古書組合総合目録』  投稿者:ヒヤシンス 投稿日:11月16日(日)17時31分52秒
cogito様
『京都古書組合総合目録』をご覧になりましたか。大木惇夫の「冬刻詩集」の大仏次郎 宛が出ていました。「海原にありて歌へる」の話がこの間、出ていたものですから。5万 円はどうなのでしょうか。それにしても分厚い目録で見るのに疲れました。

(無題)  投稿者:cogito 投稿日:11月16日(日)18時36分00秒
シヤシンスさま、おしさしぶりでありますねー。 『京都古書組合総合目録』、当地明日着不? 東京の皆様既に落手如何。 大木惇夫の詩集には触手動きませんが、戦前詩集や江戸漢詩はいろいろ載ってゐるのですか。すべて抽選なのですか。 今年もいよいよ目録の季節到来ですね。いよいよ棒にゃすも減るんだけど(“憂さ晴らしありて訴へる”泣)。

(無題)  投稿者:人魚の嘆き 投稿日:11月16日(日)20時03分54秒
文庫中毒様
> ミニスカ女子高生同様、肝心なところが見えそうで見えないもどかしさに、
よく覗いているのですか?「女子学生 スカートまぶし 浜の風」中曽根康弘という句もあります。 年末は来られるのでしょうね!
龍之介様
>今までに話題に出た他に、芥川の原稿で古書市、目録に過去に出たものをおしえていただけますか?細かいもの大変でしょうから、主なもので結構です。
「細かいもの」は確かにたくさんありますが、「主なもの」はこの25年間、ほとんど記憶にありませんね。昔の目録には「保吉の手帳」などが出ていますが。
peter-rabbit様 > 人魚の嘆き様の手放されたものかと推察しますが
『支那游記』の「久米夫人」宛か「佐藤先生」宛ならばその通りです。 本当に芥川の署名本は古書市場で品薄ですね。今年は新出本では、明治古典会の通常市に『支那游記』の犬養健宛(署名は龍之介)が出ただけかもしれません。もう一冊、一級品を入手しましたが、これはいずれご披露します。
くだん様
> もう1冊入手できれば文庫中毒様にお譲りいたしましょう。
さすが「salon de 書痴の良心」と言われるだけはありますな。あっ、これは昔の話か。
tg様
『人魚通信』の出来上がり具合はどうですか?

『人魚通信』創刊号完成報告  投稿者:TG 投稿日:11月17日(月)02時49分20秒
予約された皆様へ>
お待たせ致しました。 『人魚通信』創刊号、完成致しましたので御報告致します。 近々、管理人様が発送してくださると思います。 神保町に立ち寄ることが出来る方々は 「人魚の嘆き」にて受け取る形になるかと思います。 造本に関しては、なるべく手を加えず簡潔なデザインにしました。 何か不備にお気づきになったら お手数ですが私宛にメール頂けると助かります。
管理人様>
お手数ですが発送よろしくお願い致します。
人魚の嘆き様>
無事、完成致しました。 ご報告遅れまして失礼致しましたm(_ _)m

『人魚通信』創刊号  投稿者:ymnk 投稿日:11月17日(月)03時32分34秒
下記にもTGより書き込みがございましたように、お陰様で「人魚通信」創刊号刷り上がり、あとは配本を待つばかりとなっております。玉稿たまわりました執筆者の皆様及びスタッフの方々、そして管理人様、人魚の嘆き様にこの場をお借りして取り急ぎ御礼申し上げます。私の編集とやらでお見苦しいところも多々あると存じますが、もうしばらくお待ちください。頓首

これはお粗末  投稿者: 投稿日:11月17日(月)21時31分53秒
萬嘯廬様 恩地喜多八様
ちょっと古い話題ですが、 「紙魚から見た人々」読みました。あまりの内容の薄さに愕 然。よぼ六については(生没年、生地不詳)と あるだけでした。誰の筆名なのか全く参考にはなりません。ご 報告まで。

(無題)  投稿者:萬嘯廬 投稿日:11月17日(月)23時22分42秒
東 様
御挨拶は初めてかと存じます。 わざわざ「紙魚から見た人々」の情報をいただきありがとうございます。 あの時書きました「未読のものでお恥ずかしい云々」が現実に恥ずかしい事になったようですね。 わたくしも機会がありましたら、立ち・・いや、読んでみたいと思います。
管理人&人魚の嘆き 様
『人魚の忘年会』わたくしも参加させて下さいまし。 場所柄ちょいと端唄なんぞ聴きたくなったらどうしましょう(笑)

「馬糞石」  投稿者:善蔵 投稿日:11月18日(火)09時16分25秒
くだん様
葛西善蔵の「馬糞石」春陽堂、大正9年、初版函なしをお買い求めのよし、今、田村さん でいかほどのものなのでしょうか。よろしければお教えください。

『三野風雅』御礼  投稿者:cogito 投稿日:11月18日(火)12時15分07秒
貞之介さま、管理人さま、このたびは何と御礼を申上げたらよいのか判りません。 取り急ぎ只今いま拝受の御礼のみ。 http://6426.teacup.com/cogito/bbs

Re「馬糞石」  投稿者:くだん 投稿日:11月18日(火)13時22分21秒
善蔵様
19000円でした。

谷中安規展・ペアで五組ご招待  投稿者:管理人 投稿日:11月18日(火)13時27分59秒
「谷中安規の夢」・・シネマとカフェと怪奇のまぼろし 2003年12月9日(火)〜2004年2月1日(日) 渋谷区立松涛美術館
展示品を20点貸し出しましたら招待券が10枚来ましたので「人魚の贈り物」登録者にペアで五組様に差し上げます(先着順)ので、こちらに「谷中安規展申し込み」と書き込んで下さい。

谷中安規展申し込み  投稿者:くだん 投稿日:11月18日(火)13時40分46秒
よろしくお願いいたします。

「谷中安規展申し込み」  投稿者:鬼涙 投稿日:11月18日(火)14時00分54秒
くだん様
「昔野」はカバーなしでよかったんですね。ありがとうございました。
管理人様
「谷中安規の夢」ぜひよろしくお願いいたします。 ところで貸し出された20点。ご披露いただくわけにはいきませんか? 特によく見てきたいものですから。

谷中安規展申し込み  投稿者:通天閣 投稿日:11月18日(火)15時14分22秒
管理人様
ひとりものですが よろしくお願いいたします

谷中安規展申し込み  投稿者:TG 投稿日:11月18日(火)16時01分19秒
よろしくお願いいたします

谷中安規展申し込み  投稿者:散水弁 投稿日:11月18日(火)18時17分12秒
管理人様
こんなときばかり早いですが、よろしくおねがいします。

馬糞石  投稿者:散水弁 投稿日:11月18日(火)18時20分54秒
くだん様
以前、雜本與太話で書き込まれていましたが、本当に守備範囲が重なってきましたね。また情報交換していきましょう。

谷中安規展もう一組追加  投稿者:管理人 投稿日:11月18日(火)18時17分12秒
お早めに!!

谷中安規展お願いします  投稿者:葵の家 投稿日:11月18日(火)20時40分41秒
管理人さま
 谷中安規展私もお願いします。

谷中安規展おしまい  投稿者:管理人 投稿日:11月18日(火)20時49分26秒
谷中安規展・ご招待は定員になりましたので締め切りです。 尚、管理人が何を貸し出しているかは現場で推理してください。

守備範囲  投稿者:くだん 投稿日:11月18日(火)22時40分58秒
散水弁様
今年の春頃は守備範囲がとうてい重なりそうもなかったのに不思議なものです。 お互い管理人様の影響大ということなのでしょうね。

宇野浩二「文學の三十年」  投稿者:散水弁 投稿日:11月19日(水)16時04分27秒
昨夜、仕事の帰り。東海道線のグリーン車で熟睡していたのですが、駅に着いて席を立とうとしたところ、寝る前までに読んでいた宇野浩二の「文學の三十年」が無くなっていました・・・。ちょっと飛ばして、葛西善蔵のところから読み始め、面白くなってきたばかりのところだっただけに、腹立たしい・・・。でも、はたから見れば古く汚い本としか見えないでしょうそんな戦前の本を盗む人がいるかと思うと、可笑しくもなりました。 立派な話ではないですが、古書の話なので、書き込んでみました。

張赫宙  投稿者:天女の舞い 投稿日:11月19日(水)21時03分51秒
管理人様
赤塚書房・小説集にあります『沈清傳・春香傳』張赫宙 昭和16年2月20日発行と新潮社『春香傳』張赫宙 昭和13年4月1日発行との内容の比較をしてみたいのですが、矢張り赤塚書房版は何処にもありません。作品『春香傳』の内容の相違点、及び両単行本の収録作品の相違をご教示戴きたいのです。宜しくお願いいたします。

『人魚通信』発送済み  投稿者:管理人 投稿日:11月20日(木)01時00分33秒
『人魚通信』をご注文の各位
お待たせいたしました。本日『人魚通信』を発送致しましたので到着確認後、代金の500円をお送りください(郵券可)
全国の古書店主様へお願い
ボーナス0.2ケ月の貧しい散水弁(でも何故かグリーン車に乗っている)から本を盗むとんでもない奴が裸の薄汚い「文學の三十年」を売りに来ましたら張り倒してください。
天女の舞い様
張赫宙作品『春香傳』に就きましては新潮社版と赤塚書房版、紙型の相違はあるものの内容は後記に至るまで全く同じです。小生、架蔵の新潮社版『春香傳』は張赫宙から直接戴いた本で本文に相当、加筆訂正がペンで為されているのですが、それらの箇所も赤塚書房版では直してませんので その修正は恐らく昭和16年以降と思われます。 新潮社版は『春香傳』の他に『憂愁人生』と『愛怨の園』の二小説を併録しております。赤塚書房版に収録の『沈清傳』は『春香傳』同様、古典を戯曲化した作品ですので全然違う事は明らかです。

「馬糞石」  投稿者:善蔵 投稿日:11月20日(木)08時29分48秒
くだん様
ありがとうございました。やっぱり裸でもそんなにするんですねえ。cogito様(だった かな)の言葉にあったように「薄汚い裸」でも気長に探します。

「人魚通信」到着!  投稿者:シノラー 投稿日:11月20日(木)14時59分21秒
「人魚通信」が届きました! オシャレな装丁にまず関心。内容はまだ全部読んでいませんが、バラエティーに富んでますね。 なんといっても、Salon De 書痴常連の方々が書かれているのだから、我々にとっては最高です。 「あっ、これはあの人だな」と想像しながら読めますからね。 素敵な雑誌の発刊をお祝いいたします。末永く続けてください。 ところで、定期購読の申し込みはできないものでしょうか?

人魚通信到着!  投稿者:たくりん 投稿日:11月20日(木)15時55分55秒
「人魚通信」とても素敵です!! ymnk様はじめスタッフの皆様、ご苦労様でした。そして管理人様と人魚の嘆き様、ありがとうございました。 ところで発行が「人魚書房」となっていましたが、「人魚のお店」が発信基地となっていく証でしょうか!?  今夜またあらためて読まさせていただきます。嬉し!

『人魚通信』お礼  投稿者:サーニン 投稿日:11月20日(木)16時11分52秒
『人魚通信』、本日落掌いたしました。 過日の 「午前0:00時の決闘」にて1冊をお譲りいただいた、 サーニンと申します。 瀟洒な装幀・用紙で、こちらの皆様の熱のこもった原稿も、 モニタを通して拝読するのとは、また異なったプリズムで 光彩を放っていますね。さっそくグラシンを巻きました。 あらためて味読させていただきます。 本書に掲載されることが「書痴」にとってのステイタス(?)と なるような、息の長い冊子とならんことをお祈りいたします。 末筆ながら、宛名書き等の労をとってくださった管理人様に、 この場を借りてお礼申しあげます。 とりいそぎお礼までですが、 今後ともご高配賜れば幸甚に存じます。

人魚通信到着しました  投稿者:通天閣 投稿日:11月20日(木)20時05分49秒
会社で皆さんの『人魚通信』が届きましたメールをみて急いで帰宅しました 私にも届いておりました 今晩じっくり楽しみます ありがとうございます
管理人様
谷中安規の夢のチケットありがとうございます

「戦後初版本」の復活はあるか他  投稿者:人魚の嘆き 投稿日:11月20日(木)20時21分26秒
ガンジー様
「戦後初版本ブーム」の特徴の1つは、本など読みもしない人まで「初版」を探して買い漁ったということです。事実、この時代には投機のための古書収集の指南書が複数刊行され、「誰の本が高くなる」などとまことしやかに書かれていました。なぜ「戦後初版本」だったかと言えば、物が多いこと、判りやすいこと、綺麗なこと、そして補充が続々出版されること、などが挙げられます。ブームが去り、価格が下落したものが多かったのは当然ですが、しばらくは戦後限定本と比べて価格が維持された本も少なくありません。私がコレクターになりたての頃は、まだ戦後初版本は高いというイメージが強かったのです。
価格が急速に下落したのはむしろここ十数年のことです。それは一般に昭和20〜40年代の小説が読まれなくなったことも一因でしょう。旧三島党様も言及されていましたが、小説離れの中でもこの時期の本の読者は本当に減りました。文庫で読める作品が激減したことが、その売れ行きの悪かったことを端的に示しています。当然、初版本を探す人も減るわけです。
しかし、今後のことを考えると、戦後初版本の未来は戦後限定本のように絶望的ではないと私は思います。ブームだったからこそ「戦後初版本」と一括りにされますが、その中には後世に残る作品もあれば、消えて当然の駄作もあるはずです。また長く愛読される作家もいればそうでない人もいる。そのことには戦前も戦後もありません。従って、特定の作家と作品は戦後のものでも生き残り、そしてオリジナルで探す人も今以上に出てくるはずです。ブームの反動で邪険に扱われてきたので、完本での入手が戦前の珍本ばりに難しい本もある状況だから、三島の20年代の帯付本ばかりでなく、高くなるものも出てくるでしょう。 結論は、「戦後初版本ブームが再び起こる可能性は極めて低い。しかし再評価され、収集対象となる作家、作品は徐々にでも増えてくる」、これが私の予想です。ご参考になれば幸いです。
貢様
例のブツは忘年会でもいいですか?参加されるのでしょう?
bori様
文庫中毒様は管理人様に透明な感じを抱いていないのでしょう(笑)。
tg様
装丁の評判が良くてよかったね!
散水弁様
本を盗まれ、ボーナスの支給基準まで公にされた貴兄を今度どこぞで慰労申し上げましょう。

『人魚のクリスマス』2003 2題  投稿者:管理人&人魚の嘆き 投稿日:11月20日(木)20時46分09秒
1.本の供出のお願い
昨年に引き続き、『人魚のクリスマス』2003に供出してもよい本がありましたら、12月19日までに管理人宛お送り願います。どの本が誰の供出品かは公表しませんが、協力者のお名前は発表いたします。なお、本の「グレード」はお気遣いなく。適当に組み合わせますから。どうぞよろしく。
2.出品決定目玉出品part1(aコース問題付)
泉鏡花『活人形』(去年は六角本だったから、今年は処女刊行本の方)

人魚通信  投稿者:Peter-Rabbit 投稿日:11月20日(木)21時02分28秒
管理人さま
有難うございました。本日拝受致しました。 装丁もいいですね。今後続刊が書棚を飾るのが楽しみです。(^o^)

大変失礼いたしました  投稿者:文庫中毒 投稿日:11月20日(木)22時52分27秒
管理人様
『人魚通信』まだ届いてなくて、校正刷も手元に見当たらず、狼狽いたしておりますが、 管理人様のお名前を間違って印刷してしまったことのようで、まことに申し訳なく、お詫びいたします。次号続編では、間違いなく訂正いたしますので、お許しください。 もしかしたら私の頭の中には、管理人様は一徹な方とのイメージが刷り込まれていたせいかもしれません。

御礼「人魚通信」  投稿者:夢鬼 投稿日:11月20日(木)23時42分41秒
「人魚通信」創刊号、わたしのところにも届きました。 少部数なのがもったいないほど、素晴らしい出来ばえ。 一気に読んでしまいました。 御礼として、棟方志功装丁本書誌のなかで記載が洩れていると思われる本に気づきましたので、情報を記載します。
「おき上り小法師」妻木新平著 昭和17年10月15日発行  東京興亜文化協会 本文344頁 四六版 丸背(函、カバーの有無は不明) 定価1円50銭 (表紙・背・裏表紙・扉)
内容は肺病の養生訓のようなもの。 著者が戦後に怪奇小説を書いている人だったので、たまたま購入した本でした。

『日本の肉筆絵入本・北園克衛を中心に』  投稿者:管理人 投稿日:11月21日(金)09時51分50秒
『日本の肉筆絵入本・北園克衛を中心に』が届きました。 大輔、風、TG、通天閣、貞之介、葵の家、散水弁様は田村書店でお渡しします。 その他の方は送りますので、到着後、代金8000円を指定口座に振り込んでください。

業務連絡です。  投稿者:大輔 投稿日:11月21日(金)11時43分43秒
「偲ぶ会」、「紅葉狩り」参加の皆様
 こんにちは。大輔です。皆様いかがお過ごしですか?住所が判る方には写真を送付いたしました。さて住所が判らない方が4名ほどいらっしゃいます。  散水弁様 萬嘯廬様 貢様 りょくと様(50音順でございます。)  大輔宛に住所をメールして頂くか、もしくは神保町にてお渡しするかになります。(それか忘年会ですね)

「人魚通信」  投稿者:青垣山 投稿日:11月21日(金)13時48分46秒
お世話様でした。感謝申し上げます。 私の三島由紀夫ノートの「研究書」の 一冊に加えたいと思います。

お礼  投稿者:文庫中毒 投稿日:11月21日(金)16時51分03秒
夢鬼様
志功装丁本情報をいただき有難うございます。 その本は先週届いたあきつ書店の目録で初めて見つけまして、現在注文中です。 戦前に関して、それ以外にも見つけておりますので、次号で追加したいと思っております。他にもお気づきのものがありましたら、ぜひお教えください。

追伸  投稿者:文庫中毒 投稿日:11月21日(金)17時46分32秒
夢鬼様
先ほどあきつ書店から葉書が来て、品切れとなったとのこと。 もっと安いのを、気長に探すことにします。そこで、書き込んでいただいた書誌情報を写させていただきます。本当に有難うございました。

赤塚書房 「動力時代」について  投稿者:小山 投稿日:11月21日(金)22時03分25秒
管理人様
初めて書き込みさせていただきます。こちらのサイトには、ネットサーフィン中にたどり着きました。 当方、高村光太郎研究会という組織に所属する研究者で、年刊発行の「高村光太郎全集補遺」の編集に関わっております。
さて、こちらのサイト中のhttp://kikoubon.com/akatsuka3.htmlに掲載されている竹中祐太郎著「動力時代」に、高村光太郎の「『動力時代』讀後小感」なる文章が載っているとのことですが、この文章は「高村光太郎全集」にも「高村光太郎全集補遺」にも収められていない、新発見です(今まで気づかなかった我々光太郎研究家の怠慢なのですが)。
そこで、誠に勝手な御願いではありますが、できますれば「『動力時代』讀後小感」を来年4月発行予定の「高村光太郎全集補遺」に載せたく考えており、どういった文章なのか、ご教示願いたく存じます。 可否は別として、メールまたは掲示板上にて、ご返答下さい。

御礼  投稿者:ヒヤシンス 投稿日:11月21日(金)22時18分42秒
管理人様
『人魚通信』わざわざ郵送下さいましてありがとうございました。 皆さん素晴らしいです。
人魚の嘆き様
三木祥彦名義の肉筆資料を折角お譲りいただきながら、分析の方は遅々として進んでおりません。 前田夕暮周辺の調査で手間取っております。 しかし、お手紙の「未開拓の領域です」に励まされて頑張ってはいます。

御礼  投稿者:うすけ 投稿日:11月22日(土)00時01分01秒
『人魚通信』本日到着致しました。 取急ぎ報告と御礼を申し上げます。

Re.赤塚書房 「動力時代」について  投稿者:管理人 投稿日:11月22日(土)01時08分42秒
小山様
「高村光太郎全集補遺」に掲載の由、喜んで協力させていただきます。 但し、造本が極めて脆弱なので絶対にコピーはしたくありません。 一字一句遺漏無く筆写致しますので小生宛てに住所、氏名をメールして下さい。

(無題)  投稿者: 投稿日:11月22日(土)01時25分11秒
人魚の嘆き様
お心遣い有難うございます。 これで忘年会の楽しみが倍化致します。 ただ、参加の申し込みですが、 年末の予定が把握できる12月に入ってからになってしまいそうです。 (気持ちは既に会場に向かっているのですが) 遅くなって申し訳ありません。
大輔様
お忙しい中、焼増し有難うございました。 神保町または忘年会でお会いする時にお願い致します。 楽しみにしております。

『人魚の忘年会』参加希望  投稿者:プラム 投稿日:11月22日(土)01時38分31秒
皆様
 お初にお目にかかります。今回忘年会に参加させていただきたく存じます。因みに私は ある人のお袋で御座います。

ありがとうございました。  投稿者:大輔 投稿日:11月22日(土)01時51分14秒
今日お集まりの皆様
 今日は楽しい一日でした。本当にありがとうございました。
  貢様
 今日神保町で貴兄に会えず残念でした。写真は常に持ち歩いていますので、声を掛けてくださいね。
 人魚の嘆き様
 本日はじっくりお話できず残念でした。東急には是非行きたく存じます。歴史的な場所ですから。情報ありがとうございました。感謝申し上げます。
  風様
 プラム様に例の件、話しました。日程はどちらでも大丈夫みたいです。連絡お待ちしております。
お会いした皆様に心より感謝申し上げます。

『人魚の忘年会』参加希望  投稿者:ryokuto 投稿日:11月22日(土)03時15分51秒
遅ればせながら参加を希望いたします。皆様どうぞお手柔らかに。
サーニン様
アルツィバーシェフがお好きなのでしょうか。今回は間に合いませんでしたが、「人魚通信」にはアルツィバーシェフの翻訳書のことでも書こうかと考えておりましたので、いささか吃驚しました。

御礼  投稿者:軟鉄 投稿日:11月22日(土)07時29分06秒
「人魚通信」を、受け取りました。 皆さんの書き込みから、想像していた以上に 素敵で、感心しております。  ありがとうございました。

張赫宙・御礼  投稿者:天女の舞い 投稿日:11月22日(土)11時22分27秒
管理人様
張赫宙の御回答有難う御座います。昭和14年と昭和16年に違う出版社から同表題で矢継ぎ早に出すには大きな異動があったに違いないと勝手に思い込んでいましたので、些か拍子抜けしてしまいました。
「人魚通信」拝受致しました。 瀟洒で上品な装丁、素晴らしいですね。内容はサロンに集う面々故に相当のレベルとの予測はしていましたが、成る程、昨今の大学の紀要に寄せられるものとは遥かな質の差を感じました。 次号も大いに期待しております。

……好きです。  投稿者:サーニン 投稿日:11月22日(土)12時06分05秒
ryokuto様
アルツィバーシェフの翻訳についてお書きになる予定だったとのこと、 それはぜひとも拝読させていただきたかったことでした。 じつは「サーニン」で検索して、《salon de 書痴》に漂着いたしました。 過去ログから、これはryokuto様(のみならず、やっぱり管理人様や人魚の嘆き様も 詳しいようなご様子が察せられますが……)には、 鼻から叶わねえかな――と書き込みに二の足を踏んでいた次第です。
ページを開くと溢れ出る、噎せ返るような扇情感、死を誘惑してやまない描写には、 何度読んでも魅了されてしまいます。 まだまだ体系的にとは申せませんが、愚生も見かけたら集めて参りました。 果たしてどのタイトルが入手困難なのでしょう? 発禁との関係で“改版”“改訳”の類いも多いみたいですが、 ご存知の範囲内で、よろしければご教示ください。 (お書きになるのを待つほうがいいのかな?)
ともあれ敗戦までの日本は、世界でもっともアルツィバーシェフが読まれ、 翻訳されていた国のひとつであることは間違いありませんよね。 いまでは露語テキストを見つけるほうが難しようでもあります。     (↑ はなはだ怪しい語学力ですが) こうなってしまっては(?)、今後もいろいろ勉強させていただきたく、 どうぞよろしくお願いいたします。

「人魚通信」御礼  投稿者:hazedonca 投稿日:11月22日(土)16時32分06秒
管理人様
朝からバタバタしていたため、御礼が遅くなり、申し訳ありませんでした。 「人魚通信」を郵送いただき、ありがとうございます。 装丁も素敵ですね。これから、読むのが楽しみです♪

さっそく訂正です。  投稿者:サーニン 投稿日:11月22日(土)17時54分26秒
>じつは「サーニン」で検索して、
「サニン」でした。失礼いたしました。 また『ナチス詩集』で検索してみたら、 cogito様のHPに行き着き、 いつの間にか両者が合流(?)しておりました。 数ヶ月ほど前のことです。

人魚通信御礼  投稿者:出雲人 投稿日:11月22日(土)17時57分39秒
管理人様
 ただいま届きました。  住所のところでかけていた字があり、いま届いたのだと思います。  きれいな装丁の本、ありがとうございました。  グラシン紙で包むつもりです。

御礼  投稿者:TRAMP 投稿日:11月22日(土)18時17分55秒
管理人様、
「人魚通信」無事到着いたしました。ありがとうございました。

(無題)  投稿者:通天閣 投稿日:11月22日(土)18時19分04秒
管理人様 人魚の嘆き様
本日 田村書店ではありがとうございました はじめてお目にかかり緊張のあまり自分が何を話したかも思い出せません 管理人様には 谷中安規のチケットの御礼いわず大変失礼しました 人魚の嘆き様も 忘年会のおさそいありがとうございます 
皆様本日 『日本の肉筆絵入本・北園克衛を中心に』を受けって参りました 写真満載の美しい本です 私が気になったのは カフェークロネコの雑誌 クロネコでしたが 皆さんはいかがですか ????

小山正孝『逃げ水』  投稿者:cogito 投稿日:11月22日(土)19時17分19秒
立原道造が好き 様
お探しの小山正孝『逃げ水』は今度の新村堂書店の目録(149p)に載ってゐます。私は戦後の詩集の、相場にも鑑賞にも疎いので、評価についてはよくわかりません。 そして格安情報が欲しい場合は、書込みにはe-mailアドレスを付しておくべきかもしれません。この掲示板に張り込んだが最後、よいものはすぐに売れてしまふでせうから。

「人魚通信」御礼  投稿者:魚楽 投稿日:11月22日(土)21時29分20秒
管理人様。
書き込みが遅くなりましたが、私のところにも無事届きました。 どうもありがとうございました。 とても素敵な装丁で、一見古書雑誌には見えませんね。このサロンには素晴らしい方々が集っていらっしゃること、改めて感じ入りました。 まだすべて目を通しておりませんが、雪岱の装丁本を興味深く読ませていただきました。 以前、初めて美しい鏡花本を見たときの感動を思い出し、自分とは縁遠いものと諦めているものの、いつか手にしてみたいとの思いを強くいたしました。

九段蒐書日録その 5  投稿者:くだん 投稿日:11月22日(土)22時29分39秒
11月22日(土)
東京古書会館の趣味の古書展にて、浅見淵の「現代作家卅人論」竹村書房、昭和15年、初版4800円+消費税、加能作次郎の「小品随筆このわた集」富来郷文化懇話会、昭和27年5000円+消費税を購入。 田村書店店頭にて外村繁の「濡れにぞ濡れし」講談社、昭和36年、初版函帯900円を購入。
今週の読了本
外村繁の「草筏」砂子屋書房、梅崎春生の「山名の場合」山田書店、鮎川哲也の「白の恐怖」桃源社、小林信彦の「笑う男道化の現代史」晶文社、葛西善蔵の「馬糞石」春陽堂
さて、九段蒐書日録はあと1回、11月一杯で終了といたします。12月からは私のライバルと呼ぶには畏れ多い萬嘯廬様に蒐書日録をお願い致しました。私よりはるかに充実した日録になりそうですので皆様お楽しみに。

「本日のダボリング」  投稿者:大輔 投稿日:11月22日(土)22時47分16秒
ymnk様
 職場の近くのブックセンターいとうにて昨日お話した、  藤島泰輔 「孤獨の人」 平成元年2月16日 初版 序文三島由紀夫  を500円でダボリングいたしました。  今のところ読んだのは序文のみです。

管理人さまに おれい  投稿者:ぐれむん 投稿日:11月23日(日)02時09分27秒
一ちほう都市にも「人魚通信」創刊号、無事届きました。ありがとうございます。 内容、レイアウトともにお見事。このように秀逸な雑誌が200部限定とは、ちと罪では。 ひとり蚊帳の外である、わたくしには執筆者名とHNが一致しない点も謎であり、魅力でもありました。少なくとも100号まで続きますように陰ながら期待しております。

『人魚通信』御礼  投稿者:永町 投稿日:11月23日(日)11時07分50秒
管理人様、人魚の嘆き様、執筆・編集に携われた各位に御礼申し上げます。 今朝、『人魚通信』発見いたしました。 当方、引っ越し準備のため、現在、大地震を喰らったような状況です。 朝は朝で、箸はどこ、パンツはどこと、大騒ぎの有様です。 到着に気が付かず御礼おくれ申し訳ございませんでした。 まだ、さっと目を通しただけですが書痴の成果が存分に発揮されているように思います。 書誌的にも貴重な財産になることと思いますので、時をかけても次号発刊を願う次第です。 瀟洒な装丁が心憎い限りです。大事にしたいと存じます。 原稿を書かれた方々、すばらしい本になりましたね。

ありがとうございます  投稿者:三月兎 投稿日:11月23日(日)14時35分34秒
「人魚通信」拝受致しました! 遅まきながら、御礼申し上げます。 鏡花のお墓参りのくだりのとこなど、さぶいぼが立ちました、 まだ、ざっと読んだだけなので、じっくり読みたいと思います。 棚に入れた「人魚通信」が、どんどん増えていくのが楽しみです。 執筆者、スタッフの方々ご苦労様でした、次号も頑張って下さい。

(無題)  投稿者:りょくと 投稿日:11月23日(日)15時16分43秒
サーニン様
アルツィバーシェフの訳書に関してのお尋ねの件ですが、概して翻訳書は縁がありますから、他方では然程珍しくなくとも、此方では珍しいということが往往にあるもので、一概に断定しにくいところではありますが、架蔵本にないものを挙げれば、「最後の一線」精芸社、「愛の極み」天佑社、「女奴隷」エルノス、「労働者セヰリオフ」金港堂(パンテオン叢書)でしょうか。ただしどれも古書目録中には散見いたしたことがありますから、やはり無想庵の植竹書院版の方がない本でありましょう。わたくしも三星社出版部の三十版は所蔵しているのですが。
原書でも手に入りにくいとの由、確かにそれはその通りです。1917年ころに十巻本の選集が出て以来、1994年に3巻本の選集が発刊されましたが、それも現今は絶版になってしまったようですから。ただし「サーニン」だけは種種の出版社から表紙を変えて出版されているところを見るとあながち閑却されているわけでもないようです。
何はともあれ、銀の時代にあってもベールイ「ペテルブルク」やソログープ「小悪魔」ほどには散文として注目されなかった作家ではありますから、日本での熱狂振りは異常であったのでありましょう。 因みに「蛮人」至上社(佐野英訳)はご所蔵でしょうか。これは「獣性」として発刊されたのが発禁となり、削除された後に再発行されたものですが、わたくしは二冊所蔵しておりますので、もしご入用でしたらおっしゃってください。

アル バ フ←「日本の古本屋」で検索するとき(笑)  投稿者:サーニン 投稿日:11月23日(日)17時11分06秒
ryokuto様 もしくは りょくと様
詳細なレス、ありがとうございます。 たいへんうれしく拝読いたしました。
>「最後の一線」精芸社、「愛の極み」天佑社、「女奴隷」エルノス、 >「労働者セヰリオフ」金港堂(パンテオン叢書)
むむむ。この辺、全滅です。 おっしゃるように目録で見たことがあっても(『女奴隷』『労働者セヰリオフ』)、高価なので見送ったものもあり、ゆっくり探せるのかな、と思っていますが……。
このうち、精藝社の『最後の一線』は未完で終わった『ア全集』のことですか? それとも完結して単行本で出たのでしょうか。 愚生、じつは『サーニン』よりも、登場人物がみ〜んな自殺していく『最後の一線』が好みで(笑)、このとき未完の米川訳は新潮社版『第二期 世界文學全集』の一冊として完結したとばかり思っていたので、もし精藝社版『最後の一線』が存在するなら、ちょっと気持ちを引き締めないといけません(笑)。
>1994年に3巻本の選集
原書ではこれが一番入手しやすいのでしょうが、まだ手にできていません。 2年ほど前に10日ほどピーテルとモスクヴァに行く機会があったのですが、むこうでもベールイ、ブローク、ソログープ、ザイツェフ、レーミゾフなどは新しく選集や文庫っぽいものが続々と刊行されていましたが、アルツィバーシェフばかりは探しきれず、これはわたしが(語学力も含めて)未熟だからか(ホントにからっきしなのですが)、はたまた再評価が進んでいないのか、ちょっと考えてしまったことでした(ピリニャークはつい最近、選集が出はじめたようですね)。 それに向こうでも、古書となると、マレーヴィチやマヤコフスキイクラスだと数万〜数十万円で、とうてい手が出ませんでした(sigh)。
>『獸性』→『蠻人』
お気づかい、とてもうれしく頂戴いたしました!(わたしにとってのみ残念なことに)いずれも入手してしまっておりました。 『獸性』は、昨年でしたか上京した折に、こちらで話題になる田村書店様の、向かって右側通路のいちばん奥の左手最下段足許(笑)のロシア文学の棚をゴソゴソやって発見しました。函も造本も美しく、『蠻人』となって感性ばかりか装幀までも野蛮にされてしまったのは、本にとってもはなはだ残念なことですね。
>やはり無想庵の植竹書院版の方がない本でありましょう。
これも同感です。なんとわたしも「三星社出版部の三十版」(ノロ鹿? の黄色い函)で、まったく同じです(タワーリシチ!)。この「三十版」の奥付は、ロシア文学の日本への移入の問題を考えるとき、とっても参考になりますね。こういうのはむしろ初版より「三十版」のほうがいい、というのがわたしの考えなのですが、とはいえ、やっぱり、なんといっても植竹書院版は拝めないものだろうかと検索してみたら――(前の書き込みに戻る)。
――などなどと生意気を書かせていただきましたが、愚生がロシア文学に関心を持ち出したのは、せいぜい4〜5年のことです。この分野は/もまた、それこそイノチガケで取り組んでいる歴史と先達を持っていますので、浅薄な知識と語学力を笑われるばかりでしょうが、どうぞまた話し相手になってやってくだされば、大変うれしく存じます。 長くなりましたが、みなさまおゆるしください。

忘れてました  投稿者:サーニン 投稿日:11月23日(日)18時08分58秒
ryokuto様
書き忘れおりましたが、 愚生、まだ人文會版『作者の感想』すら 入手できていないありさまですので、 やんわりとお願いいたしますね(笑)。

『日本の肉筆絵入本・北園克衛を中心に』  投稿者:cogito 投稿日:11月23日(日)18時29分48秒
『日本の肉筆絵入本・北園克衛を中心に』本日届きました。ありがたうございました。 私が気に入ったのはマダムブランシュと『Ma petite maison』とその姉妹本がカラーで見られたことですね。そしてこの出版を機会に塩寺はるよの詩集が出てきたらまた話題になるんだらうなぁ。モダ隊のだれか国会図書館へ行って撮影して来てください(笑)。
インターネットで定点観測カメラを24時間放映してゐるサイトがあるらしいのですが、「こちらで話題になる田村書店様の、向かって左側通路のいちばん手前の右手二列ほど」をずーっと撮影してくれる有料サイトを作ってくれましたら、わたし購読させて頂きたいと存じます。

(無題)  投稿者:人魚の嘆き 投稿日:11月23日(日)21時43分05秒
ヒヤシンス様
三木祥彦名義の研究は未開拓の分野だと思います。頑張ってください。
散水弁様
貴兄の本名が書かれた細い紙を目にしました。くだん様が誇らしげにお持ちでした。
通天閣様 お目にかかれて嬉しかったです。年末にゆっくりとお話できるのを楽しみにしています。
りょくと様、サーニン様
『労働者セヰリオフ』の入った金桜堂(金港堂ではありません)のパンテオン叢書は何冊まで出ているのでしょうね。具体的には8巻は出ているのでしょうか?
萬嘯廬様
「日誌」のタイトルを早く決めてください。今週中に決めないと、自動的に「元帝王の蒐書日誌」となりますよ(笑)。

(無題)  投稿者:散水弁 投稿日:11月23日(日)23時08分35秒
人魚の嘆き様
やはりそういうことでしたか。すごく恥ずかしいところを見られたような、なんともいえない感覚です。ボーナスを開示されたり、本を盗まれたり、あげくの果てには、くだん様には変な紙を持たれるし・・・。もうこのくらいで終わりにしたいですね。
くだん様
ワナにひっかかりましたね。その紙を触ったら最後、確実に呪われるんですよ(笑)。

もう呪われてるかも・・・  投稿者:くだん 投稿日:11月24日(月)00時00分39秒
散水弁様
管理人様がおっしゃるには「この本を読むとますます泥沼にはまっていく」そうで、もう手遅れのようです。 泥沼に沈みながら貴兄のシャツをつかんでいるつもりなのですが(笑)

蒐書日誌  投稿者:萬嘯廬 投稿日:11月24日(月)00時59分54秒
くだん 様 人魚の嘆き 様
返事が遅れまして失礼いたしました。 蒐書日誌の件、承知しました。 何やら公衆の面前で恥を晒すような気がしますが引き受けた以上は責を果たすつもりです。 必ず今週中には口上を含めタイトルを書き込みます。 この様にリレーの体で色々な方に引き継ぎ「Salon De 書痴」を盛立てて行ければ好いですね。

告白できる機会が与えられました。  投稿者:サーニン 投稿日:11月24日(月)01時07分50秒
人魚の嘆き様
はじめてご挨拶を述べさせてさせていただきます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 さっそくですが、わたくし、パンテオン叢書、ただの一冊も持っておりません。バンザーイ! ただ、あとで古い目録を繰って歯がみしたのは、前述の『労働者セヰリオフ』(これは第五巻ですね)を除きますと、
 チェホフ『農夫』
 ソログーブ『死の勝利』
 ゴオリキイ『どん底』
 ザイツーエフ『静かな曙』
くらいでしょうか……。どれが第何巻なのかもよくわかっていない次第です。 りょくと様はいかがでしょう? よろしければ、その第八巻、何がエントリーされていたのかご教示いただけないでしょうか。行儀見習いからはじめさせていただきます(笑)。
――と書いてきてあらためて思ったのですが、わたしが愛読している新潮社版『労働者セヰリオフ』もパンテオンと同じ中島清訳(=ドイツ語からの重訳。裏見返しをみたらこれも田村書店様でした)。ということは、この作品は日本では露語訳はとうとう出なかった、ということなのでしょうか。この作品が日本の文学史、社会史に与えた影響は、ちょっと見逃すことができないように思われますが……。 いろいろと勉強になりますね。

便乗質問  投稿者:書物迷宮 投稿日:11月24日(月)02時46分57秒
りょくと様
初めまして。 大正時代に越山堂から出されている「世界名著文庫」について教えてください。
第一編『饗宴』プラトン 生田春月訳(架蔵)
第二編『方法論』デカルト 牛山充訳
第三編『ド・プロフォンディス』ワイルド 辻潤訳(稀覯本の世界・辻潤で確認)
第四編『労働者クロオド』ユウゴオ 奥栄一訳
第五編『楕円形の肖像』ポオ 布施延雄訳
第六編『少女マリイ』サンド 生田春月・中村千代子訳
第七編『犯罪者』シルレル 菅藤高徳訳
第八編『教養論』ブラッキイ 牛山充訳
第九編『現代の英雄』レルモントフ 高坂義之訳(架蔵)
上記リスト九冊の内三冊は確認しましたが、他は第九編『現代の英雄』の巻末広告に拠る情報です。既刊分は全て揃えたいのですが、果して広告通りに出版されているのでしょうか、又、私の所有する二冊は裸本ですが稀覯本の世界・辻潤の『ド・プロフォンディス』はカバーとなっております。矢張り全部がカバー付きなのでしょうか? 宜しくお願いいたします。

小山正孝『逃げ水』  投稿者:立原道造が好き 投稿日:11月24日(月)02時57分34秒
cogito様
小山正孝『逃げ水』の情報有難う御座いました。 早速、新村堂書店の目録で見ましたが、この本屋さん、どうかしちゃったんじゃないのと言う位めちゃくちゃ高いですね。友人は目録でこの三分の一ぐらいで買ったそうです。

『逃げ水』はきっと流れて参ります  投稿者:cogito 投稿日:11月24日(月)09時22分29秒
新村堂様
 「どうかしちゃったんじゃないのと言う位めちゃくちゃ高い」んですって。なんとかしませう。次回からでも(笑)!
立原道造が好き様
 一人の作家に執心して古書の世界の賭場口に立ったひとが最初に必ず感ずるのが、興味分野の本に対する「どうかしちゃったんじゃないのと言う位めちゃくちゃ高い」目録の“拈った”値付けです。  でも「どうかしちゃったんじゃないのと言う位めちゃくちゃ高い」目録をすべて除外すると、おそらくここに出入りしてゐるひとたちは田村書店以外からは何も買へなくなってしまふでせう。さうして皆がみな懐が裕福ともかぎらないのです(散水弁さま、我輩は50%カットなり、勝ったぜ(トホホ))。また、どこの本屋さんにもこちらの方面の値付は甘いな、といふところがあり、さういふものを載せない鉄壁の目録を出してる「あきつ書店」のやうな本屋さんでも、おそらくそれを抽出するために捨てるやうに処分してる本が陰には存在してるんぢゃないでせうか。
 誰も知らないやうな珍しい詩集が載ることと、買値や状態の関係でせうが時々私でも買へるやうな値付をして下さるので、新村堂さんはとても注目してゐる本屋さんなのですが、でもやっぱり“誰も知らない”本に対して中身も装釘も見ないで福沢諭吉をエイヤァッと出せる人なんて早々ゐませんよね。それは自分の勉強不足であることは承知の上で、勉強するところは古書店しかないから言ふのです。
 私は古書目録から多く書誌のみ頂くばかりで(これも先のベルベット様の文庫中毒様への忠告が耳に痛うございます)首都圏に住んでゐるひとたちを羨ましく思ひます。昔、在京の頃は、私はお休みごとに石神井書林や下井草書店にゆくことが嬉しくてなりませんでした。しかし書店で実見すれば当然無駄な買ひ物しませんし、顔馴染みになるとそのお客に“拈った”値段など言へなくなってしまひます。だからこのところ目録売りの本屋さんが隆盛ですけれど、私は古書は必ず実見して、買はなかったものも含めて目を肥やしてゆくもの、それによってお客としても成長してゆくものと信じてゐるから、お客の顔が見えないことをよいことに、店売りはせずに無名の本に拈った値段をつける目録専門古書店の行き方はやはりどこかおかしいんぢゃないかと、これは拙hpにも以前書きましたが、いつもお世話になっておきながら敢へて申し上げたい一言であります。
 そんなことでありまして、立原道造が好き様も、古書店さま様に対して立腹は理に適ひませんからやめときませう(コレクターになるつもりがないならいいです)。目を転ずるのが一番です。小生さうして精神修養の過程で漢詩に出会ひました(笑)。

御礼  投稿者:立原道造が好き 投稿日:11月24日(月)12時31分48秒
cogito様
早速のご丁寧な御回答、有難う御座います。 全然、立腹なんてしていませんよ、幾らだろうと勝手に値段を付けるのは自由ですから。 私は裕福とは全く逆の立場にいる者ですから、法外に高いと思う本は買えません。 次を待ちますので情報を宜しくお願いいたします。

質問疲れ  投稿者:りょくと 投稿日:11月24日(月)13時46分59秒
人魚の嘆き様
確かに金桜堂です。どうも疲れているようです。何巻まで出たのでしょうね。今度調べてみます。
サーニン様
わたくしは残念ながらパンテオン叢書を所蔵してはおりませんが、ザイツェフの「静かな曙」を瞥見したことがあります。パンフレットみたいな縞模様表紙のa5変形の薄い冊子のような本だったと記憶しております。「セヰリオフ」は中島清訳ですが、頁数から判断すれば新潮社版より収録数が少ないのでしょう。ただパンテオン叢書に入っているものはほとんど後で別の形で収録されているものが多いですから、書誌を作成しないのでしたら必要ないかと思われますが。
精芸社版の「最後の一線」はおっしゃられるように下巻未刊行のもので、恐らく新潮社の文学全集に収録するときに全訳という形になったのであると思われます。「作者の感想」は偶々所蔵しておりますが、新潮社版の「セヰリオフ」はつい先日購ったばかりです。とてもきれいな状態の函入りの本だったので「ランデの死」「サニン」の新潮社版もつい買ってしまいました。因みに露語もお読みになるとのことでしたら以下のサイトに原文が転載されております。ご参考までに。このようなサイトの通例で恐らく誤字も多いのでお気をつけください。 http://www.russianresources.lt/archive/arcib/arcib_0.html
書物迷宮様
その本に関しては管理人様が詳しいので管理人様お願いいたします。すべてカバーのはずです。

戦後詩集の高値  投稿者:黒猫館館長 投稿日:11月24日(月)14時22分11秒
cogito様・立原道造が好き様・皆様
わたしの蒐集分野である戦後詩集も最近はとんでもなく高いです。 大体高くなっているのは 吉岡実『僧侶』 石原吉郎『サンチョパンサの帰郷』 入沢康夫『季節についての試論』 などH氏賞・第一詩集関係が多いようです。 もう有名所の戦後詩集はあまりに高くなかなか手がでなくなってしまいました。 http://www.cna.ne.jp/~kuroneko/index.html

「世界名著文庫」  投稿者:管理人 投稿日:11月24日(月)14時41分46秒
書物迷宮様
「世界名著文庫」越山堂刊ですが小生は十二編まで確認しております。 書物迷宮様のリストに記載の本も全て出版されており、全てにカバーがついております。 以下がリスト漏れの三冊です。
第十編『自然論』エマソン 中村詳一訳(大正九年四月)
第十一編『静かな水車場』ズウデルマン 馬場睦夫訳(大正九年四月)
第十二編『悪い仲間』コロレンコ 布施延雄訳(大正九年四月)
ご参考まで。

ありがとうございます。  投稿者:サーニン 投稿日:11月24日(月)16時02分50秒
りょくと様
アルツィバーシェフでお話しできるタワーリシチ――この言葉をはじめて知ったのは、高校生のころ旺文社文庫で読んだ木山捷平「耳学問」でしたが――と、めぐりあえたような気がして、ついはしゃぎすぎました。横暴な質問攻めにしてしまったかもしれません。鈍感をおゆるしください。
わたしは、ホレた作者のものは全部読みたい、集めたい――という欲求にいつも負けてばかりで、いまだに貧書生を続けています。叢書や選集といったくくりでは、もっぱら「転向文学」というコンセプトでしか考えて来ませんでしたので、人魚の嘆き様のご指摘もあわせて、今回は眼を開かされました。 2年ほどまえ、ロープシン=サーヴィンコフについては(邦訳に限って)書誌めいたものを作ったことがあります。こちらは、たとえば宇野浩二『文學の三十年』など、当時のロシア文学をかれらがどのように貪り読んだか、実感のこもった貴重な証言にあふれていて(ちょうど散水弁様が飛ばし読みしたあたりかもしれませんね)、それらを参考にしつつ、本を集めました(とはいえ、まだ目録で影すら踏んだこともないものもあります)。
ところが同じように、非常に多くの作家が影響を受けたと語っているアルツィバーシェフと来たら、その邦訳の数は、重訳抄訳改版改訳、ちょっとサーヴィンコフの比ではない……。ほかの書籍を集めながら(気が多いもので(笑))、ぽつぽつと無理をしない程度で手に入れるようにして参りました。そして実際に読んでみたら、やっぱり魅了されてしまった――という感じでしょうか。『最後の一線』なんて滂沱の涙です。 ご教示くださったパンテオン叢書の『セヰリオフ』も、そのような美しい本なのでしたら、いつの日かぜひとも……と、あらためて思い立った次第です。ご指摘ありがとうございました。
*** わたしの中島訳『サアニン』は三十版でした。あと『サアニン』は佐々木味津三「訳述」の裸本を持ってます。『ランデの死』はいまだ新潮文庫版でしか入手にいたっておりませんが、こう並べてみるだけでも、やっぱりよく読まれたんだなあと。 魯迅が中国語に訳しているとか(未見)、茅盾やその後の満洲文学にも大きな影を落としていて、やっぱりとうぶん眼が離せそうにありませんね。 りょくと様が『人魚通信』にお書きになるのを鶴首してお待ちする次第です。そのときのために、「投稿」ボタン早押しを訓練しておきます(笑)。
ところで、精藝社版『アルツイバアシェフ全集』第一巻(「最後の一線・上」1922年5月30日発行)でしたら2册ありますので、今回ご心労をおかけしたお詫びにお送りいたしましょうか? これは外装があったのかどうか、わたしは裸本しか持っておりませんので、ご参考程度にしかなりませんが。(第二巻は22年9月18日発行です)

「世界名著文庫」  投稿者:書物迷宮 投稿日:11月24日(月)17時38分46秒
管理人様 りょくと様
「世界名著文庫」について御教示いただきまして有難う御座いました。 補っていただいた三冊、何れも是が非にでも捜してみたい作者と作品です。 お蔭様で「Salon De 書痴」を拝見するようになりましてから急激に探求書が増えました。

「阪急古書のまち」古書目録から  投稿者:立原道造が好き 投稿日:11月24日(月)19時10分32秒
黒猫館館長様
同感です。 ちょっと高くなりすぎですね。 ちょうど一昨日届いた「阪急古書のまち」古書目録から。 「蘭」安藤次男、署名宛名消、8万円 「ミクロコスモス」飯島耕一、12万円 「サンチョパンサの帰郷」石原吉郎、署名本、8万5千円 他のh氏賞もご立派な金額のオンパレードでした。
cogito様
同目録の「黄蜂と花粉」は12万円と高値ですが、竹中郁の絵が入っているようです。この詩人の絵は珍しいですよね。

「小林文庫」さんの掲示板から質問  投稿者:乱歩邸 投稿日:11月24日(月)20時33分31秒
探偵物のHP「小林文庫」さんの掲示板に 最近書かれていたことで気になっています。管理人様、人魚の 嘆き様よろしくご教示願います。
管理人様
城田シュレーダー の「満洲秘事 天然人参譚(?)」という 作品が雑誌「漫談」の昭和7年7月号に掲載されているとの ことで、こちらの「稀少雑誌」コーナーの「漫談」 をチェックしたのですが、残念なことにその号はアップされていませ んでした。この作 品が掲載されているのは間違いないのでしょ うけれど、どの位の ページ数のものなのでしょう。また、「漫談」に城田シュレーダーの作品 は他にも掲載されているのでしょうか。
人魚の嘆き様
塔晶夫の「虚無への供物」に、塔晶夫名義の署名本は存在するという話が あるようですが、ご覧に なったことがありますか。また塔晶夫名義だと して、中井英夫名義よりも古書価は高くなるものでし ょうか。

城田シュレーダー  投稿者:管理人 投稿日:11月24日(月)21時33分48秒
乱歩邸様
「漫談」第三巻第八号(昭和7年7月)には確かに城田シュレーダー「満洲秘事 天然人参譚」が掲載されております。目次には天然人参譚(満洲秘話)となっておりますが。64p〜83pの比較的長い作品で北富三郎が挿絵を描いております。表題通り朝鮮人参にまつわる話です。 手元の「漫談」には城田シュレーダーはありませんでしたので又、聞いて見ましょう。
おーい、萬嘯廬様 聞こえてますかー。
くだん様
乱歩邸様で思い出しましたがリクエストの江戸川乱歩書簡を取り敢えず二通だけ探し出しました。 その序に甲賀三郎の書簡も一通出て参りましたが、そちらも興味がおありでしたら水曜日に一緒に持参いたします。

(無題)  投稿者:くだん 投稿日:11月24日(月)22時01分13秒
管理人様
早速にありがとうございます。 どちらも興味ありますので、水曜日にぜひ拝見させてください。

ハーイ、了解です  投稿者:萬嘯廬 投稿日:11月24日(月)22時21分19秒
管理人 様 乱歩邸 様
ここの所「漫談」の話題が続いておりますので、早くお返ししなければいけません。 この雑誌、猥雑な匂いをプンプンとさせるごった煮なのですが、 やはり資料として貴重な内容が鏤められているようです。 さて、わたくしが拝借しています「漫談」は計八冊です。 この前、小寺菊子の話題が上がりました時より一冊追加して戴きました。 この八冊の中に城田シュレーダー執筆の記事は一つもありませんでした。 只、この「漫談」の広告に同時代に発行していたらしい「探偵」及びその改題された「犯罪實話」 という雑誌があるらしく、そこに城田シュレーダーの名前が散見されるのみです。 勿論、宣伝広告ですから内容は判りません。

三木祥彦  投稿者: 投稿日:11月25日(火)01時20分01秒
ヒヤシンスさま
人魚の嘆きさまとの会話を拝見しておりますと、三木祥彦の研究をなさっておられるご様子・・・ まとめられましたら、私にもぜひ拝読させていただきたく存じますので、よろしくお願い申し上げます。 なお、近年、「祥彦」のヨミは「ヨシヒコ」が正しいと確信できる資料を見つけました。 従いまして、角川書店『立原道造全集 第6巻』収録の年譜にある「アキヒコ」、至文堂「国文学解釈と 鑑賞」別冊『立原道造』収録の年譜にある「サチヒコ」のヨミは、共に誤りとなります。 特に、後者は、私の責任でもありますので、お詫びして訂正させていただきます。
付記
上記の別冊『立原道造』(2001.5.5刊)には、もう1箇所、「著作書誌」に誤記が見つかっております。 482頁下段《全集》の項で、発行年の誤記(誤1939→正1941)があり、それを訂正いたしますと、 第1行目から10行目までの配列が変更になりますため、訂正シールを作成いたしました。 なお、所蔵を確認できた方々には、既に訂正シールをお送りいたしておりますが、この記事をお読みに なられた方で、訂正シールをご希望の方は、私宛、メールをいただければ早々にお送りいたしますので、 なにとぞよろしくお願い申し上げます。

お礼とお願い  投稿者:乱歩邸 投稿日:11月25日(火)08時37分24秒
管理人様 萬嘯廬様
早速のご教示ありがとうございます。目次 の話、興味深いですね。それにしても、「漫談」に 掲載された作品 がなぜあの本に収録されるのか、単に満州に関係するから なんでしょうね。
管理人様 くだん様
乱歩と三郎の書簡、うらやましい限りです。もし、くだん様のご不要 の物がありましたら、私にもチャンスをお願いいた します。

気長にお待ち下さい  投稿者:ヒヤシンス 投稿日:11月25日(火)11時40分52秒
風様
承知しました。 しかし本業の合間を見ながらの素人研究ですから、あまり期待しないで下さい。 ところで、「祥彦」の読みがまだ確定していなかったとは驚きです。 先日人魚の嘆き様とまさしくお話していたことでした。 人魚の嘆き様は20年以上前から正しい読みをご存知だったそうです。 立原研究の遅れを実感し、自分でも少しやれるかなあ、という自信にはなりますが。

はじめまして。私は  投稿者:甲賀さん 投稿日:11月25日(火)13時10分51秒
甲賀三郎に入れ込んでいます。しばらく前からロムしていましたが、甲賀三郎の話 が出てきては我慢が出来ず表に顔を出しました。どうぞお手柔らかにお願いいたします。
まずは甲賀三郎の書簡の話題。 乱歩に比べたら残っている書簡の数は数百分の一だと思います。出てくることはあ まりないです。くだん様がパスされたら私も名乗りを上げたいと思いますので、よ ろしくお願いいたします。
管理人様
 はじめまして。「漫談」の話題が続いていますが、甲賀三郎も「一高 怪火事件」を「漫談」の昭和5年4.5.7月号に連載しています。私も手に入れたいも のなのですが、現物を見たことがありません。管理人様の長いご経験でも、やはり 飛び切り珍しい雑誌なのでしょうか?

(無題)  投稿者:ryokuto 投稿日:11月25日(火)14時50分59秒
サーニン様
<疲れ>と書いたのは目下私事で12月16日までは忙殺されているからであって、貴下に対してではありません。どうぞあしからず。ですから16日以降であればわたくしの貧しい知識で可能な限り回答はいたします。機会があればロープシンリストを拝見させてください。
それにしても中島訳は三十版まで出版されていたのですね。わたくしの所蔵は大正八年の縮刷版と昭和十年の新潮文庫上下ですから、露語訳が出ているにも拘らず三回版を変えているだけでもすごいと思っていましたが。魯迅、茅盾あたりまでは期待に答えられそうに葉ありませんので、その節はお力添えお願いいたします。

(無題)  投稿者:人魚の嘆き 投稿日:11月25日(火)21時53分04秒
ryokuto様
この程度の質問で疲れていては、裏管理人の後継者にはなれませんぞ。なりたくもないか(笑)。
サーニン様
>よろしければ、その第八巻、何がエントリーされていたのかご教示いただけないでしょうか。 『春の水』(ツルゲーネフ作、松本苦味訳)です。ちなみに7巻までは確実に刊行されています。
乱歩邸様
> 塔晶夫の「虚無への供物」に、塔晶夫名義の署名本は存在するという話があるようですが、ご覧になったことがありますか。
3冊見たことがあります。『虚無への供物』は私にとって守備範囲外の本であり、その関心のない私でも3冊見ているということは、結構存在するのではないですか。なお、その内の1冊は管理人様の自宅で昔、見ましたよ。某作家宛で、その作家への書簡も一緒にありました。まだお持ちなのかな?
>また塔晶夫名義だとして、中井英夫名義よりも古書価は高くなるものでしょうか。
それはそうです。例えば三島由紀夫の処女作に「平岡公威」の署名があれば、「三島由紀夫」名義よりも古書価は高くなるでしょう。本名での署名が珍しい作家ほどそれは顕著です。逆に漱石のように本名での署名が一般的な人は、「夏目漱石」という署名本の方が当然高くなります。要は希少性と持つ側の思い入れの度合いによるということです。
ヒヤシンス様
> 立原研究の遅れを実感し、
知名度に比すれば、立原研究はむしろ進んでいる方ですよ。短歌についてはまだまだですが、何と言っても詩人ですからね。

「漫談」  投稿者:管理人 投稿日:11月24日(月)22時01分13秒
甲賀さん
この二十年の間に「漫談」が纏まって出たのは、一度だけです。誰が買ったかは言わずもがな。 時々はバラ出てまいりますので「飛び切り珍しい雑誌」とは言い難いのですが揃えるのは、そう容易くないと思います。特に創刊号から数冊の小型は滅多に出てまいりません。いずれ所有分の全てをアップする予定ではおりますが、なにしろ横着者ですから、何時になる事やら。
小生は大衆物には全く興味が無いのですが、大泉黒石、辻潤などの初出雑誌を繰っておりますと甲賀三郎が時々与太雑誌の中に出てきたり致します。例えば『である』等と言う雑誌にも幾つかは散見できます

いま調べたら……  投稿者:サーニン 投稿日:11月25日(火)23時34分53秒
りょくと様
わたし、ほんとはサーニンなんて気のきいたhnよりも、 “田舎ラスコーリニコフ”ってなところが適当です。 今後ともよろしくお願いいたします。
人魚の嘆き様
いま思い当たって古い目録を調べましたら、 『春の水』ツルゲーニェフ(表記ママ)、松本苦味訳 で、記載されておりました。あきつ書店の77号です。 わたくしこの目録当時(1999)、ロシア文学が存在していないのと 同じ状態でした。

不正確でした。  投稿者:サーニン 投稿日:11月26日(水)02時01分54秒
人魚の嘆き様
下記の書き込み、帰宅してすぐでしたので、よく確認せずに すましてしまいました。申しわけありません。 布団に入って、ハッと思って再度見直してみましたら、 これには「パンテオン叢書」という註書きがございませんでした。 ほかのパンテオン叢書作品に続いて記載されていたもので……。 正確にすべて写しておきますと、 3224 春の水 〔ツルゲーニェフ〕 初 松本苦味訳 大4 6,500 です。版元は不明です。時代的には連続しているようですが……。 人魚の嘆き様がおっしゃっているのは、こういう意味だったのでしょうか。 お騒がせしました。

投稿削除  投稿者:管理人 投稿日:11月26日(水)07時16分48秒
バタイユクラブ様
「生田耕作氏執筆新聞雑誌資料」などというものは、ここでは犬も食べません。ゴミ箱に直行です。従って投稿を削除しましたので悪しからず。 理解不能なのですが、貴殿が言うようにその資料を血眼になって探しているサイトなるものが本当に存在するならば、なぜそちらに話を持って行かないのですか。何か魂胆が見え隠れしますよ。

驚きばかり  投稿者:乱歩邸 投稿日:11月26日(水)09時06分40秒
人魚の嘆き様
いつもながらの明快な講 義、ありがとうございました。しか し、管理人様が塔晶夫名 義をお持ちとは!こちらでは驚くことばかりです。

管理人様、次は  投稿者:甲賀さん 投稿日:11月26日(水)14時06分47秒
「である」ですか!確か「西洋笑話」という甲賀三郎の作品が収録されていると思 います。珍しい雑誌は何でもご存知なのですね。恐れ入るばかりです。 私だけ様が抜けているのは不快だからではないですよね・・・

虚無への供物の識語  投稿者:黒猫館館長 投稿日:11月26日(水)17時13分35秒
乱歩邸様
『虚無への供物』は塔晶夫名義の署名と ヴァレリーの詩 「『虚無』へ捧ぐる供物にと   美酒少し 海に流しぬ   いと少しを」 が入っていると激高の値がつくこともあります。 http://www.cna.ne.jp/~kuroneko/index.html

御礼申し上げます  投稿者:貞之介 投稿日:11月26日(水)20時17分51秒
現在パソコン不調の為お返事大変遅くなってしまいました。申し訳御座いません。
>cogito様
喜んでいただけたようで何よりです! 僕も貴兄からの御礼に頂戴した本で大喜び致しました。
>>(『人魚通信」の内容)個人的には恩地さまに是非江戸漢詩のことを書いて頂き たかったのですが、ことさらブームを煽ってコレクション半ばであるところの自分等 の首を締めるのは敵はんといふことでこの話題、当分はお預けなんださうで(貞之介 さま談)。
先日の宴席からの電話ですね 笑 これは僕の一方的な願望なのです。 これまた恥ずかしいお話ですが、僕は若輩のコレクターなので、諸先輩の方々にすぐ「待った!」をかけるのです。 何せ手元に本が無いのは僕だけなので… 自称『神保町一心の狭い男』、「僕がもう少し集めてから書いていただけませんか…」とお願いして回っている次第です。 お預けかどうかは、恩地様次第でありましょう。笑。 仲間が増えるのは本当に嬉しいのです、が、心と手元にまったく余裕の無い男でよく ああいったことを言ってしまうのです…恥ずかしい限りです。
>管理人様
本当に有難う御座いました。 管理人様の御好意によってcogito様から実に「僕好み」の本が到着致しました。 僕は格好つけて、さりげなく(笑)お譲りするだけの気でいたのですが、 管理人様の御蔭で何故か僕が最終的には大喜び、ということになりました。 本当に有難う御座いました。
>bori様
cogito様、踊ってましたね。嬉しい限りです。 僕も管理人様がお世話して下さいましたcogito様からの御礼の本で夜通し踊りました。 長文になってしまいました。 申し訳御座いません。乱文御容赦下さい。

恐縮ですが、ご教示ねがいます  投稿者:山名耕作 投稿日:11月27日(木)00時44分00秒
山名耕作と申します。 普段はROM専門というよりかは、餘りに高尚な内容に 恐れおののいている小心者です。 以前は、新青年についてご回答いただき有難うございました。 甲賀三郎、江戸川亂歩と、探偵作家の話題が出てきていたので、 それに便乗して小栗虫太郎に関する質問をしてよろしいでしょうか? 小栗虫太郎の書簡や、署名本について、古書店での相場を知りたいのですが、 お教え願えないでしょうか? 今夏にヤフオクで『黒死館』の署名本が八十万円で出品されたのですが やはり、そのくらいを見積もっておくべきでしょうか? 以上よろしくお願いします。

『虚無への供物』顛末  投稿者:管理人 投稿日:11月27日(木)02時30分19秒
乱歩邸様
『虚無への供物』についての人魚の嘆き様の記述は若干の誤りと遺漏がありましたので、訂正と補足を致します。
某評論家未亡人より「適当に処分願います。不要なものは捨ててください」(高く買えと言う事なんです)という書面を添えたダンボール箱が六個送られてきました。うれしい物として『新興藝術派叢書』『青年藝術派叢書』(完揃い)『新進作家叢書』(半分ほど)を鮮明に記憶しております。 箱を全部開け終わり選別をして不要な半分ぐらいの本を捨てるために紐で縛って玄関先に運んでいました。そのときチャイムが鳴って人魚の嘆き様が登場致しました。(用も無いのにちょくちょく他人の本棚を物色に来るんだ)
人魚の嘆き「どうしたんですか引越しですか」
管理人「そんな訳ねぇだろ、捨てるんだよ、捨てるの!」「欲しいのあったら拾いなよ」
約三分経過の後
人魚の嘆き「これは捨てちゃあ勿体ないですよ」
管理人「じゃぁあげるよ」「持っていきなよ」
人魚の嘆き「僕は遠慮するけど、この本は人気があるから欲しい人が多いんですよ」
管理人、面倒臭そうに紐を解く。
人魚の嘆きは、その本を二冊手にとり鬼の首をとったように「識語、署名じゃないですか」
(人魚の嘆きは二冊目をすっかり忘れている) と言った風に展開しました。『虚無への供物』は二冊あり、一冊は某評論家宛ての識語、署名入り本、片方は夫人宛の署名本で、丁寧な細かい文字で書かれた作者の手紙が挟まっていました。 前者は家に遊びにきた若い人が欲しいと言うから上げまして、後者は某ダボに売りました。 従って、後にも先にも『虚無への供物』を所有していたといった感覚はありません。
甲賀さん様
「である」はそれほど珍しい雑誌とは思えません。気長に捜せば出てきますよ。 甲賀三郎の『西洋笑話』は「である」創刊号(昭和七年一月)に掲載の埋草の様な記事で、西洋小噺の紹介です。 第一巻第九号(昭和七年一月)に掲載の『「であるの夕」を観る』と題した、である社主催のイベントをルポした記事は当時の世相の一端を映し出したものとして貴重だと思います。
貞之介様
いよいよcogito様と共に「Salon De 書痴・喜び組」結成ですね。
ymnk様
松涛美術館『谷中安規の夢』に於ける「カリガリ博士」の上映日は以下です。 12/9,10,26,27 1/6,7,17  いずれも午後2時より
小生宛てに特別招待状なるものが来ております。一般公開に先駆けて12月8日のそれにいらっしゃいませんか、図録もくれるそうですから。近々、招待状をお渡しいたします。
山名耕作様
小生は探偵物、全くの門外漢で、しかも相場となりますとチンプンカンプンでありますので 人魚の嘆き様に答えて貰います。

プレゼント  投稿者:管理人 投稿日:11月27日(木)02時44分56秒
『浅見淵の歌』昭和58年『浅見淵の歌』刊行会 定価4000円 を「人魚の贈り物」登録者に先着順で五冊プレゼント致します。(送料は負担) ご希望の方は直ちに申し込み下さい。尚、オフ会などて同書を既に貰っている方はご遠慮願います。

お願いします。  投稿者: 投稿日:11月27日(木)05時56分14秒
管理人様
 『浅見淵の歌』昭和58年『浅見淵の歌』刊行会 プレゼントお願いします。

『浅見淵の歌』  投稿者:グレノリ 投稿日:11月27日(木)06時45分56秒
管理人様
よろしくお願い致します。

プレゼント申し込み  投稿者:留女 投稿日:11月27日(木)08時11分30秒
管理人様
こんな時ばかりで申し訳ありません。『浅見淵の歌』をよろしくお願い申し上げます。

『浅見淵の歌』  投稿者:散水弁 投稿日:11月27日(木)09時25分43秒
管理人様
昨夜はいつもにまして勉強になりました。楽しい時間でした。ありがとうございます。 ところで「浅見淵の歌」ですが、これまであらゆる機会(発掘立会い時・鎌倉等々)があったにも関わらず、実は頂いておりません。一冊よろしくお願いします。 またいつものように「人魚の嘆き」に置いていただけませんか。

管理人様、『「であるの夕」を観る』  投稿者:甲賀さん 投稿日:11月27日(木)12時37分54秒
初めて聞く題名です。またまたびっくりさせられました。「気長に捜せば出てき ますよ。」に励まされて、気長に探してみます。

署名本の数  投稿者:賞物小僧 投稿日:11月27日(木)15時04分01秒
人魚の嘆き様
ご無沙汰しております。「続署名本の世界」を毎月楽しみにしていたのに、先月は連載がお休みで寂しかったです。来月を楽しみにしております。 ところで、「続署名本の世界」を読んでいて、ふと素朴な疑問が出てきました。一体人魚の嘆き様のご所蔵になる署名本は、誰の本が1番多いのだろうかと。何冊くらいかと。多分皆さん知りたいのではないでしょうか。 もしよろしければ、ベスト5くらいまで教えていただけないでしょうか?それと、これは企業秘密かもしれませんが、誰の署名本が1番今ほしいかも、もらしていただければ。 全国の署名本コレクターの頂点の方のお話は、何でも参考になり、勉強になるもの。どうぞご検討くださいませ。

(無題)  投稿者:人魚の嘆き 投稿日:11月27日(木)19時31分16秒
サーニン様
『春の水』は同じ訳者で違う出版社から出ているので、ちょっと紛らわしいのです。私は「パンテオン版」は未見ですが、広告が出ているので存在する可能性は十分ありますね。
管理人様
つまらないことをよく覚えていますね(笑)。
> 後者は某ダボに売りました。
誰ですか?もしかして、くだん様?いや、時代が違うか(笑)。
くだん様
でも、今だったら『虚無への供物』署名本、買っていますよね。 ところで、あとで一つ大役をお願いしますよ。
山名耕作様
小栗虫太郎の書簡はだいぶ前に一通15万円というものを見ました。甲賀三郎よりもまた一段と少ないのは確かですが、えらく高いなという印象でした。最近出たものは記憶にありません。 『黒死館殺人事件』の署名本の80万円は、極美で最高の宛名だとしても今の相場とはずれていると思います。極美本が30万円出せば手に入る時代ですから、署名があっても倍以上は難しいでしょう。バブル絶頂期に85万円の本がありましたが、今は50万円くらいで手に入れたいところですね。

久しぶりにやりますか!『人魚のファイナルアンサー』  投稿者:管理人&人魚の嘆き 投稿日:11月27日(木)20時07分05秒
『人魚の贈り物』登録者各位
賞物小僧様の質問にダイレクトに答えるのも興がないので、久しぶりに『人魚のファイナルアンサー』をやりましょう。ルールは以下の通りです。
下の問題の答えを「bbs『人魚の贈り物』」に11月29日(土)22時までに書き込んでください。最初に正解した方に@谷崎潤一郎A江戸川乱歩B北園克衛C三島由紀夫D萩原朔太郎、のいずれか一人の署名本を差し上げます(本のタイトルはあとのお楽しみ)。
「題名」欄に希望する署名本の作家名を書き(谷崎潤一郎等)、解答を「内容」欄に記入願います。なお解答は一人一回で変更は認めません。言うまでもなく、書き込む掲示板を間違えた場合や前の人と同じ解答の場合は即アウトです。
正解は公平を期して、「salon de 書痴の元良心」と言われるくだん様に、くだん様が自分の解答を投稿された後ですぐにお知らせします(即ち、くだん様はその段階で自分が当たっていたかどうかわかることになります)。そして11月29日(土)22時以降にくだん様に発表していただきます。 それでは皆様頑張りましょう!
[問題]人魚の嘆きの書斎にある署名本(著者献呈本、識語本など肉筆の入ったものを全て含む)が多い作家ベストスリーを挙げてください。 「例」@樋口一葉A北村透谷B宮沢賢治

有難うございます  投稿者:山名耕作 投稿日:11月27日(木)20時09分13秒
山名耕作です。
人魚の嘆き様
はじめまして。私は小栗虫太郎のファンの一人で、↓のようなサイトを趣味にしている者です。このたびは、お答えいただいて有難うございます。
>黒死館殺人事件』の署名本の80万円は、極美で最高の宛名
宛名は消してありましたが、『黒死館』本体(外函及び本)は超極美本でした。思わず腎臓を売り払って入札しようか判断に迷ってしまいましたが度胸がなく諦めました。
>今は50万円くらいで
でも、50万であれば、一年間食費を削れば何とかなるかもしれません。少し希望が湧きました。
>書簡はだいぶ前に一通15万円
嗚呼、その書簡を是非とも入手したいですね。でも、最近は見かけることはありませんか。とくに虫太郎のプライベートな面を探求しているので、私にとっては本当に貴重な 資料になります。辛抱強く待つしかありませんね。(価格帯を15万円附近として) 管理人様にも厚く御礼申し上げます。 http://oguri.html.tv

プレゼント希望致します  投稿者:ささな 投稿日:11月27日(木)22時50分09秒
『浅見淵の歌』昭和58年『浅見淵の歌』刊行会希望致します。 よろしくお願い致します。

眼鏡をかけなおします。  投稿者:サーニン 投稿日:11月27日(木)23時13分21秒
人魚の嘆き様
どうもそのようですね……。 一発で人魚の嘆き様が投じられた問いを 見抜くことができていれば、 わたしももう少し落ち着いた人間になれるのですが(笑)。 いい勉強の機会をいただいたと思って、パンテオン叢書第8巻、 「存在しない」というウラがとれるまで、探してみます。 その際は、真先にこちらにご報告させていただきます。 (見つからなくても、その過程でもっと発見があるでしょう!)

皆様のファイナルアンサーは?  投稿者:くだん 投稿日:11月27日(木)12時37分54秒
『人魚の贈り物』登録者各位
今回の『人魚のファイナルアンサー』で私、正解発表を仰せつかりました。 私が解答を書き込んだ直後に人魚の嘆き様から連絡がありました。(人魚の嘆き様は人魚様と略)です。
人魚様「解答を早速書き込んだね。正解は・・・(省略)の順だよ。」
くだん「そうですか。うーん残念。」
人魚様「じゃあ締め切りになったら解答を書き込んでね」
くだん「わかりました。」
と、がっかりしながら、ぽつぽつ書き込まれる皆様の解答を眺めておりました。 ところが今から2時間後に再び人魚の嘆き様から連絡がありました。
人魚様「さっき教えた正解だけど訂正があってね。」
くだん「ええっ!」
人魚様「ほんとの正解は・・・(省略)の順だよ。」
くだん「それがファイナルアンサーですか?」
人魚様「・・・もう一回数えてみよう。」
数分後
人魚様「今度は間違いない。」
くだん「わかりました。」
ということで、私は2度がっかり致しました。 締め切りは111月29日(土)22時です。まだ解答の書き込みをされていない登録者の方々はぜひチャレンジしてください。 なお、人魚の嘆き様によれば、自分が解答に至った過程や理由を簡単に書いていただければおもしろいね、とのことでした。 これから書き込まれる方はご協力をよろしくお願い申し上げます。

(無題)  投稿者:人魚の嘆き 投稿日:11月28日(金)22時32分50秒
山名耕作様
腎臓は大切な人への移植の時までとっておいてください(笑)。微力ですけれども、小栗の署名本や書簡が手に入る機会があったら、貴兄にここで必ずご連絡いたしましょう。確認ですが、署名本は『黒死館殺人事件』以外は不要ですか?
サーニン様
こちらこそ、その昔私が耽読し古書も少し集めたロシア文学翻訳書のことをいろいろと教えてください。
tg様
BIGなチャンス、逃さないでね。連絡待っています。
貞之介様
『人魚の忘年会』はカップルで来ないの?
彭城矯介様
吉報は既に届いていますね?

(無題)  投稿者:くだん 投稿日:11月28日(金)23時00分51秒
Peter-Rabbit様
私はあくまでも正解発表者にすぎません。「物言い」がつきそうな場合は管理人&人魚の嘆き様の協議があるのではないかと思われます。
そういえば、過去にも題名欄の記載で物議を醸した方がいらっしゃいましたね。 あれっ、こういうときは当事者に聞けば良いのかな? おーい、cogito様やーい、元気ですかあ。

感涙  投稿者:山名耕作 投稿日:11月27日(木)22時50分09秒
山名耕作です。
人魚の嘆き様
本当に有難うございます。是非ともお願いします。 署名本は『黒死館殺人事件』以外でもOKでございます。 よろしくお願いします。明るい希望の灯りが見えてきました。

男らしく  投稿者:Peter-Rabbit 投稿日:11月28日(金)23時26分14秒
くだん様
はい、了解。 当たってるかどうかもわかりませんしね。 でも当たってたら悔しいなぁ・・・(^o^)

私は失格ですが・・  投稿者:ダークホース 投稿日:11月28日(金)23時39分27秒
管理人様 人魚の嘆き様
私はpeter-rabbit様と同じ答えだとは気がついていませんでした。だから残念ですが失格です。私の失格とpeter-rabbit様が失格かどうかは関係ないかもしれません。でも、初参加でいらっしゃることを考慮していただければうれしいです。偶然同じ答えのよしみでお願い申し上げます。
peter-rabbit様
紛らわしいことをしてしまいゴメンナサイ。かわいいHNで女性の方かな?と思っていたら、男らしく、とありました。書斎にうかがった私よりも人魚の嘆き様の蔵書のことをよくご存知のようですね。

でもまぁルールはルールということで  投稿者:Peter-Rabbit 投稿日:11月29日(土)00時20分07秒
ダークホース様
ご配慮有難うございます。 でもルールはルールですし。(^o^) あわてて書き込むとよくないですね。今度からルールをよく読んで一息ついてから書き込むようにします。 私を可愛い(?)女の子と思ってた方々、夢を壊してすいません。 でも私は一言も女性だとは言ってませんよ。(^o^)

URL変更  投稿者: 投稿日:11月29日(土)03時19分42秒
管理人さま
URLの変更第1号、ありがとうございました。
皆々さま
昨夜、URLを変更いたしました。 手づくりの、あまりにも拙いH.P.ですので、衣替えをいたしたいと常々思いながら、HTMLを書く時間がなく・・・6年間も過ぎてしまいました。 ↓見栄えはかわりませんが、少しずつ情報は更新しておりますので、今後ともご贔屓のほどよろしくお願い申し上げます。 http://www.tachihara.jp/

ダボの拾書日誌  投稿者:文庫中毒 投稿日:11月29日(土)18時04分31秒
11月11日(火)
渥美書房から 浅野晃『石川啄木』祖国社、昭和28年、初版美本函背ヤケ(5,500円) が届く。
11月12日(水)
ヤフーオークションで落札した 雑誌『国際写真情報』昭和40年1〜5、7〜10月号合計9冊、(2,000円) が届く。東海道棟方版画の連載第8〜16回(最終回)分である。
11月19日(水)
森井書店から 富士憲郎著『大歩危』大阪萌木、昭和33年、30部特装版背革函(10,000円) が届く。 本当は200部並装版でよかったのだけれど、なかなか出てこないのでしかたなく。 それでもこの特装版、扉絵が手刷りなので、不満はもちろんない。
11月29日
高岡市内の古書店ユニ・コーンで 野村玉枝著『石南花の記』日本文芸社(発売 短歌新聞社)、昭和38年、本体函背ヤケ(500円) カウンター前の箱の中から値付け前のを見つけ出し、無理言って購入。 以前、地元の図書館で確認していたもので、ようやく巡り合えた。 古書店主によれば、ちょくちょく見かける本だという。 この随筆集は自費出版に近く、地元の短歌仲間に配ったものが多く残っているものと考えられる。

『人魚のファイナルアンサー』終了  投稿者:管理人&人魚の嘆き 投稿日:11月29日(土)22時00分27秒
『人魚のファイナルアンサー』は終了しました。 くだん様の正解発表を待ちましょう。

『人魚のファイナルアンサー』正解発表  投稿者:くだん 投稿日:11月29日(土)23時39分14秒
『人魚の贈り物』登録者各位
お待たせ致しました。 『人魚のファイナルアンサー』の正解を一気に発表致します。
1位 芥川龍之介
2位 永井荷風
3位 太宰治
ちなみに
4位 谷崎潤一郎
5位 三島由紀夫
でした。 ということは、正解者がいらっしゃいます。
都の花様、お見事でした! 都の花様にはぜひ、勝者のコメントを書き込んでいただければと思います。
なお、人魚の嘆き様の解説、講評、ご褒美の署名本等は、明日以降書き込まれる琴と思います。しばしお待ち下さいませ。

皆様のお陰です  投稿者:都の花 投稿日:11月30日(日)07時10分01秒
今日は雨の中、朝から出かける用事があり、昨日は11時に寝てしまいました。そうしたら、朝一番に大変なことが・・・ ちょっと信じられないですね。何だか、ドッキリカメラ(年がバレル)みたいで。頭の中が真っ白というやつです。 でも私の場合、他力本願としか言いようがありません。残り物には福があるというか。 ともかく、前の方々のお話なしではとても正解なんて出せなかったです。本当に皆様のお陰です。 古書の世界で本当に未熟な私ですが、Salon De 書痴は毎日見て、日々勉強しています。その努力を誰かが見ていてくれたのかな、ともかく、雨の中ルンルン気分で出かけることが出来ます。 最後に管理人&人魚の嘆き様、幸運の女神くだん様、ほんとうにありがとうございました。 興奮状態で文章がまとまらずお見苦しくて申し訳ありませんでした。

御礼  投稿者:大輔 投稿日:11月30日(日)11時14分45秒
貞之介様
 御礼が遅れて申し訳ございません。先日は何度も電話して申し訳ございませんでした。あの本は 適正価格で見つかるよう、気長に探します。本当にありがとうございました。

九段蒐書日録その 6  投稿者:くだん 投稿日:11月30日(日)12時57分40秒
11月26日(水) 田村書店にて井伏鱒二の「本日休診」文藝春秋新社、昭和25年、初版帯3900円と「随筆集點滴」要書房、昭和28年、初版帯4600円を購入。
11月29日(土)
東京古書会館の和洋会古書展にて、田畑修一郎の「長編医師高間房一氏」砂子屋書房、昭和16年、初版函貸本店印あり2500円+消費税、梅崎春生の「つむじ風」角川書店、昭和32年、初版カバ帯3200円+消費税を購入。
今週の読了本
瀧井孝作の「風流人」雅博那書房、徳田秋声の「母の血」日高有倫堂、色川武大の「なつかしい芸人たち」新潮文庫
以上で、九段蒐書日録は終了とさせていただきます。 来月からは萬嘯廬様の蒐書日録が始まります。萬嘯廬様どうぞよろしくお願いいたします。

壇一雄  投稿者:Peter-Rabbit 投稿日:11月30日(日)12時58分32秒
今夜のNHKアーカイブズは確か壇の最後の1年を追ったドキュメントの再放送でしたよね。 特に壇ファンというわけではありませんが。

(無題)  投稿者:人魚の嘆き 投稿日:11月30日(日)12時59分13秒
『人魚のファイナルアンサー』にお付き合いいただいた皆様へ ありがとうございました。皆様の推理があまりに鋭いので驚きました。一部の受け狙い?の方を除いては、皆様正解とそれほど遠くなかったと思います。以下に簡単な「解説」をします。
1.ほとんど読み切られていたようですが、「書斎にある署名本」というのがポイントです。もし「別宅」も含めれば、1位は三島由紀夫、2位は谷崎潤一郎でしょう。
2.泉鏡花は10月に全集の特製版を移したため、書斎にある署名本の冊数が激減してしまいました。堀辰雄についてはヒヤシンス様の書かれたとおりです。
3.私の希望のランキングは@夏目漱石A芥川龍之介B泉鏡花なのですが、1位が絶望的ですね。
なお、都の花様には『卍』の献呈本をお贈りいたします。
くだん様
公私共にご多忙のところ、ご面倒をおかけしました。お礼は後日お渡しします。
cogito様
『人魚の忘年会』に38000円持っていらっしゃいな。美本でしたよ。

これも署名本?  投稿者:石狩川 投稿日:11月30日(日)14時53分57秒
人魚の嘆き様
永井荷風の署名本が2番とは、今更ながらに恐れ入りました。ところで、不参加者のくせに便乗してお尋ねします。私の地元、ネームで すぐわかる場所ですが、そこの大都市の古本屋さん秘蔵の永井荷風の署名本があります。小山書店から昭和になって出た「すみだ川」です。こ の本に「謹呈 著者」という墨の署名箋が入っています。店主曰く、「この署名箋で間に合わせてしまったらしくて、この本には直接かかれた署名本はほとんどな いんだよ」ということでした。しかし署名箋は本から分離できるものだから、これを署名本と呼べるのでしょうか。またこの「すみだ川」に本に書いた署名本がないというのは 確かなのですか。お暇なときで結構ですから教えていただきたいです。

三島の映像  投稿者:ymnk 投稿日:11月30日(日)15時45分20秒
Peter-Rabbitさまの情報にそのまま付け加えますが、まず壇一雄のドキュメンタリー、その後、川端がノーベル賞をとったときに川端邸から生中継した、三島由紀夫、川端、伊藤整の鼎談が放映されます。こういう映像はまず見る機会がなかなかないと思うので、三島ファンは必見と思います。

(無題)  投稿者:TG 投稿日:11月27日(木)06時45分56秒
人魚の嘆き様>
『BIGなチャンス』のことで頭がいっぱいです。 いま、やっている仕事が〆切間近で 『人魚のファイナルアンサー』に参加する余裕がなかったのが残念です。 (私の処理能力のキャパシティに問題がありそうですが)
風様>
残念ながら本日伺うことは無理そうです・・・。 申し訳ありませんが今後、風様がいらっしゃる日を教えて頂けますか? お手数ですがよろしくお願い致します。

蒐書日録乃口上  投稿者:萬嘯廬 投稿日:11月30日(日)16時12分35秒
口上
くだん子を襲ぎ蒐書日録なるものを載す。 本来予の如き浅学寡陋の任に非ず。 然りと雖も吾が盟友の嘱を辞するは為すに忍ぶところならんや。 且、諾を潔ふするは不及乍らいとゞ「salon de 書痴」が盛筵を希ひたればなり。 嗚呼、其くだん子は早高嶺に昇り予は歩の遅々として進む事能はず。 亀の歩みを以て仰見るも霞て後姿だに見へざりき。 躬らの非才を悟りて悵然たり。
固より書物を蒐むの意趣に非ず。 「ただ煙霞餘情の裡、平生の和敬ひとへに我と我が好める道に終始したるのみ」と云ひける 白秋が顰みに傚ふ如しと雖も知友の風流人士云へらく 「貴下の購ひける古書の脈絡那辺にあるにや、明治大正の書籍にして其撰ぶところ知らざれば是則ちダボと呼べり」と。 予、反問の言葉だに持たざりき。 南無三宝と豈歎息せざるを得んや。 止んぬる哉、何れダボのそしり承くるものなれば標題に冠してひらきなほるに若くはなかるべし。 題して「萬嘯廬主人駄募日暦」と云ふ。 其が日録は今より一月余を遡りて記す事とし今茲除夕を以て了とす。 そも一月に購へる書籍の僅少なれば甚だ其体を成さゞればなり。 世の嗤ひ誘はざるを乞ふのみと云爾。
                   傾城齋居士 萬嘯廬識

十三人倶楽部  投稿者:YT生 投稿日:11月30日(日)18時35分50秒
管理人様
ご無沙汰しております。又、一つ質問させてください。 新潮社から昭和5年に刊行されている『十三人倶楽部』の1を入手致しました。 この続刊は為されたのでしょうか、又、これには箱やカバーといった付属品があるのでしょうか? よろしくお願い致します。

万感迫る思い。  投稿者:大輔 投稿日:11月30日(日)22時55分48秒
仕事で忙殺されていたのですが今日、日曜日にたまたま休みが取れて大江健三郎氏のサイン会に 行きました。「性的人間」、「セヴンティーン」等を愛読していた人間としては万感迫る思いがいたしました。新作で中央公論新社から出た「二百年の子供」でしたが、献呈署名を入れて頂いた時は胸が込上げる思いがありました。  大体存命の好きな作家からは大体、署名を頂いたのですが。問題は都知事ですね・・・。  今、92年に近代文学館から出版された「川端康成展 生涯と芸術ー「美しい日本の私」をながめています。そこに掲載されているNHK撮影のノーベル賞受賞翌日の三島由紀夫、伊藤整と長谷の家で対談している写真を見ながら放送を待っている次第でございます。

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